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神奈川の家売却

神奈川県川崎市中原区の不動産売却|マンション成約が戸建ての3倍を超える区で、相場を読む

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結論から

川崎市中原区の実成約は、中古マンションが2,477件、戸建てが674件です(国交省データ)。マンションの中央値は5,500万円、戸建ては6,200万円です。マンションの成約が戸建ての3倍を超える区で、値段が大きく落ちる線はマンションが築30年、戸建てが築45年にあります。成約が多いぶん、査定では「どの成約と比べたか」を確かめることが先です。直近1年はどちらも横ばいでした。

川崎市中原区はマンション2,477件、戸建て674件。マンションの成約が戸建ての3倍を超える区では、査定の良し悪しは「どの成約と比べたか」で決まる

川崎市中原区で実際に成約した取引を、国土交通省の不動産情報ライブラリのデータで読みます。中古マンションの成約は2,477件で、中央値は5,500万円です。面積あたりの単価は、中央値で100万円/平方メートルです。

戸建ては674件で、中央値は6,200万円です。成約の半分が入る幅は4,800万円から7,500万円です。土地だけの成約は188件で、三つの中でいちばん少ない区です。

マンションの成約は戸建ての3倍を超えます。中原区で家を売る人の多くは、マンションを売る人です。

この記事も、マンションの話から始めます。戸建てと土地は後ろにまとめました。

成約が多い区には、成約が少ない区とは別の落とし穴があります。比べる相手が足りないのではなく、比べる相手が多すぎます。築年帯も間取りも改装の有無も違う部屋を一つの中央値にまとめると、自分の部屋の値段から離れます。

中原区の査定で見るのは、金額そのものより「どの成約を選び、どの成約を外したか」です。この記事は、中原区のデータで値段が分かれている線を順に示します。

中原区のマンションは築30年の線で値段が段になる。築46年以上は築10年以内の半分を割り、線の手前と先では比べる成約を分ける

中原区の中古マンションを築年の帯で並べると、値段がいちばん大きく落ちるのは一か所です。築21〜30年の帯から、築31〜45年の帯へ移るところです。築46年以上の帯まで進むと、中央値は築10年以内の帯の半分を割ります。

この形が意味するのは、築30年の線の手前と先で、買い手が別の人になっているということです。線の手前では、築年の差は値段の差として小さく出ます。線を越えると、同じ間取り・同じ広さでも、比べる成約の帯が変わります。

売る側が使えるのは、自分の部屋がどちら側にいるかです。築25年の部屋なら、築21〜30年の帯の成約で比べます。築35年の部屋の成約が根拠に混ざっていれば、査定は低く出ます。

逆に、築35年の部屋を築21〜30年の帯の成約で査定されると、売り出してから値段が動かなくなります。線の手前の部屋は高すぎる根拠を、線の先の部屋は低すぎる根拠を、それぞれ疑ってください。

建築士の視点

築30年の線が深くなる理由は、建物の中身が二つ変わるからです。一つは耐震の基準です。1981年6月の建築確認から新しい耐震基準になりました。築31〜45年の帯は、この線をまたぎます。旧耐震かどうかは、住宅ローンの審査と保険料に出ます。買い手が値段を下げて見る理由として、いちばん重いものです。

もう一つは修繕です。外壁と屋上防水の大規模修繕が一巡し、二回目が視野に入る時期です。給水管や排水管の更新も重なってきます。積立金が足りているか、一時金の徴収が決まっていないかを、買い手は管理組合の資料で見ます。

築30年を越えた部屋を売る人は、査定の前に資料をそろえてください。建築確認の日付、修繕の履歴、長期修繕計画、積立金の残高の四つです。中原区は築31〜45年の帯の成約も多いので、この資料がある部屋とない部屋の差が、値段に出ます。

マンションを売るときの準備で、戸建てと違う点は 中古マンションを売る にまとめています。

3LDKが最多で2LDKが次。成約が2,477件ある中原区では、間取り・築年帯・改装の三つをそろえても比べる相手が残る

中原区のマンションで、いちばん多く売れている間取りは3LDKです。次が2LDKです。この二つで、成約の大きな部分を占めます。

成約が少ない区では、間取りをそろえると比べる相手が消えます。だから築年帯を広げたり、隣の区まで見たりします。中原区は違います。

3LDKに絞り、築年帯を一つに絞り、改装の有無まで分けても、比べる成約が残ります。この区で「似た成約がないので広めに取りました」という説明が出てきたら、絞り方を聞き直してください。絞れる区で絞らない査定は、根拠が薄くなります。

3LDKと2LDKでは、買う人の暮らし方が違います。3LDKは家族向け、2LDKは少人数の世帯向けに使われることが多い間取りです。買い手が違えば、値段の付き方も違います。

2LDKを3LDKの単価で割り戻した査定や、その逆は、中原区では使わないほうが安全です。同じ間取りの成約だけで根拠を作れる区だからです。

改装済みの中央値は未改装より高い。中原区では「直してから売る」より「直した部屋と比べられているか」を確かめる

中原区では、改装済みと記載のあるマンションの中央値が、未改装より高く出ています。この数字だけを見ると、直してから売りたくなります。ここは二つに分けて考えてください。

一つは、売る前に直すかどうかです。改装済みが高いのは、買い手がそのまま住めるからです。直した費用がそのまま値段に乗る、という意味ではありません。

工事費と、直した場合の値上がり幅を並べて、差が出るときだけ直す。これが順番です。査定のときに「現状の金額」と「直した場合の金額」を両方聞けば、差は分かります。

もう一つは、未改装のまま売るときの査定です。中原区は改装済みの成約が多いので、未改装の部屋の査定に改装済みの成約が混ざりやすくなります。混ざると、査定は高く出ます。

売り出してから内見で「古い」と言われ、値引きの交渉になります。未改装の部屋は、未改装の成約で比べた査定かを確かめてください。高い査定を見てうれしい気持ちは分かりますが、中原区ではその査定の根拠を先に聞いたほうが、結果として手元に残ります。

売る前のリフォームをどう判断するかは、売る前にリフォームすべきか で実データから整理しています。

直近1年はマンションも戸建ても横ばい。中原区では、1年前の成約がまだ物差しとして使える年

直近1年の中央値は、前の1年と比べて、マンションも戸建てもほぼ横ばいでした。上がっていないので、待てば高くなる年ではありません。下がってもいないので、急いで売る年でもありません。

横ばいの年には、一つ使える点があります。1年前の成約が、まだ今の値段の物差しになることです。上がり続ける年は、1年前の成約で査定すると低く出ます。

下がり続ける年は、高く出ます。横ばいの年は、どちらのずれも小さい。

中原区は成約が多い区なので、同じ棟や同じ通りの成約を1年さかのぼって探せます。同じ棟の成約があれば、それが最も強い根拠です。

ただし、横ばいなのは区全体の中央値です。築30年の線を越えた部屋は、帯が変わった分だけ下がります。

「相場は横ばいなのに、うちの査定は去年より低い」という場合、原因は相場ではなく、自分の部屋が線を越えたことにあります。先に築年帯を確かめてください。

戸建ては674件。築46年以上でも築10年以内の7割が残り、段は築45年の線にある

ここからは戸建ての話です。中原区の戸建ての成約は674件で、中央値は6,200万円です。

築年の帯で並べると、マンションとは形が違います。築46年以上の帯の中央値は、築10年以内の帯より3割ほど低い水準です。つまり7割が残ります。

いちばん大きく落ちるのは、築31〜45年の帯から築46年以上の帯へ移るところです。マンションの線が築30年にあるのに対し、戸建ての線は築45年にあります。

この15年のずれは、値段を決めているものの違いから来ています。マンションの値段は建物の値段です。建物が古くなれば、値段も下がります。

戸建ての値段は、建物と敷地の合計です。中原区では、建物が古くなっても敷地の値段が残るので、7割の水準が保たれています。築46年以上で落ちるのは、建物の値段がほぼ消え、敷地だけの値段に近づくからです。

戸建てを売る人は、築年で自分の値段を決めないでください。築40年の家なら、まだ築31〜45年の帯にいます。

築46年以上の成約と比べた査定は低く出ます。逆に、築50年の家は築46年以上の帯の成約で比べた査定でないと、売り出してから動きません。

戸建ての中央値が最高なのは近隣商業地域、最低は準住居地域。成約が集まる第1種中高層住居専用地域は、用途地域の名前から値段を読みにくい区

中原区の戸建てを用途地域で分けると、中央値がいちばん高いのは近隣商業地域です。いちばん低いのは準住居地域です。成約がいちばん多いのは第1種中高層住居専用地域で、その中央値は最高と最低の間にあります。

用途地域は都市計画法で定められています。近隣商業地域は、近隣の住民に日用品を供給する商業の利便を増進するための地域です。

準住居地域は、道路の沿道としての業務の利便を図りつつ、住居の環境を保護する地域です。第1種中高層住居専用地域は、中高層住宅の良好な住居環境を保護する地域です。

近隣商業地域の戸建てが高いのは、敷地の使い道が広いからです。住宅だけでなく、店舗や事務所を建てられます。買い手が住む人に限られないので、敷地の値段が上がります。

準住居地域が低いのは、幹線道路沿いの用途を想定した地域だからです。住まいとして買う人の評価が分かれます。

中原区で注意したいのは、成約が集まる第1種中高層住居専用地域が中間にいることです。最も多い用途地域の成約が、区の中央値をほぼ作っています。近隣商業地域の家をこの中央値で査定すると低く出ます。

準住居地域の家をこの中央値で査定すると高く出て、売れません。自分の家の用途地域は、川崎市の都市計画情報で調べられます。査定の前に確かめてください。

用途地域と土地の形が値段にどう出るかは、土地の形と用途地域で、価格はどう変わるか にまとめています。

前面道路の幅で戸建ての中央値は三つに分かれる。中原区では4mの線と6mの線を、容積率の計算と一緒に伝える

中原区の戸建てを前面道路の幅で分けると、4m未満、4〜6m、6m以上の三つで中央値が違います。道路の幅は後から変えられません。だから査定の根拠として強く、買い手も必ず見ます。

建築士の視点

4mの線は、建築基準法で決まっています。建物の敷地は幅4m以上の道路に2m以上接していなければなりません。幅4m未満の道路に面した敷地は、建て替えのときに道路の中心から2mの位置まで下がります。下がった分は敷地として使えません。

6mの線は、容積率の計算から来ます。建築基準法では、前面道路の幅が12m未満のとき、住居系の用途地域では道路の幅に0.4を掛けた数が容積率の上限になります。中原区で成約が最も多い第1種中高層住居専用地域は、住居系です。道路が4mなら上限は160%、6mなら240%です。都市計画で定められた容積率がこれより大きい敷地では、道路の幅が建てられる大きさを決めます。

中原区の戸建てで道路幅の差が中央値に出るのは、この計算が買い手の側で働いているからです。査定を頼むときは、前面道路の幅と、道路の中心からの後退が済んでいるかを伝えてください。後退が済んでいない4m未満の家は、後退後の敷地面積で値段を見られます。後退が済んでいる家は、そのことを先に言わないと、済んでいない前提で値段を引かれます。

道路の幅と間口が値段にどう出るかは、間口と前面道路で売却価格はどれだけ変わるか で実データから示しています。

土地だけの成約は188件で最少。中原区の土地の値段は、68万円より戸建ての成約から逆に読む

中原区の土地だけの成約は188件です。マンションと戸建てに比べて、いちばん少ない区分です。単価の中央値は68万円/平方メートルです。

成約が少ない区分の中央値は、少ない数の取引で決まります。一つの大きな取引で動きます。中原区で土地の値段を読むときは、この中央値を一つの目安にとどめてください。

戸建ての成約から敷地の値段を逆に読むほうが、根拠になります。築46年以上の戸建ての値段は、建物がほぼ消えた敷地の値段に近い。その成約が、土地だけの成約より多くあります。

古い戸建てを持っていて、壊して更地で売るか迷っている人は、順番を守ってください。先に、そのままの状態での査定を取ります。次に、更地にした場合の査定を取り、解体費を引きます。

二つを並べてから決めます。中原区では築46年以上でも戸建ての値段が7割残るので、壊す前提で始めると、残っていた値段を自分で消すことがあります。

中原区で査定を頼むとき。マンションは「同じ棟の成約が何件あるか」、戸建ては「用途地域と道路幅をそろえた成約か」

ここまでの内容を、査定を頼むときの確かめ方にまとめます。売却の流れ、必要な書類、仲介手数料の計算は、どの区でも同じです。それぞれ別の記事で説明しているので、ここでは中原区で違ってくる点だけを書きます。

マンションを売る人が聞くことは三つです。一つ目は、同じ棟の成約が何件あり、その成約を根拠にしたかです。中原区は成約が多いので、同じ棟の成約が見つかる可能性があります。

二つ目は、比べた成約の築年帯が自分の部屋と同じかです。築30年の線の手前と先を混ぜた査定は、中原区ではずれます。

三つ目は、改装の有無をそろえたかです。改装済みの成約で未改装の部屋を査定すると、高く出て売れません。

戸建てを売る人が聞くことも三つです。一つ目は、用途地域をそろえた成約かです。第1種中高層住居専用地域の中央値で近隣商業地域の家を査定すると、低く出ます。

二つ目は、前面道路の幅をそろえたかです。4m未満、4〜6m、6m以上のどの帯の成約と比べたかで、値段は変わります。

三つ目は、築45年の線のどちら側の成約かです。築31〜45年の帯と築46年以上の帯を混ぜた査定は、根拠が薄くなります。

査定額が複数社で違うとき、高いほうを選びたくなります。中原区では、高い査定より根拠の絞り方が正しい査定を選んでください。成約が多い区では、根拠を絞った査定ほど、売り出した後の値段と近くなります。

査定額と売れる値段が違う理由は、不動産査定の仕組み で机上査定と訪問査定に分けて説明しています。

神奈川県川崎市中原区の実際の成約価格

2023Q2〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年8月24日中央値 前年比: マンション+1.8%・戸建て+2.4%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
03,5007,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション5,500万円3,000万円〜8,100万円約100.0万円2,477
戸建て等(土地+建物)6,200万円4,800万円〜7,500万円674
土地約68.0万円188

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内6,700万円8156,300万円339
築11〜20年7,000万円7426,100万円85
築21〜30年5,100万円4635,200万円63
築31〜45年1,400万円3546,900万円84
築46年〜2,400万円694,000万円61

参考: 改装済み中古マンションの中央値は4,950万円(242件)、未改装は3,300万円(647件)。 差は約50%です。ただし改装される物件は築年数が経っていることが多く、リフォーム費用がそのまま上乗せされるわけではありません。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-08-24取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

川崎市中原区で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 川崎市中原区の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は小杉陣屋町が7,250万円、上平間が4,700万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
上小田中6,000万円65築9年
井田5,150万円54築16年
木月7,050万円52築10年
上平間4,700万円45築6年
小杉陣屋町7,250万円44築2年
下小田中6,300万円43築5年
宮内5,350万円42築8年
中丸子6,100万円38築2年

中古マンション

地区中央値件数築年数
小杉町9,500万円302築7年
中丸子6,900万円271築15年
市ノ坪6,700万円223築9年
新丸子東8,400万円221築17年
上小田中5,400万円145築21年
丸子通3,800万円129築27年
下小田中4,200万円105築24年
新丸子町3,000万円97築11年

土地(1㎡あたり)

地区中央値件数
木月275万円/㎡18
井田130万円/㎡15
小杉陣屋町235万円/㎡14
新城300万円/㎡13
宮内130万円/㎡11
上平間180万円/㎡10
上小田中240万円/㎡10
下小田中225万円/㎡10

上小田中(6,000万円・65件・築9年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築9年前後です。

井田(5,150万円・54件・築16年)

市内の地区の真ん中より16%低い水準です。売れているのは築16年前後と古めで、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。

木月(7,050万円・52件・築10年)

市内の地区の真ん中より16%高い水準です。売れているのは築10年前後です。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約5,200万円の差
  • 5m未満5,800万円88件
  • 5〜7m5,950万円90件
  • 7〜10m6,250万円64件
  • 10m以上11,000万円107件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約1,000万円の差
  • 4m未満5,500万円109件
  • 4〜6m6,300万円337件
  • 6m以上6,500万円180件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約1,200万円の差
  • ほぼ正方形7,200万円20件
  • 不整形6,800万円65件
  • 長方形6,500万円89件
  • ほぼ台形6,100万円31件
  • ほぼ長方形6,000万円135件

この地域では、不整形の中央値が長方形を上回っています。一般に不整形地は建物を配置しにくいぶん評価が下がりやすい一方、面積の広い土地が不整形に多く含まれるなど、条件の構成が影響している可能性があります。形だけで判断せず、面積が近い事例と見比べてください。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約17,100万円の差
  • 商業地域23,000万円19件
  • 近隣商業地域7,000万円58件
  • 第1種住居地域6,400万円197件
  • 第2種中高層住居専用地域6,100万円31件
  • 第1種中高層住居専用地域6,000万円262件
  • 準住居地域5,900万円46件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格に効くかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約19,000万円の差
  • RC25,000万円27件
  • 鉄骨造11,000万円43件
  • 軽量鉄骨造8,400万円19件
  • 木造6,000万円538件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約500万円の差
  • 市道6,500万円275件
  • 私道6,000万円187件
  • 公道6,000万円147件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約4,500万円の差
  • 商業地域8,300万円807件
  • 工業地域7,000万円247件
  • 準工業地域5,800万円160件
  • 第1種中高層住居専用地域5,600万円366件
  • 第1種住居地域4,000万円271件
  • 近隣商業地域3,800万円260件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

川崎市中原区で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 川崎市中原区で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q2〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

4,800万円7,500万円

成約674件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は6,200万円です。

中古マンション

3,000万円8,100万円

成約2,477件。中央値は5,500万円です。 1平方メートルあたりでは1,000,000円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

460,000円870,000円

成約188件。中央値は680,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は川崎市中原区全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

川崎市中原区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 川崎市中原区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約674件・中央値6,200万円 (4,800万円〜7,500万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約2,477件・中央値5,500万円/1平方メートルあたり1,000,000円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約188件・1平方メートルあたり中央値680,000円 (460,000〜870,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
川崎市高津区約5km5,300万円-900万円
大田区約6km6,800万円+600万円
横浜市港北区約7km5,800万円-400万円
川崎市川崎区約7km4,700万円-1,500万円
川崎市宮前区約7km4,600万円-1,600万円
品川区約8km9,000万円+2,800万円
世田谷区約8km9,500万円+3,300万円
横浜市鶴見区約8km4,700万円-1,500万円
横浜市青葉区約11km6,200万円同水準
横浜市神奈川区約11km5,100万円-1,100万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

中原区の築28年のマンションです。査定額が想像より低く、「築30年近いから」と説明されました。

中原区のマンションで値段がいちばん大きく落ちるのは、築21〜30年の帯から築31〜45年の帯へ移るところです。築28年はまだ手前の帯にいます。確かめたいのは、査定の根拠にした成約が築21〜30年の帯の部屋か、築31〜45年の帯の部屋かです。中原区は成約が2,477件あるので、同じ帯・同じ間取りの成約だけで比べても数が足ります。先の帯の成約が混ざった査定なら、その分だけ低く出ます。同じ帯の成約で出し直してもらってください。

中原区の築50年の戸建てです。建物の値段はゼロで、土地の値段だけだと言われました。

中原区の戸建ては、築46年以上の帯でも築10年以内の帯の7割ほどの中央値が残っています。建物が古いからゼロ、という並びにはなっていません。値段を支えているのは敷地です。査定を取るときは、用途地域と前面道路の幅、敷地の面積を先に伝えてください。中原区の戸建ては用途地域と道路幅で中央値がはっきり分かれるので、そこをそろえた成約と比べた金額かどうかで、根拠の強さが変わります。壊して更地にする前提の査定と、そのまま売る前提の査定を、両方取って並べてください。

中原区の2LDKを、売る前にリフォームしようか迷っています。直した部屋は高く売れていますか?

中原区では、改装済みのマンションの中央値は未改装より高く出ています。ただし、それは「直した費用を上乗せできる」という意味ではありません。改装済みの部屋は買い手がそのまま住めるので、値引きの理由が減ります。高く出ている分が工事費より大きいかは、物件ごとに違います。先に査定で「現状のままの金額」と「直した場合の金額」を両方聞いてください。差が工事費を下回るなら、直さずに売るほうが手元に残ります。中原区は2LDKの成約も多いので、直した2LDKと直していない2LDKを分けて比べられます。

川崎市中原区で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に小杉陣屋町(7,250万円・44件)、木月(7,050万円・52件)、下小田中(6,300万円・43件)です。低いほうは上平間(4,700万円・45件)、井田(5,150万円・54件)、宮内(5,350万円・42件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

川崎市中原区では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは小杉陣屋町で築2年、古いほうは井田で築16年です。築年数が極端に新しい地区は、建売の分譲がそのまま集計に入っています。中古の相場とは分けて見てください。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

川崎市中原区で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは上小田中(65件・中央値6,000万円)、井田(54件・中央値5,150万円)、木月(52件・中央値7,050万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(川崎市中原区の実成約データの充填元・2023年第2四半期〜2026年第1四半期)・確認日 2026-08-22
  2. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条=道路の定義と2項道路の後退・第43条=接道義務・第52条=前面道路の幅員による容積率の制限)・確認日 2026-08-22
  3. e-Gov法令検索「都市計画法」(第9条=第1種中高層住居専用地域・近隣商業地域・準住居地域など用途地域の定義)・確認日 2026-08-22

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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