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神奈川の家売却

神奈川県横浜市保土ケ谷区の不動産売却|戸建てとマンションの成約数が並ぶ区。築年帯で読む相場

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結論から

横浜市保土ケ谷区の実成約は、中古マンションが1,083件、戸建てが1,061件で、二つがほぼ並びます(国交省データ)。中央値はマンションが2,400万円、戸建てが4,000万円です。戸建ては築10年を越えた直後に値段がいちばん落ち、築46年以上は築10年以内の半分以下です。マンションは築31〜45年の帯に成約が集まり、築46年以上で3分の1以下まで落ちます。戸建ての中央値は近隣商業地域がいちばん高く、前面道路の幅でも三段に分かれます。

横浜市保土ケ谷区の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか

売れた家は戸建てが45%、中古マンションが46%で、ほぼ並びます。中古マンションは、家族で住む人が主な買い手だと私たちは見ています。

横浜市保土ケ谷区で売れた不動産の件数(約3年)
戸建て1,061件
中古マンション1,083件
土地だけ210件

中古マンションでいちばん多い間取りは3LDKです。3部屋以上の部屋が59%を占め、1R・1K・1DK・1LDKは13%にとどまります。このため、中古マンションの買い手の中心は家族で住む部屋を探す人だと考えています。

2だから、この値段

真ん中の値段は、戸建てが4,000万円、中古マンションが2,400万円です。築年数で値段が大きく変わり、地区や改装の有無でも差が出ます。

築年数ごとの、売れた値段の真ん中(戸建て)

戸建ては、築10年以内の4,600万円が築11〜20年で3,550万円になり、ここでいちばん大きく下がります。中古マンションは、築31〜45年が1,800万円、築46年以上が970万円です。中古マンションは地区でも差があり、高いのは川辺町(5,850万円)、安いのは峰沢町(1,200万円)です。改装済みは2,900万円、未改装は2,000万円でした。

3この先、上がりそうか、下がりそうか

住宅地の地価は、34地点のうち34地点で去年より上がりました。家を買う年代の人は、2045年までに減る見込みです(−9%)。

住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
  • 上がった34か所
  • 変わらない0か所
  • 下がった0か所
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)
2025年4.8万人
2035年4.7万人
2045年4.4万人

前の年と比べると、戸建ての真ん中の値段は上がり(+5%)、中古マンションは下がりました(−8.3%)。1年だけの動きは振れやすいので、これだけで先行きは決められないと考えています。地価が上がっているあいだは、土地の値打ちが戸建ての値段を支えると私たちは見ています。買う年代の人が減ることが値段にどこまで表れるかは、この一覧だけでは分からないと考えています。

「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。

ここから下は、上の見立ての元になった数字です。

神奈川県横浜市保土ケ谷区の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: マンション-8.3%・戸建て+5%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
02,5005,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション2,400万円1,400万円〜3,900万円約38.2万円1,083
戸建て等(土地+建物)4,000万円2,900万円〜5,000万円—1,061
土地——約18.0万円210

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内4,400万円1634,600万円505
築11〜20年3,900万円853,550万円102
築21〜30年3,100万円2733,200万円126
築31〜45年1,800万円4082,500万円153
築46年〜970万円1412,150万円132

参考: 改装済み中古マンションの中央値は2,900万円(206件)、未改装は2,000万円(265件)。 差は約45%です。ただし改装される物件は築年数が経っていることが多く、リフォーム費用がそのまま上乗せされるわけではありません。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

横浜市保土ケ谷区で売るなら、いくらくらいか

横浜市保土ケ谷区で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「神奈川県の相場データブック」(PDF・9ページ)も、このアドレスにお送りします。

横浜市保土ケ谷区で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 横浜市保土ケ谷区の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は峰岡町が4,500万円、狩場町が3,400万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
上菅田町4,000万円85築9年
川島町4,200万円73—
常盤台4,200万円72築1年
桜ケ丘4,400万円59築4年
権太坂3,700万円54築14年
仏向町4,200万円53築10年
峰岡町4,500万円46築21年
狩場町3,400万円41築16年

中古マンション

地区中央値件数築年数
川辺町5,850万円74築25年
権太坂3,500万円74築5年
峰沢町1,200万円61築48年
天王町2,400万円60築23年
狩場町1,400万円59築40年
岩井町1,950万円56築34年
星川2,000万円42築35年
和田2,700万円39築31年

土地(1㎡あたり)

地区中央値件数
上菅田町46万円/㎡16
峰岡町120万円/㎡13
星川110万円/㎡13
川島町64万円/㎡10
権太坂56万円/㎡9
初音ケ丘37万円/㎡9
常盤台96万円/㎡9
新井町50万円/㎡9

上菅田町(4,000万円・85件・築9年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築9年前後です。

川島町(4,200万円・73件・築0年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築0年前後で、建売の分譲が取引の中心です。中古の相場とは分けて見てください。

常盤台(4,200万円・72件・築1年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築1年前後で、建売の分譲が取引の中心です。中古の相場とは分けて見てください。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約300万円の差
  • 5m未満4,000万円77件
  • 5〜7m4,200万円86件
  • 7〜10m4,000万円151件
  • 10m以上4,300万円211件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約800万円の差
  • 4m未満3,400万円149件
  • 4〜6m4,000万円497件
  • 6m以上4,200万円265件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約600万円の差
  • ほぼ整形4,600万円69件
  • ほぼ台形4,300万円108件
  • ほぼ長方形4,000万円139件
  • 長方形4,000万円78件
  • 袋地等4,000万円69件

不整形地は建物の配置に制約が出るため、同じ面積でも評価が下がりやすい傾向があります。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約2,400万円の差
  • 近隣商業地域6,200万円33件
  • 第2種低層住居専用地域4,950万円24件
  • 第1種低層住居専用地域4,100万円542件
  • 第1種中高層住居専用地域4,000万円195件
  • 第2種中高層住居専用地域4,000万円27件
  • 第1種住居地域3,800万円179件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格を左右するかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約4,750万円の差
  • 鉄骨造8,550万円10件
  • RC5,000万円23件
  • 木造4,000万円932件
  • 軽量鉄骨造3,800万円58件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約100万円の差
  • 市道4,000万円419件
  • 公道4,000万円233件
  • 私道3,900万円228件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約2,700万円の差
  • 商業地域4,700万円63件
  • 近隣商業地域3,200万円216件
  • 準住居地域3,050万円50件
  • 第1種中高層住居専用地域2,600万円196件
  • 第1種低層住居専用地域2,300万円115件
  • 第1種住居地域2,000万円258件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

横浜市保土ケ谷区の駅と、学校・病院の数

家を探す人は、物件を比べるときに駅と学校と病院を見ます。販売図面の「周辺環境」に書かれるのもこのあたりです。横浜市保土ケ谷区の分を、国の公開データで数えました。

乗り降りの多い駅(2023年度・1日あたり)

駅路線乗降客数
保土ヶ谷JR東海道線57,234人
星川相模鉄道 相鉄本線29,506人
西谷相模鉄道 相鉄本線27,761人
上星川相模鉄道 相鉄本線22,484人
天王町相模鉄道 相鉄本線22,437人
和田町相模鉄道 相鉄本線14,318人

最寄り駅ごとの住宅地の地価(2026年の地価公示・地価調査・1㎡あたり)

最寄り駅地価地点
天王町28.8万円1
星川28.1万円4
羽沢横浜国大27.6万円1
保土ケ谷22.4万円8
三ツ沢上町19.8万円1
西谷19.3万円5
上星川19.3万円5
横浜19万円1

地点が2つ以上ある駅は真ん中の値です。国や県が毎年値段を出している土地で、実際に売れた値段とは別の数字です。

  • 学校小学校 20校・中学校 9校・高等学校 5校
  • 幼稚園・認定こども園16か所

出典: 国土交通省 不動産情報ライブラリ(国土数値情報の駅別乗降客数・学校・医療機関・幼稚園等、地価公示・地価調査)。2026-10-15に取得。学校は私立・国立を含みます。学校と病院は国のデータを作った時点の数なので、そのあとの開校や閉院は入っていないことがあります。保育所はこの数に入っていません。

横浜市保土ケ谷区の空き家の数

横浜市保土ケ谷区では、住宅のうち10.3%が空き家です(全国は13.8%)。このうち、売りにも貸しにも出ていない「使う予定のない空き家」は2,900戸あります。

住宅の数111,010戸
空き家11,460戸(10.3%)
売りに出ている空き家510戸
使う予定のない空き家2,900戸(住宅の2.6%・全国は5.9%)
そのうち一戸建て1,260戸
そのうち傷みや壊れがある480戸

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点)。数は調査からの推計で、10の位を四捨五入しているため、合計が合わないことがあります。「使う予定のない空き家」は、調査の「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」です。

売らずに持ち続けると、年にいくらかかるか

値段を見たあとに、もうひとつ数えておく数字があります。固定資産税、空き家になったあとの火災保険、 草刈りと通風に通う時間。実家を売った人の調査では、維持と処分にかかった費用の最多回答は50〜100万円でした。

横浜市保土ケ谷区で実際に売れた土地は、㎡あたり18万円が真ん中の値です(国土交通省の成約データ)。 固定資産税の評価額はこれとは別の数字で、市から届く課税明細書で確かめます。

持ち続けると年にいくらか、数え方を見る →

保土ケ谷区はマンション1,083件、戸建て1,061件。成約数がほぼ並ぶ区では、相場の表が二つある

国土交通省の不動産情報ライブラリから、横浜市保土ケ谷区の成約を取り出しました。期間は2023年第2四半期から2026年第1四半期です。

内訳は、中古マンション1,083件、戸建て(土地と建物のセット)1,061件、土地だけ210件です。土地だけの取引は、三つの中で数がいちばん少なくなっています。

保土ケ谷区で目を引くのは、マンションと戸建ての件数がほぼ同じことです。どちらか一方が区の相場を代表する、という形になっていません。

マンションは中央値2,400万円で、㎡あたりに直した単価の中央値が38万円です。戸建ては中央値4,000万円で、安いほうから4分の1の値から高いほうから4分の1の値までの幅は2,900万円〜5,000万円です。

この記事では、戸建てとマンションを別々の表として扱います。築年帯での落ち方も、直近1年の向きも、二つで違うからです。自分が売るほうの節だけ読んでも、話がつながるように書いています。

戸建ての成約は築10年以内の帯がいちばん厚い。値段がいちばん落ちるのは、その帯を出た直後

保土ケ谷区の戸建てで、成約がいちばん多い築年帯は築10年以内です。築11〜20年、築21〜30年、築31〜45年、築46年以上のどの帯よりも多く、戸建て全体のかなりの部分を占めます。新しい家がよく売れている区だと読めます。

そして、戸建ての中央値がいちばん大きく落ちるのは、築10年以内から築11〜20年へ移るところです。築46年以上の中央値は築10年以内の半分以下まで下がりますが、その落ち方は前半に偏っています。

築10年の線を越えた直後の落ち幅が、それ以降のどの帯の落ち幅よりも大きい。これが保土ケ谷区の戸建ての形です。

築10年前後の家を売る人は、この線のどちら側に自分の家があるかを先に確かめてください。査定書で比べている成約が築10年以内の帯なら、築12年の家には合いません。

逆に、築9年の家を築11〜20年の成約で値付けされていたら、それも合いません。帯の境目にいる家ほど、比べる相手の選び方で査定額が動きます。

築46年以上の戸建ては、中央値が築10年以内の半分以下です。ただし半分以下であって、ゼロではありません。建物の評価がほとんど残らない帯では、値段の土台は土地です。

土地の面積・用途地域・前面道路の幅が、この帯の査定を決めます。後ろの節で、その三つを順に見ていきます。

マンションの成約は築31〜45年の帯がいちばん厚い。いちばん落ちるのは、その次の帯へ移るところ

保土ケ谷区の中古マンションで、成約がいちばん多い築年帯は築31〜45年です。戸建てとは逆で、古い帯に成約が集まっています。

そして、中央値がいちばん大きく落ちるのは、この築31〜45年から築46年以上へ移るところです。築46年以上の中央値を築10年以内と比べると、3分の1に届きません。

築46年以上という帯は、1981年6月より前に建築確認を受けた建物、いわゆる旧耐震基準の建物が含まれる帯です。買い手が住宅ローンを組むとき、金融機関や税の控除の要件で築年数や耐震性が問われることがあります。

売り手から見ると、この線を越えた部屋は買い手の側の条件が変わる、と理解しておくと査定額の読み方が変わります。

築31〜45年の部屋を売る人は、成約がいちばん多い帯にいます。比べる相手が多いということです。査定書で、同じ帯の成約を複数並べてもらってください。

一件だけ比べて出した数字は、その一件の事情に引きずられます。築46年以上の部屋を売る人は、落ちた後の帯の中で成約が続いている事実を見てください。耐震診断や耐震補強の記録があれば、先に出すほうが話が早く進みます。

3LDKと2LDKで成約の大半を占める。間取りで差がつかない区では、築年帯と棟の資料が値段を分ける

保土ケ谷区のマンション成約で、いちばん多い間取りは3LDKです。次が2LDKです。家族向けの部屋が中心の市場だと読めます。

同じ間取りの成約が多いということは、買い手が「3LDKなら、あの棟とこの棟」と並べて比べやすいということです。間取りでは差がつきません。差がつくのは、築年帯と、棟そのものの資料です。

管理費と修繕積立金の月額、大規模修繕の履歴と次の予定、長期修繕計画、駐車場の空き状況。買い手は3LDK同士を並べたうえで、こうした資料で決めます。

売り手が先に用意しておく書類は、管理規約・長期修繕計画・直近の総会議事録・管理費と修繕積立金の額がわかる書面です。手元になければ、管理会社に頼めば取り寄せられます。

同じ棟の別の部屋が売りに出ていないかも、売り出す前に担当者に聞いてください。3LDKが多い区では、同じ棟の同じ間取りが、いちばん直接の比較相手になります。

改装済みの中央値は未改装を上回る。保土ケ谷区で売る前に直すかは、二つの査定を並べてから決める

保土ケ谷区の中古マンションでは、改装済みとして成約した部屋の中央値が、未改装の部屋より高くなっています。事実としてはそうです。ただし、この差をそのまま「工事費を上乗せして回収できる」と読むのは危険です。

改装済みと未改装では、部屋の築年帯や棟の条件がそろっていません。中央値の差には、改装そのものの効果と、それ以外の条件の差が混ざっています。

保土ケ谷区は築31〜45年のマンション成約が厚い区なので、未改装のまま売りに出る古い部屋も多いはずです。改装済みの高さが、改装の効果だけで説明できるとは限りません。

売る前に直すかどうかは、二つの査定を並べて決めてください。現況のままの査定と、直した場合の査定です。担当者に「この工事をしたら、査定額はいくら変わるか」を聞いて、工事の見積もりと比べます。

差が工事費を下回るなら、直さずに売るほうが手元に残ります。判断の材料は 売る前にリフォームすべきか にまとめています。

直近1年は戸建てがやや上、マンションはやや下。件数が並ぶ区では「区の相場が上がった」という言い方が成り立たない

直近1年の中央値を、その前の1年と比べます。保土ケ谷区では、戸建てがやや上がり、中古マンションがやや下がりました。向きが逆です。

マンションと戸建ての成約数がほぼ同じ区では、この逆向きの動きが意味を持ちます。両方を足して「区の相場」を一つの数字にすると、上がった分と下がった分が打ち消し合って、どちらの動きも見えなくなります。

保土ケ谷区の相場が上がった、下がった、という言い方は、戸建ての話かマンションの話かを分けないと成り立ちません。

査定を受けるときも同じです。3年分の中央値と、直近1年の成約は分けて聞いてください。

戸建てなら直近の成約がやや高めに出ている帯にいて、マンションならやや低めに出ている帯にいます。査定額が3年分の中央値から出されているのか、直近の成約から出されているのかで、同じ家でも数字が変わります。

戸建ての中央値は近隣商業地域が最高、第1種住居地域が最低。制限のゆるい用途地域が高いとは限らない

保土ケ谷区の戸建てを用途地域別に見ると、中央値がいちばん高いのは近隣商業地域です。いちばん低いのは第1種住居地域で、成約の数がいちばん多い第1種低層住居専用地域は、その二つの間に入ります。

ここで注意したいのは、第1種住居地域の位置です。制限の厳しさで言えば、第1種低層住居専用地域のほうが第1種住居地域より厳しい地域です。建てられる建物の高さや用途が、より狭く限られます。

それでも保土ケ谷区の戸建てでは、制限の厳しい第1種低層のほうが中央値は高く出ています。制限のゆるい第1種住居地域が、いちばん低い。用途地域は「何が建てられるか」の上限を決めるだけで、戸建ての値段をそれだけで決めてはいません。

近隣商業地域は、建ぺい率と容積率の上限が住居系の地域より高く設定されます(建築基準法第52条・第53条)。土地の使い方の幅が広いぶん、買い手が戸建てとしてではなく土地として値踏みしやすい帯です。

自分の家がどの用途地域にあるかは、購入時の重要事項説明書か、横浜市の都市計画情報で確かめられます。査定では用途地域を伝えたうえで、土地面積と前面道路の幅を一緒に出してください。

前面道路は4〜6mの帯に成約が集まる。4m未満はそこから一段下がり、6m以上は一段上がる

保土ケ谷区の戸建てを前面道路の幅で分けると、中央値は4m未満・4〜6m・6m以上の三段になります。成約がいちばん多いのは4〜6mの帯です。4m未満はそこから一段下がり、6m以上は一段上がります。

自分の家がこの三つのどこにいるかで、比べる成約が変わります。4〜6mの帯にいる家は、区の戸建ての中心帯にいます。比べる相手は多く、中央値4,000万円がいちばん近い目安になります。

6m以上の家は、中心帯より一段高い成約で比べるのが筋です。査定書が4〜6mの成約で出されていたら、その分だけ低く出ている可能性があります。

4m未満の家は、建築基準法第42条2項の道路に接している場合があります。この場合、建て替え時に道路の中心線から2m後退した位置が敷地の境になり(セットバック)、建てられる面積が減ります。買い手は将来の建て替えを前提に値踏みするので、この条件は値段に出ます。

過去にセットバック済みなら、その事実を先に伝えてください。契約の直前に分かると、買い手から値引きを持ちかけられる理由になります。道路幅と間口が値段にどう影響するかは 間口と前面道路で売却価格はどれだけ変わるか で整理しています。

土地だけで売れたのは210件にとどまる。古家を壊すかどうかは、解体の見積もりを取ってから決める

保土ケ谷区で土地だけの取引は210件にとどまり、マンション・戸建てより少ない数です。土地を㎡あたりに直した単価は、中央値で18万円でした。

築46年以上の戸建てを売る人が、更地にしてから売るかを迷う場面があります。順番を間違えないでください。

先に建物付きのまま査定を受け、次に解体の見積もりを取り、最後に土地の㎡単価18万円に敷地面積を掛けた値段と並べます。解体してから売ると決めるのは、三つの数字がそろってからです。

保土ケ谷区の戸建ては、築46年以上でも中央値は築10年以内の半分以下で止まっています。ゼロに近いわけではない、ということです。

買い手の側で壊す前提なら、売り手が解体費を先に負担する理由はありません。古家付きか更地かの判断は 更地で売るか、古家付き土地のまま売るか で扱っています。

保土ケ谷区で複数社に査定を頼むとき。金額の差が「比べた成約の築年帯」で説明できるかを聞く

保土ケ谷区は、戸建てもマンションも築年帯による値段の差が大きい区です。戸建ては築10年の線、マンションは築46年の線で、中央値が大きく動きます。複数社の査定額に差が出たとき、その差の多くは「どの築年帯の成約と比べたか」で説明がつきます。

だから、査定書を受け取ったら、金額より先に比較した成約の欄を見てください。築年帯がそろっているか。戸建てなら、用途地域と前面道路の幅がそろっているか。

マンションなら、間取りと改装の有無がそろっているか。そろっていない比較で出た金額は、高くても低くても根拠になりません。

査定の前に用意するものは、戸建てとマンションで違います。戸建ては、購入時の重要事項説明書(用途地域・前面道路の幅・セットバックの有無が書いてあります)と、登記事項証明書です。マンションは、管理費と修繕積立金の額がわかる書面と、大規模修繕の履歴です。

売却の流れそのものと、かかるお金は、区が違っても変わりません。流れは 家を売る流れは7ステップ、費用は 不動産売却でかかる費用の一覧 に分けてまとめています。保土ケ谷区で変わるのは、比べる成約の選び方だけです。

横浜市保土ケ谷区で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 横浜市保土ケ谷区で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q3〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

2,900万円 〜 5,000万円

成約1,061件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は4,000万円です。

中古マンション

1,400万円 〜 3,900万円

成約1,083件。中央値は2,400万円です。 1平方メートルあたりでは381,818円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

130,000円 〜 310,000円

成約210件。中央値は180,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は横浜市保土ケ谷区全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

横浜市保土ケ谷区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 横浜市保土ケ谷区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約1,061件・中央値4,000万円 (2,900万円〜5,000万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約1,083件・中央値2,400万円/1平方メートルあたり381,818円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約210件・1平方メートルあたり中央値180,000円 (130,000〜310,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

横浜市保土ケ谷区について、さらに詳しく書いた記事

このページは横浜市保土ケ谷区全体の相場をまとめたものです。 条件がはっきりしている場合は、下の記事のほうが早く答えにたどり着きます。

横浜市保土ケ谷区で家を売る前に、状況別に読む

同じ「家を売る」でも、相続と離婚と住み替えでは、つまずく場所も順番も違います。 当てはまるものから読んでください。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
横浜市西区約2km5,300万円+1,300万円
横浜市神奈川区約4km5,200万円+1,200万円
横浜市南区約4km3,900万円-100万円
横浜市中区約5km5,100万円+1,100万円
横浜市旭区約5km4,200万円+200万円
横浜市港南区約7km4,300万円+300万円
横浜市磯子区約7km4,100万円+100万円
横浜市港北区約7km5,900万円+1,900万円
横浜市緑区約8km4,900万円+900万円
横浜市戸塚区約9km4,000万円同水準
横浜市瀬谷区約9km4,200万円+200万円
横浜市金沢区約14km4,400万円+400万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

保土ケ谷区で築12年の戸建てを売ります。まだ新しいつもりでしたが、査定額が思ったより低いのはなぜですか?

保土ケ谷区の戸建ては、築10年以内から築11〜20年へ移るところで中央値がいちばん落ちています。築12年は、落ちた後の帯に入ったばかりの位置です。査定書で、比べている成約が築10年以内ではなく、築11〜20年の帯にそろっているかを確かめてください。落ちた帯の中でも、前面道路の幅と用途地域で値段は分かれます。自分の家が帯の中のどこにいるかを、担当者に数字で説明してもらうのが先です。

築40年の中古マンションです。売るなら今のほうがいいと言われましたが、データで裏付けはありますか?

保土ケ谷区のマンションは、築31〜45年の帯に成約がいちばん集まっています。この帯から築46年以上へ移るところで、中央値がいちばん大きく落ちます。築40年は、落ちる前の帯の中にいます。ただし、いつ売るかは値段だけで決まりません。大規模修繕の時期、修繕積立金の値上げの予定、住み替え先の準備も同じ重さで影響します。急がせる言葉より、比べた成約の築年帯を確かめてください。

戸建てとマンションの両方を持っています。区の相場が上がっていると聞きましたが、どちらも上がっていますか?

直近1年の中央値は、保土ケ谷区では戸建てがやや上がり、マンションはやや下がりました。向きが逆です。保土ケ谷区は両方の成約数がほぼ同じなので、「区の相場」を一つの数字で言うと、二つの動きが打ち消し合って見えなくなります。戸建ての中央値4,000万円とマンションの中央値2,400万円は、別々の表として見てください。査定も、物件ごとに比べる成約を分けて出してもらうのが筋です。

横浜市保土ケ谷区で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に峰岡町(4,500万円・46件)、桜ケ丘(4,400万円・59件)、川島町(4,200万円・73件)です。低いほうは狩場町(3,400万円・41件)、権太坂(3,700万円・54件)、上菅田町(4,000万円・85件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

横浜市保土ケ谷区では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは川島町で築0年、古いほうは峰岡町で築21年です。築年数が極端に新しい地区は、建売の分譲がそのまま集計に入っています。中古の相場とは分けて見てください。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

横浜市保土ケ谷区で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは上菅田町(85件・中央値4,000万円)、川島町(73件・中央値4,200万円)、常盤台(72件・中央値4,200万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(横浜市保土ケ谷区の実成約データの充填元・2023年第2四半期〜2026年第1四半期)・確認日 2026-08-22
  2. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条=道路の定義と2項道路の後退・第43条=接道義務・第52条=容積率・第53条=建ぺい率)・確認日 2026-08-22
  3. e-Gov法令検索「都市計画法」(第9条=第一種低層住居専用地域・第一種住居地域・近隣商業地域の定義)・確認日 2026-08-22

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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