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愛知の家売却

刈谷市の不動産売却|マンション相場2,100万円・成約336件

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結論から

刈谷市の不動産は、中古マンションの中央値が2,100万円、戸建てが4,200万円です(国交省データ・2023〜2025年の取引実績)。土地単価は17万円/平方メートルで、隣接する豊田市・岡崎市(いずれも11万円/平方メートル)より高めの水準です。まず実データで相場の位置を確かめ、次に無料査定で自分の物件の価格を確かめるのが最初の一歩です。

刈谷市の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか

刈谷市で売れた家は戸建てが40%、中古マンションが31%です。中古マンションは、家族で住む人が買っていると私たちは見ています。

刈谷市で売れた不動産の件数(約3年)
戸建て440件
中古マンション336件
土地だけ325件

売れた中古マンションのうち、間取りの記録がある部屋の90%が3部屋以上の家族向けです。いちばん多い間取りは3LDKでした。ひとり〜ふたり向けの部屋は0%です。

2だから、この値段

中古マンションの真ん中の値段は2,100万円です。古い部屋も多く売れていることが、この値段につながっていると私たちは見ています。

築年数ごとの、売れた値段の真ん中(中古マンション)

中古マンションの真ん中の値段は、築10年以内が3,700万円、築31〜45年が1,600万円です。築年数によって値段が大きく変わります。売れた部屋のうち、築31年以上が37%を占めています。

3この先、上がりそうか、下がりそうか

住宅地の地価は、調べた39地点のすべてで去年より上がりました。一方で、家を買う年代の人は2045年までに減る見込みです(−10%)。

住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
  • 上がった39か所
  • 変わらない0か所
  • 下がった0か所
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)
2025年4.2万人
2035年4.1万人
2045年3.8万人

前の年と比べると、真ん中の値段は戸建て(+4.9%)も中古マンション(+7%)も上がりました。ただ、2045年までに65歳以上の人は増える見込みです(+34%)。家を買う年代の人が減るなかで、いまの上がり方が同じ強さで続くとは限らないと私たちは考えています。

「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。

ここから下は、上の見立ての元になった数字です。

愛知県刈谷市の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: マンション+7%・戸建て+4.9%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
02,5005,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション2,100万円1,500万円〜3,000万円約27.1万円336
戸建て等(土地+建物)4,200万円3,500万円〜4,900万円—440
土地——約17.0万円325

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内3,700万円694,200万円291
築11〜20年2,600万円343,600万円37
築21〜30年2,150万円983,600万円31
築31〜45年1,600万円1074,600万円37
築46年〜600万円101,500万円15

参考: 改装済み中古マンションの中央値は2,250万円(36件)、未改装は2,100万円(46件)。 差は約7%です。ただし改装される物件は築年数が経っていることが多く、リフォーム費用がそのまま上乗せされるわけではありません。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

刈谷市で売るなら、いくらくらいか

刈谷市で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「愛知県の相場データブック」(PDF・10ページ)も、このアドレスにお送りします。

刈谷市で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 刈谷市の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は今川町が4,200万円、半城土中町が3,650万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
一ツ木町3,850万円52—
野田町3,800万円36築1年
小垣江町4,100万円34—
半城土中町3,650万円22築1年
泉田町3,800万円21—
今川町4,200万円20—
築地町4,000万円16築11年
東境町3,750万円16築4年

中古マンション

地区中央値件数築年数
東刈谷町2,800万円23築23年
大正町2,000万円21築35年
広小路2,300万円19築22年
南桜町3,900万円15築8年
板倉町1,900万円15築28年
一色町3,100万円14築29年
野田町1,700万円14築30年
新栄町2,350万円14築23年

土地(1㎡あたり)

地区中央値件数
小垣江町44万円/㎡33
野田町57万円/㎡27
泉田町43万円/㎡16
東境町37万円/㎡14
半城土西町60万円/㎡12
高津波町58万円/㎡11
今岡町41万円/㎡11
築地町63万円/㎡9

一ツ木町(3,850万円・52件・築0年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築0年前後で、建売の分譲が取引の中心です。中古の相場とは分けて見てください。

野田町(3,800万円・36件・築1年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築1年前後で、建売の分譲が取引の中心です。中古の相場とは分けて見てください。

小垣江町(4,100万円・34件・築0年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築0年前後で、建売の分譲が取引の中心です。中古の相場とは分けて見てください。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約1,200万円の差
  • 5m未満3,800万円15件
  • 5〜7m4,300万円77件
  • 7〜10m4,400万円81件
  • 10m以上5,000万円99件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約1,300万円の差
  • 4m未満3,100万円23件
  • 4〜6m4,200万円128件
  • 6m以上4,400万円253件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約1,600万円の差
  • ほぼ整形5,450万円22件
  • 不整形4,600万円25件
  • ほぼ長方形4,500万円101件
  • 長方形4,300万円87件
  • 袋地等3,850万円20件

この地域では、不整形の中央値が長方形を上回っています。一般に不整形地は建物を配置しにくいぶん評価が下がりやすい一方、面積の広い土地が不整形に多く含まれるなど、条件の構成が影響している可能性があります。形だけで判断せず、面積が近い事例と見比べてください。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約3,250万円の差
  • 準工業地域6,800万円19件
  • 工業地域4,500万円14件
  • 第1種中高層住居専用地域4,400万円148件
  • 第1種住居地域4,000万円162件
  • 第1種低層住居専用地域3,700万円37件
  • 市街化調整区域3,550万円26件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格を左右するかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約3,750万円の差
  • 鉄骨造7,750万円34件
  • 軽量鉄骨造4,600万円37件
  • 木造4,000万円325件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約7,100万円の差
  • 県道10,800万円10件
  • 道路4,600万円23件
  • 市道4,300万円243件
  • 公道3,700万円121件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約1,300万円の差
  • 近隣商業地域2,900万円30件
  • 商業地域2,400万円89件
  • 準工業地域2,400万円23件
  • 第2種住居地域2,300万円11件
  • 第1種住居地域2,200万円80件
  • 第1種中高層住居専用地域1,600万円35件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

刈谷市の駅と、学校・病院の数

家を探す人は、物件を比べるときに駅と学校と病院を見ます。販売図面の「周辺環境」に書かれるのもこのあたりです。刈谷市の分を、国の公開データで数えました。

乗り降りの多い駅(2023年度・1日あたり)

駅路線乗降客数
刈谷JR東海道線56,296人
刈谷名古屋鉄道 三河線23,364人
東刈谷JR東海道線9,171人
刈谷市名古屋鉄道 三河線5,394人
野田新町JR東海道線4,746人
逢妻JR東海道線4,668人
一ツ木名古屋鉄道 名古屋本線3,544人
小垣江名古屋鉄道 三河線3,436人

最寄り駅ごとの住宅地の地価(2026年の地価公示・地価調査・1㎡あたり)

最寄り駅地価地点
刈谷22.4万円9
東刈谷19.2万円1
一ツ木18.9万円4
刈谷市18.3万円5
逢妻18.3万円4
野田新町18.2万円5
富士松13.2万円7
小垣江12.2万円4

地点が2つ以上ある駅は真ん中の値です。国や県が毎年値段を出している土地で、実際に売れた値段とは別の数字です。

  • 学校小学校 15校・中学校 6校・高等学校 5校
  • 幼稚園・認定こども園17か所
  • 病院・診療所病院 7・診療所 94・歯科 61病床の多い病院は 刈谷豊田総合病院(704床)、刈谷病院(207床)、刈谷豊田東病院(198床)

出典: 国土交通省 不動産情報ライブラリ(国土数値情報の駅別乗降客数・学校・医療機関・幼稚園等、地価公示・地価調査)。2026-10-14に取得。学校は私立・国立を含みます。学校と病院は国のデータを作った時点の数なので、そのあとの開校や閉院は入っていないことがあります。保育所はこの数に入っていません。

刈谷市の空き家の数

刈谷市では、住宅のうち10.6%が空き家です(全国は13.8%)。このうち、売りにも貸しにも出ていない「使う予定のない空き家」は4,520戸あります。

住宅の数73,500戸
空き家7,790戸(10.6%)
売りに出ている空き家340戸
使う予定のない空き家4,520戸(住宅の6.1%・全国は5.9%)
そのうち一戸建て1,320戸
そのうち傷みや壊れがある530戸

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点)。数は調査からの推計で、10の位を四捨五入しているため、合計が合わないことがあります。「使う予定のない空き家」は、調査の「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」です。

売らずに持ち続けると、年にいくらかかるか

値段を見たあとに、もうひとつ数えておく数字があります。固定資産税、空き家になったあとの火災保険、 草刈りと通風に通う時間。実家を売った人の調査では、維持と処分にかかった費用の最多回答は50〜100万円でした。

刈谷市で実際に売れた土地は、㎡あたり17万円が真ん中の値です(国土交通省の成約データ)。 固定資産税の評価額はこれとは別の数字で、市から届く課税明細書で確かめます。

持ち続けると年にいくらか、数え方を見る →

① 刈谷市の不動産相場(実データ)

国土交通省の不動産情報ライブラリで、2023年第2四半期から2026年第1四半期までに成約した刈谷市の取引を確認すると、中古マンションは336件が成立し、中央値は2,100万円でした(安いほうから4分の1の値は1,500万円、高いほうから4分の1の値は3,000万円)。面積で割った単価は中央値27万円/平方メートルで、よくある範囲(よくある価格帯(真ん中の半分))は20万円〜36万円です。

戸建て(土地・建物のセット)は440件、中央値4,200万円(3,500万円〜4,900万円)。土地だけの単価は中央値17万円/平方メートルです。

隣接する豊田市(マンション中央値1,900万円・戸建て3,500万円・土地単価11万円/平方メートル)や岡崎市(同1,700万円・3,300万円・11万円/平方メートル)と比べると、刈谷市はマンション・戸建てとも中央値が高く、土地単価は周辺2市より高い水準です。工場立地と住宅需要の関係を断定はできませんが、周辺2市と比べて土地の水準が高めに出ているのは実データが示す事実です。

取引件数で見ると、刈谷市はマンション336件・戸建て440件で、豊田市(マンション336件・戸建て440件)や岡崎市(同440件・440件)より少なめです。市域が豊田市・岡崎市より狭いことも一因ですが、件数が少ない分、同じ立地・広さの直近成約が見つかりにくい場面もあります。

近い条件の事例がすぐに出ないときは、隣接エリアの水準も参考にしながら査定を受けるとよいでしょう。

② 中古マンションを売る場合

四半期ごとの中央値を見ると、2023年は1,700万円〜1,800万円で推移し、2024年に入ってからは2,200万円〜2,400万円まで上がりました。2024年第4四半期以降はやや落ち着き、2025年は1,900万円〜2,100万円のあたりを行き来しましたが、直近の2026年第1四半期は2,500万円まで上がり、このシリーズの中では最も高い水準になっています(国交省データの四半期中央値による)。

査定を受けるときは、面積単価(中央値27万円/平方メートル)をものさしにして、築年数・広さ・階数が近い直近の成約と照らし合わせるのが基本です。刈谷駅はJR東海道本線と名鉄三河線の両方が使え、駅から近い物件ほど過去の成約データが集まりやすく、価格の裏付けを取りやすい傾向があります。

価格帯の幅(1,500万円〜3,000万円)も踏まえておく必要があります。同じ刈谷市内でも、駅からの距離や部屋の広さで位置づけが変わるため、中央値だけを基準にすると実際の査定額との差に戸惑うことがあります。よくある価格帯(真ん中の半分)の範囲を先に見ておくと、査定の説明も理解しやすくなります。

③ 戸建てを売る場合

刈谷市の戸建て(土地・建物)は中央値4,200万円、よくある価格帯(真ん中の半分)で3,500万円〜4,900万円。土地単価は中央値17万円/平方メートルです。

取引データの中には79億円という突出した成約も含まれますが、これは住宅というより商業・事業用途が混じった土地取引とみられ、通常の戸建て売却の相場を表す数字ではありません。中央値と価格帯の目安の幅で見るほうが実勢に近いといえます。

四半期の中央値は2023年に4,000万円〜4,500万円で推移し、2025年第1四半期にいったん3,750万円まで下がりました。その後、第3四半期は4,300万円、第4四半期は4,400万円まで戻し、直近の2026年第1四半期は4,000万円です。

築年数が経った戸建ては、建物の価値よりも土地の評価(目安は17万円/平方メートル)で値段が決まりやすくなります。この場合、リフォームに費用をかけるより、劣化や不具合をそのまま伝えて価格に織り込んでもらうほうが、最終的な手取り額は増えやすいというのが実務での実感です。

よくある価格帯(真ん中の半分)の幅(3,500万円〜4,900万円)は、マンションの価格帯の幅と比べると狭めです。土地の単価(中央値17万円/平方メートル)が周辺市より高い分、区画の広さや形状による差が価格に出やすくなります。

整形地か旗竿地か、接する道路の幅はどれくらいかも、査定を受ける前に確認しておく価値があります。

築年数で、どこまで下がるか

刈谷市の戸建ての成約を築年数別に見ると、中央値は築10年以内が4,200万円(291件)、築11〜20年が3,600万円(37件)、築21〜30年が3,600万円(31件)です。ここまでは緩やかに下がっていきます。

ところが築31〜45年になると、中央値は4,600万円(37件)まで上がり、築10年以内の水準を上回ります。この年数帯は区画の大きい土地や、地価の高いエリアの成約が混ざっている可能性があり、築年数だけでは説明のつかない動きです。

件数も37件と多くないため、参考値として見る必要があります。

築46年以上になると、中央値は1,500万円(15件)まで下がります。木造住宅は税務上の耐用年数が22年で、これを大きく超えると建物の査定額はほとんど残らず、価格は土地の値段(目安は17万円/平方メートル)で決まりやすくなります。

築年数がそのまま値段に比例するわけではない、というのが刈谷市のデータから読み取れることです(築46年以上の件数は15件と少なめのため、幅のある目安として見てください)。

建物より、「直せない条件」が影響している

同じ刈谷市の戸建てでも、間口が10m以上だと中央値5,000万円(99件)、7〜10mは4,400万円(81件)、5m未満だと3,800万円(15件)です(5m未満は件数が少なく参考値です)。前面道路の幅も、6m以上は4,400万円(253件)、4m未満は3,100万円(23件)と差が出ています。

土地の形については、刈谷市では一般的な傾向と逆の結果が出ています。長方形の土地は中央値4,300万円(87件)ですが、不整形の土地は4,600万円(25件)と、これを上回ります。

不整形の成約には、区画の大きい土地や、地価の高い準工業地域の物件が混ざっている可能性があり、形が悪いから安いとは単純に言えません。件数も多くないため、土地の形だけで判断せず、査定で個別に確認するのが確実です。

建築士の視点

間口と前面道路の幅は、リフォームでは変えられない条件です。ここが価格に影響するのには理由があります。

建築基準法では、建物を建てる敷地は幅4m以上の道路に2m以上接している必要があります(接道義務)。前面道路が4m未満の場合、建て替えのときに道路の中心から2mの位置まで敷地を後退させる「セットバック」が必要になることがあり、そのぶん建てられる面積が減ります。

間口の狭さは、駐車のしやすさや工事車両の入りやすさに直結します。刈谷市は自動車関連産業の街で、2台・3台の駐車スペースを求める世帯も少なくありません。間口が狭く駐車場を確保しにくい物件は、買い手にとって選びにくくなり、価格に反映されます。買い手が抱える「買った後にかかる費用」が増えるぶん、査定額は控えめになるということです。

査定を受けるときは、間口の広さ・前面道路の幅・接道の状況を先に伝えると、根拠のある価格が返ってきやすくなります。土地の形が長方形でないからといって、査定前から不利だと決めつける必要はありません。

売る前にやること、やらなくていいこと

間口の広さと前面道路の幅、土地の形は、法務局で取れる公図・地積測量図か、購入時の重要事項説明書で確認できます。前面道路が4m未満なら、過去にセットバック済みかどうかも先に調べておくといいでしょう。あとから発覚すると値引き交渉の材料になりやすいため、先に把握して伝えるほうが有利に働きます。

やらなくていいことが多いのはリフォームです。刈谷市の中古マンションでは、未改装(46件)の中央値が2,100万円、改装済み(36件)が2,250万円と、ほぼ同じ水準です。改装したかどうかだけで価格が大きく変わるわけではありません。リフォームにお金をかける前に、査定で「直した場合と現況のままで、価格がいくら変わるか」を聞いてから判断すれば十分です。

④ 刈谷市の地域特性

刈谷市は愛知県のほぼ中央、西三河平野の西部に位置し、衣浦湾へ注ぐ逢妻川の下流に面しています(刈谷市公表)。人口153,150人、世帯数71,164世帯、面積50.39平方キロメートルです(2026年7月1日時点・刈谷市公表)。人口を面積で割ると、1平方キロメートルあたり約3,040人になります。

都市としての始まりは1533年、水野忠政が刈谷城を築いたことにさかのぼります(刈谷市公表)。1888年に東海道本線が開通して刈谷駅ができ、1914年には三河鉄道、現在の名鉄三河線も通りました(刈谷市公表)。

1950年4月1日、人口30,868人・面積14.79平方キロメートルで市制施行し、1955年4月には依佐美村の一部と富士松村を合併して今の市域になっています(刈谷市公表)。

市の中央部には自動車関連産業の工場が集まり、刈谷市はこれを踏まえて「人が輝く 安心快適な産業文化都市」を将来都市像に掲げています(刈谷市公表)。交通はJR東海道本線と名鉄三河線が乗り入れる刈谷駅に加え、少し離れた場所に名鉄三河線の刈谷市駅もあります(JR東海・名鉄公表)。

名前が似ている2駅は場所が異なるため、物件の最寄り駅を確認するときは注意が必要です。

工場の立地と鉄道沿線のどちらに近いかで、住宅需要の性格も変わってきます。刈谷駅・刈谷市駅の周辺は通勤の利便性を重視する層が中心になりやすく、工場に近いエリアでは社宅や転勤による住み替えの動きが出やすい傾向があります。自分の物件がどちらの性格に近いかを踏まえて相談すると、査定の説明も具体的になります。

自動車部品大手の企業城下町という性格は、売却のタイミングにも表れます。転勤や社宅からの住み替えは、人事異動の時期に合わせて動くことが多く、同じ時期に近いエリアで売り物件が重なることもあります。

急な転勤で売却を決めたときほど、実データで価格帯を先に把握し、複数社の査定を早めに比べておくと、慌てずに条件を選べます。

⑤ 売却の進め方と相談先

刈谷市で売却を進める順番は、大きく4つです。まず実データで自分の物件の価格帯を把握し、次に複数社へ無料査定を依頼して金額と説明を比べます。そのうえで、転勤・相続・住み替えといった事情に合わせて売り方を選び、最後に媒介契約を結んで売り出しに入ります。

会社を選ぶ基準は、査定額の高さひとつに絞らないことです。刈谷市内での取引実績があるか、価格の根拠を数字で示せるか、専任媒介と一般媒介の仕組みの違いを隠さず説明するか。この3つの視点で複数社を比べれば、担当者の力量も見えてきます。

転勤による住み替えなら、売り出しから引き渡しまでの期間の見通しを早めに共有できる担当者かどうかも見ておきたい点です。相続や空き家の場合は、名義(相続登記)の整理が先か、そのまま査定を受けて動けるかで進め方が変わります。状況を正直に伝えたうえで、複数社の提案を比べるのが遠回りに見えて確実な進め方です。

刈谷市で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 刈谷市で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q3〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

3,500万円 〜 4,900万円

成約440件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は4,200万円です。

中古マンション

1,500万円 〜 3,000万円

成約336件。中央値は2,100万円です。 1平方メートルあたりでは270,588円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

130,000円 〜 190,000円

成約325件。中央値は170,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は刈谷市全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

刈谷市で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 刈谷市の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約440件・中央値4,200万円 (3,500万円〜4,900万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約336件・中央値2,100万円/1平方メートルあたり270,588円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約325件・1平方メートルあたり中央値170,000円 (130,000〜190,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

刈谷市について、さらに詳しく書いた記事

このページは刈谷市全体の相場をまとめたものです。 条件がはっきりしている場合は、下の記事のほうが早く答えにたどり着きます。

刈谷市で家を売る前に、状況別に読む

同じ「家を売る」でも、相続と離婚と住み替えでは、つまずく場所も順番も違います。 当てはまるものから読んでください。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
東浦町約4km2,900万円-1,300万円
大府市約4km4,000万円-200万円
知立市約5km3,650万円-550万円
高浜市約7km2,900万円-1,300万円
豊明市約7km3,400万円-800万円
安城市約8km3,900万円-300万円
東海市約10km3,300万円-900万円
阿久比町約10km2,800万円-1,400万円
碧南市約12km2,500万円-1,700万円
半田市約12km2,500万円-1,700万円
岡崎市約16km3,300万円-900万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

刈谷市の家は、今いくらで売れますか?

エリア・築年数・土地の広さで大きく変わるため、一律の金額はお伝えできません。国交省が公開する刈谷市の成約価格や公示地価で相場感をつかみ、無料査定を複数社に依頼して比べるのが確実です。査定額は売り出しの参考価格で、その額でそのまま売れるとは限りません。

刈谷市は自動車関連の工場が多い地域と聞きますが、土地の価格にも影響していますか?

実データを見ると、刈谷市の土地単価(中央値17万円/平方メートル)は隣接する豊田市・岡崎市(いずれも11万円/平方メートル)より高い水準です。工場の集積と住宅需要の関係を断定はできませんが、周辺市と比べて土地の水準が高めに出ている点は、査定を受ける前に知っておいて良い事実です。

転勤が決まり、急いで刈谷市の家を売ることになりました。何から始めればいいですか?

まず実データで相場の位置を確かめ、複数社に無料査定を依頼して比べるところから始めます。転勤の時期が決まっているなら、売り出しから引き渡しまでの目安期間を担当者と早めに共有しておくと、慌てずに進められます。

前面道路が狭い刈谷市の戸建てでも売れますか?

売れます。ただし前面道路の幅が4m未満だと中央値3,100万円(23件)、6m以上だと4,400万円(253件)と、道路の広さで水準は変わります。建て替え時にセットバックが必要になる場合があるため、査定時に前面道路の幅と接道状況を先に伝えておくと、根拠のある価格が返ってきやすくなります。

刈谷市で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に今川町(4,200万円・20件)、小垣江町(4,100万円・34件)、築地町(4,000万円・16件)です。低いほうは半城土中町(3,650万円・22件)、東境町(3,750万円・16件)、泉田町(3,800万円・21件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

刈谷市では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは一ツ木町で築0年、古いほうは築地町で築11年です。築年数が極端に新しい地区は、建売の分譲がそのまま集計に入っています。中古の相場とは分けて見てください。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

刈谷市で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは一ツ木町(52件・中央値3,850万円)、野田町(36件・中央値3,800万円)、小垣江町(34件・中央値4,100万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 刈谷市「市勢情報」(人口153,150人・世帯71,164・面積50.39km²、令和8年7月1日現在)・確認日 2026-07-17
  2. 刈谷市「刈谷市のあゆみ」(1533年築城・1950年市制施行・1955年合併等の沿革)・確認日 2026-07-17
  3. JR東海「刈谷駅」駅情報(東海道本線)・確認日 2026-07-17
  4. 名古屋鉄道「刈谷」駅情報(名鉄三河線)・確認日 2026-07-17
  5. 名古屋鉄道「刈谷市」駅情報(名鉄三河線)・確認日 2026-07-17
  6. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(DATA-SLOT充填元)・確認日 2026-07-17
  7. 愛知県「愛知県地価情報(地価調査・地価公示)」・確認日 2026-07-17

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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