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神奈川の家売却

神奈川県横浜市戸塚区の不動産売却|戸建ての半分は築10年以内。改装が値段に乗らないマンション市場

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結論から

横浜市戸塚区の実成約は、中古マンションが1,461件、戸建てが1,242件です(国交省データ)。中央値はマンションが3,200万円、戸建てが4,000万円です。戸建ては成約の半分が築10年以内で、中央値は新しい家の値段に寄っています。マンションは築31〜45年の帯に成約が集まり、築46年以上は築10年以内の3分の1にも届きません。改装済みの中央値は未改装を上回らず、用途地域で戸建ての中央値はほとんど動きません。

横浜市戸塚区の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか

中古マンションは、家族で住む部屋を探す人が主な買い手だと私たちは見ています。戸建ては、新しい家が多く売れています。

横浜市戸塚区で売れた不動産の件数(約3年)
戸建て1,242件
中古マンション1,461件
土地だけ285件

売れた中古マンションのうち79%は、3部屋以上の家族向けです。いちばん多い間取りも3LDKです。売れた戸建ては、53%が築10年以内です。戸建ての間取りや買い手の世帯の記録はないため、戸建てを誰が買っているかまでは、このデータからは言えません。

2だから、この値段

中古マンションの値段は、築年数で大きく分かれています。改装済みと未改装は、全体の真ん中の値段で比べると差が小さいです。

築年数ごとの、売れた値段の真ん中(中古マンション)

中古マンションの真ん中の値段は、築10年以内が5,000万円、築31〜45年が2,200万円、築46年以上が900万円です。いちばん多く売れたのは築31〜45年の帯です。改装済みは3,100万円、未改装は3,000万円です。ただし築年数をそろえた比べ方ではないので、改装で値段が上がるかどうかは、この数字だけでは分かりません。

3この先、上がりそうか、下がりそうか

地価も成約の値段も、いまは上がっています。家を買う年代の人は減る見込みで、この勢いが続くかは分からないと私たちは見ています。

住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
  • 上がった51か所
  • 変わらない1か所
  • 下がった0か所
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)
2025年6.3万人
2035年6.3万人
2045年6万人

住宅地の地価は、52地点のうち51地点で去年より上がりました。真ん中の値段も前の年より上がっており、戸建ては+3.8%、中古マンションは+6.5%です。一方で、家を買う年代の人は2045年までに減る見込みです(−4%)。買い手になる人が減れば、値上がりの勢いは弱まるかもしれないと私たちは考えています。

「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。

ここから下は、上の見立ての元になった数字です。

神奈川県横浜市戸塚区の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: マンション+6.5%・戸建て+3.8%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
02,5005,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション3,200万円1,700万円〜4,600万円約43.8万円1,461
戸建て等(土地+建物)4,000万円3,100万円〜5,000万円—1,242
土地——約18.0万円285

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内5,000万円2134,400万円634
築11〜20年4,500万円2903,600万円110
築21〜30年3,700万円2823,500万円147
築31〜45年2,200万円4343,050万円188
築46年〜900万円2152,300万円125

参考: 改装済み中古マンションの中央値は3,100万円(245件)、未改装は3,000万円(306件)。 差は約3%です。ただし改装される物件は築年数が経っていることが多く、リフォーム費用がそのまま上乗せされるわけではありません。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

横浜市戸塚区で売るなら、いくらくらいか

横浜市戸塚区で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「神奈川県の相場データブック」(PDF・9ページ)も、このアドレスにお送りします。

横浜市戸塚区で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 横浜市戸塚区の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は矢部町が4,800万円、深谷町が3,200万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
戸塚町4,200万円185築4年
汲沢4,000万円138築13年
上矢部町4,000万円116築1年
深谷町3,200万円82築17年
平戸4,400万円78築28年
名瀬町4,100万円74築10年
矢部町4,800万円62築5年
原宿3,450万円50築1年

中古マンション

地区中央値件数築年数
品濃町5,000万円211築27年
戸塚町3,200万円200築26年
吉田町5,400万円119築10年
上矢部町2,500万円115築27年
前田町3,800万円112築17年
上倉田町4,400万円74築33年
秋葉町3,300万円70築8年
原宿620万円67築54年

土地(1㎡あたり)

地区中央値件数
戸塚町64万円/㎡38
汲沢66万円/㎡24
上矢部町53万円/㎡19
原宿65万円/㎡18
平戸91万円/㎡17
矢部町110万円/㎡17
深谷町39万円/㎡17
平戸町59万円/㎡11

戸塚町(4,200万円・185件・築4年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築4年前後です。

汲沢(4,000万円・138件・築13年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築13年前後です。

上矢部町(4,000万円・116件・築1年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築1年前後で、建売の分譲が取引の中心です。中古の相場とは分けて見てください。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約400万円の差
  • 5m未満3,900万円55件
  • 5〜7m3,950万円96件
  • 7〜10m4,000万円136件
  • 10m以上4,300万円278件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約300万円の差
  • 4m未満3,900万円111件
  • 4〜6m3,900万円607件
  • 6m以上4,200万円346件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約150万円の差
  • 長方形4,150万円102件
  • ほぼ長方形4,050万円236件
  • 不整形4,050万円88件
  • ほぼ台形4,000万円69件
  • 袋地等4,000万円52件

不整形地は建物の配置に制約が出るため、同じ面積でも評価が下がりやすい傾向があります。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約1,600万円の差
  • 準住居地域4,300万円82件
  • 第1種低層住居専用地域4,200万円688件
  • 第1種中高層住居専用地域4,200万円115件
  • 第2種中高層住居専用地域4,200万円61件
  • 第1種住居地域3,900万円159件
  • 市街化調整区域2,700万円39件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格を左右するかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約8,000万円の差
  • RC11,900万円20件
  • 鉄骨造9,300万円16件
  • 木造4,000万円1072件
  • 軽量鉄骨造3,900万円73件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約450万円の差
  • 市道4,200万円483件
  • 公道3,900万円351件
  • 私道3,750万円208件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約3,100万円の差
  • 第2種住居地域4,300万円97件
  • 工業地域3,600万円154件
  • 準住居地域3,400万円215件
  • 第1種住居地域3,000万円277件
  • 準工業地域2,850万円212件
  • 第1種中高層住居専用地域1,200万円235件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

横浜市戸塚区の駅と、学校・病院の数

家を探す人は、物件を比べるときに駅と学校と病院を見ます。販売図面の「周辺環境」に書かれるのもこのあたりです。横浜市戸塚区の分を、国の公開データで数えました。

乗り降りの多い駅(2023年度・1日あたり)

駅路線乗降客数
戸塚JR東海道線196,090人
東戸塚JR東海道線102,066人
戸塚横浜市 1号線80,540人
舞岡横浜市 1号線5,130人

最寄り駅ごとの住宅地の地価(2026年の地価公示・地価調査・1㎡あたり)

最寄り駅地価地点
踊場22.2万円3
東戸塚21.9万円17
下永谷19万円1
緑園都市17万円1
戸塚16.3万円26
舞岡15.3万円2
藤沢12.5万円2
大船10.8万円1

地点が2つ以上ある駅は真ん中の値です。国や県が毎年値段を出している土地で、実際に売れた値段とは別の数字です。

  • 学校小学校 27校・中学校 12校・高等学校 5校
  • 幼稚園・認定こども園23か所

出典: 国土交通省 不動産情報ライブラリ(国土数値情報の駅別乗降客数・学校・医療機関・幼稚園等、地価公示・地価調査)。2026-10-15に取得。学校は私立・国立を含みます。学校と病院は国のデータを作った時点の数なので、そのあとの開校や閉院は入っていないことがあります。保育所はこの数に入っていません。

横浜市戸塚区の空き家の数

横浜市戸塚区では、住宅のうち8.3%が空き家です(全国は13.8%)。このうち、売りにも貸しにも出ていない「使う予定のない空き家」は3,510戸あります。

住宅の数133,130戸
空き家11,070戸(8.3%)
売りに出ている空き家850戸
使う予定のない空き家3,510戸(住宅の2.6%・全国は5.9%)
そのうち一戸建て1,050戸
そのうち傷みや壊れがある890戸

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点)。数は調査からの推計で、10の位を四捨五入しているため、合計が合わないことがあります。「使う予定のない空き家」は、調査の「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」です。

売らずに持ち続けると、年にいくらかかるか

値段を見たあとに、もうひとつ数えておく数字があります。固定資産税、空き家になったあとの火災保険、 草刈りと通風に通う時間。実家を売った人の調査では、維持と処分にかかった費用の最多回答は50〜100万円でした。

横浜市戸塚区で実際に売れた土地は、㎡あたり18万円が真ん中の値です(国土交通省の成約データ)。 固定資産税の評価額はこれとは別の数字で、市から届く課税明細書で確かめます。

持ち続けると年にいくらか、数え方を見る →

戸塚区は戸建て1,242件の半分が築10年以内。区の戸建ての中央値は、新しい家の値段として読む

国土交通省の不動産情報ライブラリで、横浜市戸塚区の成約を集計しました。対象は2023年第2四半期から2026年第1四半期までです。中古マンションが1,461件、戸建て(土地と建物のセット)が1,242件です。

土地だけの取引は285件です。数がいちばん多いのは中古マンションで、いちばん少ないのは土地です。

戸塚区の戸建てで目立つのは、築年帯の偏りです。築10年以内の成約が、戸建て全体の半分を少し超えます。築11〜20年から築46年以上までの四つの帯を全部足しても、築10年以内に届きません。

戸建ての中央値4,000万円は、この新しい家の群れに引っぱられた数字です。安いほうから4分の1の値から高いほうから4分の1の値までの幅は3,100万円〜5,000万円です。

ここから言えることは一つです。築20年や築35年の家を売る人は、区の中央値を自分の家の目安にしないでください。中央値の土台の半分は、築10年以内の家の値段でできています。

自分の築年帯の成約だけを取り出して見るのが先です。マンションは中央値3,200万円、㎡単価の中央値が44万円です。こちらは築年帯の偏りが戸建てほど強くありません。

戸建ての落ち幅は二か所にある。築10年の線で一段、築45年の線で割合としていちばん大きく落ちる

戸塚区の戸建ての中央値を築年帯で並べると、階段の段の高さがそろっていません。築10年以内から築11〜20年へ移るところで、まず一段落ちます。その後の築11〜20年、築21〜30年、築31〜45年は、下がり方がゆるくなります。

そして築31〜45年から築46年以上へ移るところで、割合として最も大きく落ちます。築46年以上の中央値は、築10年以内の半分より少し上に残ります。

つまり、値段が動く線は築10年と築45年の二本です。その間の帯にいる家は、築年が進んでも中央値がそれほど変わりません。築25年の家と築35年の家の差は、築9年の家と築12年の家の差より小さいことがあります。

売る側の実務に置きかえると、こうなります。築40年前後の家は、築45年の線を越える前と後で比べる成約が変わります。査定書に並んだ成約の築年を見て、自分の家と同じ帯かどうかを確かめてください。

築46年以上の成約で値付けされた築42年の家は、安く見積もられているかもしれません。逆に、築10年以内の成約が混ざった築15年の家の査定は、売り出してから下げることになります。

マンションは築31〜45年の帯が最も厚い。築30年と築45年の二本の線で段が下がり、築46年以上は築10年以内の3分の1にも届かない

戸塚区の中古マンションは、築31〜45年の帯に成約がいちばん集まっています。次に多いのが築11〜20年と築21〜30年です。

築10年以内と築46年以上は、それより少なめです。戸建てと違い、成約の厚みは古い側の帯に寄っています。

中央値の落ち方は、戸建てよりはっきりした段になります。築10年以内から築21〜30年までは、帯が進むごとに少しずつ下がります。築21〜30年から築31〜45年へ移るところで、落ち幅が一気に広がります。

さらに築31〜45年から築46年以上に入るところが、全体でいちばん大きな落ちです。築46年以上の中央値は、築10年以内の3分の1にも届きません。

成約がいちばん多い築31〜45年の帯は、落ち幅の大きい二本の線にはさまれています。この帯の部屋を売る人は、自分の築年が帯のどの位置にあるかで話が変わります。築32年なら築30年の線を越えた直後で、比べる相手は同じ帯の中に多くあります。

築44年なら次の線が近く、買い手はその先の段を見ています。査定を頼むときは、比べた成約の築年を帯ではなく年単位で出してもらってください。

3LDKが成約の半分を超え、2LDKは値段の幅が3LDKより広い。2LDKは比べる相手を築年で絞る

戸塚区のマンションで最も多い間取りは3LDKで、成約の半分を超えます。次が2LDK、その次が4LDKです。3DKと2DKも一定数あり、この二つは中央値がかなり低い帯にあります。

2LDKで目を引くのは、値段の幅です。安いほうから4分の1の値から高いほうから4分の1の値までの幅が、3LDKよりずっと大きく開いています。

中央値も3LDKよりかなり低い位置にあります。2LDKという一つの名前の中に、古い帯の部屋と新しい帯の部屋が混ざっていると読めます。

2LDKを売る人は、「戸塚区の2LDKの相場」という一つの数字を当てにしないでください。同じ2LDKでも、築年帯が違えば値段の帯がまるで違います。比べる成約は、間取りではなく築年帯で先に絞ります。

3LDKは数が多いので、築年帯と広さをそろえた成約がすぐ見つかります。買い手も同じことをするので、同じ条件の成約より高い値付けは通りにくくなります。

改装済みの中央値が未改装を上回らない区。戸塚区では「直してから売る」の計算が合いにくい

戸塚区の中古マンションを改装の有無で分けると、改装済みの中央値は未改装を上回っていません。わずかに下です。工事をした分が、そのまま成約価格に乗っている市場ではありません。

ただし、中身を見ると形が違います。未改装の成約は、安い帯から高い帯まで広く散らばっています。改装済みは、安い側の裾が短く、中ほどに固まっています。

改装は古くて安い部屋で行われることが多く、その値段を中ほどまで引き上げる働きはあるようです。けれども、中央値を未改装より上に押し上げるところまでは届いていません。

売る前に直すかどうかは、この順番で決めてください。まず今の状態で査定を取ります。次に、直した場合の査定を別に出してもらいます。

差額が工事の見積もりを上回らないなら、直さずに売ります。戸塚区のデータは、差額が工事費に届かない側を示しています。売る前のリフォームの考え方は、売る前にリフォームすべきかで実成約を使って整理しています。

この1年、戸建ては横ばいでマンションはやや上。戸建ては値段より件数のほうが大きく動いた

直近1年の中央値を前の1年と比べると、戸建てはほぼ横ばいです。マンションはやや上がりました。どちらも大きな動きではなく、「戸塚区の相場が上がった」と言い切れる幅ではありません。

戸建てで動いたのは、値段より件数です。直近1年の戸建ての成約数は、前の1年をはっきり上回りました。

築10年以内の家が多い区なので、新しい家の取引が続いたと読めます。ただし、この集計だけでは理由を切り分けられません。

件数が増えて中央値が動かないのは、同じくらいの値段の家が多く売れたという意味です。売る側から見ると、比べられる成約が増えたということでもあります。買い手は近い条件の成約をすぐ並べられるので、根拠のない上乗せは通りにくくなります。

マンションのやや上は、区全体の中央値の話です。自分の築年帯の成約が同じ向きに動いたかは、別に確かめる必要があります。

戸建ての中央値は用途地域でほとんど動かない。動くのは市街化調整区域だけ

戸塚区の戸建てを用途地域で分けると、成約がいちばん多いのは第1種低層住居専用地域です。戸建て全体の半分を超えます。中央値がいちばん高いのは準住居地域で、いちばん低いのは市街化調整区域です。

ただ、高いほうと真ん中の差はごく小さいです。準住居地域と第1種低層住居専用地域の中央値は、ほぼ同じ水準です。第1種と第2種の中高層住居専用地域も、そこに並びます。

第1種住居地域が、そこから少し下がる程度です。用途地域の制限の強さは、戸塚区の戸建ての中央値をほとんど動かしていません。

はっきり下がるのは市街化調整区域だけです。市街化調整区域は、都市計画法で市街化を抑えるべき区域と定められています。建物を建てるには原則として許可が要り、買い手が建て替えを前提にしにくい土地です。

中央値はほかの用途地域よりかなり低く、成約の数も少なめです。自分の家がここにあるなら、売り方そのものが変わります。市街化調整区域の家・土地を売るで、再建築の条件と売り方を整理しています。

マンションは逆で、用途地域で中央値が大きく割れます。第1種中高層住居専用地域の部屋は、ほかのどの用途地域よりも中央値がずっと低い位置にあります。築年帯と重なっている可能性がありますが、この集計だけでは切り分けられません。

自分の部屋の用途地域は、買ったときの重要事項説明書に書いてあります。査定のとき、同じ用途地域の成約で比べているかを聞いてください。

前面道路は6m以上だけが一段上。4m未満と4〜6mの中央値は並び、土地の形では差が出ない

戸塚区の戸建ての成約は、前面道路4〜6mの帯にいちばん多く集まっています。次が6m以上で、4m未満は少なめです。中央値は、6m以上がほかの二つより一段高い位置にあります。

注目したいのは、4m未満と4〜6mの中央値が同じ水準に並んでいることです。道路が狭いほど安い、という単純な形にはなっていません。

理由はこの集計では分かりません。4m未満の帯は件数が少なく、成約の値段の幅も広めです。

建築基準法では、建物の敷地は幅4m以上の道路に2m以上接していなければなりません。幅4m未満の道でも、法の施行前から建物が並んでいた道は道路とみなされます。その場合、建て替えのときに道の中心から2m下がる必要があります。

後退した分だけ敷地が小さくなるので、個別の家では値段に影響します。区の中央値が並んでいても、自分の家の後退の有無は別の話です。

土地の形も見ておきます。ほぼ長方形、長方形、不整形、台形、袋地のどれも、中央値はほとんど同じです。形の良し悪しで中央値が動かない区です。

ただし袋地は安い側の裾が長く、成約の幅が広くなっています。道路の幅と後退の有無は、建築確認の副本や重要事項説明書で分かります。

私道に面した家は、公道や市道より中央値が少し低い位置にあります。私道の持分と、通行や掘削の承諾の有無は、査定の前に確かめておきます。

土地だけの成約は285件で三つの中で最少。古い戸建ては、壊す前に建物付きの査定を取る

戸塚区で土地だけの成約は285件です。㎡単価の中央値は18万円です。

マンションと戸建てに比べると、数はずっと少なくなっています。区の取引の主役は建物付きの物件です。

築46年以上の戸建ては、中央値が築10年以内の半分より少し上に残ります。建物を壊して更地にしても、土地の値段に解体費が乗るわけではありません。壊してから売るか、古家付きのまま売るかは、両方の査定を見てから決めます。

進め方は三つの数字を並べることです。古家付きで売る場合の査定、更地で売る場合の査定、解体の見積もりです。更地の査定から解体費を引いた額が古家付きの査定を下回るなら、壊す理由はありません。

境界の確定や測量が要るかどうかも、ここで一緒に聞いておきます。更地と古家付きの比べ方は、土地を売る。境界確定と「古家付きか更地か」にまとめました。

戸塚区で査定を頼むとき。戸建ては「築10年以内の成約が混ざっていないか」、マンションは「築30年と築45年のどちら側か」を先に聞く

戸塚区で査定を比べるときに、先に確かめてほしいことを物件別に書きます。

戸建ては、築10年以内の成約が半分を占める区です。担当者が区の成約をそのまま並べると、新しい家の値段が混ざります。築15年の家なら、築11〜20年の成約だけで比べているかを聞いてください。

築40年前後なら、築45年の線のどちら側の成約で比べたかを聞きます。用途地域は市街化調整区域かどうかだけ確かめれば、ほかは中央値をほとんど動かしません。前面道路は6m以上かどうかが分かれ目です。

マンションは、築30年と築45年の二本の線で段が下がる区です。自分の部屋がどの段にいるかを、最初に伝えてください。2LDKは築年帯で値段の帯が分かれるので、間取りだけで比べた査定は当てになりません。

改装は値段に乗らない市場なので、直す前に今の状態の査定を取ります。用途地域が第1種中高層住居専用地域なら、同じ用途地域の成約で比べているかも聞きます。

複数社の査定額がばらつくのは普通です。見るのは金額の差ではなく、差の理由です。「比べた成約の築年帯が違う」で説明がつくなら、どちらが自分の家に近いかで選べます。

説明がつかない高い査定は、媒介契約を取るための数字かもしれません。査定から引き渡しまでの流れは、家を売る流れは7ステップにまとめています。

仲介手数料や税金などの費用は、不動産売却でかかる費用の一覧を見てください。戸塚区の記事では繰り返しません。

横浜市戸塚区で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 横浜市戸塚区で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q3〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

3,100万円 〜 5,000万円

成約1,242件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は4,000万円です。

中古マンション

1,700万円 〜 4,600万円

成約1,461件。中央値は3,200万円です。 1平方メートルあたりでは437,500円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

110,000円 〜 250,000円

成約285件。中央値は180,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は横浜市戸塚区全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

横浜市戸塚区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 横浜市戸塚区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約1,242件・中央値4,000万円 (3,100万円〜5,000万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約1,461件・中央値3,200万円/1平方メートルあたり437,500円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約285件・1平方メートルあたり中央値180,000円 (110,000〜250,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

横浜市戸塚区について、さらに詳しく書いた記事

このページは横浜市戸塚区全体の相場をまとめたものです。 条件がはっきりしている場合は、下の記事のほうが早く答えにたどり着きます。

横浜市戸塚区で家を売る前に、状況別に読む

同じ「家を売る」でも、相続と離婚と住み替えでは、つまずく場所も順番も違います。 当てはまるものから読んでください。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
横浜市栄区約4km4,400万円+400万円
横浜市泉区約5km4,200万円+200万円
横浜市港南区約5km4,300万円+300万円
横浜市磯子区約8km4,100万円+100万円
横浜市瀬谷区約8km4,200万円+200万円
横浜市旭区約8km4,200万円+200万円
横浜市保土ケ谷区約9km4,000万円同水準
横浜市南区約9km3,900万円-100万円
横浜市金沢区約11km4,400万円+400万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

戸塚区で築18年の戸建てを売ります。区の中央値4,000万円より査定が低いのは、担当者が安く見ているからですか?

そうとは限りません。戸塚区の戸建ては、成約の半分が築10年以内です。区の中央値は新しい家の値段に引っぱられています。築18年の家は、築10年の線を越えて一段落ちた後の帯にいます。査定書で、比べた成約が築11〜20年の帯にそろっているかを確かめてください。そろっていれば、中央値との差は帯の違いです。築10年以内の成約が混ざった高い査定のほうが、売り出してから下げることになりやすいです。

築25年の中古マンションを改装してから売ろうと思います。工事費は回収できますか?

戸塚区のデータでは、改装済みのマンションの中央値は未改装を上回っていません。工事費がそのまま成約価格に乗る市場ではない、ということです。まず今の状態で査定を取り、次に直した場合の査定を別に出してもらってください。差額が見積もりより小さければ、直さずに売ります。築25年は、築30年の線を越える前の帯です。いつ売るかも合わせて考えると、判断がしやすくなります。

前面道路が4m未満の戸建てです。戸塚区ではどれくらい不利になりますか?

戸塚区の集計では、前面道路4m未満の戸建ての中央値は、4〜6mとほぼ同じ水準です。一段高いのは6m以上だけです。ただし、これは区全体の中央値の話です。幅4m未満の道に面した敷地は、建て替えのときに道の中心から2m下がる必要がある場合があります。その分だけ建てられる敷地が狭くなるので、個別の家では値段に影響します。後退の有無と済んでいるかどうかを、査定の前に確かめて伝えてください。

横浜市戸塚区で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に矢部町(4,800万円・62件)、平戸(4,400万円・78件)、戸塚町(4,200万円・185件)です。低いほうは深谷町(3,200万円・82件)、原宿(3,450万円・50件)、上矢部町(4,000万円・116件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

横浜市戸塚区では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは上矢部町で築1年、古いほうは平戸で築28年です。築年数が極端に新しい地区は、建売の分譲がそのまま集計に入っています。中古の相場とは分けて見てください。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

横浜市戸塚区で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは戸塚町(185件・中央値4,200万円)、汲沢(138件・中央値4,000万円)、上矢部町(116件・中央値4,000万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(横浜市戸塚区の実成約データの充填元・2023年第2四半期〜2026年第1四半期)・確認日 2026-08-22
  2. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条=道路の定義と2項道路の後退・第43条=接道義務)・確認日 2026-08-22
  3. e-Gov法令検索「都市計画法」(第7条=市街化調整区域の定義・第9条=用途地域の定義・第43条=市街化調整区域での建築の許可)・確認日 2026-08-22

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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