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東京の家売却

東京都江戸川区の不動産売却|戸建てとマンション、築年で下がる帯が違う

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結論から

東京都江戸川区の実成約は、中古マンションが2,639件、戸建てが2,276件で、数がほぼ並んでいます(国交省データ)。マンションの中央値は4,300万円、戸建ては5,000万円です。直近1年はマンションが上がり、戸建ては横ばいでした。マンションは築21〜30年から築31〜45年へ移るところで段差があり、築46年以上は築10年以内の半分を切ります。戸建ては築46年以上で築10年以内の3分の1を下回り、用途地域と前面道路の幅で中央値が分かれます。

江戸川区の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか

江戸川区で売れた家は、中古マンションと戸建ての数がほぼ並んでいます。マンションを買うのは、家族で住む人が中心だと私たちは見ています。

江戸川区で売れた不動産の件数(約3年)
戸建て2,276件
中古マンション2,639件
土地だけ410件

売れた中古マンションのうち、家族向けの間取りは70%で、いちばん多いのは3LDKです。ひとり〜ふたり向けの間取りは7%にとどまります。戸建てについては、どんな人が買っているかを示す記録がこの一覧にはありません。言えるのは、売れた戸建ての49%が築10年以内だということまでです。

2だから、この値段

マンションは築10年以内から築11〜20年へ移るところで大きく下がります。戸建ては築46年以上でいちばん大きく下がります。

築年数ごとの、売れた値段の真ん中(戸建て)

中古マンションの真ん中の値段は、築10年以内の6,100万円から、築11〜20年では4,600万円になります。その先も下がりますが、下がる幅はここより小さく、築46年以上は2,600万円です。戸建ての真ん中の値段は、築31〜45年の3,500万円から、築46年以上では1,700万円になります。値段が築年でどう下がるかは、マンションと戸建てで違う形をしています。

3この先、上がりそうか、下がりそうか

直近1年は値段も地価も上がりましたが、この先も上がり続けるとまでは言えないと私たちは見ています。

住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
  • 上がった91か所
  • 変わらない0か所
  • 下がった0か所
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)
2025年18.6万人
2035年19.1万人
2045年18.4万人

中古マンションの真ん中の値段は前の年より上がりました(+14.3%)が、1年だけの動きは振れやすいものです。戸建ても少し上がり(+4%)、住宅地の地価は91地点のうち91地点で去年より上がりましたが、これも1年分の動きです。家を買う年代の人は、2045年までにわずかに減る見込みです(−1%)。買う人が増えて値段を押し上げる形は見込みにくいと私たちは考えています。

「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。

ここから下は、上の見立ての元になった数字です。

東京都江戸川区の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: マンション+14.3%・戸建て+4%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
03,0006,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション4,300万円3,300万円〜5,500万円約62.7万円2,639
戸建て等(土地+建物)5,000万円3,500万円〜6,500万円—2,276
土地——約42.0万円410

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内6,100万円5855,700万円1,080
築11〜20年4,600万円5614,400万円293
築21〜30年4,200万円6744,100万円288
築31〜45年3,300万円4943,500万円306
築46年〜2,600万円2561,700万円237

参考: 改装済み中古マンションの中央値は4,200万円(426件)、未改装は3,950万円(542件)。 差は約6%です。ただし改装される物件は築年数が経っていることが多く、リフォーム費用がそのまま上乗せされるわけではありません。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

江戸川区で売るなら、いくらくらいか

江戸川区で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「東京都の相場データブック」(PDF・9ページ)も、このアドレスにお送りします。

江戸川区で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 江戸川区の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は東葛西が6,050万円、江戸川が4,900万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
江戸川4,900万円140築1年
北小岩5,200万円136築5年
南小岩5,000万円120築9年
平井5,850万円104築10年
篠崎町5,100万円103築13年
東小岩5,400万円101築13年
松江5,200万円100築9年
東葛西6,050万円98築19年

中古マンション

地区中央値件数築年数
西葛西5,000万円352築24年
平井4,800万円243築18年
中葛西3,500万円205築27年
東葛西4,300万円183築23年
船堀5,400万円174築21年
南葛西3,900万円147築29年
西小岩4,450万円124築18年
松江3,600万円101築21年

土地(1㎡あたり)

地区中央値件数
平井170万円/㎡29
南小岩160万円/㎡29
北小岩155万円/㎡28
江戸川100万円/㎡23
松江135万円/㎡22
松島170万円/㎡21
中葛西190万円/㎡21
篠崎町170万円/㎡19

江戸川(4,900万円・140件・築1年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築1年前後で、建売の分譲が取引の中心です。中古の相場とは分けて見てください。

北小岩(5,200万円・136件・築5年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築5年前後です。

南小岩(5,000万円・120件・築9年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築9年前後です。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約6,400万円の差
  • 5m未満4,800万円174件
  • 5〜7m4,600万円316件
  • 7〜10m5,200万円316件
  • 10m以上11,000万円251件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約2,500万円の差
  • 4m未満3,500万円225件
  • 4〜6m4,600万円919件
  • 6m以上6,000万円835件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約1,400万円の差
  • 台形6,200万円48件
  • ほぼ台形5,950万円68件
  • ほぼ長方形5,500万円403件
  • 不整形5,500万円165件
  • 長方形4,800万円447件

不整形地は建物の配置に制約が出るため、同じ面積でも評価が下がりやすい傾向があります。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約9,000万円の差
  • 商業地域13,500万円32件
  • 近隣商業地域5,800万円127件
  • 第2種中高層住居専用地域5,600万円38件
  • 第1種住居地域5,500万円840件
  • 準工業地域4,700万円225件
  • 第1種中高層住居専用地域4,500万円993件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格を左右するかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約20,200万円の差
  • RC25,000万円41件
  • 鉄骨造8,950万円174件
  • 軽量鉄骨造8,200万円49件
  • 木造4,800万円1920件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約2,100万円の差
  • 区道6,000万円762件
  • 公道5,200万円502件
  • 私道4,000万円620件
  • 道路3,900万円59件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約1,600万円の差
  • 商業地域5,500万円359件
  • 工業地域5,300万円82件
  • 準工業地域4,300万円508件
  • 第1種住居地域4,200万円929件
  • 近隣商業地域4,200万円399件
  • 第1種中高層住居専用地域3,900万円216件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

江戸川区の駅と、学校・病院の数

家を探す人は、物件を比べるときに駅と学校と病院を見ます。販売図面の「周辺環境」に書かれるのもこのあたりです。江戸川区の分を、国の公開データで数えました。

乗り降りの多い駅(2023年度・1日あたり)

駅路線乗降客数
小岩JR総武線116,612人
葛西東京地下鉄 5号線東西線95,955人
西葛西東京地下鉄 5号線東西線94,293人
平井JR総武線59,946人
船堀東京都 10号線新宿線56,792人
瑞江東京都 10号線新宿線52,849人
一之江東京都 10号線新宿線41,531人
篠崎東京都 10号線新宿線38,263人

最寄り駅ごとの住宅地の地価(2026年の地価公示・地価調査・1㎡あたり)

最寄り駅地価地点
西葛西55.6万円8
平井49.1万円8
葛西49万円12
小岩44.9万円13
船堀44.5万円9
葛西臨海公園44.4万円1
瑞江40.7万円10
京成小岩39.3万円2

地点が2つ以上ある駅は真ん中の値です。国や県が毎年値段を出している土地で、実際に売れた値段とは別の数字です。

  • 学校小学校 67校・中学校 34校・高等学校 10校
  • 幼稚園・認定こども園38か所
  • 病院・診療所病院 21・診療所 440・歯科 365病床の多い病院は 社会福祉法人 仁生社 江戸川病院(418床)、日本私立学校振興・共済事業団 東京臨海病院(400床)、森山医会 森山記念病院(293床)

出典: 国土交通省 不動産情報ライブラリ(国土数値情報の駅別乗降客数・学校・医療機関・幼稚園等、地価公示・地価調査)。2026-10-15に取得。学校は私立・国立を含みます。学校と病院は国のデータを作った時点の数なので、そのあとの開校や閉院は入っていないことがあります。保育所はこの数に入っていません。

江戸川区の空き家の数

江戸川区では、住宅のうち9.3%が空き家です(全国は13.8%)。このうち、売りにも貸しにも出ていない「使う予定のない空き家」は15,530戸あります。

住宅の数366,170戸
空き家34,130戸(9.3%)
売りに出ている空き家430戸
使う予定のない空き家15,530戸(住宅の4.2%・全国は5.9%)
そのうち一戸建て3,680戸
そのうち傷みや壊れがある2,180戸

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点)。数は調査からの推計で、10の位を四捨五入しているため、合計が合わないことがあります。「使う予定のない空き家」は、調査の「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」です。

売らずに持ち続けると、年にいくらかかるか

値段を見たあとに、もうひとつ数えておく数字があります。固定資産税、空き家になったあとの火災保険、 草刈りと通風に通う時間。実家を売った人の調査では、維持と処分にかかった費用の最多回答は50〜100万円でした。

江戸川区で実際に売れた土地は、㎡あたり42万円が真ん中の値です(国土交通省の成約データ)。 固定資産税の評価額はこれとは別の数字で、市から届く課税明細書で確かめます。

持ち続けると年にいくらか、数え方を見る →

江戸川区は、マンションと戸建ての成約がほぼ同じ数で並ぶ

江戸川区で実際に成約した取引を、国土交通省の不動産情報ライブラリで数えました。中古マンションは2,639件、戸建ては2,276件でした。マンションのほうが多いものの差は小さく、二つの市場が同じくらいの厚みで動いています。

ここでいう戸建ては、土地と建物をひとまとめにした取引です。土地だけの取引は410件で、三つの中ではいちばん少ない数です。

中古マンションの中央値は4,300万円です。1平方メートルあたりでは63万円になります。戸建ての中央値は5,000万円です。

真ん中の半分は、3,500万円から6,500万円の間です。土地の単価は、1平方メートルあたり42万円が中央値です。

成約の数が並んでいることには、売る側にとって意味があります。戸建ては一つひとつ条件が違うので、比べる成約が少なければ中央値で見当をつけるしかありません。江戸川区の戸建ては、築年・用途地域・前面道路の幅で絞り込んでも、まだ比べる成約が残ります。

このページは、その絞り込みの軸を一つずつ書いていきます。マンションと戸建てで段差の位置が違うので、両方を分けて読んでください。

直近1年、マンションは上がり、戸建ては横ばいだった。同じ区で向きが分かれている

直近1年の中央値を、その前の1年と比べました。中古マンションははっきり上がりました。

戸建てのほうは、ほぼ動いていません。同じ区の中で、動きの向きが二つに分かれています。

向きが違うと、査定書に書かれた根拠の「日付」の意味が変わります。マンションを売る人は、2年前の成約を根拠にした査定額だと、今より低く出ている可能性があります。直近の成約で計算し直してもらう意味があります。

戸建てを売る人が気をつけるのは、その反対です。「相場が上がっているので上乗せできる」という説明を聞いたら、それがマンションの話でないか確かめてください。江戸川区の戸建ての中央値は、直近1年で動いていません。

なぜ向きが分かれたのかは、このデータだけでは言えません。買い手の層が違う、築年の構成が違う、といった理由は考えられますが、推測の域を出ません。

確かめられるのは、どの期間の成約を根拠に計算したか、だけです。査定書を受け取ったら、最初にそこを質問してください。

3LDKが最多で次が2LDK。江戸川区のマンションは、住む家族が買い手の中心になる

江戸川区の中古マンションで成約がいちばん多い間取りは3LDKです。次が2LDKです。単身向けの小さい部屋ではなく、家族で住む広さの部屋が上位二つを占めています。

買い手が住む家族だと、見る場所が決まってきます。部屋の向き、階数、収納の量、管理の状態、修繕積立金の残高です。

家賃から逆算して買う人が中心の市場と違い、面積あたりの単価だけでは値段が決まりません。同じ3LDKでも、角部屋と中住戸、高層階と低層階で成約の値段は変わります。

3LDKと2LDKは買い手の層が近いぶん、査定書で混ぜて扱われやすい組み合わせです。同じ棟の成約が根拠に載っていたら、間取りと広さを確かめてください。2LDKの面積単価に3LDKの面積を掛けた金額が出ていることがあります。

部屋が小さいほど面積あたりの単価は高く出やすく、そのまま掛けると実態より高い金額になります。高く出た査定額は売り出し価格を上げますが、売れる値段を上げるわけではありません。

管理組合の書類や同じ棟の競合の見方は、中古マンションを売る にまとめています。

マンションの段差は築21〜30年から築31〜45年へ移るところ。築46年以上は築10年以内の半分を切る

江戸川区の中古マンションを築年の帯で分けました。中央値の落ち幅がいちばん大きい境目は、築21〜30年と築31〜45年の間です。築46年以上の中央値は、築10年以内の半分を下回ります。

築30年前後の部屋を売る人は、自分がどちらの帯に入るかで、比べる成約が変わります。築28年と築33年は、築年で5年しか違いません。しかし江戸川区の成約では、その5年をまたぐと中央値の帯が変わります。

査定書の根拠が「築25年の成約」なら、築33年の部屋には高すぎる根拠かもしれません。逆に築28年の部屋に築35年の成約を当てた根拠なら、低すぎます。

築46年以上でも、半分は残っています。建物の評価が下がっても、立地と管理の状態で値段が残るからです。この帯で売る人は、大規模修繕の履歴と長期修繕計画を先に手元に置いてください。

買い手は「あと何年住めるか」を判断したがっています。同じ築年でも、管理が良い棟には別の値段が付きます。

改装済みの中央値は未改装より上。ただし3LDKの改装は、出す費用も大きい

江戸川区の中古マンションでは、改装済みの成約の中央値が、未改装より高く出ています。ここから「改装すれば高く売れる」と読むのは早いです。

改装済みの成約には、業者が買い取って改装し、利益を乗せて売り直した部屋が混ざります。業者は仕入れ値を抑えているので、改装費を乗せても成り立ちます。自分で住んでいた部屋を持っている人が、同じ改装をして同じ値段で売れるとは限りません。

江戸川区で多い3LDKは、部屋数が多いぶん改装の範囲も広くなります。水まわりと床と壁を全部やると、費用は小さい部屋より大きくなります。かけた費用が戻らないときの損も、広い部屋ほど大きいです。

改装するかどうかは、現況の査定額を見てから決めても遅くありません。担当者に、改装した場合の査定額も併せて出してもらい、差額と見積もりを並べて判断してください。改装の影響の出方は、売る前にリフォームすべきか でも見ています。

戸建ては築46年以上で3分の1を切る。段差は、築31〜45年から築46年以上へ移るところにある

江戸川区の戸建てを築年の帯で見ると、築46年以上の中央値は、築10年以内の3分の1以下です。落ち幅がいちばん大きいのは、築31〜45年から築46年以上へ移る境目です。マンションの段差が築30年前後にあるのに対し、戸建ての段差はそれより後ろにあります。

この位置には理由があります。築46年以上の建物は、1981年6月に建築基準法の耐震基準が改正される前に建てられています。買い手の多くは、建物をそのまま使う前提で見ません。

解体して建て替える前提になるので、値段は土地の分に近づき、建物の分はほぼ残りません。築31〜45年の帯には改正後の建物が含まれるので、建物の分がいくらか残ります。段差がこの位置に来るのは、そのためです。

築46年以上の戸建てを売る人は、建物の説明に力を入れても、値段にはあまり影響しません。影響するのは土地の条件です。土地の広さ、形、前面道路の幅、用途地域。

この四つは後から変えられないので、査定の前に書類で確かめておきます。次の二つの節は、このうち江戸川区の成約で差が出ている用途地域と前面道路の話です。

戸建てを売る前に確かめることの全体は 戸建てを売る にまとめています。

戸建ての成約がいちばん多い用途地域は、中央値がいちばん低い

江戸川区の戸建てを用途地域で分けると、成約がいちばん多いのは第1種中高層住居専用地域です。ところが、戸建ての中央値がいちばん低いのも、この用途地域です。いちばん高いのは商業地域です。

多く売られている地域の値段が低いのは、おかしな話ではありません。第1種中高層住居専用地域は、都市計画法で中高層の住宅の住環境を守るために定める地域です。住宅が主で、店や事務所を建てられる範囲が限られます。

商業地域は、店舗・事務所・住宅をまとめて建てられ、建物の大きさの上限も大きくとられています。同じ広さの土地でも、建てられるものの幅が違えば、買い手の層と出せる金額が変わります。

自分の土地の用途地域は、買ったときの重要事項説明書に載っています。見当たらなければ、区役所の都市計画の窓口で確かめられます。商業地域の戸建てなら、住宅地の成約だけを根拠にした査定は低すぎる可能性があります。

逆に第1種中高層住居専用地域なら、商業地域の成約が混ざった根拠は高すぎます。査定書に用途地域の記載が無いときは、担当者に聞いてください。

前面道路が4m未満なら、建て替えで敷地を下げる。戸建ての中央値はこの幅で分かれる

江戸川区の戸建ては、前面道路の幅で中央値に差が出ています。分け方は4m未満、4〜6m、6m以上の三つです。

4mで区切るのは、建築基準法がそこに線を引いているからです。敷地は幅4m以上の道路に、2m以上の長さで接していることが求められます。幅が4m未満の道路に面した敷地は、建て替えのときに道路の中心線から2mの線まで敷地を後退させます。

後退した部分には建物を建てられないので、同じ面積の土地でも使える部分が減ります。買い手は、この減る分を値段から引いて考えます。

6m以上の道路に面していると、車の出し入れと工事車両の出入りが楽になります。解体や建て替えのときの費用が下がり、買い手の負担が減るので、その分が値段に残りやすくなります。

前面道路の幅は、法務局で取れる公図や、購入時の重要事項説明書で分かります。4m未満のときは、すでに後退しているかどうかも調べておきます。

後退済みなら、査定の時点でそう伝えてください。契約の直前に分かると、値引きの理由として持ち出されます。

築46年以上の戸建てと土地は、同じ買い手を取り合う

江戸川区の土地だけの成約は410件です。戸建てやマンションに比べて、かなり少ない数です。土地の単価の中央値は、1平方メートルあたり42万円です。

土地を売ろうとする人が気をつけたいのは、買い手の側から見ると、更地と築46年以上の戸建てが同じ候補に並ぶことです。建て替え前提で探す人は、古家付きでも更地でも、土地の広さと道路の条件で選びます。

江戸川区では、築46年以上の戸建ての中央値が土地の分に近づいています。土地を売る人にとっては、その帯の戸建ての成約も比べる相手になります。

古家を解体して更地にするか、そのまま売るかは、先に決めないほうが損をしにくいです。解体費は売り手の負担になります。更地にすると、固定資産税の住宅用地の軽減の対象から外れます。

買い手によっては、古家付きのまま買って自分で解体したい人もいます。査定のときに両方の金額を出してもらい、解体の見積もりと並べてから決めてください。判断の軸は、更地で売るか、古家付き土地のまま売るか にあります。

江戸川区で査定を受けるとき、戸建てとマンションで確かめる場所を変える

江戸川区は、戸建てとマンションの両方に、比べる成約が十分にあります。だからこそ、査定書の根拠が自分の物件と同じ種類・同じ帯の成約かを確かめる意味があります。

マンションを売る人が確かめるのは三つです。根拠の成約がいつのものか。直近1年は上がっているので、古い成約だと低く出ます。

間取りと広さが自分の部屋と近いか。築年の帯が同じか、とくに築30年前後をまたいでいないか。

戸建てを売る人が確かめるのも三つです。築46年以上なら、土地の条件で計算されているか。

用途地域が自分の土地と同じ成約を使っているか。前面道路の幅の帯が同じか。

複数の会社に査定を頼むと、出てくる金額はばらつきます。金額の高い低いだけで選ぶと、売り出し価格だけ高くて売れない状態になりがちです。

上の六つの質問に具体的に答えられる担当者を選んでください。引き渡しまでの流れは、家を売る流れは7ステップ にあります。

江戸川区で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 江戸川区で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q3〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

3,500万円 〜 6,500万円

成約2,276件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は5,000万円です。

中古マンション

3,300万円 〜 5,500万円

成約2,639件。中央値は4,300万円です。 1平方メートルあたりでは626,667円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

310,000円 〜 560,000円

成約410件。中央値は420,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は江戸川区全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

江戸川区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 江戸川区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約2,276件・中央値5,000万円 (3,500万円〜6,500万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約2,639件・中央値4,300万円/1平方メートルあたり626,667円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約410件・1平方メートルあたり中央値420,000円 (310,000〜560,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

江戸川区について、さらに詳しく書いた記事

このページは江戸川区全体の相場をまとめたものです。 条件がはっきりしている場合は、下の記事のほうが早く答えにたどり着きます。

江戸川区で家を売る前に、状況別に読む

同じ「家を売る」でも、相続と離婚と住み替えでは、つまずく場所も順番も違います。 当てはまるものから読んでください。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
葛飾区約4km4,500万円-500万円
江東区約6km6,600万円+1,600万円
墨田区約6km6,300万円+1,300万円
台東区約8km1億3,000万円+8,000万円
荒川区約8km6,000万円+1,000万円
足立区約10km4,500万円-500万円
中央区約10km3億3,500万円+2億8,500万円
文京区約10km1億3,000万円+8,000万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

江戸川区の戸建ては直近1年で横ばいと聞きました。今は売らないほうがいいですか?

データが示すのは、直近1年の中央値が前の1年とほぼ同じだった、という事実だけです。この先上がるか下がるかは、このデータからは言えません。売る時期は住み替えや相続の事情で決まることが多く、相場の向きだけで待つ理由にはなりにくいです。待つ間も固定資産税と維持費はかかります。まず現況で査定を受け、自分の家の条件が中央値のどちら側にあるかを確かめてください。

築35年の戸建てです。江戸川区では築46年以上で3分の1を切ると聞きましたが、私の家はどう見ればいいですか?

築35年は築31〜45年の帯にいて、いちばん大きな段差の手前です。建物の分がまだいくらか残る帯なので、査定の根拠が築46年以上の成約だと低すぎます。同じ帯の成約を使った根拠を求めてください。1981年6月以降の建築なら新耐震基準の建物で、買い手がそのまま住む前提で見やすくなります。検査済証や建築確認の書類を手元にそろえておくと、話が進みやすいです。

江戸川区の3LDKのマンションを売ります。改装してから売ったほうがいいですか?

改装済みの中央値は未改装より高いですが、その差は業者が買い取って改装し、売り直した部屋が押し上げている可能性があります。3LDKは改装の範囲が広く、費用も大きくなります。まず現況で査定を受け、改装した場合の査定額との差を聞いてください。差額が見積もりを下回るなら、改装は買い手に任せたほうが損をしません。

江戸川区で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に東葛西(6,050万円・98件)、平井(5,850万円・104件)、東小岩(5,400万円・101件)です。低いほうは江戸川(4,900万円・140件)、南小岩(5,000万円・120件)、篠崎町(5,100万円・103件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

江戸川区では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは江戸川で築1年、古いほうは東葛西で築19年です。築年数が極端に新しい地区は、建売の分譲がそのまま集計に入っています。中古の相場とは分けて見てください。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

江戸川区で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは江戸川(140件・中央値4,900万円)、北小岩(136件・中央値5,200万円)、南小岩(120件・中央値5,000万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(江戸川区の実成約データの充填元)・確認日 2026-08-22
  2. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条=道路の定義と後退・第43条=接道義務・1981年6月施行の耐震基準改正)・確認日 2026-08-22
  3. e-Gov法令検索「都市計画法」(第8条=用途地域・第9条=第1種中高層住居専用地域と商業地域の定義)・確認日 2026-08-22
  4. e-Gov法令検索「地方税法」(第349条の3の2=住宅用地に対する固定資産税の課税標準の特例)・確認日 2026-08-22

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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