PR 本サイトはアフィリエイト広告を含みます

東京の家売却

東京都江東区の不動産売却|中古マンション成約7,750件・中央値6,200万円

本記事にはプロモーションが含まれます。

結論から

東京都江東区の実成約は、中古マンションが7,750件、戸建てが715件です(国交省データ)。戸建てはマンションの1割に届きません。マンションの中央値は6,200万円で、直近1年は前の1年よりはっきり上がりました。値段の段差は、マンションが築31〜45年に入るところ、戸建ては築46年以上に入るところでいちばん大きく出ます。自分の物件がどの帯にいるかを先に確かめると、査定額の読み方が決まります。

江東区の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか

江東区で売れる家の多くは中古マンションで、買うのは3部屋以上を探す家族が中心だと私たちは見ています。

江東区で売れた不動産の件数(約3年)
戸建て715件
中古マンション7,750件
土地だけ209件

売れた家のうち中古マンションが89%を占め、戸建ては8%です。間取りの記録がある部屋のうち、3部屋以上の家族向けは45%です。いちばん多い間取りは3LDKです。1R・1K・1DK・1LDKのひとり〜ふたり向けは25%にとどまります。

2だから、この値段

中古マンションの値段は、築21〜30年は6,500万円ですが、築31〜45年では4,000万円まで下がります。

築年数ごとの、売れた値段の真ん中(中古マンション)

築10年以内は7,600万円、築11〜20年は7,900万円で、ほぼ同じ高さです。築46年以上の真ん中の値段は3,200万円です。地区で見ると、高いのは豊洲(1億1,000万円)、安いのは亀戸(3,600万円)です。豊洲は乗り降りの多い駅でもいちばん上にあり、駅の便利さが値段を押し上げていると私たちは見ています。

3この先、上がりそうか、下がりそうか

住宅地の地価は38地点のうち38地点で上がっており、当面は値段が保たれやすいと私たちは見ています。

住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
  • 上がった38か所
  • 変わらない0か所
  • 下がった0か所
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)
2025年15.6万人
2035年15.9万人
2045年15.8万人

中古マンションの真ん中の値段は、前の年より上がりました(+15%)。ただ、1年だけの動きは振れやすく、これだけで上がり続けるとは言い切れません。家を買う年代の人は、2045年までにほぼ変わらない見込みです(+1%)。65歳以上の人は大きく増える見込みで(+37%)、売りに出る部屋が増えることも考えられます。

「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。

ここから下は、上の見立ての元になった数字です。

東京都江東区の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: マンション+15%・戸建て+5.3%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
04,5009,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション6,200万円3,500万円〜8,900万円約106.7万円7,750
戸建て等(土地+建物)6,600万円4,800万円〜10,000万円—715
土地——約88.0万円209

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内7,600万円2,0006,550万円270
築11〜20年7,900万円2,6266,500万円89
築21〜30年6,500万円1,3037,400万円63
築31〜45年4,000万円1,1959,400万円104
築46年〜3,200万円5605,000万円127

参考: 改装済み中古マンションの中央値は5,300万円(948件)、未改装は4,200万円(1766件)。 差は約26%です。ただし改装される物件は築年数が経っていることが多く、リフォーム費用がそのまま上乗せされるわけではありません。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

江東区で売るなら、いくらくらいか

江東区で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「東京都の相場データブック」(PDF・9ページ)も、このアドレスにお送りします。

江東区で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 江東区の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は東陽が9,650万円、北砂が5,200万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
大島5,800万円130築19年
亀戸6,400万円119築13年
北砂5,200万円100築13年
東砂5,800万円75築3年
南砂6,750万円30築22年
東陽9,650万円30築21年
森下8,500万円25築34年
石島7,800万円15築15年

中古マンション

地区中央値件数築年数
豊洲11,000万円1,029築15年
亀戸3,600万円889築17年
有明8,800万円676築13年
大島4,500万円651築25年
東雲9,000万円516築13年
東陽4,100万円472築27年
東砂4,300万円435築24年
南砂4,200万円432築36年

土地(1㎡あたり)

地区中央値件数
大島255万円/㎡32
亀戸250万円/㎡31
北砂150万円/㎡24
南砂185万円/㎡12
東陽370万円/㎡11
東砂200万円/㎡11
千田270万円/㎡9
古石場430万円/㎡9

大島(5,800万円・130件・築19年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築19年前後です。

亀戸(6,400万円・119件・築13年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築13年前後です。

北砂(5,200万円・100件・築13年)

市内の地区の真ん中より23%低い水準です。売れているのは築13年前後です。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約19,000万円の差
  • 5m未満5,500万円101件
  • 5〜7m6,100万円140件
  • 7〜10m9,000万円103件
  • 10m以上24,500万円86件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約4,400万円の差
  • 4m未満5,500万円165件
  • 4〜6m6,050万円224件
  • 6m以上9,900万円260件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約6,700万円の差
  • 不整形12,000万円57件
  • ほぼ台形7,700万円13件
  • 長方形7,600万円159件
  • ほぼ長方形6,500万円195件
  • ほぼ正方形5,300万円20件

この地域では、不整形の中央値が長方形を上回っています。一般に不整形地は建物を配置しにくいぶん評価が下がりやすい一方、面積の広い土地が不整形に多く含まれるなど、条件の構成が影響している可能性があります。形だけで判断せず、面積が近い事例と見比べてください。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約11,500万円の差
  • 商業地域17,500万円80件
  • 近隣商業地域7,800万円56件
  • 準工業地域6,350万円482件
  • 第1種住居地域6,000万円86件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格を左右するかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約25,100万円の差
  • RC31,000万円50件
  • 鉄骨造10,000万円127件
  • 軽量鉄骨造8,300万円13件
  • 木造5,900万円453件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約19,700万円の差
  • 都道25,000万円42件
  • 区道8,700万円249件
  • 公道7,200万円125件
  • 私道5,300万円205件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約8,300万円の差
  • 工業地域12,000万円758件
  • 第2種住居地域9,050万円410件
  • 第1種住居地域6,800万円474件
  • 準工業地域5,900万円4300件
  • 商業地域3,900万円1231件
  • 近隣商業地域3,700万円169件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

江東区の駅と、学校・病院の数

家を探す人は、物件を比べるときに駅と学校と病院を見ます。販売図面の「周辺環境」に書かれるのもこのあたりです。江東区の分を、国の公開データで数えました。

乗り降りの多い駅(2023年度・1日あたり)

駅路線乗降客数
豊洲東京地下鉄 8号線有楽町線202,030人
新木場JR京葉線134,412人
東陽町東京地下鉄 5号線東西線111,204人
亀戸JR総武線105,714人
門前仲町東京地下鉄 5号線東西線101,848人
新木場東京地下鉄 8号線有楽町線91,236人
門前仲町東京都 12号線大江戸線75,746人
森下東京都 10号線新宿線70,246人

最寄り駅ごとの住宅地の地価(2026年の地価公示・地価調査・1㎡あたり)

最寄り駅地価地点
有明テニスの森117万円1
豊洲116万円1
東雲115万円1
清澄白河84.9万円1
門前仲町84.3万円2
東陽町81.5万円6
住吉80.5万円3
木場78.2万円1

地点が2つ以上ある駅は真ん中の値です。国や県が毎年値段を出している土地で、実際に売れた値段とは別の数字です。

  • 学校小学校 45校・中学校 26校・義務教育学校 1校・高等学校 12校
  • 幼稚園・認定こども園33か所
  • 病院・診療所病院 18・診療所 426・歯科 303病床の多い病院は 公益財団法人 がん研究会 有明病院(686床)、順天堂大学医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センター(404床)、昭和大学江東豊洲病院(400床)

出典: 国土交通省 不動産情報ライブラリ(国土数値情報の駅別乗降客数・学校・医療機関・幼稚園等、地価公示・地価調査)。2026-10-15に取得。学校は私立・国立を含みます。学校と病院は国のデータを作った時点の数なので、そのあとの開校や閉院は入っていないことがあります。保育所はこの数に入っていません。

江東区の空き家の数

江東区では、住宅のうち9.0%が空き家です(全国は13.8%)。このうち、売りにも貸しにも出ていない「使う予定のない空き家」は6,820戸あります。

住宅の数298,230戸
空き家26,950戸(9.0%)
売りに出ている空き家2,890戸
使う予定のない空き家6,820戸(住宅の2.3%・全国は5.9%)
そのうち一戸建て1,120戸
そのうち傷みや壊れがある870戸

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点)。数は調査からの推計で、10の位を四捨五入しているため、合計が合わないことがあります。「使う予定のない空き家」は、調査の「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」です。

売らずに持ち続けると、年にいくらかかるか

値段を見たあとに、もうひとつ数えておく数字があります。固定資産税、空き家になったあとの火災保険、 草刈りと通風に通う時間。実家を売った人の調査では、維持と処分にかかった費用の最多回答は50〜100万円でした。

江東区で実際に売れた土地は、㎡あたり88万円が真ん中の値です(国土交通省の成約データ)。 固定資産税の評価額はこれとは別の数字で、市から届く課税明細書で確かめます。

持ち続けると年にいくらか、数え方を見る →

東京都江東区で家を売る人の多くは、マンションを売る人です。国土交通省の実成約データを数えると、戸建ても土地も、件数ではマンションの足元に届きません。このページでは、江東区のデータで目立っている事実を、マンションから順に書きます。

戸建てと土地は後半です。売却の手順や費用の一覧のように、どの地域でも変わらない話は、それぞれのページに送ります。

江東区で売られているのは、ほとんどが中古マンション。戸建ては1割に届かない

国土交通省の不動産情報ライブラリで、江東区の成約を種類ごとに数えました。中古マンションが7,750件、戸建てが715件です。

土地だけの成約は209件で、三つの中でいちばん少ない種類です。戸建ての件数は、マンションの1割に届きません。

中古マンションの中央値は6,200万円です。面積あたりでは107万円/平方メートルでした。この中央値は、江東区全体の真ん中の値です。

自分の部屋がいくらかを示す数字ではありません。同じ区の中でも、駅からの距離、階数、築年帯、広さで成約の水準は分かれます。

件数がこれだけ多い区では、査定の根拠を具体的に出してもらえます。「同じ棟の○階の部屋が、何か月前にいくらで成約した」という材料がそろいやすいからです。

逆に言うと、根拠が「江東区の相場はこのくらい」で止まっている査定書は、この区では物足りません。棟の名前と成約の時期まで書いてある査定書を求めてください。

マンションは戸建てと違い、管理費・修繕積立金・長期修繕計画まで査定で見られます。そろえる書類と進め方の違いは、中古マンションを売るにまとめてあります。

3LDKがいちばん多く、2LDKが続く。広さの近い成約が集まりやすい区

江東区のマンションの成約を間取りで分けると、3LDKがいちばん多く、次が2LDKです。家族で住む広さの部屋が、市場の中心にあります。

売る側には、これが有利に働きます。3LDKを売るなら、同じ間取りの成約が同じ区の中に数多くあります。

比べる相手に困りません。駅、築年帯、階数をそろえた成約を、直近1年の範囲で複数出してもらえるはずです。

注意したいのは、同じ棟の別の間取りを、そのまま自分の部屋に当てはめることです。2LDKと3LDKでは広さも買い手も違います。面積あたりの単価を機械的に掛けても、成約の水準は一致しません。

同じ間取りの成約を優先し、無ければ近くの棟で同じ間取りを探す。この順番で比べてください。

改装してから売るかは、査定で二つの値段を聞いてから決める

江東区のデータでは、改装済みのマンションの中央値は、未改装より高く出ています。ただし、この差を「改装費がそのまま上乗せされた」と読むのは早計です。改装済みとして売られる部屋と、未改装のまま売られる部屋では、築年帯や立地の構成が同じとは限りません。

売る前に手を入れるかどうかは、査定のときに二つの値段を聞いてから決めてください。今のままで出す場合の値段と、改装した場合に見込める値段です。

その差が改装費を越えないなら、現況のまま売るほうが手元に残ります。実データで見た改装の影響の出方は、売る前にリフォームすべきかに書いてあります。

築年数で下がる幅は均等ではない。江東区のマンションは築31年の手前で差が開く

江東区の中古マンションを築年帯ごとに並べると、中央値は一定の割合で下がるのではありません。下げ幅がいちばん大きいのは、築21〜30年から築31〜45年へ移るところです。そして築46年以上になると、中央値は築10年以内の半分以下まで落ちます。

築46年以上の帯は、おおむね1981年6月の建築基準法の耐震基準改正より前に建った建物にあたります。買い手がこの線を気にするのには、具体的な理由があります。住宅ローン控除を使うには、1982年以降に建てられた住宅か、耐震基準に適合する証明のある住宅である必要があります(国税庁)。

証明が無い築古の部屋は、買い手の側の税の優遇が使えないことがあります。それが値段に返ってきます。

売る側がまずやることは、自分の部屋がどの帯にいるかを確かめることです。築20年台の後半なら、まだ築21〜30年の帯の成約で比べられます。

築31年を越えた部屋は、比べる相手が変わります。築年の境目にいる人ほど、いつ売り出すかで比べられる成約の水準が変わります。

個別の棟では、区全体の傾向どおりにならないこともあります。大規模修繕が計画どおり進んでいる棟、耐震診断や補強を終えている棟は、その事実を先に伝えてください。同じ築年帯の中での順位が上がります。

直近1年、マンションははっきり上がり、戸建てはやや上がった。同じ「上昇」でくくらない

江東区の直近1年の中央値を、その前の1年と比べました。中古マンションははっきり上がっています。戸建てもやや上がりましたが、上がり幅はマンションほどではありません。

この差は、売る側の構えに関わります。マンションを売る人は、1年以上前の成約を根拠にした査定額だと、今の水準より低く出る可能性があります。査定書の根拠になった成約の時期を確かめて、古ければ直近1年で引き直してもらってください。

戸建てを売る人は、逆の注意が要ります。「江東区は上がっている」という話の多くは、マンションの動きです。戸建ての上がり幅はそれより小さいものです。

マンションの勢いを戸建ての値付けに持ち込むと、問い合わせが来ない売り出し価格になります。戸建ては戸建ての直近成約で決めてください。

上がっている局面でも、上がり続ける保証はありません。直近の成約の幅の中で売り出し価格を決め、反応を見て動かす。この進め方のほうが、高値を追って値下げを重ねるより結果が安定します。

戸建てとマンションでは、値段の段差が出る築年帯がずれている

ここから戸建ての話です。江東区の戸建ては715件で、中央値は6,600万円です。真ん中の半分は4,800万円から10,000万円に収まります。

件数がマンションより少ないぶん、この幅を先に見ておいてください。中央値だけでは、自分の家がどこにいるか見当が付きません。

築年帯で見ると、戸建てはマンションと違う形をしています。マンションの段差は築31〜45年に入るところでした。

戸建ての下げ幅がいちばん大きいのは、築31〜45年から築46年以上へ移るところです。そして築46年以上になっても、中央値は築10年以内に比べてあまり下がりません。

つまり江東区では、築31〜45年の戸建てはまだ建物を含めた値段で成約しています。段差が来るのは、そのひとつ後の帯です。

築40年前後の戸建てを持っている人は、築46年以上の成約ではなく、築31〜45年の成約と比べてもらってください。帯を間違えると、査定額がひとつ下の水準で出てきます。

築46年以上でも中央値があまり下がらないのは、戸建ての値段の大部分が土地だからです。建物の評価がほぼ無くなっても、土地の値段が残ります。ただ、その土地の値段は、次に書く用途地域と前面道路の幅で大きく変わります。

戸建ての成約がいちばん集まるのは準工業地域。中央値は商業地域が上、第1種住居地域が下

江東区の戸建ての成約を用途地域で分けると、件数がいちばん多いのは準工業地域です。中央値がいちばん高いのは商業地域で、いちばん低いのは第1種住居地域です。

用途地域は都市計画法で定められた区分で、その土地に何をどの大きさまで建てられるかを決めます(都市計画法第9条)。準工業地域は、住宅のほかに工場や倉庫も建てられる地域です。

商業地域は、店舗や事務所を中心に、建物の大きさの上限がいちばん広く取られています。第1種住居地域は、住む環境を守るための地域で、大きな店舗や工場は建てられません。

戸建ての値段に用途地域が影響するのは、買い手が「建物」ではなく「この土地に何が建つか」を見ているからです。商業地域の戸建ては、買い手が住宅以外の用途に建て替えることもできます。

第1種住居地域の戸建ては、買い手もほぼ住宅として使います。同じ広さの土地でも、できることの幅が違えば、付く値段も違います。

江東区では準工業地域に戸建ての成約が集まっているので、売る人の多くはこの地域の家を売ることになります。準工業地域は、隣に工場や倉庫が建つ可能性がある地域です。

今の周辺環境がそのまま続くとは限らない、と買い手は見ます。住み心地の良さだけで値段を説明しても、買い手には伝わりにくい地域です。

自分の家の用途地域は、買ったときの重要事項説明書に書いてあります。手元に無ければ、区が公開している都市計画図で確かめられます。査定を頼む前に、用途地域を把握しておいてください。

前面道路は4m未満・4〜6m・6m以上の三つで中央値が変わる。4m未満ならセットバックを先に確かめる

江東区の戸建ては、前面道路の幅でも中央値に差が出ています。区分は6m以上、4〜6m、4m未満の三つです。道路が広いほど、中央値は上です。

道路の幅が影響する理由は、建築基準法にあります。建物を建てる敷地は、幅4m以上の道路に2m以上接していなければなりません(建築基準法第43条)。前面道路が4m未満の場合、建て替えのときに道路の中心線から2m後退した線まで敷地を下げる必要があります。

後退した部分には建物を建てられません。買い手は、建て替えたときに使える土地が今より狭くなることを織り込んで値段を見ます。

4m未満の道路に面した家を売るときは、過去にセットバックが済んでいるかを先に調べてください。済んでいれば、その分の不利はもう値段に入っています。未済なら、後退が必要な面積を把握して、査定のときに伝えます。

後から買い手に指摘されると、値引きの材料になります。先に出しておくほうが、話がこじれません。

道路の幅と間口が値段に影響する度合いは、間口と前面道路で売却価格はどれだけ変わるかで実データを使って書いています。

土地だけの成約は209件で、面積あたりの中央値は88万円/平方メートルです。件数が少ないので、古い戸建てを土地として売る場合も、戸建ての成約のほうが比べる材料として使いやすい区です。

査定額が出たら、このページの事実と突き合わせる

江東区で査定を受けたら、金額を見る前に、次のことを査定書の中に探してください。

マンションなら、根拠にした成約の棟の名前、間取り、築年帯、成約の時期です。自分の部屋と同じ築年帯か。同じ間取りか。

直近1年の成約か。三つのうち一つでも外れていれば、その根拠で出た金額は引き直しが要ります。

戸建てなら、根拠にした成約の築年帯、用途地域、前面道路の幅です。築31〜45年の家を、築46年以上の成約で査定されていないか。準工業地域の家を、商業地域の成約で査定されていないか。

道路の幅の区分はそろっているか。ここがずれていると、金額が上にも下にもぶれます。

査定額が複数の会社で大きく違うときは、高い会社を選ぶのではなく、根拠の違いを聞いてください。どの成約を使ったかの違いが、金額の違いのほとんどを説明します。

査定のあとの流れは、どの地域でも同じです。媒介契約、売り出し、内見、契約、引き渡しまでの順番と期間の目安は、家を売る流れは7ステップに書いてあります。仲介手数料は法律で上限が決まっており、そのほかにかかる費用も含めて不動産売却でかかる費用の一覧で確かめられます。

江東区で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 江東区で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q3〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

4,800万円 〜 1億円

成約715件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は6,600万円です。

中古マンション

3,500万円 〜 8,900万円

成約7,750件。中央値は6,200万円です。 1平方メートルあたりでは1,066,667円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

540,000円 〜 1,200,000円

成約209件。中央値は880,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は江東区全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

江東区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 江東区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約715件・中央値6,600万円 (4,800万円〜1億円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約7,750件・中央値6,200万円/1平方メートルあたり1,066,667円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約209件・1平方メートルあたり中央値880,000円 (540,000〜1,200,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

江東区について、さらに詳しく書いた記事

このページは江東区全体の相場をまとめたものです。 条件がはっきりしている場合は、下の記事のほうが早く答えにたどり着きます。

江東区で家を売る前に、状況別に読む

同じ「家を売る」でも、相続と離婚と住み替えでは、つまずく場所も順番も違います。 当てはまるものから読んでください。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
中央区約4km3億3,500万円+2億6,900万円
墨田区約4km6,300万円-300万円
台東区約6km1億3,000万円+6,400万円
江戸川区約6km5,000万円-1,600万円
港区約6km4億5,000万円+3億8,400万円
千代田区約6km5億5,000万円+4億8,400万円
文京区約7km1億3,000万円+6,400万円
荒川区約8km6,000万円-600万円
葛飾区約8km4,500万円-2,100万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

江東区のマンションは、築30年を越えたら値段が付かなくなりますか?

付かなくなることはありません。ただ、江東区のデータでは築21〜30年から築31〜45年へ移るところで中央値の下げ幅がいちばん大きく出ています。築46年以上では築10年以内の半分以下です。築30年を越えた部屋は、同じ築年帯の成約と比べて値付けをしてください。築10年台の成約を根拠にした査定額は、そのままでは使えません。

江東区の戸建ては築40年ですが、もう土地の値段だけですか?

江東区のデータでは、築31〜45年の戸建ては築46年以上の帯より高い水準で成約しています。下げ幅がいちばん大きいのは築46年以上に入るところです。築40年なら、まだ建物を含めた値段で比べる成約が残っています。前面道路の幅と用途地域を先に確かめて、同じ条件の成約で査定してもらってください。

3LDKの部屋を売ります。同じ棟の2LDKの成約を参考にしていいですか?

参考にはなりますが、そのまま当てはめないでください。江東区のマンションは3LDKがいちばん多く、2LDKが次です。間取りが違うと広さも買い手も変わるので、面積あたりの単価が同じにはなりません。できれば同じ棟か近くの棟の3LDKの成約を、直近1年の範囲で探してもらうのが確実です。

江東区で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に東陽(9,650万円・30件)、森下(8,500万円・25件)、石島(7,800万円・15件)です。低いほうは北砂(5,200万円・100件)、東砂(5,800万円・75件)、大島(5,800万円・130件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

江東区では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは東砂で築3年、古いほうは森下で築34年です。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

江東区で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは大島(130件・中央値5,800万円)、亀戸(119件・中央値6,400万円)、北砂(100件・中央値5,200万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(江東区の実成約データの充填元)・確認日 2026-08-22
  2. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条=道路の定義・第43条=接道義務・1981年6月施行の耐震基準改正)・確認日 2026-08-22
  3. e-Gov法令検索「都市計画法」(第9条=用途地域の定義。第1種住居地域・準工業地域・商業地域)・確認日 2026-08-22
  4. 国税庁「中古住宅を取得した場合(住宅借入金等特別控除)」(1982年1月1日以後に建築された住宅、または耐震基準に適合する住宅が対象)・確認日 2026-08-22

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

無料・電話番号は聞きません 値段の目安レポート