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大阪の家売却

大阪府大阪市西淀川区の不動産売却|マンションと戸建てが同じ築年の境目で下がり、その先で分かれる区

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結論から

大阪府大阪市西淀川区の実成約は、中古マンションが819件、戸建てが552件です(国交省データ)。マンションの中央値は1,800万円、戸建ては2,900万円です。どちらも築21〜30年から築31〜45年に移るところで中央値が最も下がります。その先は分かれ、マンションは築46年以上でもあまり下がらず、戸建ては築10年以内の半分以下になります。直近1年は戸建てがはっきり下がり、マンションもやや下がりました。

西淀川区はマンション819件、戸建て552件。同じ築年の境目で、両方が最も下がる

国土交通省の不動産情報ライブラリで、大阪市西淀川区の成約を集計しました。最も多いのは中古マンションで、819件です。次が戸建てで、552件あります。

最も少ないのは土地だけの取引で、83件でした。マンションと戸建ての両方に、比べられる事例がそろっている区です。

マンションの中央値は1,800万円です。面積あたりの単価は、中央値で37万円/㎡でした。

戸建ての中央値は2,900万円です。安いほうから4分の1の値が1,500万円、高いほうから4分の1の値が4,000万円で、戸建ての真ん中の半分はこの幅に収まります。

西淀川区のデータで目を引くのは、築年の境目が二つの市場で一致している点です。マンションも戸建ても、築21〜30年から築31〜45年に移るところで中央値が最も下がります。

築30年を超えるかどうかで、比べられる成約の水準が一段変わるという意味です。自分の家がいまどちらの帯にいるかを、登記事項証明書の新築年月日で先に確かめてください。

境目の先で分かれる。マンションは築46年以上でも下がらず、戸建ては半分以下になる

同じ境目で落ちたあと、二つの市場は別の道をたどります。マンションは、築46年以上の中央値が築10年以内とくらべてあまり下がっていません。戸建ては、築46年以上の中央値が築10年以内の半分以下まで落ちています。

戸建てが落ちる理由は、値段の中身にあります。戸建ての価格は、土地と建物の合計です。木造の建物は、税務上の耐用年数が22年と定められています。

築46年はその2倍を超えており、建物の評価はほとんど残りません。残るのは土地の値段です。築46年以上の戸建ての中央値は、ほぼ土地の値段を表していると読めます。

マンションの築46年以上があまり下がらない点は、読み方に注意が要ります。古い建物が新しい建物と同じ値段で売れる、という意味ではありません。中央値は「その帯で実際に売れた部屋」の真ん中です。

どの部屋が売れたかで、帯の中央値は動きます。自分の部屋に当てはめるには、同じ棟か近い棟の成約を見るしかありません。

もう一つ、築46年以上の建物には法律上の区切りがあります。1981年6月に建築基準法の耐震基準が改められました。築46年以上の建物は、この改正より前の基準で建てられています。

買い手が住宅ローン控除を使うには、耐震基準への適合を証明する書類が要ります。管理組合が耐震診断を受けているかどうかで、買い手の幅が変わります。売り出す前に、管理会社へ診断の有無を聞いておいてください。

直近1年は戸建てがはっきり下がり、マンションもやや下がった。両方が下がった区での査定の受け方

直近1年の中央値を、その前の1年とくらべました。戸建てははっきり下がっています。

マンションもやや下がりました。西淀川区では、二つの市場がそろって下に動いた形です。

ただし、この動きを「区全体が値下がりした」と読むのは早すぎます。中央値は、その年に売れた家の顔ぶれで変わります。

築古の成約が多い年は中央値が下がり、築浅が多い年は上がります。戸建てのはっきりした下げも、築年や広さの組み合わせが変わった結果である可能性があります。

それでも、売る側にとって実務上の意味はあります。査定の根拠になる成約が、前の1年のものか直近1年のものかで、出てくる金額が変わるからです。前の1年の事例を根拠にした査定額は、いまの買い手が払う水準より高く出ることがあります。

査定を受けるときは、根拠にした成約の時期を担当者に聞いてください。直近1年の事例で組み直した金額も、あわせて出してもらいます。

もう一つ、下がっている市場では「いくらまでなら売るか」を先に決めておく必要があります。売り出し価格を高めに置いて様子を見る方法は、下げ局面では時間を失いやすいからです。下限の価格と売る期限を決めてから、売り出し価格を相談してください。

戸建ては第1種住居地域に集まり、中央値も最も高い。最も低いのは準工業地域

西淀川区の戸建ての成約を用途地域で分けると、最も多いのは第1種住居地域です。中央値が最も高いのも、同じ第1種住居地域です。

件数が多い帯と値段が高い帯が、西淀川区では重なっています。最も低いのは準工業地域でした。

用途地域は、都市計画法で定められた「その土地に建てられるもの」の区分です。第1種住居地域は、住居の環境を保護するために定められます。

準工業地域は、環境の悪化をもたらすおそれのない工業の利便を図るための地域です。住宅も建てられますが、工場も隣に建ちうる区分だという点が、買い手の目には違って映ります。

自分の家の用途地域は、大阪市が公開している都市計画の地図で住所から調べられます。査定を受ける前に調べておくと、担当者の説明を自分で確かめられます。準工業地域の家の中央値が低いのは、家そのものの問題ではありません。

周りに何が建てられるかという条件の問題です。この条件は売り主が変えられないため、価格の根拠として受け入れたうえで売り方を考えるほうが、早く進みます。用途地域と土地の形が価格にどう効くかは、土地の形と用途地域で、価格はどう変わるかで整理しています。

前面道路の幅は売り主が変えられない。幅を測って先に伝えてから査定を受ける

西淀川区の戸建ては、前面道路の幅で中央値に差が出ています。区分は6m以上、4〜6m、4m未満の三つです。三つの区分で中央値が並ばない以上、自分の家の道路の幅は査定の前に知っておくべき条件です。

建築基準法では、建物の敷地は幅4m以上の道路に2m以上接していなければなりません。これが接道義務です。前面道路が4m未満の場合、建て替えのときに道路の中心線から2mまで敷地を下げる必要が出ることがあります。

下げた分は敷地として使えません。買い手は建て替え後の敷地の広さで値段を考えるため、ここが価格に響きます。

道路の幅は、法務局の公図と地積測量図で確かめられます。現地で測った幅と図面の幅が違うこともあるため、両方を見てください。4m未満の場合は、すでに後退済みかどうかも調べます。

後退済みなら、その事実は価格を下げない材料として使えます。査定のときに「前面道路の幅はこれで、後退は済んでいる」と先に伝えると、根拠のある金額が返ってきやすくなります。道路と間口が価格にどれだけ効くかは、間口と前面道路で売却価格はどれだけ変わるかにまとめています。

マンションは3LDKが最多で、次が1K。査定の根拠は「月々の負担」と「家賃」で分かれる

西淀川区のマンションで最も多く成約した間取りは3LDKです。次が1Kです。

この二つは、多くの場合で買う人が違います。3LDKは自分で住む人が中心になり、1Kは貸して収入を得る人が中心になります。

住む人が買う3LDKでは、査定で見られるのは月々の負担です。管理費と修繕積立金の額を、買い手はローンの返済額に足して考えます。大規模修繕の履歴と次の予定、積立金の値上げや一時金の予定も見られます。

これらは管理組合の総会議事録と長期修繕計画に書いてあります。手元になければ、管理会社から取り寄せられます。

貸す人が買う1Kでは、根拠が家賃に変わります。いまの家賃、契約の残り期間、敷金の扱い、空室だった期間が見られます。

入居者がいるままでも売れますが、買い手は投資として買う人に絞られます。賃貸借契約書と家賃の入金記録を先にそろえておくと、査定が具体的になります。

同じ棟に3LDKと1Kが混ざっている場合は、査定の担当者がどちらの売り方に慣れているかを聞いてください。住む人向けと貸す人向けでは、広告の出し方も値付けの根拠も違います。

改装済みの中央値は未改装より高い。ただし改装で築年の帯は動かない

西淀川区のマンションは、改装済みの中央値が未改装より高くなっています。この事実から「直せば高く売れる」と結論づけるのは早いです。

改装済みで売れた部屋は、改装費をかけたうえで売っています。中央値の差が改装費より小さければ、手取りは減ります。

西淀川区で考えておきたいのは、改装と築年の帯の関係です。この区のマンションは、築21〜30年から築31〜45年に移るところで中央値が最も下がります。改装しても、築年は変わりません。

築31〜45年の帯にいる部屋は、改装後もその帯の成約と比べられます。改装で帯を一つ上に戻すことはできない、と考えてください。

直すかどうかは、査定の段階で決められます。「現況のまま」と「直した場合」の二つの金額を出してもらい、差額と見積もりを並べてください。差額が見積もりを上回るときだけ、直す価値があります。

傷みが目立つ箇所だけ直す方法と、価格を下げて現況で売る方法の中間もあります。愛知の実成約で改装と価格の関係を調べた記事は、売る前にリフォームすべきかです。

土地だけの成約は最も少ない。築46年以上の戸建ての下限を、単価21万円/㎡で確かめる

西淀川区で土地だけの取引は83件と、三つの中で最も少ない市場です。中央値は21万円/㎡でした。

件数が少ない市場では、中央値一つで自分の土地を値付けするのは危険です。形・道路・用途地域が違えば、単価は大きく動きます。

それでも、この単価には使い道があります。築46年以上の戸建ては、建物の評価がほとんど残らず、土地の値段で決まります。土地の単価に自分の敷地の面積をかけた金額が、築古の戸建ての下限の目安になります。

査定額がこの目安を大きく下回るなら、理由を担当者に聞いてください。解体費を差し引いているのか、道路や形の条件で下げているのかで、対応が変わります。

古家付きのまま売るか、解体して更地で売るかは、解体費と買い手の層で決まります。更地にすると固定資産税の住宅用地の軽減が外れるため、解体の時期には注意が要ります。売り主が解体費を先に出すより、買い手が解体する前提で値付けするほうが、持ち出しを抑えられることもあります。

西淀川区で売る前に決めておくこと。期限、下限の価格、直すかどうか

ここまでの西淀川区のデータから、売る前に決めておくことは三つに絞れます。

一つ目は期限です。直近1年は戸建てもマンションも中央値が下がりました。

売る理由に期限があるなら、その期限から逆算して売り出し時期を決めます。期限がないなら、査定額を見てから売るかどうかを決めて構いません。

二つ目は下限の価格です。築年の帯、用途地域、前面道路の幅で、自分の家の位置が決まります。

複数の査定を受けて、いちばん低い金額にも理由があるかを確かめてください。いちばん高い金額で決めると、下げ局面では売れ残りやすくなります。

三つ目は直すかどうかです。改装で築年の帯は動きません。現況と改装後の二つの査定を取ってから決めてください。

査定から引き渡しまでの流れは、家を売る流れは7ステップにまとめています。かかるお金の中心は仲介手数料で、宅地建物取引業法に基づいて上限が定められています。

このほかに印紙税、抵当権の抹消登記の費用、譲渡所得税がかかることがあります。費用の全体は不動産売却でかかる費用の一覧で確かめてください。

大阪府大阪市西淀川区の実際の成約価格

2023Q2〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年8月24日中央値 前年比: マンション-5.3%・戸建て-10%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
02,0004,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション1,800万円1,500万円〜2,700万円約36.9万円819
戸建て等(土地+建物)2,900万円1,500万円〜4,000万円552
土地約21.0万円83

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内1,800万円1114,100万円137
築11〜20年2,900万円1472,900万円88
築21〜30年2,450万円2162,500万円95
築31〜45年1,600万円2821,500万円81
築46年〜1,300万円551,250万円94

参考: 改装済み中古マンションの中央値は2,050万円(116件)、未改装は1,700万円(170件)。 差は約21%です。ただし改装される物件は築年数が経っていることが多く、リフォーム費用がそのまま上乗せされるわけではありません。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-08-24取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

大阪市西淀川区で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 大阪市西淀川区の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は野里が3,600万円、佃が2,250万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
中島3,100万円73築12年
2,250万円64築27年
姫島2,600万円63築27年
御幣島2,700万円47築31年
野里3,600万円46築20年
姫里2,900万円43築19年
大和田2,800万円38築21年
歌島2,800万円31築28年

中古マンション

地区中央値件数築年数
1,700万円169築39年
野里1,700万円124築19年
御幣島2,800万円103築23年
姫里1,900万円94築16年
千舟2,750万円68築19年
姫島1,600万円65築35年
大和田2,000万円43築27年
出来島2,200万円33築28年

土地(1㎡あたり)

地区中央値件数
姫島59万円/㎡13
大和田75万円/㎡10
62万円/㎡9
柏里150万円/㎡8
姫里89万円/㎡8

中島(3,100万円・73件・築12年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築12年前後と新しめで、建物の状態がそのまま値段に出ます。

佃(2,250万円・64件・築27年)

市内の地区の真ん中より20%低い水準です。売れているのは築27年前後です。

姫島(2,600万円・63件・築27年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築27年前後です。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約7,100万円の差
  • 5m未満1,350万円76件
  • 5〜7m3,000万円60件
  • 7〜10m3,900万円81件
  • 10m以上8,450万円72件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約2,000万円の差
  • 4m未満1,400万円55件
  • 4〜6m2,700万円197件
  • 6m以上3,400万円241件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約3,150万円の差
  • ほぼ台形6,000万円15件
  • 不整形4,750万円34件
  • 長方形3,300万円118件
  • ほぼ長方形3,000万円101件
  • ほぼ正方形2,850万円12件

この地域では、不整形の中央値が長方形を上回っています。一般に不整形地は建物を配置しにくいぶん評価が下がりやすい一方、面積の広い土地が不整形に多く含まれるなど、条件の構成が影響している可能性があります。形だけで判断せず、面積が近い事例と見比べてください。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約300万円の差
  • 第1種住居地域3,000万円359件
  • 工業地域2,900万円65件
  • 近隣商業地域2,800万円38件
  • 準工業地域2,700万円69件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格に効くかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約18,200万円の差
  • RC21,000万円13件
  • 軽量鉄骨造4,500万円11件
  • 木造2,900万円380件
  • 鉄骨造2,800万円106件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約1,000万円の差
  • 市道3,700万円188件
  • 道路3,650万円44件
  • 公道2,800万円102件
  • 私道2,700万円134件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約1,560万円の差
  • 準工業地域2,400万円130件
  • 工業地域2,100万円185件
  • 第1種住居地域1,700万円247件
  • 商業地域1,700万円90件
  • 近隣商業地域1,700万円78件
  • 第2種住居地域840万円28件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

大阪市西淀川区で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 大阪市西淀川区で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q2〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

1,500万円4,000万円

成約552件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は2,900万円です。

中古マンション

1,500万円2,700万円

成約819件。中央値は1,800万円です。 1平方メートルあたりでは369,231円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

140,000円310,000円

成約83件。中央値は210,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は大阪市西淀川区全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

大阪市西淀川区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 大阪市西淀川区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約552件・中央値2,900万円 (1,500万円〜4,000万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約819件・中央値1,800万円/1平方メートルあたり369,231円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約83件・1平方メートルあたり中央値210,000円 (140,000〜310,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
大阪市福島区約3km4,200万円+1,300万円
大阪市淀川区約3km3,300万円+400万円
大阪市此花区約3km2,400万円-500万円
大阪市西区約5km8,500万円+5,600万円
大阪市北区約5km1億2,000万円+9,100万円
大阪市港区約5km2,800万円-100万円
大阪市中央区約6km2億2,000万円+1億9,100万円
大阪市都島区約7km4,000万円+1,100万円
大阪市東淀川区約7km3,200万円+300万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

西淀川区で築28年の戸建てを持っています。築31年に入る前に売ったほうがいいですか?

西淀川区の戸建ては、築21〜30年から築31〜45年に移るところで中央値の落ち幅が最も大きくなっています。築28年はその境目の手前です。帯が変わると、査定で比べられる成約の水準が一段下がります。その意味では、いまの帯にいるうちに査定を受けておく価値はあります。ただし、直近1年の戸建ての中央値は前の1年よりはっきり下がっています。境目の手前だからといって、高く売れるとは限りません。「いま売る場合」と「築31年以降に売る場合」の二つの前提で査定を出してもらい、差額を見てから決めてください。期限がある売却なら、その期限から逆算して売り出し時期を決めます。

西淀川区の築46年以上のマンションは、中央値があまり下がらないと聞きました。築浅と同じ値段で売れますか?

同じ値段で売れる、という意味ではありません。中央値は「その帯で実際に売れた部屋」の真ん中の値です。築46年以上の帯でどの部屋が売れたかによって、帯の中央値は動きます。自分の部屋がいくらかは、同じ棟か近い棟の成約と並べて初めて分かります。また、築46年以上の建物は1981年6月の耐震基準の改正より前に建てられています。買い手が住宅ローン控除を使うには、耐震基準に適合している証明が要ります。管理組合が耐震診断を受けているかどうかで、買える人の幅が変わります。売り出す前に管理会社へ診断の有無を聞き、査定のときに伝えてください。

西淀川区の準工業地域にある戸建てです。中央値が最も低い用途地域と知りましたが、どう売ればいいですか?

準工業地域は、都市計画法で定められた用途地域の一つです。住宅も建てられますが、環境の悪化をもたらすおそれのない工場も建てられる区分です。買い手は、自分の家だけでなく隣に何が建ちうるかを見ます。この条件は売り主が変えられません。まず用途地域を大阪市の都市計画の地図で確かめ、査定のときに先に伝えてください。そのうえで、築年の帯と前面道路の幅が同じ条件の成約を根拠にした金額を出してもらいます。築46年以上なら、土地の単価21万円/㎡に敷地面積をかけた金額が下限の目安になります。査定額がそれを大きく下回る場合は、解体費や道路の条件でどれだけ下げたのかを聞いてください。仲介で時間がかかりそうなら、買取の金額も並べて比べると判断しやすくなります。

大阪市西淀川区で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に野里(3,600万円・46件)、中島(3,100万円・73件)、姫里(2,900万円・43件)です。低いほうは佃(2,250万円・64件)、姫島(2,600万円・63件)、御幣島(2,700万円・47件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

大阪市西淀川区では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは中島で築12年、古いほうは御幣島で築31年です。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

大阪市西淀川区で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは中島(73件・中央値3,100万円)、佃(64件・中央値2,250万円)、姫島(63件・中央値2,600万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(大阪市西淀川区の実成約データの充填元)・確認日 2026-08-22
  2. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条=道路の定義と2項道路の後退・第43条=接道義務)・確認日 2026-08-22
  3. e-Gov法令検索「建築基準法施行令」(1981年6月施行の耐震基準の改正=いわゆる新耐震基準)・確認日 2026-08-22
  4. e-Gov法令検索「都市計画法」(第9条=第一種住居地域・準工業地域の定義)・確認日 2026-08-22
  5. e-Gov法令検索「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」(木造住宅22年・鉄筋コンクリート造住宅47年)・確認日 2026-08-22

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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