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神奈川の家売却

神奈川県川崎市高津区の不動産売却|マンション中心の区で、築年の段と用途地域から相場を読む

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結論から

川崎市高津区の実成約は、中古マンションが1,519件、戸建てが706件です(国交省データ)。中央値はマンションが4,400万円、戸建てが5,300万円です。値段が大きく落ちる築年は、マンションが築21〜30年の帯を出るところ、戸建てが築46年以上に入るところです。同じ築40年でも、建物の種類で段の手前か先かが逆になります。直近1年はどちらも横ばいでした。

川崎市高津区の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか

高津区で売れる家の多くは中古マンションです。買うのは、家族で暮らす人が中心だと私たちは見ています。

川崎市高津区で売れた不動産の件数(約3年)
戸建て706件
中古マンション1,519件
土地だけ119件

成約のうち65%が中古マンションです。間取りの記録がある部屋のうち64%が3部屋以上で、いちばん多い間取りは3LDKです。区内には、乗り降りの多い駅として溝の口(1日276,715人)・武蔵溝ノ口(1日151,766人)・梶が谷(1日35,653人)があります。

2だから、この値段

マンションの値段は築年とともに段々に下がります。いちばん大きく下がるのは、築21〜30年の帯を出るところです。

築年数ごとの、売れた値段の真ん中(中古マンション)

真ん中の値段は、築10年以内が5,500万円、築11〜20年が4,900万円、築21〜30年が4,400万円です。築31〜45年になると3,200万円まで下がります。改装済みの部屋は4,100万円、未改装の部屋は3,100万円です。買い手は、部屋の古さや手入れの具合を値段に映していると私たちは見ています。

3この先、上がりそうか、下がりそうか

高津区のマンションの値段は、当面は大きく崩れにくいと私たちは見ています。

住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
  • 上がった37か所
  • 変わらない0か所
  • 下がった0か所
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)
2025年6.6万人
2035年7万人
2045年7万人

住宅地の地価は37地点のうち37地点が去年より上がりました。家を買う年代の人は、2045年までに増える見込みです(+7%)。中古マンションの真ん中の値段も、前の年より上がっています(+4.7%)。買い手が減りにくいことが、値段の支えになると考えています。

「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。

ここから下は、上の見立ての元になった数字です。

神奈川県川崎市高津区の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: マンション+4.7%・戸建て+5.9%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
03,0006,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション4,400万円2,700万円〜5,600万円約68.3万円1,519
戸建て等(土地+建物)5,300万円4,200万円〜6,600万円—706
土地——約40.0万円119

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内5,500万円2485,500万円371
築11〜20年4,900万円4024,950万円100
築21〜30年4,400万円4614,400万円68
築31〜45年3,200万円3285,300万円89
築46年〜2,700万円683,550万円52

参考: 改装済み中古マンションの中央値は4,100万円(223件)、未改装は3,100万円(305件)。 差は約32%です。ただし改装される物件は築年数が経っていることが多く、リフォーム費用がそのまま上乗せされるわけではありません。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

川崎市高津区で売るなら、いくらくらいか

川崎市高津区で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「神奈川県の相場データブック」(PDF・9ページ)も、このアドレスにお送りします。

川崎市高津区で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 川崎市高津区の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は溝口が7,250万円、久末が3,800万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
下作延6,200万円73築13年
千年5,100万円58築7年
梶ケ谷6,500万円55築15年
久末3,800万円55築10年
新作5,400万円55築5年
蟹ケ谷4,000万円48築11年
溝口7,250万円42築12年
上作延4,700万円38築18年

中古マンション

地区中央値件数築年数
末長4,800万円198築17年
久本5,800万円195築25年
溝口4,500万円175築21年
下作延4,500万円154築22年
二子5,550万円132築19年
北見方4,900万円87築22年
新作4,400万円87築23年
久地4,000万円77築20年

土地(1㎡あたり)

地区中央値件数
子母口62万円/㎡12
下作延125万円/㎡12
久地66万円/㎡10
溝口250万円/㎡9
末長160万円/㎡9
千年130万円/㎡8

下作延(6,200万円・73件・築13年)

市内の地区の真ん中より15%高い水準です。売れているのは築13年前後です。

千年(5,100万円・58件・築7年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築7年前後です。

梶ケ谷(6,500万円・55件・築15年)

市内の地区の真ん中より20%高い水準です。売れているのは築15年前後です。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約1,900万円の差
  • 5m未満5,100万円69件
  • 5〜7m5,300万円85件
  • 7〜10m5,300万円81件
  • 10m以上7,000万円115件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約1,100万円の差
  • 4m未満4,600万円71件
  • 4〜6m5,100万円351件
  • 6m以上5,700万円213件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約800万円の差
  • ほぼ台形6,000万円35件
  • 長方形5,750万円60件
  • ほぼ長方形5,500万円143件
  • 袋地等5,400万円25件
  • 不整形5,200万円57件

不整形地は建物の配置に制約が出るため、同じ面積でも評価が下がりやすい傾向があります。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約1,400万円の差
  • 準住居地域5,900万円47件
  • 第2種中高層住居専用地域5,800万円79件
  • 第1種住居地域5,600万円147件
  • 第1種低層住居専用地域5,300万円157件
  • 準工業地域5,100万円43件
  • 第1種中高層住居専用地域4,500万円189件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格を左右するかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約10,900万円の差
  • RC16,000万円29件
  • 鉄骨造11,000万円24件
  • 軽量鉄骨造7,800万円23件
  • 木造5,100万円609件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約6,000万円の差
  • 県道11,000万円15件
  • 市道5,600万円267件
  • 私道5,250万円158件
  • 公道5,000万円189件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約2,000万円の差
  • 第1種住居地域4,800万円229件
  • 準工業地域4,500万円240件
  • 近隣商業地域4,300万円83件
  • 第2種中高層住居専用地域4,200万円145件
  • 第1種中高層住居専用地域3,500万円335件
  • 準住居地域2,800万円137件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

川崎市高津区の駅と、学校・病院の数

家を探す人は、物件を比べるときに駅と学校と病院を見ます。販売図面の「周辺環境」に書かれるのもこのあたりです。川崎市高津区の分を、国の公開データで数えました。

乗り降りの多い駅(2023年度・1日あたり)

駅路線乗降客数
溝の口東急電鉄 田園都市線276,715人
武蔵溝ノ口JR南武線151,766人
梶が谷東急電鉄 田園都市線35,653人
高津東急電鉄 田園都市線27,687人
久地JR南武線26,264人
二子新地東急電鉄 田園都市線20,099人
津田山JR南武線7,412人

最寄り駅ごとの住宅地の地価(2026年の地価公示・地価調査・1㎡あたり)

最寄り駅地価地点
二子新地49万円2
溝の口47.7万円8
高津45万円5
元住吉34.7万円1
津田山32万円2
久地31.7万円1
梶が谷30.9万円7
武蔵新城27.4万円10

地点が2つ以上ある駅は真ん中の値です。国や県が毎年値段を出している土地で、実際に売れた値段とは別の数字です。

  • 学校小学校 16校・中学校 6校・高等学校 2校
  • 幼稚園・認定こども園10か所
  • 病院・診療所病院 5・診療所 140・歯科 104病床の多い病院は 帝京大学医学部附属溝口病院(400床)、医療法人社団ハートフル川崎病院(320床)、虎の門病院分院(300床)

出典: 国土交通省 不動産情報ライブラリ(国土数値情報の駅別乗降客数・学校・医療機関・幼稚園等、地価公示・地価調査)。2026-10-15に取得。学校は私立・国立を含みます。学校と病院は国のデータを作った時点の数なので、そのあとの開校や閉院は入っていないことがあります。保育所はこの数に入っていません。

川崎市高津区の空き家の数

川崎市高津区では、住宅のうち7.4%が空き家です(全国は13.8%)。このうち、売りにも貸しにも出ていない「使う予定のない空き家」は1,270戸あります。

住宅の数124,190戸
空き家9,200戸(7.4%)
売りに出ている空き家470戸
使う予定のない空き家1,270戸(住宅の1.0%・全国は5.9%)
そのうち一戸建て530戸
そのうち傷みや壊れがある250戸

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点)。数は調査からの推計で、10の位を四捨五入しているため、合計が合わないことがあります。「使う予定のない空き家」は、調査の「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」です。

売らずに持ち続けると、年にいくらかかるか

値段を見たあとに、もうひとつ数えておく数字があります。固定資産税、空き家になったあとの火災保険、 草刈りと通風に通う時間。実家を売った人の調査では、維持と処分にかかった費用の最多回答は50〜100万円でした。

川崎市高津区で実際に売れた土地は、㎡あたり40万円が真ん中の値です(国土交通省の成約データ)。 固定資産税の評価額はこれとは別の数字で、市から届く課税明細書で確かめます。

持ち続けると年にいくらか、数え方を見る →

川崎市高津区はマンション1,519件、戸建て706件。同じ築40年でも、マンションは値段の段を越えた先、戸建ては段の手前にいる区

国土交通省の不動産情報ライブラリに載っている、川崎市高津区の実成約を読みます。件数がいちばん多いのは中古マンションで、1,519件です。戸建ては706件、土地だけの取引は119件で、土地がいちばん少ない区です。

マンションの中央値は4,400万円で、面積あたりでは68万円/平方メートルです。戸建ての中央値は5,300万円で、真ん中の半分は4,200万円から6,600万円に入ります。

高津区で目立つのは、マンションと戸建てで「値段が大きく落ちる築年」がずれていることです。マンションがいちばん落ちるのは、築21〜30年の帯から築31〜45年の帯へ移るところです。戸建てがいちばん落ちるのは、築31〜45年の帯から築46年以上の帯へ移るところです。

同じ築40年でも、マンションは段を越えた先にいて、戸建てはまだ手前にいます。建物の種類が違えば、同じ築年でも当てる物差しが変わります。

マンションの成約は戸建ての2倍を超えます。この記事はマンションの話から始め、戸建てと土地を後ろに置きました。

売却の一般的な流れや必要書類は、家を売る流れは7ステップにまとめてあります。ここでは、高津区のデータで値段が分かれている線だけを順に書きます。

高津区のマンションは築21〜30年の帯を出ると値段が大きく落ちる。築46年以上は築10年以内の半分以下で、段の先は別の相場になる

高津区の中古マンションを築年の帯で並べると、下がり方は一様ではありません。いちばん落ち幅が大きいのは、築21〜30年の帯から築31〜45年の帯へ移るところです。

それ以外の帯の境目は、ここより落ち幅が小さくなっています。築46年以上の帯まで進むと、中央値は築10年以内の帯の半分以下です。

半分以下まで落ちるということは、築46年以上の部屋を買う人は、築浅の部屋と同じ予算で探している人ではありません。同じ区の同じ間取りでも、値段の帯が違えば集まる買い手が違います。査定で比べる成約は、自分の部屋と同じ帯から取る必要があります。

築31〜45年の帯にいる部屋を、築21〜30年の帯の成約で査定すると高く見えます。その金額で売り出すと、問い合わせが来ないまま時間が過ぎます。反対に、築21〜30年の帯にいる部屋を段の先の成約で査定すると、低く出ます。

自分の部屋がどちらの帯にいるかを、査定書の比較事例で確かめてください。マンションを売る準備の全体は、中古マンションを売るに分けて書いています。

3LDKが最多で2LDKが次。高津区では総額の中央値4,400万円と単価の中央値68万円のどちらで自分の部屋を測るかを先に決める

高津区のマンションの成約でいちばん多い間取りは3LDKで、次が2LDKです。区の中央値4,400万円は、3LDKの成約に引かれた数字です。

2LDKの部屋をこの中央値と比べると、自分の部屋が安く見えます。広さが違うものを総額で並べているからです。

総額で比べにくいときは、面積あたりの単価68万円/平方メートルを使います。ただし、単価にも癖があります。

単価は広さの影響を受けるので、3LDKの単価と2LDKの単価を同じ数字で扱うと、ずれが残ります。総額か単価かを決めるだけでは足りません。

使えるのは、同じ間取りの成約に絞ってから、総額と単価の両方を見ることです。3LDKなら区の中央値が物差しとして使いやすく、2LDKなら同じ間取りの成約に絞ってから単価を当てます。

高津区は成約が1,519件あるので、間取りで絞っても比べる成約は残ります。間取りをそろえずに出た査定は、その時点で根拠が弱いと考えてください。

改装済みの中央値は未改装より高い。ただし高津区では、改装で築年の段を戻すことはできない

高津区の中古マンションは、改装済みの成約の中央値が未改装より高く出ています。ただし、この差を「工事費が回収できる」と読むのは早すぎます。

改装済みの部屋はそのまま住めるので、買い手が値引きの理由を一つ失います。高く出ている分が工事費を上回るかは、部屋ごとに違います。

もう一つ、高津区で外せない点があります。改装は築年を変えません。築35年の部屋を直しても、比べられる成約は築31〜45年の帯のままです。

築21〜30年の帯の値段には戻りません。築年の段と改装の上乗せは、別々に動く二つの数字です。段の先にいる部屋を直すときは、この二つを同じ査定書の中で分けて出してもらってください。

直すかどうかは、査定で「現状のまま」と「直した場合」の二つの金額を聞いてから決めます。差額が工事費を下回るなら、直さずに売るほうが手元に残ります。

判断の材料は、売る前にリフォームすべきかに愛知の成約データで整理してあります。高津区でも、見方は同じです。

直近1年はマンションも戸建ても横ばい。高津区で各社の査定額が割れたら、原因は相場の向きではなく比べた成約の選び方にある

直近1年の中央値は、前の1年と比べてマンションも戸建てもほぼ横ばいです。相場が動いていない年は、査定額がそろいやすいと思われがちです。

実際には、複数社の査定額が割れることは珍しくありません。割れた原因は相場の向きではなく、各社がどの成約を比較対象に選んだかの違いです。

上がっている年なら、高めの査定も半年後の相場に追いつくことがあります。横ばいの年には、その助けがありません。

高く出た査定は高いまま残り、売り出し価格がそのまま売れ残りの原因になります。査定額が割れたら、高いほうに喜ぶ前に、比べた成約の築年帯と間取りを各社に聞いてください。

売り出してから値段を下げる場合も同じです。横ばいの年では「相場が下がったから」という説明が使えません。

最初の価格が比べた成約からずれていた、という説明になります。下げ幅を決めるときも、同じ帯の成約に戻って決めます。

戸建ては706件。古くなっても中央値は3割ほどしか下がらず、落ちるのは築46年以上の帯に入ってから

高津区の戸建ては706件です。築年の帯で並べると、築46年以上の帯の中央値は、築10年以内の帯より3割ほど低い位置にあります。

半分以下まで落ちるマンションとは、残り方が違います。戸建てでいちばん落ち幅が大きいのは、築31〜45年の帯から築46年以上の帯へ移るところです。

築45年の線まで値段が持つのは、建物の値段が残っているからではありません。敷地の値段が下支えしているからです。木造の建物は、税務上の耐用年数が22年と決まっています。

それを大きく過ぎた家の査定額は、ほぼ土地の値段です。築46年以上で落ちる分は、建物が古くなった分というより、買い手が解体費を見込んで引く分と読めます。

同じ築40年でも、戸建ては段の手前です。築40年の戸建てを「古いから土地値」と言われたら、築31〜45年の帯の成約で比べた金額かを確かめてください。

築46年以上の帯の成約が混ざっていれば、その分だけ低く出ています。逆に、築46年以上の家を築31〜45年の帯の成約で査定されると、売り出してから下げることになります。

成約がいちばん集まる第1種中高層住居専用地域が、戸建ての中央値がいちばん低い用途地域。高津区の5,300万円は安い側の成約に引かれた数字

高津区の戸建てを用途地域で分けると、成約がいちばん多いのは第1種中高層住居専用地域です。そして、中央値がいちばん低いのも第1種中高層住居専用地域です。

いちばん高いのは第1種住居地域です。成約の数がいちばん多い地域が、値段がいちばん低い地域でもあります。

この並びは、区の中央値5,300万円の読み方を変えます。中央値は、成約の数が多い地域に引かれます。高津区の戸建ての中央値は、いちばん安い用途地域の成約に引かれた数字です。

第1種住居地域の家をこの中央値と比べると、自分の家が安く見えます。第1種中高層住居専用地域の家なら、区の中央値とのずれは他の用途地域より小さいと読めます。

建築士の視点

用途地域は、都市計画法で定められた地域の区分です。第1種中高層住居専用地域は、中高層の住宅のための住環境を守る地域です。第1種住居地域は、住環境を守りながら、より大きな店舗や事務所も建てられる地域です。建ぺい率と容積率の上限も、用途地域ごとに都市計画で決まっています。

買い手は、この家を建て替えたときに何がどこまで建てられるかを見ています。同じ広さの敷地でも、用途地域が違えば建てられる建物の大きさが違います。値段の差の理由を用途地域だけで説明することはできませんが、査定の比較対象を用途地域でそろえる理由はここにあります。

自分の家の用途地域は、川崎市の都市計画図で確かめられます。査定を頼む前に調べて、同じ用途地域の成約で比べた金額かを聞いてください。

用途地域が値段に出る理由は、土地の形と用途地域で、価格はどう変わるかに愛知の実データで書いています。

前面道路の幅で戸建ての中央値は三つに分かれる。高津区では用途地域で低く出た家を、道路幅の帯で比べ直す

高津区の戸建ては、前面道路の幅でも中央値が分かれます。区分は4m未満・4〜6m・6m以上の三つで、それぞれ中央値が違います。用途地域とは別の軸で、値段が分かれています。

建築基準法では、建物を建てる敷地は幅4m以上の道路に2m以上接していなければなりません。前面道路が4m未満の場合、建て替え時に道路の中心線から2m後退する必要が出ることがあります。

後退した分は敷地として使えません。買い手はこの分を値段から引きます。

4mの線を越えても、6mの線がもう一つあります。住居系の用途地域では、容積率は前面道路の幅に0.4を掛けた数字で頭打ちになることがあります。

道路が広いほど、建てられる延べ床面積の上限が上がります。道路幅が値段に出る理由は、この二つの線にあります。

高津区で使えるのは、用途地域と道路幅の二つの軸を別々に当てることです。用途地域で低く出た家でも、道路幅の帯が上なら、その帯の成約で比べ直す余地があります。

逆に第1種住居地域の家でも、前面道路が4m未満なら、用途地域の名前だけで高く見積もらないほうが安全です。査定を頼むときは、用途地域と道路幅の両方を最初に伝えてください。

土地だけの成約は119件で最少。40万円は敷地の面積を掛けて初めて、古い戸建ての値段と並べられる

高津区の土地だけの成約は119件で、三つの中でいちばん少ない数です。面積あたりの単価は、中央値で40万円/平方メートルです。

この数字は、そのままでは戸建ての値段と並べられません。敷地の面積を掛けて、初めて総額になります。

古い戸建てを持つ人が土地の単価を見る理由は、壊して売るかどうかを決めるためです。高津区の戸建ては、築46年以上でも中央値が3割ほどしか下がっていません。

単価に敷地面積を掛けた総額から解体費を引いた数字と、そのまま売った場合の金額を並べます。そのまま売った金額が上なら、壊す理由はありません。

解体費は、建物の構造・広さ・重機が入るかで変わります。見積もりを取る前に、壊さない値段を先に取ってください。

順番が逆になると、解体費を払った後で「壊さないほうが高かった」と分かることがあります。判断の手順は、更地で売るか、古家付き土地のまま売るかに書いています。

高津区で査定を頼むとき、金額の前に「どの成約を外したか」を聞く

高津区の査定で確かめることを、最後にまとめます。金額の前に聞くのは「どの成約を外したか」です。マンションなら、築年の段の向こう側の成約を外しているか。

3LDKと2LDKを混ぜていないか。改装済みと未改装を分けているか。この三つを外した後に残った成約の数を聞いてください。

戸建てなら、用途地域と前面道路の幅をそろえた成約か。築31〜45年の帯と築46年以上の帯を分けているか。

古い家なら、壊す前提と壊さない前提の金額を両方出しているか。この三つです。

外した成約を聞くと、査定額の根拠が見えます。外し方が雑な査定は、金額が高くても低くても当てになりません。

高津区は成約が多い区なので、きちんと外しても比べる相手は残ります。残った成約の数と中身を見てから、売り出し価格を決めてください。

川崎市高津区で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 川崎市高津区で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q3〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

4,200万円 〜 6,600万円

成約706件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は5,300万円です。

中古マンション

2,700万円 〜 5,600万円

成約1,519件。中央値は4,400万円です。 1平方メートルあたりでは683,333円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

190,000円 〜 590,000円

成約119件。中央値は400,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は川崎市高津区全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

川崎市高津区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 川崎市高津区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約706件・中央値5,300万円 (4,200万円〜6,600万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約1,519件・中央値4,400万円/1平方メートルあたり683,333円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約119件・1平方メートルあたり中央値400,000円 (190,000〜590,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

川崎市高津区について、さらに詳しく書いた記事

このページは川崎市高津区全体の相場をまとめたものです。 条件がはっきりしている場合は、下の記事のほうが早く答えにたどり着きます。

川崎市高津区で家を売る前に、状況別に読む

同じ「家を売る」でも、相続と離婚と住み替えでは、つまずく場所も順番も違います。 当てはまるものから読んでください。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
川崎市宮前区約3km4,600万円-700万円
川崎市多摩区約5km4,900万円-400万円
川崎市中原区約5km6,200万円+900万円
世田谷区約7km9,500万円+4,200万円
横浜市都筑区約7km6,500万円+1,200万円
横浜市青葉区約8km6,200万円+900万円
横浜市港北区約9km5,900万円+600万円
川崎市麻生区約9km5,000万円-300万円
川崎市幸区約9km5,000万円-300万円
大田区約11km6,900万円+1,600万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

高津区に築40年の戸建てと築40年のマンションを持っています。同じ築年なのに、査定の説明がまるで違いました。

高津区のデータでは、その違いは自然です。マンションで値段がいちばん落ちるのは、築21〜30年の帯から築31〜45年の帯へ移るところです。築40年のマンションは、段を越えた先にいます。戸建てでいちばん落ちるのは、築31〜45年の帯から築46年以上の帯へ移るところです。築40年の戸建ては、まだ段の手前にいます。落ち方も違い、マンションは築46年以上で築10年以内の半分以下、戸建ては3割ほど下がるにとどまります。確かめるのは、どちらの査定も自分の物件と同じ築年帯の成約で比べているかです。

第1種中高層住居専用地域の戸建てです。査定額が区の中央値と同じくらいで、低すぎる気がします。

高津区の戸建ては、成約がいちばん多い用途地域が第1種中高層住居専用地域で、中央値がいちばん低いのも同じ地域です。区の中央値は成約が多い地域に引かれるので、この地域の家が区の中央値に近い金額で出るのは、ずれが小さい側です。それでも確かめる余地はあります。高津区の戸建ては前面道路の幅でも中央値が三つに分かれています。前面道路が6m以上なら、同じ用途地域で同じ道路幅の帯の成約だけで比べ直してもらってください。用途地域の名前だけで出た査定と、道路幅までそろえた査定は、金額が変わることがあります。

相場は横ばいと聞いたのに、3社の査定額が大きく割れました。どれを信じればいいですか?

横ばいの年に査定額が割れたら、原因は相場の向きではありません。各社が比べる成約として何を選び、何を外したかの違いです。高津区のマンションなら、築年の段の向こう側の成約を混ぜていないか、3LDKと2LDKを混ぜていないか、改装済みと未改装を分けているかを3社それぞれに聞いてください。戸建てなら、用途地域と前面道路の幅をそろえた成約かを聞きます。金額がいちばん高い社より、外した成約の説明がいちばん具体的な社の根拠が、売り出し価格を決める材料になります。

川崎市高津区で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に溝口(7,250万円・42件)、梶ケ谷(6,500万円・55件)、下作延(6,200万円・73件)です。低いほうは久末(3,800万円・55件)、蟹ケ谷(4,000万円・48件)、上作延(4,700万円・38件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

川崎市高津区では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは新作で築5年、古いほうは上作延で築18年です。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

川崎市高津区で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは下作延(73件・中央値6,200万円)、千年(58件・中央値5,100万円)、梶ケ谷(55件・中央値6,500万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(川崎市高津区の実成約データの充填元・2023年第2四半期〜2026年第1四半期)・確認日 2026-08-22
  2. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条=道路の定義と2項道路の後退・第43条=接道義務・第52条=前面道路の幅員による容積率の制限)・確認日 2026-08-22
  3. e-Gov法令検索「都市計画法」(第9条=第1種中高層住居専用地域・第1種住居地域など用途地域の定義)・確認日 2026-08-22

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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