埼玉の家売却
埼玉県さいたま市大宮区の不動産売却|マンション836件の区で、築31年の段と改装の読み方
編集部
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結論から さいたま市大宮区の実成約は、中古マンション836件、戸建て504件で、マンションが多い区です(国交省データ)。中央値はマンション5,000万円、戸建て5,200万円です。マンションは築21〜30年から築31〜45年へ移る一段で中央値がいちばん落ち、築46年以上は築10年以内の3分の1以下です。改装済みの中央値は未改装より高くありません。直近1年はマンションがはっきり上がり、戸建ては横ばいです。
さいたま市大宮区の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか
大宮区で売れる家の中心は中古マンションです。買うのは主に家族で住む人だと私たちは見ています。
さいたま市大宮区で売れた不動産の件数(約3年)戸建て504件
中古マンション836件
土地だけ157件
売れた家のうち、中古マンションが56%を占めます。間取りの記録があるマンションの66%は家族向けの広さで、いちばん多い間取りは3LDKです。ひとり〜ふたり向けの部屋は11%にとどまります。
2だから、この値段
マンションの値段は築年で大きく分かれます。築21〜30年から築31〜45年へ移る段で、いちばん下がります。
築年数ごとの、売れた値段の真ん中(中古マンション)6,900万10年以内
5,800万11〜20年
4,200万21〜30年
1,800万31〜45年
990万46年以上
真ん中の値段は、築10年以内が6,900万円、築21〜30年が4,200万円です。築31〜45年になると1,800万円まで下がり、築46年以上は990万円です。改装済みは3,800万円で、未改装の4,500万円より低くなっています。値段を分けているのは改装の有無より築年のほうだと私たちは見ています。
3この先、上がりそうか、下がりそうか
地価は上がっていて、当面は値段を支える材料が多いと私たちは見ています。ただ、長い目で見ると買う世代が減る点が気がかりです。
住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)2025年3.7万人
2035年3.4万人
2045年3.2万人
住宅地の地価は、24地点のうち24地点で去年より上がりました。マンションの真ん中の値段は前の年より+25.5%ですが、単年の動きは振れやすいものです。家を買う年代の人数は、2045年までに−13%と国が見込んでいます。このため、この先も上がり続けるとまでは言えないと考えています。
「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。
見本(愛知県豊橋市の戸建ての例)
値段の目安レポート(無料)
さいたま市大宮区で売るなら、いくらくらいか
さいたま市大宮区で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。
さいたま市大宮区はマンション836件、戸建て504件。相場はマンションから読む
国土交通省の不動産情報ライブラリで、さいたま市大宮区の実成約を種類ごとに数えました。いちばん多いのは中古マンションで836件です。次が戸建てで504件、いちばん少ないのが土地だけの取引で157件です。
大宮区では、マンションの成約が戸建てを上回っています。この区で「相場」と言うとき、先に見るべきはマンションの数字です。中央値は5,000万円、面積あたりでは78万円/平方メートルです。
戸建ての中央値は5,200万円で、真ん中の半分は4,100万円から6,700万円に収まります。土地だけの単価は32万円/平方メートルです。
この記事では、大宮区のマンションで値段が分かれている条件を先に見ます。築年の段、間取り、改装の有無、直近1年の向きの順です。
戸建てと土地は後半にまとめました。売却の手順そのものは区によって変わらないので、家を売る流れは7ステップに送ります。
大宮区のマンションは、築21〜30年から築31〜45年へ移る一段がいちばん深い
大宮区の中古マンションを築10年以内・築11〜20年・築21〜30年・築31〜45年・築46年以上の五つの帯に分けました。中央値がいちばん大きく落ちるのは、築21〜30年から築31〜45年へ移るところです。最後の一段ではなく、真ん中の段が深い区です。
築46年以上まで行くと、中央値は築10年以内の3分の1を切ります。ただ、この帯は大宮区のマンションでいちばん成約が少ない帯です。
比べる事例が少ないと、査定額の根拠も薄くなります。築46年以上の部屋を売る人は、査定会社がどの棟のどの成約を使ったかを聞いてください。
気をつけたいのは築25年前後の部屋です。今は段の手前にいますが、数年で帯が変わります。
区の中央値5,000万円は、築10年以内の高い成約と築31年以上の安い成約を合わせた数字です。自分の帯の成約だけで測った値段と、区の中央値は別物として扱ってください。
マンションに固有の準備は、管理費・修繕積立金・長期修繕計画の三つです。戸建てと違う点は中古マンションを売るにまとめてあります。
大宮区の改装済みマンションは、未改装より中央値が高くない。工事費は売値に乗らない前提で考える
大宮区の実成約で、改装済みと未改装のマンションを分けて中央値を出しました。改装済みのほうが高くありません。この区では「直してから売れば高くなる」という見方が、データでは支えられません。
理由は一つではないと考えています。改装済みとして売りに出る部屋は、築年が進んだものが多い傾向があります。古い部屋ほど手を入れて売るなら、改装済みの中央値は築年の古さに引かれます。
それでも、売る側が知っておくべき結論は変わりません。工事費を上乗せして回収できる保証は、大宮区のデータにはないということです。
売る前に工事をするかどうかは、現況のままの査定額と、工事後の査定額の差で決めます。その差が工事費を下回るなら、やらないほうが手元に残ります。考え方は売る前にリフォームすべきかに分けてあります。
間取りで見ると、大宮区のマンションで成約がいちばん多いのは3LDKで、次が2LDKです。3LDKは比較できる成約が多く、査定額の根拠を取りやすい間取りです。
2LDKは件数が少ないぶん、一件ごとの条件の違いが中央値に出やすくなります。2LDKの部屋を売る人は、同じ棟か近い棟の2LDKの成約を出してもらってください。
直近1年、大宮区のマンションの中央値ははっきり上がった。戸建ては横ばい
直近1年の中央値を、その前の1年と比べました。マンションははっきり上がっています。
戸建てはほぼ横ばいです。同じ区の中で、二つの相場の向きが違います。
マンションを売る人にとって、上がっている相場は査定額を見比べやすい状態です。ただし、中央値が上がった理由は一つではありません。
高い帯の成約が増えれば、一件ごとの値段が変わらなくても中央値は上がります。自分の部屋の値段が上がったかどうかは、同じ帯・同じ間取りの直近成約で確かめてください。
戸建てを売る人は、相場の向きから「待つ理由」も「急ぐ理由」も出ません。決め手は相場の向きではなく、自分の家の条件のほうにあります。次の節からは、その条件を見ていきます。
大宮区の戸建ては、築46年以上でも中央値があまり下がらない。マンションとは逆の動き
大宮区の戸建てを、マンションと同じ五つの帯に分けました。築46年以上の中央値は、築10年以内と比べてあまり下がっていません。マンションが3分の1以下になるのと比べると、動きが逆に見えるほどです。
この動きには理由があります。築40年を超えた木造の家は、建物の評価がほとんど残りません。
それでも値段が落ちないなら、買い手は建物ではなく土地を買っています。大宮区では、古い戸建ての値段を土地の条件が決めている、と読めます。
ただし、築46年以上の帯は戸建ての中で成約がいちばん少ない帯です。幅も広く、上と下で値段が大きく離れています。区の中央値5,200万円を古い家にそのまま当てはめることはできません。
建物を残して売るか、壊して更地で売るかは、土地だけの単価32万円/平方メートルを物差しにして考えます。判断の仕方は更地で売るか、古家付き土地のまま売るかにあります。
戸建ての成約は築10年以内の帯に厚く集まっています。新しい家を売る人は、区の中央値に近い位置にいます。それでも、用途地域と道路幅で値段が分かれるので、次の節を読んでから査定に進んでください。
大宮区の戸建ては第2種住居地域の中央値がいちばん高く、第2種中高層住居専用地域がいちばん低い
大宮区の戸建てを用途地域で分けました。成約がいちばん多いのは第1種住居地域です。
成約がまとまっている用途地域の中で比べると、いちばん高いのは第2種住居地域です。いちばん低いのは第2種中高層住居専用地域です。
「住居専用」と名前につく地域のほうが高い、という思い込みは大宮区では当たりません。第2種中高層住居専用地域は、住居専用の名前がついていながら、中央値がいちばん低い地域です。用途地域は建てられる建物の種類と大きさを決める区分で、住みやすさの順位ではありません。
自分の土地の用途地域は、購入時の重要事項説明書に書いてあります。手元になければ、市の都市計画図で調べられます。査定を頼む前に確かめておくと、担当者が比べる成約を用途地域でそろえられます。
前面道路が4m未満・4〜6m・6m以上。大宮区の戸建ては三つの区分で中央値が分かれる
大宮区の戸建てを前面道路の幅で分けると、4m未満・4〜6m・6m以上の三つの区分で中央値に差が出ます。成約がいちばん多いのは4〜6mの区分で、6m以上が次です。4m未満は件数が少なく、中央値もいちばん低く出ています。
道路幅が値段を左右するのは、建築基準法の接道義務があるからです。建物を建てる敷地は、幅4m以上の道路に2m以上接していなければなりません。
前面道路が4m未満の家は、建て替えのときに敷地を後退させる必要が出ることがあります。買い手は建てられる面積が減ることを見込んで値段を考えます。
前面道路の幅は、公図や地積測量図、購入時の重要事項説明書で確かめられます。4m未満なら、後退済みかどうかも調べておきます。
後から分かると値引きの材料になりやすいので、先に伝えるほうが話が早く進みます。間口の広さも同じように値段に影響するので、道路幅と一緒に書類で確かめておきます。
大宮区で査定を頼む前に決めておくこと。費用と書類は共通の記事へ
大宮区の実成約から言えることを、査定に持ち込む形にまとめます。
マンションなら、築年の帯と間取りを先に確かめます。築21〜30年と築31〜45年のどちらにいるかで、比べる成約が変わります。
改装は工事費が乗らない前提で、現況のままの査定額を先に取ります。直近1年は上がっているので、古い査定書を持っているなら取り直してください。
戸建てなら、用途地域と前面道路の幅の二つを書類で確かめます。築46年以上の家は、建物ではなく土地の値段で測ります。土地だけの単価32万円/平方メートルを手元に置いて、更地で売る場合の値段と比べてください。
査定額は売却額ではありません。複数の会社に頼むときは、金額の大小より、どの成約を比べたかを聞いてください。
大宮区の中央値5,000万円や5,200万円を根拠に出された金額は、自分の帯の成約で出し直してもらいます。仲介手数料や税金などかかるお金は、不動産売却でかかる費用の一覧で先に確かめられます。