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京都の家売却

京都府京都市南区の不動産売却|マンションと戸建てがほぼ同数の区。築年・地区・用途地域で値段がどう動くか

本記事にはプロモーションが含まれます。

結論から

京都市南区の実成約は、中古マンション713件、戸建て615件、土地129件です(国交省データ)。中央値はマンション1,900万円、戸建て3,000万円です。戸建ては築31〜45年から築46年以上へ移る境目でいちばん下がります。マンションは築21〜30年から築31〜45年へ移る境目です。直近1年はどちらの中央値もやや上がりました。改装済みマンションの中央値は未改装より高くありません。

京都市南区の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか

南区で売れた家は、中古マンションが49%、戸建てが42%です。マンションの買い手は、ひとり〜ふたりの世帯と家族の両方だと私たちは見ています。

京都市南区で売れた不動産の件数(約3年)
戸建て615件
中古マンション713件
土地だけ129件

中古マンションの間取りは、ひとり〜ふたり向けが43%、家族向けが39%です。いちばん多い間取りは3LDKです。この分かれ方から、マンションを買う世帯の形は一つに絞れないと私たちは考えています。なお、売れた戸建ては築10年以内が32%、築31年以上が41%でした。

2だから、この値段

真ん中の値段は戸建てが3,000万円、マンションが1,900万円です。どちらも、ある築年数を境に大きく下がります。

築年数ごとの、売れた値段の真ん中(戸建て)

戸建ては築31〜45年の2,550万円から、築46年以上で1,400万円に下がります。マンションは築21〜30年の2,700万円から、築31〜45年で1,600万円に下がります。改装済みのマンションは2,000万円、未改装は2,000万円で、同じ値段です。改装の有無より築年数で値段が分かれていると私たちは見ています。

3この先、上がりそうか、下がりそうか

地価は上がっていますが、この先も上がり続けるとは言い切れないと私たちは見ています。家を買う年代が減る見込みだからです。

住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
  • 上がった15か所
  • 変わらない0か所
  • 下がった0か所
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)
2025年2.7万人
2035年2.5万人
2045年2.3万人

住宅地の地価は、15地点のうち15地点が去年より上がりました。直近1年の真ん中の値段は、マンションが+5.3%、戸建てが−3.2%で、動きが分かれています。国の推計では、家を買う年代の人数は2045年までに−14%の見込みです。買う人が減れば、値段の上がり方は弱まると私たちは考えています。

「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。

ここから下は、上の見立ての元になった数字です。

京都府京都市南区の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: マンション+5.3%・戸建て-3.2%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
02,0004,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション1,900万円1,400万円〜2,600万円約42.7万円713
戸建て等(土地+建物)3,000万円1,700万円〜4,100万円—615
土地——約27.0万円129

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内2,200万円2613,600万円170
築11〜20年2,900万円893,000万円55
築21〜30年2,700万円512,500万円83
築31〜45年1,600万円1732,550万円108
築46年〜1,100万円1271,400万円109

参考: 改装済み中古マンションの中央値は2,000万円(72件)、未改装は2,000万円(206件)。 改装済みのほうが高いとは限りません。改装して売られる物件は築年数が経っていることが多いためで、リフォーム費用がそのまま価格に乗るわけではない実態が読み取れます。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

京都市南区で売るなら、いくらくらいか

京都市南区で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「京都府の相場データブック」(PDF・8ページ)も、このアドレスにお送りします。

京都市南区で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 京都市南区の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は唐橋花園町が4,350万円、八条源町が2,100万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
久世大藪町2,500万円37築14年
久世上久世町2,600万円32築34年
八条内田町2,400万円22築19年
久世中久世町3,500万円19築29年
久世築山町2,800万円18築7年
八条源町2,100万円14築31年
唐橋花園町4,350万円12築3年
唐橋高田町2,300万円11—

中古マンション

地区中央値件数築年数
久世上久世町2,100万円37築39年
東九条西河辺町2,000万円37築5年
吉祥院石原長田町1,150万円36築49年
吉祥院西ノ庄向田町980万円35築50年
久世高田町5,900万円34築9年
東九条南河辺町2,100万円27—
西九条南田町1,400万円24築53年
吉祥院三ノ宮町3,800万円23築5年

久世大藪町(2,500万円・37件・築14年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築14年前後です。

久世上久世町(2,600万円・32件・築34年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築34年前後と古めで、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。

八条内田町(2,400万円・22件・築19年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築19年前後です。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約8,250万円の差
  • 5m未満1,750万円122件
  • 5〜7m2,750万円78件
  • 7〜10m3,300万円57件
  • 10m以上10,000万円89件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約1,150万円の差
  • 4m未満2,150万円124件
  • 4〜6m2,600万円149件
  • 6m以上3,300万円318件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約3,500万円の差
  • ほぼ整形5,600万円20件
  • 不整形5,400万円30件
  • ほぼ長方形3,000万円176件
  • 長方形2,700万円106件
  • ほぼ台形2,100万円11件

この地域では、不整形の中央値が長方形を上回っています。一般に不整形地は建物を配置しにくいぶん評価が下がりやすい一方、面積の広い土地が不整形に多く含まれるなど、条件の構成が影響している可能性があります。形だけで判断せず、面積が近い事例と見比べてください。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約1,400万円の差
  • 近隣商業地域3,500万円25件
  • 第1種住居地域3,300万円193件
  • 工業地域2,800万円136件
  • 第2種住居地域2,800万円93件
  • 準工業地域2,400万円119件
  • 商業地域2,100万円37件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格を左右するかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約31,300万円の差
  • RC34,000万円15件
  • 鉄骨造6,500万円65件
  • 木造2,700万円503件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約1,400万円の差
  • 市道3,600万円244件
  • 公道3,000万円160件
  • 私道2,200万円145件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約750万円の差
  • 商業地域2,500万円77件
  • 準工業地域2,100万円136件
  • 近隣商業地域1,950万円40件
  • 工業地域1,900万円293件
  • 第2種住居地域1,800万円41件
  • 第1種住居地域1,750万円66件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

京都市南区の駅と、学校・病院の数

家を探す人は、物件を比べるときに駅と学校と病院を見ます。販売図面の「周辺環境」に書かれるのもこのあたりです。京都市南区の分を、国の公開データで数えました。

乗り降りの多い駅(2023年度・1日あたり)

駅路線乗降客数
西大路JR東海道線32,356人
桂川JR東海道線30,380人
十条京都市 烏丸線9,042人
東寺近畿日本鉄道 京都線7,931人
十条近畿日本鉄道 京都線6,060人
九条京都市 烏丸線5,980人

最寄り駅ごとの住宅地の地価(2026年の地価公示・地価調査・1㎡あたり)

最寄り駅地価地点
東寺31万円1
九条29.8万円1
地下鉄九条25.7万円1
桂川23.9万円4
西大路20.8万円5
十条20万円1
近鉄上鳥羽口14.9万円1
上鳥羽口14.1万円1

地点が2つ以上ある駅は真ん中の値です。国や県が毎年値段を出している土地で、実際に売れた値段とは別の数字です。

  • 学校小学校 10校・中学校 5校・義務教育学校 1校・高等学校 4校
  • 幼稚園・認定こども園5か所
  • 病院・診療所病院 7・診療所 84・歯科 48病床の多い病院は 京都九条病院(207床)、 十条武田リハビリテーション病院(182床)、京都木原病院(47床)

出典: 国土交通省 不動産情報ライブラリ(国土数値情報の駅別乗降客数・学校・医療機関・幼稚園等、地価公示・地価調査)。2026-10-15に取得。学校は私立・国立を含みます。学校と病院は国のデータを作った時点の数なので、そのあとの開校や閉院は入っていないことがあります。保育所はこの数に入っていません。

京都市南区の空き家の数

京都市南区では、住宅のうち13.9%が空き家です(全国は13.8%)。このうち、売りにも貸しにも出ていない「使う予定のない空き家」は4,910戸あります。

住宅の数59,760戸
空き家8,280戸(13.9%)
売りに出ている空き家70戸
使う予定のない空き家4,910戸(住宅の8.2%・全国は5.9%)
そのうち一戸建て1,620戸
そのうち傷みや壊れがある710戸

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点)。数は調査からの推計で、10の位を四捨五入しているため、合計が合わないことがあります。「使う予定のない空き家」は、調査の「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」です。

売らずに持ち続けると、年にいくらかかるか

値段を見たあとに、もうひとつ数えておく数字があります。固定資産税、空き家になったあとの火災保険、 草刈りと通風に通う時間。実家を売った人の調査では、維持と処分にかかった費用の最多回答は50〜100万円でした。

京都市南区で実際に売れた土地は、㎡あたり27万円が真ん中の値です(国土交通省の成約データ)。 固定資産税の評価額はこれとは別の数字で、市から届く課税明細書で確かめます。

持ち続けると年にいくらか、数え方を見る →

南区はマンションと戸建てがほぼ同数。713件と615件

京都市南区で成約した取引を、国土交通省の不動産情報ライブラリで集計しました。中古マンションが713件、戸建てが615件です。土地だけの取引は129件で、三つのなかでいちばん少ない区です。

中央値は、中古マンションが1,900万円、戸建てが3,000万円です。戸建てのよくある価格帯(真ん中の半分)は1,700万円から4,100万円でした。

面積あたりで見ると、マンションの単価は中央値43万円/㎡です。土地は27万円/㎡でした。広さの違う物件を比べるときは、この単価が物差しになります。

マンションと戸建ての件数がここまで近い区では、どちらを売るかで見る数字が変わります。この記事では両方を分けて、南区のデータで目立つ点だけを書きます。売却全体の段取りは 家を売る流れは7ステップ にまとめてあります。

久世上久世町は戸建てもマンションも上位。地区で主役が入れ替わる

戸建ての成約が多い地区は、多い順に久世大藪町・久世上久世町・八条内田町・久世中久世町・久世築山町です。上位5地区のうち4つに「久世」が付きます。南区の戸建て市場は、久世の各町に厚みがあります。

中古マンションの成約が多い地区は、東九条南河辺町・久世上久世町・吉祥院西ノ庄向田町・吉祥院石原長田町・東九条西河辺町です。こちらは東九条と吉祥院が2地区ずつ入ります。両方の上位に入るのは久世上久世町だけです。

自分の家がどの地区にあるかで、比べられる成約の数が変わります。上に挙げた地区なら同じ町内の成約を集めやすく、査定の根拠も具体的になります。そうでない地区は、隣の町まで範囲を広げて事例を集めてもらいます。

戸建ての中央値がいちばん高いのは唐橋花園町、低いのは上鳥羽西浦町

同じ南区の戸建てでも、地区によって中央値は大きく違います。データ上で中央値がいちばん高いのは唐橋花園町、いちばん低いのは上鳥羽西浦町でした。区全体の中央値3,000万円は、この両端のあいだにある数字です。

査定額が区の中央値と離れていても、それだけでは高い安いを判断できません。自分の町の成約と見比べて、初めて位置がわかります。査定書には、区全体ではなく町名で絞った成約を載せてもらってください。

南区の戸建ては築45年まで値が残る。落ちるのはその先

南区の戸建てを築年帯で並べると、築46年以上の中央値は築10年以内の半分を下回ります。ただし、下がり方は一定ではありません。いちばん大きく落ちるのは、築31〜45年の帯から築46年以上の帯へ移るところです。

築46年以上は、1981年5月までの旧耐震基準で建てられた時期と重なります。1981年6月に耐震基準が改正され、それより前の家は買い手側の融資や控除の条件が厳しくなります。この境目に値段の段差ができるのは、そのためです。

築30年台の家なら、まだ段差の手前にいると読めます。築46年以上の家は、建物より土地の条件で値段が決まります。道路幅や間口を先に整理しておくと、査定の根拠がはっきりします。

第1種住居地域が、成約数も中央値もいちばん高い

戸建ての成約を用途地域で分けると、いちばん多いのは第1種住居地域です。中央値がいちばん高いのも第1種住居地域でした。件数と価格の両方で、南区の戸建て市場の中心にあたります。

中央値がいちばん低いのは商業地域です。商業地域は店舗や事務所を含めて建てられる地域で、住宅専用の地域とは買い手の層が違います。同じ築年・同じ広さでも、用途地域が違えば比べる相手を変える必要があります。

自分の土地の用途地域は、京都市の都市計画情報で調べられます。査定を頼む前に確かめておくと、担当者との話が早く進みます。

前面道路が4m未満の戸建ては、セットバックの有無を先に調べる

南区の戸建ては、前面道路の幅が6m以上・4〜6m・4m未満のどれかで中央値が違います。道路の幅は後から変えられない条件です。建物の状態より先に、この条件で値段の枠が決まります。

建築基準法では、幅4m以上の道路に2m以上接していないと建物を建てられません。4m未満の道路に面した家は、建て替えのときに道路の中心線から2m下がる必要があります。下がった分だけ敷地が狭くなるため、買い手はそこを織り込んで値段を見ます。

建築士の視点

道路幅4m未満の家を売るとき、セットバック済みかどうかで話が変わります。すでに後退していれば、買い手に不利な条件はほぼ残りません。未了なら、後退後に残る敷地の広さを図面で示せると、値引きの材料にされにくくなります。

後退の有無は、地積測量図や購入時の重要事項説明書で確認できます。手元になければ、法務局で取り寄せられます。

間口と道路幅が値段にどう影響するかは 間口と前面道路で売却価格はどれだけ変わるか で詳しく書いています。

マンションは築30年が分かれ目。戸建てより15年早く落ちる

南区の中古マンションも、築46年以上の中央値は築10年以内の半分を下回ります。ただし、いちばん大きく落ちる境目は戸建てと違います。マンションは築21〜30年の帯から築31〜45年の帯へ移るところで、いちばん下がります。

戸建ての大きな段差が築46年の手前にあるのに対し、マンションは築31年の手前にあります。築20年台のマンションを持っている人は、次の帯に入る前に売るかどうかを考える材料になります。急ぐ必要はありませんが、査定は同じ築年帯の成約だけで比べてもらってください。

間取りは3LDKと1Kの二本柱。買い手の層が別物

南区のマンションでいちばん多い間取りは3LDKです。次に多いのは1Kでした。家族向けの3LDKと一人暮らし向けの1Kが、同じ区の上位2つに並びます。

3LDKと1Kでは、買い手も値段の決まり方も別物です。3LDKは住む人が買うことが多く、1Kは住む人以外が買うこともあります。査定では区全体の中央値1,900万円ではなく、自分と同じ間取りの成約で比べる必要があります。

マンション特有の準備(管理費・修繕積立金・管理規約の用意)は 中古マンションを売る。戸建てと違う準備と進め方 で整理しています。南区でも、聞かれる項目は同じです。

改装済みマンションの中央値は、未改装より高くない

南区の中古マンションでは、改装済みの中央値が未改装を上回っていません。改装にかけたお金が、そのまま売値に乗る市場ではないということです。売る前のリフォームは、費用を回収できない前提で考えたほうが安全です。

傷んだ箇所を直すかどうかは、査定のときに判断材料をもらえます。現況のままと修繕後とで値段がいくら変わるかを聞き、その差と費用を比べれば足ります。迷うときは 売る前にリフォームすべきか を先に読んでください。

直近1年は戸建てもマンションもやや上がった

直近1年の中央値は、戸建てもマンションも前の1年よりやや上がりました。どちらか一方だけが動いた区ではなく、両方が同じ向きに動いています。ただし「やや」であって、大きく上がったわけではありません。

区全体の中央値が上がっても、自分の物件が同じだけ上がるとは限りません。築年帯や地区の差のほうが、1年の変化より大きいからです。査定では、直近1年の成約を使っているかを確かめてください。

南区で売るときに、先に決めておく3つのこと

一つ目は、戸建てかマンションかで査定の比べ方を分けることです。戸建てなら町名・築年帯・道路幅で絞った成約を出してもらいます。マンションなら築年帯・間取りで絞った成約です。

二つ目は、仲介で売るか買取で売るかです。築46年以上の戸建てや、道路幅4m未満の家は、買い手が限られることがあります。両方の値段を並べてから決めると、迷いが減ります。

三つ目は、かかるお金の把握です。仲介手数料・登記費用・税金は、売値が決まれば計算できます。内訳は 不動産売却でかかる費用の一覧 にまとめています。

査定は無料で、複数社に同時に頼めます。南区の町名と築年帯を伝えたうえで、根拠となる成約を出してもらってください。

京都市南区で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 京都市南区で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q3〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

1,700万円 〜 4,100万円

成約615件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は3,000万円です。

中古マンション

1,400万円 〜 2,600万円

成約713件。中央値は1,900万円です。 1平方メートルあたりでは426,667円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

190,000円 〜 350,000円

成約129件。中央値は270,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は京都市南区全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

京都市南区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 京都市南区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約615件・中央値3,000万円 (1,700万円〜4,100万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約713件・中央値1,900万円/1平方メートルあたり426,667円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約129件・1平方メートルあたり中央値270,000円 (190,000〜350,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

京都市南区について、さらに詳しく書いた記事

このページは京都市南区全体の相場をまとめたものです。 条件がはっきりしている場合は、下の記事のほうが早く答えにたどり着きます。

京都市南区で家を売る前に、状況別に読む

同じ「家を売る」でも、相続と離婚と住み替えでは、つまずく場所も順番も違います。 当てはまるものから読んでください。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
京都市下京区約1km4,250万円+1,250万円
京都市東山区約4km3,300万円+300万円
京都市中京区約4km3,900万円+900万円
京都市右京区約5km2,800万円-200万円
京都市伏見区約5km2,200万円-800万円
京都市西京区約5km3,300万円+300万円
京都市上京区約6km3,500万円+500万円
京都市山科区約6km1,700万円-1,300万円
京都市北区約7km3,200万円+200万円
京都市左京区約9km3,500万円+500万円
名張市約51km440万円-2,560万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

南区で築25年の3LDKマンションを持っています。売るなら早いほうがいいですか?

南区の中古マンションは、築21〜30年の帯から築31〜45年の帯へ移るところで中央値がいちばん下がります。築25年なら、まだ段差の手前です。直近1年の中央値はやや上がっていますが、築年の段差のほうが影響は大きいと読めます。売る時期は家庭の事情で決めて構いません。ただし査定は、築21〜30年の3LDKの成約だけで比べた金額を出してもらってください。

南区の戸建てで、前面道路の幅が4m未満です。値段はかなり下がりますか?

南区の戸建ては、前面道路が6m以上・4〜6m・4m未満のどれかで中央値に差があります。4m未満はいちばん低い区分です。ただし、すでにセットバック済みなら買い手に不利な条件はほぼ残りません。地積測量図や購入時の重要事項説明書で後退の有無を確かめ、査定のときに先に伝えてください。仲介と買取の両方の値段を並べて比べるのも一つの方法です。

南区のマンションを、リフォームしてから売ったほうが高く売れますか?

南区の実成約では、改装済みマンションの中央値は未改装より高くありません。かけた費用がそのまま売値に乗る市場ではない、ということです。売る前の大がかりなリフォームは、費用を回収できない前提で考えたほうが安全です。傷んだ箇所を直すかどうかは、査定のときに現況と修繕後で値段がいくら変わるかを聞いてから決めれば足ります。

京都市南区で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に唐橋花園町(4,350万円・12件)、久世中久世町(3,500万円・19件)、久世築山町(2,800万円・18件)です。低いほうは八条源町(2,100万円・14件)、唐橋高田町(2,300万円・11件)、八条内田町(2,400万円・22件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

京都市南区では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは唐橋花園町で築3年、古いほうは久世上久世町で築34年です。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

京都市南区で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは久世大藪町(37件・中央値2,500万円)、久世上久世町(32件・中央値2,600万円)、八条内田町(22件・中央値2,400万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(京都市南区の実成約データの充填元・2023年第2四半期〜2026年第1四半期)・確認日 2026-08-23
  2. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条=道路の定義と2項道路の後退・第43条=接道義務・1981年6月施行の耐震基準改正)・確認日 2026-08-23

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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