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東京の家売却

東京都足立区の不動産売却|戸建てもマンションも多い区。値段が折れる築年帯が違う

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結論から

東京都足立区の実成約は、中古マンションが3,716件、戸建てが2,643件です(国交省データ)。戸建てはマンションの7割を超え、両方に比べる材料がある区です。中央値はマンションが3,100万円、戸建てが4,500万円です。値段が折れる築年帯は、マンションが築31〜45年へ移るところ、戸建てが築46年以上へ移るところで、戸建てのほうが一つ後の帯です。直近1年はどちらもやや上がりました。

足立区の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか

中古マンションは、家族で住む人が主な買い手だと私たちは見ています。戸建ては、新しい家が多く売れています。

足立区で売れた不動産の件数(約3年)
戸建て2,643件
中古マンション3,716件
土地だけ563件

売れた中古マンションでは、3部屋以上の家族向けが57%です。いちばん多い間取りは3LDKです。売れた戸建ては、築10年以内が56%を占めます。戸建てを買う人の家族の形は、このデータからは分かりません。

2だから、この値段

値段が大きく下がるのは、マンションが築31〜45年、戸建ては築46年以上です。

築年数ごとの、売れた値段の真ん中(中古マンション)

中古マンションの真ん中の値段は、築21〜30年で3,500万円、築31〜45年で2,100万円です。同じ中古マンションでも、改装済みは3,300万円、未改装は2,700万円です。戸建ての真ん中の値段は、築11〜20年で3,900万円、築31〜45年でも3,800万円あります。築46年以上になると2,000万円です。

3この先、上がりそうか、下がりそうか

直近1年はどちらも上がり、住宅地の地価も上がっています。当面は大きく下がりにくいと私たちは見ています。

住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
  • 上がった91か所
  • 変わらない0か所
  • 下がった0か所
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)
2025年18.4万人
2035年18.8万人
2045年17.9万人

前の年と比べて、戸建ての真ん中の値段は上がりました(+9.1%)。中古マンションの真ん中の値段も上がっています(+6.5%)。住宅地の地価は、91地点のうち91地点で去年より上がりました。一方で、家を買う年代の人は2045年までに少し減る見込みです(−3%)。

「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。

ここから下は、上の見立ての元になった数字です。

東京都足立区の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: マンション+6.5%・戸建て+9.1%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
02,5005,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション3,100万円2,200万円〜4,400万円約56.3万円3,716
戸建て等(土地+建物)4,500万円3,600万円〜5,700万円—2,643
土地——約34.0万円563

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内3,700万円9034,800万円1,460
築11〜20年4,300万円8193,900万円330
築21〜30年3,500万円7663,800万円255
築31〜45年2,100万円8923,800万円281
築46年〜1,700万円2952,000万円263

参考: 改装済み中古マンションの中央値は3,300万円(584件)、未改装は2,700万円(942件)。 差は約22%です。ただし改装される物件は築年数が経っていることが多く、リフォーム費用がそのまま上乗せされるわけではありません。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

足立区で売るなら、いくらくらいか

足立区で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「東京都の相場データブック」(PDF・9ページ)も、このアドレスにお送りします。

足立区で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 足立区の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は伊興が5,300万円、花畑が3,700万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
西伊興4,750万円98—
梅田4,350万円78築5年
花畑3,700万円77築14年
舎人4,350万円76築7年
南花畑4,700万円75築3年
江北4,700万円75築1年
伊興5,300万円73—
西新井4,500万円69築7年

中古マンション

地区中央値件数築年数
梅田3,500万円225築22年
綾瀬3,800万円204築20年
東和3,200万円167築29年
中央本町2,900万円145築31年
新田4,500万円141築16年
大谷田2,200万円129築35年
西新井3,200万円114築15年
谷中2,900万円107築23年

土地(1㎡あたり)

地区中央値件数
梅田120万円/㎡25
鹿浜89万円/㎡19
保木間110万円/㎡19
六町160万円/㎡18
千住緑町175万円/㎡18
入谷100万円/㎡17
東和130万円/㎡17
綾瀬180万円/㎡16

西伊興(4,750万円・98件・築0年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築0年前後で、建売の分譲が取引の中心です。中古の相場とは分けて見てください。

梅田(4,350万円・78件・築5年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築5年前後です。

花畑(3,700万円・77件・築14年)

市内の地区の真ん中より21%低い水準です。売れているのは築14年前後と古めで、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約3,300万円の差
  • 5m未満4,200万円285件
  • 5〜7m4,400万円395件
  • 7〜10m4,800万円425件
  • 10m以上7,500万円279件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約700万円の差
  • 4m未満4,000万円298件
  • 4〜6m4,400万円1163件
  • 6m以上4,700万円978件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約250万円の差
  • ほぼ長方形4,750万円630件
  • 長方形4,700万円381件
  • ほぼ台形4,700万円100件
  • ほぼ整形4,700万円100件
  • 不整形4,500万円202件

不整形地は建物の配置に制約が出るため、同じ面積でも評価が下がりやすい傾向があります。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約300万円の差
  • 第1種中高層住居専用地域4,600万円684件
  • 第1種住居地域4,600万円642件
  • 近隣商業地域4,600万円237件
  • 準工業地域4,400万円565件
  • 第1種低層住居専用地域4,400万円345件
  • 第2種中高層住居専用地域4,300万円68件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格を左右するかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約16,700万円の差
  • RC20,000万円46件
  • 鉄骨造8,000万円201件
  • 軽量鉄骨造6,050万円68件
  • 木造4,400万円2236件
  • 鉄骨造、木造3,300万円11件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約700万円の差
  • 区道4,900万円1018件
  • 公道4,300万円571件
  • 私道4,200万円762件
  • 道路4,200万円54件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約600万円の差
  • 工業地域3,600万円212件
  • 商業地域3,500万円354件
  • 第1種住居地域3,200万円884件
  • 近隣商業地域3,100万円495件
  • 準工業地域3,000万円994件
  • 第1種中高層住居専用地域3,000万円436件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

足立区の駅と、学校・病院の数

家を探す人は、物件を比べるときに駅と学校と病院を見ます。販売図面の「周辺環境」に書かれるのもこのあたりです。足立区の分を、国の公開データで数えました。

乗り降りの多い駅(2023年度・1日あたり)

駅路線乗降客数
綾瀬JR常磐線454,734人(2018年度)
北千住東武鉄道 伊勢崎線401,218人
北千住JR常磐線387,496人
綾瀬東京地下鉄 9号線千代田線372,622人
北千住東京地下鉄 9号線千代田線232,109人
北千住首都圏新都市鉄道 常磐新線100,600人
竹ノ塚東武鉄道 伊勢崎線65,257人
西新井東武鉄道 伊勢崎線61,612人

最寄り駅ごとの住宅地の地価(2026年の地価公示・地価調査・1㎡あたり)

最寄り駅地価地点
北千住67.1万円6
綾瀬61.3万円7
千住大橋60.6万円2
青井44.1万円2
堀切43.4万円1
亀有40.6万円3
梅島39.2万円6
五反野39.1万円2

地点が2つ以上ある駅は真ん中の値です。国や県が毎年値段を出している土地で、実際に売れた値段とは別の数字です。

  • 学校小学校 67校・中学校 36校・高等学校 11校
  • 幼稚園・認定こども園53か所
  • 病院・診療所病院 57・診療所 455・歯科 378病床の多い病院は 厚生協会 東京足立病院(377床)、大和会 大内病院(362床)、博慈会記念総合病院(306床)

出典: 国土交通省 不動産情報ライブラリ(国土数値情報の駅別乗降客数・学校・医療機関・幼稚園等、地価公示・地価調査)。2026-10-15に取得。学校は私立・国立を含みます。学校と病院は国のデータを作った時点の数なので、そのあとの開校や閉院は入っていないことがあります。保育所はこの数に入っていません。

足立区の空き家の数

足立区では、住宅のうち10.9%が空き家です(全国は13.8%)。このうち、売りにも貸しにも出ていない「使う予定のない空き家」は11,070戸あります。

住宅の数402,630戸
空き家43,850戸(10.9%)
売りに出ている空き家1,820戸
使う予定のない空き家11,070戸(住宅の2.7%・全国は5.9%)
そのうち一戸建て5,390戸
そのうち傷みや壊れがある2,980戸

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点)。数は調査からの推計で、10の位を四捨五入しているため、合計が合わないことがあります。「使う予定のない空き家」は、調査の「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」です。

売らずに持ち続けると、年にいくらかかるか

値段を見たあとに、もうひとつ数えておく数字があります。固定資産税、空き家になったあとの火災保険、 草刈りと通風に通う時間。実家を売った人の調査では、維持と処分にかかった費用の最多回答は50〜100万円でした。

足立区で実際に売れた土地は、㎡あたり34万円が真ん中の値です(国土交通省の成約データ)。 固定資産税の評価額はこれとは別の数字で、市から届く課税明細書で確かめます。

持ち続けると年にいくらか、数え方を見る →

足立区は、戸建ての成約がマンションの7割を超える

足立区の実成約を、国土交通省の不動産情報ライブラリで見ます。いちばん多いのは中古マンションで3,716件です。

次が戸建てで2,643件、マンションの7割を超えます。いちばん少ないのは土地で、563件です。

中央値は、マンションが3,100万円、戸建てが4,500万円です。マンションの面積あたりの単価は、中央値で56万円/㎡です。戸建ては、真ん中の半分が3,600万円から5,700万円の間に入ります。

この区で売る人にとって大事なのは、戸建てでもマンションでも比べる成約が見つかる点です。ただし、見つかる材料の種類が違います。戸建ては道路・用途地域・築年で分かれます。

マンションは築年の帯・間取り・改装の有無で分かれます。この記事では、足立区のデータで差が出ている項目だけを順に見ます。

売却の流れそのものは、家を売る流れは7ステップにまとめています。

戸建ては築31〜45年まで帯が保たれ、築46年以上で築10年以内の半分を切る

足立区の戸建てで、中央値がいちばん大きく落ちるのは築31〜45年から築46年以上へ移るところです。築46年以上の中央値は、築10年以内の半分以下まで下がります。裏返すと、築31〜45年の帯までは、落ち方がそこまで急ではありません。

理由は耐震基準にあります。築46年以上の戸建ては、どれも1981年6月の耐震基準の改正より前に建てられています。

買い手が住宅ローン控除を使うには、1982年以降に建てられた家か、耐震基準を満たす証明のある家が条件です。ここで買い手の資金計画が変わるため、値段の帯も変わると考えると筋が通ります。

築31〜45年の家を持っているなら、いまは落ちる手前の帯にいます。待つほど、帯が変わる時期が近づきます。

築46年以上の家なら、建物ではなく土地の値段で見られている前提で査定を読みます。解体してから売るか、古家付きのまま売るかは、更地で売るか、古家付き土地のまま売るかで整理しています。

マンションは築21〜30年から築31〜45年へ移るところで最も落ちる。戸建てより一つ早い帯

足立区の中古マンションで、中央値がいちばん大きく落ちるのは築21〜30年から築31〜45年へ移るところです。築46年以上の中央値は、築10年以内の半分以下です。

戸建てと比べると、折れる場所が一つ前の帯にあります。同じ足立区でも、戸建ては築46年以上で折れ、マンションは築31〜45年で折れます。

考えられる理由は、マンションの値段に土地の分が出にくいことです。戸建ては土地が値段を支えますが、マンションは建物と管理の状態で値段が決まります。

築21〜30年のマンションを持っているなら、比べる成約は同じ帯の中で探します。築31〜45年の帯に入ると、比べられる相手が変わります。

査定書に載っている比較事例の築年を見て、自分の帯とそろっているかを確かめてください。マンションの査定で戸建てと違って聞かれることは、中古マンションを売るにまとめています。

直近1年は戸建てもマンションも「やや」上がった。待つ根拠にはならない

足立区では、直近1年の中央値が前の1年より上がりました。戸建てもマンションも同じ向きです。ただし、どちらも「やや」です。

ここから言えることは二つです。一つ目は、査定の根拠に使う成約の日付です。

1年以上前の成約を根拠にした査定は、いまの水準より低く出ることがあります。査定書の比較事例がいつの成約かを確かめ、古ければ直近のものに差し替えてもらいます。

二つ目は、この上がり方を「待てばもっと上がる」と読まないことです。上がり幅がやや程度なら、物件ごとの条件の差のほうが大きく出ます。築年の帯が変わる前に売るか、変わってから売るかのほうが、値段への影響は大きくなります。

3LDKが最多の区。買い手は同じ3LDKを横に並べて見る

足立区のマンションでいちばん多い間取りは3LDKで、次が2LDKです。3LDKが多いということは、売りに出たときに同じ間取りの競合も多いということです。買い手は、同じ予算で見られる3LDKを並べて比べます。

区全体の数字は目安止まりです。面積あたりの単価56万円/㎡は、区全体の中央値です。

間取りをまたいで出した数字なので、3LDKの値付けにそのまま使うと外れます。比べるときは、3LDKなら3LDKの成約だけを抜き出します。

同じ3LDKの中で差がつくのは、広さより階・向き・管理費と修繕積立金の額です。売り出す前に、同じ棟や近くの棟で、いま3LDKがいくらで出ているかを担当者に出してもらってください。並べられることを前提に、値付けを決めます。

改装済みの中央値は高い。ただし改装で築年の帯は動かない

足立区では、改装済みのマンションの中央値が未改装より高くなっています。ただし、改装費をそのまま上乗せして売れた証拠ではありません。改装済みとして成約した物件には、もともと条件の良い部屋が混ざっている可能性があります。

もう一つ押さえたいのは、改装しても築年は変わらない点です。足立区のマンションは築21〜30年から築31〜45年へ移るところで最も落ちます。

築31〜45年の部屋を改装しても、比べられる相手は築31〜45年の成約のままです。改装済みの中央値が高いのは、同じ帯の中での話です。

順番を間違えると損をします。売る前に直すかどうかは、先に現況のまま査定を受けてから決めます。担当者に「直した場合と現況のままで、値段がいくら変わるか」を聞きます。

差が改装費に届かないなら、直さずに売るほうが残る金額は大きくなります。すでに改装した部屋なら、いつ・どこを・どう直したかを書面で残しておくと、買い手に説明しやすくなります。

戸建ての中央値は、同じ「中高層住居専用」でも第1種が上、第2種が下

足立区の戸建てで、成約がいちばん多い用途地域は第1種中高層住居専用地域です。中央値もこの用途地域がいちばん高くなっています。いちばん低いのは第2種中高層住居専用地域です。

名前より中身が大事です。第1種と第2種は、名前は似ていますが建てられるものが違います。

都市計画法では、第1種は中高層住宅の良好な住環境を守る地域です。第2種は「主として」中高層住宅のための地域で、第1種より大きな店舗や事務所が建てられます。

この違いが住環境に出て、戸建ての値段に表れていると読めます。ただし、これは区全体の傾向で、個別の家の値段を決めるものではありません。

自分の家の用途地域は、購入時の重要事項説明書に書いてあります。手元になければ、区役所の都市計画を扱う窓口で確認できます。査定書にも用途地域の欄があるので、空欄や違う記載になっていないかを見てください。

前面道路の幅で戸建ての中央値が分かれる。4m未満は「後退」の有無を先に確かめる

足立区の戸建ては、前面道路の幅で中央値に差が出ています。区分は4m未満、4〜6m、6m以上の三つです。幅は後から変えられない条件なので、査定の根拠として重く扱われます。

建築基準法では、建物の敷地は幅4m以上の道路に2m以上接している必要があります。幅4m未満の道でも、法の施行時に建物が並んでいて、行政が指定したものは道路とみなされます。その場合、建て替えのときに道路の中心から2mの線まで敷地を下げる後退が要ります。

下げた分は敷地面積に入らず、建てられる家が小さくなります。買い手はこの分を値段から引いて考えます。

4m未満の道に面しているなら、後退が済んでいるかを先に調べます。済んでいれば、後退後の面積で査定してもらいます。済んでいなければ、後退で減る面積を出しておきます。

どちらも、査定の前に自分で把握できます。道路と間口が値段にどう影響するかは、間口と前面道路で売却価格はどれだけ変わるかで実データを見ています。

土地の成約はいちばん少ない。古い戸建てを「土地の値段」で査定されたときの確かめ方

足立区で土地だけの成約は563件で、三つの種別の中でいちばん少ない数です。面積あたりの単価は、中央値で34万円/㎡です。

築46年以上の戸建ては、建物の値段がほとんど残らないと見られることが多くなります。このため、査定では「土地の単価×面積−解体費」の形で金額が出てくることがあります。この式を受け取ったときに確かめる点は二つです。

一つは、土地の単価の根拠にした成約が何件あるかです。土地の成約が少ない区なので、件数が少ないまま単価を決めると、数件の偏りで金額が動きます。もう一つは、解体費が実際の見積もりか、概算かです。

足立区は戸建ての成約のほうが多い区です。古い戸建ての値段を知るには、築46年以上の戸建ての成約を見るほうが材料は多くなります。土地の単価だけで値段を決めず、同じ帯の戸建ての成約と並べて読んでください。

足立区で査定を頼むとき、戸建てとマンションで先に渡すものが違う

足立区は戸建てとマンションの両方で成約が多い区です。どちらを売るかで、担当者に先に渡すものが変わります。

戸建てなら三つです。築年(1981年6月の前か後か)、前面道路の幅と後退の有無、用途地域です。

この三つは、足立区の戸建てで中央値に差が出ている項目と重なります。先に渡すと、根拠のある査定が返ってきやすくなります。

マンションなら四つです。築年の帯、間取り、改装の内容と時期、管理費と修繕積立金の月額です。

築年の帯は、築21〜30年か築31〜45年かで比べる相手が変わります。間取りは3LDKか2LDKかで競合の数が変わります。

査定額が出たら、比較事例の日付と築年の帯が自分の物件とそろっているかを見ます。そろっていなければ、差し替えを頼みます。かかる費用の一覧は、不動産売却でかかる費用の一覧にまとめています。

足立区で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 足立区で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q3〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

3,600万円 〜 5,700万円

成約2,643件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は4,500万円です。

中古マンション

2,200万円 〜 4,400万円

成約3,716件。中央値は3,100万円です。 1平方メートルあたりでは562,500円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

260,000円 〜 460,000円

成約563件。中央値は340,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は足立区全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

足立区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 足立区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約2,643件・中央値4,500万円 (3,600万円〜5,700万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約3,716件・中央値3,100万円/1平方メートルあたり562,500円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約563件・1平方メートルあたり中央値340,000円 (260,000〜460,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

足立区について、さらに詳しく書いた記事

このページは足立区全体の相場をまとめたものです。 条件がはっきりしている場合は、下の記事のほうが早く答えにたどり着きます。

足立区で家を売る前に、状況別に読む

同じ「家を売る」でも、相続と離婚と住み替えでは、つまずく場所も順番も違います。 当てはまるものから読んでください。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
荒川区約5km6,000万円+1,500万円
葛飾区約5km4,500万円同水準
北区約7km6,200万円+1,700万円
墨田区約7km6,300万円+1,800万円
台東区約7km1億3,000万円+8,500万円
文京区約9km1億3,000万円+8,500万円
板橋区約9km6,000万円+1,500万円
江戸川区約10km5,000万円+500万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

足立区で築40年の戸建てを持っています。いま売るか、数年待つか迷っています。

足立区の戸建ては、築31〜45年から築46年以上へ移るところで中央値がいちばん大きく落ちます。築46年以上の中央値は、築10年以内の半分を切ります。築40年なら、いまは落ちる手前の帯にいます。待つほど、帯が変わる時期が近づきます。値上がりを待つ判断をするなら、帯が変わることを織り込んでください。査定では、築31〜45年の成約と築46年以上の成約を分けて出してもらうと比べやすくなります。

築25年の3LDKマンションです。改装してから売ると高く売れますか?

足立区の改装済みマンションは、未改装より中央値が高くなっています。ただし、改装費をそのまま上乗せして回収できるとは限りません。足立区のマンションは築21〜30年から築31〜45年へ移るところで最も落ちるので、改装しても築年の帯は動きません。先に現況のまま査定を受け、直した場合との価格差を聞いてから決めるほうが安全です。3LDKはいちばん多い間取りなので、同じ間取りの売り物と並べて見られる前提で考えてください。

戸建ての前が4m未満の道です。足立区では売りにくいですか?

足立区の戸建ては、前面道路の幅で中央値に差が出ています。ただ、4m未満でも売れないわけではありません。建築基準法では、幅4m未満でも行政が指定した道は道路とみなされます。その場合、建て替えのときに道路の中心から2mまで敷地を下げる後退が要ります。後退が済んでいるか、済んでいれば後退後の面積がいくらかを先に調べておくと、査定の根拠がはっきりします。担当者には道路の幅と後退の有無を最初に伝えてください。

足立区で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に伊興(5,300万円・73件)、西伊興(4,750万円・98件)、南花畑(4,700万円・75件)です。低いほうは花畑(3,700万円・77件)、舎人(4,350万円・76件)、梅田(4,350万円・78件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

足立区では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは西伊興で築0年、古いほうは花畑で築14年です。築年数が極端に新しい地区は、建売の分譲がそのまま集計に入っています。中古の相場とは分けて見てください。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

足立区で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは西伊興(98件・中央値4,750万円)、梅田(78件・中央値4,350万円)、花畑(77件・中央値3,700万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(足立区の実成約データの充填元)・確認日 2026-08-22
  2. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条=道路の定義と2項道路の後退・第43条=接道義務・1981年6月施行の耐震基準改正)・確認日 2026-08-22
  3. e-Gov法令検索「都市計画法」(第9条=第一種中高層住居専用地域・第二種中高層住居専用地域の定義)・確認日 2026-08-22
  4. e-Gov法令検索「租税特別措置法」(第41条=住宅借入金等特別控除。1982年以降の建築または耐震基準適合が要件)・確認日 2026-08-22

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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