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大阪の家売却

大阪府大阪市都島区の不動産売却|マンションが主役の区。築46年以上でも中央値が落ちにくい

本記事にはプロモーションが含まれます。

結論から

大阪府大阪市都島区の実成約は、中古マンションが1,281件、戸建てが256件です(国交省データ)。マンションの中央値は2,800万円、戸建ては4,000万円です。マンションは築46年以上でも中央値があまり下がらず、直近1年ははっきり上がりました。戸建ては築46年以上で築10年以内の半分以下に落ちます。マンションを売るなら、先に見るべきは直近1年の成約です。

大阪市都島区の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか

都島区で売れる家の多くは中古マンションです。買うのは3LDKを探す家族が中心と私たちは見ています。

大阪市都島区で売れた不動産の件数(約3年)
戸建て256件
中古マンション1,281件
土地だけ77件

売れた家のうち、中古マンションは79%、戸建ては16%です。間取りの記録があるマンションでは、3部屋以上の家族向けが51%を占めます。いちばん多い間取りは3LDKです。ひとり〜ふたり向けの部屋も30%あるため、買い手は家族だけではないと考えています。

2だから、この値段

中古マンションの真ん中の値段は2,800万円です。築年数と改装の有無で、値段に大きな差が出ています。

築年数ごとの、売れた値段の真ん中(中古マンション)

真ん中の値段は、築11〜20年が4,600万円、築31〜45年が2,800万円、築46年以上が1,500万円です。築11年以上では、古くなるほど値段は下がっています。築10年以内は2,000万円と低めですが、その理由はこのデータからは分かりません。改装済みの部屋は3,000万円、未改装の部屋は2,200万円で、改装済みのほうが高く売れています。

3この先、上がりそうか、下がりそうか

地価が上がっているので、当面は値段が保たれやすいと私たちは見ています。ただ、家を買う年代の人は先々減る見込みです。

住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
  • 上がった8か所
  • 変わらない0か所
  • 下がった0か所
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)
2025年2.9万人
2035年2.8万人
2045年2.6万人

住宅地の地価は、8地点のうち8地点で去年より上がりました。中古マンションの真ん中の値段も、前の年より上がっています(+5.7%)。一方で、家を買う年代の人は2045年までに減る見込みです(−12%)。そのため長い目で見ると、買い手は少しずつ減っていくと考えています。

「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。

ここから下は、上の見立ての元になった数字です。

大阪府大阪市都島区の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: マンション+5.7%・戸建て+5%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
02,5005,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション2,800万円1,800万円〜4,100万円約52.0万円1,281
戸建て等(土地+建物)4,000万円2,100万円〜6,200万円—256
土地——約45.0万円77

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内2,000万円3205,550万円52
築11〜20年4,600万円1974,450万円30
築21〜30年3,400万円1983,500万円35
築31〜45年2,800万円4393,400万円49
築46年〜1,500万円1161,950万円60

参考: 改装済み中古マンションの中央値は3,000万円(146件)、未改装は2,200万円(349件)。 差は約36%です。ただし改装される物件は築年数が経っていることが多く、リフォーム費用がそのまま上乗せされるわけではありません。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

大阪市都島区で売るなら、いくらくらいか

大阪市都島区で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「大阪府の相場データブック」(PDF・9ページ)も、このアドレスにお送りします。

大阪市都島区で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 大阪市都島区の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は中野町が6,250万円、内代町が2,400万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
都島本通4,500万円31築33年
都島中通3,900万円30築34年
毛馬町2,600万円29築34年
高倉町5,350万円26築30年
都島北通4,050万円24築33年
大東町2,400万円23築33年
内代町2,400万円22築26年
中野町6,250万円18築20年

中古マンション

地区中央値件数築年数
友渕町2,900万円347築37年
中野町3,100万円228築12年
東野田町2,000万円116築8年
善源寺町5,350万円98築15年
都島南通2,950万円86築22年
都島北通2,100万円79築26年
都島本通4,050万円58築9年
内代町3,000万円52築28年

土地(1㎡あたり)

地区中央値件数
中野町170万円/㎡11
内代町170万円/㎡9
都島本通170万円/㎡9
毛馬町90万円/㎡9
都島北通135万円/㎡8

都島本通(4,500万円・31件・築33年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築33年前後です。

都島中通(3,900万円・30件・築34年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築34年前後です。

毛馬町(2,600万円・29件・築34年)

市内の地区の真ん中より36%低い水準です。売れているのは築34年前後です。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約9,350万円の差
  • 5m未満2,150万円54件
  • 5〜7m5,150万円42件
  • 7〜10m5,250万円32件
  • 10m以上11,500万円28件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約2,700万円の差
  • 4m未満1,900万円39件
  • 4〜6m3,900万円68件
  • 6m以上4,600万円138件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約2,400万円の差
  • 不整形6,500万円11件
  • ほぼ長方形4,150万円70件
  • 長方形4,100万円53件

この地域では、不整形の中央値が長方形を上回っています。一般に不整形地は建物を配置しにくいぶん評価が下がりやすい一方、面積の広い土地が不整形に多く含まれるなど、条件の構成が影響している可能性があります。形だけで判断せず、面積が近い事例と見比べてください。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約3,200万円の差
  • 商業地域5,800万円18件
  • 第2種住居地域5,750万円16件
  • 準工業地域5,400万円26件
  • 第1種住居地域3,950万円142件
  • 近隣商業地域3,500万円19件
  • 第2種中高層住居専用地域2,600万円35件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格を左右するかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約50,000万円の差
  • RC54,000万円10件
  • 木造4,000万円149件
  • 鉄骨造4,000万円69件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約2,200万円の差
  • 市道4,500万円134件
  • 公道4,200万円57件
  • 私道2,300万円46件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約2,900万円の差
  • 準工業地域4,500万円204件
  • 第1種住居地域3,000万円510件
  • 第2種住居地域2,600万円127件
  • 第2種中高層住居専用地域2,200万円91件
  • 商業地域1,900万円233件
  • 準住居地域1,600万円27件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

大阪市都島区の駅と、学校・病院の数

家を探す人は、物件を比べるときに駅と学校と病院を見ます。販売図面の「周辺環境」に書かれるのもこのあたりです。大阪市都島区の分を、国の公開データで数えました。

乗り降りの多い駅(2023年度・1日あたり)

駅路線乗降客数
京橋JR大阪環状線228,988人
京橋京阪電気鉄道 京阪本線129,938人
京橋大阪市高速電気軌道 7号線(長堀鶴見緑地線)33,272人
都島大阪市高速電気軌道 2号線(谷町線)31,965人
桜ノ宮JR大阪環状線30,102人
城北公園通JRおおさか東線13,014人
野江内代大阪市高速電気軌道 2号線(谷町線)10,922人
大阪城北詰JRJR東西線8,894人

最寄り駅ごとの住宅地の地価(2026年の地価公示・地価調査・1㎡あたり)

最寄り駅地価地点
桜ノ宮41.4万円1
野江内代40.6万円1
都島39.4万円2
京橋38.5万円1
OsakaMetro京橋38万円1
JR城北公園通34.2万円1
城北公園通21.8万円1

地点が2つ以上ある駅は真ん中の値です。国や県が毎年値段を出している土地で、実際に売れた値段とは別の数字です。

  • 学校小学校 10校・中学校 5校・高等学校 4校
  • 幼稚園・認定こども園13か所
  • 病院・診療所病院 9・診療所 129・歯科 79病床の多い病院は 大阪市立総合医療センター(1,063床)、社会医療法人明生会明生病院(195床)、医療法人正和会協和病院(178床)

出典: 国土交通省 不動産情報ライブラリ(国土数値情報の駅別乗降客数・学校・医療機関・幼稚園等、地価公示・地価調査)。2026-10-15に取得。学校は私立・国立を含みます。学校と病院は国のデータを作った時点の数なので、そのあとの開校や閉院は入っていないことがあります。保育所はこの数に入っていません。

大阪市都島区の空き家の数

大阪市都島区では、住宅のうち17.0%が空き家です(全国は13.8%)。このうち、売りにも貸しにも出ていない「使う予定のない空き家」は3,010戸あります。

住宅の数71,540戸
空き家12,150戸(17.0%)
売りに出ている空き家820戸
使う予定のない空き家3,010戸(住宅の4.2%・全国は5.9%)
そのうち一戸建て820戸
そのうち傷みや壊れがある760戸

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点)。数は調査からの推計で、10の位を四捨五入しているため、合計が合わないことがあります。「使う予定のない空き家」は、調査の「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」です。

売らずに持ち続けると、年にいくらかかるか

値段を見たあとに、もうひとつ数えておく数字があります。固定資産税、空き家になったあとの火災保険、 草刈りと通風に通う時間。実家を売った人の調査では、維持と処分にかかった費用の最多回答は50〜100万円でした。

大阪市都島区で実際に売れた土地は、㎡あたり45万円が真ん中の値です(国土交通省の成約データ)。 固定資産税の評価額はこれとは別の数字で、市から届く課税明細書で確かめます。

持ち続けると年にいくらか、数え方を見る →

都島区は中古マンションが1,281件。戸建ての5倍近い

大阪市都島区で2023年から2025年に成約した取引を、国交省の不動産情報ライブラリで集計しました。いちばん多いのは中古マンションで、1,281件です。

戸建て(土地と建物のセット)は256件です。土地だけの取引は77件で、三つの中でいちばん少なくなっています。

中古マンションの中央値は2,800万円、専有面積あたりでは52万円/㎡です。戸建ての中央値は4,000万円です。戸建ての安いほうから4分の1の値は2,100万円、高いほうから4分の1の値は6,200万円です。

この幅が、都島区の戸建ての「真ん中の半分」です。土地の単価は中央値45万円/㎡です。

件数の差は、売る側にとって二つのことを意味します。マンションは比べる成約が多く、同じ棟や近い築年の事例が見つかりやすいこと。戸建てと土地は事例が少なく、一つの成約に中央値が引っ張られやすいことです。

都島区で戸建てを査定してもらうときは、根拠にした成約を一件ずつ示してもらってください。件数が少ない市場では、根拠の中身を見ないと査定額の確かさが分かりません。

マンションは築46年以上でも中央値があまり下がらない

都島区の中古マンションを築年帯で並べると、築10年以内と築46年以上の中央値の差が小さくなっています。落ち幅がいちばん大きいのは築31〜45年から築46年以上へ移るところです。それでも落ち方は小さいままです。

鉄筋コンクリート造の住宅は、税法上の耐用年数が47年です。帳簿の上では築46年で建物の価値がほぼ尽きる計算になります。

それでも都島区の成約価格は大きく下がっていません。建物の帳簿上の価値と、買い手が払う金額は別のものだと、このデータは示しています。

ただし築46年以上には、別の確認事項があります。2026年時点で築46年以上の建物は、1980年以前に建てられたものです。建築基準法の耐震基準は1981年6月に改正されました。

それより前の建築確認で建った建物は、いわゆる旧耐震です。買い手が住宅ローン控除を使うには、1982年以降の建築か、耐震基準に適合している証明が要ります(租税特別措置法)。つまり旧耐震のマンションは、買い手が使える制度が一つ減ります。

売る前に、管理組合で耐震診断をしたことがあるかを確かめてください。診断の結果や耐震改修の記録があれば、査定の場で先に出します。

無い場合も、管理組合の総会議事録に議論の跡が残っていることがあります。都島区では築46年以上でも価格が保たれていますが、買い手が建物の中身を見ないという意味ではありません。

直近1年、マンションの中央値ははっきり上がった。戸建てはほぼ横ばい

直近1年の中古マンションの中央値は、その前の1年と比べてはっきり上がっています。戸建てはほぼ横ばいです。同じ区でも、マンションと戸建てで動きが分かれました。

マンションを売る人にとって、これは査定の根拠の選び方に関わります。3年分の成約をまとめて平均した査定額は、上がった後の市場より低く出ます。

査定を受けるときは、直近1年の成約だけで出した数字も併せて聞いてください。二つの数字の差が、いま売ることの意味を教えてくれます。

上がった理由を、このデータから決めつけることはできません。言えるのは、都島区のマンションの成約価格が直近1年で上がったという事実だけです。「まだ上がるから待つ」と考える根拠にもなりません。

戸建てを売る人にとっては、待っても上がる根拠がデータにないということです。築年帯が一つ進めば中央値は下がります(後の節で触れます)。横ばいの市場で待つと、築年だけが進みます。

3LDKが最多、次が1K。買い手が違うので売り方も違う

都島区のマンションで最も多い間取りは3LDKです。次に多いのが1Kです。この二つは、買い手の層が違います。

3LDKの買い手は、多くが自分で住む人です。同じ区の3LDKを、価格と築年で横に並べて比べます。

同じ棟で別の3LDKが売りに出ていれば、それが最初の比較相手になります。売り出す前に、同じ棟と近くの棟で、いま出ている3LDKの価格を見ておいてください。

1Kの買い手には、自分で住む人のほかに、貸して家賃を得る目的の人がいます。後者は価格を家賃との比率で見ます。賃貸中のまま売る場合(オーナーチェンジ)は、借り手がいる状態で引き渡します。

いまの家賃、契約の残り期間、敷金の扱いが価格に影響します。空室で売るか、賃貸中のまま売るかで、買い手の層が変わります。査定は両方の前提で出してもらうと、判断しやすくなります。

改装済みのマンションは中央値が高い。ただし改装費が戻るとは限らない

都島区の中古マンションは、改装済みの中央値が未改装より高くなっています。注意したいのは、この差が改装の効果をそのまま表すわけではないことです。改装される物件と、されない物件では、築年や広さの傾向が違う可能性があります。

また、改装費をかけた分だけ価格が上がるという保証はありません。売る前に直すかどうかは、先に現況のままで査定を受けてから決めてください。

「直した場合にいくら変わるか」を担当者に聞き、その差額と改装費を並べて判断します。差額が改装費より小さいなら、直さずに売るほうが手元に残ります。

売る前のリフォームの考え方は、売る前にリフォームすべきか に愛知の実データを使ってまとめています。都島区とは地域が違いますが、判断の順番は同じです。

戸建ては築46年以上で、築10年以内の半分以下まで落ちる

ここからは戸建ての話です。都島区の戸建ては256件で、中央値は4,000万円です。

築年帯で見ると、築46年以上の中央値は築10年以内の半分以下まで下がります。いちばん落ち幅が大きいのは、築31〜45年から築46年以上へ移るところです。

マンションと折れる場所は同じ帯ですが、落ち方が違います。マンションはあまり下がらず、戸建ては半分以下になります。木造住宅の税法上の耐用年数は22年です。

築46年を超えると建物の評価はほぼ残らず、価格は土地の値段に近づきます。戸建ての中央値が半分以下になるのは、建物の分が消えて土地の分だけが残った形と読めます。

築46年以上の戸建てを売るときは、建物ではなく土地の価格で見られることを前提にしてください。そのとき関わってくるのが、次の二つの節で扱う用途地域と前面道路です。建物は直せますが、この二つは変えられません。

戸建ての中央値は第1種住居地域が上、第2種中高層住居専用地域が下

都島区の戸建ての成約を用途地域で分けると、中央値がいちばん高いのは第1種住居地域です。いちばん低いのは第2種中高層住居専用地域です。成約の件数がいちばん多いのも第1種住居地域です。

用途地域は都市計画法で決まっている、建てられる建物の種類と大きさの区分です。第1種住居地域は住居の環境を守るための地域で、店舗や事務所も一定の規模まで建てられます。

第2種中高層住居専用地域は、中高層の住宅のための地域です。どちらも住宅は建てられますが、周りに建つものの種類が違います。

自分の土地がどの用途地域かは、大阪市が公開している都市計画の地図で調べられます。購入時の重要事項説明書にも書いてあります。

査定を受ける前に確かめて、担当者に先に伝えてください。用途地域が違う成約を根拠にした査定は、都島区では中央値がずれます。

前面道路の幅で、戸建ての中央値が三つに分かれる

都島区の戸建ては、前面道路の幅が6m以上・4〜6m・4m未満の三つの区分で中央値に差が出ています。道路の幅は、後から自分では変えられない条件です。

建築基準法では、建物の敷地は幅4m以上の道路に2m以上接していなければなりません(接道義務)。幅4m未満の道でも、行政が指定したものは道路として扱われます。

その場合、建て替えるときに道路の中心線から2m下がった線まで敷地を後退させる必要があります。後退した分は敷地として使えなくなります。

4m未満の道に面した戸建てを売るなら、後退が済んでいるかを先に調べてください。済んでいれば、後退後の敷地面積で話ができます。

済んでいなければ、買い手は建て替え時に敷地が減る前提で価格を考えます。どちらの場合も、隠さず先に伝えるほうが話が早く進みます。

間口と前面道路が価格にどう影響するかは、間口と前面道路で売却価格はどれだけ変わるか で愛知の実データを使って整理しています。

土地だけの成約は77件。事例が少ない市場での査定の受け方

都島区で土地だけの成約は77件で、三つの中でいちばん少なくなっています。単価の中央値は45万円/㎡です。

件数が少ない市場では、中央値が一つの成約で動きます。土地の査定を受けるときは、根拠にした成約の場所・面積・道路の幅・用途地域を一件ずつ聞いてください。

自分の土地と条件が違う成約が混ざっていれば、そこを差し引いて考えます。古い戸建てを「土地の値段」で査定された場合も、同じ確かめ方が使えます。

都島区で売るときの実務。進め方・査定・かかるお金

進め方は、マンションでも戸建てでも大きな流れは同じです。査定を受け、不動産会社と媒介契約を結び、売り出し、買い手と契約し、引き渡します。段階ごとの期間の目安は、家を売る流れは7ステップ にまとめています。

都島区で違ってくるのは、査定で先に渡すものです。マンションなら、管理費と修繕積立金の月額、長期修繕計画、直近の総会議事録です。築46年以上なら、耐震診断の有無を加えます。

戸建てなら、用途地域、前面道路の幅、後退の有無、購入時の重要事項説明書です。この区のデータで価格に差が出ている項目を、最初に伝えます。あとから聞かれて出すより、最初に出すほうが査定の根拠が固まります。

かかるお金は、仲介手数料、印紙代、登記の費用、譲渡所得税が主なものです。何がいくらかかるかは、不動産売却でかかる費用の一覧 を見てください。マンションの売却で戸建てと違う準備は、中古マンションを売る に分けて書いています。

大阪市都島区で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 大阪市都島区で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q3〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

2,100万円 〜 6,200万円

成約256件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は4,000万円です。

中古マンション

1,800万円 〜 4,100万円

成約1,281件。中央値は2,800万円です。 1平方メートルあたりでは520,000円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

310,000円 〜 590,000円

成約77件。中央値は450,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は大阪市都島区全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

大阪市都島区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 大阪市都島区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約256件・中央値4,000万円 (2,100万円〜6,200万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約1,281件・中央値2,800万円/1平方メートルあたり520,000円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約77件・1平方メートルあたり中央値450,000円 (310,000〜590,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

大阪市都島区について、さらに詳しく書いた記事

このページは大阪市都島区全体の相場をまとめたものです。 条件がはっきりしている場合は、下の記事のほうが早く答えにたどり着きます。

大阪市都島区で家を売る前に、状況別に読む

同じ「家を売る」でも、相続と離婚と住み替えでは、つまずく場所も順番も違います。 当てはまるものから読んでください。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
大阪市城東区約2km3,300万円-700万円
大阪市北区約2km1億2,000万円+8,000万円
大阪市旭区約3km3,300万円-700万円
大阪市中央区約3km2億3,000万円+1億9,000万円
大阪市東成区約4km3,200万円-800万円
大阪市鶴見区約4km3,300万円-700万円
大阪市淀川区約4km3,400万円-600万円
大阪市東淀川区約4km3,200万円-800万円
大阪市西淀川区約7km2,900万円-1,100万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

都島区で築45年のマンションを持っています。旧耐震だと売れませんか?

売れないわけではありません。都島区の中古マンションは、築46年以上でも中央値があまり下がっていません。ただ、2026年時点で築46年以上の建物は1980年以前の建築で、1981年6月の耐震基準改正より前のものです。買い手が住宅ローン控除を使うには、1982年以降の建築か、耐震基準に適合している証明が要ります。管理組合に耐震診断や改修の記録があるかを確かめ、あれば査定の場で先に出してください。築45年なら、落ち幅がいちばん大きい帯に入る手前にいます。

都島区の1Kを賃貸に出しています。借り手がいるまま売れますか?

売れます。賃貸中のまま売る取引はオーナーチェンジと呼ばれ、借り手との契約は買い手に引き継がれます。都島区のマンションは1Kが2番目に多い間取りで、買い手には家賃収入を目的にする人も含まれます。その場合、価格は家賃との比率で見られます。いまの家賃、契約の残り期間、敷金の扱いを先にまとめてください。空室で売る場合とは買い手の層が変わります。査定は両方の前提で出してもらうと比べやすくなります。

都島区の戸建てで、前が4m未満の道です。値段はどれくらい下がりますか?

都島区の戸建ては、前面道路が6m以上・4〜6m・4m未満の区分で中央値に差が出ています。ただ、自分の家がいくら下がるかは、この記事では出せません。幅4m未満の道でも、行政が指定したものは建築基準法上の道路として扱われます。その場合、建て替えのときに道路の中心線から2mまで敷地を後退させる必要があります。後退が済んでいるか、済んでいれば後退後の面積はいくらかを先に調べておくと、査定の根拠が固まります。道路の幅と後退の有無は、担当者に最初に伝えてください。

大阪市都島区で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に中野町(6,250万円・18件)、高倉町(5,350万円・26件)、都島本通(4,500万円・31件)です。低いほうは内代町(2,400万円・22件)、大東町(2,400万円・23件)、毛馬町(2,600万円・29件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

大阪市都島区では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは中野町で築20年、古いほうは都島中通で築34年です。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

大阪市都島区で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは都島本通(31件・中央値4,500万円)、都島中通(30件・中央値3,900万円)、毛馬町(29件・中央値2,600万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(大阪市都島区の実成約データの充填元)・確認日 2026-08-22
  2. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条=道路の定義と2項道路の後退・第43条=接道義務・1981年6月施行の耐震基準改正)・確認日 2026-08-22
  3. e-Gov法令検索「都市計画法」(第9条=第一種住居地域・第二種中高層住居専用地域の定義)・確認日 2026-08-22
  4. e-Gov法令検索「租税特別措置法」(第41条=住宅借入金等特別控除。1982年以降の建築または耐震基準適合が要件)・確認日 2026-08-22
  5. e-Gov法令検索「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」(住宅用の鉄筋コンクリート造47年・木造22年)・確認日 2026-08-22

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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