埼玉の家売却
埼玉県さいたま市見沼区の不動産売却|戸建てとマンションで値段の段がずれる区の読み方
編集部
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結論から さいたま市見沼区の実成約は、戸建て810件、中古マンション287件、土地242件で、戸建てが中心の区です(国交省データ)。中央値は戸建て3,400万円、マンション1,500万円です。値段がいちばん落ちる段は、戸建てが築46年以上へ移るところ、マンションが築31〜45年へ移るところで、位置が違います。直近1年はどちらもほぼ横ばいです。戸建ては第2種住居地域の中央値がいちばん高く、前面道路6m以上の家が4〜6mの家より高く出ています。
さいたま市見沼区の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか
売れた戸建ての60%は築10年以内です。この区で戸建てを買った人の多くは、新しい家を買っています。
さいたま市見沼区で売れた戸建てを、築年数で分けると60%26%14%
- 築10年以内60%
- 築11〜30年26%
- 築31年以上14%
売れた戸建てのうち、築31年以上は14%です。築10年以内の売れた戸建ては、真ん中の値段が3,800万円で、区全体の3,400万円より高く出ています。売れた戸建てのデータには、買った人の年代や家族の人数は入っていません。
2だから、この値段
値段は築年帯ごとに段がつき、その位置が戸建てとマンションで違います。戸建ては築46年以上へ、マンションは築31〜45年へ移るところです。
築年数ごとの、売れた値段の真ん中(戸建て)3,800万10年以内
2,700万11〜20年
2,300万21〜30年
2,500万31〜45年
1,150万46年以上
戸建ては築11〜20年の2,700万円から築31〜45年の2,500万円まで、大きくは変わりません。築46年以上では1,150万円となり、額で見ても割合で見てもここがいちばん大きな段です。中古マンションは築21〜30年の2,000万円から築31〜45年の1,200万円へ移るところで、下がる割合がいちばん大きくなります。額だけなら築10年以内の4,000万円からの段のほうが大きいものの、この帯は売れた数がごく少ないため、ここでは割合で見ています。
3この先、上がりそうか、下がりそうか
直近は地価が上がった地点が多く、戸建ても中古マンションも前の年からほぼ横ばいです。先々は、家を買う年代が減ることが重しになると私たちは見ています。
住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)2025年3.7万人
2035年3.5万人
2045年3.3万人
住宅地の地価は25地点のうち24地点で上がり、下がった地点は0地点です。戸建ての真ん中の値段は前の年と比べて+3%、中古マンションは±0%でした。国の推計では、2025年から2045年にかけて家を買う年代の人数は−12%です。買う年代が減っていくことは、長い目で見て値段を押し下げる方向に働くと私たちは考えています。
「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。
見本(愛知県豊橋市の戸建ての例)
値段の目安レポート(無料)
さいたま市見沼区で売るなら、いくらくらいか
さいたま市見沼区で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。
さいたま市見沼区は戸建て810件、マンション287件、土地242件。戸建てが中心の区で、値段の段は二つで位置が違う
国土交通省の不動産情報ライブラリに載っている、さいたま市見沼区の実成約を数えました。いちばん多いのが戸建ての810件です。次が中古マンションの287件で、いちばん少ないのが土地だけの242件です。
見沼区は戸建てが中心の区です。戸建ての中央値は3,400万円で、真ん中の半分が2,600万円から4,300万円に入ります。
マンションの中央値は1,500万円、面積あたりでは22万円/平方メートルです。土地だけの単価は15万円/平方メートルです。
見沼区で先に知っておきたいのは、築年で値段が落ちる「段」の位置です。戸建ては築46年以上に入るところで、いちばん深く落ちます。マンションは築31〜45年に入るところで、いちばん深く落ちます。
同じ区でも、戸建てとマンションで段が来る築年が違います。築40年の戸建てと築40年のマンションは、片方が段の手前、もう片方が段の奥にいます。
この記事では、見沼区の成約で値段が分かれる条件だけを扱います。戸建ての築年・用途地域・前面道路、マンションの築年・間取り・改装、直近1年の向きの順です。
売却の手順そのものは区で変わりません。家を売る流れは7ステップで確かめてください。
見沼区の戸建ては築45年まで段が浅く、築46年以上で築10年以内の3分の1以下になる
見沼区の戸建てを築年の帯で分けると、築10年以内から築31〜45年まで、帯が進むごとに中央値は下がります。ただ、ここまでの段は浅く、どの帯も建物の値段が残っています。
いちばん深い段は、築31〜45年から築46年以上へ移るところです。築46年以上の中央値は、築10年以内の3分の1以下まで下がります。
区の中央値3,400万円は、この帯を全部まとめた数字です。見沼区は築10年以内の成約が多いので、中央値はその帯の値段に引っぱられています。
築30年の家の持ち主が3,400万円を目安にすると、高く見積もりすぎます。逆に築46年以上の家は、区の中央値とは別の物差しで見ます。
築46年以上になると、値段の多くは土地の分です。土地だけの単価15万円/平方メートルに敷地の面積をかけた数字と、建物付きで売れた成約とを並べます。
建物が値段を持っているか、解体費の分だけ引かれているかは、この並べ方で見えてきます。見沼区は土地だけの成約がいちばん少ない区なので、並べる相手の件数も確かめておきます。
見沼区のマンションは築21〜30年から築31〜45年へ移る段がいちばん深い。戸建てより手前で落ちる
マンションも、築46年以上の中央値は築10年以内の3分の1以下です。落ち幅の合計は戸建てと同じくらい大きいのですが、落ちる場所が違います。
見沼区のマンションでいちばん深い段は、築21〜30年から築31〜45年へ移るところです。築46年以上へ移る段は、それより浅く見えます。
つまり見沼区のマンションは、築30年を越えたところで値段の山場を越えています。築31〜45年の帯に入ると、そこから築46年以上までの落ち方はなだらかです。
築28年の部屋を持っている人と、築38年の部屋を持っている人では、先の見え方が違います。前者は段の手前にいて、後者はすでに段を下りた後です。
帯は建った年ではなく、売る時点の築年で決まります。築30年と築31年は、データの上では別の帯です。段の手前にいる人は、査定で数字を二つ出してもらいます。
築21〜30年の成約で比べた数字と、築31〜45年の成約で比べた数字です。差の大きさが、売る時期を決める材料になります。
見沼区で成約がいちばん多い第1種低層住居専用地域は、戸建ての中央値がいちばん高い地域ではない
見沼区の戸建てを用途地域で分けると、成約がいちばん多いのは第1種低層住居専用地域です。低い建物の住宅地として、都市計画法で用途がもっとも絞られている地域です。
ただ、中央値がいちばん高いのはここではなく、第2種住居地域です。第2種住居地域は、住宅のほかに店舗や事務所も建てられる地域です。
住宅専用の地域だから高い、とは見沼区のデータは言っていません。用途地域は「何が建てられるか」の区分で、土地の値段をそのまま決める区分ではありません。建物の大きさの上限や、道路との位置関係が重なって、中央値に差が出ます。
自分の家の用途地域は、購入時の重要事項説明書に書いてあります。市が縦覧に出している都市計画の図面でも確かめられます。
市街化調整区域の戸建ては中央値がいちばん低い。住宅地と同じ売り方をしない
国交省のデータでは、用途地域の欄に市街化調整区域の成約も入っています。厳密には市街化調整区域は用途地域ではなく、市街化を抑える区域です。見沼区では、この区域の戸建ての中央値がいちばん低くなっています。
市街化調整区域では、原則として新しい建物を建てるのに許可が要ります。買った人が建て替えられるかどうかが、そのまま値段に出ます。
売るときは、建て替えできる条件にあたるかを先に調べます。調べ方と売り方は市街化調整区域の家・土地を売るにまとめています。
見沼区の戸建ては、前面道路6m以上の家のほうが4〜6mの家より中央値が高い。比べられるのはこの二つ
見沼区の戸建てで、前面道路の幅が4〜6mの家と6m以上の家では、中央値に差があります。6m以上の家のほうが高く出ています。4m未満の家は、見沼区では比べられるほどの成約がありません。
道路の幅は、建築基準法で建物を建てる条件に関わります。幅4m以上の道路に2m以上接していないと、原則として建物は建てられません。4〜6mの家はこの条件を満たしています。
それでも6m以上の家とは差が出ています。車の出し入れや、工事車両の入りやすさが、買い手の目に入るからです。
前面道路の幅は、目測で決めません。法務局の公図や地積測量図、購入時の重要事項説明書に書いてあります。
道路の幅と間口が値段にどう出るかは、間口と前面道路で売却価格はどれだけ変わるかで実データを見られます。愛知のデータですが、見方は見沼区でも同じです。
見沼区のマンションは3LDKが最多で2LDKが次。改装済みの中央値は未改装より高いが、高い分を工事費と読まない
見沼区のマンションの成約を間取りで分けると、3LDKがいちばん多く、次が2LDKです。3LDKを売る人は、比べられる成約が区内にいちばん多い立場です。
逆に言うと、同じ時期に3LDKが複数売りに出ると、買い手は同じ間取りの部屋を値段で並べます。売り出す前に、区内で3LDKがいくつ出ているかを見ておきます。
改装済みとして成約したマンションの中央値は、未改装より高くなっています。ただ、この差を「工事費の分だけ高く売れた」と読むのは早いです。
改装済みの部屋は、もともと立地や階数がよく、手をかける値打ちがあった部屋かもしれません。改装して売るか、そのまま売るかは、愛知の実成約で検証した売る前にリフォームすべきかを先に読んでください。
直近1年、見沼区は戸建てもマンションもほぼ横ばい。売り時は相場の向きではなく、自分の家の帯で決まる
直近1年の中央値を、その前の1年と比べました。見沼区では戸建てもマンションもほぼ横ばいです。上がっているから急ぐ、下がっているから待つ、という材料は、相場の向きからは出てきません。
横ばいのときに影響するのは、自分の家がどの帯にいるかです。築30年目前のマンション、築45年目前の戸建ては、1年待つと帯が変わります。帯が変わると、比べられる成約が入れ替わります。
相場が動かなくても、自分の家の位置は動きます。見沼区で売り時を考えるなら、相場の表より先に、自分の築年を見てください。
見沼区で査定を頼むとき。戸建ては帯・用途地域・道路幅、マンションは帯・間取り・改装の有無を分けて伝える
見沼区の査定で、担当者に先に伝える条件は決まっています。戸建てなら、築年の帯、用途地域、前面道路の幅です。
マンションなら、築年の帯、間取り、改装の有無です。この条件で絞った成約と比べてもらうと、区の中央値より自分の家に近い数字が返ってきます。
査定は複数社に頼み、根拠にした成約を見せてもらいます。同じ帯の成約で比べている会社と、区全体の中央値で話す会社では、数字の意味が違います。高い査定額をそのまま信じる前に、何と比べた数字かを聞いてください。
売却にかかる費用は、仲介手数料、登記、税金などで、見沼区だけの決まりはありません。不動産売却でかかる費用の一覧で先に確かめておくと、手取りの計算ができます。