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山梨の家売却

甲府市の不動産売却・査定|戸建て中央値1,500万円・成約703件

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結論から

甲府市では戸建ての成約が703件と最多で、次が土地です(国交省の実取引データ)。中古マンションは285件にとどまります。中央値は戸建て1,500万円、マンション1,900万円です。目を引くのは、直近1年でマンションの中央値がはっきり下がった点と、戸建ては市街化調整区域の中央値がいちばん高い点です。地区の差も大きく、戸建ては上石田が高く城東が低いので、市全体の中央値をそのまま自分の家に当てはめないでください。

甲府市の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか

甲府市で売れた戸建ては、築31年以上の古い家が59%を占めます。買う人の多くは、建物より場所や土地を見て選んでいると私たちは見ています。

甲府市で売れた戸建てを、築年数で分けると
  • 築10年以内21%
  • 築11〜30年20%
  • 築31年以上59%

戸建ての成約は703件で、成約全体の47%です。築46年以上の家の真ん中の値段は530万円で、築10年以内の3,100万円より大きく下がります。土地だけの成約も515件あり、土地を求める人が多いと私たちは見ています。築10年以内の家も21%あり、新しい家を探す人もいると考えています。

2だから、この値段

甲府市の戸建ての値段は、築年数で大きく変わります。築10年以内は3,100万円、築46年以上は530万円です。

築年数ごとの、売れた値段の真ん中(戸建て)

築21〜30年は1,800万円、築31〜45年は1,200万円と、古くなるほど下がります。売れた家の多くが古いため、市全体の真ん中の値段は1,500万円にとどまっていると私たちは見ています。地区の差も大きく、上石田(3,000万円)に対して城東(380万円)です。住宅地の地価も、南甲府駅(1㎡ 5万円)と酒折駅(1㎡ 3万円)で差があります。

3この先、上がりそうか、下がりそうか

戸建ての値段は、この先上がりにくいと私たちは見ています。住宅地の地価は、下がった地点が上がった地点より多いからです。

住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
  • 上がった5か所
  • 変わらない23か所
  • 下がった18か所
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)
2025年3.8万人
2035年3.7万人
2045年3.4万人

住宅地の地価は46地点のうち、去年より上がったのが5地点、下がったのが18地点です。2045年までに、家を買う年代の人は減り(−11%)、高齢の人は増える見込みです(+8%)。このため、買う人より売りに出る家のほうが増えやすいと考えています。戸建ての真ん中の値段は、前の年より少し下がりました(−3.1%)。中古マンションは大きく下がりましたが(−25%)、1年だけの動きは振れやすく、それだけで先行きは言い切れません。

「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。

ここから下は、上の見立ての元になった数字です。

山梨県甲府市の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: マンション-25%・戸建て-3.1%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
01,5003,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション1,900万円680万円〜2,800万円約26.3万円285
戸建て等(土地+建物)1,500万円600万円〜2,900万円—703
土地——約3.8万円515

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内3,500万円483,100万円135
築11〜20年2,500万円582,300万円44
築21〜30年1,750万円461,800万円82
築31〜45年575万円841,200万円168
築46年〜415万円10530万円205

参考: 改装済み中古マンションの中央値は1,450万円(32件)、未改装は1,650万円(94件)。 改装済みのほうが高いとは限りません。改装して売られる物件は築年数が経っていることが多いためで、リフォーム費用がそのまま価格に乗るわけではない実態が読み取れます。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

甲府市で売るなら、いくらくらいか

甲府市で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「山梨県の相場データブック」(PDF・8ページ)も、このアドレスにお送りします。

甲府市で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 甲府市の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は大里町が2,300万円、城東が380万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
山宮町1,450万円40築29年
国母710万円26築41年
大里町2,300万円25築31年
伊勢1,950万円22築47年
羽黒町1,100万円21築38年
中央1,100万円21築47年
住吉1,450万円20築43年
城東380万円19築51年

中古マンション

地区中央値件数築年数
中央780万円40築30年
北口2,600万円22築25年
丸の内3,400万円19築17年
朝日240万円16築36年
国母1,300万円13築27年
城東980万円12築33年
川田町880万円11築31年
貢川本町2,700万円10築6年

土地(1㎡あたり)

地区中央値件数
山宮町12万円/㎡29
上町14万円/㎡23
和戸町11万円/㎡23
相生20万円/㎡17
国母15万円/㎡15
徳行15万円/㎡14
千塚8.0万円/㎡13
住吉10万円/㎡12

山宮町(1,450万円・40件・築29年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築29年前後と新しめで、建物の状態がそのまま値段に出ます。

国母(710万円・26件・築41年)

市内の地区の真ん中より51%低い水準です。売れているのは築41年前後です。

大里町(2,300万円・25件・築31年)

市内の地区の真ん中より59%高い水準です。売れているのは築31年前後と新しめで、建物の状態がそのまま値段に出ます。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約1,010万円の差
  • 5〜7m1,250万円26件
  • 7〜10m890万円67件
  • 10m以上1,900万円374件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約1,975万円の差
  • 4m未満625万円128件
  • 4〜6m1,600万円230件
  • 6m以上2,600万円239件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約1,400万円の差
  • 不整形2,700万円75件
  • ほぼ整形1,850万円52件
  • ほぼ台形1,800万円70件
  • 長方形1,500万円86件
  • ほぼ長方形1,300万円194件

この地域では、不整形の中央値が長方形を上回っています。一般に不整形地は建物を配置しにくいぶん評価が下がりやすい一方、面積の広い土地が不整形に多く含まれるなど、条件の構成が影響している可能性があります。形だけで判断せず、面積が近い事例と見比べてください。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約2,260万円の差
  • 市街化調整区域3,150万円82件
  • 第1種中高層住居専用地域1,600万円175件
  • 第1種住居地域1,600万円153件
  • 第2種低層住居専用地域1,400万円78件
  • 商業地域1,000万円56件
  • 第2種住居地域890万円51件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格を左右するかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約2,000万円の差
  • 軽量鉄骨造3,300万円70件
  • 鉄骨造2,500万円57件
  • RC2,350万円28件
  • 木造1,300万円423件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約1,300万円の差
  • 公道2,100万円70件
  • 道路1,800万円211件
  • 市道1,600万円210件
  • 私道800万円63件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約1,715万円の差
  • 商業地域2,600万円98件
  • 準工業地域1,700万円23件
  • 第1種住居地域1,650万円42件
  • 第2種住居地域1,500万円17件
  • 第1種中高層住居専用地域885万円16件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

甲府市の駅と、学校・病院の数

家を探す人は、物件を比べるときに駅と学校と病院を見ます。販売図面の「周辺環境」に書かれるのもこのあたりです。甲府市の分を、国の公開データで数えました。

乗り降りの多い駅(2023年度・1日あたり)

駅路線乗降客数
甲府JR中央線26,786人
酒折JR中央線4,136人
南甲府JR身延線991人
甲斐住吉JR身延線940人
善光寺JR身延線747人
国母JR身延線747人
金手JR身延線116人

最寄り駅ごとの住宅地の地価(2026年の地価公示・地価調査・1㎡あたり)

最寄り駅地価地点
南甲府4.5万円3
甲府4.4万円23
金手4.3万円1
国母4.2万円3
善光寺4.1万円2
甲斐住吉3.8万円10
小井川3.5万円1
酒折3.4万円3

地点が2つ以上ある駅は真ん中の値です。国や県が毎年値段を出している土地で、実際に売れた値段とは別の数字です。

  • 学校小学校 30校・中学校 18校・高等学校 13校
  • 幼稚園・認定こども園48か所
  • 病院・診療所病院 14・診療所 223・歯科 137病床の多い病院は 地方独立行政法人山梨県立病院機構山梨県立中央病院(644床)、市立甲府病院(408床)、医療法人慈光会甲府城南病院(298床)

出典: 国土交通省 不動産情報ライブラリ(国土数値情報の駅別乗降客数・学校・医療機関・幼稚園等、地価公示・地価調査)。2026-10-15に取得。学校は私立・国立を含みます。学校と病院は国のデータを作った時点の数なので、そのあとの開校や閉院は入っていないことがあります。保育所はこの数に入っていません。

甲府市の空き家の数

甲府市では、住宅のうち18.1%が空き家です(全国は13.8%)。このうち、売りにも貸しにも出ていない「使う予定のない空き家」は7,650戸あります。

住宅の数106,290戸
空き家19,280戸(18.1%)
売りに出ている空き家720戸
使う予定のない空き家7,650戸(住宅の7.2%・全国は5.9%)
そのうち一戸建て6,640戸
そのうち傷みや壊れがある1,990戸

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点)。数は調査からの推計で、10の位を四捨五入しているため、合計が合わないことがあります。「使う予定のない空き家」は、調査の「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」です。

売らずに持ち続けると、年にいくらかかるか

値段を見たあとに、もうひとつ数えておく数字があります。固定資産税、空き家になったあとの火災保険、 草刈りと通風に通う時間。実家を売った人の調査では、維持と処分にかかった費用の最多回答は50〜100万円でした。

甲府市で実際に売れた土地は、㎡あたり3.8万円が真ん中の値です(国土交通省の成約データ)。 固定資産税の評価額はこれとは別の数字で、市から届く課税明細書で確かめます。

持ち続けると年にいくらか、数え方を見る →

甲府市は戸建ての取引が中心。中古マンションは285件と少ない

甲府市で実際に成約した取引を、国土交通省の不動産情報ライブラリで見ます。件数がいちばん多いのは戸建てで703件、次が土地の515件です。中古マンションは285件で、3つの中でいちばん少ない種類です。

種類成約件数中央値
戸建て703件1,500万円
土地515件3.8万円/㎡
中古マンション285件1,900万円

戸建ての真ん中の半分は、600万円から2,900万円に入ります。幅が広いのは、築年帯と地区の差がそのまま入っているからです。中央値の1,500万円を自分の家の値段と思わず、この幅のどこにいるかを先に知ってください。

マンションは件数が少ないので、面積あたりの単価も見ます。中央値は26万円/㎡です。同じ棟か近い地区の成約が一つあるかどうかで、査定の根拠の強さが変わります。

直近1年で、マンションははっきり下がり、戸建てはやや下がった

直近1年の中央値を前の1年と比べると、甲府市の中古マンションははっきり下がっています。戸建てはやや下がった程度でした。同じ市の中でも、種類によって下げの大きさが違います。

マンションを売る人は、この下げを売り出し価格に入れてください。1年前に同じ棟で売れた値段を物差しにすると、いまの買い手には高く映ります。高く出した部屋は、問い合わせが来ません。

査定を受けたら、直近1年の成約だけを根拠にしているかを聞いてください。前の1年の成約が混ざった査定額は、いまより高めに出ます。戸建ては下げが小さいので、地区と築年帯の差のほうが値段を動かします。

マンションは築21〜30年から築31〜45年で大きく落ちる。改装は価格に乗らない

甲府市の中古マンションは、築31〜45年の中央値が築10年以内の3分の1以下です。いちばん大きく落ちるのは、築21〜30年から築31〜45年へ移る境目でした。戸建てより早い築年帯で、段差が来ます。

築21〜30年の部屋を持っている人は、段差の手前にいます。時間が経てば、次の築年帯に入ります。売る気があるなら、いまの値段を査定で確かめてから時期を決めてください。

成約が多い地区は、多い順に中央・北口・丸の内・朝日・国母です。間取りでいちばん多いのは3LDK、その次が2LDKでした。この2つ以外の間取りは、比べる成約が少ないと考えてください。

甲府市では、改装済みのマンションの中央値が未改装より高くありません。改装にかけた費用が売値に乗る市場ではない、と読めます。直すかどうかの判断のしかたは、売る前にリフォームすべきか にまとめています。

順番は、査定が先です。現況のままの値段と直した場合の値段を、査定の場で並べて聞いてください。差が改装の費用より小さいなら、直さずに売るほうが手元に残ります。

管理費や修繕積立金の額、大規模修繕の履歴も値段に影響します。マンションならではの書類と確認事項は、中古マンションを売る に書いています。

戸建ては築46年以上で、築10年以内の3分の1以下まで下がる

甲府市の戸建てで値段の段差がいちばん大きいのは、築31〜45年と築46年以上の境目です。築46年以上の中央値は、築10年以内と比べて3分の1以下でした。築30年前後までの下がり方は、この境目の段差より小さいです。

境目の理由は、耐震基準です。築46年以上の家は、建築基準法の耐震基準が1981年(昭和56年)6月に改められる前の建物です。買い手はこの年代の家を、補強が要る前提で見ます。

補強の費用を引いた値段で成約している、というのが私の読みです。いま築40年前後の家を持っている人は、数年で境目を越えます。越えたあとは建物の評価がほぼ残らず、土地の値段で取引されます。

売るつもりがあるなら、境目の手前で査定を受けてください。値段の根拠を選べるのは、手前にいるうちです。

市街化調整区域の戸建てが、甲府市ではいちばん高い

甲府市の戸建てを用途地域で分けると、中央値がいちばん高いのは市街化調整区域でした。いちばん低いのは第2種住居地域です。取引がいちばん多いのは第1種中高層住居専用地域で、高い区分とも低い区分とも一致しません。

市街化調整区域は、都市計画法で市街化を抑えると定められた区域です。建てるにも建て替えるにも、原則として許可が要ります。その区域が高いのは、意外です。

建築士の視点

調整区域の家が高いと聞くと、意外に思う人が多いはずです。私は、敷地の広い取引が調整区域に混ざりやすく、総額の中央値を押し上げていると見ています。これは仮説なので、担当者の見方も聞いてください。

この読みが正しいなら、高いのは総額であって、面積あたりの値段ではありません。調整区域の家を売る人は、総額の中央値を自分の家の値段と思わないでください。確かめるのは、再建築の許可が取れるかと、広さの近い成約です。

第2種住居地域が低いのは、住宅のほかに店や事務所も建つ区域で、住む目的の買い手が絞られるためだと見ています。こちらも仮説です。用途地域は市の都市計画の窓口で分かるので、査定の前に確かめて担当者に伝えてください。

調整区域の家を売る手順は、再建築の許可が取れるかで分かれます。市街化調整区域の家・土地を売る に、許可の確かめ方から買い手の探し方まで書いています。

前面道路は6m以上が高く、4m未満が低い

前面道路の幅も、甲府市の戸建ての中央値を分けています。区分は3つです。6m以上がいちばん高く、4〜6mが続き、4m未満がいちばん低い並びでした。

建築基準法では、建物の敷地は幅4m以上の道路に2m以上接していなければなりません。前面道路が4m未満の家は、建て替えのときに敷地の一部を道路として空ける場合があります。使える土地が減る分を、買い手は値段から引きます。

前面道路の幅は、買ったときの重要事項説明書に書いてあります。無ければ、法務局の図面か市の道路の窓口で確かめられます。4m未満なら、過去に後退済みかどうかも一緒に伝えてください。

戸建ての成約は山宮町・国母・大里町が多い。上石田が高く、城東が低い

甲府市で戸建ての成約が多い地区は、多い順に山宮町・国母・大里町・伊勢・羽黒町です。中央値がいちばん高い地区は上石田、いちばん低い地区は城東でした。地区の差が大きいので、市全体の中央値が当てはまらない地区があります。

上石田で市全体の中央値を使えば安く見積もり、城東で使えば高く見積もります。どちらも損です。査定では、同じ地区の直近成約だけで作った根拠を出してもらってください。

国母は、戸建てとマンションの両方で成約が多い地区です。この地区で売る人は、種類の違う成約が混ざった資料を渡されることがあります。戸建てなら戸建ての成約だけで比べるよう、担当者に頼んでください。

土地は相生が高く、千塚が低い。㎡単価を地区ごとに見る

甲府市の土地は、面積あたりの単価で比べます。市全体の中央値は3.8万円/㎡ですが、高い地区は相生、低い地区は千塚で、地区の差があります。成約は515件あるので、同じ地区の事例は探しやすいほうです。

土地の値段は、単価のほかに道路の幅・形・広さで動きます。同じ地区でも、角地と旗竿地では買い手の見方が変わります。査定では、地区と形の両方が近い成約を根拠にしてもらってください。

境界が確定していない土地は、測量に時間がかかります。売ると決めたら、境界の確認を先に始めてください。準備の全体は 土地を売る にまとめています。

甲府市で家を売る進め方と、かかるお金

手順は4つです。相場の位置を知り、複数社に査定を頼み、根拠を比べて、媒介契約を結んで売り出します。この記事で挙げた築年帯・用途地域・前面道路・地区を、査定の資料と見比べてください。

査定額は、金額の順に並べないでください。見るのは根拠です。どの成約を使ったかと、直近1年の下げを入れているかの2点を聞いてください。

築46年を超えた家や、前面道路が狭い家は、仲介で買い手を待つほかに買取という手もあります。両方の見積もりを取ってから決めれば、安く手放す失敗を減らせます。

売るときに出ていくお金は、仲介手数料と登記の費用、印紙税、譲渡所得にかかる税金です。それぞれの金額の出し方は、不動産売却でかかる費用の一覧 で確かめられます。売値から引いた手取りを、売り出す前に出しておいてください。

甲府市で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 甲府市で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q3〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

600万円 〜 2,900万円

成約703件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は1,500万円です。

中古マンション

680万円 〜 2,800万円

成約285件。中央値は1,900万円です。 1平方メートルあたりでは262,500円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

26,000円 〜 48,000円

成約515件。中央値は38,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は甲府市全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

甲府市で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 甲府市の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約703件・中央値1,500万円 (600万円〜2,900万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約285件・中央値1,900万円/1平方メートルあたり262,500円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約515件・1平方メートルあたり中央値38,000円 (26,000〜48,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

甲府市で家を売る前に、状況別に読む

同じ「家を売る」でも、相続と離婚と住み替えでは、つまずく場所も順番も違います。 当てはまるものから読んでください。

よくある質問

甲府市の市街化調整区域にある戸建てです。高く売れますか?

甲府市のデータでは、用途地域の区分の中で市街化調整区域の戸建ての中央値がいちばん高く出ています。ただし、これは総額の真ん中の値で、個々の家の値段を約束するものではありません。調整区域では家を建て替えるのに原則として許可が要り、許可が取れない家は買い手が絞られます。再建築の可否を市の窓口で確かめたうえで、広さの近い同じ区域の成約を根拠にした査定を受けてください。

甲府市のマンションが下がっているなら、売るのを待ったほうがいいですか?

待てば戻ると言える根拠は、データの中にありません。甲府市の中古マンションは、直近1年で中央値がはっきり下がりました。加えて、築21〜30年から築31〜45年へ移るところで値段が大きく落ちます。築年帯の境目が近い部屋は、待つあいだに次の帯へ入ります。売る気があるなら、いまの値段を査定で確かめてから決めるほうが、判断の根拠がそろいます。

築40年を超えた甲府市の戸建てに、値段はつきますか?

つきます。甲府市の実成約には築46年以上の戸建てが多く含まれていて、値段がゼロになっているわけではありません。ただし築46年以上の中央値は築10年以内の3分の1以下で、建物の評価はほぼ残らず、土地の値段で取引されています。前面道路の幅や地区の差がそのまま値段に出るので、古いからと決めつけずに、同じ条件の成約を根拠にした査定を受けてください。耐震補強の記録があれば、先に出してください。

甲府市で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に大里町(2,300万円・25件)、伊勢(1,950万円・22件)、山宮町(1,450万円・40件)です。低いほうは城東(380万円・19件)、国母(710万円・26件)、中央(1,100万円・21件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

甲府市では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは山宮町で築29年、古いほうは城東で築51年です。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

甲府市で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは山宮町(40件・中央値1,450万円)、国母(26件・中央値710万円)、大里町(25件・中央値2,300万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(甲府市の実成約データの充填元)・確認日 2026-10-13
  2. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条=道路・第43条=接道義務・昭和56年の耐震基準改正)・確認日 2026-10-13
  3. e-Gov法令検索「都市計画法」(第7条=市街化調整区域・第9条=用途地域・第43条=建築制限)・確認日 2026-10-13

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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