埼玉の家売却
埼玉県さいたま市岩槻区の不動産売却|戸建てが中心の区で、築46年の段と市街化調整区域を先に見る
編集部
本記事にはプロモーションが含まれます。
結論から さいたま市岩槻区の実成約は、戸建て452件、土地196件、中古マンション170件です(国交省データ)。戸建てがいちばん多く、土地が次で、マンションがいちばん少ない区です。中央値は戸建て2,800万円、マンション2,150万円です。戸建ては築46年以上で築10年以内の3分の1以下に落ち、その底は土地の単価6.7万円/平方メートルで考えます。マンションは築11〜20年から築31〜45年へ移る段がいちばん深く、直近1年の中央値ははっきり下がりました。戸建てはやや上がっています。
さいたま市岩槻区の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか
この区で売れた家の中心は戸建てです。売れた戸建ての54%は築10年以内で、買い手は新しい家を探す人が中心だと私たちは見ています。
さいたま市岩槻区で売れた戸建てを、築年数で分けると54%18%28%
- 築10年以内54%
- 築11〜30年18%
- 築31年以上28%
成約のうち戸建ては55%で、452件でした。土地だけは24%、中古マンションは21%です。売れた戸建てのうち、築10年以内は54%、築31年以上は28%でした。築31年以上の戸建ても、買い手がついて売れています。
2だから、この値段
戸建ての値段は築年数とともに下がり、築46年以上では550万円です。割合で見ると、いちばん大きく落ちるのはこの最後の段です。
築年数ごとの、売れた値段の真ん中(戸建て)3,400万10年以内
2,300万11〜20年
1,850万21〜30年
1,500万31〜45年
550万46年以上
戸建ての真ん中の値段は、築10年以内が3,400万円、築31〜45年が1,500万円です。築46年以上の550万円は、築31〜45年の半分にも届きません。区全体の2,800万円は、築の浅い家が多く売れているぶん高めに出ていると私たちは見ています。地区別では美園東(5,900万円)が高く、大字小溝(550万円)が安くなっています。
3この先、上がりそうか、下がりそうか
地価は上がった地点が多い一方、家を買う年代は減る見込みです。戸建ての値段は大きく動かず、横ばいに近いと私たちは見ています。
住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)2025年2.3万人
2035年2.2万人
2045年2万人
住宅地の地価は、21地点のうち18地点が去年より上がり、下がった地点は0でした。家を買う年代の人数は、2045年までに−11%と国は推計しています。戸建ての真ん中の値段は、前の年と比べて±0%でした。中古マンションは−66.7%でしたが、1年だけの動きは振れやすく、これだけで下がるとは言えません。
「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。
見本(愛知県豊橋市の戸建ての例)
値段の目安レポート(無料)
さいたま市岩槻区で売るなら、いくらくらいか
さいたま市岩槻区で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。
さいたま市岩槻区の実成約は戸建て452件、土地196件、マンション170件。土地が二番目に多い区では、戸建ての値段を土地から読む
さいたま市岩槻区で、国土交通省の不動産情報ライブラリに載った成約を数えます。いちばん多いのは戸建てで452件です。
次が土地で196件です。いちばん少ないのは中古マンションで170件です。
この並びが、岩槻区の読み方を決めます。戸建ての次に土地が来る区では、家の値段を建物からではなく土地から考えます。戸建ての中央値は2,800万円です。
安いほうから4分の1の値は1,700万円、高いほうから4分の1の値は3,700万円です。この幅の下のほうに、建物の値段がほぼ消えた家が集まります。その家の値段を支えているのが、土地の単価6.7万円/平方メートルです。
マンションは170件で、中央値は2,150万円です。面積あたりの単価は中央値32万円/平方メートルです。件数が少ない分、自分の棟や築年に近い事例は見つけにくくなります。
岩槻区でマンションを売る人は、区の中央値より、いつの成約を根拠にしたかを気にしてください。理由はあとの節で書きます。
岩槻区の戸建てでいちばん深い段は、築31〜45年から築46年以上へ移るところ。落ちた先の値段は土地で決まる
岩槻区の戸建てを築年の帯で分けると、築46年以上の中央値は築10年以内の3分の1以下です。帯ごとの落ち方を見ると、いちばん大きく落ちるのは築31〜45年から築46年以上へ移るところです。つまり築45年までは段がありながらも値段が残り、築46年を越えた先で大きく下がります。
この区で築46年以上の家を売る人は、建物の値段をあてにしないほうが話が早くなります。代わりに見るのは、自分の敷地の面積と土地の単価です。岩槻区の土地の成約は196件です。
単価の中央値は6.7万円/平方メートルです。敷地面積にこの単価を掛けた数字が、考え方の底になります。
ただし、底は保証ではありません。道路幅や区域区分で土地の単価そのものが動きます。築古の戸建てを売るときは、古家付きのまま売る金額と、更地にした場合の金額を両方聞いてください。
解体費を自分で払って更地にしても、その分が値段に乗るとは限りません。売る前にリフォームや解体を決めないのが、岩槻区の築古の戸建ての基本です。
築45年前後の家は、帯の変わり目にいます。今の帯で比べられる成約と、次の帯で比べられる成約では、査定の根拠が変わります。住み替えや相続で時期を選べるなら、この変わり目を知ったうえで決めてください。
岩槻区で成約が多いのは第1種低層住居専用地域。中央値が高いのは第1種住居地域で、低いのは市街化調整区域。三つは別の売り方になる
岩槻区の戸建てを用途地域で分けると、成約がいちばん多いのは第1種低層住居専用地域です。ただし、中央値がいちばん高い地域ではありません。
戸建ての中央値がいちばん高いのは第1種住居地域です。いちばん低いのは市街化調整区域です。
この三つは、売り方がそれぞれ違います。第1種低層住居専用地域は成約が厚いので、比べられる事例が多く、査定の根拠は作りやすい地域です。建てられる建物の高さや用途に制限がある分、静かな住宅地として買う人が多い地域でもあります。
第1種住居地域は、住宅のほかに店舗や事務所も建てられる地域です。岩槻区ではこの地域の戸建てが、中央値でいちばん高く出ています。
住宅としてだけでなく、土地の使い道の広さが値段に入っていると読めます。この地域で売るなら、住宅の買い手だけを想定した査定で終わらせないでください。
市街化調整区域は、岩槻区の戸建ての中央値でいちばん低い位置です。値段を下げているのは建物ではなく、買った人が原則として建て替えに許可を要することです。売る前に、その土地がどの条件なら許可を受けられるかを、さいたま市の窓口で確かめてください。
条件が分かると、買い手が住宅として買えるのか、別の使い方しかないのかがはっきりします。進め方の全体は 市街化調整区域の家・土地を売る にまとめています。
自分の家がどの地域にあるかは、さいたま市の都市計画の窓口や地図で確かめられます。査定を頼む前に分かっていると、担当者が比べる成約の選び方が変わります。
岩槻区の戸建ての査定で、道路幅は築年より先に聞かれる。前面道路4〜6mと6m以上で中央値が違うから
岩槻区の戸建ては、前面道路の幅で中央値に差が出ています。比べられる区分は、4〜6mと6m以上の二つです。この二つで値段が分かれるということは、岩槻区の戸建ては家そのものより、敷地の条件で値段が決まる場面が多いということです。
建築基準法では、建物を建てる敷地は幅4m以上の道路に2m以上接している必要があります。4〜6mの道路は、この条件は満たしています。
それでも6m以上の道路と中央値に差が出るのは、車の出し入れ、工事車両の入りやすさ、建物の配置の自由度が違うからです。買い手は、買ったあとにかかる手間と費用をこの幅で読みます。
道路幅は、売主が査定の前に自分で確かめられる数少ない条件です。購入時の重要事項説明書に載っています。
手元になければ、法務局で取れる公図や地積測量図、さいたま市の道路の窓口で分かります。間口と道路幅が値段にどう影響するかは、間口と前面道路で売却価格はどれだけ変わるか で実データごと整理しています。
築年・用途地域・道路幅の三つがそろうと、岩槻区の戸建ての査定は根拠を持ちます。築年だけ伝えて出てきた金額は、区の中央値を少し動かしただけのものになりがちです。
岩槻区のマンション170件は、築11〜20年から築31〜45年へ移る段がいちばん深い。落ちる位置が戸建てより早い
岩槻区の中古マンションは、築46年以上の中央値が築10年以内の3分の1以下です。ここまでは戸建てと同じです。違うのは、落ちる段の位置です。
岩槻区のマンションでいちばん大きく落ちるのは、築11〜20年の帯から築31〜45年の帯へ移るところです。戸建ての深い段が築46年以上の手前にあるのに対し、マンションはそれよりずっと早い帯で落ちます。
築20年前後のマンションを持つ人は、この段の手前にいます。築31年を越えると、比べられる成約が深い段の先の帯に入れ替わります。
上がる下がるを保証する話ではありません。ただ、査定の根拠になる事例が変わることは確かです。
岩槻区のマンションは170件と少ないため、帯を細かく切ると事例が薄くなります。自分の棟や近い築年で成約がなければ、担当者は別の帯や別の棟から事例を引いてきます。どの事例を根拠にしたかを聞き、自分の帯と違うものが混ざっていないかを確かめてください。
直近1年、岩槻区はマンションだけがはっきり下がった。戸建てはやや上。マンションの査定は事例の日付を確かめる
岩槻区の直近1年の中央値を、その前の1年と比べます。戸建てはやや上がりました。
中古マンションははっきり下がりました。同じ区で、二つの向きが逆です。
戸建てを売る人にとって、この向きは判断材料になりにくいです。やや上がったといっても、自分の家の値段は築年・用途地域・道路幅で決まる部分が大きいからです。区の向きより、自分の帯を先に見てください。
マンションを売る人にとっては、話が違います。区全体の向きが下で、帯の深い段が築11〜20年の先にあります。この二つが重なる物件では、1年前の成約を根拠にした査定額と、直近の成約を根拠にした査定額に差が出ます。
査定を受けたら、根拠にした成約の時期を必ず聞いてください。古い事例で高めに出た金額で売り出すと、買い手がつかず値下げを重ねることになります。
下がった区で売るときは、売り出し価格を最初から今の成約に合わせるほうが、結果として手取りを守れることが多いです。高く出して様子を見る売り方は、向きが下の相場では不利に働きます。
岩槻区のマンションは3LDKが最多で2LDKが次。改装済みの中央値が高い区で、売る前に直すかを決める順番
岩槻区のマンションで成約がいちばん多い間取りは3LDKです。次が2LDKです。
3LDKなら比べられる事例が区内にいちばん多く、2LDKがそれに続きます。それ以外の間取りは事例が薄いので、近い広さの成約で補って読みます。
改装済みのマンションの中央値は、未改装より高く出ています。ここで工事費を足せば同じだけ値段が上がると読むのは早計です。
改装済みとして売られる部屋は、築年や売り出しの事情が未改装と違うことがあります。差のどこまでが工事の効果かは、この数字だけでは分かりません。
売る前に直すかを決める順番は、先に査定で「現況のまま」と「直した場合」の両方の金額を聞くことです。その差が工事費を上回るときだけ、直す意味があります。判断の材料は 売る前にリフォームすべきか にまとめています。
岩槻区は直近1年でマンションが下がった区です。工事費をかけて売り出しを遅らせる間に、相場がさらに動くことも考えに入れてください。
岩槻区で査定を頼む前にそろえるもの。戸建ては区域区分と道路幅、マンションは帯と成約日。流れと費用は共通の記事へ
岩槻区で査定を頼むとき、戸建てとマンションで先に渡すものが違います。
戸建ては、築年・用途地域か市街化調整区域か・前面道路の幅の三つです。この三つで岩槻区の戸建ての中央値は動きます。
築46年以上なら、敷地面積と土地の単価6.7万円/平方メートルから底を自分で出しておきます。古家付きと更地の両方の金額を聞くのも、この区では欠かせません。
マンションは、築年の帯・間取り・改装の有無に加えて、根拠にした成約がいつのものかを聞きます。直近1年で下がった区なので、事例の日付が金額の信頼度を左右します。
査定から引き渡しまでの手順は、どの市区でも共通です。家を売る流れは7ステップ で期間の目安まで整理しています。
仲介手数料や登記の費用など、売却でかかるお金は 不動産売却でかかる費用の一覧 を見てください。この記事では、岩槻区のデータでしか言えないことに絞りました。