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神奈川の家売却

神奈川県横浜市港南区の不動産売却|戸建ては築46年、マンションは築31年で段が変わる区

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結論から

横浜市港南区の実成約は、戸建てが996件、中古マンションが980件です(国交省データ)。中央値は戸建てが4,300万円、マンションが2,400万円です。戸建ては築45年まで下げ幅がゆるく、築46年以上で築10年以内の半分以下に落ちます。マンションは築21〜30年から築31〜45年へ移るところでいちばん落ち、築46年以上は3分の1以下です。成約の半分超が築31年以上の帯にあり、区の中央値はその帯の値段に引っ張られています。

横浜市港南区の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか

売れた家は戸建てとマンションがほぼ半々です。マンションは家族向けの部屋が多く、家族で住む人が主な買い手だと私たちは見ています。

横浜市港南区で売れた不動産の件数(約3年)
戸建て996件
中古マンション980件
土地だけ191件

売れた家のうち、戸建ては46%、中古マンションは45%です。マンションは3部屋以上の家族向けが74%で、いちばん多い間取りは3LDKです。ひとり〜ふたり向けの部屋は3%にとどまります。このことから、マンションを買うのは家族が中心だと私たちは考えています。

2だから、この値段

戸建ては築46年以上の帯で、マンションは築31〜45年の帯で、真ん中の値段が大きく下がります。

築年数ごとの、売れた値段の真ん中(中古マンション)

戸建ての真ん中の値段は、築31〜45年で3,550万円、築46年以上で1,950万円です。マンションは築21〜30年の3,400万円から、築31〜45年で1,900万円に下がります。売れたマンションの56%が築31年以上の部屋です。そのため、マンション全体の真ん中の値段2,400万円は古い部屋の値段に近くなっています。

3この先、上がりそうか、下がりそうか

地価は上がった地点がほとんどで、値段がすぐ崩れる様子はないと私たちは見ています。

住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
  • 上がった40か所
  • 変わらない2か所
  • 下がった0か所
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)
2025年4.5万人
2035年4.3万人
2045年3.9万人

住宅地の地価は42地点のうち40地点で去年より上がり、下がった地点は0でした。戸建ての真ん中の値段は前の年より上がりました(+12.2%)が、1年だけの動きは振れやすいものです。一方で、家を買う年代の人は2045年までに減る見込みです(−12%)。長い目で見ると、買い手は少しずつ減っていくと私たちは考えています。

「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。

ここから下は、上の見立ての元になった数字です。

神奈川県横浜市港南区の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: マンション+4.5%・戸建て+12.2%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
02,5005,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション2,400万円1,400万円〜3,600万円約36.4万円980
戸建て等(土地+建物)4,300万円3,200万円〜5,300万円—996
土地——約21.0万円191

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内5,500万円814,700万円505
築11〜20年3,950万円1264,100万円81
築21〜30年3,400万円2233,400万円109
築31〜45年1,900万円2893,550万円168
築46年〜1,150万円2481,950万円116

参考: 改装済み中古マンションの中央値は2,500万円(197件)、未改装は2,100万円(221件)。 差は約19%です。ただし改装される物件は築年数が経っていることが多く、リフォーム費用がそのまま上乗せされるわけではありません。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

横浜市港南区で売るなら、いくらくらいか

横浜市港南区で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「神奈川県の相場データブック」(PDF・9ページ)も、このアドレスにお送りします。

横浜市港南区で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 横浜市港南区の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は港南台が6,300万円、芹が谷が3,200万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
港南4,200万円117築1年
笹下4,400万円115築7年
芹が谷3,200万円107築14年
日野4,000万円87築13年
上永谷4,400万円84築6年
港南台6,300万円81築14年
東永谷3,750万円58築4年
大久保4,300万円49築4年

中古マンション

地区中央値件数築年数
港南台1,900万円189築49年
野庭町1,500万円128築48年
日野2,800万円87築29年
上大岡西6,000万円71築21年
大久保3,300万円68築22年
港南3,100万円67築26年
最戸3,900万円51築28年
笹下1,600万円43築44年

土地(1㎡あたり)

地区中央値件数
港南台91万円/㎡22
上永谷62万円/㎡21
芹が谷35万円/㎡20
港南64万円/㎡18
日野65万円/㎡15
笹下63万円/㎡15
日限山70万円/㎡13
大久保125万円/㎡10

港南(4,200万円・117件・築1年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築1年前後で、建売の分譲が取引の中心です。中古の相場とは分けて見てください。

笹下(4,400万円・115件・築7年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築7年前後です。

芹が谷(3,200万円・107件・築14年)

市内の地区の真ん中より26%低い水準です。売れているのは築14年前後です。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約800万円の差
  • 5m未満3,900万円47件
  • 5〜7m4,000万円85件
  • 7〜10m3,900万円133件
  • 10m以上4,700万円221件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約700万円の差
  • 4m未満4,000万円49件
  • 4〜6m4,000万円468件
  • 6m以上4,700万円332件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約550万円の差
  • 長方形4,500万円109件
  • 不整形4,100万円77件
  • ほぼ長方形4,000万円171件
  • ほぼ台形3,950万円66件
  • 袋地等3,950万円32件

不整形地は建物の配置に制約が出るため、同じ面積でも評価が下がりやすい傾向があります。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約600万円の差
  • 準住居地域4,600万円35件
  • 第2種中高層住居専用地域4,400万円36件
  • 第1種低層住居専用地域4,300万円600件
  • 第1種中高層住居専用地域4,200万円173件
  • 第1種住居地域4,100万円91件
  • 準工業地域4,000万円31件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格を左右するかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約5,300万円の差
  • RC9,100万円25件
  • 鉄骨造6,800万円15件
  • 木造4,300万円870件
  • 軽量鉄骨造3,800万円58件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約4,550万円の差
  • 県道8,550万円10件
  • 公道4,300万円270件
  • 市道4,200万円443件
  • 私道4,000万円131件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約2,200万円の差
  • 近隣商業地域4,100万円76件
  • 第2種中高層住居専用地域2,900万円83件
  • 第1種低層住居専用地域2,500万円77件
  • 第1種住居地域2,300万円151件
  • 準住居地域2,200万円61件
  • 第1種中高層住居専用地域1,900万円417件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

横浜市港南区の駅と、学校・病院の数

家を探す人は、物件を比べるときに駅と学校と病院を見ます。販売図面の「周辺環境」に書かれるのもこのあたりです。横浜市港南区の分を、国の公開データで数えました。

乗り降りの多い駅(2023年度・1日あたり)

駅路線乗降客数
上大岡京浜急行電鉄 本線126,210人
上大岡横浜市 1号線67,321人
港南台JR根岸線55,576人
上永谷横浜市 1号線33,521人
港南中央横浜市 1号線17,809人
下永谷横浜市 1号線10,397人

最寄り駅ごとの住宅地の地価(2026年の地価公示・地価調査・1㎡あたり)

最寄り駅地価地点
上大岡23.1万円8
上永谷20.3万円10
港南中央19.9万円6
港南台19.7万円10
下永谷19万円5
洋光台18.7万円4

地点が2つ以上ある駅は真ん中の値です。国や県が毎年値段を出している土地で、実際に売れた値段とは別の数字です。

  • 学校小学校 21校・中学校 10校・高等学校 4校
  • 幼稚園・認定こども園18か所

出典: 国土交通省 不動産情報ライブラリ(国土数値情報の駅別乗降客数・学校・医療機関・幼稚園等、地価公示・地価調査)。2026-10-15に取得。学校は私立・国立を含みます。学校と病院は国のデータを作った時点の数なので、そのあとの開校や閉院は入っていないことがあります。保育所はこの数に入っていません。

横浜市港南区の空き家の数

横浜市港南区では、住宅のうち9.9%が空き家です(全国は13.8%)。このうち、売りにも貸しにも出ていない「使う予定のない空き家」は5,240戸あります。

住宅の数107,700戸
空き家10,620戸(9.9%)
売りに出ている空き家340戸
使う予定のない空き家5,240戸(住宅の4.9%・全国は5.9%)
そのうち一戸建て1,700戸
そのうち傷みや壊れがある1,470戸

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点)。数は調査からの推計で、10の位を四捨五入しているため、合計が合わないことがあります。「使う予定のない空き家」は、調査の「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」です。

売らずに持ち続けると、年にいくらかかるか

値段を見たあとに、もうひとつ数えておく数字があります。固定資産税、空き家になったあとの火災保険、 草刈りと通風に通う時間。実家を売った人の調査では、維持と処分にかかった費用の最多回答は50〜100万円でした。

横浜市港南区で実際に売れた土地は、㎡あたり21万円が真ん中の値です(国土交通省の成約データ)。 固定資産税の評価額はこれとは別の数字で、市から届く課税明細書で確かめます。

持ち続けると年にいくらか、数え方を見る →

港南区の成約は戸建て996件、マンション980件。戸建ての半分は築10年以内、マンションの半分超は築31年以上

国土交通省の不動産情報ライブラリで、横浜市港南区の成約を集計しました。期間は2023年第2四半期から2026年第1四半期までです。内訳を見ます。

戸建て(土地と建物のセット)が996件。中古マンションが980件。土地だけの取引は191件しかなく、三つの中で最少です。

件数だけを見ると、戸建てとマンションは同じ大きさの市場に見えます。中身は違います。戸建ては、成約の半分が築10年以内に入っています。

マンションは、築31〜45年と築46年以上を足すと成約の半分を超えます。同じ区の中に、新しい家が売れる市場と、古い部屋が売れる市場が並んでいます。

中央値は、戸建てが4,300万円、マンションが2,400万円です。戸建てのよくある価格帯(真ん中の半分)は3,200万円〜5,300万円です。マンションの㎡単価の中央値は36万円です。

この二つの中央値は、それぞれ「築10年以内の値段」と「築31年以上の値段」に引っ張られています。自分の物件の築年帯が区の中心からずれている人ほど、中央値をそのまま使えません。

以下では、戸建てとマンションの節を分けて書きます。値段が落ちる段の位置が、二つで違うからです。

戸建ては築45年まで下げ幅がゆるい。いちばん落ちる段は築46年以上に入るところで、そこで築10年以内の半分以下になる

港南区の戸建てを築年帯で並べると、下がり方が一様ではありません。築10年以内から築11〜20年、築21〜30年へは、段ごとに下がります。ところが築21〜30年から築31〜45年へ移るところでは、中央値がほとんど動きません。

そして築31〜45年から築46年以上へ移るところで、いちばん大きく落ちます。ここで築46年以上の中央値は、築10年以内の半分を割り込みます。

つまり港南区の戸建ては、築30年を過ぎたところで一段落ちる形をしていません。築45年まで粘って、最後の一段でまとめて落ちる形です。

この形は、査定の読み方を変えます。築35年前後の家を「築30年超だから安い」と値付けされていたら、比べた成約の帯を確かめてください。港南区の築31〜45年の帯は、築21〜30年の帯と同じ高さにあります。

逆に築46年以上の家は、築31〜45年の成約と並べても値段が合いません。別の表として読む必要があります。

築46年以上の戸建ては、中央値より幅を見る。よくある価格帯(真ん中の半分)の幅が、五つの築年帯でいちばん広い

築46年以上の戸建ては、中央値が半分以下に落ちるだけではありません。安いほうから4分の1の値から高いほうから4分の1の値までの幅が、五つの築年帯の中でいちばん広くなっています。上のほうは築31〜45年の帯に近い値段で売れています。

下のほうは、そこから大きく離れた値段です。同じ築46年以上でも、一つの相場にまとまっていません。

幅が広い帯では、「築46年以上の中央値」を自分の家に当てはめても当たりにくくなります。何が上と下を分けているかは、この集計からは読めません。それを確かめるのが査定です。

港南区で土地だけで売れたのは191件。その㎡単価の中央値が21万円です。古い家を壊して土地として売るか、建物付きのまま売るかは、この幅の中で自分の家がどこにいるかを見てから決めてください。

建物付きの査定と、更地にした場合の査定を別々に取ります。更地の査定から解体の見積もりを引いた額と、建物付きの査定を並べて比べます。分かれ目の整理は更地で売るか、古家付き土地のまま売るかを読んでください。

マンションは築21〜30年から築31〜45年へ移るところで最大の落ち。成約の半分超が、落ちた後の帯にいる

港南区のマンションは、築年帯で見るといちばん大きな段が築30年の線にあります。築21〜30年から築31〜45年へ移るところで、中央値がいちばん落ちます。そのまま築46年以上に入ると、築10年以内の3分の1以下まで下がります。

もう一つ見ておきたいのは、各帯の厚さです。成約がいちばん多い帯は築31〜45年で、次が築46年以上です。この二つで成約の半分を超えます。

築10年以内は、五つの帯の中でいちばん成約が少ない帯です。港南区のマンション市場は、築30年の線を越えた後の部屋が主役です。

区の中央値2,400万円は、この構成の上に乗っています。築20年の部屋をこの中央値で値付けされたら低すぎます。築45年の部屋なら高すぎます。

査定書で見るのは、区の中央値ではなく、自分の帯の成約です。築30年の線をまたいで比べていないかを、最初に確かめてください。

古い帯が厚い区では、同じ年代の成約が見つかりやすいという利点もあります。棟の資料のそろえ方は中古マンションを売るで整理しています。

3LDKが成約の半分、次が2LDK。3DKは2LDKよりさらに下の帯にいて、LDKかDKかで比べる相手が変わる

港南区のマンションで、いちばん多い間取りは3LDKです。成約の半分を占めます。二番目に多いのが2LDKで、この二つで成約の大半になります。

三番目に多いのは3DKで、中央値は2LDKよりさらに下にあります。部屋数は3LDKと同じ三つですが、値段の帯は別です。間取りの表記がDKかLDKかで、並べて比べる相手が変わります。

3DKの部屋を3LDKの成約で値付けされていたら、その査定は高く出ます。高く出た査定は、売り出してから下げることになります。

㎡単価の中央値36万円は、間取りをまたいだ一つの数字です。同じ面積でも3LDKと3DKで値段が違う以上、㎡単価だけで自分の部屋を測るのは粗すぎます。間取りと築年帯の両方をそろえた成約で、比べてもらってください。

改装済みで売れた部屋の中央値は、未改装より上。古い帯が厚い港南区では、未改装の部屋は未改装同士で比べてもらう

港南区のマンションでは、改装済みとして成約した部屋の中央値が、未改装の部屋を上回っています。ただし、この差が改装費と同じ額になるとは限りません。改装済みの部屋が高く売れたという事実と、改装すれば高く売れるという予想は、別のものです。

港南区は築31年以上の帯に成約が集まる区です。古い部屋には、改装済みと未改装の両方が多くあります。

未改装で売るなら、比べる相手も未改装の成約にそろえてもらってください。改装済みの成約が混ざった査定は、未改装の部屋には高く出ます。

改装してから売るかを決めるときは、二つの査定を取ります。今のままで売った場合の査定と、改装した場合の査定です。改装後の査定から改装費を引いた額が、今のままの査定を上回るかで決めます。

上回らないなら、直さずに売るほうが手取りは多くなります。この計算の手順は売る前にリフォームすべきかに書いています。

直近1年は戸建てもマンションも上がった。戸建ては件数も増えている。上がった年の査定は「いつの成約と比べたか」を聞く

直近1年の中央値を、その前の1年と比べました。港南区では、戸建てもマンションもはっきり上がっています。戸建ては、中央値だけでなく成約の件数も前の1年より増えました。

上がった年には、査定額が高く出やすくなります。それ自体は悪いことではありません。確かめるべきは、比べた成約がいつのものかです。

直近1年の成約で値付けした査定と、それより前の成約で値付けした査定では、同じ家でも額が変わります。複数社の査定額に差があるとき、その差が比べた時期で説明できるかを聞いてください。

もう一つ注意があります。戸建ての中央値は、成約の半分を占める築10年以内の値段に引っ張られます。「戸建てが上がった」は、まず新しい家の値段が上がったという意味です。

築46年以上の家に、この上がり幅をそのまま当てはめないでください。その帯は幅が広く、区全体と同じ向きに動いたかは、この集計では分かりません。

戸建ての成約の大半は第1種低層住居専用地域。中央値が最高の準住居地域と最低の準工業地域は、どちらも件数が少ない

港南区の戸建てで、いちばん多い用途地域は第1種低層住居専用地域です。成約の大半がここに入ります。

この地域の中央値は、区全体の戸建ての中央値4,300万円とほぼ同じ位置にあります。区の戸建ての相場は、ほぼこの用途地域の相場だと言えます。

中央値がいちばん高いのは準住居地域、いちばん低いのは準工業地域です。ただし、この二つはどちらも成約の件数が少ない用途地域です。用途地域で値段が高い、低いという話は、港南区では少数派の家の話になります。

都市計画法では、準住居地域は道路の沿道にふさわしい業務の利便を図りつつ、住居の環境を守る地域とされています。準工業地域は、環境の悪化をもたらすおそれのない工業の利便を増進する地域です。どちらも住宅は建てられます。

ただ、周りに建てられる建物の種類が、第1種低層住居専用地域とは違います。自分の家の用途地域は、市の都市計画図か、購入時の重要事項説明書で確かめられます。

前面道路は6m以上で一段上がる。4m未満は中央値では4〜6mと並ぶが、下の四分の一が大きく下へ伸びる

港南区の戸建てで、成約がいちばん多い前面道路の幅は4〜6mです。次が6m以上で、4m未満はずっと少なくなっています。

中央値は、6m以上が4〜6mより一段上にあります。ここまでは分かりやすい形です。注意したいのは4m未満です。

4m未満の中央値は、4〜6mとほぼ並んでいます。違いは中央値ではなく、下側に出ます。

4m未満の安いほうから4分の1の値は、4〜6mの安いほうから4分の1の値より大きく下にあります。道路が狭い家の全部が安いのではなく、一部の家が大きく下に落ちている形です。

建築基準法は、建物の敷地に「幅4m以上の道路へ2m以上接すること」を求めています。幅4m未満の道でも、一定の条件を満たせば道路とみなされます。その場合は道路の中心線から2mまで敷地を後退させる決まりです。

後退させた部分は、建物の敷地に使えません。4m未満の帯で下側が伸びているのは、こうした条件が家ごとに違って影響しているためと読めます。ただ、どの家にどれだけ影響するかは、この集計からは分かりません。

前面道路の幅は、建築確認申請の配置図か、購入時の重要事項説明書に書いてあります。4m未満なら、後退が済んでいるかどうかも一緒に確かめておきます。先に伝えるほうが、あとで値引きの材料にされません。

港南区の査定書で見る四つの欄。比べた成約の築年帯・時期・用途地域と道路幅・間取りがそろっているか

港南区のデータから言えることを、査定書の読み方に直します。

戸建てなら、まず比べた成約の築年帯です。築46年の線のどちら側にあるか。築31〜45年の家を、築46年以上の成約で値付けされていないか。

次に用途地域と前面道路の幅です。第1種低層住居専用地域で前面道路4〜6mの家が区の中心です。そこからずれる家は、ずれた条件の成約で比べる必要があります。

マンションなら、築30年の線と間取りです。築21〜30年の部屋と築31〜45年の部屋を、同じ表で比べていないか。

3DKを3LDKの成約で値付けしていないか。未改装の部屋に、改装済みの成約が混ざっていないか。

どちらも、直近1年の成約で比べたかを聞きます。上がった年だからこそ、古い成約で出した査定は低く出ます。

査定から引き渡しまでの流れは家を売る流れは7ステップへ。仲介手数料や登記費用は不動産売却でかかる費用の一覧へ。港南区のページでは、この区のデータで言えることだけを書きました。

横浜市港南区で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 横浜市港南区で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q3〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

3,200万円 〜 5,300万円

成約996件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は4,300万円です。

中古マンション

1,400万円 〜 3,600万円

成約980件。中央値は2,400万円です。 1平方メートルあたりでは363,636円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

140,000円 〜 280,000円

成約191件。中央値は210,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は横浜市港南区全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

横浜市港南区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 横浜市港南区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約996件・中央値4,300万円 (3,200万円〜5,300万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約980件・中央値2,400万円/1平方メートルあたり363,636円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約191件・1平方メートルあたり中央値210,000円 (140,000〜280,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

横浜市港南区について、さらに詳しく書いた記事

このページは横浜市港南区全体の相場をまとめたものです。 条件がはっきりしている場合は、下の記事のほうが早く答えにたどり着きます。

横浜市港南区で家を売る前に、状況別に読む

同じ「家を売る」でも、相続と離婚と住み替えでは、つまずく場所も順番も違います。 当てはまるものから読んでください。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
横浜市磯子区約2km4,100万円-200万円
横浜市南区約5km3,900万円-400万円
横浜市栄区約5km4,400万円+100万円
横浜市戸塚区約5km4,000万円-300万円
横浜市西区約6km5,300万円+1,000万円
横浜市保土ケ谷区約7km4,000万円-300万円
横浜市中区約7km5,100万円+800万円
横浜市金沢区約8km4,400万円+100万円
横浜市泉区約10km4,200万円-100万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

港南区で築38年の戸建てを売ります。築30年を過ぎているので、かなり安くなると覚悟したほうがいいですか?

港南区の戸建てでは、築21〜30年から築31〜45年へ移るところで中央値がほとんど動いていません。大きく落ちるのは築46年以上に入るところです。築38年は、落ちる前の帯の中にいます。査定書で比べている成約が築31〜45年の帯にそろっているかを確かめてください。築46年以上の成約が混ざっていると、査定は低く出ます。帯の中では、用途地域と前面道路の幅で値段が分かれます。

築28年の中古マンションです。今売るのと、数年待つのとで、データ上はどちらが有利ですか?

港南区のマンションは、築21〜30年から築31〜45年へ移るところで中央値がいちばん大きく落ちています。築28年は、落ちる前の帯の終わりに近い位置です。ただし、売る時期は値段だけで決まりません。大規模修繕の予定、修繕積立金の値上げ、住み替え先の準備も同じ重さで影響します。急ぐかどうかは、今の帯の成約で出した査定を見てから決めてください。

前面道路が4m未満の戸建てです。道路が狭いと、港南区ではどれくらい不利になりますか?

港南区の戸建てで、前面道路4m未満の中央値は4〜6mとほぼ並んでいます。差が出るのは下側です。4m未満の安いほうから4分の1の値は、4〜6mより大きく下にあります。道路が狭い家の全部が安くなるのではなく、一部の家が大きく下に落ちている形です。建築基準法の後退(セットバック)が済んでいるか、建て替えの条件がどうかを先に整理して伝えると、下側に入れられずに済みます。

横浜市港南区で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に港南台(6,300万円・81件)、笹下(4,400万円・115件)、上永谷(4,400万円・84件)です。低いほうは芹が谷(3,200万円・107件)、東永谷(3,750万円・58件)、日野(4,000万円・87件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

横浜市港南区では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは港南で築1年、古いほうは芹が谷で築14年です。築年数が極端に新しい地区は、建売の分譲がそのまま集計に入っています。中古の相場とは分けて見てください。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

横浜市港南区で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは港南(117件・中央値4,200万円)、笹下(115件・中央値4,400万円)、芹が谷(107件・中央値3,200万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(横浜市港南区の実成約データの充填元・2023年第2四半期〜2026年第1四半期)・確認日 2026-08-22
  2. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条=道路の定義と2項道路の後退・第43条=接道義務)・確認日 2026-08-22
  3. e-Gov法令検索「都市計画法」(第9条=第一種低層住居専用地域・準住居地域・準工業地域の定義)・確認日 2026-08-22

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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