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愛知の家売却

西尾市の不動産売却・査定|戸建て相場2,500万円・成約564件

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結論から

西尾市の不動産は、中古マンションの取引自体が少なく、実データでは戸建てと土地が売却の中心です。戸建ての中央値は約2,500万円(国交省データ・2023〜2026年の取引実績)。旧西尾市の市街地と、2011年に合併した旧一色町・吉良町・幡豆町の沿岸部でエリアの性格が違い、市街化調整区域も市域の8割を占めるため、区域区分とあわせて無料査定で価格を確かめるのが最初の一歩です。

西尾市の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか

西尾市で売れた家の中心は戸建てで、成約の51%です。中でも築10年以内の家が、売れた戸建ての57%を占めます。

西尾市で売れた戸建てを、築年数で分けると
  • 築10年以内57%
  • 築11〜30年21%
  • 築31年以上22%

売れた戸建てのうち、築31年以上は22%にとどまります。中古マンションは成約の5%と少なく、土地だけの取引が44%あります。買い手の多くは、築年数の浅い戸建てか土地を選んでいると私たちは見ています。古い戸建ては、売れた家の中では少ない側に入ると考えています。

2だから、この値段

戸建ての真ん中の値段は2,500万円です。築年数と場所によって、値段の開きが大きく出ています。

築年数ごとの、売れた値段の真ん中(戸建て)

築10年以内は2,950万円ですが、築21〜30年は1,800万円、築46年以上は700万円です。売れた戸建ての多くが築浅なので、全体の真ん中の値段もそちらに引っ張られていると私たちは見ています。地区別では、高いのが熊味町(3,650万円)、安いのが一色町一色(1,700万円)でした。住宅地の地価も、最寄り駅が桜町前駅(1㎡ 10万円)と東幡豆駅(1㎡ 3万円)で差があります。

3この先、上がりそうか、下がりそうか

戸建ての真ん中の値段は、前の年より下がりました(−17.9%)。ただ1年だけの動きは振れやすく、これだけで先行きは決められません。

住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
  • 上がった25か所
  • 変わらない12か所
  • 下がった14か所
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)
2025年3.9万人
2035年3.7万人
2045年3.5万人

住宅地の地価は51地点のうち25地点が上がり、下がったのは14地点でした。一方で、家を買う年代の人は2045年までに減る見込みです(−9%)。地価はいま上がる地点が多いものの、買い手の数は先々少なくなっていくと私たちは見ています。

「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。

ここから下は、上の見立ての元になった数字です。

愛知県西尾市の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: 戸建て-17.9%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
01,5003,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション1,300万円890万円〜2,000万円約18.6万円51
戸建て等(土地+建物)2,500万円1,800万円〜3,300万円—564
土地——約4.7万円491

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内——2,950万円300
築11〜20年2,150万円142,500万円52
築21〜30年——1,800万円61
築31〜45年950万円261,450万円66
築46年〜——700万円51

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

西尾市で売るなら、いくらくらいか

西尾市で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「愛知県の相場データブック」(PDF・10ページ)も、このアドレスにお送りします。

西尾市で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 西尾市の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は熊味町が3,650万円、一色町一色が1,700万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
平坂町2,500万円28築11年
米津町3,300万円27築1年
寺津町2,250万円26—
一色町一色1,700万円25築11年
中畑町2,900万円21築1年
吉良町上横須賀1,950万円18築28年
熊味町3,650万円18—
一色町対米2,000万円17—

土地(1㎡あたり)

地区中央値件数
一色町一色7.0万円/㎡36
吉良町上横須賀17万円/㎡25
国森町27万円/㎡21
今川町25万円/㎡17
山下町20万円/㎡15
熊味町30万円/㎡14
徳永町16万円/㎡14
戸ケ崎35万円/㎡14

平坂町(2,500万円・28件・築11年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築11年前後と古めで、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。

米津町(3,300万円・27件・築1年)

市内の地区の真ん中より32%高い水準です。売れているのは築1年前後で、建売の分譲が取引の中心です。中古の相場とは分けて見てください。

寺津町(2,250万円・26件・築0年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築0年前後で、建売の分譲が取引の中心です。中古の相場とは分けて見てください。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約200万円の差
  • 5m未満2,500万円16件
  • 5〜7m2,500万円24件
  • 7〜10m2,700万円62件
  • 10m以上2,500万円169件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約1,100万円の差
  • 4m未満2,000万円80件
  • 4〜6m2,300万円198件
  • 6m以上3,100万円194件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約1,500万円の差
  • 長方形3,100万円93件
  • 袋地等2,600万円20件
  • 不整形2,450万円74件
  • ほぼ長方形2,300万円78件
  • ほぼ整形1,600万円16件

不整形地は建物の配置に制約が出るため、同じ面積でも評価が下がりやすい傾向があります。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約1,350万円の差
  • 工業地域2,850万円54件
  • 第1種中高層住居専用地域2,600万円101件
  • 準工業地域2,550万円36件
  • 第2種低層住居専用地域2,500万円31件
  • 第1種住居地域2,300万円214件
  • 市街化調整区域1,500万円58件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格を左右するかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約700万円の差
  • 軽量鉄骨造3,200万円31件
  • 鉄骨造3,000万円41件
  • 木造2,500万円452件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約1,950万円の差
  • 県道3,300万円23件
  • 市道2,500万円263件
  • 公道2,500万円143件
  • 道路1,350万円18件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約2,060万円の差
  • 商業地域2,950万円10件
  • 第1種住居地域1,200万円10件
  • 準工業地域890万円16件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

西尾市の駅と、学校・病院の数

家を探す人は、物件を比べるときに駅と学校と病院を見ます。販売図面の「周辺環境」に書かれるのもこのあたりです。西尾市の分を、国の公開データで数えました。

乗り降りの多い駅(2023年度・1日あたり)

駅路線乗降客数
西尾名古屋鉄道 西尾線9,921人
桜町前名古屋鉄道 西尾線3,694人
吉良吉田名古屋鉄道 蒲郡線2,533人
米津名古屋鉄道 西尾線1,976人
上横須賀名古屋鉄道 西尾線1,302人
福地名古屋鉄道 西尾線1,295人
西尾口名古屋鉄道 西尾線539人
西幡豆名古屋鉄道 蒲郡線501人

最寄り駅ごとの住宅地の地価(2026年の地価公示・地価調査・1㎡あたり)

最寄り駅地価地点
桜町前10.3万円5
西尾9.2万円13
西尾口9.2万円6
米津8.3万円3
碧南中央5.9万円1
上横須賀5.1万円5
福地3.8万円9
吉良吉田3.4万円5

地点が2つ以上ある駅は真ん中の値です。国や県が毎年値段を出している土地で、実際に売れた値段とは別の数字です。

  • 学校小学校 25校・中学校 9校・義務教育学校 1校・高等学校 5校
  • 幼稚園・認定こども園9か所
  • 病院・診療所病院 5・診療所 89・歯科 69病床の多い病院は 西尾市民病院(372床)、西尾病院(170床)、あいちリハビリテーション病院(145床)

出典: 国土交通省 不動産情報ライブラリ(国土数値情報の駅別乗降客数・学校・医療機関・幼稚園等、地価公示・地価調査)。2026-10-15に取得。学校は私立・国立を含みます。学校と病院は国のデータを作った時点の数なので、そのあとの開校や閉院は入っていないことがあります。保育所はこの数に入っていません。

西尾市の空き家の数

西尾市では、住宅のうち12.5%が空き家です(全国は13.8%)。このうち、売りにも貸しにも出ていない「使う予定のない空き家」は3,280戸あります。

住宅の数70,640戸
空き家8,850戸(12.5%)
売りに出ている空き家290戸
使う予定のない空き家3,280戸(住宅の4.6%・全国は5.9%)
そのうち一戸建て2,840戸
そのうち傷みや壊れがある830戸

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点)。数は調査からの推計で、10の位を四捨五入しているため、合計が合わないことがあります。「使う予定のない空き家」は、調査の「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」です。

売らずに持ち続けると、年にいくらかかるか

値段を見たあとに、もうひとつ数えておく数字があります。固定資産税、空き家になったあとの火災保険、 草刈りと通風に通う時間。実家を売った人の調査では、維持と処分にかかった費用の最多回答は50〜100万円でした。

西尾市で実際に売れた土地は、㎡あたり4.7万円が真ん中の値です(国土交通省の成約データ)。 固定資産税の評価額はこれとは別の数字で、市から届く課税明細書で確かめます。

持ち続けると年にいくらか、数え方を見る →

① 西尾市の不動産相場(実データ)

国土交通省の不動産情報ライブラリで2023年第2四半期〜2026年第1四半期の成約を集計すると、西尾市の中古マンションは51件、中央値1,300万円(よくある価格帯は890万円〜2,000万円)です。面積あたりの単価は中央値19万円/平方メートル。

戸建て(土地と建物のセット)は564件、中央値2,500万円(1,800万円〜3,300万円)。土地の単価は中央値4.7万円/平方メートルです。

隣接する安城市と比べると、マンションは中央値・取引件数とも西尾市を上回ります。戸建てもより高い水準です。西尾市は旧西尾市の市街地と、2011年に合併した旧一色町・吉良町・幡豆町の沿岸部・農村部が同じ市内に混在しており、この地域差が相場の幅として出ていると見られます(合併の経緯は④で扱います)。

四半期ごとの中央値を見ると、戸建ては2025年第2四半期の3,000万円をピークに、直近の2026年第1四半期は2,100万円まで下がっています。件数は50件台後半で大きくは変わっていないため、取引が細ったための下落ではありません。

直近4四半期の中央値(2,400万円)は、その前の4四半期(2,600万円)と比べても下がっており、直近半年ほどは価格が落ち着いてきている時期と読めます。

② 中古マンションを売る場合

西尾市の中古マンションは、そもそも取引の数自体が少ない市場です。2023年第2四半期〜2026年第1四半期の3年弱で51件、四半期でみると1件〜13件と少なく、中央値も四半期ごとに450万円〜2,100万円まで振れます(直近の2026年第1四半期は成約1件のみのため参考値です)。

件数が少ないための振れであって、市場そのものが乱高下しているわけではありません。

中央値は1,300万円ですが、この数字だけで自分の部屋の価格を語るのは無理があります。同じ棟・近い築年数・近い専有面積の成約が国交省データにあるかをまず確認し、なければ無料査定で個別に確かめるのが現実的です。

西尾駅周辺と、旧一色・吉良・幡豆エリアの沿岸部ではマンションの供給自体が違うため、エリアを絞った比較が欠かせません。

③ 戸建てを売る場合

西尾市の戸建て(土地・建物)は中央値2,500万円、よくある価格帯(真ん中の半分)で1,800万円〜3,300万円。土地単価は中央値4.7万円/平方メートルです。件数は564件とマンションより厚く、価格の目安として使いやすい数字です。

四半期の推移では、戸建ての中央値は2025年第1四半期の2,950万円(50件)・第2四半期3,000万円(51件)をピークに、第3四半期2,800万円(52件)、第4四半期2,400万円(61件)、直近の2026年第1四半期は2,100万円(55件)まで下がっています。件数はこの間50件台〜60件台で推移しており、価格だけが緩やかに下がってきている形です。

エリアによる違いも大きい市です。旧西尾市の市街地は西尾駅周辺の利便性が価格に反映されやすく、旧一色町・吉良町・幡豆町の沿岸部・農村部は土地の広さや眺望、三河湾に近い立地が評価の軸になりやすい傾向です。築年数が古い戸建てほど、建物より土地の評価(4.7万円/平方メートルが目安)が価格を左右します。

西尾市は都市計画区域15,949ヘクタールのうち、市街化調整区域が13,064ヘクタールを占め、市街化区域(2,885ヘクタール)よりかなり広い市です。沿岸部・農村部の戸建てには、この市街化調整区域にあたる物件も含まれます。

実データでも、市街化調整区域の戸建ては中央値1,500万円(58件)と、第1種住居地域(2,300万円・214件)や工業地域(2,850万円・54件)より低めに出ています。

建築士の視点

市街化調整区域は、今の建物をそのまま使う分には問題なくても、建て替えや増築で許可が必要になる場合があります。住宅ローンの通りやすさに影響することもあるため、旧一色町・吉良町・幡豆町エリアの物件を売るときは、査定の前に自分の土地が市街化区域か調整区域かを役所や登記情報で確認しておくと話がスムーズです。土地の広さより「区域区分」と「接道」が価格を左右するのは、沿岸部・農村部ならではの実感です。

築年数で、どこまで下がるか

西尾市の戸建ての成約を築年数別に見ると、中央値は築10年以内が2,950万円(300件)、築11〜20年が2,500万円(52件)、築21〜30年が1,800万円(61件)、築31〜45年が1,450万円(66件)と、年数とともに下がっていきます。

築46年以上になると、中央値は700万円(51件)まで下がりますが、ゼロにはなりません。木造住宅は税務上の耐用年数が22年で、これを大きく超えると建物の査定額はほとんど残らず、価格は土地の値段(4.7万円/平方メートルが目安)でほぼ決まります。

古い家だから値段がつかない、というわけではないのが、西尾市のデータから読み取れることです。

建物より、「直せない条件」が影響している

間口についてはやや意外な結果です。西尾市の戸建ては、間口10m以上が中央値2,500万円(169件)、5m未満でも2,500万円(16件)と、間口の広さによる差がほとんど出ていません。

旧一色・吉良・幡豆エリアの農地・沿岸部の物件では、間口より土地全体の広さや区域区分の方が価格に出やすいためとみられます。

一方、前面道路の幅ははっきり価格に出ます。6m以上は中央値3,100万円(194件)、4〜6mは2,300万円(198件)、4m未満は2,000万円(80件)で、道路が狭いほど中央値も下がっています。

土地の形も、長方形は3,100万円(93件)、不整形は2,450万円(74件)と、整った形の方が高く出ています。

建築士の視点

前面道路の幅は、リフォームでは変えられない条件です。ここが価格に影響するのには理由があります。

建築基準法では、建物を建てる敷地は幅4m以上の道路に2m以上接している必要があります(接道義務)。前面道路が4m未満の場合、建て替えのときに道路の中心から2mの位置まで敷地を後退させる「セットバック」が必要になることがあり、そのぶん建てられる面積が減ります。西尾市は旧西尾市の市街地と、旧一色・吉良・幡豆の沿岸部・農村部が混在する市のため、同じ「前面道路が狭い」でも、セットバック済みかどうかは物件ごとに調べる必要があります。

間口の広さそのものは、西尾市のデータではっきりした差になっていません。駐車スペースの取りやすさは買い手にとって気になる点ですが、それ以上に道路の幅と区域区分が価格に影響しているのが、西尾市らしいところです。

査定を受けるときは、前面道路の幅・接道の状況・区域区分を先に伝えると、根拠のある価格が返ってきやすくなります。

売る前にやること、やらなくていいこと

前面道路の幅と土地の形は、法務局で取れる公図・地積測量図か、購入時の重要事項説明書で確認できます。前面道路が4m未満なら、過去にセットバック済みかどうかも先に調べておくといいでしょう。

旧一色・吉良・幡豆エリアなら、市街化区域か調整区域かも同じタイミングで確認しておくと、査定の説明がスムーズになります。

やらなくていいことが多いのはリフォームです。築年数が古い戸建ての改装費用は、そのまま価格に上乗せされるとは限りません。傷んだ箇所を直すかどうかは、査定で「直した場合と現況のままで、価格がいくら変わるか」を聞いてから判断すれば十分です。西尾市は中古マンションの取引自体が少なく改装有無を比べるデータはありませんが、戸建てでも考え方は同じです。

④ 西尾市の地域特性

西尾市は愛知県中央部、矢作川流域の南端に位置します。東に三ヶ根山などの山々、西に矢作川、南は三河湾を望む立地で、名古屋の南東約35キロメートルです。面積は161.22平方キロメートル、人口は169,362人、世帯数は69,125世帯(令和7年3月1日現在)です。

現在の西尾市は、2011年4月1日に旧西尾市と幡豆郡一色町・吉良町・幡豆町の1市3町が合併してできた市です。旧西尾市の市街地は江戸時代に西尾城の城下町として栄え、大給松平家の居城となってからは「六万石城下町」として商業が発展しました。

市制施行は1953年です。合併で沿岸部の一色・吉良・幡豆エリアが市域に加わり、同じ西尾市でも街の性格に幅が生まれています。

産業は抹茶・植木・花きなどの園芸栽培、自動車産業、鋳物産業、綿織物が中心です。抹茶(てん茶)は日本有数の生産量で知られ、一色産うなぎやえびせんべい、あさりも特産物です。三ヶ根山と佐久島を含む一帯は三河湾国定公園に指定されています。

交通は名鉄西尾線の西尾駅が中心です。東京・大阪方面からは新幹線と名鉄の乗り継ぎ、名古屋方面からは名鉄名古屋本線・西尾線の乗り継ぎでアクセスします。車では東名高速道路岡崎ICから南西へ約18キロメートル(約40分)、名古屋高速大高出口からは国道23号経由の岡崎バイパス小島ICを下りて約10分です。

こうした立地は、売却の実務にも表れます。西尾市は名古屋から距離があるぶん、通勤時間より土地の広さや静かさを求める買い手が中心になりやすいエリアです。旧西尾市の市街地は西尾駅からの利便性、旧一色・吉良・幡豆の沿岸部・農村部は土地の広さや三河湾への近さが価格の軸になります。

抹茶やうなぎの産地としての知名度は観光としての魅力であって、住宅の売却価格に直接影響するわけではありません。査定を依頼するときは、自分の物件が「駅からの利便性」と「土地の広さ・眺望」のどちらの需要層に向くかを、担当者と一緒に整理しておくと話が早く進みます。

畑や田んぼも一緒に相続していないか

西尾市で実家を売るとき、宅地だけで話が終わらないことがあります。抹茶や植木、花きの栽培が盛んな市です。家の隣や少し離れた場所に、畑や田んぼを一緒に持っているケースがあります。

登記の地目が「田」「畑」になっている土地は、宅地と同じようには売れません。農地の売買には農地法の許可が要ります。

買い手が農業をする人なのか、農地以外に転用して使うのかで、手続きの中身が変わります。許可が下りる前提で話を進めると、契約が止まることがあります。

西尾市は都市計画区域15,949ヘクタールのうち、市街化調整区域が13,064ヘクタール。市街化区域(2,885ヘクタール)よりずっと広い市です。

調整区域の農地は、転用の許可が必ず下りるとは限りません。旧一色町・吉良町・幡豆町のエリアで実家を相続した人は、ここを先に確かめておいたほうがいいです。

やることは2つです。1つは、固定資産税の課税明細書か登記事項証明書で、持っている土地の地目を全部見ること。宅地・田・畑が混ざっていることは珍しくありません。

もう1つは、査定を依頼する時点で「農地が含まれる」と伝えること。会社によっては農地を査定の対象にしていません。先に言っておけば、扱える会社かどうかがすぐ分かります。

手続きの中身は農地を売る場合のページに、使わない土地の選択肢は相続した土地を使わないならにまとめています。

買取と仲介、西尾市ではどちらを選ぶか

買取は、不動産会社が自分で買い取る売り方です。仲介は、会社が間に入って一般の買い手を探す売り方です。「西尾市 不動産 買取」で調べている人は、この違いを先に押さえておくと査定の見方が変わります。

買取の値段は、仲介で売れたときより低くなるのが一般的です。会社は買った後に直して売り直すので、その分を差し引いて値段を出します。その代わり買い手を待つ期間がなく、引き渡しの時期を自分で決められます。

西尾市で買取が向くのは、仲介で買い手がつきにくい条件の家です。③で書いたとおり、前面道路が4m未満、土地が不整形、市街化調整区域といった条件は値段を左右します。こうした条件が重なる家は、仲介で長く売れ残るより、買取で早く手放すほうが結果的に得なこともあります。

一方、戸建ての成約が多い地区は平坂町・一色町一色・米津町・寺津町・中畑町です。こうした地区や旧西尾市の市街地の家は、まず仲介の値段を見るのが先です。ただし一色町一色は成約は多いものの、値段は低めに出ている地区です。

やることは1つです。仲介の査定と買取の査定を、両方とってください。その差額が「待つ時間」に見合うかで決めます。

買取の会社には、引き渡し後に不具合が見つかっても責任を負わない条件で契約できるかも聞いておきます。訳あり物件での買取の考え方は買取という選択肢のページにまとめています。

買取なら、片付けと手直しはしなくていいか

買取を調べている人がよく気にするのが、「家の中の物をどうするか」と「壊れた所を直すか」です。買取の場合、どちらも基本的にはそのままで構いません。会社は買った後に自分で直して売り直すので、売る側が先に手を入れる必要がありません。

家財が残ったままでも買い取る会社があります。ただし、処分にかかる分は値段から引かれる形になります。自分で処分してから売るのと、残したまま売るのとでどちらが手元に多く残るかは、査定のときに両方の値段を聞いて比べてください。

一般の買い手が家を見に来る内覧もありません。会社の担当者が現地を確かめるだけです。遠方に住んでいて、旧一色町・吉良町・幡豆町の実家に何度も通えない人には、ここが大きな違いになります。

もう1つ、見落とされやすいのが仲介手数料です。仲介手数料は、売主と買主の間に入った会社に払うものです。買取の会社が自分で買うなら、間に入る会社がいないので、仲介手数料はかかりません。

ただし、別の不動産会社に頼んで買取の会社を紹介してもらった場合は、紹介した会社に仲介手数料を払うことになります。買取の値段を比べるときは、「手数料込みで手元にいくら残るか」をそろえて見ないと、比較になりません。

片付けが進まずに売却が止まっている場合の考え方は実家の片付けが進まないときのページに、仲介手数料の計算は仲介手数料のページにまとめています。

⑤ 売却の進め方と相談先

進め方は4ステップです。①実データで相場の位置を確かめる、②無料査定を複数社に依頼して比べる、③マンションか戸建てか、旧西尾市の市街地か一色・吉良・幡豆の沿岸部かなど自分の物件の条件を整理する、④媒介契約を結んで売り出す。

相談先は、査定額の大きさだけでなく、地域の実情を知っているかで選びます。西尾市内のエリア別(西尾駅周辺・一色・吉良・幡豆)の取引を知っているか、マンションのように取引の少ない物件でも価格の根拠を数字で説明できるか、専任媒介と一般媒介の違いを包み隠さず説明してくれるか、旧一色・吉良・幡豆エリアなら市街化調整区域かどうかまで踏み込んで話せるか。

複数社に無料査定を依頼し、この4点で比べると選びやすくなります。

前面道路の幅や土地の形、市街化区域か調整区域かといった「後から変えられない条件」は、査定の前に自分で把握しておくほど、担当者との話がスムーズに進みます。公図・地積測量図・重要事項説明書を手元に用意したうえで、複数社の無料査定を受けてみてください。

西尾市で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 西尾市で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q3〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

1,800万円 〜 3,300万円

成約564件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は2,500万円です。

中古マンション

890万円 〜 2,000万円

成約51件。中央値は1,300万円です。 1平方メートルあたりでは185,714円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

22,000円 〜 78,000円

成約491件。中央値は47,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は西尾市全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

西尾市で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 西尾市の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約564件・中央値2,500万円 (1,800万円〜3,300万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約51件・中央値1,300万円/1平方メートルあたり185,714円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約491件・1平方メートルあたり中央値47,000円 (22,000〜78,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

西尾市について、さらに詳しく書いた記事

このページは西尾市全体の相場をまとめたものです。 条件がはっきりしている場合は、下の記事のほうが早く答えにたどり着きます。

西尾市で家を売る前に、状況別に読む

同じ「家を売る」でも、相続と離婚と住み替えでは、つまずく場所も順番も違います。 当てはまるものから読んでください。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
碧南市約7km2,500万円同水準
幸田町約9km3,200万円+700万円
高浜市約10km2,900万円+400万円
安城市約11km3,900万円+1,400万円
半田市約12km2,500万円同水準
武豊町約13km2,300万円-200万円
岡崎市約14km3,300万円+800万円
蒲郡市約15km2,050万円-450万円
南知多町約20km515万円-1,985万円
田原市約28km1,500万円-1,000万円
豊川市約29km2,450万円-50万円
豊橋市約32km2,500万円同水準

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

西尾市の中古マンションと戸建て、どちらが売りやすいですか?

西尾市はマンションの取引自体が少なく、戸建てのほうが成約データも多い市場です。ただし需要の強さは物件の状態とエリア次第で一律には言えません。国交省の実データで似た条件の成約を見たうえで、無料査定で具体的な価格を確かめると確実です。

中央値の価格で、自分の家も売れますか?

中央値はあくまで西尾市全体の目安です。実際の価格は、場所・築年数・広さ・建物の状態しだいで大きく動きます。戸建てならよくある価格帯(真ん中の半分)の幅(1,800万円〜3,300万円)を見ると、価格の振れ幅の大きさが読み取れます。旧西尾市の市街地か、旧一色・吉良・幡豆の沿岸部かによっても価格の出方が変わるため、無料査定で実際の位置を確かめると判断しやすくなります。

旧一色町・吉良町・幡豆町エリアの家でも売却できますか?

売却できるケースは多くあります。ただし旧西尾市の市街地とは買い手の層や流通のしかたが異なる場合があります。沿岸部・農村部の物件は土地の広さや眺望が価格に影響しやすい傾向があるため、エリアの実情を知る会社に無料査定を依頼して確かめるとよいでしょう。

前面道路が狭い西尾市の戸建てでも売れますか?

売れます。ただし前面道路の幅が4m未満だと中央値2,000万円(80件)、6m以上だと3,100万円(194件)と、道路の広さで水準は変わります。建て替え時にセットバックが必要になる場合があるため、査定時に前面道路の幅と接道状況、市街化区域か調整区域かを先に伝えておくと、根拠のある価格が返ってきやすくなります。

西尾市で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に熊味町(3,650万円・18件)、米津町(3,300万円・27件)、中畑町(2,900万円・21件)です。低いほうは一色町一色(1,700万円・25件)、吉良町上横須賀(1,950万円・18件)、一色町対米(2,000万円・17件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

西尾市では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは寺津町で築0年、古いほうは吉良町上横須賀で築28年です。築年数が極端に新しい地区は、建売の分譲がそのまま集計に入っています。中古の相場とは分けて見てください。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

西尾市で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは平坂町(28件・中央値2,500万円)、米津町(27件・中央値3,300万円)、寺津町(26件・中央値2,250万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 西尾市「西尾市の概要」(面積161.22平方キロメートル・矢作川流域南端・三河湾)・確認日 2026-07-17
  2. 西尾市「市の概要/観光案内」(産業:抹茶・園芸・自動車・鋳物・綿織物/一色産うなぎ・えびせんべい・あさり/三河湾国定公園)・確認日 2026-07-17
  3. 西尾市「位置・アクセス」(名鉄西尾線西尾駅/東名岡崎IC・国道23号岡崎バイパス小島IC)・確認日 2026-07-17
  4. 西尾市「令和6年度人口動向」(人口169,362人・世帯数69,125世帯、令和7年3月1日現在)・確認日 2026-07-17
  5. 西尾市「新『西尾市』の合併ガイドブック」(2011年4月1日、旧西尾市と幡豆郡一色町・吉良町・幡豆町が合併)・確認日 2026-07-17
  6. 西尾市「市街化区域、市街化調整区域」(都市計画区域15,949ha・市街化区域2,885ha・市街化調整区域13,064ha)・確認日 2026-07-17
  7. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(DATA-SLOT充填元)・確認日 2026-07-17
  8. 愛知県「愛知県地価情報(地価調査・地価公示)」・確認日 2026-07-17

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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