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神奈川の家売却

神奈川県横浜市青葉区の不動産売却|戸建ては築46年以上でも値段が残り、マンションは半分以下になる区

本記事にはプロモーションが含まれます。

結論から

横浜市青葉区の実成約は、中古マンションが1,633件、戸建てが1,448件です(国交省データ)。マンションの中央値は4,200万円、戸建ては6,200万円です。戸建ては築46年以上でも中央値があまり下がらず、マンションは築46年以上で築10年以内の半分以下に落ちます。改装済みのマンションの中央値は未改装を上回っていません。直近1年は戸建てもマンションも横ばいでした。

横浜市青葉区の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか

この区の家を買うのは、家族で住む人が中心だと私たちは見ています。

横浜市青葉区で売れた不動産の件数(約3年)
戸建て1,448件
中古マンション1,633件
土地だけ221件

中古マンションでいちばん多い間取りは3LDKで、家族向けの間取りが72%を占めます。ひとり〜ふたり向けの間取りは4%しかありません。売れた戸建ては、築10年以内の新しい家が43%を占めます。

2だから、この値段

戸建ては古くなっても値段が残り、マンションは古くなるほど大きく下がります。

築年数ごとの、売れた値段の真ん中(中古マンション)

戸建ての真ん中の値段は築10年以内で6,700万円、築46年以上でも4,800万円です。住宅地の地価は60地点のうち60地点で去年より上がりました。戸建ては土地の値打ちが値段を支えていると私たちは見ています。マンションは築10年以内の6,700万円から、築46年以上では2,000万円まで下がります。改装済みのマンションの真ん中の値段(4,000万円)は、未改装(4,200万円)を上回っていません。

3この先、上がりそうか、下がりそうか

すぐに大きく下がる動きは、いまのデータには見えないと私たちは見ています。

住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
  • 上がった60か所
  • 変わらない0か所
  • 下がった0か所
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)
2025年6.7万人
2035年6.7万人
2045年6.4万人

前の年と比べて、戸建ての真ん中の値段は少し上がり(+1.6%)、マンションは変わっていません(±0%)。住宅地の地価は、去年より下がった地点がありません(0)。家を買う年代の人は、2045年までに減る見込みです(−5%)。65歳以上の人は増える見込みです(+38%)。

「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。

ここから下は、上の見立ての元になった数字です。

神奈川県横浜市青葉区の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: マンション0%・戸建て+1.6%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
03,5007,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション4,200万円2,800万円〜6,100万円約58.3万円1,633
戸建て等(土地+建物)6,200万円5,000万円〜7,800万円—1,448
土地——約33.0万円221

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内6,700万円2316,700万円619
築11〜20年5,800万円3416,150万円188
築21〜30年4,400万円4305,600万円269
築31〜45年2,900万円2725,800万円249
築46年〜2,000万円2684,800万円98

参考: 改装済み中古マンションの中央値は4,000万円(166件)、未改装は4,200万円(241件)。 改装済みのほうが高いとは限りません。改装して売られる物件は築年数が経っていることが多いためで、リフォーム費用がそのまま価格に乗るわけではない実態が読み取れます。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

横浜市青葉区で売るなら、いくらくらいか

横浜市青葉区で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「神奈川県の相場データブック」(PDF・9ページ)も、このアドレスにお送りします。

横浜市青葉区で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 横浜市青葉区の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は美しが丘が9,700万円、鴨志田町が5,000万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
美しが丘9,700万円93築15年
美しが丘西5,800万円83築19年
大場町6,500万円76築15年
あざみ野8,700万円69築22年
鴨志田町5,000万円61築6年
新石川9,100万円60築13年
荏田西6,700万円59築8年
市ケ尾町6,300万円53築26年

中古マンション

地区中央値件数築年数
美しが丘6,650万円252築21年
藤が丘4,400万円146築22年
市ケ尾町3,500万円141築24年
あざみ野5,800万円132築24年
すすき野1,600万円115築47年
荏田西4,650万円102築22年
新石川5,900万円98築21年
荏田町3,600万円83築26年

土地(1㎡あたり)

地区中央値件数
美しが丘130万円/㎡19
大場町100万円/㎡15
市ケ尾町94万円/㎡13
あざみ野140万円/㎡13
鴨志田町77万円/㎡11
青葉台170万円/㎡10
美しが丘西98万円/㎡9
藤が丘120万円/㎡8

美しが丘(9,700万円・93件・築15年)

市内の地区の真ん中より45%高い水準です。売れているのは築15年前後です。

美しが丘西(5,800万円・83件・築19年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築19年前後です。

大場町(6,500万円・76件・築15年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築15年前後です。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約1,200万円の差
  • 5m未満5,500万円82件
  • 5〜7m5,850万円54件
  • 7〜10m6,700万円166件
  • 10m以上6,600万円276件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約1,250万円の差
  • 4m未満5,050万円14件
  • 4〜6m6,000万円267件
  • 6m以上6,300万円1057件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約1,400万円の差
  • ほぼ長方形6,700万円182件
  • 長方形6,500万円180件
  • ほぼ台形6,400万円53件
  • 不整形6,200万円61件
  • 袋地等5,300万円78件

不整形地は建物の配置に制約が出るため、同じ面積でも評価が下がりやすい傾向があります。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約2,100万円の差
  • 第1種低層住居専用地域6,400万円1198件
  • 第2種低層住居専用地域6,250万円46件
  • 準住居地域5,600万円41件
  • 第2種中高層住居専用地域5,550万円72件
  • 第1種住居地域5,500万円50件
  • 市街化調整区域4,300万円21件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格を左右するかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約7,900万円の差
  • 鉄骨造14,000万円16件
  • RC11,000万円41件
  • 軽量鉄骨造7,200万円99件
  • 木造6,100万円1257件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約800万円の差
  • 市道6,400万円559件
  • 公道6,200万円622件
  • 私道5,900万円122件
  • 県道5,600万円10件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約1,300万円の差
  • 準住居地域4,700万円280件
  • 第2種中高層住居専用地域4,550万円194件
  • 第1種低層住居専用地域4,350万円238件
  • 第1種住居地域4,000万円244件
  • 近隣商業地域4,000万円157件
  • 第1種中高層住居専用地域3,400万円341件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

横浜市青葉区の駅と、学校・病院の数

家を探す人は、物件を比べるときに駅と学校と病院を見ます。販売図面の「周辺環境」に書かれるのもこのあたりです。横浜市青葉区の分を、国の公開データで数えました。

乗り降りの多い駅(2023年度・1日あたり)

駅路線乗降客数
あざみ野東急電鉄 田園都市線116,404人
青葉台東急電鉄 田園都市線96,457人
たまプラーザ東急電鉄 田園都市線77,074人
あざみ野横浜市 3号線72,564人
市が尾東急電鉄 田園都市線38,083人
江田東急電鉄 田園都市線31,353人
藤が丘東急電鉄 田園都市線25,127人
こどもの国東急電鉄 こどもの国線9,710人

最寄り駅ごとの住宅地の地価(2026年の地価公示・地価調査・1㎡あたり)

最寄り駅地価地点
あざみ野39.4万円10
たまプラーザ38.4万円13
江田34.3万円6
市が尾30.6万円4
青葉台29.6万円13
藤が丘28.4万円8
田奈27.3万円1
恩田20.4万円2

地点が2つ以上ある駅は真ん中の値です。国や県が毎年値段を出している土地で、実際に売れた値段とは別の数字です。

  • 学校小学校 32校・中学校 14校・高等学校 5校
  • 幼稚園・認定こども園23か所

出典: 国土交通省 不動産情報ライブラリ(国土数値情報の駅別乗降客数・学校・医療機関・幼稚園等、地価公示・地価調査)。2026-10-15に取得。学校は私立・国立を含みます。学校と病院は国のデータを作った時点の数なので、そのあとの開校や閉院は入っていないことがあります。保育所はこの数に入っていません。

横浜市青葉区の空き家の数

横浜市青葉区では、住宅のうち6.2%が空き家です(全国は13.8%)。このうち、売りにも貸しにも出ていない「使う予定のない空き家」は1,910戸あります。

住宅の数142,460戸
空き家8,820戸(6.2%)
売りに出ている空き家590戸
使う予定のない空き家1,910戸(住宅の1.3%・全国は5.9%)
そのうち一戸建て740戸
そのうち傷みや壊れがある290戸

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点)。数は調査からの推計で、10の位を四捨五入しているため、合計が合わないことがあります。「使う予定のない空き家」は、調査の「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」です。

売らずに持ち続けると、年にいくらかかるか

値段を見たあとに、もうひとつ数えておく数字があります。固定資産税、空き家になったあとの火災保険、 草刈りと通風に通う時間。実家を売った人の調査では、維持と処分にかかった費用の最多回答は50〜100万円でした。

横浜市青葉区で実際に売れた土地は、㎡あたり33万円が真ん中の値です(国土交通省の成約データ)。 固定資産税の評価額はこれとは別の数字で、市から届く課税明細書で確かめます。

持ち続けると年にいくらか、数え方を見る →

横浜市青葉区はマンション1,633件、戸建て1,448件。古くなった後の値段の残り方が、建物の種類で正反対の区

横浜市青葉区で実際に成約した取引を、国土交通省の不動産情報ライブラリで集計しました。いちばん多いのは中古マンションの1,633件です。

戸建ては1,448件で、マンションとの差は大きくありません。いちばん少ないのは土地だけの取引で、221件でした。

マンションの中央値は4,200万円、㎡単価の中央値は58万円です。戸建ての中央値は6,200万円で、安いほうから4分の1の値が5,000万円、高いほうから4分の1の値が7,800万円でした。

青葉区の数字でいちばん目立つのは、築年が進んだあとの値段の残り方です。戸建ては築46年以上になっても、築10年以内の中央値からあまり下がりません。

マンションは築46年以上で、築10年以内の半分以下まで落ちます。同じ区の中で、建物の種類によって「古さ」の意味が違います。

だから青葉区では、「古いから安い」という言い方が戸建てには当てはまりません。マンションには当てはまります。この記事は、その違いがどこから来るかを順に見ていきます。

戸建ては築46年以上でも中央値があまり下がらない。青葉区の古い戸建ての値段を支えているのは、建物ではなく敷地

青葉区の戸建てを築年帯で並べると、築46年以上の中央値は築10年以内に近い水準にあります。築40年を超えた木造の建物に、買い手が高い評価をつけることはまずありません。それでも値段が残っているなら、残っているのは敷地の値段です。

建築士の視点

木造住宅の建物部分は、年数とともに評価が削られていきます。ただし敷地の評価は、築年では削られません。青葉区の戸建ては、この敷地の評価が値段の大きな部分を占めています。築46年以上の中央値が下がらないのは、そういう構造だと読めます。

注意したいのは、「古い家が高く売れる」のではない点です。買い手が払っているのは、建物ではなく土地の値段です。古い家を売る人は、建物の状態を説明する前に、敷地の条件を整理したほうが話が早く進みます。敷地の条件とは、用途地域・前面道路の幅・建蔽率と容積率のことです。

敷地の条件は、購入時の重要事項説明書に書いてあります。手元になければ、用途地域は市の都市計画の窓口や地図サービスで確認できます。

建物の修繕歴をまとめるより、この三つを先にそろえてください。戸建てを売る前の準備の全体は、戸建てを売る で整理しています。

マンションは築46年以上で築10年以内の半分以下。いちばん深い段は、築21〜30年から築31〜45年へ移るところにある

青葉区の中古マンションは、戸建てと反対の形をしています。築46年以上の中央値は、築10年以内の半分以下です。

下がり方は一定ではなく、帯ごとに段があります。いちばん深い段は、築21〜30年から築31〜45年へ移るところです。

築30年前後の部屋を持っている人にとって、この段は重要です。いま築28年なら、まだ段の上にいます。

築32年なら、段を一つ下りた帯で比べられます。同じ棟の同じ間取りでも、比べられる成約の帯が変わると査定額が変わります。

なぜここで落ちるか。築30年を超えると、買い手は大規模修繕の回数と積立金の残高を気にし始めます。給排水管の更新が済んでいるかも聞かれます。

建物全体にかかる将来の費用が、部屋の値段から差し引かれます。戸建てと違って、敷地の値段が部屋の値段を支えてくれません。敷地は区分所有で、部屋ごとの持分が小さいからです。

この帯の部屋を売るときは、管理組合の長期修繕計画と直近の総会議事録を先に取り寄せてください。将来の費用がいくら見込まれているかを、売り手が先に示せると話が変わります。そろえる資料は、中古マンションを売る にまとめています。

改装済みの中央値が未改装より高くない。青葉区のマンションは、直した費用を値段に乗せられない市場

青葉区の中古マンションでは、改装済みの成約の中央値が未改装を上回っていません。直してから売っても、かけた費用が値段に乗っていないということです。

理由は一つではありません。改装される部屋は築年が進んだものが多く、改装の効果より築年帯の段のほうが大きい、という事情があります。もう一つ、買い手が自分の好みで直したいと考えると、売り手の改装は値段にならない、という事情もあります。

どちらが強いかは、データからは分かりません。分かるのは、改装済みの値段が高くなっていないという結果だけです。

売る側の判断は単純になります。青葉区のマンションでは、売る前に改装しない前提で査定を取ってください。

水まわりの故障など、内見で明らかに不利になる箇所だけを直すかどうかを、査定を出した会社に聞きます。「直せばいくら上がるか」を数字で答えられない改装の提案は、受けないほうが安全です。

直すか直さないかの判断の仕方は、売る前にリフォームすべきか で実成約データを使って整理しています。

3LDKが最多で、2LDKが次。青葉区では間取りをそろえるだけでは足りず、築21〜30年の手前か先かを確かめる

青葉区のマンションでいちばん多く売れている間取りは3LDKで、次が2LDKです。家族向けの部屋が市場の中心にあります。

間取りが同じ成約は多いので、比べる材料には困りません。ただし青葉区では、間取りをそろえるだけでは足りません。同じ3LDKでも、築21〜30年の帯と築31〜45年の帯では中央値の段が違います。

査定で「同じ3LDKの成約と比べました」と言われたら、その成約の築年帯を聞いてください。帯がずれていれば、比べ直してもらいます。

2LDKの成約も多いので、3LDKの成約を面積で割って値段を出す必要はありません。同じ間取り、同じ築年帯の成約で比べてもらってください。成約が多い区だからこそ、条件をそろえた比較ができます。

戸建ての中央値が最高なのは第1種低層住居専用地域、最低は第1種住居地域。青葉区では「隣に何が建つか」が値段に出ている

青葉区の戸建ての成約がいちばん多い用途地域は、第1種低層住居専用地域です。この用途地域は、戸建ての中央値もいちばん高くなっています。いちばん低いのは第1種住居地域でした。

二つの用途地域の違いは、隣に何が建てられるかです。第1種低層住居専用地域は、建物の高さの限度が10mまたは12mに決められています(建築基準法第55条)。大きな店舗や事務所は建てられません。

第1種住居地域は、住宅のほかに一定の規模までの店舗や事務所が建てられます。低層住居専用地域のような高さの限度はありません。

買い手は、家そのものだけでなく、将来も周りが変わりにくいかを見ています。青葉区の戸建ての値段が第1種低層住居専用地域で高いのは、その安心が値段になっていると読めます。

建築士の視点

用途地域は、建て替えのときの条件にも影響します。第1種低層住居専用地域は建蔽率と容積率が低めに定められていることが多く、大きな家は建てにくい地域です。それでも中央値が高いのは、買い手が「広く建てられること」より「周りが変わらないこと」に払っているからです。

この地域の家を売るとき、建て替えの自由度を売りにする必要はありません。敷地の条件と周りの環境を、そのまま伝えれば足ります。逆に第1種住居地域の家を売るときは、隣地の現状と、建てられる建物の規模を買い手が気にします。先に調べて答えられるようにしておくと、値引きの材料を減らせます。

前面道路の幅は6m以上と4〜6mで中央値が分かれる。青葉区の戸建てでは、4mの線ではなく6mの線が値段を分ける

青葉区の戸建てを前面道路の幅で分けると、6m以上と4〜6mで中央値に差が出ています。多くの地域で問題になるのは、4m未満かどうかです。

4m未満の道路に面した敷地は、建て替えのときに道路の中心から2m後退する必要があります(建築基準法第42条)。その分、建てられる面積が減ります。

青葉区の戸建てで差が出ているのは、その線ではありません。4mは超えている家どうしで、6mに届くかどうかで差が出ています。

6m以上の道路に面した家は、車の出し入れと工事車両の入りやすさで有利です。買い手が現地で感じる「道の広さ」が、値段に出ていると読めます。

前面道路の幅は、建築確認の図面か、購入時の重要事項説明書に書いてあります。手元になければ、市の道路の窓口で確認できます。

査定を頼むときは、この数字を先に伝えてください。「前面道路は6mあります」と伝えられる家は、比べられる成約の帯が変わります。

直近1年は戸建てもマンションも横ばい。上がる相場に助けられない年は、最初の売り出し価格で売れるまでの時間が決まる

青葉区の直近1年の中央値は、戸建てもマンションも前の1年とほぼ同じでした。上がってもいないし、下がってもいません。

横ばいの年には、売り方の考え方が変わります。相場が上がっている年は、高めに売り出しても、待っているうちに相場が追いついてくることがあります。横ばいの年には、それがありません。

高めに出した家は、値段を下げるまで売れずに残ります。売れ残った期間が長いと、買い手は「何か問題がある家」と見ます。

青葉区で売り出し価格を決めるときは、査定額ではなく、同じ築年帯の成約の中央値を起点にしてください。査定額はその会社の見立てで、成約は実際に払われた金額です。

二つの差が大きいときは、理由を聞きます。理由が「今は上がっているから」なら、青葉区の直近1年のデータとは合いません。

土地だけの成約は221件で最少。築46年以上でも値段が残る青葉区では、壊して更地にする前提を一度外す

青葉区で土地だけで売れたのは221件で、三つの取引の中でいちばん少ない数です。土地の㎡単価の中央値は33万円でした。

古い戸建てを相続した人は、「壊して土地で売る」を最初に考えがちです。青葉区では、その順番を一度変えてください。戸建ては築46年以上でも中央値があまり下がりません。

建物が付いたままでも、敷地の値段で買い手がついている区です。解体費を自分で払って更地にしても、買い手が増えるとは限りません。土地だけの市場は、戸建ての市場より小さいからです。

比べる数字は二つです。建物付きの査定額と、33万円に敷地面積を掛けて解体費を引いた金額です。解体費は見積もりを取らないと分かりません。

見積もりを取る前に、壊す判断はしないでください。古家付きのまま売るか更地にするかの見極めは、更地で売るか、古家付き土地のまま売るか にまとめています。

青葉区で査定額を読み分ける。戸建ては「敷地の値段」が根拠か、マンションは「築年帯の段」が根拠かを聞く

ここまでの数字を、査定の場で使える形にまとめます。

戸建ての査定では、根拠が敷地の値段になっているかを聞いてください。青葉区の戸建ての値段は、建物より敷地で決まっています。

用途地域・前面道路の幅・敷地面積をそろえた成約と比べているなら、根拠として成り立ちます。築年だけをそろえた成約と比べているなら、比べ直してもらいます。

マンションの査定では、比べた成約の築年帯を聞いてください。築21〜30年と築31〜45年の間には深い段があります。同じ間取り、同じ棟でも、帯がずれた成約で出した金額は使えません。

改装の有無は、青葉区では値段の根拠になりません。改装を理由に高い金額が出ていたら、改装なしの成約で比べ直してもらいます。

どちらの場合も、査定は複数の会社に頼みます。金額の差が、比べた成約の違いで説明できるかを確かめるためです。査定から引き渡しまでの流れは、家を売る流れは7ステップ にまとめています。

横浜市青葉区で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 横浜市青葉区で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q3〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

5,000万円 〜 7,800万円

成約1,448件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は6,200万円です。

中古マンション

2,800万円 〜 6,100万円

成約1,633件。中央値は4,200万円です。 1平方メートルあたりでは583,333円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

250,000円 〜 410,000円

成約221件。中央値は330,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は横浜市青葉区全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

横浜市青葉区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 横浜市青葉区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約1,448件・中央値6,200万円 (5,000万円〜7,800万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約1,633件・中央値4,200万円/1平方メートルあたり583,333円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約221件・1平方メートルあたり中央値330,000円 (250,000〜410,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

横浜市青葉区について、さらに詳しく書いた記事

このページは横浜市青葉区全体の相場をまとめたものです。 条件がはっきりしている場合は、下の記事のほうが早く答えにたどり着きます。

横浜市青葉区で家を売る前に、状況別に読む

同じ「家を売る」でも、相続と離婚と住み替えでは、つまずく場所も順番も違います。 当てはまるものから読んでください。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
横浜市都筑区約3km6,500万円+300万円
横浜市緑区約5km4,900万円-1,300万円
川崎市宮前区約6km4,600万円-1,600万円
川崎市麻生区約6km5,000万円-1,200万円
川崎市多摩区約8km4,900万円-1,300万円
川崎市高津区約8km5,300万円-900万円
横浜市旭区約9km4,200万円-2,000万円
横浜市港北区約9km5,900万円-300万円
横浜市瀬谷区約10km4,200万円-2,000万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

青葉区で築50年の戸建てを相続しました。建物が古いので値段はつかない、と言われました。本当ですか?

青葉区のデータでは、そうとは言えません。戸建ての築46年以上の中央値は、築10年以内からあまり下がっていません。建物の評価は低くても、敷地の値段で買い手がついている区です。「値段がつかない」と言った会社に、何の成約と比べたかを聞いてください。土地だけの成約は221件と少なく、更地にすれば売りやすくなるとも言えません。建物付きの査定額と、33万円に敷地面積を掛けて解体費を引いた金額を並べてから決めてください。

青葉区の築29年の3LDKマンションです。来年まで待つと、何か変わりますか?

築年帯が変わります。青葉区のマンションは、築21〜30年から築31〜45年へ移るところで中央値がいちばん落ちます。築29年はまだ手前の帯にいます。築31年になると、比べられる成約が次の帯に移ります。直近1年の中央値は横ばいなので、待っているうちに相場が上がって補う見込みも、データからは読めません。売る予定があるなら、帯が変わる前に査定を取って、売り出す時期を決めてください。

青葉区のマンションを売る前に、キッチンと浴室を新しくしようと思います。いくら上乗せできますか?

青葉区のデータでは、上乗せは見込めません。改装済みの成約の中央値は、未改装を上回っていません。工事費がそのまま値段に乗る市場ではない、ということです。まず改装しない前提で査定を取ってください。そのうえで、故障している箇所だけを直すかどうかを、査定を出した会社に聞きます。「直せばいくら上がるか」を数字で答えられない提案は、受けないほうが安全です。

横浜市青葉区で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に美しが丘(9,700万円・93件)、新石川(9,100万円・60件)、あざみ野(8,700万円・69件)です。低いほうは鴨志田町(5,000万円・61件)、美しが丘西(5,800万円・83件)、市ケ尾町(6,300万円・53件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

横浜市青葉区では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは鴨志田町で築6年、古いほうは市ケ尾町で築26年です。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

横浜市青葉区で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは美しが丘(93件・中央値9,700万円)、美しが丘西(83件・中央値5,800万円)、大場町(76件・中央値6,500万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(横浜市青葉区の実成約データの充填元・2023年第2四半期〜2026年第1四半期)・確認日 2026-08-22
  2. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条=道路の定義と2項道路の後退・第43条=接道義務・第55条=低層住居専用地域の高さの限度)・確認日 2026-08-22
  3. e-Gov法令検索「都市計画法」(第9条=用途地域の定義)・確認日 2026-08-22

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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