PR 本サイトはアフィリエイト広告を含みます

東京の家売却

東京都新宿区の不動産売却|中古マンション5,732件の実成約で見る相場

本記事にはプロモーションが含まれます。

結論から

東京都新宿区の実成約は、中古マンションが5,732件、戸建てが722件です(国交省データ)。マンションの中央値は5,000万円で、直近1年は前の1年より上がりました。間取りは1Kがいちばん多く、次が2LDKです。値段の段差がいちばん大きいのは築21〜30年から築31〜45年へ移るところで、築46年以上では築10年以内の半分以下になります。売るなら、自分の部屋の間取りと築年帯で比べる成約を絞るのが最初の仕事です。

東京都新宿区の実成約を国土交通省のデータで数えると、中古マンションが大半を占め、間取りでは1Kが最多でした。この二つが、新宿区で売る人の出発点になります。

このページでは、新宿区のデータに出ている特徴だけを、目立つ順に書きます。売却の手順や費用のように、どの地域でも変わらない話は、それぞれの解説ページに任せます。

新宿区の実成約は、中古マンションが戸建ての8倍近い

国土交通省の不動産情報ライブラリで、新宿区の成約を種類ごとに数えました。中古マンションは5,732件、戸建ては722件でした。

土地は242件にとどまり、三つの種類の中で最も少ない数です。中古マンションの中央値は5,000万円、面積あたりでは125万円/平方メートルです。

マンションの件数がこれだけ多いと、査定の材料は探しやすくなります。同じ駅、同じ築年帯、同じ間取りの成約が、半年の間に複数見つかる水準です。査定額の根拠を「どの成約と比べたか」で示してもらうことが、新宿区では無理なく頼めます。

一方で、売り出したときに並ぶ部屋も多くなります。同じ棟から同じ時期に部屋が出ると、買い手は価格と階数と向きを横に並べて見ます。

売り出す前に、同じマンションで今いくらの部屋が出ているかを確かめてください。競合の値段を知らずに決めた価格は、後から値下げの理由になります。

戸建てとマンションでは、用意する書類も査定で見られる点も違います。マンション側の準備は、中古マンションを売るにまとめてあります。

成約の最多は1K。2LDKとは、比べる成約も買い手の見方も別にする

新宿区の中古マンションで、成約がいちばん多い間取りは1Kです。次が2LDKでした。この二つは、同じマンションという括りでも、買い手の見方がまるで違います。

1Kは、人に貸す目的で買われることが多い間取りです。買い手が見るのは、今の家賃と価格の関係です。賃貸中なら家賃と契約の残り期間、空室なら周りの家賃の水準を聞かれます。

管理費と修繕積立金の月額も、家賃から引かれる費用として見られます。つまり1Kの査定は、部屋の状態より収支の数字で決まる部分が大きくなります。

2LDKを買う人は、自分で住む人が中心です。見られるのは、階数、向き、日当たり、広さ、上下の部屋との音の問題です。内見のときの部屋の印象が値段に響くのは、こちらの間取りです。

同じ棟に1Kと2LDKが混ざっている場合、どちらの成約を比べるかで査定額は変わります。自分の部屋と同じ間取りの成約で値付けをしてもらってください。別の間取りの単価を当てはめた査定額は、根拠が弱いままです。

マンションの中央値は、築30年の線を越えると大きく下がり、築46年以上で半分を切る

新宿区の中古マンションを築年帯ごとに並べると、値段の下がり方は一定ではありません。いちばん大きく落ちるのは、築21〜30年から築31〜45年へ移るところです。さらに築46年以上になると、中央値は築10年以内の半分以下になります。

売る側が先に確かめるべきなのは、自分の部屋が築30年の線のどちら側にいるかです。線の手前と先では、比べられる成約の水準が変わります。築20年代の後半で売る予定があるなら、売り出しの時期を先延ばしにする理由は少なくなります。

ただし、これは新宿区全体を平均した見え方です。個別の棟では、修繕の進み方しだいで順位は入れ替わります。

建築士の視点

築31〜45年の帯で値段が切り替わるのには、建物側の理由があります。

1981年6月に、建築基準法の耐震基準が改正されました。改正の後に確認を受けた建物が「新耐震」と呼ばれます。築46年以上の帯は、大半がこの改正の前に建てられています。買い手の住宅ローンの審査や税の優遇に要件があり、買い手がこの線で候補を絞ることがあります。

もうひとつは、設備の寿命です。給排水管、エレベーター、機械式駐車場の更新が、築30年前後から40年台にかけて集中します。積立金が足りず、値上げや一時金が総会で決まっている棟は、買い手がその分を値段から引いて考えます。

逆に言えば、築30年を越えた棟でも、修繕が計画どおり進んでいれば話は変わります。積立金に余裕がある棟は、同じ築年帯の中央値より上で決まることがあります。査定の前に、長期修繕計画と直近の総会議事録を手元にそろえておいてください。

直近1年の中央値は、マンションも戸建ても上向き。古い査定書は引き直す

直近1年の中央値を、その前の1年と比べました。新宿区では、中古マンションも戸建てもはっきり上がっています。種類で向きが分かれていないのが、新宿区のデータの特徴です。

上がっている局面で売る人が気をつけるのは、査定の根拠に使われた成約の日付です。1年以上前の成約を基準にした査定額は、今の市場より低く出ている可能性があります。

査定書を受け取ったら、根拠になった成約がいつのものかを聞いてください。古ければ、新しい事例で引き直してもらいます。

一方で、上がったからといって、直近の高い成約に売り出し価格を寄せすぎるのは危険です。問い合わせが止まり、値下げを重ねることになります。直近の成約の幅を見て、その中で自分の部屋の条件に合う位置を選んでください。

改装済みは高く出る。売る前に直すかは、現況と改装後の二つの査定で決める

新宿区の改装済みマンションの中央値は、未改装より高く出ています。ただし、改装した費用がそのまま上乗せできるという意味ではありません。

改装済みで成約した部屋には、業者が買い取って直してから売り出したものが含まれていると考えられます。業者は仕入れ値を抑えて直すので、個人が同じ工事をしても同じ差は出ません。

1Kでは、さらに注意が要ります。買い手が貸す目的なら、見るのは家賃と価格の関係です。

内装を新しくしても家賃が同じだけ上がらなければ、価格に乗る分は限られます。空室で売るなら、入居が決まりやすい最低限の手入れにとどめるのが現実的です。

2LDKで自分が住んでいた部屋なら、内見の印象は値段に響きます。それでも、直す前に「現況のまま」と「直した場合」の二つの価格を出してもらってください。

差額が工事費を下回るなら、直さずに売るほうが手元に残ります。判断の材料は売る前にリフォームすべきかにまとめています。

戸建てがいちばん下がるのは築46年以上へ移る段。それでも下げ幅は小さい

新宿区の戸建ての成約は722件で、中央値は11,000万円です。真ん中の半分は7,400万円から24,000万円の間に入ります。中央値ひとつで語れる幅ではありません。

築年帯で見ると、マンションとは形が違います。築46年以上の中央値は、築10年以内と比べてもあまり下がっていません。段がいちばん大きいのは築31〜45年から築46年以上へ移るところですが、その段もマンションほどの落ち方ではありません。

理由は、戸建ての値段の大部分が土地の値段だからです。土地の単価の中央値は110万円/平方メートルです。

建物が古くなって評価が残らなくなっても、土地の値段はそのまま残ります。築年数を理由に、売る前から安く見積もる必要はありません。

建築士の視点

建物の評価がほとんど残らない戸建てでは、査定で見られるのは「この敷地に次は何が建つか」です。敷地の広さと形、道路への接し方、用途地域と建ぺい率・容積率で、建てられる建物の大きさが決まります。

古家を残して売るか、解体して更地にするかは、買い手しだいで正解が変わります。建て替え前提の買い手には、古家は解体費のぶん引かれる要素です。住める状態なら、そのまま住みたい買い手もいます。二つの価格を並べて見てから決めてください。解体を先に済ませると、元には戻せません。

戸建ての成約は第一種中高層住居専用地域に集まり、中央値は商業地域がいちばん高い

新宿区で戸建ての取引がいちばん多い用途地域は、第一種中高層住居専用地域です。中高層の住宅を想定した地域で、店舗や事務所には広さの制限があります。

中央値がいちばん高いのは商業地域で、いちばん低いのは第一種住居地域でした。名前が似ている「第一種中高層住居専用地域」と「第一種住居地域」は別の区分です。第一種住居地域は、住宅のほかに一定の大きさまでの店舗や事務所、ホテルも建てられる地域です。

規制のゆるさと値段は、そのまま結びついていません。用途地域は、値段を決める要素のひとつにすぎないということです。

用途地域は、区の都市計画図で確かめられます。購入時の重要事項説明書にも記載があります。

前面道路の幅は、4m未満・4〜6m・6m以上の区分で中央値が違う

前面道路の幅でも、新宿区の戸建ての中央値に差が出ています。区分は4m未満と4〜6m、それに6m以上の三つです。新宿区には、4m未満の道路に接する戸建ての成約も含まれています。

建築士の視点

建築基準法では、建物の敷地は幅4m以上の道路に2m以上接していなければなりません。幅4m未満の道でも、法が施行されたときから建物が並んでいた道は、道路として扱われることがあります(42条2項道路)。その場合、建て替えのときに道路の中心線から2m下がった位置まで敷地を後退させます。

後退した部分には建物も門も塀も造れません。敷地が減るぶん、建てられる家の大きさも減ります。買い手が建て替えを考えているなら、この差は価格に出ます。

4m未満の道路に接する家を売るときは、後退が済んでいるか、建て替えで敷地がどれだけ減るかを先に調べておいてください。先に伝えれば、値引きの材料にはなりにくくなります。6m以上の道路に面した家は、車の出し入れと工事のしやすさで有利です。古い家でも、この条件は査定で伝える価値があります。

土地は件数がいちばん少ない。古家付き戸建ての成約も並べて見る

新宿区の土地の成約は242件で、三つの種類の中でいちばん少ない数です。面積あたりの中央値は110万円/平方メートルですが、件数が少ないぶん、一つの大きな取引で数字が動きます。この中央値だけで、自分の土地の値付けをしないでください。

比べる材料を増やす方法はあります。築年数が古い戸建ての成約は、値段のほとんどが土地です。近い場所、近い広さの古家付き戸建ての成約を並べると、土地の単価の幅が見えてきます。

土地を売る前に確かめるのは、境界と接道です。隣地との境界が確定していない土地は、測量から始めることになります。手順は土地を売るにまとめています。

新宿区で売る順番。マンションは間取りと築年帯、戸建ては道路と用途地域から

査定から引き渡しまでの手順は、どの地域でも同じです。流れは家を売る流れは7ステップに、かかるお金は不動産売却でかかる費用の一覧にまとめています。ここでは、新宿区のデータから言える順番だけ書きます。

マンションなら、最初に自分の部屋の間取りと築年帯を押さえます。1Kなら、今の家賃、契約の残り期間、管理費と修繕積立金の月額をそろえます。

2LDKなら、同じ棟の直近の成約と、今売りに出ている部屋を調べます。どちらも、長期修繕計画と直近の総会議事録があると、築年帯の中央値より上か下かを根拠つきで話せます。

戸建てなら、用途地域、前面道路の幅、後退の有無を先に押さえます。確認先は、購入時の重要事項説明書と、法務局で取れる公図・地積測量図です。新宿区の戸建ての値段は土地で決まる部分が大きいので、建物の状態の説明より、この三つの情報のほうが値段に効きます。

査定は複数の会社に頼み、根拠になった成約の日付と間取りと築年帯を確かめてください。直近1年で上がっている市場では、古い成約を基準にした査定額が、いちばん損をしやすい落とし穴です。

東京都新宿区の実際の成約価格

2023Q2〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年8月24日中央値 前年比: マンション+10.2%・戸建て+27.3%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
07,50015,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション5,000万円2,800万円〜8,700万円約125.0万円5,732
戸建て等(土地+建物)11,000万円7,400万円〜24,000万円722
土地約110.0万円242

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内8,800万円1,27910,000万円259
築11〜20年5,600万円1,4519,500万円93
築21〜30年5,700万円1,2439,100万円85
築31〜45年3,100万円1,02320,500万円120
築46年〜3,200万円63312,000万円135

参考: 改装済み中古マンションの中央値は5,300万円(608件)、未改装は3,900万円(1499件)。 差は約36%です。ただし改装される物件は築年数が経っていることが多く、リフォーム費用がそのまま上乗せされるわけではありません。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-08-24取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

新宿区で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 新宿区の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は西新宿が22,000万円、上落合が7,400万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
北新宿8,000万円65築10年
中落合8,800万円54築13年
高田馬場11,000万円51築14年
西落合8,400万円44築7年
新宿11,000万円39築24年
上落合7,400万円36築22年
中井8,700万円28築7年
西新宿22,000万円27築32年

中古マンション

地区中央値件数築年数
西新宿5,300万円708築20年
新宿3,750万円420築31年
北新宿3,800万円407築21年
西早稲田4,800万円317築25年
下落合4,350万円246築23年
中落合4,150万円216築23年
高田馬場3,400万円211築22年
富久町11,000万円180築11年

土地(1㎡あたり)

地区中央値件数
北新宿325万円/㎡20
高田馬場410万円/㎡20
中落合270万円/㎡17
下落合360万円/㎡16
西落合280万円/㎡15
上落合260万円/㎡15
中井275万円/㎡10
富久町480万円/㎡8

北新宿(8,000万円・65件・築10年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築10年前後です。

中落合(8,800万円・54件・築13年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築13年前後です。

高田馬場(11,000万円・51件・築14年)

市内の地区の真ん中より25%高い水準です。売れているのは築14年前後です。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約24,600万円の差
  • 5m未満7,400万円80件
  • 5〜7m10,000万円115件
  • 7〜10m13,000万円125件
  • 10m以上32,000万円155件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約25,300万円の差
  • 4m未満9,700万円295件
  • 4〜6m9,700万円250件
  • 6m以上35,000万円141件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約10,450万円の差
  • ほぼ台形19,000万円31件
  • 不整形16,000万円90件
  • 長方形14,000万円117件
  • ほぼ長方形12,000万円213件
  • ほぼ整形8,550万円20件

この地域では、不整形の中央値が長方形を上回っています。一般に不整形地は建物を配置しにくいぶん評価が下がりやすい一方、面積の広い土地が不整形に多く含まれるなど、条件の構成が影響している可能性があります。形だけで判断せず、面積が近い事例と見比べてください。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約41,150万円の差
  • 商業地域50,000万円93件
  • 近隣商業地域21,000万円41件
  • 準工業地域12,000万円51件
  • 第1種中高層住居専用地域9,700万円227件
  • 第1種低層住居専用地域9,100万円80件
  • 第1種住居地域8,850万円184件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格に効くかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約131,800万円の差
  • SRC140,000万円11件
  • RC37,000万円141件
  • 鉄骨造25,000万円79件
  • 軽量鉄骨造18,000万円23件
  • 木造8,200万円423件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約57,700万円の差
  • 都道66,000万円30件
  • 区道16,000万円319件
  • 公道9,200万円97件
  • 私道8,300万円232件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約4,500万円の差
  • 第2種住居地域8,200万円263件
  • 第1種中高層住居専用地域5,400万円569件
  • 商業地域4,900万円2551件
  • 第1種住居地域4,800万円727件
  • 準工業地域4,700万円499件
  • 近隣商業地域3,700万円531件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

新宿区で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 新宿区で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q2〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

7,400万円2億4,000万円

成約722件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は1億1,000万円です。

中古マンション

2,800万円8,700万円

成約5,732件。中央値は5,000万円です。 1平方メートルあたりでは1,250,000円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

890,000円1,600,000円

成約242件。中央値は1,100,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は新宿区全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

新宿区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 新宿区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約722件・中央値1億1,000万円 (7,400万円〜2億4,000万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約5,732件・中央値5,000万円/1平方メートルあたり1,250,000円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約242件・1平方メートルあたり中央値1,100,000円 (890,000〜1,600,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
渋谷区約3km2億2,000万円+1億1,000万円
豊島区約4km8,500万円-2,500万円
中野区約4km7,500万円-3,500万円
千代田区約5km5億5,000万円+4億4,000万円
文京区約5km1億3,000万円+2,000万円
目黒区約6km1億3,000万円+2,000万円
港区約6km4億5,000万円+3億4,000万円
杉並区約6km8,200万円-2,800万円
板橋区約6km6,000万円-5,000万円
中央区約7km3億6,000万円+2億5,000万円
世田谷区約7km9,500万円-1,500万円
北区約7km6,200万円-4,800万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

新宿区の1Kマンションを売るとき、査定で何を聞かれますか?

今の家賃、賃貸中か空室か、契約の残り期間、管理費と修繕積立金の月額です。1Kは人に貸す目的で買われることが多く、買い手は家賃と価格の関係で判断します。新宿区ではマンションの成約がいちばん多い間取りが1Kなので、同じ間取りの成約で値付けをしてもらってください。別の間取りの単価を当てはめた査定額は、根拠が弱くなります。

新宿区のマンションは直近1年で上がっています。今が売り時ですか?

上がった事実は、古い成約を基準にした査定額を引き直す理由になります。ただ、上がり続ける保証はありません。直近の成約の幅の中で、自分の部屋の間取りと築年帯に合う位置を選ぶのが現実的です。築20年代の後半なら、築31〜45年へ移ると比べる成約の水準が変わる点も、時期を決める材料になります。

新宿区の築46年以上の戸建ては、解体して土地として売るべきですか?

先に決めないでください。新宿区の戸建ては築46年以上でも中央値があまり下がらず、値段の大部分は土地です。建て替え前提の買い手には、古家は解体費のぶん引かれます。一方で、住みたい買い手がいれば古家付きのほうが早く決まることもあります。古家付きと更地、二つの価格を並べてから決めるのが順番です。

新宿区で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に西新宿(22,000万円・27件)、高田馬場(11,000万円・51件)、新宿(11,000万円・39件)です。低いほうは上落合(7,400万円・36件)、北新宿(8,000万円・65件)、西落合(8,400万円・44件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

新宿区では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは西落合で築7年、古いほうは西新宿で築32年です。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

新宿区で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは北新宿(65件・中央値8,000万円)、中落合(54件・中央値8,800万円)、高田馬場(51件・中央値11,000万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(新宿区の実成約データの充填元)・確認日 2026-08-22
  2. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条=道路の定義・第43条=接道義務・1981年6月施行の耐震基準改正)・確認日 2026-08-22
  3. e-Gov法令検索「都市計画法」(第8条=用途地域の種類・第9条=各用途地域の定義)・確認日 2026-08-22

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

無料・4冊 売る前に読んでおく資料