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東京の家売却

東京都墨田区の不動産売却|中古マンション3,673件・中央値3,700万円の実成約で見る

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結論から

東京都墨田区の成約は、中古マンションが3,673件、戸建てが795件です(国交省データ)。マンションが戸建ての4倍を超える、マンション中心の区です。マンションの中央値は3,700万円で、直近1年は前の1年よりはっきり上がりました。間取りは1Kがいちばん多く、次が3LDKです。売るときは、区全体の中央値ではなく、自分の部屋と同じ間取り・同じ築年帯の成約に絞って比べるのが出発点です。

東京都墨田区で家を売る人が最初につまずくのは、「区の相場」という一つの数字を自分の家に当てはめてしまうことです。墨田区の成約データは、中古マンションに大きく偏っています。そのマンションの中身も、1Kと3LDKという、広さの違う二つの間取りに割れています。

区の中央値は、この二つが混ざった数字です。このページでは、墨田区の実成約で目立つ事実を、売る人が使う順に並べました。手順や書類のように、どの地域でも変わらない話は、それぞれの案内ページに任せています。

墨田区の成約は、中古マンションが戸建ての4倍を超える

国土交通省の不動産情報ライブラリで、墨田区の成約を種類ごとに数えました。中古マンションが3,673件、戸建てが795件です。土地は238件で、三つの中でいちばん少ない種類です。

マンションは戸建ての4倍を超えます。墨田区で「家を売る」と言うとき、多くの場合はマンションを売る話になります。

中古マンションの中央値は3,700万円です。面積あたりでは99万円/平方メートルでした。成約がこれだけ多い区では、同じ駅、同じ築年帯、同じ広さの事例が、短い期間に何件も見つかります。

査定を受けるとき、「どの成約と比べてこの金額なのか」を聞けば、担当者は具体的な事例で答えられるはずです。答えられない査定額は、根拠が薄いと考えてかまいません。

一方で、売り出したあとに競合が多いのも、成約が多い区の特徴です。同じ棟から別の部屋が同じ時期に出ることは珍しくありません。買い手は、階数・向き・価格を並べて見ます。

売り出す前に、同じマンションと近くの棟で今いくらの部屋が出ているかを確かめておきます。ここを見ずに値段を決めると、最初の数週間で問い合わせが来ない原因になります。

マンションの査定で聞かれる書類や、戸建てと違う準備は中古マンションを売るにまとめてあります。

1Kと3LDKが多い。総額で比べる部屋と、面積単価で比べる部屋が同じ区に混ざっている

墨田区のマンション成約で、いちばん多い間取りは1Kです。次が3LDKです。

1Kは一人で住む広さで、3LDKは家族向けの広さです。間の2LDKや1LDKではなく、両端の二つが上位に来ているのが墨田区の特徴です。

この二つは、買い手も、値段の決まり方も違います。1Kは、自分で住む人のほかに、貸す目的で買う人が多い間取りです。貸す目的の買い手は、面積あたりの単価より、総額と家賃の釣り合いで判断します。

3LDKは、自分で住む家族が買い手の中心です。こちらは、同じ広さの部屋と面積単価で比べられます。

売る側が気をつけるのは、区の中央値3,700万円をどちらにも当てはめないことです。1Kを売る人は、この数字より低い帯で成約が並んでいます。3LDKを売る人は、逆に高い帯です。

どちらの人も、区の中央値を見ても自分の部屋の位置は分かりません。同じ間取りに絞った成約だけを材料にしてください。

査定書を受け取ったら、比較に使われた成約の間取りと専有面積を確かめます。1Kの査定に3LDKの面積単価が使われていたり、その逆だったりすることがあります。

面積単価は、広い部屋では低く、狭い部屋では高く出やすい性質があります。間取りをそろえずに単価だけ合わせると、値段が大きくずれます。

直近1年、マンションは上がり、戸建ては動いていない。使う成約の期間を分ける

墨田区の直近1年の成約を、その前の1年と比べました。中古マンションの中央値は、はっきり上がっています。

戸建ての中央値は、ほぼ横ばいでした。同じ区の中で、種類によって向きがそろっていません。

この違いは、値付けのときに「どの期間の成約を根拠にするか」という形で効いてきます。マンションを売る人は、2年前の成約を根拠にすると、今の水準より低い値段を付けてしまいます。

できるだけ直近の成約に絞って見ます。逆に、直近だけに絞ると件数が減るので、同じ棟や同じ築年帯で半年から1年の成約を集めるのが現実的です。

戸建てを売る人は、急ぐ必要が薄いかわりに、時期を待っても上がる材料は今のデータにはありません。横ばいの市場では、2年分ほどの成約をまとめて見ても、水準はほとんど変わりません。比べられる事例を増やすほうが、値段の精度は上がります。

なお、ここで言う「上がった」は、墨田区全体の中央値の話です。個別の棟や区画がすべて上がったという意味ではありません。自分の物件の値段は、最後は自分の物件に近い成約でしか決まりません。

マンションの段差は築21〜30年の先にある。築46年以上でも下げ幅は3割ほど

墨田区の中古マンションを築年帯ごとに並べると、値段は一定の割合で下がっていくのではなく、ある帯で段が付きます。中央値がいちばん大きく落ちるのは、築21〜30年から築31〜45年へ移るところです。

もう一つ目立つのは、その先です。築46年以上の中央値は、築10年以内と比べて3割ほど低い水準です。

築30年を越えたところで段が付いたあと、築46年以上になっても、下げ幅は3割ほどにとどまっています。築46年以上の部屋でも、値段が付かなくなる市場ではありません。

売る側が使えるのは、次の二点です。ひとつは、築20年代の後半の部屋は、段の手前にいるということです。同じ棟でも、築30年を越えた成約を根拠にされると、低い帯で比べられます。

査定で使われた成約の築年を確かめてください。もうひとつは、築46年以上でも成約は続いているということです。

古いから売れないと決めて、最初から買取だけに絞る必要はありません。仲介の査定と買取の価格を並べてから決めれば足ります。

ただし、築年帯は建物全体の条件です。同じ築46年以上でも、大規模修繕を済ませた棟と、積立金が足りない棟では、買い手の見方が変わります。修繕の履歴と長期修繕計画は、管理会社から取り寄せて、査定のときに渡しておきます。

改装済みの中央値は高い。どの間取りで、いくらかけたかで答えが変わる

墨田区の成約では、改装済みのマンションの中央値は、未改装より高く出ています。数字だけを見ると、「直してから売れば高く売れる」と読めます。そう単純ではありません。

理由は二つあります。ひとつは、改装費がそのまま値段に乗る保証がないことです。中央値の差が改装費より小さければ、直した分だけ手取りが減ります。

もうひとつは、改装される部屋は、もともと築年数が古いことが多い点です。改装の有無と築年数が絡み合っています。「改装したから高い」のか「もともとの条件で高い」のか、このデータだけでは分けられません。

墨田区では、1Kと3LDKで考え方が変わります。1Kは総額が小さいので、改装費が総額に占める割合が大きくなります。貸す目的の買い手は、自分で直す前提で買うことも多く、改装費を上乗せした値段を受け入れにくい面があります。

3LDKは、自分で住む家族が買い手なので、水回りの状態を見て判断することが多い間取りです。それでも、直すかどうかは、現況の査定額と直した場合の査定額を両方聞いてから決めます。先に直すのは、順番が逆です。

戸建ての下げは築46年以上で来る。マンションより段が一つ後ろにある

墨田区の戸建ての成約は795件で、中央値は6,300万円です。真ん中の半分は4,400万円から12,000万円の間に入ります。この幅が広いのは、築年数・土地の広さ・道路の条件がばらばらの家が、ひとつの「戸建て」にまとめられているからです。

築年帯ごとに見ると、戸建ての中央値がいちばん大きく落ちるのは、築31〜45年から築46年以上へ移るところです。マンションの段が築21〜30年から築31〜45年の間にあったのに対し、戸建ては段が一つ後ろにあります。築46年以上の中央値は、築10年以内より3割ほど低い水準です。

戸建てで段が後ろに来る理由は、値段のうち土地が占める割合にあります。建物が古くなって評価が減っても、土地の分は残ります。

築31〜45年の帯では、建物の評価が減った分を土地が支えている形です。築46年以上で落ちるのは、建物の評価がほぼなくなったうえに、建て替えや解体を前提に買い手が値段を見るからです。

ここから言えるのは、築40年前後の戸建ては、まだ段の手前にいるということです。建物が古いことを理由に、最初から更地にして売る必要はありません。

古家付きのまま出した場合と、解体して出した場合で、値段と費用がどう変わるかを先に聞きます。解体費を自分で払って更地にしても、その分だけ高く売れるとは限りません。

戸建ての成約がいちばん多いのは準工業地域。中央値がいちばん高いのは商業地域

墨田区の戸建てを用途地域ごとに分けると、成約がいちばん多いのは準工業地域です。中央値がいちばん高いのは商業地域で、いちばん低いのは準工業地域です。つまり、墨田区で戸建てを売る人の多くは、中央値がいちばん低い用途地域で売ることになります。

用途地域は、都市計画法で定められた、建てられる建物の種類と大きさの枠です。商業地域は建ぺい率や容積率の上限が大きく、同じ広さの土地でも大きな建物を建てられます。

準工業地域は住宅と工場が混ざることを前提にした地域で、買い手の層が商業地域とは違います。戸建ての中央値に差が出るのは、建物の良し悪しより、土地の上に何をどこまで建てられるかの差です。

準工業地域の戸建てを売る人が、商業地域の成約を見て値段を決めると、高すぎて売れません。逆に、商業地域の家を準工業地域の成約で値付けすると、安く手放すことになります。自分の土地の用途地域は、購入時の重要事項説明書に書いてあります。

手元になければ、区の都市計画の窓口で調べられます。査定を受ける前に確かめて、担当者に伝えておきます。

用途地域と合わせて、区画の形が値段に効くことも知っておいてください。同じ用途地域でも、整った形の土地と、奥に細長い土地では、建てられる建物の形が変わります。

前面道路は4m未満・4〜6m・6m以上の三段で中央値が分かれる

墨田区の戸建てを前面道路の幅で分けると、4m未満、4〜6m、6m以上の三つの区分で、中央値に差が出ています。道路の幅は、後から変えられない条件です。建物をどれだけ直しても、この差は埋まりません。

建築基準法では、建物を建てる敷地は、幅4m以上の道路に2m以上接している必要があります。前面道路が4m未満の場合、建て替えのときに敷地を道路の中心から2m後退させる必要が出ることがあります。後退した分は敷地として使えません。

買い手は、この家を買ったあとに建て替えられるか、建て替えたら今より小さくなるかを見ます。4m未満の道路に面した家が低い帯に入るのは、この理由です。

4m未満の家を売る人は、査定の前に二つを確かめておきます。ひとつは、その道路が建築基準法上の道路として扱われているかどうかです。区の建築指導の窓口で調べられます。

もうひとつは、過去に後退を済ませているかどうかです。済ませていれば、その分を伝えることで、買い手の不安がひとつ減ります。道路の条件が厳しく、建て替えが難しい場合の売り方は再建築不可物件を売るで整理しています。

6m以上の道路に面した家は、それ自体が売りになります。車の出し入れ、工事車両の入りやすさ、日当たりの確保という点で、買い手から見た価値が違います。

築年数が古くても、道路の条件が良ければ、建て替え前提の買い手が付きます。査定のときは、前面道路の幅と接している長さを、最初に伝えてください。

土地の成約はいちばん少ない。値段の手がかりは戸建ての成約にある

墨田区で土地だけの成約は238件で、三つの種類の中でいちばん少ない数です。面積あたりの中央値は80万円/平方メートルでした。件数が少ないので、この数字だけで自分の土地の値段を決めるのは危険です。

土地を売る人が使える材料は、土地そのものの成約より、戸建ての成約にあります。墨田区の戸建ては795件あり、築46年以上の成約は、値段のほとんどが土地の分です。同じ用途地域、同じ道路の幅、近い広さの古い戸建ての成約を集めれば、自分の土地が入る帯が見えてきます。

土地を売るとき、古家付きで出すか更地にするかは、先に決めないでください。墨田区では、準工業地域に成約が集まっています。買い手が住宅用か、それ以外の用途かで、古家の扱いも変わります。

解体してから売り出すと、費用が先に出ていきます。買い手が決まってから解体する条件で売れることもあります。境界が確定しているかどうかも、土地の売却では最初に確かめる点です。

隣地との境界が決まっていない土地は、契約の前に測量が必要になります。進め方は土地を売るにまとめてあります。

墨田区で売るときに、先に済ませておく三つのこと

ここまでの内容を、売る人の手順に直します。墨田区の特徴から、査定の前に済ませておくと値段の精度が上がることが三つあります。

一つ目は、比べる成約を自分で絞ることです。マンションなら、同じ間取り・同じ築年帯・直近1年の成約です。1Kと3LDKを混ぜない、築30年の前後を混ぜない、2年前の成約を根拠にしない。

この三つを守るだけで、区の中央値とのずれがなくなります。戸建てなら、同じ用途地域・同じ道路の幅の成約です。

二つ目は、自分の物件の「変えられない条件」を書き出すことです。マンションなら、築年、専有面積、間取り、修繕の履歴、管理費と修繕積立金の額です。戸建てなら、用途地域、前面道路の幅、接している長さ、後退の有無、境界の確定状況です。

これらは、購入時の重要事項説明書と、管理会社や区の窓口で確かめられます。査定のときに先に渡すと、根拠のある値段が返ってきます。

三つ目は、査定を一社で終わらせないことです。墨田区は成約が多いので、担当者によって、どの成約を根拠にするかが変わります。

複数の査定を並べて、金額ではなく根拠の違いを見ます。いちばん高い金額を出した会社ではなく、自分の物件に近い成約を根拠にした会社を選びます。

査定から引き渡しまでの順番と期間の目安は家を売る流れは7ステップにまとめています。仲介手数料や登記の費用など、売るときに出ていくお金の一覧は不動産売却でかかる費用の一覧で確かめられます。墨田区に限った話ではないので、ここでは繰り返しません。

東京都墨田区の実際の成約価格

2023Q2〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年8月24日中央値 前年比: マンション+13.5%・戸建て-2.3%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
04,0008,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション3,700万円2,600万円〜5,400万円約98.6万円3,673
戸建て等(土地+建物)6,300万円4,400万円〜12,000万円795
土地約80.0万円238

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内3,500万円1,0686,100万円324
築11〜20年3,500万円1,1596,000万円66
築21〜30年5,500万円6267,900万円65
築31〜45年3,100万円61611,000万円123
築46年〜2,400万円1524,050万円150

参考: 改装済み中古マンションの中央値は4,500万円(455件)、未改装は3,000万円(1071件)。 差は約50%です。ただし改装される物件は築年数が経っていることが多く、リフォーム費用がそのまま上乗せされるわけではありません。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-08-24取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

墨田区で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 墨田区の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は緑が27,500万円、墨田が4,500万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
八広5,300万円138築10年
東向島6,000万円109築17年
墨田4,500万円105築8年
立花5,500万円63築9年
京島5,400万円56築11年
向島7,800万円53築30年
押上7,400万円38築21年
27,500万円24築48年

中古マンション

地区中央値件数築年数
東向島3,750万円340築13年
4,100万円328築14年
向島3,200万円309築12年
江東橋3,600万円247築18年
両国3,000万円219築17年
石原3,000万円207築16年
亀沢4,400万円161築18年
立花3,900万円156築24年

土地(1㎡あたり)

地区中央値件数
東向島200万円/㎡26
八広150万円/㎡24
墨田150万円/㎡23
向島340万円/㎡23
立花215万円/㎡18
京島175万円/㎡16
押上355万円/㎡16
605万円/㎡14

八広(5,300万円・138件・築10年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築10年前後です。

東向島(6,000万円・109件・築17年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築17年前後です。

墨田(4,500万円・105件・築8年)

市内の地区の真ん中より25%低い水準です。売れているのは築8年前後と新しめで、建物の状態がそのまま値段に出ます。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約21,050万円の差
  • 5m未満4,950万円118件
  • 5〜7m6,200万円141件
  • 7〜10m11,000万円129件
  • 10m以上26,000万円129件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約13,500万円の差
  • 4m未満4,500万円175件
  • 4〜6m5,800万円310件
  • 6m以上18,000万円259件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約5,900万円の差
  • 不整形12,000万円87件
  • 長方形8,800万円151件
  • ほぼ正方形8,400万円18件
  • ほぼ長方形6,200万円223件
  • ほぼ台形6,100万円33件

この地域では、不整形の中央値が長方形を上回っています。一般に不整形地は建物を配置しにくいぶん評価が下がりやすい一方、面積の広い土地が不整形に多く含まれるなど、条件の構成が影響している可能性があります。形だけで判断せず、面積が近い事例と見比べてください。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約14,200万円の差
  • 商業地域19,000万円118件
  • 近隣商業地域7,000万円147件
  • 準工業地域5,800万円511件
  • 工業地域4,800万円19件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格に効くかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約33,700万円の差
  • RC39,000万円82件
  • 鉄骨造14,000万円146件
  • 軽量鉄骨造8,450万円16件
  • 木造5,300万円485件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約26,000万円の差
  • 都道31,000万円41件
  • 区道9,500万円339件
  • 公道6,150万円104件
  • 私道5,000万円235件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約1,400万円の差
  • 第1種住居地域5,000万円24件
  • 準工業地域3,900万円1146件
  • 商業地域3,700万円1707件
  • 工業地域3,700万円33件
  • 近隣商業地域3,600万円607件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

墨田区で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 墨田区で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q2〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

4,400万円1億2,000万円

成約795件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は6,300万円です。

中古マンション

2,600万円5,400万円

成約3,673件。中央値は3,700万円です。 1平方メートルあたりでは985,714円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

490,000円1,300,000円

成約238件。中央値は800,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は墨田区全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

墨田区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 墨田区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約795件・中央値6,300万円 (4,400万円〜1億2,000万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約3,673件・中央値3,700万円/1平方メートルあたり985,714円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約238件・1平方メートルあたり中央値800,000円 (490,000〜1,300,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
台東区約2km1億3,000万円+6,700万円
荒川区約3km6,000万円-300万円
江東区約4km6,600万円+300万円
文京区約4km1億3,000万円+6,700万円
千代田区約5km5億5,000万円+4億8,700万円
中央区約5km3億6,000万円+2億9,700万円
葛飾区約5km4,500万円-1,800万円
江戸川区約6km5,000万円-1,300万円
足立区約7km4,500万円-1,800万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

墨田区の1Kマンションを売るとき、区の中央値3,700万円を目安にしていいですか?

そのまま目安にはしないほうが安全です。墨田区のマンション成約は1Kがいちばん多く、次が3LDKです。広さがまったく違う部屋が同じ中央値に混ざっています。1Kの値段は、同じ駅・同じ築年帯の1Kの成約と、総額で並べて見ます。貸す目的で買う人が多い間取りなので、家賃との釣り合いも見られます。査定では、比べた成約の間取りを確かめてください。

築40年を過ぎた墨田区の戸建ては、売れますか?

墨田区の戸建ての成約で、中央値がいちばん大きく落ちるのは築31〜45年から築46年以上へ移るところです。築46年以上でも、中央値は築10年以内より3割ほど低い水準で成約しています。ゼロになるわけではありません。値段を左右するのは建物より、用途地域と前面道路の幅です。前面道路が4m未満なら、建て替えの条件を先に確かめてから査定を受けてください。

墨田区のマンションは、リフォームしてから売ったほうが高く売れますか?

墨田区の成約では、改装済みのマンションの中央値は未改装より高く出ています。ただし、かけた改装費がそのまま値段に乗るとは限りません。改装済みの部屋は、もともと築年数が古いものも多く、改装の有無だけで差が付いたとは言い切れないからです。先に現況のままの査定額を聞き、直した場合にいくら変わるかを確かめてから決めるほうが、損をしにくい順番です。

墨田区で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に緑(27,500万円・24件)、向島(7,800万円・53件)、押上(7,400万円・38件)です。低いほうは墨田(4,500万円・105件)、八広(5,300万円・138件)、京島(5,400万円・56件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

墨田区では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは墨田で築8年、古いほうは緑で築48年です。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

墨田区で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは八広(138件・中央値5,300万円)、東向島(109件・中央値6,000万円)、墨田(105件・中央値4,500万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(墨田区の実成約データの充填元)・確認日 2026-08-22
  2. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条=道路の定義・第43条=接道義務)・確認日 2026-08-22
  3. e-Gov法令検索「都市計画法」(第8条・第9条=用途地域の種類と定義)・確認日 2026-08-22

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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