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兵庫の家売却

神戸市西区の不動産売却|戸建て1,038件・マンション937件

本記事にはプロモーションが含まれます。

結論から

神戸市西区は戸建て1,038件、中古マンション937件と、戸建てのほうが多い区です(国交省データ)。戸建ての中央値は2,600万円、マンションは2,200万円で、直近1年はどちらもほぼ横ばいでした。戸建ては第1種低層住居専用地域の取引が中心で、市街化調整区域の中央値がいちばん低く出ています。地区と用途地域を先に確かめてから、査定に進んでください。

神戸市西区の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか

西区で売れた家は戸建てが48%、中古マンションが43%です。マンションの買い手は家族で住む人が中心だと私たちは見ています。

神戸市西区で売れた不動産の件数(約3年)
戸建て1,038件
中古マンション937件
土地だけ191件

間取りの記録がある中古マンションでは、家族向けが86%を占めます。ひとり〜ふたり向けは3%しかなく、いちばん多い間取りは3LDKです。この形から、マンションを買うのは家族で住む人が中心だと私たちは考えています。戸建てを誰が買っているかは、このデータからはわかりません。

2だから、この値段

戸建ては築年数で値段が大きく変わり、地区によっても大きく変わります。

築年数ごとの、売れた値段の真ん中(戸建て)

戸建ての真ん中の値段は、築10年以内が3,200万円、築31〜45年が2,100万円、築46年以上が720万円でした。売れた戸建ての45%は築31年以上です。地区で見ると、高い地区は美賀多台(4,000万円)、安い地区は富士見が丘(1,000万円)でした。築年数と地区のどちらが値段をより大きく分けているかは、このデータからはわかりません。

3この先、上がりそうか、下がりそうか

地価は上がった地点が多い一方、家を買う年代は減る見込みです。上がるか下がるかは言い切れないと私たちは見ています。

住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
  • 上がった32か所
  • 変わらない10か所
  • 下がった2か所
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)
2025年4万人
2035年3.6万人
2045年3.3万人

住宅地の地価は、44地点のうち32地点で去年より上がり、下がったのは2地点でした。家を買う年代の人数は、2045年までに−18%となる見込みです(国の推計)。直近1年の真ん中の値段は、戸建てが−3.8%、中古マンションが±0%でした。この先の値段がどちらに動くかは、このデータからはわかりません。

「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。

ここから下は、上の見立ての元になった数字です。

兵庫県神戸市西区の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: マンション0%・戸建て-3.8%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
01,5003,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション2,200万円1,500万円〜3,000万円約25.6万円937
戸建て等(土地+建物)2,600万円1,600万円〜3,500万円—1,038
土地——約9.0万円191

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内4,000万円863,200万円260
築11〜20年3,100万円1482,700万円104
築21〜30年2,100万円2522,500万円196
築31〜45年1,800万円3902,100万円369
築46年〜350万円25720万円89

参考: 改装済み中古マンションの中央値は2,300万円(147件)、未改装は2,100万円(177件)。 差は約10%です。ただし改装される物件は築年数が経っていることが多く、リフォーム費用がそのまま上乗せされるわけではありません。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

神戸市西区で売るなら、いくらくらいか

神戸市西区で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「兵庫県の相場データブック」(PDF・8ページ)も、このアドレスにお送りします。

神戸市西区で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 神戸市西区の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は美賀多台が4,000万円、富士見が丘が1,000万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
玉津町2,000万円101築22年
伊川谷町2,600万円65築22年
竹の台3,700万円56築36年
春日台3,200万円48築26年
学園東町3,800万円39築22年
美賀多台4,000万円39築29年
糀台3,100万円37築39年
富士見が丘1,000万円35築32年

中古マンション

地区中央値件数築年数
糀台2,700万円166築21年
伊川谷町1,000万円94築33年
学園東町2,800万円91築31年
井吹台東町2,100万円77築31年
井吹台西町2,650万円76築24年
樫野台1,600万円68築31年
竹の台3,100万円66築29年
美賀多台2,400万円64築30年

土地(1㎡あたり)

地区中央値件数
玉津町14万円/㎡21
伊川谷町32万円/㎡16
池上50万円/㎡9
春日台46万円/㎡8

玉津町(2,000万円・101件・築22年)

市内の地区の真ん中より37%低い水準です。売れているのは築22年前後です。

伊川谷町(2,600万円・65件・築22年)

市内の地区の真ん中より19%低い水準です。売れているのは築22年前後です。

竹の台(3,700万円・56件・築36年)

市内の地区の真ん中より16%高い水準です。売れているのは築36年前後です。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約900万円の差
  • 5m未満2,100万円16件
  • 5〜7m1,700万円27件
  • 7〜10m2,600万円91件
  • 10m以上2,500万円265件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約2,155万円の差
  • 4m未満645万円30件
  • 4〜6m2,000万円156件
  • 6m以上2,800万円746件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約400万円の差
  • ほぼ長方形2,500万円181件
  • ほぼ整形2,500万円56件
  • 長方形2,400万円50件
  • 不整形2,250万円58件
  • ほぼ台形2,100万円27件

不整形地は建物の配置に制約が出るため、同じ面積でも評価が下がりやすい傾向があります。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約2,195万円の差
  • 第1種低層住居専用地域2,700万円792件
  • 第1種中高層住居専用地域2,700万円91件
  • 第2種中高層住居専用地域2,350万円12件
  • 準工業地域2,300万円16件
  • 第1種住居地域1,850万円56件
  • 市街化調整区域505万円36件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格を左右するかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約2,000万円の差
  • RC4,500万円29件
  • 鉄骨造4,300万円19件
  • 軽量鉄骨造2,650万円176件
  • 木造2,500万円795件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約850万円の差
  • 道路3,050万円16件
  • 公道2,800万円445件
  • 市道2,400万円340件
  • 私道2,200万円104件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約2,200万円の差
  • 商業地域3,400万円69件
  • 第2種住居地域3,400万円66件
  • 近隣商業地域2,900万円24件
  • 第1種中高層住居専用地域2,100万円590件
  • 第1種低層住居専用地域2,100万円58件
  • 第1種住居地域1,200万円17件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

神戸市西区の駅と、学校・病院の数

家を探す人は、物件を比べるときに駅と学校と病院を見ます。販売図面の「周辺環境」に書かれるのもこのあたりです。神戸市西区の分を、国の公開データで数えました。

乗り降りの多い駅(2023年度・1日あたり)

駅路線乗降客数
西神中央神戸市 西神延伸線41,894人
学園都市神戸市 西神延伸線34,438人
西神南神戸市 西神延伸線25,494人
伊川谷神戸市 西神延伸線8,958人
木津神戸電鉄 粟生線1,167人
栄神戸電鉄 粟生線1,022人
押部谷神戸電鉄 粟生線739人
木幡神戸電鉄 粟生線502人

最寄り駅ごとの住宅地の地価(2026年の地価公示・地価調査・1㎡あたり)

最寄り駅地価地点
神戸市営地下鉄西神中央16.5万円2
神戸市営地下鉄西神南15.5万円1
西神南13.3万円1
神戸市営地下鉄伊川谷11.4万円1
西明石10.7万円2
JR明石10.5万円4
伊川谷10万円2
朝霧9.8万円1

地点が2つ以上ある駅は真ん中の値です。国や県が毎年値段を出している土地で、実際に売れた値段とは別の数字です。

  • 学校小学校 29校・中学校 14校・高等学校 4校
  • 幼稚園・認定こども園49か所
  • 病院・診療所病院 17・診療所 182・歯科 92病床の多い病院は 兵庫県立 リハビリテ-ション 中央病院(520床)、神戸市立西神戸 医療センタ-(475床)、兵庫錦秀会 神出病院(465床)

出典: 国土交通省 不動産情報ライブラリ(国土数値情報の駅別乗降客数・学校・医療機関・幼稚園等、地価公示・地価調査)。2026-10-15に取得。学校は私立・国立を含みます。学校と病院は国のデータを作った時点の数なので、そのあとの開校や閉院は入っていないことがあります。保育所はこの数に入っていません。

神戸市西区の空き家の数

神戸市西区では、住宅のうち13.3%が空き家です(全国は13.8%)。このうち、売りにも貸しにも出ていない「使う予定のない空き家」は3,200戸あります。

住宅の数117,040戸
空き家15,520戸(13.3%)
売りに出ている空き家640戸
使う予定のない空き家3,200戸(住宅の2.7%・全国は5.9%)
そのうち一戸建て2,020戸
そのうち傷みや壊れがある340戸

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点)。数は調査からの推計で、10の位を四捨五入しているため、合計が合わないことがあります。「使う予定のない空き家」は、調査の「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」です。

売らずに持ち続けると、年にいくらかかるか

値段を見たあとに、もうひとつ数えておく数字があります。固定資産税、空き家になったあとの火災保険、 草刈りと通風に通う時間。実家を売った人の調査では、維持と処分にかかった費用の最多回答は50〜100万円でした。

神戸市西区で実際に売れた土地は、㎡あたり9万円が真ん中の値です(国土交通省の成約データ)。 固定資産税の評価額はこれとは別の数字で、市から届く課税明細書で確かめます。

持ち続けると年にいくらか、数え方を見る →

西区は戸建て1,038件、マンション937件。戸建てのほうが多い

神戸市西区で実際に成約した取引を、国土交通省の不動産情報ライブラリで数えました。戸建て(土地と建物のセット)が1,038件、中古マンションが937件です。土地だけの取引は191件で、3つの中でいちばん少ない種別です。

戸建ての中央値は2,600万円で、よくある価格帯は1,600万円〜3,500万円です。マンションの中央値は2,200万円、面積あたりでは26万円/㎡です。この記事では、戸建てとマンションを分けて読んでいきます。

件数が両方とも多いので、自分の物件に近い成約は探しやすい区です。反対に、区の中央値ひとつで値付けすると、地区や用途地域の差に足をすくわれます。

戸建ての取引は第1種低層住居専用地域に集まり、中央値もここがいちばん高い

西区の戸建てを用途地域で分けると、件数がいちばん多いのは第1種低層住居専用地域です。中央値もこの用途地域がいちばん高く、件数と値段の両方で市場の中心になっています。反対に、中央値がいちばん低いのは市街化調整区域です。

第1種低層住居専用地域は、都市計画法で低い建物の住宅地として定められた区域です。建物の高さや用途に制限があるぶん、住環境がそろいやすく、買い手が比べやすい市場になります。自分の家がこの区域かどうかは、市の都市計画図か購入時の重要事項説明書で確かめられます。

市街化調整区域の戸建ては、同じ西区でも別の売り方になる

市街化調整区域は、都市計画法で市街化を抑える区域で、原則として新しく建物を建てられません。既存の家を買った人が建て替えや増築をできるかは、個別の許可しだいです。買い手がつきにくく、住宅ローンの審査も厳しくなりやすいので、中央値が低く出るのは自然なことです。

西区の戸建ての成約にはこの区域の取引が含まれています。自分の家がどちらの区域かを、最初に確かめてください。調整区域の家の売り方は、市街化調整区域の家や土地は売れるのか で分けて書いています。

成約が多いのは玉津町・伊川谷町・竹の台・春日台・美賀多台

戸建ての成約件数を地区で並べると、多い順に玉津町・伊川谷町・竹の台・春日台・美賀多台です。この5地区は事例が厚いので、同じ地区の直近成約を並べるだけで値付けの土台ができます。

中央値がいちばん高い地区は美賀多台で、いちばん低い地区は富士見が丘です。この2つの差は大きく、区の中央値2,600万円はどちらの目安にもなりません。地区名で絞った成約を見るのが先です。

前面道路が6m以上か、4〜6mか、4m未満かで中央値が分かれる

西区の戸建ては、前面道路の幅でも中央値に差が出ています。区分は6m以上・4〜6m・4m未満の3つで、広いほうが高く出る並びです。

建築基準法では、建物の敷地は幅4m以上の道路に2m以上接している必要があります。4m未満の道路に面した家は、建て替えのときに敷地を後退させる必要が出ることがあり、買い手はそこを見ます。道路幅と間口が値段に影響する仕組みは、間口と前面道路で売却価格はどれだけ変わるか にまとめています。

マンションは糀台・伊川谷町・学園東町・井吹台東町・井吹台西町に集まる

中古マンションの成約を地区で並べると、多い順に糀台・伊川谷町・学園東町・井吹台東町・井吹台西町です。伊川谷町は戸建てでも上位に入る地区で、マンションと戸建ての両方で事例が取れます。

井吹台東町と井吹台西町は、隣り合う地区名でどちらも上位に入っています。同じ井吹台でも東と西で成約を分けて見ると、自分の棟に近い事例が見つけやすくなります。

間取りは3LDKが最多で、4LDKが2番目

西区のマンションでいちばん多い間取りは3LDKで、次が4LDKです。家族向けの広い部屋が市場の中心にあり、区の中央値2,200万円もその水準を映しています。

4LDKを売る場合、比べる事例は同じ4LDKか3LDKに絞ってください。面積あたりの単価26万円/㎡に専有面積を掛けた数字は、入口の目安にとどめます。広い部屋ほど、単価から出した数字と実際の成約が離れやすいからです。

改装済みの中央値は、未改装より高い。費用が戻るかは別

西区では、改装済みとして成約したマンションの中央値が、未改装より高く出ています。ただし、これは改装費をそのまま上乗せできるという意味ではありません。改装済みの物件は築年や管理状態が違うことも多く、差のすべてが工事の効果とは限らないからです。

売る前に直すかどうかは、直した場合と現況のままの査定額を並べてから決めてください。判断の手順は 売る前にリフォームすべきか に書いています。

築31〜45年から築46年以上へ移るところで、中央値の段が一つ下がる

築年数で中央値を見ると、戸建ては築10年以内に比べて築46年以上が3分の1以下になります。マンションも同じで、築46年以上の中央値は築10年以内の3分の1以下です。下げ幅がいちばん大きいのは、どちらも築31〜45年から築46年以上へ移るところです。

つまり西区では、築30年台と築40年台前半の家は、まだ段差の手前にいます。築46年を過ぎると中央値の段が一つ下がるので、自分の物件がこの線をいつ越えるかを把握しておいてください。売る時期を考えるときの材料になります。

築46年以上の物件が値段ゼロになるわけではありません。戸建てなら土地の条件、マンションなら管理と立地で下限が決まります。期限だけで急ぐより、今の査定額と持ち続ける費用を並べるのが先です。

直近1年は、戸建てもマンションもほぼ横ばい

直近1年の中央値を、その前の1年と比べました。戸建てもマンションも、ほぼ横ばいです。上がり下がりを読んで売り時を待つ材料は、いまの西区のデータにはありません。

横ばいの市場では、物件ごとの条件の差がそのまま売却額の差になります。地区・用途地域・築年・前面道路の4つを先に整理しておくことが、西区ではいちばん大事です。

土地だけの取引は191件。単価は枝吉が高く、富士見が丘が低い

土地だけの成約は191件で、面積あたりの中央値は9.0万円/㎡です。地区で見ると、㎡単価がいちばん高いのは枝吉、いちばん低いのは富士見が丘です。富士見が丘は戸建ての中央値でもいちばん低い地区で、土地と建物の両方で同じ傾向が出ています。

件数が少ないぶん、近い条件の事例は探しにくくなります。古い家を解体して土地として売るかどうかは、土地の事例が薄いこともふまえて決めてください。解体してから売るか、古家付きのまま売るかは、査定のときに両方の価格を聞けば比べられます。

査定の前に、地区と用途地域を自分で書き出しておく

ここまでのデータから、西区で査定を頼む前に整理しておく点は3つです。1つ目は地区名と用途地域です。美賀多台と富士見が丘の差、第1種低層住居専用地域と市街化調整区域の差は、築年や広さより先に値段を決めます。

2つ目は、築年が46年の線のどちら側にあるかです。3つ目は前面道路の幅で、6m以上・4〜6m・4m未満のどれに当たるかを測っておきます。この3つを先に伝えれば、査定額に根拠がつきます。

複数社の査定を比べるときは、金額の大小より、自分の地区の成約を出せるかどうかで選んでください。売却の流れ全体は 家を売る流れは7ステップ に、かかる費用は 不動産売却でかかる費用の一覧 にまとめています。どちらも西区に限らない話なので、ここでは繰り返しません。

神戸市西区で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 神戸市西区で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q3〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

1,600万円 〜 3,500万円

成約1,038件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は2,600万円です。

中古マンション

1,500万円 〜 3,000万円

成約937件。中央値は2,200万円です。 1平方メートルあたりでは255,556円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

39,000円 〜 140,000円

成約191件。中央値は90,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は神戸市西区全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

神戸市西区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 神戸市西区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約1,038件・中央値2,600万円 (1,600万円〜3,500万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約937件・中央値2,200万円/1平方メートルあたり255,556円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約191件・1平方メートルあたり中央値90,000円 (39,000〜140,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

神戸市西区について、さらに詳しく書いた記事

このページは神戸市西区全体の相場をまとめたものです。 条件がはっきりしている場合は、下の記事のほうが早く答えにたどり着きます。

神戸市西区で家を売る前に、状況別に読む

同じ「家を売る」でも、相続と離婚と住み替えでは、つまずく場所も順番も違います。 当てはまるものから読んでください。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
神戸市垂水区約11km2,700万円+100万円
神戸市北区約12km2,200万円-400万円
神戸市須磨区約13km2,800万円+200万円
神戸市長田区約14km1,500万円-1,100万円
神戸市兵庫区約14km2,750万円+150万円
神戸市中央区約16km5,000万円+2,400万円
神戸市灘区約20km4,400万円+1,800万円
神戸市東灘区約23km4,900万円+2,300万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

富士見が丘の戸建てを売ります。西区の中央値2,600万円を目安にしていいですか?

目安にしないほうがいいです。西区の戸建ては地区で中央値の差が大きく、データ上は富士見が丘がいちばん低く、美賀多台がいちばん高い地区です。区の数字で値付けすると、高すぎて売れ残るおそれがあります。富士見が丘の成約だけに絞った事例を出してもらい、そこに用途地域と前面道路の幅を重ねて見てください。

西区の市街化調整区域にある戸建てでも売れますか?

売れた事例はあります。西区の戸建ての成約には市街化調整区域の取引が含まれており、用途地域別ではこの区域の中央値がいちばん低く出ています。原則として新しく建物を建てられない区域なので、買い手の建て替えや住宅ローンに条件がつきやすく、仲介と買取の両方の価格を並べて決めるのが現実的です。

西区で4LDKのマンションを売ります。広い部屋は売りにくいですか?

西区では売りにくい間取りではありません。西区の中古マンションは3LDKの成約がいちばん多く、次が4LDKで、家族向けの広い部屋が市場の中心にあります。比べる事例は同じ4LDKか3LDKに絞り、糀台・伊川谷町・学園東町・井吹台東町・井吹台西町など事例の多い地区の成約を見てください。面積あたりの単価は入口の目安にとどめ、築年と管理状態で確かめます。

神戸市西区で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に美賀多台(4,000万円・39件)、学園東町(3,800万円・39件)、竹の台(3,700万円・56件)です。低いほうは富士見が丘(1,000万円・35件)、玉津町(2,000万円・101件)、伊川谷町(2,600万円・65件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

神戸市西区では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは玉津町で築22年、古いほうは糀台で築39年です。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

神戸市西区で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは玉津町(101件・中央値2,000万円)、伊川谷町(65件・中央値2,600万円)、竹の台(56件・中央値3,700万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(神戸市西区の実成約データの充填元)・確認日 2026-08-23
  2. e-Gov法令検索「都市計画法」(第7条=市街化区域・市街化調整区域の区分、第9条=第一種低層住居専用地域の定義)・確認日 2026-08-23
  3. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条=道路の定義・第43条=接道義務)・確認日 2026-08-23

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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