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福岡の家売却

福岡県福岡市城南区の不動産売却|戸建てとマンション両方の実成約で読む相場と売り方

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結論から

福岡市城南区の実成約は、中古マンションが585件、戸建てが493件と数が近く、両方を売る人が多い区です(国交省データ)。マンションの中央値は2,200万円、戸建ては4,100万円です。築年の影響の出方は戸建てとマンションで大きく違い、戸建ては築46年以上でも3割ほどの下げ、マンションは3分の1以下まで下がります。戸建ての成約は樋井川に多く鳥飼が高めで、マンションは別府・鳥飼に集まります。

福岡市城南区の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか

戸建てと中古マンションが同じくらい売れています。中古マンションは、家族向けの部屋を探す人が主な買い手だと私たちは見ています。

福岡市城南区で売れた不動産の件数(約3年)
戸建て493件
中古マンション585件
土地だけ138件

売れた中古マンションのうち、家族向けの間取りが67%を占め、いちばん多いのは3LDKです。売れた戸建ては、築10年以内の家が52%を占めます。戸建てを買う人の家族の形は、この一覧からは分かりません。

2だから、この値段

中古マンションは築年とともに大きく下がり、戸建ては下がり方がゆるやかです。売れた物件の古さの違いが、両者の値段の差に出ていると私たちは見ています。

築年数ごとの、売れた値段の真ん中(中古マンション)

中古マンションの真ん中の値段は、築10年以内の5,300万円から、築46年以上では700万円まで下がります。売れた部屋の46%が築31年以上なので、全体の真ん中は2,200万円にとどまると私たちは見ています。戸建ては築46年以上でも2,700万円で、売れた家の52%は築10年以内です。このため戸建ての真ん中は4,100万円と高めだと私たちは考えています。

3この先、上がりそうか、下がりそうか

住宅地の地価は28地点のうち28地点で上がりました。ただ、家を買う年代の人が減る見込みで、先は読み切れないと私たちは見ています。

住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
  • 上がった28か所
  • 変わらない0か所
  • 下がった0か所
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)
2025年2.9万人
2035年2.7万人
2045年2.6万人

家を買う年代の人は、2045年までに減る見込みです(−9%)。65歳以上の人は増える見込みです(+20%)。戸建ての真ん中の値段は前の年より上がり(+11.7%)、中古マンションは下がりました(−4.5%)。1年だけの動きは振れやすく、これだけで上がる・下がるとは言い切れないと私たちは考えています。

「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。

ここから下は、上の見立ての元になった数字です。

福岡県福岡市城南区の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: マンション-4.5%・戸建て+11.7%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
02,5005,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション2,200万円1,000万円〜3,500万円約33.0万円585
戸建て等(土地+建物)4,100万円3,300万円〜5,200万円—493
土地——約17.0万円138

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内5,300万円414,300万円249
築11〜20年4,100万円1024,600万円47
築21〜30年2,900万円1703,750万円44
築31〜45年1,500万円1833,100万円77
築46年〜700万円792,700万円63

参考: 改装済み中古マンションの中央値は2,500万円(88件)、未改装は1,600万円(139件)。 差は約56%です。ただし改装される物件は築年数が経っていることが多く、リフォーム費用がそのまま上乗せされるわけではありません。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

福岡市城南区で売るなら、いくらくらいか

福岡市城南区で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「福岡県の相場データブック」(PDF・8ページ)も、このアドレスにお送りします。

福岡市城南区で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 福岡市城南区の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は茶山が5,450万円、南片江が3,200万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
田島4,500万円63築5年
樋井川3,800万円62築3年
七隈4,500万円44築10年
南片江3,200万円40築17年
別府5,400万円37築17年
茶山5,450万円32築11年
友丘3,650万円30築16年
梅林3,800万円26築21年

中古マンション

地区中央値件数築年数
別府3,300万円157築26年
鳥飼3,350万円104築25年
長尾1,400万円93築34年
東油山800万円44築50年
神松寺2,550万円30築28年
七隈3,250万円26築26年
荒江1,700万円23築32年
田島3,400万円21築24年

土地(1㎡あたり)

地区中央値件数
七隈58万円/㎡16
樋井川37万円/㎡14
友丘42万円/㎡12
南片江39万円/㎡12
田島59万円/㎡11
梅林45万円/㎡10
長尾66万円/㎡9
茶山78万円/㎡8

田島(4,500万円・63件・築5年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築5年前後と新しめで、建物の状態がそのまま値段に出ます。

樋井川(3,800万円・62件・築3年)

市内の地区の真ん中より16%低い水準です。売れているのは築3年前後と新しめで、建物の状態がそのまま値段に出ます。

七隈(4,500万円・44件・築10年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築10年前後です。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約600万円の差
  • 5m未満3,800万円17件
  • 5〜7m4,000万円35件
  • 7〜10m4,400万円88件
  • 10m以上4,200万円135件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約300万円の差
  • 4m未満4,200万円67件
  • 4〜6m4,000万円261件
  • 6m以上4,300万円115件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約350万円の差
  • ほぼ台形4,350万円22件
  • ほぼ長方形4,300万円79件
  • 長方形4,100万円80件
  • ほぼ整形4,100万円41件
  • 不整形4,000万円45件

不整形地は建物の配置に制約が出るため、同じ面積でも評価が下がりやすい傾向があります。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約1,300万円の差
  • 第2種住居地域4,900万円34件
  • 第1種中高層住居専用地域4,200万円168件
  • 第1種低層住居専用地域3,900万円235件
  • 第1種住居地域3,600万円33件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格を左右するかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約6,550万円の差
  • RC10,550万円22件
  • 軽量鉄骨造4,200万円21件
  • 鉄骨造4,150万円14件
  • 木造4,000万円423件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約700万円の差
  • 市道4,200万円249件
  • 公道4,000万円129件
  • 私道3,700万円39件
  • 道路3,500万円13件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約2,050万円の差
  • 第2種中高層住居専用地域3,450万円40件
  • 第2種住居地域3,000万円63件
  • 第1種中高層住居専用地域2,300万円159件
  • 第1種住居地域2,000万円115件
  • 商業地域1,900万円92件
  • 第1種低層住居専用地域1,400万円37件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

福岡市城南区の駅と、学校・病院の数

家を探す人は、物件を比べるときに駅と学校と病院を見ます。販売図面の「周辺環境」に書かれるのもこのあたりです。福岡市城南区の分を、国の公開データで数えました。

乗り降りの多い駅(2023年度・1日あたり)

駅路線乗降客数
福大前福岡市 3号線(七隈線)13,553人
別府福岡市 3号線(七隈線)13,332人
七隈福岡市 3号線(七隈線)9,317人
金山福岡市 3号線(七隈線)6,158人
茶山福岡市 3号線(七隈線)5,305人
梅林福岡市 3号線(七隈線)2,860人

最寄り駅ごとの住宅地の地価(2026年の地価公示・地価調査・1㎡あたり)

最寄り駅地価地点
別府35.6万円6
茶山23.6万円4
七隈18.2万円8
金山17.9万円2
梅林14万円1
福大前11.8万円8

地点が2つ以上ある駅は真ん中の値です。国や県が毎年値段を出している土地で、実際に売れた値段とは別の数字です。

  • 学校小学校 11校・中学校 6校・高等学校 3校
  • 幼稚園・認定こども園12か所
  • 病院・診療所病院 9・診療所 104・歯科 69病床の多い病院は 福岡大学病院(915床)、福岡鳥飼病院(177床)、さくら病院(152床)

出典: 国土交通省 不動産情報ライブラリ(国土数値情報の駅別乗降客数・学校・医療機関・幼稚園等、地価公示・地価調査)。2026-10-15に取得。学校は私立・国立を含みます。学校と病院は国のデータを作った時点の数なので、そのあとの開校や閉院は入っていないことがあります。保育所はこの数に入っていません。

福岡市城南区の空き家の数

福岡市城南区では、住宅のうち9.5%が空き家です(全国は13.8%)。このうち、売りにも貸しにも出ていない「使う予定のない空き家」は230戸あります。

住宅の数75,820戸
空き家7,220戸(9.5%)
売りに出ている空き家560戸
使う予定のない空き家230戸(住宅の0.3%・全国は5.9%)
そのうち一戸建て140戸
そのうち傷みや壊れがある130戸

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点)。数は調査からの推計で、10の位を四捨五入しているため、合計が合わないことがあります。「使う予定のない空き家」は、調査の「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」です。

売らずに持ち続けると、年にいくらかかるか

値段を見たあとに、もうひとつ数えておく数字があります。固定資産税、空き家になったあとの火災保険、 草刈りと通風に通う時間。実家を売った人の調査では、維持と処分にかかった費用の最多回答は50〜100万円でした。

福岡市城南区で実際に売れた土地は、㎡あたり17万円が真ん中の値です(国土交通省の成約データ)。 固定資産税の評価額はこれとは別の数字で、市から届く課税明細書で確かめます。

持ち続けると年にいくらか、数え方を見る →

福岡市城南区は、戸建てとマンションが同じくらい動く区

福岡市城南区で実際に成約した取引を、国土交通省の不動産情報ライブラリで数えました。中古マンションは585件、戸建ては493件ありました。土地は138件にとどまります。

いちばん多いのはマンションですが、戸建てとの差は大きくありません。つまり城南区では、マンションを売る人と戸建てを売る人が、ほぼ同じ数だけいます。この記事は両方を同じ重さで扱い、土地は後ろの節に短くまとめました。

価格の目安として、中古マンションの中央値は2,200万円です。㎡あたりに直すと、中央値33万円/㎡になります。

戸建ての中央値は4,100万円です。真ん中の半分は、3,300万円から5,200万円の間に収まります。

築年の影響の出方が、戸建てとマンションで大きく違う

城南区の成約を築年の帯で並べると、戸建てとマンションで下がり方がまるで違います。戸建ては、築46年以上の中央値が築10年以内に比べて3割ほどの下げにとどまります。中古マンションは、同じ比べ方で3分の1以下まで下がります。

戸建ての値段は土地が大半を占めるので、建物が古くなっても下げ幅に限りがあります。マンションは建物そのものを売るため、築年がそのまま値段に影響します。同じ区の中でも、売るものによって築年の意味が変わるわけです。

マンションは築31〜45年を越えたところで、いちばん落ちる

城南区の中古マンションで値段がいちばん大きく落ちるのは、築31〜45年から築46年以上へ移るところです。築30年台までは段階的に下がり、そこを越えると一段低い帯に入ります。古いマンションを持っている人ほど、この境目を知っておく必要があります。

築40年前後の部屋を持っているなら、次の帯に入る前に一度値段を聞いておく手があります。ただし帯ごとの中央値は、その年に売れた部屋の構成で上下します。自分の部屋がどこに収まるかは、同じ棟か同じ地区の直近成約で確かめるのが確実です。

戸建ての値段を分けているのは、用途地域と道路の幅

城南区で戸建ての取引がいちばん多い用途地域は、第一種低層住居専用地域です。低い建物の住宅を中心にした区域で、城南区の戸建ての多くがここで売り買いされています。一方で中央値がいちばん高い用途地域は第二種住居地域で、いちばん低いのは第一種住居地域でした。

取引が多い区域と、値段が高い区域は別だということです。自分の家がどの用途地域にあるかは、市が公開している都市計画の地図で調べられます。査定の前に確かめて、担当者に伝えてください。

前面道路の幅も、戸建ての中央値を分けています。区分は4〜6m、6m以上、4m未満の三つです。道路は自分では変えられない条件なので、査定では先に聞かれる項目になります。

建築士の視点

第一種住居地域と第二種住居地域は、名前が似ていても建てられる用途の範囲が違います。第二種のほうが、住宅以外に建てられるものの範囲が広い区域です。土地の使い道が広いと買い手の候補も増えるので、それが値段の差として出てきます。

第一種低層住居専用地域は、建物の高さと大きさが厳しく抑えられる区域です。住み心地は守られますが、同じ広さの土地でも建てられる量は少なくなります。取引が多いのに中央値が最高ではない背景には、この制限があると考えられます。

前面道路については、建築基準法で幅4m以上の道路に2m以上接する決まりがあります。4m未満の道路に面した家は、建て替えの際に敷地を道路側から下げる必要が出ることがあります。下げた分は建物に使えないため、買い手はその分を差し引いて考えます。

査定を頼む前に、前面道路の幅と用途地域の二つを自分で確かめておいてください。先に伝えておけば、担当者は区全体ではなく条件ごとの事例を根拠に金額を出せます。

用途地域が値段に影響する仕組みは、土地の形と用途地域 に書きました。戸建てで建物より先に確かめる項目は、戸建てを売る にまとめています。

戸建ての成約は樋井川に多く、値段は鳥飼が高い

戸建ての成約が多い地区は、多い順に樋井川・田島・七隈・南片江・別府です。中央値がいちばん高い地区は鳥飼で、いちばん低い地区は南片江でした。南片江は成約が多い地区に入りながら、値段の面では区内でいちばん低い地区です。

地区ごとの差は大きいので、区全体の中央値で自分の家を測ると外れます。鳥飼の家を南片江の成約で査定されても、その逆でも、根拠になりません。査定の金額がどの地区の成約をもとにしているか、必ず聞いてください。

直近1年の戸建ての中央値は、その前の1年に比べてはっきり上がっています。ただし戸建ては、どの地区の家が売れたかで中央値が大きく動きます。上がった事実より、同じ地区で条件の近い成約のほうが、自分の家の根拠になります。

マンションは3LDKが中心で、別府と鳥飼に成約が集まる

城南区の中古マンションで、いちばん多い間取りは3LDKです。次に多いのは2LDKで、家族向けの部屋が中心の市場だと読めます。単身向けの小さい部屋は、比べる事例が少なめになります。

成約が多い地区は、多い順に別府・鳥飼・長尾・東油山・神松寺です。鳥飼は戸建ての中央値がいちばん高い地区でもあり、マンションと戸建ての両方で動きがあります。事例が集まる地区では、築年と広さをそろえた比較がしやすくなります。

直近1年のマンションの中央値は、前の1年に比べてやや上がりました。戸建てほどの上がり方ではありません。中央値は売れた部屋の築年や広さの構成でも動くので、この差を売り時の根拠にはしないでください。

改装済みは高いが、工事費が戻るとは限らない

城南区では、改装済みマンションの中央値が未改装を上回っています。ただし改装済みの部屋が高く見えるのは、工事の効果だけとは言い切れません。もともと立地や階数の条件が良い部屋が、改装されて売られていることもあるからです。

直してから売るかどうかは、査定で現況と改装後の二つの金額を聞いてから決めます。差額が工事費に届かないなら、現況のまま売るほうが残るお金は多くなります。管理費や修繕積立金の確かめ方は、中古マンションを売る に書いています。

土地は茶山で単価が高く、樋井川で低い

土地の成約は138件で、三つの中ではいちばん少ない数です。㎡あたりの単価は、中央値で17万円/㎡でした。単価が高い地区は茶山で、低い地区は樋井川でした。

樋井川は戸建ての成約がいちばん多い地区でもあります。戸建ての取引が多い地区と、土地の単価が高い地区は一致していません。土地を売る人は、地区の単価に加えて、前面道路の幅と用途地域を先に確かめておいてください。

城南区で売り出す前に、そろえておく順番

最初にやるのは、自分の物件が戸建てとマンションのどちらの築年の影響の出方に当てはまるかを知ることです。次に、同じ地区の直近成約を根拠にした査定を、複数の会社から取ります。金額の高さではなく、どの地区のどの築年の成約を使ったかで比べてください。

売却全体の手順は、家を売る流れ に7つの段階で書いています。売るときには、仲介手数料や印紙税、登記の費用が出ていきます。内訳は 売却にかかる費用の一覧 で確認できます。

城南区は、戸建てとマンションのどちらを売る人も多い区です。売るものが違えば、築年の読み方も、比べる地区も変わります。区全体の数字を入口にして、自分の物件と同じ条件の成約を根拠にした金額をそろえてください。

福岡市城南区で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 福岡市城南区で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q3〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

3,300万円 〜 5,200万円

成約493件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は4,100万円です。

中古マンション

1,000万円 〜 3,500万円

成約585件。中央値は2,200万円です。 1平方メートルあたりでは330,000円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

110,000円 〜 230,000円

成約138件。中央値は170,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は福岡市城南区全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

福岡市城南区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 福岡市城南区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約493件・中央値4,100万円 (3,300万円〜5,200万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約585件・中央値2,200万円/1平方メートルあたり330,000円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約138件・1平方メートルあたり中央値170,000円 (110,000〜230,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

福岡市城南区で家を売る前に、状況別に読む

同じ「家を売る」でも、相続と離婚と住み替えでは、つまずく場所も順番も違います。 当てはまるものから読んでください。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
福岡市早良区約2km3,950万円-150万円
福岡市中央区約3km9,300万円+5,200万円
福岡市西区約4km3,900万円-200万円
福岡市博多区約4km5,700万円+1,600万円
福岡市南区約5km4,000万円-100万円
福岡市東区約6km3,700万円-400万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

城南区の戸建ては、築46年以上でも値段は残りますか?

城南区の成約では、築46年以上の戸建ての中央値は築10年以内に比べて3割ほどの下げにとどまっています。値段を支えているのは建物ではなく土地なので、用途地域と前面道路の幅で評価が変わります。同じ地区で築年の近い成約を根拠にした査定を受けて、自分の家の位置を確かめてください。

築35年のマンションです。今売るか、もう少し待つか迷っています。

城南区の中古マンションは、築31〜45年から築46年以上へ移るところで中央値がいちばん大きく落ちます。築46年以上の中央値は、築10年以内の3分の1以下です。帯ごとの数字なので個別の部屋にそのまま当てはまりませんが、帯を越える前に一度査定で位置を確かめておく意味はあります。

南片江の戸建てです。区の中央値と比べて、どう考えればいいですか?

城南区では、戸建ての中央値がいちばん低い地区が南片江で、いちばん高い地区は鳥飼です。区全体の中央値より低い金額が出ること自体は、データの傾向と合っています。判断の軸は、同じ南片江の直近成約を根拠にした金額かどうかです。前面道路の幅や用途地域で、同じ地区の中でも差が出ます。

福岡市城南区で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に茶山(5,450万円・32件)、別府(5,400万円・37件)、田島(4,500万円・63件)です。低いほうは南片江(3,200万円・40件)、友丘(3,650万円・30件)、梅林(3,800万円・26件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

福岡市城南区では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは樋井川で築3年、古いほうは梅林で築21年です。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

福岡市城南区で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは田島(63件・中央値4,500万円)、樋井川(62件・中央値3,800万円)、七隈(44件・中央値4,500万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(福岡市城南区の実成約データの充填元)・確認日 2026-08-23
  2. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条第2項=4m未満の道路と後退・第43条=接道義務・第48条=用途地域ごとの建築制限)・確認日 2026-08-23
  3. e-Gov法令検索「都市計画法」(第9条=第一種低層住居専用地域・第一種住居地域・第二種住居地域の定義)・確認日 2026-08-23

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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