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神奈川の家売却

神奈川県川崎市麻生区の不動産売却|築20年で下がる戸建てと、直しても乗らないマンション

本記事にはプロモーションが含まれます。

結論から

川崎市麻生区の実成約は、中古マンションが829件、戸建てが829件で、件数がほぼ並びます(国交省データ)。中央値はマンションが3,200万円、戸建てが5,000万円です。戸建ては築11〜20年から築21〜30年へ移る線で値段がいちばん落ち、築46年以上でも築10年以内からの下がり幅は小さいままです。マンションは築46年以上で築10年以内の3分の1以下になります。改装済みのマンションの中央値は、未改装より高くありません。直近1年はどちらもほぼ横ばいです。

川崎市麻生区の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか

売れた家は戸建てと中古マンションが46%ずつで並びます。中古マンションの買い手は、家族で住む人が中心だと私たちは見ています。

川崎市麻生区で売れた不動産の件数(約3年)
戸建て829件
中古マンション829件
土地だけ130件

売れた中古マンションは、3部屋以上の間取りが74%を占めます。いちばん多い間取りは3LDKです。ひとり〜ふたり向けの間取りは2%にとどまります。

2だから、この値段

戸建ては築21〜30年で一度下がり、それより古い家はその値段を下回っていません。マンションは築21年以降、古いほど下がります。

築年数ごとの、売れた値段の真ん中(戸建て)

戸建ての真ん中の値段は、築11〜20年の5,400万円から築21〜30年で4,000万円に下がります。その先の真ん中の値段は、築31〜45年が4,300万円、築46年以上が4,350万円です。中古マンションの真ん中の値段は、築11〜20年の5,250万円から、築46年以上で910万円まで下がります。改装済みのマンションの真ん中の値段は3,000万円で、未改装の3,400万円より低くなっています。

3この先、上がりそうか、下がりそうか

地価は上がっていますが、65歳以上の人も大きく増える見込みです。この先上がるか下がるかは、どちらとも言い切れないと私たちは見ています。

住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
  • 上がった44か所
  • 変わらない0か所
  • 下がった0か所
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)
2025年4万人
2035年4.2万人
2045年4.1万人

住宅地の地価は、44地点のうち44地点で去年より上がりました。家を買う年代の人は、2045年までにわずかに増える見込みです(+3%)。一方で65歳以上の人は、2045年までに大きく増える見込みです(+35%)。相続や住み替えで売りに出る家が増えることも考えられ、値上がりが続くとは言い切れないと私たちは見ています。

「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。

ここから下は、上の見立ての元になった数字です。

神奈川県川崎市麻生区の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: マンション0%・戸建て+6.4%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
03,0006,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション3,200万円1,900万円〜5,000万円約44.7万円829
戸建て等(土地+建物)5,000万円3,800万円〜6,000万円—829
土地——約22.0万円130

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内5,100万円745,200万円346
築11〜20年5,250万円2385,400万円159
築21〜30年3,400万円1754,000万円101
築31〜45年2,100万円2194,300万円158
築46年〜910万円1194,350万円54

参考: 改装済み中古マンションの中央値は3,000万円(105件)、未改装は3,400万円(188件)。 改装済みのほうが高いとは限りません。改装して売られる物件は築年数が経っていることが多いためで、リフォーム費用がそのまま価格に乗るわけではない実態が読み取れます。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

川崎市麻生区で売るなら、いくらくらいか

川崎市麻生区で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「神奈川県の相場データブック」(PDF・9ページ)も、このアドレスにお送りします。

川崎市麻生区で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 川崎市麻生区の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は上麻生が6,200万円、東百合丘が3,600万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
王禅寺東4,800万円88築20年
高石4,150万円80築19年
王禅寺西5,500万円67築18年
片平5,050万円58築14年
上麻生6,200万円56築21年
細山4,100万円55築6年
東百合丘3,600万円52築16年
千代ケ丘5,600万円49築1年

中古マンション

地区中央値件数築年数
上麻生4,300万円141築22年
万福寺7,100万円104築17年
高石2,300万円100築38年
白山2,100万円94築41年
百合丘4,200万円56築15年
下麻生580万円53築54年
白鳥3,950万円40築20年
片平3,000万円37築27年

土地(1㎡あたり)

地区中央値件数
高石70万円/㎡13
王禅寺東70万円/㎡11
片平77万円/㎡10
王禅寺西92万円/㎡10
千代ケ丘82万円/㎡10
上麻生77万円/㎡10
東百合丘57万円/㎡8
金程77万円/㎡8

王禅寺東(4,800万円・88件・築20年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築20年前後です。

高石(4,150万円・80件・築19年)

市内の地区の真ん中より18%低い水準です。売れているのは築19年前後です。

王禅寺西(5,500万円・67件・築18年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築18年前後です。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約600万円の差
  • 5m未満4,700万円31件
  • 5〜7m4,850万円26件
  • 7〜10m5,200万円112件
  • 10m以上5,300万円212件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約2,200万円の差
  • 4m未満3,000万円28件
  • 4〜6m4,700万円304件
  • 6m以上5,200万円431件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約600万円の差
  • 長方形5,300万円88件
  • ほぼ台形5,300万円60件
  • 不整形5,300万円41件
  • ほぼ長方形5,000万円117件
  • 台形4,700万円32件

不整形地は建物の配置に制約が出るため、同じ面積でも評価が下がりやすい傾向があります。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約1,300万円の差
  • 第1種低層住居専用地域5,000万円715件
  • 第1種住居地域5,000万円55件
  • 第1種中高層住居専用地域4,650万円26件
  • 市街化調整区域4,200万円10件
  • 第2種中高層住居専用地域3,700万円10件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格を左右するかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約11,600万円の差
  • RC16,500万円16件
  • 鉄骨造6,650万円14件
  • 軽量鉄骨造6,000万円51件
  • 木造4,900万円735件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約700万円の差
  • 市道5,100万円358件
  • 公道5,000万円311件
  • 私道4,400万円79件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約4,700万円の差
  • 第2種中高層住居専用地域6,800万円87件
  • 近隣商業地域5,250万円76件
  • 第1種住居地域3,500万円135件
  • 準住居地域3,400万円35件
  • 第1種低層住居専用地域2,850万円176件
  • 第1種中高層住居専用地域2,100万円275件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

川崎市麻生区の駅と、学校・病院の数

家を探す人は、物件を比べるときに駅と学校と病院を見ます。販売図面の「周辺環境」に書かれるのもこのあたりです。川崎市麻生区の分を、国の公開データで数えました。

乗り降りの多い駅(2023年度・1日あたり)

駅路線乗降客数
新百合ヶ丘小田急電鉄 小田原線112,951人
柿生小田急電鉄 小田原線33,630人
若葉台京王電鉄 相模原線23,859人
栗平小田急電鉄 多摩線22,526人
百合ヶ丘小田急電鉄 小田原線20,202人
はるひ野小田急電鉄 多摩線9,468人
五月台小田急電鉄 多摩線9,405人
黒川小田急電鉄 多摩線8,635人

最寄り駅ごとの住宅地の地価(2026年の地価公示・地価調査・1㎡あたり)

最寄り駅地価地点
はるひ野25.5万円1
五月台23.8万円2
黒川22.2万円1
百合ヶ丘22万円7
新百合ヶ丘21.6万円19
あざみ野21.5万円1
栗平19.6万円3
読売ランド前17.5万円2

地点が2つ以上ある駅は真ん中の値です。国や県が毎年値段を出している土地で、実際に売れた値段とは別の数字です。

  • 学校小学校 17校・中学校 9校・高等学校 3校
  • 幼稚園・認定こども園8か所
  • 病院・診療所病院 8・診療所 134・歯科 89病床の多い病院は 新百合ヶ丘総合病院(563床)、川崎田園都市病院(305床)、柿生記念病院(270床)

出典: 国土交通省 不動産情報ライブラリ(国土数値情報の駅別乗降客数・学校・医療機関・幼稚園等、地価公示・地価調査)。2026-10-15に取得。学校は私立・国立を含みます。学校と病院は国のデータを作った時点の数なので、そのあとの開校や閉院は入っていないことがあります。保育所はこの数に入っていません。

川崎市麻生区の空き家の数

川崎市麻生区では、住宅のうち8.1%が空き家です(全国は13.8%)。このうち、売りにも貸しにも出ていない「使う予定のない空き家」は2,840戸あります。

住宅の数88,500戸
空き家7,210戸(8.1%)
売りに出ている空き家260戸
使う予定のない空き家2,840戸(住宅の3.2%・全国は5.9%)
そのうち一戸建て1,320戸
そのうち傷みや壊れがある400戸

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点)。数は調査からの推計で、10の位を四捨五入しているため、合計が合わないことがあります。「使う予定のない空き家」は、調査の「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」です。

売らずに持ち続けると、年にいくらかかるか

値段を見たあとに、もうひとつ数えておく数字があります。固定資産税、空き家になったあとの火災保険、 草刈りと通風に通う時間。実家を売った人の調査では、維持と処分にかかった費用の最多回答は50〜100万円でした。

川崎市麻生区で実際に売れた土地は、㎡あたり22万円が真ん中の値です(国土交通省の成約データ)。 固定資産税の評価額はこれとは別の数字で、市から届く課税明細書で確かめます。

持ち続けると年にいくらか、数え方を見る →

川崎市麻生区はマンション829件、戸建て829件。件数がほぼ並ぶ区では、最初に「どちらの相場の話か」を決めてから査定を読む

国土交通省の不動産情報ライブラリにある、川崎市麻生区の実成約を読みます。中古マンションが829件、戸建てが829件です。

いちばん多いのはマンションですが、戸建てとの差はわずかです。土地だけの取引は130件で、三つの中でいちばん少ない取引です。

中央値は、マンションが3,200万円、面積あたりで45万円/平方メートルです。戸建ては5,000万円で、真ん中の半分が3,800万円から6,000万円に収まります。

件数が並ぶ区には、ひとつ落とし穴があります。「麻生区の相場」という言葉が、マンションの話なのか戸建ての話なのかで、まるで違う数字になることです。どちらか一方が多い区なら、相場と言えばそちらを指します。

麻生区ではそうなりません。この記事は、戸建てとマンションを同じ重さで扱います。順番は、値段の段が手前にある戸建てからです。

売却の手順そのものは、家を売る流れは7ステップに分けてあります。ここでは麻生区の成約で値段が分かれる線だけを追います。

麻生区の戸建てがいちばん落ちるのは築20年の線。築21〜30年に入ると下がり、そこから先の築46年以上は大きくは落ちない

麻生区の戸建てを、築10年以内・築11〜20年・築21〜30年・築31〜45年・築46年以上の五つの帯で並べます。中央値がいちばん大きく落ちるのは、築11〜20年の帯から築21〜30年の帯へ移るところです。

ところが、いちばん古い築46年以上の帯を築10年以内と比べると、中央値はあまり下がっていません。

この二つを合わせると、麻生区の戸建ての値段は「築20年で一度落ち、その先はなかなか落ちない」という形になります。古い家の値段が残っているのは、建物より敷地で値段がついているからです。築20年で落ちるのは、建物の評価がそこで大きく減るからです。

売る側にとって大事なのは、自分の家がこの線のどちら側にいるかです。築17年の家を築21〜30年の成約で査定されれば、安く出ます。

築23年の家を築11〜20年の成約で査定されれば、高く出て、売り出してから下げることになります。査定書の比較事例が、自分の家と同じ帯に収まっているかを先に見てください。

もう一つ、築46年以上の家を持つ人に伝えたいことがあります。麻生区では、古い家の中央値が築10年以内からあまり落ちていません。「古いから値段がつかない」と決めて、相談前に売り方を狭める必要はありません。

戸建てを売る前の確認は、戸建てを売る。建物より先に確かめる3つのことに置いています。

戸建ての中央値が最高なのは第1種低層住居専用地域、最低は第1種住居地域。麻生区では「専用」の二文字で値段の側が分かれる

麻生区の戸建てを用途地域で分けると、中央値がいちばん高いのは第1種低層住居専用地域です。いちばん低いのは第1種住居地域です。名前が似ているので、並べて見ると混乱します。

「低層住居専用」と「住居」は、都市計画法の上では別の地域です。前者は低い住宅だけを建てる地域で、後者は住宅のほかに店や事務所も建てられます。

成約がいちばん多いのも、第1種低層住居専用地域です。つまり麻生区の戸建ての中央値5,000万円は、いちばん高い用途地域の成約に引かれた数字です。

第1種住居地域の家を区の中央値で測ると、実際の成約より高い値になります。逆に、第1種低層住居専用地域の家なら、区の中央値は低めの目安です。

用途地域は、登記簿には書いてありません。市の都市計画図か、買ったときの重要事項説明書で分かります。

査定を頼む前に、自分の家がどの用途地域にあるかを調べて伝えてください。比較事例の用途地域をそろえてもらうだけで、査定のぶれはかなり減ります。

前面道路の幅で戸建ての中央値は三つに分かれる。麻生区では、築20年を過ぎた家ほど道路幅が値段の残り方を決める

麻生区の戸建ては、前面道路の幅でも中央値に差が出ています。6m以上、4〜6m、4m未満の三つの帯です。幅が広い帯ほど高い、という向きで並びます。

この差が影響してくるのは、築20年を過ぎた家です。さきほど見たとおり、麻生区の戸建ては築20年の線で建物の評価が落ち、その先は敷地で値段が決まります。

敷地で値段が決まるなら、その敷地の条件が値段を左右します。道路幅は、敷地の条件の中でいちばん後から変えられないものです。

建築士の視点

建築基準法では、建物を建てる敷地は幅4m以上の道路に2m以上接していなければなりません。前面道路が4m未満だと、建て替えのときに道路の中心から2mの位置まで敷地を下げる必要が出ることがあります。下げた分は敷地として使えなくなります。

同じ法律には、前面道路の幅で容積率の上限が決まる規定もあります。道路が狭いと、都市計画で決められた容積率より小さい建物しか建てられないことがあります。買い手が建て替えを考えるとき、この二つは「この家を買った後に、どれだけの家が建つか」を決めます。

麻生区のように古い家の値段が敷地で残る区では、道路幅は査定の前提です。公図や地積測量図、重要事項説明書で幅を確かめ、4m未満なら過去に後退済みかも調べてください。先に伝えたほうが、根拠のある金額が返ってきます。

麻生区のマンションは築45年の線で3分の1以下になる。線の手前と先は、別の相場として扱う

ここからマンションです。麻生区の中古マンションを戸建てと同じ五つの帯で並べると、築46年以上の中央値は築10年以内の3分の1以下まで下がります。割合でいちばん大きく落ちるのは、築31〜45年の帯から築46年以上の帯へ移るところです。

戸建てと逆の形です。戸建ては築20年で落ちて、その先は残ります。マンションは築45年まで少しずつ下がり、最後の線で深く落ちます。

マンションには敷地で残る値段がないためです。建物の評価がなくなると、値段を支えるものが残りません。

築46年以上の部屋を売る人は、この線の先の成約だけで比べてもらってください。築31〜45年の成約を混ぜた査定は、高く出ます。高く出た査定は、売り出し価格が高くなり、結果として売れるまでの時間が延びます。

反対に、築40年前後の部屋を築46年以上の成約で測られると、安く出ます。線の両側を混ぜない、これがマンションの査定でいちばん先に確かめることです。

3LDKが最多で2LDKが次。麻生区の3,200万円は3LDKの値段に近く、2LDKの部屋は単価45万円で測り直す

麻生区のマンション成約で、いちばん多い間取りは3LDKです。次が2LDKです。

中央値3,200万円は、件数の多い3LDKの成約に引かれています。2LDKの部屋をこの数字で測ると、面積の分だけ高く見積もることになります。

間取りが違う部屋を比べるときは、総額ではなく面積あたりの単価を使います。麻生区の単価の中央値は45万円/平方メートルです。自分の部屋の専有面積を掛ければ、間取りの違いをならした目安になります。

ただし、この単価も築年の帯を混ぜた数字です。築45年の線をまたぐ部屋には、そのまま当てはまりません。

同じ棟の成約があれば、それがいちばん強い比較事例です。麻生区は829件の成約があるので、同じ築年帯・同じ間取りに絞っても比べる相手は残ります。

改装済みのマンションの中央値は、未改装より高くない。麻生区は「直してから売る」が価格に乗らない区

麻生区の実成約で、改装済みと記載のあるマンションの中央値は、未改装より高くありません。直した部屋が、直していない部屋より高く売れているわけではない、というデータです。

理由は一つではありません。改装される部屋は古い帯に多く、築年の下げが改装の上げを打ち消している面があります。

それでも、売る側の判断に使える事実は変わりません。麻生区では、改装費をかけても、その分が売却価格に乗る保証はどこにもありません。

だから麻生区では、「売る前に直す」を先に決めないでください。順番は、現況のまま査定を受け、直した場合の金額も別に出してもらい、差額と工事費を並べて決める、です。差額が工事費を下回るなら、直さずに売るほうが手元に残ります。

傷みが目立つ箇所を直すかどうかも、この並べ方で決められます。売る前のリフォームについては、売る前にリフォームすべきかで別の地域の実成約を使って検討しています。

もう一つ気をつけたいのは、逆の方向です。自分の部屋が未改装なのに、比較事例が改装済みの成約ばかりなら、査定は高く出ます。

麻生区では改装済みの中央値が高くないので、差は小さいはずです。それでも、査定書に改装の有無が書いてあるかは確かめておいてください。

直近1年はマンションも戸建てもほぼ横ばい。麻生区では、相場の向きより「自分の家が線に近いか」で売り時が決まる

麻生区の直近1年の中央値は、マンションも戸建ても、前の1年とほぼ横ばいです。上がった年でも、下がった年でもありません。

横ばいの年は、区の数字から売り時が読めません。上がっていれば待つ理由が、下がっていれば急ぐ理由が出てきますが、麻生区にはどちらもありません。

代わりに影響してくるのが、この記事で追ってきた二本の線です。戸建ての築20年と、マンションの築45年です。

築19年の戸建ては、数年住めば築21〜30年の帯に入ります。築44年のマンションも同じです。

相場が横ばいでも、帯が変わればその家の比較事例は変わります。売り時を考えるなら、区の相場の向きより、自分の家が線のどちら側にいて、あと何年で線を越えるかを先に見てください。

横ばいの年にはもう一つ利点があります。1年前の成約が、まだ比較事例として使えることです。

査定書に載っている成約の時期が古くても、麻生区ではそれだけで外す必要はありません。外すべきなのは、時期より帯がずれている成約です。

土地だけの成約は130件で最少。麻生区では古い戸建てが落ちにくいので、壊す判断は「建物付きの査定」を見てからにする

麻生区の土地だけの成約は130件で、三つの中でいちばん少ない取引です。単価の中央値は22万円/平方メートルです。この数字は、敷地の面積を掛けて初めて、戸建ての値段と並べられます。

古い戸建てを持つ人が土地の単価を見るのは、たいてい「壊して更地で売るか」を考えるときです。麻生区では、その前に確かめてほしいことがあります。築46年以上の戸建ての中央値が、築10年以内からあまり落ちていない事実です。

古い家でも、建物付きのまま値段がついています。壊してしまえば、解体費がかかるうえに、その値段を捨てることになります。

順番は、建物付きの査定を先に取り、次に22万円×面積から解体費を引いた数字を並べる、です。二つを見比べてから、壊すかどうかを決めても遅くありません。見極め方は、更地で売るか、古家付き土地のまま売るかに分けてあります。

麻生区で査定を頼むとき。戸建ては「築20年の線のどちら側の成約か」、マンションは「改装を値段に足していないか」

最後に、麻生区で査定を頼むときに確かめることをまとめます。

戸建ては、三つです。比較事例が築20年の線の同じ側にあるか。用途地域が自分の家とそろっているか。

前面道路の幅が同じ帯か。この三つがそろっていない査定は、区の中央値5,000万円に近い数字が出ていても、自分の家の値段とは限りません。

マンションは、二つです。築45年の線の同じ側の成約で比べているか。改装の有無を値段に足していないか。

麻生区では改装済みの中央値が未改装より高くありません。「直せば高く売れます」と言われたら、その根拠になる成約を見せてもらってください。

査定額は、売れる値段ではありません。比較事例をどう選んだかで動く数字です。

複数の会社に頼んで、金額ではなく、どの成約を使ったかを並べて比べてください。査定の根拠の確かめ方は、不動産査定の仕組みに書いています。

川崎市麻生区で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 川崎市麻生区で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q3〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

3,800万円 〜 6,000万円

成約829件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は5,000万円です。

中古マンション

1,900万円 〜 5,000万円

成約829件。中央値は3,200万円です。 1平方メートルあたりでは447,059円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

150,000円 〜 290,000円

成約130件。中央値は220,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は川崎市麻生区全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

川崎市麻生区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 川崎市麻生区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約829件・中央値5,000万円 (3,800万円〜6,000万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約829件・中央値3,200万円/1平方メートルあたり447,059円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約130件・1平方メートルあたり中央値220,000円 (150,000〜290,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

川崎市麻生区について、さらに詳しく書いた記事

このページは川崎市麻生区全体の相場をまとめたものです。 条件がはっきりしている場合は、下の記事のほうが早く答えにたどり着きます。

川崎市麻生区で家を売る前に、状況別に読む

同じ「家を売る」でも、相続と離婚と住み替えでは、つまずく場所も順番も違います。 当てはまるものから読んでください。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
川崎市多摩区約5km4,900万円-100万円
横浜市青葉区約6km6,200万円+1,200万円
川崎市宮前区約7km4,600万円-400万円
横浜市都筑区約9km6,500万円+1,500万円
川崎市高津区約9km5,300万円+300万円
横浜市緑区約11km4,900万円-100万円
川崎市中原区約14km6,200万円+1,200万円
世田谷区約14km9,500万円+4,500万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

麻生区で築19年の戸建てを売るか、あと数年住んでから売るか迷っています。データで言えることはありますか?

麻生区の戸建ては、築11〜20年の帯から築21〜30年の帯へ移るところで、中央値がいちばん大きく落ちます。築19年は、その線の手前にいます。直近1年の中央値は前の1年とほぼ横ばいなので、区の相場の向きからは「待つ理由」も「急ぐ理由」も出てきません。決め手になるのは築年の帯のほうです。査定を受けるなら、築11〜20年の成約で比べた金額と、築21〜30年の成約で比べた金額の両方を出してもらってください。その差が、住み続ける数年分と引き換えになる金額です。

麻生区のマンションを、水回りを直してから売ろうと思っています。かけた費用は戻りますか?

麻生区の実成約では、改装済みのマンションの中央値は未改装より高くありません。直した費用がそのまま価格に乗る市場ではない、と読めます。改装済みの部屋は古い帯に多いという事情もありますが、少なくとも「直した分だけ高く売れる」とは言えないデータです。直すかどうかは、査定の場で「現況のままの金額」と「直した場合の金額」を分けて聞いてから決めてください。片方しか出さない担当者には、もう片方も頼んで構いません。

第1種住居地域の戸建てです。区の中央値5,000万円より査定が低いのは、担当者が安く見ているからですか?

麻生区の戸建てで中央値がいちばん低い用途地域は、第1種住居地域です。いちばん高いのは第1種低層住居専用地域で、成約がいちばん多いのもそこです。区の中央値5,000万円は、件数の多い第1種低層住居専用地域の成約に引かれた数字です。第1種住居地域の家を区の中央値で測ると、同じ用途地域の成約より高い値が出ます。査定が低いのは、同じ用途地域でそろえた結果と考えるのが自然です。担当者を疑う前に、比較事例の用途地域と前面道路の幅が自分の家とそろっているかを確かめてください。

川崎市麻生区で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に上麻生(6,200万円・56件)、千代ケ丘(5,600万円・49件)、王禅寺西(5,500万円・67件)です。低いほうは東百合丘(3,600万円・52件)、細山(4,100万円・55件)、高石(4,150万円・80件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

川崎市麻生区では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは千代ケ丘で築1年、古いほうは上麻生で築21年です。築年数が極端に新しい地区は、建売の分譲がそのまま集計に入っています。中古の相場とは分けて見てください。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

川崎市麻生区で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは王禅寺東(88件・中央値4,800万円)、高石(80件・中央値4,150万円)、王禅寺西(67件・中央値5,500万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(川崎市麻生区の実成約データの充填元・2023年第2四半期〜2026年第1四半期)・確認日 2026-08-22
  2. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条=道路の定義と2項道路の後退・第43条=接道義務・第52条=前面道路の幅員による容積率の制限)・確認日 2026-08-22
  3. e-Gov法令検索「都市計画法」(第9条=第1種低層住居専用地域・第1種住居地域など用途地域の定義)・確認日 2026-08-22

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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