状況別ガイド
築40年の家に、値段はつくか
築年数が経った家は、建物より土地で評価されることが多くなります。売る前に直すべきか・直さなくていいか、解体して更地にすべきかを、工務店経営10年の建築士の視点から見ていきます。
直す・そのまま売る・更地にする、まず3択
築年数が経った家は、大きく3つの道に分かれます。直して売るか、そのまま売るか、解体して更地にするか。
ここを間違えると、余計な出費がかさみます。そこが分かれ目です。
直すかどうかで迷っているなら、売る前にリフォームすべきか。全国の実成約データで見るを先に読んでください。直しても回収できない工事もあれば、直さないと買主が離れる工事もあります。
古家を残すか解体するかは、更地で売るか、古家付き土地のまま売るか。見極め方で判断してください。解体を決めたら、空き家・古家の解体費用と、更地で売る進め方で費用の内訳と段取りを押さえましょう。
まずこの3択のどこにいるか。それだけで次に読む記事が決まります。
建物の傷み具合で読み方が変わる
雨漏り、シロアリ、傾き。どれも売れないわけじゃありません。ただ、告知義務と直すかどうかの判断が変わってきます。
屋根とは限りません。雨漏りは放置期間で構造材への影響が変わります。
雨漏りしている家を売る。告知義務と、直す・そのままの判断基準で見極め方を確認してください。
床が沈む、柱が軽く感じる。そう思ったら、シロアリ被害のある家を売る。床の沈み・柱の食われの見分け方と告知義務を見てください。
傾きは原因が地盤なのか基礎なのかで、直し方も話の進め方もまったく違います。傾いた家は売れるか。不同沈下と傾きの違い、地盤か基礎かの見極め方で切り分け方を確認してください。自己判断で「言わなくていい」と決めるのが一番危ないです。
土地や権利関係で詰まっているとき
隣地の越境、再建築不可、増築の建ぺい率オーバー。理由が分かれば、売り方は見えてきます。
境界が怪しいなら、隣地に越境している家は売れるか。覚書の作り方と測量のタイミングから読んでください。覚書一枚で解決することも多いです。
再建築の可否は接道義務で決まります。再建築不可物件を売る。接道義務・価格が下がる理由・売り方に、価格が下がる理由と売り方の選択肢をまとめました。
建ぺい率オーバーの家は、既存不適格なのか違反建築なのかで話が変わります。増築で建ぺい率を超えた家は売れるか。既存不適格と違反建築の違いで確認しておいてください。呼び方だけの違いではありません。
事情があって早く現金化したいとき
理由はひとつではありません。事故物件、訳あり物件、まとまった現金が急に必要になった。抱えている事情が違えば、選ぶ道も変わります。
告知義務がある物件は、事故物件を売る。告知義務(心理的瑕疵)と、売り方の選択肢で売り方を並べています。
仲介にこだわらないなら、訳あり・難あり物件を売る。買取という選択肢と、種類別の売り方で買取という道も見てください。
今すぐ売るより、資金だけ必要な人もいます。売らずに現金化する方法は、訳あり物件を売らずに資金化する。不動産担保ローンという選択肢と注意点に載せました。
どれを選ぶにしても、まず自分の家がどのタイプかを言葉にすることです。
築40年の家に、値段はつくかの記事
- 築古 雨漏りしている家を売る。告知義務と、直す・そのままの判断基準【建築士監修】
- 築古 隣地に越境している家は売れるか。覚書の作り方と測量のタイミング【建築士監修】
- 築古 浄化槽の家は売れるか。単独と合併の違いと、下水道接続義務、買主に伝えること【建築士監修】
- 築古 傾いた家は売れるか。不同沈下と傾きの違い、地盤か基礎かの見極め方【建築士監修】
- 築古 私道に面した家は売れるか。持分と掘削承諾の有無が分かれ目【建築士監修】
- 築古 シロアリ被害のある家を売る。床の沈み・柱の食われの見分け方と告知義務【建築士監修】
- 築古 太陽光パネルの付いた家を売る。ローンの所有権留保と設備認定IDの名義変更【建築士監修】
- 築古 擁壁・がけ地のある家を売る。作り直しになるケースと、住宅ローンの壁【建築士監修】
- 築古 増築で建ぺい率を超えた家は売れるか。既存不適格と違反建築の違い【建築士監修】
- 築古 売る前にリフォームすべきか。全国の実成約データで見る【建築士監修】
- 築古 築20年の家はいくらで売れるか。全国の実データと、この時期に見られるところ
- 築古 築30年の家はいくらで売れるか。全国の実データと、買い手のローンと書類の話【建築士監修】
- 築古 築40年の家はいくらで売れるか。全国の実データと、土地として買う人・住む人の見方【建築士監修】
- 築古 空き家・古家の解体費用は何で決まる? 見積もりの取り方と業者選び【建築士監修】
- 築古 訳あり物件を売らずに資金化する。不動産担保ローンという選択肢と注意点
- 築古 事故物件を売る。告知義務(心理的瑕疵)と、売り方の選択肢
- 築古 空き家・古家の解体費用と、更地で売る進め方【建築士監修】
- 築古 再建築不可物件を売る。接道義務・価格が下がる理由・売り方【建築士監修】
- 築古 更地で売るか、古家付き土地のまま売るか。見極め方【建築士監修】
- 築古 借地権・底地を売る。仕組みの違いと、売り方の選択肢【建築士監修】
- 築古 訳あり・難あり物件を売る。買取という選択肢と、種類別の売り方【建築士監修】