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京都の家売却

京都府京都市左京区の不動産売却|戸建てが主役の区。築年・用途地域・地区で値段がどう変わるか

本記事にはプロモーションが含まれます。

結論から

京都市左京区の実成約は、戸建て1,075件、中古マンション539件、土地189件です(国交省データ)。中央値は戸建て3,500万円、マンション3,000万円です。戸建ては築46年以上で築10年以内の半分以下、マンションは築31〜45年の帯でいちばん落ちます。直近1年はマンションの中央値が上がり、戸建てはほぼ横ばいでした。

京都市左京区の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか

左京区で売れる家の中心は戸建てです。売れた戸建ての50%は築31年以上の古い家です。

京都市左京区で売れた戸建てを、築年数で分けると
  • 築10年以内25%
  • 築11〜30年25%
  • 築31年以上50%

成約のうち戸建ては60%、中古マンションは30%です。売れた戸建てのうち、築10年以内は25%にとどまります。築46年以上の戸建ては、築年帯の中でいちばん多く売れています。その真ん中の値段は2,000万円で、古い家にも買う人がついていると私たちは見ています。

2だから、この値段

戸建ての真ん中の値段は3,500万円です。築年が古いほど下がり、地区によっても大きく変わります。

築年数ごとの、売れた値段の真ん中(戸建て)

築10年以内は4,700万円、築21〜30年は3,500万円、築46年以上は2,000万円です。戸建てが高い地区は下鴨宮崎町(5,000万円)、安い地区は岡崎西福ノ川町(1,700万円)です。住宅地の地価も、高いのは北山駅(1㎡ 48万円)、安いのは八瀬比叡山口駅(1㎡ 4万円)です。建物の古さと場所の両方で値段が決まっていると私たちは見ています。

3この先、上がりそうか、下がりそうか

地価は上がった地点が多い一方、家を買う年代の人は減る見込みです。上がるとも下がるとも言い切れないと考えています。

住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
  • 上がった42か所
  • 変わらない1か所
  • 下がった5か所
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)
2025年3.4万人
2035年3.3万人
2045年3.1万人

住宅地の地価は48地点のうち42地点で去年より上がり、下がったのは5地点でした。戸建ての真ん中の値段は、前の年より少し上がりました(+2.9%)。家を買う年代の人は、2045年までに減る見込みです(−9%)。地価の上向きと買い手の減り方がどう釣り合うかで、先行きは変わると私たちは見ています。

「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。

ここから下は、上の見立ての元になった数字です。

京都府京都市左京区の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: マンション-12.1%・戸建て+2.9%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
02,5005,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション3,000万円1,800万円〜4,700万円約50.0万円539
戸建て等(土地+建物)3,500万円1,900万円〜5,400万円—1,075
土地——約31.0万円189

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内6,500万円654,700万円209
築11〜20年4,600万円774,100万円87
築21〜30年3,900万円1273,500万円125
築31〜45年2,300万円1893,000万円179
築46年〜1,900万円742,000万円237

参考: 改装済み中古マンションの中央値は3,400万円(84件)、未改装は2,300万円(103件)。 差は約48%です。ただし改装される物件は築年数が経っていることが多く、リフォーム費用がそのまま上乗せされるわけではありません。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

京都市左京区で売るなら、いくらくらいか

京都市左京区で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「京都府の相場データブック」(PDF・8ページ)も、このアドレスにお送りします。

京都市左京区で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 京都市左京区の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は岩倉幡枝町が4,800万円、岡崎西福ノ川町が1,700万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
静市市原町2,100万円43築26年
岩倉幡枝町4,800万円38築10年
岩倉長谷町2,800万円34築27年
岡崎西福ノ川町1,700万円24築38年
岩倉花園町2,800万円24築39年
下鴨蓼倉町4,800万円23—
上高野畑町4,200万円23築1年
吉田神楽岡町3,350万円14築50年

中古マンション

地区中央値件数築年数
高野東開町2,400万円58築44年
高野西開町2,200万円18築37年
松ケ崎小竹藪町6,300万円18築5年
岡崎円勝寺町7,200万円17築44年
聖護院山王町1,500万円15築50年
岡崎天王町2,700万円14築41年
吉田河原町5,400万円13築21年
高野蓼原町3,100万円13築40年

静市市原町(2,100万円・43件・築26年)

市内の地区の真ん中より37%低い水準です。売れているのは築26年前後です。

岩倉幡枝町(4,800万円・38件・築10年)

市内の地区の真ん中より43%高い水準です。売れているのは築10年前後と新しめで、建物の状態がそのまま値段に出ます。

岩倉長谷町(2,800万円・34件・築27年)

市内の地区の真ん中より16%低い水準です。売れているのは築27年前後です。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約3,100万円の差
  • 5m未満2,000万円113件
  • 5〜7m2,700万円117件
  • 7〜10m3,800万円98件
  • 10m以上5,100万円149件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約1,850万円の差
  • 4m未満2,600万円245件
  • 4〜6m3,100万円298件
  • 6m以上4,450万円442件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約1,150万円の差
  • ほぼ整形4,000万円36件
  • ほぼ台形3,650万円32件
  • 不整形3,500万円63件
  • ほぼ長方形3,100万円231件
  • 長方形2,850万円122件

この地域では、不整形の中央値が長方形を上回っています。一般に不整形地は建物を配置しにくいぶん評価が下がりやすい一方、面積の広い土地が不整形に多く含まれるなど、条件の構成が影響している可能性があります。形だけで判断せず、面積が近い事例と見比べてください。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約2,900万円の差
  • 近隣商業地域5,500万円70件
  • 第1種低層住居専用地域3,700万円713件
  • 第2種中高層住居専用地域3,400万円51件
  • 第1種住居地域2,800万円133件
  • 第2種住居地域2,650万円18件
  • 第1種中高層住居専用地域2,600万円67件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格を左右するかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約6,400万円の差
  • RC9,800万円56件
  • 軽量鉄骨造5,600万円34件
  • 鉄骨造4,200万円41件
  • 木造3,400万円874件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約3,800万円の差
  • 府道6,200万円18件
  • 公道4,200万円313件
  • 市道3,900万円331件
  • 私道2,400万円273件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約2,500万円の差
  • 第1種低層住居専用地域4,900万円45件
  • 第2種住居地域4,600万円72件
  • 第1種中高層住居専用地域4,350万円34件
  • 第2種中高層住居専用地域3,300万円93件
  • 第1種住居地域2,400万円151件
  • 近隣商業地域2,400万円92件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

京都市左京区の駅と、学校・病院の数

家を探す人は、物件を比べるときに駅と学校と病院を見ます。販売図面の「周辺環境」に書かれるのもこのあたりです。京都市左京区の分を、国の公開データで数えました。

乗り降りの多い駅(2023年度・1日あたり)

駅路線乗降客数
出町柳京阪電気鉄道 鴨東線32,140人
国際会館京都市 烏丸線24,994人
北山京都市 烏丸線13,849人
出町柳叡山電鉄 叡山本線10,900人
松ヶ崎京都市 烏丸線10,316人
神宮丸太町京阪電気鉄道 鴨東線6,699人
修学院叡山電鉄 叡山本線2,892人
一乗寺叡山電鉄 叡山本線2,272人

最寄り駅ごとの住宅地の地価(2026年の地価公示・地価調査・1㎡あたり)

最寄り駅地価地点
東山58.4万円1
地下鉄松ヶ崎49.3万円1
北山47.9万円2
地下鉄東山44万円1
松ヶ崎40.3万円4
蹴上36万円1
京阪出町柳34.8万円8
神宮丸太町34万円4

地点が2つ以上ある駅は真ん中の値です。国や県が毎年値段を出している土地で、実際に売れた値段とは別の数字です。

  • 学校小学校 21校・中学校 12校・義務教育学校 2校・高等学校 8校
  • 幼稚園・認定こども園19か所
  • 病院・診療所病院 14・診療所 208・歯科 99病床の多い病院は 京都大学医学部附属病院(1,141床)、北山病院(448床)、いわくら病院(397床)

出典: 国土交通省 不動産情報ライブラリ(国土数値情報の駅別乗降客数・学校・医療機関・幼稚園等、地価公示・地価調査)。2026-10-15に取得。学校は私立・国立を含みます。学校と病院は国のデータを作った時点の数なので、そのあとの開校や閉院は入っていないことがあります。保育所はこの数に入っていません。

京都市左京区の空き家の数

京都市左京区では、住宅のうち11.4%が空き家です(全国は13.8%)。このうち、売りにも貸しにも出ていない「使う予定のない空き家」は5,930戸あります。

住宅の数97,780戸
空き家11,170戸(11.4%)
売りに出ている空き家360戸
使う予定のない空き家5,930戸(住宅の6.1%・全国は5.9%)
そのうち一戸建て3,040戸
そのうち傷みや壊れがある1,690戸

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点)。数は調査からの推計で、10の位を四捨五入しているため、合計が合わないことがあります。「使う予定のない空き家」は、調査の「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」です。

売らずに持ち続けると、年にいくらかかるか

値段を見たあとに、もうひとつ数えておく数字があります。固定資産税、空き家になったあとの火災保険、 草刈りと通風に通う時間。実家を売った人の調査では、維持と処分にかかった費用の最多回答は50〜100万円でした。

京都市左京区で実際に売れた土地は、㎡あたり31万円が真ん中の値です(国土交通省の成約データ)。 固定資産税の評価額はこれとは別の数字で、市から届く課税明細書で確かめます。

持ち続けると年にいくらか、数え方を見る →

左京区は戸建ての区。成約1,075件は中古マンションの2倍

京都市左京区で実際に成約した取引を、国土交通省の不動産情報ライブラリで数えました。いちばん多いのは戸建ての1,075件です。次が中古マンションの539件です。

土地だけの取引は189件で、3つのなかでいちばん少ない結果でした。土地の㎡単価は中央値31万円です。件数が少ないので、戸建ての敷地の値段を測る補助の物差しとして使ってください。

戸建ての中央値は3,500万円です。よくある価格帯(真ん中の半分)は1,900万円から5,400万円までです。この幅の広さが左京区の戸建ての特徴です。

中古マンションの中央値は3,000万円です。専有面積の㎡単価は中央値で50万円でした。

戸建ての価格帯が広いのは、区のなかで地区・築年・土地の条件がばらばらだからです。この記事では、左京区の成約データで差がはっきり出た項目を順に見ていきます。自分の家がどの条件に当てはまるかを確かめながら読んでください。

戸建ての成約が多いのは静市市原町・岩倉幡枝町・岩倉長谷町・岩倉花園町・上高野畑町

左京区で戸建ての成約が多い地区は、多い順に静市市原町・岩倉幡枝町・岩倉長谷町・岩倉花園町・上高野畑町です。この5つの町は、同じ町内で比べられる成約が見つかりやすい地区です。査定のときは、区の中央値ではなく同じ町の成約で比べてもらってください。

地区ごとの中央値の差も大きい区です。戸建ての中央値がいちばん高いのは下鴨宮崎町、いちばん低いのは岡崎西福ノ川町でした。同じ左京区の戸建てでも、町によって値段の位置がまったく違います。

地区の中央値は、その町で売れた家の敷地の広さや築年を丸ごとまとめた数字です。町の中央値が低いからといって、自分の家がその値段になるわけではありません。逆に高い町でも、道路や築年の条件が悪ければ中央値には届きません。

戸建ては築46年以上で半分以下。いちばん落ちるのは築31〜45年から築46年以上への境目

左京区の戸建てを築年の帯で分けると、築46年以上の中央値は築10年以内の半分以下です。下げ幅がいちばん大きいのは、築31〜45年の帯から築46年以上の帯へ移るところでした。築30年前後までは段差がゆるく、築46年を境に大きく落ちる形です。

築46年以上の家は、建築基準法の耐震基準が1981年6月に改正される前に建った建物とほぼ重なります。買い手は住宅ローンや地震保険の条件でこの境目を意識するため、価格に段差が出やすくなります。建物の評価がほとんど残らない帯では、値段はほぼ土地の条件で決まります。

いま築40年台前半の家を持っている人は、査定のときに築31〜45年の帯の成約だけで比べてもらってください。築46年以上の事例を混ぜて平均を取ると、実際より低い金額が出ます。帯の境目にある家ほど、比べる事例の選び方で査定額が変わります。

築46年以上の家を売る場合も、売れないわけではありません。土地の値段は残るので、建物を評価しない前提で土地として買う人が対象になります。建物を評価しない前提の買い手に向けた売り方は、査定のときに仲介と買取の両方の価格を聞いて決めます。

用途地域で戸建ての中央値が変わる。最多は第1種低層、最高は近隣商業、最低は第1種中高層

左京区の戸建ての成約を用途地域で分けると、いちばん多いのは第1種低層住居専用地域です。低い建物しか建てられない住宅地で、戸建ての取引の中心になっています。この地域に家がある人は、比べられる成約が多い側です。

中央値がいちばん高いのは近隣商業地域、いちばん低いのは第1種中高層住居専用地域でした。近隣商業地域は建てられる建物の大きさが大きく、店舗や賃貸など土地の使い道が広い地域です。買い手が住むこと以外の使い方も考えられるため、土地の値段が上がりやすい面があります。

第1種中高層住居専用地域が低く出た理由は、データだけでは断定できません。成約した家の敷地の広さや築年が影響している可能性があります。用途地域の違いは、土地の値段に影響する要素として査定の担当者に確かめてください。

自分の土地の用途地域は、京都市の都市計画情報で住所から調べられます。購入時の重要事項説明書にも書いてあります。査定の前に確認しておくと、担当者と同じ前提で話ができます。

前面道路の幅は6m以上・4〜6m・4m未満で中央値が違う

左京区の戸建ては、前面道路の幅で中央値に差が出ています。区分は6m以上・4〜6m・4m未満の3つで、幅が広いほうが高く成約する傾向です。道路は後から変えられない条件なので、査定で最初に見られます。

建築基準法では、建物を建てる敷地は幅4m以上の道路に2m以上接している必要があります。前面道路が4m未満の場合、建て替えのときに道路の中心線から2m後退する義務が生じることがあります。後退した分は敷地として使えなくなるため、買い手はその分を値段から引いて考えます。

4m未満の道路に面している家は、その道路が建築基準法上の道路として扱われるかどうかを先に確かめてください。扱いによって、建て替えができるかどうかが変わります。道路と間口が価格に影響する仕組みは、間口と前面道路で売却価格はどれだけ変わるか にまとめました。

直近1年、戸建てはほぼ横ばい。中古マンションははっきり上がった

左京区の直近1年の中央値を前の1年と比べると、戸建てと中古マンションで動きが分かれました。戸建てはほぼ横ばいです。中古マンションは、はっきり上がっています。

戸建てを売る人にとって、横ばいは「待てば上がる」という材料がないという意味です。逆に言えば、1年前の成約事例も物差しとしてまだ使えます。売る時期は相場より、家庭の事情と家の状態で決めて問題ありません。

マンションを売る人は、比べる事例の時期に気をつけてください。上がった市場では、2年前の成約で比べた査定は低めに出ます。直近1年の成約だけで比べてもらうよう、査定のときに頼んでください。

中古マンションは築21〜30年から築31〜45年の境目でいちばん落ちる。戸建てより早い

左京区の中古マンションは、築46年以上の中央値が築10年以内の3分の1以下です。下げ幅がいちばん大きいのは、築21〜30年の帯から築31〜45年の帯へ移るところでした。戸建ての境目が築46年だったのに対し、マンションは築31年前後で段差がつきます。

理由は一つに絞れませんが、築30年を超えると2回目の大規模修繕の時期と重なることが多くなります。修繕積立金の残高や値上げの予定が買い手に見られやすくなる帯です。建物そのものより、管理の状態が値段を動かし始めます。

築20年台後半の部屋を持っている人は、この境目を越える前に管理組合の長期修繕計画を手元に置いてください。積立金が足りているかどうかは、買い手が必ず聞く項目です。先に答えを用意しておくと、値下げ交渉の材料にされにくくなります。

マンションの間取りは3LDKが最多、2LDKが次。改装済みは未改装より高い

左京区の中古マンションでいちばん多い間取りは3LDK、次が2LDKです。3LDKの部屋は比べられる成約が多いので、同じ棟や近くの棟で事例が見つかりやすい側です。2LDKもそれに次いで多く、査定の根拠は細かく聞けます。

改装済みのマンションの中央値は、未改装より高く成約しています。ただし、改装費をそのまま売値に上乗せできるとは限りません。改装しても築年の帯は変わらず、比べられる成約も同じ帯のままだからです。

工事をする前に、現況のままの査定と改装した場合の査定を分けて出してもらってください。差額が工事費を上回るときだけ、改装する意味があります。判断の基準は 売る前にリフォームすべきか に書きました。

マンションの成約が多いのは高野東開町・松ケ崎小竹藪町・岡崎円勝寺町・高野西開町・岡崎天王町

左京区で中古マンションの成約が多い地区は、多い順に高野東開町・松ケ崎小竹藪町・岡崎円勝寺町・高野西開町・岡崎天王町です。この5つの町に部屋がある人は、同じ棟の過去の成約が見つかる可能性があります。同じ棟の事例は、どんな統計より強い査定の根拠になります。

同じ棟の成約がない場合は、同じ町の同じ築年帯・同じ間取りに絞って探してもらってください。左京区のマンションは築31年前後で段差がつくため、帯をまたいだ事例を混ぜると金額がずれます。町・築年帯・間取りの3つをそろえるのが、左京区での比べ方です。

左京区で売るときの順番と、かかるお金

進め方は、相場の確認・査定・媒介契約・売り出し・契約・引き渡しの順です。左京区では、戸建てなら町と築年帯と道路幅、マンションなら町と築年帯と間取りを先に整理してから査定に進んでください。この3点がそろっていると、根拠のある査定額が返ってきます。

査定は複数社に頼み、金額の高さではなく根拠の示し方で比べます。同じ町の成約を見せてくれるか、築年の帯をそろえているかを確かめてください。手順全体は 家を売る流れ、査定額の根拠の確かめ方は 不動産査定の仕組み にまとめています。

かかるお金は、仲介手数料・印紙税・登記にかかる費用が中心です。仲介手数料は宅地建物取引業法で上限が決まっていて、売買価格によって変わります。戸建てで境界が確定していない場合は測量の費用、古い家を取り壊す場合は解体の費用が加わります。

費用の項目と目安は 不動産売却でかかる費用の一覧 に整理しました。左京区の家の値段に合わせた費用の見積もりは、査定のときに担当者から出してもらえます。売値から費用を引いた手取りで、売るかどうかを判断してください。

京都市左京区で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 京都市左京区で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q3〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

1,900万円 〜 5,400万円

成約1,075件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は3,500万円です。

中古マンション

1,800万円 〜 4,700万円

成約539件。中央値は3,000万円です。 1平方メートルあたりでは500,000円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

180,000円 〜 420,000円

成約189件。中央値は310,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は京都市左京区全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

京都市左京区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 京都市左京区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約1,075件・中央値3,500万円 (1,900万円〜5,400万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約539件・中央値3,000万円/1平方メートルあたり500,000円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約189件・1平方メートルあたり中央値310,000円 (180,000〜420,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

京都市左京区について、さらに詳しく書いた記事

このページは京都市左京区全体の相場をまとめたものです。 条件がはっきりしている場合は、下の記事のほうが早く答えにたどり着きます。

京都市左京区で家を売る前に、状況別に読む

同じ「家を売る」でも、相続と離婚と住み替えでは、つまずく場所も順番も違います。 当てはまるものから読んでください。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
京都市北区約2km3,200万円-300万円
京都市上京区約3km3,500万円同水準
京都市中京区約5km3,900万円+400万円
京都市東山区約6km3,300万円-200万円
京都市下京区約7km4,250万円+750万円
京都市右京区約7km2,800万円-700万円
京都市南区約9km3,000万円-500万円
京都市山科区約9km1,700万円-1,800万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

左京区で築35年の戸建てを相続しました。いま売るのと、もう少し待つのとで違いはありますか?

左京区の戸建ては、築31〜45年の帯から築46年以上の帯へ移るところで中央値がいちばん下がります。築35年なら、まだ下の帯に入っていません。ただし直近1年の戸建ての中央値はほぼ横ばいで、待てば上がるという動きは出ていません。売る時期は家庭の事情で決めてよいのですが、査定は築31〜45年の成約だけで比べた金額を出してもらってください。

左京区のマンションは直近1年で上がったと聞きました。高めの値段で売り出してもいいですか?

左京区の中古マンションの中央値は、直近1年で前の1年よりはっきり上がっています。ただし上がったのは区全体の中央値で、自分の部屋が同じだけ上がったとは限りません。特に築21〜30年から築31〜45年へ移る帯は下げ幅が大きく、区全体の動きと逆になることもあります。査定では、直近1年の同じ築年帯・同じ間取りの成約を抜き出してもらい、その値段を軸に決めてください。

左京区の第1種低層住居専用地域に戸建てがあります。用途地域は売値に関係しますか?

関係します。左京区の戸建ての成約がいちばん多いのは第1種低層住居専用地域で、比べられる事例は見つけやすい地域です。一方で中央値がいちばん高いのは近隣商業地域、いちばん低いのは第1種中高層住居専用地域でした。用途地域は建てられる建物の大きさや用途を決めるため、買い手の使い道に影響します。自分の土地の用途地域は、京都市の都市計画情報で確認できます。

京都市左京区で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に岩倉幡枝町(4,800万円・38件)、下鴨蓼倉町(4,800万円・23件)、上高野畑町(4,200万円・23件)です。低いほうは岡崎西福ノ川町(1,700万円・24件)、静市市原町(2,100万円・43件)、岩倉花園町(2,800万円・24件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

京都市左京区では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは下鴨蓼倉町で築0年、古いほうは吉田神楽岡町で築50年です。築年数が極端に新しい地区は、建売の分譲がそのまま集計に入っています。中古の相場とは分けて見てください。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

京都市左京区で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは静市市原町(43件・中央値2,100万円)、岩倉幡枝町(38件・中央値4,800万円)、岩倉長谷町(34件・中央値2,800万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(京都市左京区の実成約データの充填元・2023年第2四半期〜2026年第1四半期)・確認日 2026-08-23
  2. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条=道路の定義と2項道路の後退・第43条=接道義務・1981年6月施行の耐震基準改正)・確認日 2026-08-23
  3. e-Gov法令検索「都市計画法」(第9条=第一種低層住居専用地域・第一種中高層住居専用地域・近隣商業地域の定義)・確認日 2026-08-23
  4. e-Gov法令検索「宅地建物取引業法」(第46条=仲介手数料の上限)・確認日 2026-08-23

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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