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東京の家売却

東京都中央区の不動産売却|マンション中央値8,600万円・成約5,207件

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結論から

東京都中央区の成約は、中古マンションが5,207件で、戸建て(196件)と土地(36件)を合わせても1割に届きません(国交省データ)。マンションの中央値は8,600万円です。築46年以上になると、中央値は築10年以内の3分の1以下まで下がります。直近1年はマンションが上がり、戸建てはやや下がりました。売る前に、自分の物件がどの築年帯にいるかと、査定の根拠になった成約の時期を確かめてください。

中央区の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか

中央区の中古マンションを買うのは、ひとりやふたりで住む人が多いと私たちは見ています。

中央区で売れた不動産の件数(約3年)
戸建て196件
中古マンション5,207件
土地だけ36件

中央区で売れた家のうち、96%が中古マンションです。その中古マンションは、間取りの記録があるうち1R〜1LDKが45%、3部屋以上は21%です。いちばん多い間取りは2LDKです。築10年以内の部屋が42%を占めています。

2だから、この値段

中古マンションの真ん中の値段は8,600万円で、築年数が古くなるほど大きく下がります。

築年数ごとの、売れた値段の真ん中(中古マンション)

真ん中の値段は、築10年以内が1億2,000万円、築21〜30年が6,300万円、築46年以上が2,500万円です。売れた部屋の多くは新しい部屋で、全体の値段を押し上げていると私たちは見ています。改装済みの真ん中の値段は8,000万円、未改装は6,700万円です。地区で比べると、高いのは晴海(1億2,000万円)、安いのは日本橋箱崎町(3,200万円)です。

3この先、上がりそうか、下がりそうか

中古マンションの値段は、しばらく上向きの流れが続くと私たちは見ています。

住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
  • 上がった9か所
  • 変わらない0か所
  • 下がった0か所
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)
2025年5.9万人
2035年5.7万人
2045年5.9万人

中古マンションの真ん中の値段は、前の年より上がりました(+8.7%)。住宅地の地価も、9地点のうち9地点で去年より上がっています。家を買う年代の人は、2045年までにわずかに増える見込みです(+1%)。買う人の数が大きく減る心配は小さいと考えていますが、先の値段は言い切れません。

「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。

ここから下は、上の見立ての元になった数字です。

東京都中央区の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: マンション+8.7%・戸建て-20%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
026,00052,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション8,600万円5,000万円〜13,000万円約153.8万円5,207
戸建て等(土地+建物)33,500万円16,000万円〜86,000万円—196
土地——約265.0万円36

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内12,000万円2,13063,000万円31
築11〜20年7,700万円1,360——
築21〜30年6,300万円1,06525,000万円11
築31〜45年3,700万円35132,500万円48
築46年〜2,500万円22537,000万円69

参考: 改装済み中古マンションの中央値は8,000万円(458件)、未改装は6,700万円(1151件)。 差は約19%です。ただし改装される物件は築年数が経っていることが多く、リフォーム費用がそのまま上乗せされるわけではありません。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

中央区で売るなら、いくらくらいか

中央区で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「東京都の相場データブック」(PDF・9ページ)も、このアドレスにお送りします。

中央区で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 中央区の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は銀座が130,000万円、月島が4,850万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
月島4,850万円28築34年
銀座130,000万円20築50年
佃13,000万円16築34年
日本橋人形町85,500万円12築36年
東日本橋34,000万円10築38年
築地25,500万円10築34年
日本橋浜町22,000万円10築32年
八丁堀61,000万円9築50年

中古マンション

地区中央値件数築年数
晴海12,000万円1,090築9年
勝どき11,000万円842築9年
日本橋浜町6,400万円323築19年
月島8,900万円308築16年
佃9,200万円299築22年
築地5,200万円276築21年
新川6,200万円261築20年
湊8,500万円237築9年

月島(4,850万円・28件・築34年)

市内の地区の真ん中より86%低い水準です。売れているのは築34年前後です。

銀座(130,000万円・20件・築50年)

市内の地区の真ん中より282%高い水準です。売れているのは築50年前後と古めで、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。

佃(13,000万円・16件・築34年)

市内の地区の真ん中より62%低い水準です。売れているのは築34年前後です。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約73,100万円の差
  • 5m未満9,900万円28件
  • 5〜7m22,000万円41件
  • 7〜10m51,500万円64件
  • 10m以上83,000万円45件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約46,200万円の差
  • 4m未満5,800万円31件
  • 4〜6m18,500万円12件
  • 6m以上52,000万円152件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約81,000万円の差
  • ほぼ整形106,000万円10件
  • 不整形100,000万円23件
  • ほぼ長方形37,000万円69件
  • ほぼ正方形31,500万円10件
  • 長方形25,000万円59件

この地域では、不整形の中央値が長方形を上回っています。一般に不整形地は建物を配置しにくいぶん評価が下がりやすい一方、面積の広い土地が不整形に多く含まれるなど、条件の構成が影響している可能性があります。形だけで判断せず、面積が近い事例と見比べてください。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約36,000万円の差
  • 商業地域47,000万円153件
  • 第2種住居地域11,000万円40件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格を左右するかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約90,700万円の差
  • SRC100,000万円30件
  • RC52,000万円59件
  • 鉄骨造31,500万円46件
  • 木造9,300万円43件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約69,650万円の差
  • 都道75,000万円11件
  • 区道41,000万円148件
  • 私道5,350万円30件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約4,450万円の差
  • 準工業地域12,000万円713件
  • 第2種住居地域10,000万円549件
  • 第1種住居地域9,400万円248件
  • 商業地域7,550万円3386件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

中央区の駅と、学校・病院の数

家を探す人は、物件を比べるときに駅と学校と病院を見ます。販売図面の「周辺環境」に書かれるのもこのあたりです。中央区の分を、国の公開データで数えました。

乗り降りの多い駅(2023年度・1日あたり)

駅路線乗降客数
銀座東京地下鉄 2号線日比谷線217,244人
日本橋東京地下鉄 5号線東西線163,127人
三越前東京地下鉄 11号線半蔵門線110,666人
馬喰横山東京都 10号線新宿線106,131人
茅場町東京地下鉄 5号線東西線105,877人
八丁堀東京地下鉄 2号線日比谷線98,923人
日本橋東京都 1号線浅草線87,756人
勝どき東京都 12号線大江戸線81,077人

最寄り駅ごとの住宅地の地価(2026年の地価公示・地価調査・1㎡あたり)

最寄り駅地価地点
築地253万円1
勝どき196万円4
水天宮前190万円1
月島151万円5

地点が2つ以上ある駅は真ん中の値です。国や県が毎年値段を出している土地で、実際に売れた値段とは別の数字です。

  • 学校小学校 14校・中学校 5校・高等学校 2校
  • 幼稚園・認定こども園14か所
  • 病院・診療所病院 4・診療所 3病床の多い病院は 国立研究開発法人 国立がん研究センター 中央病院(578床)、聖路加国際病院(520床)、健育会 石川島記念病院(47床)

出典: 国土交通省 不動産情報ライブラリ(国土数値情報の駅別乗降客数・学校・医療機関・幼稚園等、地価公示・地価調査)。2026-10-15に取得。学校は私立・国立を含みます。学校と病院は国のデータを作った時点の数なので、そのあとの開校や閉院は入っていないことがあります。保育所はこの数に入っていません。

中央区の空き家の数

中央区では、住宅のうち11.0%が空き家です(全国は13.8%)。このうち、売りにも貸しにも出ていない「使う予定のない空き家」は5,410戸あります。

住宅の数106,070戸
空き家11,720戸(11.0%)
売りに出ている空き家340戸
使う予定のない空き家5,410戸(住宅の5.1%・全国は5.9%)
そのうち一戸建て400戸
そのうち傷みや壊れがある240戸

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点)。数は調査からの推計で、10の位を四捨五入しているため、合計が合わないことがあります。「使う予定のない空き家」は、調査の「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」です。

売らずに持ち続けると、年にいくらかかるか

値段を見たあとに、もうひとつ数えておく数字があります。固定資産税、空き家になったあとの火災保険、 草刈りと通風に通う時間。実家を売った人の調査では、維持と処分にかかった費用の最多回答は50〜100万円でした。

中央区で実際に売れた土地は、㎡あたり265万円が真ん中の値です(国土交通省の成約データ)。 固定資産税の評価額はこれとは別の数字で、市から届く課税明細書で確かめます。

持ち続けると年にいくらか、数え方を見る →

東京都中央区の実成約データは、ほとんどが中古マンションです。戸建てと土地を足しても、成約全体の1割に届きません。

このページは、中央区の数字で目立つことを、マンションから順に書きます。どの地域でも同じになる手順や費用の話は、それぞれの解説ページに任せています。

中央区の成約は、9割以上が中古マンション

国土交通省の不動産情報ライブラリで数えると、中央区の中古マンションの成約は5,207件です。戸建ては196件、土地は36件にとどまります。

中古マンションの中央値は8,600万円です。面積あたりでは154万円/平方メートルでした。

この比率は、売る側の準備の仕方を左右します。マンションなら、同じ条件の成約が多い分、値付けの根拠を事例で確かめられます。同じ棟の成約が見つかることも珍しくありません。

戸建ては逆です。比べる相手が少ないため、一つの成約に値段が引っ張られやすくなります。中央区で戸建てを売る人は、中央値そのものより「どの成約と比べたか」を見る必要があります。

マンションの査定で聞かれることや、そろえる書類は、中古マンションを売るにまとめています。ここから先は、中央区の数字に絞って書きます。

マンションの中央値は、築46年以上で築10年以内の3分の1以下になる

築年帯ごとに中央値を並べると、中央区のマンションは古くなるほど大きく下がります。築46年以上の中央値は、築10年以内の3分の1に届きません。段差がいちばん大きいのは、築21〜30年から築31〜45年へ移るところです。

築46年以上という区分には、はっきりした線があります。2026年に築46年の建物は、1980年以前に建っています。建築基準法の耐震基準が大きく変わったのは1981年6月です。

それより前に建築確認を受けた建物は、一般に「旧耐震」と呼ばれます。ローンや税の制度には、この線を条件にするものがあります。買い手の予算が組みにくくなる分、値段が下がりやすいと考えられます。

一方、築31〜45年は、1981年から1995年ごろに建った建物です。耐震の線より後に建ったものが多いのに、段差はここがいちばん大きい。つまり中央区では、旧耐震かどうかだけで値段が決まっているわけではありません。

築30年を越えると、配管や給湯などの設備を更新したか、大規模修繕が計画どおり進んでいるかが問われます。ここで答えられるかどうかが、同じ築年帯の中での順位を決めます。

売る側の使い方は二つあります。築20年代の後半にいる部屋は、段の手前にいます。売る時期を考える材料になります。

築31年以上の部屋は、同じ築年帯の成約で値付けをし、修繕の履歴を先に出してください。管理組合の総会議事録と長期修繕計画が、その根拠になります。

直近1年の向きは、マンションが上、戸建てがやや下

直近1年の中古マンションの中央値は、その前の1年と比べてはっきり上がりました。戸建ての中央値は、同じ期間でやや下がっています。種類によって向きが逆です。

マンションの売り手にとっては、古い査定額が低すぎる可能性があります。1年以上前に出してもらった査定額や、古い相場記事を基準にすると、安く売り出すことになりかねません。査定の根拠に使われた成約の日付を確かめ、古ければ引き直してもらってください。

戸建ての売り手は逆です。1年前の感覚で値付けすると、問い合わせが来ないまま時間だけが過ぎます。ただし、戸建ては件数が少ない市場です。

「やや下がった」が、一つ二つの成約で動いた可能性もあります。直近の成約を個別に見て、自分の家と条件が近いかを確かめるほうが確実です。

2LDKが最多、次が1LDK。広い間取りほど、比べる成約が減る

中央区のマンションで、成約がいちばん多い間取りは2LDKです。次が1LDKです。3LDK以上は、これより少なくなります。

これは、値付けの材料がどれだけあるかに関わります。2LDKと1LDKなら、同じ築年帯で近い広さの成約が見つかりやすく、査定額の根拠を事例で確かめられます。3LDK以上の部屋は、同じ棟でも比べる相手が限られます。

この場合は、面積あたりの単価を物差しにします。中央区の中央値は154万円/平方メートルです。そこに、広さ・階数・向きの差を補正して考えます。

成約が多い間取りは、売り出し中の競合も多い間取りです。2LDKを売るなら、同じ棟や近くの棟で、今いくらの部屋が出ているかを先に見ておいてください。買い手は、間取りと価格を並べて比べます。

改装済みの中央値は高い。ただし「改装したから高い」とは限らない

中央区では、改装済みのマンションの中央値が、未改装より高く出ています。数字だけ見ると、直してから売るほうが得に見えます。

ここは慎重に読む必要があります。改装済みの部屋と未改装の部屋で、築年帯や立地の構成が同じとは限りません。

改装の有無だけが差の理由とは言い切れないのです。改装費をそのまま上乗せして回収できる、という意味ではありません。

実務では、売る前に直すかどうかを、査定のときに二通りの価格で聞いてください。「今のまま」と「直した場合」の差が、見積もりの額を上回らなければ、直す理由はありません。

判断の材料は売る前にリフォームすべきかに、愛知の実データで整理してあります。地域は違いますが、考え方は同じです。

戸建ては成約が少なく、築46年以上でも下げ幅は3割ほど

中央区の戸建ての成約は196件です。中央値は33,500万円です。

安いほうから4分の1の値は16,000万円、高いほうから4分の1の値は86,000万円でした。この幅の広さは、立地と土地の条件がそれぞれ違うことの表れです。

築年帯で見ると、築46年以上の中央値は、築10年以内より3割ほど低い水準です。同じ区のマンションが3分の1以下まで下がるのと比べると、下げ幅は小さく見えます。理由は、値段に占める土地の割合です。

建物の評価は年数とともに減りますが、土地は築年数で減りません。戸建ての値段の大部分が土地なら、建物が古くなっても落ち幅は限られます。

もう一つ、気をつけたいのは段差の出る場所です。中央値がいちばん大きく下がるのは、築10年以内から築31〜45年へ移るところです。

その間の築11〜30年は、比べられる成約が少なく、帯ごとの水準を言いにくい状態です。築20年前後の家を売る人は、中央区の中央値より、個別の成約と土地の単価で考えるほうが現実に合います。

戸建ての成約は商業地域に集まり、中央値もそこがいちばん高い

中央区の戸建ての成約を用途地域で分けると、件数がいちばん多いのは商業地域です。中央値もいちばん高いのが商業地域で、いちばん低いのは第二種住居地域です。

商業地域は、建築基準法で建蔽率が80%と定められています。容積率の上限も、住居系の地域より大きく設定されます。同じ広さの土地でも、建てられる床面積が違います。

買い手が戸建てとしてではなく、建て替えや事業用の土地として見る場合、この差がそのまま値段に出ます。中央区で戸建てを売る人は、自分の土地の用途地域を最初に確かめてください。購入時の重要事項説明書に書いてあります。

前面道路の幅でも差が出ています。中央区では、6m以上の道路に面する戸建てと、4m未満の道路に面する戸建てで、中央値に開きがあります。幅4m未満の道路に面する敷地は、建て替えのとき後退が要ります。

道路の中心線から2mの位置までです(建築基準法42条2項)。後退した部分には建物を建てられません。

買い手が建て替え前提なら、この分が値段から引かれます。過去に後退済みかどうかも、先に調べておくと話が早く進みます。

土地は単独で売られることが少ない。売るなら先に境界を確かめる

中央区で土地として成約した件数は36件です。面積あたりの中央値は265万円/平方メートルでした。三つの種類の中でいちばん少なく、一つの成約で中央値が動きやすい市場です。

土地を売るときに先に必要なのは、境界の確定です。隣地との境界が決まっていないと、買い手は面積を確定できず、契約が進みません。測量図が手元にあるか、法務局で地積測量図が取れるかを確かめてください。

古い家が建っているなら、解体して更地にするか、古家付きのまま売るかは、両方の価格を出してから決めます。境界の確かめ方と、古家付きか更地かの考え方は、土地を売るにまとめています。

中央区で売るときに、最初に確かめる三つのこと

査定から引き渡しまでの手順は、家を売る流れは7ステップに、かかるお金は不動産売却でかかる費用の一覧に書いてあります。ここでは、中央区のデータから言えることに限って、順番を示します。

一つ目は、自分の物件がどの築年帯にいるかです。マンションなら、築30年の線と築46年の線のどちら側にいるかで、比べる成約が変わります。戸建てなら、築11〜30年は比べる事例が少ないことを知っておいてください。

二つ目は、査定の根拠になった成約の時期です。直近1年の動きが、マンションと戸建てで逆でした。1年以上前の成約しか根拠に無い査定は、引き直してもらってください。

三つ目は、戸建てと土地なら、用途地域と前面道路の幅です。中央区の戸建ては商業地域に成約が集まり、道路の幅で中央値が分かれます。

建物の状態より先に、この二つを担当者に伝えてください。根拠のある価格が返ってきやすくなります。

中央区で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 中央区で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q3〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

1億6,000万円 〜 8億6,000万円

成約196件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は3億3,500万円です。

中古マンション

5,000万円 〜 1億3,000万円

成約5,207件。中央値は8,600万円です。 1平方メートルあたりでは1,538,462円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

1,800,000円 〜 4,000,000円

成約36件。中央値は2,650,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は中央区全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

中央区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 中央区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約196件・中央値3億3,500万円 (1億6,000万円〜8億6,000万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約5,207件・中央値8,600万円/1平方メートルあたり1,538,462円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約36件・1平方メートルあたり中央値2,650,000円 (1,800,000〜4,000,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

中央区について、さらに詳しく書いた記事

このページは中央区全体の相場をまとめたものです。 条件がはっきりしている場合は、下の記事のほうが早く答えにたどり着きます。

中央区で家を売る前に、状況別に読む

同じ「家を売る」でも、相続と離婚と住み替えでは、つまずく場所も順番も違います。 当てはまるものから読んでください。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
港区約2km4億5,000万円+1億1,500万円
千代田区約3km5億5,000万円+2億1,500万円
江東区約4km6,600万円-2億6,900万円
文京区約4km1億3,000万円-2億500万円
台東区約5km1億3,000万円-2億500万円
墨田区約5km6,300万円-2億7,200万円
新宿区約7km1億1,000万円-2億2,500万円
渋谷区約7km2億2,000万円-1億1,500万円
目黒区約7km1億3,000万円-2億500万円
品川区約8km9,000万円-2億4,500万円
江戸川区約10km5,000万円-2億8,500万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

中央区のマンションは、築年数でどれくらい値段が変わりますか?

中央区の実成約では、築46年以上の中央値は築10年以内の3分の1に届きません。段差がいちばん大きいのは、築21〜30年から築31〜45年へ移るところです。築46年以上は1980年以前に建った建物で、1981年6月の耐震基準の改正より前にあたります。ただし、これは区全体の傾向です。同じ築年帯でも、修繕の履歴や管理の状態で順位は入れ替わります。自分の部屋と同じ築年帯の成約で値付けをしてください。

中央区で戸建てを売るとき、中央値を目安にしていいですか?

目安の一つにはなりますが、それだけで値付けをしないほうが安全です。中央区の戸建ての成約は196件と少なく、築年帯によっては比べられる事例がほとんどありません。中央値より、用途地域と前面道路の幅が近い成約を個別に見るほうが実態に合います。査定では、どの成約と比べたのかを必ず確かめてください。

改装済みのほうが高いなら、リフォームしてから売ったほうがいいですか?

数字だけで決めないでください。中央区では改装済みのマンションの中央値が未改装より高く出ていますが、改装した部屋と未改装の部屋で築年帯や立地の構成が同じとは限りません。改装費がそのまま上乗せされる、という意味ではないのです。査定のときに「今のまま」と「直した場合」の二つの価格を出してもらい、差が見積もりを上回るときだけ直す、という順番が現実的です。

中央区で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に銀座(130,000万円・20件)、日本橋人形町(85,500万円・12件)、八丁堀(61,000万円・9件)です。低いほうは月島(4,850万円・28件)、佃(13,000万円・16件)、日本橋浜町(22,000万円・10件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

中央区では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは日本橋浜町で築32年、古いほうは銀座で築50年です。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

中央区で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは月島(28件・中央値4,850万円)、銀座(20件・中央値130,000万円)、佃(16件・中央値13,000万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(中央区の実成約データの充填元)・確認日 2026-08-22
  2. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条2項=幅4m未満の道路と後退・第53条=商業地域の建蔽率80%・1981年6月施行の耐震基準改正)・確認日 2026-08-22

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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