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神奈川の家売却

神奈川県横浜市栄区の不動産売却|戸建ては築46年以上で3割下げ、マンションは3分の1以下。築年の影響の出方が逆

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結論から

横浜市栄区の実成約は、戸建てが482件、中古マンションが455件です(国交省データ)。戸建ての中央値は4,400万円、マンションは2,600万円です。戸建ては築46年以上でも中央値の下げが3割ほどで、マンションは3分の1以下まで下がります。直近1年は戸建てが上がり、マンションは下がりました。改装済みのマンションは未改装より高く売れていません。

横浜市栄区の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか

戸建てと中古マンションが、ほぼ同じ数だけ売れています。中古マンションを買うのは、主に家族で住む人だと私たちは見ています。

横浜市栄区で売れた不動産の件数(約3年)
戸建て482件
中古マンション455件
土地だけ122件

成約のうち戸建ては46%、中古マンションは43%です。中古マンションは、間取りの記録があるうち83%が3部屋以上でした。いちばん多い間取りは3LDKで、ひとり〜ふたり向けの部屋は0%です。家族で住める広さを探す人が、買い手の中心だと考えています。

2だから、この値段

戸建ては古くなっても値段の下がり方がゆるやかです。マンションは古くなるほど大きく下がっています。

築年数ごとの、売れた値段の真ん中(中古マンション)

戸建ての真ん中の値段は、築10年以内で4,900万円、築46年以上で2,650万円です。マンションは築10年以内で6,100万円、築46年以上で1,100万円です。売れた戸建ては49%が築10年以内で、全体の値段を押し上げていると私たちは見ています。売れたマンションは44%が築31年以上で、全体の値段を下げていると考えています。

3この先、上がりそうか、下がりそうか

地価は上がっていますが、家を買う年代の人は減る見込みです。この先上がるか下がるかは、言い切れないと私たちは見ています。

住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
  • 上がった31か所
  • 変わらない0か所
  • 下がった0か所
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)
2025年2.5万人
2035年2.3万人
2045年2.1万人

住宅地の地価は、31地点のうち31地点で去年より上がりました。真ん中の値段も前の年より上がっています(戸建て+11.9%、マンション+10%)。ただ、1年だけの動きは振れやすいものです。家を買う年代(25〜44歳)の人は、2045年までに減る見込みです(−13%)。上がる材料と下がる材料の両方があると考えています。

「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。

ここから下は、上の見立ての元になった数字です。

神奈川県横浜市栄区の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: マンション+10%・戸建て+11.9%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
03,0006,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション2,600万円1,600万円〜5,000万円約37.1万円455
戸建て等(土地+建物)4,400万円3,300万円〜5,300万円—482
土地——約16.0万円122

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内6,100万円414,900万円231
築11〜20年4,700万円773,900万円48
築21〜30年3,250万円1323,500万円60
築31〜45年2,100万円953,300万円84
築46年〜1,100万円1002,650万円48

参考: 改装済み中古マンションの中央値は2,750万円(70件)、未改装は3,000万円(91件)。 改装済みのほうが高いとは限りません。改装して売られる物件は築年数が経っていることが多いためで、リフォーム費用がそのまま価格に乗るわけではない実態が読み取れます。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

横浜市栄区で売るなら、いくらくらいか

横浜市栄区で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「神奈川県の相場データブック」(PDF・9ページ)も、このアドレスにお送りします。

横浜市栄区で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 横浜市栄区の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は笠間が5,250万円、犬山町が3,300万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
飯島町4,000万円46築1年
本郷台4,400万円39築27年
小菅ケ谷4,800万円38築21年
笠間5,250万円34—
庄戸4,200万円30築20年
鍛冶ケ谷4,850万円26築1年
桂台南4,500万円23築24年
犬山町3,300万円23築29年

中古マンション

地区中央値件数築年数
笠間5,300万円145築21年
小菅ケ谷4,650万円88築17年
公田町1,300万円37築39年
飯島町2,500万円36築24年
上郷町1,700万円32築41年
桂町2,300万円22築47年
桂台東1,100万円19築48年
野七里435万円18築51年

土地(1㎡あたり)

地区中央値件数
小菅ケ谷79万円/㎡13
公田町36万円/㎡12
飯島町45万円/㎡11
笠間76万円/㎡8

飯島町(4,000万円・46件・築1年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築1年前後で、建売の分譲が取引の中心です。中古の相場とは分けて見てください。

本郷台(4,400万円・39件・築27年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築27年前後です。

小菅ケ谷(4,800万円・38件・築21年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築21年前後です。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約500万円の差
  • 5m未満4,300万円25件
  • 5〜7m4,000万円24件
  • 7〜10m4,500万円43件
  • 10m以上4,350万円136件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約150万円の差
  • 4m未満4,250万円28件
  • 4〜6m4,400万円176件
  • 6m以上4,300万円219件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約650万円の差
  • ほぼ正方形4,650万円26件
  • 不整形4,500万円33件
  • ほぼ長方形4,200万円75件
  • ほぼ台形4,150万円26件
  • 長方形4,000万円49件

この地域では、不整形の中央値が長方形を上回っています。一般に不整形地は建物を配置しにくいぶん評価が下がりやすい一方、面積の広い土地が不整形に多く含まれるなど、条件の構成が影響している可能性があります。形だけで判断せず、面積が近い事例と見比べてください。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約550万円の差
  • 第2種低層住居専用地域4,750万円16件
  • 第1種住居地域4,650万円64件
  • 第2種中高層住居専用地域4,600万円19件
  • 第1種低層住居専用地域4,400万円336件
  • 準住居地域4,200万円18件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格を左右するかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約1,900万円の差
  • RC6,000万円11件
  • 木造4,400万円423件
  • 軽量鉄骨造4,100万円30件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約200万円の差
  • 公道4,400万円170件
  • 私道4,400万円34件
  • 市道4,200万円206件
  • 県道4,200万円15件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約3,750万円の差
  • 第1種住居地域5,250万円156件
  • 第2種中高層住居専用地域3,200万円22件
  • 工業地域2,700万円18件
  • 第2種住居地域2,300万円23件
  • 第1種低層住居専用地域2,100万円87件
  • 第1種中高層住居専用地域1,500万円102件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

横浜市栄区の駅と、学校・病院の数

家を探す人は、物件を比べるときに駅と学校と病院を見ます。販売図面の「周辺環境」に書かれるのもこのあたりです。横浜市栄区の分を、国の公開データで数えました。

乗り降りの多い駅(2023年度・1日あたり)

駅路線乗降客数
本郷台JR根岸線35,950人

最寄り駅ごとの住宅地の地価(2026年の地価公示・地価調査・1㎡あたり)

最寄り駅地価地点
大船23.7万円7
本郷台18.8万円14
港南台14.8万円10

地点が2つ以上ある駅は真ん中の値です。国や県が毎年値段を出している土地で、実際に売れた値段とは別の数字です。

  • 学校小学校 14校・中学校 7校・高等学校 4校
  • 幼稚園・認定こども園10か所

出典: 国土交通省 不動産情報ライブラリ(国土数値情報の駅別乗降客数・学校・医療機関・幼稚園等、地価公示・地価調査)。2026-10-15に取得。学校は私立・国立を含みます。学校と病院は国のデータを作った時点の数なので、そのあとの開校や閉院は入っていないことがあります。保育所はこの数に入っていません。

横浜市栄区の空き家の数

横浜市栄区では、住宅のうち9.0%が空き家です(全国は13.8%)。このうち、売りにも貸しにも出ていない「使う予定のない空き家」は1,350戸あります。

住宅の数58,650戸
空き家5,280戸(9.0%)
売りに出ている空き家960戸
使う予定のない空き家1,350戸(住宅の2.3%・全国は5.9%)
そのうち一戸建て800戸
そのうち傷みや壊れがある270戸

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点)。数は調査からの推計で、10の位を四捨五入しているため、合計が合わないことがあります。「使う予定のない空き家」は、調査の「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」です。

売らずに持ち続けると、年にいくらかかるか

値段を見たあとに、もうひとつ数えておく数字があります。固定資産税、空き家になったあとの火災保険、 草刈りと通風に通う時間。実家を売った人の調査では、維持と処分にかかった費用の最多回答は50〜100万円でした。

横浜市栄区で実際に売れた土地は、㎡あたり16万円が真ん中の値です(国土交通省の成約データ)。 固定資産税の評価額はこれとは別の数字で、市から届く課税明細書で確かめます。

持ち続けると年にいくらか、数え方を見る →

横浜市栄区の成約は戸建て482件が最多で、マンション455件がほぼ並ぶ。いちばん少ないのは土地だけの取引

横浜市栄区の実成約を、国土交通省の不動産情報ライブラリで集計しました。件数がいちばん多いのは戸建てで482件です。

中古マンションは455件で、戸建てとの差はわずかです。土地だけの取引は122件で、三つの中でいちばん少なくなっています。

戸建ての中央値は4,400万円です。安いほうから4分の1の値は3,300万円、高いほうから4分の1の値は5,300万円で、真ん中の半分がこの幅に入ります。

マンションの中央値は2,600万円、㎡単価の中央値は37万円です。土地の㎡単価の中央値は16万円です。

栄区のデータで目立つのは、戸建てとマンションで築年の影響の出方が逆向きなことです。戸建ては古くなっても値段の多くが残ります。マンションは古くなるほど大きく落ちます。

この一点が、栄区で売る人の準備を分けます。以下、この違いから順に見ていきます。

戸建ては築46年以上でも中央値の下げが3割ほど。マンションは3分の1以下まで落ちる

栄区の戸建ては、築10年以内の中央値と築46年以上の中央値を比べると、下げ幅は3割ほどです。築46年以上の家に、築10年以内の7割近い値段が残っている計算になります。建物の評価は築年とともに減ります。

それでも栄区の戸建ての値段は、建物だけで決まっていません。土地の値段が下支えになっています。

マンションは様子が違います。築46年以上の中央値は、築10年以内の3分の1以下です。

マンションは敷地を区分所有者で分けるため、一部屋あたりの土地の持分は小さくなります。値段の多くは建物と設備の評価で、築年が進むほどその評価が減っていきます。

この差は、売る人の「待つ」判断に影響します。築40年台の戸建ては、数年待っても下げ幅は限られます。

同じ築年のマンションは、次の帯に入ると値段の段が大きく下がります。どちらを持っているかで、時間の意味が変わります。

マンションの中央値がいちばん落ちるのは、築31〜45年から築46年以上へ移るところ

栄区の中古マンションを築年帯で区切ると、いちばん大きな段差は最後の帯の手前にあります。築31〜45年から築46年以上へ移るところです。

築20年台や築30年の前後にも段はあります。ただ、栄区で最大なのはこの線です。

築31〜45年の部屋を持っている人は、いま「いちばん大きく落ちる線の手前」にいます。築46年以上に入ると、築10年以内の3分の1以下の水準になります。売るかどうかを決めていない人も、自分の部屋が築何年か、あと何年でこの線を越えるかは先に確かめてください。

築46年以上のマンションが売れないわけではありません。成約はあります。

ただ、その値段の土台は大規模修繕の履歴と管理組合の財政です。修繕積立金の残高と長期修繕計画を出せる部屋と、出せない部屋では、買い手の見方が変わります。

直近1年で、戸建てははっきり上がり、マンションははっきり下がった。逆向きに動いた年

直近1年の戸建ての中央値は、その前の1年と比べてはっきり上がりました。同じ期間に、中古マンションの中央値ははっきり下がりました。栄区では、二つの市場が同じ年に逆の方向へ動いています。

この事実は、査定の読み方を変えます。1年前の成約を根拠にした戸建ての査定は、いまの水準より低く出ます。

1年前の成約を根拠にしたマンションの査定は、いまの水準より高く出ます。同じ「去年の成約」が、戸建てでは安すぎる根拠になり、マンションでは高すぎる根拠になります。

査定を受けたら、どの時期の成約で比べたかを聞いてください。戸建てなら直近の成約が入っているか。マンションなら古い成約に引きずられていないか。

確かめる方向が逆です。査定額と実際の売却額がずれる仕組みは、査定額と売却額は違うで説明しています。

戸建ての成約が集まる第1種低層住居専用地域は、中央値がいちばん低い。いちばん高いのは第1種住居地域

栄区の戸建てで、成約がいちばん多い用途地域は第1種低層住居専用地域です。ところが、この用途地域の中央値は、栄区の用途地域の中でいちばん低くなっています。中央値がいちばん高いのは第1種住居地域です。

用途地域は都市計画法で定める地域の区分で、建てられる建物の大きさや用途を決めます。第1種低層住居専用地域は、建物の高さの限度が10mまたは12mに定められています(建築基準法第55条)。

容積率の上限も、用途地域の中で低い値から選ばれます。第1種住居地域にはこの高さの限度がなく、容積率の上限も高い値を選べます。

中央値の差は、土地の上に「どれだけ建てられるか」の差と読めます。同じ面積の土地でも、大きな建物を建てられる土地は使い道が多くなります。栄区では、その差が戸建ての中央値に出ています。

ただし、第1種低層住居専用地域で売る人が不利と決まったわけではありません。成約がいちばん多い用途地域なので、比べる相手が多くあります。

同じ用途地域の成約で比べれば、査定の根拠は具体的になります。用途地域が分からなければ、役所の都市計画の窓口か、購入時の重要事項説明書で確かめられます。

前面道路の幅で、戸建ての中央値は6m以上・4〜6m・4m未満の三つに分かれる

栄区の戸建ては、前面道路の幅でも中央値が違います。6m以上、4〜6m、4m未満の三つの区分で、それぞれ別の値段になっています。

道路の幅が値段に入る理由は、二つあります。一つは接道義務です。建物を建てる敷地は、幅4m以上の道路に2m以上接していなければなりません(建築基準法第43条)。

4m未満の道路に接する敷地は、建て替えのときに道路の中心から2mまで後退します(同法第42条第2項)。後退した部分には建物を建てられません。買い手は、その分を土地の面積から引いて値段を考えます。

もう一つは容積率です。前面道路の幅が12m未満の敷地では、容積率の上限に道路の幅が関わります(同法第52条第2項)。住居系の用途地域では、道路の幅員×0.4が上限です。

4mの道路なら160%、6mの道路なら240%になります。用途地域で決めた容積率より低ければ、こちらが上限です。道路が狭いと、建てられる延べ面積そのものが減ります。

自分の家の前面道路の幅は、建築確認の図面か、購入時の重要事項説明書に書いてあります。手元になければ、役所の建築指導の窓口で道路の種別を確かめられます。間口と道路の幅が値段にどう影響するかは、間口と前面道路で売却価格はどれだけ変わるかで扱っています。

マンションは3LDKが最多で2LDKが次。改装済みの中央値は、未改装を上回っていない

栄区のマンションで成約がいちばん多い間取りは3LDKで、次が2LDKです。中央値2,600万円は、この二つの間取りが作っている数字と読めます。1Kや1DKなど、件数の少ない間取りを売る人は、区の中央値を目安にしないでください。

改装の有無では、栄区は注意がいります。改装済みのマンションの中央値は、未改装の中央値を上回っていません。改装しても、その費用が値段に乗っていない市場です。

理由として考えられることは一つではありません。改装される部屋は築年が古いことが多く、築年の下げが改装の上げを打ち消す、という見方があります。

買い手が自分で直す前提で探していて、改装済みに上乗せを払わない、という見方もあります。どちらが栄区に当てはまるかは、データだけでは分かりません。

分かっているのは、「直してから売れば工事費のぶん高く売れる」という計算が、栄区の成約では成り立っていないことです。売る前に直すかどうかは、未改装のままの査定と、直した場合の査定を並べてから決めてください。判断の材料は、売る前にリフォームすべきかにあります。

土地だけの成約は122件でいちばん少ない。築46年以上でも3割しか下がらない区で、壊す判断は後でいい

栄区で土地だけの取引は122件です。戸建て・マンションと比べて、いちばん少ない取引の種類です。土地の㎡単価の中央値は16万円です。

古い戸建てを持っている人が、更地にしてから売るかを迷うことがあります。栄区のデータは、急いで壊さない理由を示しています。

築46年以上の戸建ての中央値には、築10年以内の7割近くが残ります。建物付きのまま成約している家が多い区です。

解体費は売主が払います。更地にしても、その費用が値段に乗るとは限りません。順番は、建物付きの査定を先に取り、次に解体費の見積もりを取り、更地の査定と並べることです。

三つがそろってから決めれば、壊してから後悔することは避けられます。比べ方は、更地で売るか、古家付き土地のまま売るかで整理しています。

栄区で査定を頼むときに、先に確かめること。戸建てとマンションで聞く項目が違う

栄区では、戸建てとマンションで準備が別です。

戸建ては、三つを先に伝えてください。築年、用途地域、前面道路の幅です。栄区の戸建ての中央値は、この三つで段が変わります。

加えて、比べた成約の時期を聞きます。直近1年で上がった区なので、古い成約だけで出した査定は低めになります。

マンションは、築年帯と間取りを先に伝えてください。築31〜45年の部屋なら、次の帯との段差を担当者がどう見ているかを聞きます。改装済みの部屋は、改装の費用を上乗せした査定が出ていないかを確かめます。

栄区では改装済みが未改装より高く売れていないので、上乗せされた査定には根拠を聞いてください。直近1年で下がった区なので、古い成約で出した査定は高めになります。

査定から引き渡しまでの手順、媒介契約の種類、必要書類、手数料の仕組みは、どの区でも同じです。家を売る流れは7ステップにまとめてあります。このページでは、栄区のデータでしか言えないことに絞りました。

横浜市栄区で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 横浜市栄区で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q3〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

3,300万円 〜 5,300万円

成約482件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は4,400万円です。

中古マンション

1,600万円 〜 5,000万円

成約455件。中央値は2,600万円です。 1平方メートルあたりでは371,429円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

110,000円 〜 230,000円

成約122件。中央値は160,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は横浜市栄区全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

横浜市栄区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 横浜市栄区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約482件・中央値4,400万円 (3,300万円〜5,300万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約455件・中央値2,600万円/1平方メートルあたり371,429円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約122件・1平方メートルあたり中央値160,000円 (110,000〜230,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

横浜市栄区について、さらに詳しく書いた記事

このページは横浜市栄区全体の相場をまとめたものです。 条件がはっきりしている場合は、下の記事のほうが早く答えにたどり着きます。

横浜市栄区で家を売る前に、状況別に読む

同じ「家を売る」でも、相続と離婚と住み替えでは、つまずく場所も順番も違います。 当てはまるものから読んでください。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
横浜市戸塚区約4km4,000万円-400万円
横浜市港南区約5km4,300万円-100万円
横浜市金沢区約7km4,400万円同水準
横浜市磯子区約7km4,100万円-300万円
横浜市泉区約8km4,200万円-200万円
横浜市南区約10km3,900万円-500万円
横浜市保土ケ谷区約11km4,000万円-400万円
横浜市西区約11km5,300万円+900万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

栄区で築38年の3LDKマンションを持っています。あと数年住んでから売っても同じですか?

同じではありません。栄区のマンションで中央値がいちばん大きく落ちるのは、築31〜45年から築46年以上へ移るところです。築38年はその手前の帯にいます。築46年以上に入ると、築10年以内の3分の1以下の水準になります。加えて、直近1年のマンションの中央値は前の1年より下がっています。住み続ける理由が別にあるなら構いません。「待てば上がる」を理由にするなら、この二つの事実を先に見てください。3LDKは栄区で最多の間取りなので、同じ築年帯の成約で比べた査定を出してもらえます。

戸建てが第1種低層住居専用地域にあります。中央値がいちばん低い用途地域と聞いて不安です。

栄区では、第1種低層住居専用地域の戸建ての中央値は、用途地域の中でいちばん低くなっています。ただし、成約がいちばん多い用途地域でもあります。比べる相手が多いので、査定の根拠は具体的に出せます。中央値が低いのは、建物の高さの限度が10mまたは12mに定められ、容積率の上限も低い値から選ばれるためと読めます(建築基準法第55条・第52条)。建てられる大きさの差が、値段の差に出ています。査定のときは用途地域と前面道路の幅を先に伝え、同じ条件の成約で比べてもらってください。直近1年で戸建ての中央値は上がっているので、古い成約だけの査定はそのまま受け取らないでください。

去年もらった戸建ての査定書があります。そのまま売り出し価格に使えますか?

栄区では使わないほうがいいです。直近1年の戸建ての中央値は、その前の1年よりはっきり上がっています。去年の査定は去年の成約で出した金額なので、いまの水準より低く出ている可能性があります。逆にマンションは直近1年で下がっているので、去年の査定は高めに出ている可能性があります。どちらも、査定を取り直してください。取り直すときは、直近1年の成約が根拠に入っているかを聞きます。査定だけ受けることは、売る決心がなくてもできます。

横浜市栄区で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に笠間(5,250万円・34件)、鍛冶ケ谷(4,850万円・26件)、小菅ケ谷(4,800万円・38件)です。低いほうは犬山町(3,300万円・23件)、飯島町(4,000万円・46件)、庄戸(4,200万円・30件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

横浜市栄区では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは笠間で築0年、古いほうは犬山町で築29年です。築年数が極端に新しい地区は、建売の分譲がそのまま集計に入っています。中古の相場とは分けて見てください。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

横浜市栄区で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは飯島町(46件・中央値4,000万円)、本郷台(39件・中央値4,400万円)、小菅ケ谷(38件・中央値4,800万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(横浜市栄区の実成約データの充填元・2023年第2四半期〜2026年第1四半期)・確認日 2026-08-22
  2. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条=道路の定義と2項道路の後退・第43条=接道義務・第52条=容積率と前面道路幅員による制限・第55条=低層住居専用地域の高さの限度)・確認日 2026-08-22
  3. e-Gov法令検索「都市計画法」(第9条=用途地域の定義)・確認日 2026-08-22

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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