PR 本サイトはアフィリエイト広告を含みます

埼玉の家売却

埼玉県さいたま市南区の不動産売却|築30年の先で落ちるマンションと、築46年でも崩れにくい戸建て

本記事にはプロモーションが含まれます。

結論から

さいたま市南区の実成約は、中古マンションが1,096件、戸建てが760件で、マンションが多い区です(国交省データ)。中央値はマンションが3,700万円、戸建てが4,700万円です。マンションは築21〜30年から築31〜45年へ移る段でいちばん落ち、築46年以上は築10年以内の3分の1以下になります。戸建ては築46年以上でも中央値があまり下がりません。直近1年は戸建てがやや上がり、マンションははっきり下がりました。二つの相場は、別の物差しで測る区です。

さいたま市南区の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか

南区で売れた家は中古マンションが多く、戸建てが続きます。買い手は家族が中心だと私たちは見ています。

さいたま市南区で売れた不動産の件数(約3年)
戸建て760件
中古マンション1,096件
土地だけ168件

成約のうち中古マンションが54%、戸建てが38%です。間取りの記録がある中古マンションでは、3部屋以上の家族向けが74%を占めます。いちばん多い間取りは3LDKです。家族向けの広さが多く売れていることから、買い手は家族が中心だと私たちは考えています。

2だから、この値段

中古マンションは築20年を過ぎると大きく下がり、築30年を過ぎるとさらに下がります。

築年数ごとの、売れた値段の真ん中(中古マンション)

中古マンションの真ん中の値段は、築11〜20年で5,200万円、築21〜30年で3,550万円です。築31〜45年は2,200万円、築46年以上は1,500万円です。改装済みと未改装の真ん中の値段は、どちらも3,400万円です。値段の差は改装の有無より築年数で生まれていると私たちは見ています。

3この先、上がりそうか、下がりそうか

住宅地の地価は上がりましたが、中古マンションの値段は前の年より下がりました。先行きは一方向とは言えないと私たちは見ています。

住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
  • 上がった30か所
  • 変わらない0か所
  • 下がった0か所
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)
2025年5.4万人
2035年5.3万人
2045年5.1万人

住宅地の地価は、30地点のうち30地点で去年より上がりました。中古マンションの真ん中の値段は前の年より下がり(−2.7%)、戸建ては上がりました(+3.2%)。2045年までに、家を買う年代の人は減り(−5%)、65歳以上の人は増える見込みです(+38%)。地価と売れた値段の向きがそろっていないため、どちらに動くかは決めにくいと私たちは考えています。

「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。

ここから下は、上の見立ての元になった数字です。

埼玉県さいたま市南区の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: マンション-2.7%・戸建て+3.2%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
03,0006,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション3,700万円2,400万円〜5,300万円約57.3万円1,096
戸建て等(土地+建物)4,700万円3,700万円〜5,900万円—760
土地——約39.0万円168

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内5,500万円2604,700万円534
築11〜20年5,200万円1844,400万円57
築21〜30年3,550万円3384,050万円58
築31〜45年2,200万円2385,750万円76
築46年〜1,500万円673,400万円27

参考: 改装済み中古マンションの中央値は3,400万円(163件)、未改装は3,400万円(252件)。 改装済みのほうが高いとは限りません。改装して売られる物件は築年数が経っていることが多いためで、リフォーム費用がそのまま価格に乗るわけではない実態が読み取れます。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

さいたま市南区で売るなら、いくらくらいか

さいたま市南区で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「埼玉県の相場データブック」(PDF・8ページ)も、このアドレスにお送りします。

さいたま市南区で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 さいたま市南区の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は根岸が5,800万円、大字大谷口が3,400万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
大字大谷口3,400万円103—
辻5,000万円76—
大字太田窪3,800万円61築1年
文蔵5,300万円60—
太田窪5,100万円54—
鹿手袋5,600万円47築2年
大字広ヶ谷戸3,700万円44—
根岸5,800万円42築1年

中古マンション

地区中央値件数築年数
沼影5,900万円168築10年
白幡3,000万円151築26年
文蔵3,350万円98築29年
別所5,800万円87築18年
鹿手袋3,900万円84築26年
辻2,600万円83築31年
根岸3,500万円75築29年
内谷2,800万円64築29年

土地(1㎡あたり)

地区中央値件数
別所230万円/㎡19
辻100万円/㎡17
鹿手袋150万円/㎡16
根岸170万円/㎡13
松本52万円/㎡12
太田窪150万円/㎡10
白幡140万円/㎡9
内谷88万円/㎡9

大字大谷口(3,400万円・103件・築0年)

市内の地区の真ん中より33%低い水準です。売れているのは築0年前後で、建売の分譲が取引の中心です。中古の相場とは分けて見てください。

辻(5,000万円・76件・築0年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築0年前後で、建売の分譲が取引の中心です。中古の相場とは分けて見てください。

大字太田窪(3,800万円・61件・築1年)

市内の地区の真ん中より25%低い水準です。売れているのは築1年前後で、建売の分譲が取引の中心です。中古の相場とは分けて見てください。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約2,000万円の差
  • 5m未満4,700万円71件
  • 5〜7m4,500万円104件
  • 7〜10m4,900万円119件
  • 10m以上6,500万円89件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約950万円の差
  • 4m未満4,150万円14件
  • 4〜6m4,600万円429件
  • 6m以上5,100万円214件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約1,050万円の差
  • 不整形5,300万円47件
  • 長方形5,000万円141件
  • ほぼ長方形5,000万円112件
  • 台形4,900万円27件
  • 袋地等4,250万円30件

この地域では、不整形の中央値が長方形を上回っています。一般に不整形地は建物を配置しにくいぶん評価が下がりやすい一方、面積の広い土地が不整形に多く含まれるなど、条件の構成が影響している可能性があります。形だけで判断せず、面積が近い事例と見比べてください。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約2,100万円の差
  • 準工業地域5,600万円30件
  • 第1種住居地域5,000万円391件
  • 第2種住居地域5,000万円50件
  • 第2種中高層住居専用地域4,700万円108件
  • 第1種中高層住居専用地域3,500万円166件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格を左右するかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約24,400万円の差
  • RC29,000万円12件
  • 鉄骨造10,000万円29件
  • 軽量鉄骨造6,500万円17件
  • 木造4,600万円682件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約5,500万円の差
  • 県道9,500万円15件
  • 市道4,950万円288件
  • 公道4,900万円181件
  • 私道4,000万円167件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約3,100万円の差
  • 商業地域6,100万円236件
  • 第1種中高層住居専用地域4,200万円40件
  • 第2種住居地域3,700万円47件
  • 準工業地域3,500万円241件
  • 第1種住居地域3,200万円408件
  • 第2種中高層住居専用地域3,000万円71件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

さいたま市南区の駅と、学校・病院の数

家を探す人は、物件を比べるときに駅と学校と病院を見ます。販売図面の「周辺環境」に書かれるのもこのあたりです。さいたま市南区の分を、国の公開データで数えました。

乗り降りの多い駅(2023年度・1日あたり)

駅路線乗降客数
南浦和JR武蔵野線107,616人
武蔵浦和JR武蔵野線97,354人
中浦和JR東北線24,998人

最寄り駅ごとの住宅地の地価(2026年の地価公示・地価調査・1㎡あたり)

最寄り駅地価地点
中浦和38.1万円2
武蔵浦和35.8万円8
南浦和30.6万円10
北戸田27.5万円3
浦和25.6万円3
東浦和18.9万円1
西浦和14.7万円3

地点が2つ以上ある駅は真ん中の値です。国や県が毎年値段を出している土地で、実際に売れた値段とは別の数字です。

  • 学校小学校 14校・中学校 8校・高等学校 2校
  • 幼稚園・認定こども園12か所
  • 病院・診療所病院 4・診療所 117・歯科 80病床の多い病院は 浦和神経サナトリウム(265床)、聖(しょう)みどり病院(120床)、医療法人秋葉病院(59床)

出典: 国土交通省 不動産情報ライブラリ(国土数値情報の駅別乗降客数・学校・医療機関・幼稚園等、地価公示・地価調査)。2026-10-15に取得。学校は私立・国立を含みます。学校と病院は国のデータを作った時点の数なので、そのあとの開校や閉院は入っていないことがあります。保育所はこの数に入っていません。

さいたま市南区の空き家の数

さいたま市南区では、住宅のうち12.4%が空き家です(全国は13.8%)。このうち、売りにも貸しにも出ていない「使う予定のない空き家」は1,470戸あります。

住宅の数100,120戸
空き家12,430戸(12.4%)
売りに出ている空き家1,600戸
使う予定のない空き家1,470戸(住宅の1.5%・全国は5.9%)
そのうち一戸建て1,020戸
そのうち傷みや壊れがある260戸

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点)。数は調査からの推計で、10の位を四捨五入しているため、合計が合わないことがあります。「使う予定のない空き家」は、調査の「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」です。

売らずに持ち続けると、年にいくらかかるか

値段を見たあとに、もうひとつ数えておく数字があります。固定資産税、空き家になったあとの火災保険、 草刈りと通風に通う時間。実家を売った人の調査では、維持と処分にかかった費用の最多回答は50〜100万円でした。

さいたま市南区で実際に売れた土地は、㎡あたり39万円が真ん中の値です(国土交通省の成約データ)。 固定資産税の評価額はこれとは別の数字で、市から届く課税明細書で確かめます。

持ち続けると年にいくらか、数え方を見る →

さいたま市南区は中古マンション1,096件、戸建て760件。値段の段は、二つで位置も深さも違う

さいたま市南区で2023年第2四半期から2026年第1四半期までに成約した取引を集計しました。出どころは国土交通省の不動産情報ライブラリです。件数がもっとも多いのは中古マンションの1,096件です。

次が戸建て(土地と建物のセット取引)の760件です。土地だけの取引は168件で、最も少ない区分です。

中古マンションの中央値は3,700万円です。専有面積あたりの単価は、中央値で57万円/平方メートルです。戸建ては中央値が4,700万円で、成約の真ん中半分は3,700万円から5,900万円の間にあります。

南区のデータで目を引くのは、マンションと戸建てで築年数の影響の出方がまるで違うことです。マンションは築30年を越えた先で大きく落ち、築46年以上では築10年以内の3分の1以下になります。戸建ては築46年以上でも、築10年以内の中央値からあまり離れません。

さらに直近1年は、戸建てがやや上がり、マンションがはっきり下がりました。区の相場を一つの数字で語れない理由が、ここにあります。以下では、マンション、戸建て、土地の順に、南区の数字で言えることだけを書きます。

南区のマンションは築30年を越えた先で一段落ちる。築46年以上は築10年以内の3分の1以下

南区の中古マンションを築年数の帯で並べると、いちばん深い段は築21〜30年から築31〜45年へ移るところにあります。築46年以上の中央値は、築10年以内の中央値の3分の1以下です。落ち方は一度に起きるのではなく、築30年の先で大きく下がり、その後さらに下がって最後の帯に着きます。

この区でマンションを売る人が最初に確かめるのは、自分の部屋が築30年の段のどちら側にいるかです。築21〜30年の帯にいる部屋は、区の中央値3,700万円に近い帯で比べられます。

築31年を越えた部屋は、別の帯の成約と比べられます。単価57万円/平方メートルを当てはめても、帯が違えば実際の成約から離れます。

帯を越えていても、値段がつかないわけではありません。築46年以上の成約があるということは、その帯で買う人がいるということです。

管理の状態、修繕積立金の残高、建物全体の修繕の履歴が、同じ帯の中での差になります。戸建てと違う準備は、中古マンションを売るにまとめています。

南区の戸建ては、築46年以上でも築10年以内からあまり離れない。値段を持っているのは土地と読める

同じ南区でも、戸建ての築年数の影響の出方はマンションと逆です。築10年以内と築46年以上を比べても、中央値の差は大きくありません。

帯を順に見ると、いちばん大きく落ちるのは築31〜45年から築46年以上へ移るところです。それでも、マンションの段と比べれば浅い段です。

この数字から読めるのは、南区の戸建ての値段を支えているのが建物ではなく土地だということです。築46年以上の建物は、買い手から見れば建て替えか大きな改修が前提になります。それでも中央値が大きく崩れないのは、敷地そのものに払われている金額が大部分を占めているからです。

建築士の視点

築46年以上の帯にある木造の家で、建物に値段がつくかどうかは、買い手がどう使うかで決まります。住み続けるつもりの買い手は、雨漏りや傾き、配管の劣化を見ます。建て替えるつもりの買い手は、建物を見ずに敷地の形と道路との関係を見ます。

南区のように築46年以上でも中央値が崩れにくい区では、後者の買い手が値段を支えています。だから、売る前に建物を直しても、その費用が値段に乗る場面は限られます。お金をかけるなら、敷地の境界をはっきりさせることと、道路との接し方を書類で示せるようにすることのほうが先です。

逆に、建物を見る買い手に向けて売るなら、直した箇所より、直していない箇所を正直に書いた資料のほうが信用されます。築古の家の買い手は、隠された傷みをいちばん警戒しています。

建物より先に確かめることは、戸建てを売るに分けて書いています。

直近1年、南区は戸建てがやや上がり、マンションがはっきり下がった。二つの相場を同じ向きで読まない

南区の成約を直近1年とその前の1年で比べると、戸建ての中央値はやや上がっています。中古マンションの中央値は、はっきり下がっています。同じ区で、同じ期間に、向きが逆に出ました。

この動きをどう受け取るかは、売るものによって変わります。戸建てを売る人にとって、去年の成約で見積もった金額は、今の相場より低めに出ている可能性があります。マンションを売る人にとっては逆で、去年の成約で見積もった金額は、今の相場より高めに出ている可能性があります。

ただし、これは区全体の中央値の話です。区の中央値が下がった年でも、特定の帯や特定の棟の値段が下がっていないことはあります。区の中央値が上がった年でも、築古の帯が動いていないこともあります。

自分の物件の向きは、区の向きではなく、自分と同じ帯の成約で確かめます。査定を頼むときは、直近1年の成約だけで出した金額と、2年分の成約で出した金額の両方を頼み、その差を見てください。差が大きいほど、相場の向きが自分の物件に影響しているということです。

この先どちらに動くかは、データからは分かりません。当サイトでは予測を書きません。

南区のマンションは3LDKが最多で2LDKが次。改装済みの中央値が高い理由を、工事費より先に築年で疑う

南区で成約した中古マンションの間取りは、3LDKがいちばん多く、次が2LDKです。売り出すときに比べられる成約の数は、この二つの間取りがもっとも厚いということです。それ以外の間取りは、比べられる件数が少ない分、査定額の根拠が薄くなりやすい点に注意が要ります。

改装済みのマンションの中央値は、未改装の中央値より高く出ています。この差を「リフォームをすれば高く売れる」と読むのは早すぎます。改装済みの部屋は、築年数が古い帯に偏っていることがあります。

比べている帯が、そもそも未改装の部屋と同じとは限りません。同じ帯、同じ間取り、同じ棟で比べない限り、改装の効果は取り出せません。

工事をするかどうかは、工事費を払った後に手元に残る金額で決めます。直すか、直さずに売るかの判断は、売る前にリフォームすべきかにまとめています。南区のマンションを売る人は、改装の前にこの記事を読んでから見積もりを取ってください。

南区の戸建ての中央値4,700万円は、上に準工業地域、下に第1種中高層住居専用地域がある。成約の厚みは第1種住居地域

南区の戸建てを用途地域で分けると、中央値がいちばん高いのは準工業地域です。いちばん低いのは第1種中高層住居専用地域の成約です。

成約の数がいちばん多いのは第1種住居地域です。区の中央値4,700万円は、この地域の成約に引かれた数字です。

用途地域は、都市計画法で定められた土地の使い方の区分です。準工業地域は、環境を悪化させるおそれの少ない工業の利便を図る地域とされ、住宅も建てられます。

第1種中高層住居専用地域は、中高層の住宅の環境を守るための地域で、建てられる建物の種類が絞られています。第1種住居地域は、住居の環境を守るための地域で、店舗や事務所も一定の規模まで建てられます。

南区のデータでは、住宅のための地域だから高い、工業の地域だから低い、という並びになっていません。用途地域で変わるのは建てられる建物の種類と大きさで、値段はそれと敷地の条件の組み合わせで決まります。

自分の家の用途地域は、購入時の重要事項説明書か、さいたま市の都市計画の窓口で確かめられます。査定を頼む前に、区分を一つ控えておいてください。

南区の戸建ては、前面道路が4〜6mか6m以上かで中央値が分かれる。幅は査定の前に自分で測れる

南区の戸建ての成約を前面道路の幅で分けると、4〜6mの家と6m以上の家で中央値が違います。道路の幅は、建物と違って後から変えられません。買い手は、車の出し入れ、建て替えのときの工事車両の入りやすさ、敷地に対する建物の大きさの制限を、道路の幅から読みます。

建築基準法では、建物を建てる敷地は幅4m以上の道路に2m以上接していることが原則です。南区の二つの区分は、どちらもこの原則を満たしています。

幅の差が値段に出ているのは、建てられるかどうかの差ではないと読めます。使いやすさと、建て替えのときの自由度の差です。

前面道路の幅は、購入時の重要事項説明書に書いてあります。手元に無ければ、法務局で取れる公図と地積測量図、さいたま市の道路を管理する窓口で確かめられます。自分で巻き尺を当てて測った数字でも、査定の最初の会話には十分です。

南区の土地の成約は168件にとどまる。単価39万円/平方メートルは、築古の戸建ての底値として使う

南区の土地だけの成約は168件で、マンションや戸建てより少ない取引です。単価の中央値は39万円/平方メートルです。

この数字は、土地を売る人だけのものではありません。築46年以上の戸建てを売る人にとって、自分の家の値段の底を知る物差しになります。

敷地の面積に39万円を掛けた金額が、建物を無いものとして見たときの土地の値段の目安です。そこから解体費を引いた金額と、古家付きのまま売る査定額を並べます。

古家付きの査定額のほうが高ければ、壊す理由はありません。南区の戸建ては築46年以上でも中央値が崩れにくいので、壊さずに売れる場面は少なくないと読めます。

見極め方は、更地で売るか、古家付き土地のまま売るかに分けてあります。解体を先に決めてしまう前に読んでください。

南区の査定は、マンションと戸建てで頼み方を変える。マンションは帯と直近1年、戸建ては土地の条件を先に出す

ここまでの数字を、査定の依頼に落とし込むと次のようになります。

マンションを売る人が先に伝えるのは、築年数の帯と間取りです。築21〜30年か築31〜45年かで比べる成約が変わるので、帯を伝えずに出た金額は根拠が曖昧です。加えて、直近1年の成約だけで出した金額と、2年分で出した金額を分けて頼んでください。

南区のマンションは直近1年ではっきり下がったので、どの期間で比べたかで金額が変わります。改装している部屋は、同じ帯の未改装の成約と並べた金額を別に頼みます。

戸建てを売る人が先に伝えるのは、用途地域、前面道路の幅、敷地の面積です。南区の戸建ては築46年以上でも中央値が崩れにくく、値段の大部分が土地で決まっていると読める区です。

建物の築年数より、この三つのほうが査定の根拠になります。築46年以上の家は、古家付きの金額と更地にした場合の金額の両方を頼んでください。

査定額は、売れる金額の約束ではありません。複数の会社に同じ条件を渡して、金額の差ではなく根拠の差を見比べてください。売却にかかる費用は、マンションも戸建ても共通です。

仲介手数料、登記の費用、税金は、不動産売却でかかる費用の一覧で先に確かめてください。先に知っておくと、手取りの見積もりがぶれません。

さいたま市南区で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 さいたま市南区で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q3〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

3,700万円 〜 5,900万円

成約760件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は4,700万円です。

中古マンション

2,400万円 〜 5,300万円

成約1,096件。中央値は3,700万円です。 1平方メートルあたりでは573,333円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

260,000円 〜 550,000円

成約168件。中央値は390,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字はさいたま市南区全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

さいたま市南区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 さいたま市南区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約760件・中央値4,700万円 (3,700万円〜5,900万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約1,096件・中央値3,700万円/1平方メートルあたり573,333円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約168件・1平方メートルあたり中央値390,000円 (260,000〜550,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

さいたま市南区について、さらに詳しく書いた記事

このページはさいたま市南区全体の相場をまとめたものです。 条件がはっきりしている場合は、下の記事のほうが早く答えにたどり着きます。

さいたま市南区で家を売る前に、状況別に読む

同じ「家を売る」でも、相続と離婚と住み替えでは、つまずく場所も順番も違います。 当てはまるものから読んでください。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
さいたま市浦和区約2km5,200万円+500万円
さいたま市桜区約3km3,700万円-1,000万円
さいたま市緑区約5km3,800万円-900万円
さいたま市中央区約5km5,000万円+300万円
さいたま市大宮区約6km5,200万円+500万円
さいたま市北区約10km4,200万円-500万円
さいたま市見沼区約10km3,400万円-1,300万円
さいたま市西区約11km3,300万円-1,400万円
さいたま市岩槻区約12km2,800万円-1,900万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

さいたま市南区で築28年のマンションを持っています。築30年を越える前に売ったほうがいいですか?

南区の中古マンションは、築21〜30年の帯から築31〜45年の帯へ移るところで、中央値がいちばん大きく落ちます。築28年は、その段の手前にいます。ただし、帯が変わった瞬間に自分の部屋の値段が同じだけ落ちるとは限りません。段の深さは区全体の成約から出た数字で、棟ごとの管理の状態や階数は入っていません。査定では、築21〜30年の成約で比べた金額と、築31〜45年の成約で比べた金額を分けて出してもらってください。二つの差が、あと数年住むことと引き換えになる金額の目安です。売る時期は、その差と自分の予定を並べて決めるものです。

南区の築50年の戸建てを相続しました。建物が古いので、壊して土地で売るべきですか?

南区の戸建ては、築46年以上の中央値が築10年以内の中央値からあまり離れません。区の戸建ての値段は、建物の古さより土地で決まっていると読める数字です。壊すかどうかは、土地だけの成約168件の単価39万円/平方メートルに敷地の広さを掛けた金額と、解体にかかる費用を並べてから決めます。古い建物が残ったままでも、土地として買う人には値段がつく場合があります。先に壊すと、その選択肢を手放したうえに解体費だけが確定します。査定は、古家付きのままの金額と、更地にした場合の金額の両方を頼んでください。

南区のマンションを売って、同じ区で戸建てを買う予定です。直近1年でマンションが下がったと聞き、順番に迷っています。

南区の直近1年は、戸建ての中央値がやや上がり、中古マンションの中央値ははっきり下がりました。売る側のマンションと買う側の戸建てで、向きが逆です。この先どちらへ動くかは、データからは言えません。言えるのは、マンションの売却額を去年の成約で見積もると高く出やすい、ということです。資金の計画は、直近1年の成約だけで出した査定額を基準に組んでください。売り先行と買い先行のどちらにするかは、住宅ローンの残りと、仮住まいができるかで決まります。順番の決め方は、当サイトの住み替えの記事に分けてあります。

さいたま市南区で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に根岸(5,800万円・42件)、鹿手袋(5,600万円・47件)、文蔵(5,300万円・60件)です。低いほうは大字大谷口(3,400万円・103件)、大字広ヶ谷戸(3,700万円・44件)、大字太田窪(3,800万円・61件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

さいたま市南区では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは大字大谷口で築0年、古いほうは鹿手袋で築2年です。築年数が極端に新しい地区は、建売の分譲がそのまま集計に入っています。中古の相場とは分けて見てください。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

さいたま市南区で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは大字大谷口(103件・中央値3,400万円)、辻(76件・中央値5,000万円)、大字太田窪(61件・中央値3,800万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(さいたま市南区の実成約データの充填元・2023年第2四半期〜2026年第1四半期)・確認日 2026-08-22
  2. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条=道路の定義・第43条=接道義務)・確認日 2026-08-22
  3. e-Gov法令検索「都市計画法」(第9条=第1種住居地域・第1種中高層住居専用地域・準工業地域など用途地域の定義)・確認日 2026-08-22

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

無料・電話番号は聞きません 値段の目安レポート