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東京の家売却

東京都文京区の不動産売却|マンション3,534件・戸建て511件の実成約から読む

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結論から

東京都文京区の実成約は、中古マンションが3,534件、戸建てが511件です(国交省データ)。マンションの中央値は5,800万円、戸建ては13,000万円で、どちらも直近1年は前の1年より上がりました。マンションの間取りは2LDKがいちばん多く、次が1Kです。値段の帯が変わるのは築21〜30年から築31〜45年へ移るところで、築46年以上では築10年以内の半分を切ります。戸建ては築46年以上でも下げ幅が3割ほどにとどまり、用途地域と前面道路の幅で差が出ています。

東京都文京区の実成約を国土交通省のデータで見ると、最初に目立つのは中古マンションの件数の多さです。戸建ての成約はその何分の一かにとどまり、土地はさらに少ない数でした。

このページでは、文京区のデータから読み取れることを、マンションから順に書きます。売る手順や費用のように、どこで売っても変わらない話は、それぞれの解説記事に任せます。

文京区の成約は、中古マンションと戸建てで桁が違う

国土交通省の不動産情報ライブラリで、文京区の成約を種類ごとに数えました。中古マンションが3,534件、戸建てが511件です。

土地は235件で、三つの種類の中でいちばん少ない数でした。マンションの中央値は5,800万円、面積あたりでは120万円/平方メートルです。

件数の差は、査定の進め方の差になります。マンションは、同じ築年帯と間取りの成約を複数並べて値付けができます。

戸建ては、条件の合う成約が少ないぶん、一件の違いが査定額に響きます。マンションなら比べる成約の選び方、戸建てなら自分の家の条件の示し方が、先に考えることになります。

文京区のマンションで、査定のときに見られる点は部屋の中だけではありません。管理費と修繕積立金の額、修繕の記録、同じ棟で売りに出ている部屋の有無です。

書類の集め方は中古マンションを売るに書きました。このページでは、文京区のデータに出ている特徴に絞ります。

最多は2LDK、次が1K。同じ棟の平均単価を、自分の部屋に当てはめない

文京区の中古マンションで、成約がいちばん多い間取りは2LDKです。二番目は1Kでした。広さも買い手も違う二つの間取りが、件数の上位に並んでいます。

ここで注意したいのは、棟ごとの平均単価です。2LDKと1Kが同じ棟に混ざっていると、平方メートルあたりの平均は、どちらの部屋の実態とも合いません。

小さい部屋は面積あたりの単価が高く出やすく、広い部屋はその逆です。棟の平均単価で説明を受けたら、自分と違う間取りが混ざっていないかを聞いてください。

2LDKを売るなら、比べる相手は同じ間取りか、近い広さの成約です。自分で住む目的の買い手が中心になりやすく、総額と月々の返済額で判断されます。1Kを売るなら、比べる相手は1Kの成約です。

貸す目的の買い手が多くなりやすく、今の家賃や入居の有無が値付けの材料になります。どちらの間取りでも、別の間取りの単価から逆算した査定額は、根拠として弱くなります。

マンションの値段は築30年前後で帯が変わる。築46年以上は築10年以内の半分を切る

文京区の中古マンションを築年帯ごとに並べると、中央値がいちばん大きく下がるのは、築21〜30年から築31〜45年へ移るところです。そこから先も下がり続け、築46年以上では築10年以内の半分以下になります。

築20年代の後半に入った部屋を持っている人にとって、この段差は具体的な意味を持ちます。今は築21〜30年の帯にいても、数年で比べる成約の帯が変わります。

査定を受けるときは、どの築年帯の成約を根拠にしたかを確かめてください。帯をまたいだ成約を混ぜた査定額は、高くも低くも出ます。

築46年以上の部屋は、1981年6月より前に建築確認を受けた建物がほとんどです。その年に建築基準法の耐震基準が改正されたため、買い手の側では、ローンや税の優遇の条件に関わることがあります。

売る側ができることは、耐震診断や補強工事の記録があれば先に出すことです。管理組合に問い合わせれば、記録の有無は分かります。

直近1年はマンションも戸建ても上がった。値付けは「いつの成約」を根拠にしたかで変わる

文京区では、直近1年の中央値が前の1年に比べてはっきり上がりました。これはマンションでも戸建てでも同じ向きです。

上がった年の後に売るとき、査定額の差は、根拠に使った成約の時期で生まれます。2年前の成約を根拠にした査定書と、直近半年の成約を根拠にした査定書では、同じ部屋でも金額が変わります。複数社の査定額を比べるときは、金額の高低より先に、根拠の成約がいつのものかをそろえてください。

もう一つ、上がった年には高値の1件が目に入りやすくなります。その1件を売り出し価格の根拠にすると、内見は入っても申し込みが止まります。

直近の成約の幅の中で、自分の部屋の築年帯と間取りに近い位置を選ぶのが、値下げを避ける近道です。上がった事実は、上がり続ける約束ではありません。

改装済みの中央値が高いのは、改装費の分だけ高く売れた証拠ではない

文京区の中古マンションでは、改装済みとして成約した部屋の中央値が、未改装より高く出ています。ただし、この差をそのまま「改装すれば上がる額」と読むのは危険です。

差には、二つのものが混ざっています。一つは改装そのものの価値です。

もう一つは、改装して売りに出す部屋が、もともと立地や階数の条件がよい部屋に偏っている可能性です。データは、どちらがどれだけかを分けてくれません。

売る前に直すかどうかは、見積もりと査定の差で決めます。改装の見積もりを取り、現況のままの査定額と、改装した場合の査定額を並べます。その差が見積もりを下回るなら、現況のまま売って価格で調整するほうが、手元に残る額は大きくなる計算です。

2LDKは買い手が自分で住むため、水回りの状態を見られます。1Kは貸す目的の買い手が多く、改装費より利回りで判断されます。

間取りで答えが変わる点も、文京区では覚えておきたいところです。判断の材料は、売る前にリフォームすべきかにまとめてあります。

戸建ては成約が少ない。中央値より、真ん中の半分の幅を先に見る

文京区の戸建ての成約は511件、中央値は13,000万円です。成約の真ん中の半分は、8,500万円から23,000万円の間にあります。土地の単価の中央値は140万円/平方メートルです。

マンションと違い、戸建ては一件ごとの条件の差が大きく、中央値に近い家のほうが少数です。自分の家が幅のどこに入るかを決めるのは、築年数、用途地域、前面道路の幅の三つです。以下、文京区のデータで差が出ている順に書きます。

同じ築46年以上でも、戸建ては3割、マンションは半分以下。下がり方が違う理由は土地にある

文京区の戸建ては、築46年以上の中央値が築10年以内に比べて3割ほど下がります。いちばん大きく下がるのは、築31〜45年から築46年以上へ移るところです。

マンションは築21〜30年の次の帯で大きく下がり、築46年以上で半分を切ります。それと比べると、戸建ては下げ幅が小さく、段差の位置も遅いと分かります。

この違いは、値段の中身の違いから来ています。戸建ての値段は、土地と建物の合計です。

建物の評価が年数で減っても、土地の評価はそのまま残ります。文京区の戸建ては下げ幅が小さいので、土地の値段が大きな割合を占めていると読めます。

マンションの場合、一部屋ごとに土地を持っているわけではなく、敷地の持分が付いているだけです。値段の大部分が建物に寄るため、築年数が進むほど下がり方が大きくなります。同じ区の同じ築年帯でも、戸建てとマンションで下がり方が違うのは、このためです。

古い戸建てを持っている人は、「築46年を超えたから安い」と決めてかからないでください。築31〜45年から築46年以上へ移る段では下がりますが、その先は土地の値段で支えられます。解体して更地にするかどうかは、後の土地の節を読んでから決めてください。

戸建ての中央値は商業地域が上、準工業地域が下。差を作るのは建物ではなく、建てられる上限

文京区の戸建ての成約を用途地域ごとに分けると、件数がいちばん多いのは第一種中高層住居専用地域です。中央値がいちばん高いのは商業地域で、いちばん低いのは準工業地域でした。

用途地域は、都市計画法で定められた、その土地に建てられる建物の種類と大きさの制限です。商業地域は建てられる建物の用途が広く、延べ面積の上限も高く設定されやすい地域です。

同じ広さの土地でも、買い手が建てられるものが違えば、土地として払える値段が変わります。商業地域の戸建てが高いのは、家としてではなく、土地として評価されている面があるということです。

準工業地域は、工場と住宅が混在できる地域です。戸建ての買い手から見ると、隣に何が建つか読みにくい点が価格に出ます。

ただし、件数が少ない用途地域の中央値は、一件の取引で動きます。準工業地域の家を持っている人は、中央値だけで自分の家の値段を決めず、近い条件の成約を個別に見てください。

自分の家の用途地域は、購入時の重要事項説明書に書いてあります。手元になければ、区役所の都市計画の担当窓口で確認できます。査定の前に調べておくと、査定額の根拠を聞くときに話が早く進みます。

前面道路が4m未満の戸建ては、売る前にセットバックの有無を調べる

文京区の戸建ては、前面道路の幅によって中央値に差が出ています。区分は4m未満、4〜6m、6m以上の三つです。

4mという線は、建築基準法で決まっています。建物を建てる敷地は、幅4m以上の道路に2m以上接していなければなりません。

前面道路が4m未満の場合、建て替えのときに道路の中心線から2m下がった位置まで敷地を後退させる必要が出ることがあります。後退した部分には建物を建てられないため、買い手は建て替え後の家が今より小さくなると見込んで値段を付けます。

売る側がやることは二つです。一つは、過去に後退済みかどうかを調べることです。後退済みなら、買い手の不安が一つ減ります。

もう一つは、道路に接している長さが2m以上あるかを確かめることです。足りなければ建て替え自体ができず、売り方が変わります。再建築できない家の売り方は、再建築不可物件を売るに書いてあります。

6m以上の道路に面した家は、この不安がないぶん中央値も高く出ています。査定のときは、道路の幅と接道の長さを数字で伝えてください。

土地の成約は少ない。土地の値段を知りたいときも、戸建ての成約のほうが材料になる

文京区の土地の成約は235件で、三つの種類の中でいちばん少ない数です。面積あたりの中央値は140万円/平方メートルですが、件数が少ないため、一件の大きな取引で数字が動きます。

古い戸建てを更地にして売ろうと考える人は、この点を先に見ておいてください。土地の成約が少ない区では、更地にしたあとの売値を、土地の成約だけから読み切れません。戸建ての成約が511件あるので、古家付きの戸建てとして売れた値段のほうが、材料としては多くなります。

解体費をかけて更地にするか、古家付きのまま売るかは、両方の価格を出してもらってから決めます。古家付きの価格から解体費を引いた額が、更地の価格を上回るなら、解体する理由はありません。

境界が確定していない土地は、測量に時間がかかります。売り出す前に、測量図が手元にあるかを見ておいてください。

文京区の査定書で、金額より先に見る三か所

売る手順は、文京区でもほかの地域と変わりません。査定から引き渡しまでの流れは家を売る流れは7ステップに、かかる費用は不動産売却でかかる費用の一覧にあります。ここでは、文京区のデータから見て、査定書を受け取ったときに確かめたい点だけを挙げます。

マンションなら、三か所です。一つ目は、根拠の成約の時期です。直近1年で上がった区なので、1年以上前の成約が根拠なら引き直しを頼みます。

二つ目は、根拠の成約の間取りです。2LDKと1Kが混ざった単価は、どちらの部屋にも合いません。

三つ目は、根拠の成約の築年帯です。築21〜30年と築31〜45年をまたいで混ぜていれば、金額の意味が変わります。

戸建てなら、用途地域、前面道路の幅、築年帯の三つが根拠に反映されているかです。自分の家の条件を数字で伝えたうえで、同じ条件の成約が何件あったかを聞いてください。件数が少ない市場では、根拠の件数が査定額の確かさを決めます。

複数社の査定書をこの三か所でそろえてから、金額を比べてください。金額の高さだけで選ぶと、売り出した後に値下げで同じところへ戻ります。

東京都文京区の実際の成約価格

2023Q2〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年8月24日中央値 前年比: マンション+10.1%・戸建て+8.3%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
07,00014,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション5,800万円2,900万円〜9,000万円約120.0万円3,534
戸建て等(土地+建物)13,000万円8,500万円〜23,000万円511
土地約140.0万円235

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内8,700万円67114,000万円148
築11〜20年6,500万円92712,000万円71
築21〜30年6,000万円89313,000万円50
築31〜45年3,900万円71219,000万円89
築46年〜3,800万円2999,500万円123

参考: 改装済み中古マンションの中央値は6,000万円(485件)、未改装は4,200万円(837件)。 差は約43%です。ただし改装される物件は築年数が経っていることが多く、リフォーム費用がそのまま上乗せされるわけではありません。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-08-24取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

文京区で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 文京区の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は本郷が21,500万円、千駄木が10,000万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
千駄木10,000万円75築15年
千石12,000万円69築26年
本駒込13,000万円53築34年
本郷21,500万円48築35年
白山12,000万円47築20年
小石川13,000万円43築31年
大塚13,000万円35築25年
湯島21,500万円32築34年

中古マンション

地区中央値件数築年数
小石川7,700万円456築20年
本郷6,150万円412築20年
本駒込5,450万円312築19年
大塚4,200万円286築24年
千駄木4,750万円264築28年
湯島5,500万円260築20年
白山4,600万円249築21年
千石8,000万円244築18年

土地(1㎡あたり)

地区中央値件数
本駒込480万円/㎡37
白山490万円/㎡31
千石430万円/㎡29
千駄木385万円/㎡24
大塚420万円/㎡24
本郷550万円/㎡17
小石川550万円/㎡15
小日向380万円/㎡14

千駄木(10,000万円・75件・築15年)

市内の地区の真ん中より23%低い水準です。売れているのは築15年前後と新しめで、建物の状態がそのまま値段に出ます。

千石(12,000万円・69件・築26年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築26年前後です。

本駒込(13,000万円・53件・築34年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築34年前後です。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約30,150万円の差
  • 5m未満9,850万円66件
  • 5〜7m11,000万円89件
  • 7〜10m15,000万円88件
  • 10m以上40,000万円103件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約17,300万円の差
  • 4m未満9,700万円132件
  • 4〜6m12,000万円208件
  • 6m以上27,000万円147件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約7,000万円の差
  • ほぼ台形20,000万円15件
  • ほぼ整形16,500万円28件
  • 不整形15,000万円42件
  • ほぼ長方形14,000万円178件
  • 長方形13,000万円71件

この地域では、不整形の中央値が長方形を上回っています。一般に不整形地は建物を配置しにくいぶん評価が下がりやすい一方、面積の広い土地が不整形に多く含まれるなど、条件の構成が影響している可能性があります。形だけで判断せず、面積が近い事例と見比べてください。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約18,000万円の差
  • 商業地域29,000万円82件
  • 第1種低層住居専用地域15,000万円39件
  • 近隣商業地域14,000万円83件
  • 第1種住居地域13,000万円93件
  • 第1種中高層住居専用地域11,000万円154件
  • 準工業地域11,000万円53件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格に効くかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約27,000万円の差
  • RC37,000万円93件
  • 軽量鉄骨造15,500万円18件
  • 鉄骨造15,000万円68件
  • 木造10,000万円293件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約21,000万円の差
  • 都道30,000万円30件
  • 区道18,000万円224件
  • 公道11,000万円81件
  • 私道9,000万円140件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約2,100万円の差
  • 第2種住居地域7,500万円157件
  • 第1種中高層住居専用地域7,400万円189件
  • 第1種住居地域6,800万円262件
  • 準工業地域5,600万円363件
  • 商業地域5,400万円1839件
  • 近隣商業地域5,400万円441件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

文京区で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 文京区で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q2〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

8,500万円2億3,000万円

成約511件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は1億3,000万円です。

中古マンション

2,900万円9,000万円

成約3,534件。中央値は5,800万円です。 1平方メートルあたりでは1,200,000円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

1,100,000円1,700,000円

成約235件。中央値は1,400,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は文京区全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

文京区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 文京区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約511件・中央値1億3,000万円 (8,500万円〜2億3,000万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約3,534件・中央値5,800万円/1平方メートルあたり1,200,000円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約235件・1平方メートルあたり中央値1,400,000円 (1,100,000〜1,700,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
千代田区約2km5億5,000万円+4億2,000万円
台東区約2km1億3,000万円同水準
豊島区約4km8,500万円-4,500万円
荒川区約4km6,000万円-7,000万円
墨田区約4km6,300万円-6,700万円
中央区約4km3億6,000万円+2億3,000万円
新宿区約5km1億1,000万円-2,000万円
北区約5km6,200万円-6,800万円
港区約6km4億5,000万円+3億2,000万円
板橋区約6km6,000万円-7,000万円
江東区約7km6,600万円-6,400万円
練馬区約10km6,200万円-6,800万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

文京区の2LDKと1Kは、同じ棟なら同じ単価で査定されますか?

同じ単価では比べられません。文京区の中古マンションは2LDKがいちばん多く、次が1Kです。この二つが同じ棟に混ざっていると、棟の平均単価はどちらの部屋の実態とも合いません。小さい部屋は面積あたりの単価が高く出やすく、広い部屋はその逆です。査定では、自分と同じ間取りの成約を根拠にしてもらい、別の間取りの単価から逆算した金額は根拠を聞き直してください。

文京区の築25年のマンションは、今売るのと築30年を越えてから売るのとで何が変わりますか?

比べる成約の帯が変わります。文京区の中古マンションは、築21〜30年から築31〜45年へ移るところで中央値がいちばん大きく下がります。築25年なら今は築21〜30年の帯で査定されますが、数年たつと次の帯の成約と並べられます。売る時期を決める材料の一つとして、今の査定書がどの帯の成約を根拠にしているかを確かめてください。上がり続ける保証はないので、直近の成約の幅で判断するのが現実的です。

文京区で、前面道路が4m未満の戸建てでも売れますか?

売れますが、値段の付き方が変わります。文京区の戸建ては、前面道路が4m未満、4〜6m、6m以上の区分で中央値に差が出ています。4m未満の場合、建築基準法により、建て替えのときに道路の中心線から2m下がった位置まで敷地を後退させる必要が出ることがあります。買い手はそのぶん建て替え後の家が小さくなると見込んで値段を付けます。過去に後退済みかどうか、道路に2m以上接しているかを先に調べ、査定のときに数字で伝えてください。

文京区で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に本郷(21,500万円・48件)、湯島(21,500万円・32件)、本駒込(13,000万円・53件)です。低いほうは千駄木(10,000万円・75件)、白山(12,000万円・47件)、千石(12,000万円・69件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

文京区では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは千駄木で築15年、古いほうは本郷で築35年です。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

文京区で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは千駄木(75件・中央値10,000万円)、千石(69件・中央値12,000万円)、本駒込(53件・中央値13,000万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(文京区の実成約データの充填元)・確認日 2026-08-22
  2. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条=道路の定義とセットバック・第43条=接道義務・1981年6月施行の耐震基準改正)・確認日 2026-08-22
  3. e-Gov法令検索「都市計画法」(第8条=用途地域の種類・第9条=商業地域・準工業地域・第一種中高層住居専用地域の定義)・確認日 2026-08-22

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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