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神奈川の家売却

神奈川県横浜市緑区の不動産売却|戸建ては築46年以上でも7割残り、マンションは3分の1以下になる区

本記事にはプロモーションが含まれます。

結論から

横浜市緑区の実成約は、中古マンションが920件、戸建てが726件です(国交省データ)。マンションの中央値は2,600万円、戸建ては4,900万円です。戸建ては築46年以上でも築10年以内の7割ほどの値段が残ります。マンションは3分の1以下まで落ち、落ちる場所は築31〜45年から築46年以上へ移るところです。直近1年はどちらもやや上がりました。

横浜市緑区の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか

緑区で売れた家は中古マンションが52%、戸建てが41%です。買うのは家族で住む人が中心と私たちは見ています。

横浜市緑区で売れた不動産の件数(約3年)
戸建て726件
中古マンション920件
土地だけ137件

間取りの記録がある中古マンションのうち、3部屋以上が68%を占めます。いちばん多い間取りは3LDKです。ひとり〜ふたり向けの間取りは4%しかありません。この間取りの並びから、家族向けの住まいとして買われていると私たちは考えています。

2だから、この値段

戸建ては古くなっても値段が残ります。マンションは築年数とともに大きく下がります。

築年数ごとの、売れた値段の真ん中(中古マンション)

築10年以内の真ん中の値段は、戸建てが5,400万円、マンションが5,000万円です。築46年以上の真ん中の値段は、戸建てが3,250万円、マンションが950万円です。マンションの値段は、築31〜45年の1,950万円からもう一段下がります。戸建ての値段は、築31〜45年の3,300万円と築46年以上でほぼ変わりません。

3この先、上がりそうか、下がりそうか

地価は上がっていますが、家を買う年代は減る見込みです。この先も上がり続けるとは言い切れないと私たちは見ています。

住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
  • 上がった32か所
  • 変わらない0か所
  • 下がった0か所
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)
2025年4.2万人
2035年4.2万人
2045年4万人

住宅地の地価は、32地点のうち32地点で去年より上がりました。戸建ての真ん中の値段は、前の年より上がりました(+12.8%)。ただ、1年だけの動きは振れやすく、これだけで上がるとは言えません。家を買う年代の人は、2045年までに減る見込みです(−5%)。

「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。

ここから下は、上の見立ての元になった数字です。

神奈川県横浜市緑区の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: マンション-1.8%・戸建て+12.8%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
03,0006,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション2,600万円1,300万円〜4,200万円約40.0万円920
戸建て等(土地+建物)4,900万円4,000万円〜5,800万円—726
土地——約22.0万円137

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内5,000万円1265,400万円392
築11〜20年4,200万円1014,600万円75
築21〜30年3,600万円2294,300万円81
築31〜45年1,950万円2263,300万円99
築46年〜950万円2193,250万円50

参考: 改装済み中古マンションの中央値は2,500万円(148件)、未改装は2,400万円(200件)。 差は約4%です。ただし改装される物件は築年数が経っていることが多く、リフォーム費用がそのまま上乗せされるわけではありません。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

横浜市緑区で売るなら、いくらくらいか

横浜市緑区で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「神奈川県の相場データブック」(PDF・9ページ)も、このアドレスにお送りします。

横浜市緑区で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 横浜市緑区の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は長津田みなみ台が5,800万円、白山が4,200万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
三保町4,600万円83築10年
長津田5,600万円81築1年
鴨居5,250万円72築1年
寺山町4,800万円61築1年
東本郷4,500万円45築12年
北八朔町5,300万円38築3年
長津田みなみ台5,800万円36築13年
白山4,200万円36築16年

中古マンション

地区中央値件数築年数
竹山850万円137築53年
長津田4,400万円121築23年
十日市場町3,900万円99築22年
白山3,500万円83築25年
中山3,100万円68築15年
霧が丘1,400万円65築44年
長津田町1,550万円64築49年
鴨居3,200万円58築29年

土地(1㎡あたり)

地区中央値件数
長津田130万円/㎡18
鴨居61万円/㎡16
寺山町60万円/㎡12
北八朔町70万円/㎡10
東本郷77万円/㎡9

三保町(4,600万円・83件・築10年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築10年前後です。

長津田(5,600万円・81件・築1年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築1年前後で、建売の分譲が取引の中心です。中古の相場とは分けて見てください。

鴨居(5,250万円・72件・築1年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築1年前後で、建売の分譲が取引の中心です。中古の相場とは分けて見てください。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約800万円の差
  • 5m未満4,500万円35件
  • 5〜7m5,300万円45件
  • 7〜10m5,100万円94件
  • 10m以上5,200万円158件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約900万円の差
  • 4m未満4,300万円56件
  • 4〜6m4,800万円327件
  • 6m以上5,200万円263件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約900万円の差
  • 長方形5,400万円65件
  • ほぼ台形5,300万円58件
  • 不整形5,250万円28件
  • ほぼ長方形4,900万円110件
  • 袋地等4,500万円39件

不整形地は建物の配置に制約が出るため、同じ面積でも評価が下がりやすい傾向があります。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約1,400万円の差
  • 第2種低層住居専用地域5,300万円11件
  • 第1種低層住居専用地域5,000万円537件
  • 第1種中高層住居専用地域5,000万円41件
  • 準住居地域5,000万円31件
  • 第1種住居地域4,400万円71件
  • 市街化調整区域3,900万円19件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格を左右するかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約100万円の差
  • 軽量鉄骨造5,000万円41件
  • 木造4,900万円654件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約350万円の差
  • 市道5,050万円284件
  • 公道4,900万円234件
  • 私道4,700万円111件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約2,700万円の差
  • 近隣商業地域4,100万円74件
  • 第2種中高層住居専用地域3,850万円58件
  • 準住居地域3,500万円111件
  • 準工業地域3,250万円56件
  • 第1種住居地域2,500万円189件
  • 第1種中高層住居専用地域1,400万円304件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

横浜市緑区の駅と、学校・病院の数

家を探す人は、物件を比べるときに駅と学校と病院を見ます。販売図面の「周辺環境」に書かれるのもこのあたりです。横浜市緑区の分を、国の公開データで数えました。

乗り降りの多い駅(2023年度・1日あたり)

駅路線乗降客数
長津田東急電鉄 田園都市線125,406人
長津田JR横浜線110,574人
中山JR横浜線74,852人
鴨居JR横浜線67,336人
十日市場JR横浜線37,018人
中山横浜市 4号線27,195人
長津田東急電鉄 こどもの国線12,604人(2018年度)

最寄り駅ごとの住宅地の地価(2026年の地価公示・地価調査・1㎡あたり)

最寄り駅地価地点
長津田26.7万円9
中山23万円10
十日市場22.1万円8
鴨居19.1万円5

地点が2つ以上ある駅は真ん中の値です。国や県が毎年値段を出している土地で、実際に売れた値段とは別の数字です。

  • 学校小学校 16校・中学校 9校・義務教育学校 1校・高等学校 5校
  • 幼稚園・認定こども園14か所

出典: 国土交通省 不動産情報ライブラリ(国土数値情報の駅別乗降客数・学校・医療機関・幼稚園等、地価公示・地価調査)。2026-10-15に取得。学校は私立・国立を含みます。学校と病院は国のデータを作った時点の数なので、そのあとの開校や閉院は入っていないことがあります。保育所はこの数に入っていません。

横浜市緑区の空き家の数

横浜市緑区では、住宅のうち8.1%が空き家です(全国は13.8%)。このうち、売りにも貸しにも出ていない「使う予定のない空き家」は1,030戸あります。

住宅の数88,700戸
空き家7,160戸(8.1%)
売りに出ている空き家440戸
使う予定のない空き家1,030戸(住宅の1.2%・全国は5.9%)
そのうち一戸建て370戸
そのうち傷みや壊れがある140戸

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点)。数は調査からの推計で、10の位を四捨五入しているため、合計が合わないことがあります。「使う予定のない空き家」は、調査の「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」です。

売らずに持ち続けると、年にいくらかかるか

値段を見たあとに、もうひとつ数えておく数字があります。固定資産税、空き家になったあとの火災保険、 草刈りと通風に通う時間。実家を売った人の調査では、維持と処分にかかった費用の最多回答は50〜100万円でした。

横浜市緑区で実際に売れた土地は、㎡あたり22万円が真ん中の値です(国土交通省の成約データ)。 固定資産税の評価額はこれとは別の数字で、市から届く課税明細書で確かめます。

持ち続けると年にいくらか、数え方を見る →

横浜市緑区の成約は中古マンション920件、戸建て726件。築年で値段が残る側と落ちる側が、はっきり分かれた区

横浜市緑区で実際に成約した取引を、国土交通省の不動産情報ライブラリで集計しました。いちばん多いのは中古マンションの920件です。

次が戸建ての726件です。土地だけの取引は137件で、いちばん少ない結果でした。

マンションの中央値は2,600万円、㎡単価の中央値は40万円です。戸建ての中央値は4,900万円でした。安いほうから4分の1の値が4,000万円、高いほうから4分の1の値が5,800万円です。

緑区のデータで目を引くのは、築年の影響の出方が種類で大きく違う点です。戸建ては築46年以上でも、築10年以内の中央値から3割ほどしか下がっていません。マンションは同じ比べ方で、3分の1以下まで下がります。

同じ「築50年」でも、戸建てとマンションでは残る値段がまるで違います。この記事は、その違いから順に読んでいきます。

売却の手順そのものは、どの区でも変わりません。家を売る流れは7ステップ にまとめてあります。ここでは緑区のデータで言えることに絞ります。

緑区の戸建ては、築46年以上でも築10年以内の7割ほどが残る。下げ止まりの土台は、建物ではなく土地にある

緑区の戸建てを築年帯で並べると、下がり方はゆるやかです。築10年以内から築46年以上までの落ち幅が、中央値で3割ほどにとどまります。マンションのように、段を踏み外す場所がありません。

建物の評価は、築年を重ねるほど減っていきます。それでも3割しか下がらないのは、値段の大半を土地が支えているからです。

築46年以上の戸建ての値段は、ほぼ敷地の値段です。建物はその上に少し乗っているだけと考えたほうが、実態に近いです。

ここから言えることが二つあります。一つは、古い戸建てを「売れない」と決めつける必要がないことです。緑区では築46年以上の帯にも成約があり、値段も残っています。

もう一つは、古い戸建ての査定は土地の査定だという点です。建物の傷みを気にするより、敷地の条件を先にそろえてください。後の節で扱う用途地域と前面道路の幅が、その条件です。

マンションは築46年以上で築10年以内の3分の1以下。緑区の落ち幅は、築31〜45年の帯を出るところに集まっている

緑区の中古マンションは、戸建てと反対の形をしています。築10年以内と築46年以上を比べると、中央値は3分の1以下まで落ちます。戸建ての3割減と並べると、落ち幅の差は歴然です。

落ち方も均等ではありません。いちばん大きく下がるのは、築31〜45年の帯から築46年以上の帯に移るところです。築30年台の部屋と築50年の部屋は、同じ「築古」でも別の値段の段にいます。

マンションの値段に土地の土台が影響しにくいのは、敷地を全戸で分け合っているからです。一戸あたりの土地の持分は小さく、建物の古さがそのまま値段に出ます。築46年以上の棟では、さらに修繕積立金の残高や耐震基準の扱いが買い手の判断に入ります。

いま築31〜45年の帯にある部屋は、帯の境目を意識しておいてください。帯を越えてから売ると、比べられる成約の段が一つ下がります。

越える前に売るか、越えた後の値段で納得して持ち続けるか。どちらを選ぶにしても、境目の位置を知っていたほうが判断しやすくなります。

緑区のマンションは3LDKが最多で、次が2LDK。区の中央値2,600万円を、自分の部屋の値段と取り違えない

緑区で成約したマンションの間取りは、3LDKがいちばん多く、2LDKが続きます。この二つで市場の中心ができています。

成約が多い間取りには、売るときの利点があります。同じ間取りの成約が多いほど、買い手は相場を比べやすくなります。

売り手も、根拠のある値付けがしやすくなります。3LDKか2LDKを売る人は、自分と同じ間取りだけで成約を絞り込んでください。

区の中央値2,600万円は、間取りも築年帯も混ぜた数字です。広い3LDKにはやや低く、小さめの2LDKにはやや高く出ます。面積の違いをならすには、㎡単価の中央値40万円のほうが向いています。

自分の専有面積を掛けて、区全体の水準との位置関係を見る使い方です。ただしこれも、築年帯をならした数字です。築46年以上の棟で使うと、高く出すぎます。

改装済みの中央値が未改装より高い。緑区で「直してから売る」を考えるなら、工事費より先に築年帯を見る

緑区では、改装済みのマンションの中央値が未改装を上回っています。「直せば高く売れる」と読みたくなりますが、順番が違います。

改装済みの値段が高いのは、買い手が入居後の工事を省けるからです。買い手は未改装の部屋を見るとき、自分で払う工事費と手間を値段から差し引いて考えます。改装済みには、その差し引きがありません。

差額は工事費そのものではなく、買い手が省けた分の値段です。かけた費用がそのまま上乗せされるとは限りません。

緑区で順番を決める材料は、築年帯です。築31〜45年から築46年以上へ移ると、中央値は段を一つ下ります。

この段差に比べれば、改装の有無で動く幅は小さいと考えたほうが安全です。築46年以上の棟で内装に費用をかけても、棟の古さによる段は埋まりません。

先に、現況のままの査定を取ってください。次に、直した場合の査定額を同じ会社に聞いてください。

差額が見積もりを上回るときだけ、工事の検討に進みます。判断の材料は、売る前にリフォームすべきか にも整理してあります。

直近1年は戸建てもマンションもやや上がった。上がり幅が小さい年ほど、査定の上振れは見分けにくい

緑区の直近1年の中央値は、戸建てもマンションも前の1年よりやや上がりました。どちらも大きな動きではありません。

上がり幅が小さい年は、査定を読むのが難しくなります。相場が大きく動いた年なら、高い査定額は「相場が動いたから」で説明がつきます。

やや上がった程度の年では、そうはいきません。高い査定額の理由が相場なのか、比べた成約の選び方なのかが分かれません。

確かめ方は一つです。査定書に載っている比較の成約について、時期と築年帯を聞いてください。

直近1年の成約で、自分の家と同じ築年帯なら、その金額は今の相場に近い数字です。時期が古いか、築年帯が若い成約で比べているなら、数字を割り引いて読みます。

「やや上がった」は、今から売り出す人にとって悪い材料ではありません。ただし、上がった分を見込んで高く売り出すと、買い手に比べられた時点で不利になります。相場が上がった年でも、値付けは直近の成約で決めます。

戸建ての中央値は第1種中高層住居専用地域が最高で、第1種住居地域が最低。成約が最多の第1種低層は、その両方の間にある

緑区の戸建ての成約は、第1種低層住居専用地域にいちばん集まっています。ただし中央値がいちばん高いのは、この用途地域ではありません。最高は第1種中高層住居専用地域で、最低は第1種住居地域でした。

緑区で戸建てが多く売れる第1種低層は、中央値では両者の間にあります。件数が多いことと、値段が高いことは別だという例です。

第1種低層住居専用地域は、建物の高さが10mか12mに制限されます(建築基準法第55条)。低い家が並ぶ住宅地で、戸建ての買い手が探す場所でもあります。第1種中高層住居専用地域には、この高さの上限がありません。

中高層の集合住宅も建てられる場所です。第1種住居地域は、住宅以外の用途も一定の規模まで認められます。

緑区で中央値がいちばん高いのは、制限がいちばんゆるい第1種住居地域ではありませんでした。用途地域の緩さと値段は、同じ向きに動いていません。

自分の家の用途地域は、横浜市の都市計画の地図情報か、購入時の重要事項説明書で分かります。査定を頼む前に確かめて、同じ用途地域の成約で比べてもらってください。

前面道路が4m未満・4〜6m・6m以上で、戸建ての中央値が分かれる。緑区で「土地に残る値段」は、幅員で左右される

緑区の戸建ては、前面道路の幅で中央値が三つの帯に分かれます。4m未満、4〜6m、6m以上です。

緑区の戸建ては、値段の土台が土地にあると先に書きました。その土地の値段を左右するのが、道路の幅です。建築基準法では、敷地は幅4m以上の道路に2m以上接している必要があります(第43条)。

4m未満の道路に面した敷地は、建て替え時に道路の中心線から2m下がる扱いになることがあります(第42条第2項)。下がった分には建物を建てられないため、買い手は敷地を実際より小さく見積もります。

6m以上の道路に面した敷地は、車の出入りや工事車両の面で有利です。将来の建て替えも、制約が少なくなります。

この差は、築年が古いほど大きく影響します。築46年以上の戸建ての値段は敷地の値段なので、敷地の条件がそのまま値段になります。

前面道路の幅は、建築確認の配置図か、購入時の重要事項説明書に書いてあります。4m未満なら、後退が済んでいるかどうかも確かめてください。仕組みの詳細は、間口と前面道路で売却価格はどれだけ変わるか に書いています。

土地だけの成約は137件でいちばん少ない。㎡単価22万円は、古い戸建てを壊す前に使う物差し

緑区で土地だけで成約した取引は137件です。戸建てやマンションと比べると、かなり少ない数です。㎡単価の中央値は22万円でした。

築46年以上の戸建てを持つ人は、壊して更地で売るかどうかを迷います。緑区では、壊す前に立ち止まる理由があります。古い戸建てに、築10年以内の7割ほどの値段が残っているからです。

壊してしまうと、「建物付きで買える」買い手を手放すことになります。その買い手が、残っている値段の根拠です。

比べる数字は二つです。一つは、建物付きのままの査定額です。もう一つは、22万円に敷地面積を掛けた金額から、解体の見積もりを引いたものです。

後者が前者を上回るときだけ、壊す選択に意味があります。土地だけの成約が少ない緑区では、更地の買い手は戸建ての買い手より見つけにくいと考えておいてください。

判断の分かれ目は、更地で売るか、古家付き土地のまま売るか にまとめています。

緑区で査定を頼むとき、先に聞くこと。戸建ては「比べた成約の用途地域と道路幅」、マンションは「比べた成約の築年帯」

ここまでの内容を、査定の場面に置き換えます。

戸建ての人は、査定書の比較成約について、用途地域と前面道路の幅を聞いてください。緑区の戸建ては土地が値段の土台で、その土地の値段はこの二つで分かれます。

築年帯が同じでも、この二つが違えば別の値段です。自分の家の用途地域と幅員は、査定を頼む前に確かめておきます。

マンションの人は、比較成約の築年帯を聞いてください。緑区のマンションは、築31〜45年と築46年以上の間にいちばん大きな段があります。自分の棟とは別の帯の成約で比べた査定額は、そのままでは使えません。

間取りが3LDKか2LDKなら、同じ間取りの成約で絞ってもらいます。改装の有無も、比較成約と自分の部屋でそろっているかを確かめます。

複数社に頼んだとき、金額の差がこの質問で説明できるなら、どの査定にも根拠があります。説明できない差が残るなら、高いほうの会社に理由を聞いてください。

売却にかかる費用は、仲介手数料・印紙税・登記の費用・譲渡所得税が主なものです。区によって変わる項目ではありません。不動産売却でかかる費用の一覧 で確かめてください。

横浜市緑区で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 横浜市緑区で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q3〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

4,000万円 〜 5,800万円

成約726件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は4,900万円です。

中古マンション

1,300万円 〜 4,200万円

成約920件。中央値は2,600万円です。 1平方メートルあたりでは400,000円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

150,000円 〜 310,000円

成約137件。中央値は220,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は横浜市緑区全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

横浜市緑区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 横浜市緑区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約726件・中央値4,900万円 (4,000万円〜5,800万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約920件・中央値2,600万円/1平方メートルあたり400,000円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約137件・1平方メートルあたり中央値220,000円 (150,000〜310,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

横浜市緑区について、さらに詳しく書いた記事

このページは横浜市緑区全体の相場をまとめたものです。 条件がはっきりしている場合は、下の記事のほうが早く答えにたどり着きます。

横浜市緑区で家を売る前に、状況別に読む

同じ「家を売る」でも、相続と離婚と住み替えでは、つまずく場所も順番も違います。 当てはまるものから読んでください。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
横浜市旭区約4km4,200万円-700万円
横浜市青葉区約5km6,200万円+1,300万円
横浜市都筑区約5km6,500万円+1,600万円
横浜市瀬谷区約6km4,200万円-700万円
横浜市保土ケ谷区約8km4,000万円-900万円
横浜市港北区約9km5,900万円+1,000万円
横浜市神奈川区約9km5,200万円+300万円
川崎市宮前区約9km4,600万円-300万円
川崎市麻生区約11km5,000万円+100万円
横浜市泉区約11km4,200万円-700万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

緑区で築48年の戸建てです。建物には値段がつかないと言われました。そのとおりですか?

建物だけを見ればそうかもしれませんが、家の値段は別です。緑区の戸建ては、築46年以上でも築10年以内の中央値から3割ほどしか下がっていません。残っている値段の土台は土地です。この帯の戸建ての査定は、敷地の査定だと考えてください。用途地域と前面道路の幅で中央値が分かれる区なので、この二つを先に確かめて伝えます。建物の古さを理由に低い査定が出たら、同じ用途地域と幅員の成約で比べ直してもらってください。壊して更地にするかは、22万円に敷地面積を掛けて解体費を引いた金額と、建物付きの査定額を並べてから決めます。

緑区の築35年の3LDKマンションです。いま売るか、数年持ってから売るか迷っています。

緑区のマンションで中央値がいちばん大きく落ちるのは、築31〜45年の帯から築46年以上の帯に移るところです。築35年なら、まだ上の帯にいます。数年持っても帯は変わりませんが、帯の境目には近づきます。境目を越えると、比べられる成約の段が一つ下がり、築10年以内の3分の1以下の水準になります。3LDKは緑区でいちばん成約の多い間取りなので、同じ間取りの直近成約で今の値段は確かめられます。その金額と、持ち続ける間の管理費・修繕積立金・固定資産税を並べて判断してください。

緑区の戸建てを3社に査定してもらったら、金額がかなり違いました。どれを信じればいいですか?

金額より先に、各社が比べた成約の条件を聞いてください。緑区の戸建ては、用途地域で中央値がはっきり分かれます。最高は第1種中高層住居専用地域、最低は第1種住居地域です。前面道路の幅でも4m未満・4〜6m・6m以上で差が出ています。比べた成約の用途地域と幅員が自分の家と同じなら、その査定には根拠があります。違う条件の成約で出た金額は、そのままでは使えません。3社の差がこの二つで説明できるなら、どれも間違いではなく、比べ方が違うだけです。説明できない差が残る会社には、理由を聞いてください。

横浜市緑区で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に長津田みなみ台(5,800万円・36件)、長津田(5,600万円・81件)、北八朔町(5,300万円・38件)です。低いほうは白山(4,200万円・36件)、東本郷(4,500万円・45件)、三保町(4,600万円・83件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

横浜市緑区では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは長津田で築1年、古いほうは白山で築16年です。築年数が極端に新しい地区は、建売の分譲がそのまま集計に入っています。中古の相場とは分けて見てください。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

横浜市緑区で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは三保町(83件・中央値4,600万円)、長津田(81件・中央値5,600万円)、鴨居(72件・中央値5,250万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(横浜市緑区の実成約データの充填元・2023年第2四半期〜2026年第1四半期)・確認日 2026-08-22
  2. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条=道路の定義と2項道路の後退・第43条=接道義務・第55条=低層住居専用地域の高さの限度)・確認日 2026-08-22

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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