神奈川の家売却
神奈川県横浜市泉区の不動産売却|戸建てが最多の区。戸建てもマンションも築45年の線で半分以下に落ちる
編集部
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結論から 横浜市泉区の実成約は、戸建てが793件、中古マンションが277件です(国交省データ)。戸建ての中央値は4,200万円、マンションは2,700万円です。土地だけの成約は213件で、三つの中でいちばん少ない区です。戸建てもマンションも、築31〜45年から築46年以上へ移るところで中央値がいちばん落ちます。直近1年は戸建て・マンションともやや上がりました。
横浜市泉区の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか
売れた戸建ての半分は、築10年以内の新しい家です。買い手の年代や家族の形は、このデータからはわかりません。
横浜市泉区で売れた戸建てを、築年数で分けると50%22%28%
- 築10年以内50%
- 築11〜30年22%
- 築31年以上28%
売れた戸建てのうち、築10年以内は50%です。築31年以上は28%にとどまります。この区で戸建てを買う人の多くは、新しい家を選んでいると私たちは見ています。古い家も売れていますが、数は新しい家より少なめです。
2だから、この値段
戸建ての真ん中の値段は4,200万円です。築46年以上になると、その手前の年代からいちばん大きく下がります。
築年数ごとの、売れた値段の真ん中(戸建て)4,700万10年以内
3,600万11〜20年
4,000万21〜30年
3,500万31〜45年
2,100万46年以上
築31〜45年の戸建ては3,500万円ですが、築46年以上は2,100万円です。築10年以内の4,700万円と比べると、半分以下の値段です。建物の古さは、この線を越えると値段に強く出ると私たちは見ています。値段は地区でも違い、高いのは緑園(5,850万円)、安いのは上飯田町(3,400万円)です。
3この先、上がりそうか、下がりそうか
いまは上向きです。ただ、家を買う年代の人は減る見込みです。この先も上がり続けるとは言い切れないと考えています。
住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)2025年3万人
2035年3万人
2045年2.7万人
住宅地の地価は、31地点のうち31地点で去年より上がりました。戸建ての真ん中の値段も、前の年より上がりました(+2.4%)。一方、家を買う年代の人は2045年までに減る見込みです(−11%)。買う人が減れば、いまの上向きが続くとは限らないと私たちは見ています。
「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。
見本(愛知県豊橋市の戸建ての例)
値段の目安レポート(無料)
横浜市泉区で売るなら、いくらくらいか
横浜市泉区で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。
横浜市泉区は戸建て793件、マンション277件。土地だけの成約がいちばん少なく、相場の話は戸建てから始まる区
横浜市泉区で2023年第2四半期以降に成約した取引を、国土交通省の不動産情報ライブラリのデータで見ます。戸建ては793件で、中央値は4,200万円です。成約の真ん中半分は、3,300万円から5,200万円の間に入ります。
中古マンションは277件、中央値は2,700万円です。面積あたりでは38万円/㎡が真ん中の値です。
泉区で家を売る人の多くは、戸建ての売り主です。戸建ての成約がマンションを大きく上回り、土地だけの取引はその二つより少ない区です。つまり泉区で「相場」と呼ばれる数字の大半は、戸建ての成約でできています。
マンションを売る人は、この点を先に押さえてください。区全体の数字を見ても、自分の部屋の手がかりにはなりません。マンションの成約だけを取り出して、築年帯と間取りで比べる必要があります。
戸建てもマンションも、いちばん落ちる線が同じ築45年にある。泉区では建物の種類より先に、築年帯を確かめる
泉区の成約を築年帯で分けると、戸建てとマンションの落ち方に共通点があります。どちらも、築31〜45年から築46年以上へ移るところで中央値がいちばん落ちます。
戸建ては築10年以内と比べて、築46年以上が半分以下です。マンションは築11〜20年と比べて、築46年以上が半分以下です。
線の位置が同じなので、泉区の売り主が最初に確かめることは一つです。自分の家が築45年の線のどちら側にいるか。
手前にいるなら、その帯の成約で値段を比べます。越えているなら、建物の値段がほとんど残っていない前提で査定を読みます。
ただし、落ちた先に残る値段の中身は、戸建てとマンションで違います。戸建ては土地の値段が残ります。
マンションは土地の持分が小さく、残るのは部屋と棟の評価です。築46年以上のマンションを売るときは、棟の修繕の記録が値段を左右します。
戸建ては築31〜45年の帯が分かれ目。築40年前後の家は、売る時期で比べられる成約の帯が変わる
泉区の戸建ては、築46年以上へ移るところで中央値がいちばん落ちます。築31〜45年の帯にいる家は、落ちる手前にいます。築40年の家を「あと数年持ってから」と考えている人は、その間に帯が変わることを計算に入れてください。
築46年以上の戸建てにも、値段は残っています。築10年以内の半分以下ではあっても、ゼロではありません。
残っているのは土地の値段です。この帯の家を売るときは、建物の傷みより、敷地の形・道路・用途地域で査定が決まります。
築11〜30年の家は、その中間にいます。この帯の家を築10年以内の成約で比べると、査定が高く出ます。
売り出してから値下げする流れになりやすい比べ方です。査定を頼むときは、同じ帯の成約で出してもらってください。
マンションは3LDKの次に4LDKが多い。泉区の部屋は家族向けが中心で、買い手は戸建てと並べて見る
泉区のマンションで成約がいちばん多い間取りは3LDKです。次に多いのが4LDKです。4LDKが2番目に入るのは、家族で住む前提の部屋が中心の市場だということです。
ここでかかわってくるのが、泉区が戸建ての多い区だという事実です。4LDKのマンションを探す買い手は、同じ予算で戸建ても見ていると考えておくほうが安全です。
マンションの売り主が比べられる相手は、同じ棟の成約だけではありません。買い手の頭の中では、近い予算の戸建てと並んでいます。
だから泉区で広い部屋を売るときは、戸建てにない条件を先に出します。管理の状態、修繕積立金の残高、駐車場の空き、階数などです。戸建てと並べたときに、部屋のほうを選ぶ理由になる資料です。
マンションの準備の全体は 中古マンションを売る。戸建てと違う準備と進め方 にまとめています。
改装済みの中央値は未改装より高い。泉区では、その差を「工事費の回収」と読まない
泉区のマンションは、改装済みの中央値が未改装を上回っています。この数字だけ見ると、直してから売ったほうが得に見えます。そう読まないでください。
改装済みとして売れた部屋は、売り主が直した部屋とは限りません。前の持ち主が直した部屋や、業者が直して再び売った部屋が含まれる可能性があります。
業者が売った部屋の値段には、工事費のほかに利益と販売の費用が乗っています。個人の売り主が同じ工事をしても、同じ値段がつく保証はありません。
先に取るのは、現状のままの査定です。そのうえで「直した場合にいくら変わるか」を同じ会社に聞きます。
差額が工事費を下回るなら、直さずに売ります。判断の材料は 売る前にリフォームすべきか で実成約データを使って整理しています。
直近1年は戸建てもマンションもやや上がった。高い査定が出たら、比べた成約が築45年の線のどちら側かを聞く
直近1年の中央値は、戸建てもマンションも前の1年よりやや上がりました。上がった年には、査定も強気に出やすくなります。
泉区で注意したいのは、上がり方が「やや」であることです。築45年の線をまたぐ落ち幅のほうが、この1年の上がり幅よりはるかに大きい。査定額が去年の相場より高く出たとき、理由が「相場が上がったから」だけなら足りません。
比べた成約が自分の家と同じ築年帯か。それを聞いて答えが返ってこない査定は、根拠が薄いと考えてください。
戸建ての中央値は準住居地域が最高、市街化調整区域が最低。泉区は調整区域の成約がある区で、その家は売り方が別になる
泉区の戸建て成約を用途地域で分けると、件数がいちばん多いのは第1種低層住居専用地域です。中央値がいちばん高いのは準住居地域、いちばん低いのは市街化調整区域です。
準住居地域は、道路沿いで店舗や事務所も建てられる地域です。住宅専用の地域より制限がゆるく、土地の使い道が広いぶん、値段が上に出ています。泉区では、制限の厳しい地域ほど高いという形にはなっていません。
泉区で見落とせないのは、市街化調整区域の成約が表に出てくることです。市街化調整区域は、都市計画法で市街化を抑える区域です。原則として新しく家を建てられず、建て替えにも許可が要ります。
買い手が限られ、住宅ローンが通りにくい場合もあります。この区域の家は、通常の戸建てと同じ売り方では進みません。
自分の家がどの用途地域にあるかは、横浜市が公開している都市計画の地図で確かめられます。調整区域だった場合の進め方は 市街化調整区域の家・土地を売る で確かめてください。
前面道路の幅で戸建ての中央値が三つに分かれる。4m未満の家は、道路の中心から2m下がった線で敷地を測り直す
泉区の戸建てを前面道路の幅で分けると、4〜6m、6m以上、4m未満の三つで中央値が違います。
4m未満の帯が下がる理由は、建築基準法にあります。家を建てる敷地は、幅4m以上の道路に2m以上接していなければなりません。幅が4mに足りない道路では、建て替えのときに道路の中心から2mの線まで敷地を下げます。
下げた部分には建物を建てられません。買い手は、その分だけ小さくなる敷地で値段を考えます。
泉区は戸建ての成約が多く、比べる成約が見つかりやすい区です。道路幅が違う家と比べた査定は、その分だけずれます。
査定を頼むときは、道路の幅と、2項道路かどうかを先に伝えてください。道路と間口が値段に影響する仕組みは 間口と前面道路で売却価格はどれだけ変わるか にまとめています。
土地だけの成約は213件。泉区で更地にすると、買い手がいちばん少ない市場に入る
泉区で土地だけで成約した取引は213件です。戸建て、マンションに次いで、三つの中でいちばん少ない数です。土地の中央値は20万円/㎡です。
築46年以上の戸建てを相続した人が、壊して売るかを迷います。泉区のデータで言えるのは、更地は買い手の数がいちばん少ない市場だということです。壊した家は戻りません。
比べるのは、建物付きの査定額と、20万円に敷地面積を掛けて解体費を引いた額です。両方を並べてから決めます。
市街化調整区域の土地は、更地にすると家を建て直せない場合があります。壊す前に、用途地域を確かめてください。
泉区で査定額を比べるとき。戸建ては「どの用途地域・道路幅の成約と比べたか」、マンションは「同じ築年帯か」を聞く
泉区の成約データで値段を分けていたものを並べます。戸建ては、築45年の線、用途地域、前面道路の幅です。
マンションは、築45年の線、間取り、改装の有無です。どれも、査定を出す側が「何と比べたか」で金額が変わる項目です。
複数社の査定額が違うとき、高いほうを選ぶ前にこの項目を聞きます。答えがそろっていれば、差は会社の方針の差です。
答えがずれていれば、比べた成約の差です。後者なら、同じ条件で出し直してもらいます。
査定から引き渡しまでの流れ、媒介契約の種類、費用と税金の項目は区で変わりません。順番は 家を売る流れは7ステップ で確かめてください。