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京都の家売却

京都府京都市東山区の不動産売却|戸建て301件とマンションの実成約で見る築年と地区の相場

本記事にはプロモーションが含まれます。

結論から

京都市東山区の実成約は、戸建てが301件、中古マンションが174件で、両方に事例がある区です(国交省データ)。戸建ての中央値は3,300万円、マンションは2,300万円です。直近1年は戸建ての中央値が下がり、マンションは上がりました。マンションの間取りは1Kが最多で、改装しても中央値は上がっていません。戸建ては地区で中央値が大きく違い、築46年以上で半分以下になります。

京都市東山区の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか

東山区で戸建てを買った人の多くは、築31年以上の家を買っています。売れた戸建てのうち60%が、この古い家です。

京都市東山区で売れた戸建てを、築年数で分けると
  • 築10年以内18%
  • 築11〜30年22%
  • 築31年以上60%

売れた戸建てのうち、築10年以内の家は18%にとどまります。ただ、古い家も値段は同じではありません。築31〜45年の家の真ん中の値段は3,100万円です。築46年以上の家は1,900万円です。

2だから、この値段

戸建ての値段は、地区と築年数で大きく変わります。高い地区は清水学区(1億5,000万円)、安い地区は今熊野宝蔵町(1,100万円)です。

築年数ごとの、売れた値段の真ん中(戸建て)

築年数で見ると、築21〜30年の戸建ての真ん中の値段は4,000万円です。築31〜45年の戸建ては3,100万円で、築46年以上になると1,900万円まで下がります。いちばん大きく下がるのは、築31〜45年と築46年以上のあいだです。

3この先、上がりそうか、下がりそうか

地価は上がっていますが、家を買う年代の人は減る見込みです。値段が上がり続けるとは言い切れないと私たちは見ています。

住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
  • 上がった8か所
  • 変わらない0か所
  • 下がった0か所
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)
2025年0.8万人
2035年0.7万人
2045年0.6万人

住宅地の地価は、8地点のうち8地点で去年より上がりました。戸建ての真ん中の値段は、前の年より下がりました(−21.1%)。ただ、1年だけの動きは振れやすく、これだけで下がり続けるとは言えません。家を買う年代の人は、2045年までに減る見込みです(−17%)。

「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。

ここから下は、上の見立ての元になった数字です。

京都府京都市東山区の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: マンション+70.6%・戸建て-21.1%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
02,5005,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション2,300万円1,500万円〜4,800万円約59.3万円174
戸建て等(土地+建物)3,300万円1,400万円〜6,100万円—301
土地——約41.5万円38

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内——4,300万円34
築11〜20年2,800万円614,200万円13
築21〜30年4,300万円214,000万円30
築31〜45年1,700万円723,100万円59
築46年〜2,100万円111,900万円57

参考: 改装済み中古マンションの中央値は2,100万円(21件)、未改装は2,000万円(29件)。 差は約5%です。ただし改装される物件は築年数が経っていることが多く、リフォーム費用がそのまま上乗せされるわけではありません。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

京都市東山区で売るなら、いくらくらいか

京都市東山区で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「京都府の相場データブック」(PDF・8ページ)も、このアドレスにお送りします。

京都市東山区で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 京都市東山区の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は清水学区が15,000万円、本町が1,500万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
一橋学区1,800万円43築38年
六原学区5,200万円34築40年
今熊野南日吉町1,700万円32築30年
修道学区3,600万円24築33年
清水学区15,000万円23築40年
本町1,500万円21築36年
新道学区8,350万円18築25年
泉涌寺東林町1,700万円13築32年

中古マンション

地区中央値件数築年数
清水学区1,950万円48築35年
新道学区4,500万円29築20年
六原学区1,700万円22築18年
粟田学区10,000万円19築19年
有済学区4,500万円15築16年
修道学区4,300万円9築23年
福稲御所ノ内町1,600万円8—
本町395万円8築36年

一橋学区(1,800万円・43件・築38年)

市内の地区の真ん中より50%低い水準です。売れているのは築38年前後です。

六原学区(5,200万円・34件・築40年)

市内の地区の真ん中より44%高い水準です。売れているのは築40年前後です。

今熊野南日吉町(1,700万円・32件・築30年)

市内の地区の真ん中より53%低い水準です。売れているのは築30年前後です。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約21,200万円の差
  • 5m未満2,800万円55件
  • 5〜7m4,900万円53件
  • 7〜10m6,500万円23件
  • 10m以上24,000万円17件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約2,850万円の差
  • 4m未満2,750万円138件
  • 4〜6m4,000万円77件
  • 6m以上5,600万円59件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約1,350万円の差
  • 不整形4,650万円20件
  • ほぼ長方形4,400万円85件
  • 長方形3,300万円33件

この地域では、不整形の中央値が長方形を上回っています。一般に不整形地は建物を配置しにくいぶん評価が下がりやすい一方、面積の広い土地が不整形に多く含まれるなど、条件の構成が影響している可能性があります。形だけで判断せず、面積が近い事例と見比べてください。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約8,600万円の差
  • 商業地域10,000万円47件
  • 第2種住居地域5,000万円59件
  • 近隣商業地域4,550万円50件
  • 準工業地域2,100万円57件
  • 第1種中高層住居専用地域1,600万円53件
  • 第1種住居地域1,400万円29件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格を左右するかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約6,500万円の差
  • 鉄骨造9,250万円30件
  • 木造2,750万円246件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約3,500万円の差
  • 市道5,800万円87件
  • 公道3,400万円43件
  • 私道2,300万円119件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約1,850万円の差
  • 第2種住居地域3,500万円42件
  • 商業地域2,500万円83件
  • 準工業地域2,100万円11件
  • 近隣商業地域1,650万円18件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

京都市東山区の駅と、学校・病院の数

家を探す人は、物件を比べるときに駅と学校と病院を見ます。販売図面の「周辺環境」に書かれるのもこのあたりです。京都市東山区の分を、国の公開データで数えました。

乗り降りの多い駅(2023年度・1日あたり)

駅路線乗降客数
祇園四条京阪電気鉄道 京阪本線46,778人
三条京阪電気鉄道 京阪本線32,953人
三条京阪京都市 東西線23,918人
東福寺JR奈良線18,794人
東山京都市 東西線18,507人
東福寺京阪電気鉄道 京阪本線14,896人
七条京阪電気鉄道 京阪本線13,242人
蹴上京都市 東西線10,284人

最寄り駅ごとの住宅地の地価(2026年の地価公示・地価調査・1㎡あたり)

最寄り駅地価地点
祇園四条59.7万円1
東山53.4万円1
地下鉄東山52万円1
七条29.5万円1
清水五条27.8万円2
京阪東福寺20.5万円2

地点が2つ以上ある駅は真ん中の値です。国や県が毎年値段を出している土地で、実際に売れた値段とは別の数字です。

  • 学校小学校 1校・中学校 4校・義務教育学校 2校・高等学校 5校
  • 幼稚園・認定こども園4か所
  • 病院・診療所病院 3・診療所 48・歯科 22病床の多い病院は 京都第一赤十字病院(616床)、京都久野病院(235床)、医療法人原田病院(50床)

出典: 国土交通省 不動産情報ライブラリ(国土数値情報の駅別乗降客数・学校・医療機関・幼稚園等、地価公示・地価調査)。2026-10-15に取得。学校は私立・国立を含みます。学校と病院は国のデータを作った時点の数なので、そのあとの開校や閉院は入っていないことがあります。保育所はこの数に入っていません。

京都市東山区の空き家の数

京都市東山区では、住宅のうち16.4%が空き家です(全国は13.8%)。このうち、売りにも貸しにも出ていない「使う予定のない空き家」は2,010戸あります。

住宅の数23,770戸
空き家3,890戸(16.4%)
売りに出ている空き家90戸
使う予定のない空き家2,010戸(住宅の8.5%・全国は5.9%)
そのうち一戸建て1,200戸
そのうち傷みや壊れがある380戸

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点)。数は調査からの推計で、10の位を四捨五入しているため、合計が合わないことがあります。「使う予定のない空き家」は、調査の「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」です。

売らずに持ち続けると、年にいくらかかるか

値段を見たあとに、もうひとつ数えておく数字があります。固定資産税、空き家になったあとの火災保険、 草刈りと通風に通う時間。実家を売った人の調査では、維持と処分にかかった費用の最多回答は50〜100万円でした。

京都市東山区で実際に売れた土地は、㎡あたり41.5万円が真ん中の値です(国土交通省の成約データ)。 固定資産税の評価額はこれとは別の数字で、市から届く課税明細書で確かめます。

持ち続けると年にいくらか、数え方を見る →

東山区は戸建て301件・マンション174件。どちらにも事例がある区

国土交通省の不動産情報ライブラリから、京都市東山区の成約を種類ごとに数えました。いちばん多いのは戸建ての301件で、次が中古マンションの174件です。土地のみの売買は38件にとどまり、三種類の中で最少です。

戸建ての成約は中央値が3,300万円で、真ん中半分は1,400万円〜6,100万円に収まります。土地は面積あたり42万円/平方メートルが中央値です。

中古マンションの中央値は2,300万円で、面積あたりでは59万円/平方メートルです。戸建てとマンションのどちらにも、比べられる事例があるのが東山区の特徴です。この記事は、その二つを分けて見ていきます。

直近1年は、戸建てが下がってマンションが上がった

東山区で目立つのは、戸建てとマンションの値動きが逆を向いていることです。直近1年の戸建ての中央値は、前の1年と比べてはっきり下がりました。同じ期間に、中古マンションの中央値ははっきり上がっています。

戸建てを持っている人は、去年の相場感のまま売り出し価格を置くと反応が鈍る可能性があります。査定では、直近1年の成約だけで出した金額を別に聞いてください。古い事例が混ざると、金額が高めに出ます。

マンションを持っている人は、逆に古い事例を根拠にされると金額が低めに出ます。査定書の事例の成約時期を見て、直近のものがどれだけ入っているかを確かめてください。

ただし中央値の上昇は、成約した部屋の築年帯や間取りの構成が変わっただけでも起こります。自分の部屋と条件の近い事例で、上がっているかを見るのが確実です。

マンションの間取りは1Kが最多で、次が3LDK

東山区のマンションで成約がいちばん多い間取りは1Kです。二番目は3LDKで、この二つは買う人がまったく違います。1Kは一人で住む人か、貸して家賃を得る目的で買う人が中心です。

1Kの買い手は、家賃と利回りで値段を見ることが多くなります。査定でも、同じ棟や近い地区の1Kが今いくらで貸されているかが根拠に使われます。売るときは、賃貸中かどうか、家賃がいくらかを先に整理しておいてください。

3LDKは、住む目的の買い手が中心です。月々の管理費と修繕積立金、大規模修繕をいつやったかを聞かれます。戸建てにはないこの準備は中古マンションを売るで整理しています。

マンションの段差は築21〜30年と築31〜45年の間にある

東山区の中古マンションを築年帯で分けると、築11〜20年に比べて築31〜45年の中央値は3割ほど低くなります。下がり幅が最大になる境目は、築21〜30年と築31〜45年の間です。築30年を越えると、値段の水準が一段下がると考えてください。

築31〜45年の帯は、1981年6月の耐震基準改正の前後にまたがります。改正の前に建築確認を受けた建物だと、買い手が使えるローンや税の控除が限られます。建築確認の時期は、管理会社に聞くか購入時の重要事項説明書で分かります。

築21〜30年の帯にある部屋は、次の帯へ入る前の価格水準で売れる時期です。直近1年でマンションの中央値が上がっていることと合わせると、今の事例を根拠に査定を取る意味があります。

改装済みの中央値は、未改装より高くない

東山区の成約では、改装済みのマンションが未改装より高く売れているとは言えません。中央値で見る限り、工事の費用は売値に乗っていません。売る前に大きな改装をするかどうかは、慎重に決めてください。

先に査定で、現況のままの金額と直した場合の金額を別々に聞きます。二つの差が工事費に届かないなら、そのまま売るのが得です。工事をするかどうかの決め方は売る前にリフォームすべきかで詳しく書いています。

マンションの成約が多いのは清水学区・新道学区・六原学区・粟田学区・有済学区

東山区で中古マンションの成約が多い地区は、多い順に清水学区・新道学区・六原学区・粟田学区・有済学区です。部屋がこの五つの地区にあれば、同じ地区の成約を査定の根拠に使えます。五つに入らない地区の部屋は、同じ棟で過去に売れた記録を探すのが近道です。

清水学区と六原学区は、戸建ての成約が多い地区にも入っています。戸建てとマンションの両方が動いている地区です。同じ地区でも建物の種類で買い手が違うので、事例は種類をそろえて見てください。

戸建ては弥栄学区が高く、今熊野宝蔵町が低い。地区で値段が大きく違う

東山区で戸建ての成約が多い地区は、多い順に一橋学区・今熊野南日吉町・六原学区・清水学区・修道学区です。中央値がいちばん高いのは弥栄学区で、いちばん低いのは今熊野宝蔵町でした。成約が多い五つの地区と、中央値がいちばん高い地区は一致していません。

3,300万円という区の中央値は、地区ごとの値段の幅をならした一点にすぎません。査定書を受け取ったら、事例の地区名を最初に確かめてください。別の地区の事例だけで組まれていたら、なぜその地区を使ったのかを聞きます。

今熊野南日吉町と今熊野宝蔵町は、名前は似ていても別の地区です。片方は成約が多く、もう片方は中央値が低い地区として出ています。地区名は町名まで正確に伝えて、査定の根拠を取ってください。

戸建ての崖は築46年以上の手前にある

東山区の戸建ては、築46年以上になると中央値が築10年以内の半分を割り込みます。下がり幅が最大なのは築31〜45年と築46年以上の間で、ここが崖です。マンションの段差(築21〜30年→築31〜45年)より、一つ遅い帯に崖があります。

国税庁の耐用年数表では、木造住宅は22年です。築46年は耐用年数の二倍を超えていて、建物として残る評価はわずかです。値段の中心は土地なので、地区・用途地域・前面道路の幅がそのまま金額に出ます。

直近1年で戸建ての中央値が下がっていることは、築古の家ほど注意が要ります。建物の分が残っていない家は、土地の相場が動くと値段が直接動くからです。今の成約を根拠にした査定と、買取の金額を並べて確かめてください。

用途地域は商業地域の中央値が高く、第1種中高層が低い

東山区の戸建てを用途地域で分けると、中央値の頂点は商業地域にあります。最も低いのは第1種中高層住居専用地域です。成約の件数で最多なのは第2種住居地域で、値段の高い地域とは別でした。

商業地域は、都市計画法で店舗や事務所の利便を増すために定める地域です。建物の高さや建ぺい率の制限が住居系より緩く、住宅以外の用途にも使えます。戸建てとして住む人だけでなく、土地として使う人が値段を支えている可能性があります。

第1種中高層住居専用地域は、中高層の住宅の環境を守る地域です。中央値が低い理由は、成約した家の築年帯や敷地の広さが違うだけかもしれません。用途地域だけで値段を決めつけず、自分の家の用途地域を購入時の重要事項説明書で確かめてください。

前面道路が4m未満かどうかで、戸建ての値段が分かれる

東山区の戸建ては、前面道路の幅を4m未満・4〜6m・6m以上に分けると、中央値が帯ごとに違います。この差を知らずに売り出すと、損をすることがあります。自分の家がどの帯に入るかを、最初に確かめてください。

建築基準法は、敷地が幅4m以上の道路に2m以上接することを求めています。4m未満の道路にしか接していない敷地は、建て替えで道路中心から2mまで下がる後退が生じる場合があります。後退した分は建物に使えないので、買い手はその面積を値段から差し引きます。

公図や購入時の重要事項説明書を見れば、前面道路の幅と種類が分かります。後退が済んでいるかどうかも、先に調べておくと交渉で不利になりません。道路と間口の条件がどう値段に影響するかは間口と前面道路の価格差にまとめました。

東山区で売り出すまでに決めること

東山区で売り出すまでに決めることは三つです。戸建てなら地区・築年帯・前面道路の幅、マンションなら間取り・築年帯・地区を確かめます。次に複数社の無料査定で、直近1年の事例を根拠にした金額を比べます。

媒介契約から引き渡しまでの手順は家を売る流れで追えます。仲介手数料・印紙税・登記費用の内訳は売却費用の一覧に書いています。このうち仲介手数料は、法律で上限が決まっている費用です。

東山区で相談先を選ぶ基準は、直近1年の同じ地区の事例を出せるかどうかです。戸建ては下がり、マンションは上がった区なので、古い事例で出した金額は当てになりません。根拠の時期を示した会社を選んでください。

京都市東山区で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 京都市東山区で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q3〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

1,400万円 〜 6,100万円

成約301件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は3,300万円です。

中古マンション

1,500万円 〜 4,800万円

成約174件。中央値は2,300万円です。 1平方メートルあたりでは592,857円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

240,000円 〜 820,000円

成約38件。中央値は415,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は京都市東山区全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

京都市東山区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 京都市東山区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約301件・中央値3,300万円 (1,400万円〜6,100万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約174件・中央値2,300万円/1平方メートルあたり592,857円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約38件・1平方メートルあたり中央値415,000円 (240,000〜820,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

京都市東山区について、さらに詳しく書いた記事

このページは京都市東山区全体の相場をまとめたものです。 条件がはっきりしている場合は、下の記事のほうが早く答えにたどり着きます。

京都市東山区で家を売る前に、状況別に読む

同じ「家を売る」でも、相続と離婚と住み替えでは、つまずく場所も順番も違います。 当てはまるものから読んでください。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
京都市下京区約2km4,250万円+950万円
京都市中京区約3km3,900万円+600万円
京都市南区約4km3,000万円-300万円
京都市上京区約4km3,500万円+200万円
京都市山科区約4km1,700万円-1,600万円
京都市北区約5km3,200万円-100万円
京都市右京区約6km2,800万円-500万円
京都市左京区約6km3,500万円+200万円
京都市伏見区約7km2,200万円-1,100万円
京都市西京区約8km3,300万円同水準
伊賀市約43km580万円-2,720万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

京都市東山区の戸建ては、直近1年で値段が下がったと聞きました。今売るべきですか?

東山区の戸建ての中央値は、直近1年が前の1年よりはっきり下がっています。ただし、これは区全体の中央値の話です。自分の家の地区・築年帯・前面道路の幅で金額は変わります。待てば戻るとも、今が底だとも言えません。直近1年の事例だけで出した査定と買取の金額を並べて、手元に残る額で決めてください。

京都市東山区の1Kマンションは、住む人向けの3LDKと査定の仕方が違いますか?

違います。東山区のマンションでいちばん多い間取りは1Kで、次が3LDKです。1Kは貸して家賃を得る目的の買い手が多く、家賃と利回りで値段を見られます。3LDKは住む目的の買い手が中心で、管理費や修繕の履歴を見られます。査定では、自分の部屋と同じ間取りの事例を根拠にしてもらってください。

京都市東山区で築30年を超えたマンションは、改装してから売ったほうがいいですか?

東山区では、改装済みのマンションの中央値が未改装より高くありません。また、築21〜30年から築31〜45年へ移るところで中央値がいちばん大きく下がります。改装費を上乗せして回収できる市場ではないので、先に現況のままの査定額と直した場合の額を聞いてください。差額が工事費より小さければ、直さずに売るほうが手元に残ります。

京都市東山区で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に清水学区(15,000万円・23件)、新道学区(8,350万円・18件)、六原学区(5,200万円・34件)です。低いほうは本町(1,500万円・21件)、泉涌寺東林町(1,700万円・13件)、今熊野南日吉町(1,700万円・32件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

京都市東山区では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは新道学区で築25年、古いほうは六原学区で築40年です。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

京都市東山区で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは一橋学区(43件・中央値1,800万円)、六原学区(34件・中央値5,200万円)、今熊野南日吉町(32件・中央値1,700万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(京都市東山区の実成約データの充填元)・確認日 2026-08-23
  2. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条第2項=4m未満の道路と後退・第43条=接道義務・1981年6月施行の耐震基準改正)・確認日 2026-08-23
  3. e-Gov法令検索「都市計画法」(第9条=商業地域・第二種住居地域・第一種中高層住居専用地域の定義)・確認日 2026-08-23
  4. 国税庁「主な減価償却資産の耐用年数表」(木造住宅22年)・確認日 2026-08-23

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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