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大阪の家売却

大阪府大阪市福島区の不動産売却|マンションが主役。築21〜30年に入る手前が分かれ目

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結論から

大阪府大阪市福島区の実成約は、中古マンションが1,387件、戸建てが229件です(国交省データ)。マンションの中央値は3,500万円、戸建ては4,200万円です。マンションは築11〜20年から築21〜30年に移るところで最も下がり、その先の落ち方はゆるやかです。間取りは1Kが最多で、貸す目的の買い手も値段を決めます。直近1年はマンションも戸建ても中央値が上がりました。

福島区の市場は中古マンションが1,387件で決まる

国交省の不動産情報ライブラリに載っている、大阪市福島区の2023〜2025年の成約を数えました。中古マンションが1,387件ありました。

土地と建物をセットで売った戸建ては229件です。土地だけの取引は55件で、三つの中で最も少ない数です。

中古マンションは、中央値が3,500万円でした。専有面積1㎡あたりに直すと、中央値は80万円です。戸建ては中央値が4,200万円でした。

真ん中の半分は2,200万円から6,300万円の間に入ります。土地は面積あたりの中央値が60万円/㎡です。

福島区で売る人の大半は、マンションの売り手です。この記事もマンションから書きます。戸建てと土地は後半にまとめました。

マンションが1,387件あるということは、比べる相手に困らないということです。同じ棟の成約、同じ間取りの成約、同じ築年帯の成約が、たいてい見つかります。裏返すと、買い手も同じ数の事例を見ています。

福島区のマンション査定では、どの成約を根拠にしたかを必ず聞いてください。件数が多い市場では、根拠の選び方ひとつで査定額が変わります。

マンションの中央値は築21〜30年に入るところで最も下がる。その先はゆるやか

福島区の中古マンションを築年帯で並べると、落ち幅が最も大きいのは築11〜20年から築21〜30年へ移るところです。築10年以内と築46年以上を比べると、中央値の差は3割ほどです。つまり、下がる分の多くが築20年前後で先に出て、そのあとの帯は落ち方がゆるくなっています。

売る側にとって意味があるのは、この形です。築11〜20年の帯にいる人は、いま売るか次の帯に入ってから売るかで、比べられる成約の水準が変わります。

逆に築21〜30年より先の帯にいる人は、急いで売る理由がデータ上は薄くなります。築30年を過ぎても、築46年以上までの落ち方はゆるやかだからです。

鉄筋コンクリート造の住宅は、税法上47年かけて建物の価値が減る扱いです。帳簿の計算では、建物の価値は毎年同じ割合で減っていきます。福島区の成約価格は、その直線とは違う形をしています。

築20年前後で先に下がり、そのあとは帳簿ほど減っていません。買い手が払う金額は帳簿ではなく、そのとき出ている成約で決まっています。

築46年以上の部屋を売るときは、別に用意するものがあります。2026年時点で築46年以上の建物は、1980年以前の建築です。耐震基準が改正されて新しくなったのは、1981年6月です(建築基準法)。

それより前の建築確認で建った建物は、旧耐震に当たります。買い手が住宅ローン控除を使う条件は、1982年以降の建築であることです。耐震基準に適合している証明があれば、それでも通ります(租税特別措置法第41条)。

管理組合に耐震診断の記録があるかを、売り出す前に確かめておいてください。記録があれば、査定の最初の場で渡します。

最多の間取りは1K。福島区のマンションは「住まない買い手」も値段を決める

福島区の中古マンションで最も多い間取りは1Kで、次が3LDKです。この順番が、売り方を決めます。

1Kの買い手には、自分で住む人のほかに、貸して家賃を得るために買う人がいます。後者は、部屋の価格を家賃との比率で見ます。

同じ1Kでも、いまの家賃が高いほど高く値付けされます。空室なら「いくらで貸せるか」の見込みで見られます。

1Kが最多ということは、売りに出ている1Kも多いということです。家賃目的の買い手は、区内の1Kを家賃と価格の比率で横に並べます。

自分の部屋だけを見て値段を決めても、買い手の側では比率の一覧の中の一行です。売り出し価格を決める前に、同じ築年帯の1Kがいくらで成約しているかを確かめてください。

借り手がいる部屋を売るときは、出てもらってから売るか、いるまま売るかが分かれ道です。借り手がいるまま売る取引はオーナーチェンジと呼ばれ、契約は買い手に引き継がれます。この場合、買い手は自分で住めないので、家賃目的の人に絞られます。

空室で売れば、自分で住む人も買い手に入ります。ただし、売るために退去を求めるには、借地借家法で貸主側に正当な事由が要ります。

売りたいという理由だけでは、契約を終わらせられません。借り手がいるなら、いるまま売る前提で先に査定を受けてください。

3LDKは事情が変わります。買い手はほとんどが自分で住む人で、家賃との比率では見ません。見るのは、同じ区の3LDKと並べたときの価格、築年、階、向きです。

同じ棟に3LDKが複数あれば、同時に売りに出たとき価格で比べられます。売り出しの時期は、同じ棟の売り出し状況を確かめてから決めてください。

1Kと3LDKでは、査定で先に渡すものも違います。1Kなら、賃貸借契約書、家賃と敷金の額、管理費と修繕積立金の月額です。3LDKなら、長期修繕計画、直近の総会議事録、駐車場の空き状況です。

どちらも管理会社から取り寄せられます。マンションならではの準備は、中古マンションを売る に分けて書いています。

直近1年は、マンションも戸建ても中央値が上がった

直近1年の中古マンションの中央値は、その前の1年と比べてはっきり上がりました。戸建ても同じ方向で、はっきり上がっています。福島区では物件の種類にかかわらず、直近1年の成約が前の年より高い水準にあります。

ただし、この二つの「上がった」は、同じ重さではありません。マンションは1,387件の中の直近1年なので、1年分でも相当の件数があります。戸建ては229件の中の直近1年です。

件数が少ないと、その年にたまたま広い家や新しい家が多く売れただけで中央値が動きます。戸建ての上昇は、どんな家が売れた結果なのかを見ないと読み違えます。

査定の場で使える聞き方があります。「直近1年の成約で出した数字」と「3年分で出した数字」を分けて出してもらうことです。マンションなら、二つの差がそのまま市場の動きを表します。

戸建てなら、直近1年の根拠にした成約の築年と面積を一件ずつ聞きます。自分の家と条件が違う成約で上がって見えているなら、その分は差し引いて考えます。

上がった理由は、このデータからは分かりません。「まだ上がる」とも「ここが天井」とも言えません。言えるのは、いま査定を受けるなら、直近1年の成約を根拠にした数字を必ず見るべきだ、ということです。

改装済みの中央値は未改装より高い。理由は一つではない

福島区の中古マンションは、改装済みの中央値が未改装より高くなっています。この差を「改装すれば上がる」と読むのは早すぎます。

理由が一つではないからです。改装済みの中には、不動産会社が買い取って直し、売り直している部屋が含まれている可能性があります。その場合、価格には改装費だけでなく会社の利益と経費も乗っています。

個人が同じ改装をしても、同じ価格になるとは限りません。1Kが多い区では、貸すために直した部屋が売りに出ることもあります。その部屋の価格は、家賃との比率で決まっている場合があります。

手順は決まっています。先に、いまの状態のまま査定を受けます。そのうえで「直した場合にいくら変わるか」を担当者に聞きます。

差額が改装費を下回るなら、直さずに売るほうが手元に残ります。差額が上回る場合だけ、直す意味があります。水回りの故障など、内見で明らかに不利になる箇所は別に考えます。

売る前に直すかどうかの判断は、売る前にリフォームすべきか に愛知の実データで整理しています。地域は違いますが、判断の順番は同じです。

戸建ては築21〜30年から築31〜45年に移るところで最も下がる

ここから戸建ての話です。福島区の戸建ては229件、中央値は4,200万円です。真ん中の半分は2,200万円から6,300万円に収まります。

築年帯で見ると、落ち幅が最も大きいのは築21〜30年から築31〜45年へ移るところです。築46年以上の中央値は、築10年以内の半分以下まで下がります。

マンションと折れる場所が違います。マンションは築21〜30年に入るところで最も下がりました。戸建ては、その一つ先の帯に移るところで最も下がります。

木造の住宅は、税法上22年で建物の価値が尽きる計算になっています。築21〜30年の帯の途中で帳簿上の建物の価値が尽き、次の帯に入ると成約価格もそれに追いつく形になっています。

築21〜30年の戸建てを持っている人は、いまの帯と次の帯で中央値の差が大きいことを知っておいてください。築31年以降の帯に入った家は、価格の多くが土地の分で決まります。

そこから先は、建物を直すより、土地の条件を正しく伝えるほうが価格に効きます。土地の条件とは、次の二つの節で扱う用途地域と前面道路の幅です。

戸建ての中央値は商業地域が最も高く、準工業地域が最も低い

福島区の戸建ての成約を用途地域で分けると、中央値が最も高いのは商業地域です。最も低いのは準工業地域です。成約の件数が最も多いのは、第2種住居地域です。

用途地域は都市計画法で定められた、建てられる建物の種類と大きさの区分です。商業地域は商業などの業務の利便を進めるための地域で、店舗や事務所、住宅が同じ区域に建ちます。

準工業地域は、環境を悪化させるおそれの少ない工場の利便のための地域で、工場と住宅が隣り合うことがあります。第2種住居地域は、住居の環境を守るための地域です。

商業地域の戸建てが高いのは、土地の使い道が広いからだと考えられます。建てられる建物の用途と大きさの枠が広いと、自分で住む人以外の買い手が混じります。その場合、家としての値段ではなく土地としての値段で見られます。

準工業地域の戸建ては、買い手が周りに何が建っているかを見ます。同じ区で同じ築年でも、用途地域が違えば比べる成約が変わります。

件数が最も多いのは第2種住居地域なので、福島区で戸建ての成約事例を集めやすいのはこの地域です。商業地域や準工業地域の戸建ては事例が少なく、一つの成約に中央値が引っ張られやすくなります。自分の土地の用途地域は、大阪市が公開している都市計画の情報で調べられます。

購入時の重要事項説明書にも記載があります(宅建業法第35条)。査定の前に確かめて、担当者に先に伝えてください。

用途地域と土地の形が価格に効く仕組みは、土地の形と用途地域で、価格はどう変わるか にまとめました。愛知の実データですが、見方は福島区でも同じです。

幅4m未満の道に面した戸建ては、後退の有無を先に調べる

福島区の戸建ては、前面道路の幅が4m未満・4〜6m・6m以上の区分で中央値に差が出ています。道路の幅は、売り手が自分で変えられる条件ではありません。

建築基準法では、建物の敷地は幅4m以上の道路に2m以上接している必要があります(第43条)。幅4m未満でも、法の施行前から建物が並んでいた道で、行政が指定したものは道路として扱われます(第42条第2項)。

この道に面した敷地で建て替えるときは、道路の中心線から2mの線まで敷地を後退させます。後退した部分には建物を建てられず、敷地面積の計算からも外れます。

4m未満の道に面している家は、すでに後退を終えているかどうかで話が変わります。売り出す前に確かめてください。済んでいれば、後退後の面積で話ができます。

済んでいなければ、買い手は建て替えで敷地が減る前提で価格を考えます。どちらであっても、最初に伝えるほうが話が早く進みます。あとから分かると、値引きの理由にされます。

6m以上の道に面した家は、この心配がありません。車の出入りがしやすく、建て替えや解体のときに重機が入れます。

買い手が「買った後にかかる費用」を少なく見積もれる分が、価格に出ています。4〜6mはその中間で、後退の必要はないものの、道の広さが買い手の評価に入ります。

土地だけの取引は最も少ない。55件の単価をどう使うか

福島区で土地だけの成約は55件です。面積あたりの中央値は60万円/㎡です。

この単価を、自分の敷地面積に掛けて目安にしたくなります。福島区ではそれが効きません。前の二つの節で見たとおり、用途地域と前面道路の幅で戸建ての中央値が分かれています。

土地の単価も、同じ条件で動きます。件数が少ない市場では、商業地域の成約が一件入るだけで中央値が上がります。

土地の査定を受けるときは、根拠にした成約の用途地域、前面道路の幅、面積を一件ずつ聞いてください。築31年以上の戸建てを「土地の値段」で査定された場合も、同じ確かめ方が使えます。自分の土地と条件が違う成約が根拠に混ざっていれば、その分を差し引いて考えます。

福島区で売るときに、最初にそろえるもの。進め方とかかるお金

進め方は、マンションでも戸建てでも大きくは変わりません。査定、媒介契約、売り出し、売買契約、引き渡しの順に進みます。各段階にかかる期間の目安は、家を売る流れは7ステップ にまとめています。

福島区で違うのは、査定の最初に渡すものです。この記事で見たとおり、福島区の価格は次の項目で分かれています。マンションなら、築年、間取り、借り手の有無、改装の有無です。

戸建てなら、築年、用途地域、前面道路の幅と後退の有無です。1Kなら賃貸借契約書と家賃の額、築46年以上なら耐震診断の記録を加えます。

価格に差が出る項目を最初に渡すと、査定の根拠が固まります。聞かれてから探すより、先に出すほうが早く進みます。

売却で出ていくお金は、仲介手数料と印紙代、登記の費用、それに譲渡所得税です。それぞれの計算と支払う時期は、不動産売却でかかる費用の一覧 に分けて書いています。借り手がいる部屋を売る場合は、敷金の引き継ぎと日割り家賃の清算が別に加わります。

大阪府大阪市福島区の実際の成約価格

2023Q2〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年8月24日中央値 前年比: マンション+29%・戸建て+9.5%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
03,5007,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション3,500万円1,900万円〜6,000万円約80.0万円1,387
戸建て等(土地+建物)4,200万円2,200万円〜6,300万円229
土地約60.0万円55

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内3,450万円4545,300万円45
築11〜20年5,500万円4554,700万円23
築21〜30年3,550万円2544,600万円35
築31〜45年2,700万円1183,000万円45
築46年〜2,200万円882,650万円54

参考: 改装済み中古マンションの中央値は3,400万円(153件)、未改装は2,000万円(353件)。 差は約70%です。ただし改装される物件は築年数が経っていることが多く、リフォーム費用がそのまま上乗せされるわけではありません。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-08-24取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

大阪市福島区で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 大阪市福島区の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は鷺洲が5,300万円、海老江が3,000万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
福島5,100万円46築28年
吉野4,000万円42築29年
海老江3,000万円39築42年
野田4,200万円37築20年
大開3,200万円29築27年
玉川4,400万円18築33年
鷺洲5,300万円18築16年

中古マンション

地区中央値件数築年数
福島5,300万円494築17年
鷺洲5,300万円246築15年
海老江2,100万円242築8年
吉野2,100万円172築9年
玉川2,900万円117築26年
大開2,200万円75築27年
野田2,000万円41築18年

福島(5,100万円・46件・築28年)

市内の地区の真ん中より21%高い水準です。売れているのは築28年前後です。

吉野(4,000万円・42件・築29年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築29年前後です。

海老江(3,000万円・39件・築42年)

市内の地区の真ん中より29%低い水準です。売れているのは築42年前後と古めで、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約12,500万円の差
  • 5m未満2,500万円60件
  • 5〜7m4,650万円36件
  • 7〜10m4,400万円22件
  • 10m以上15,000万円29件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約4,550万円の差
  • 4m未満2,450万円80件
  • 4〜6m4,300万円89件
  • 6m以上7,000万円47件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約1,800万円の差
  • 不整形5,800万円19件
  • ほぼ長方形5,400万円51件
  • ほぼ台形5,200万円16件
  • 長方形4,000万円57件

この地域では、不整形の中央値が長方形を上回っています。一般に不整形地は建物を配置しにくいぶん評価が下がりやすい一方、面積の広い土地が不整形に多く含まれるなど、条件の構成が影響している可能性があります。形だけで判断せず、面積が近い事例と見比べてください。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約2,300万円の差
  • 商業地域6,300万円49件
  • 近隣商業地域4,400万円13件
  • 第2種住居地域4,200万円126件
  • 準工業地域4,000万円35件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格に効くかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約57,450万円の差
  • RC61,000万円15件
  • 鉄骨造5,550万円56件
  • 木造3,550万円138件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約2,200万円の差
  • 市道5,950万円90件
  • 公道4,700万円22件
  • 私道3,750万円90件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約3,120万円の差
  • 商業地域3,900万円875件
  • 準工業地域3,500万円253件
  • 第2種住居地域2,900万円165件
  • 工業地域2,100万円15件
  • 近隣商業地域780万円10件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

大阪市福島区で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 大阪市福島区で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q2〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

2,200万円6,300万円

成約229件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は4,200万円です。

中古マンション

1,900万円6,000万円

成約1,387件。中央値は3,500万円です。 1平方メートルあたりでは800,000円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

410,000円860,000円

成約55件。中央値は600,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は大阪市福島区全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

大阪市福島区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 大阪市福島区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約229件・中央値4,200万円 (2,200万円〜6,300万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約1,387件・中央値3,500万円/1平方メートルあたり800,000円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約55件・1平方メートルあたり中央値600,000円 (410,000〜860,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
大阪市此花区約2km2,400万円-1,800万円
大阪市西区約2km8,500万円+4,300万円
大阪市西淀川区約3km2,900万円-1,300万円
大阪市港区約3km2,800万円-1,400万円
大阪市淀川区約3km3,300万円-900万円
大阪市中央区約4km2億2,000万円+1億7,800万円
大阪市北区約4km1億2,000万円+7,800万円
大阪市浪速区約4km9,200万円+5,000万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

福島区で築18年のマンションを持っています。築20年を過ぎる前に売ったほうがいいですか?

福島区の中古マンションは、築11〜20年から築21〜30年に移るところで中央値の落ち幅が最も大きくなっています。築18年なら、いまはまだ上の帯にいます。帯が変わると、比べられる成約の水準が変わります。ただし、直近1年の中央値は前の年よりはっきり上がっており、急ぐ根拠と待つ根拠の両方がデータにあります。査定は「いま売る場合」と「築21年以降に売る場合」の両方の前提で出してもらい、差額を見てから決めてください。自分の部屋がいくら変わるかは、この記事からは出せません。

福島区の1Kを貸しています。借り手に出てもらってから売るべきですか?

出てもらう必要はありません。借り手がいるまま売る取引はオーナーチェンジと呼ばれ、契約は買い手に引き継がれます。福島区は1Kが最多の間取りで、家賃を目的に買う人がこの市場にいます。注意したいのは、売るために退去を求めても、借地借家法では貸主側に正当な事由が要る点です。売りたいという理由だけでは、契約を終わらせられません。いまの家賃と契約の残り期間を整理し、賃貸中のまま売る前提で査定を受けてください。空室の前提の数字も一緒に出してもらうと、比べられます。

商業地域にある築40年の戸建てです。家として売るか、土地として売るかで迷っています。

福島区の戸建ては、用途地域の中で商業地域の中央値が最も高くなっています。一方で、築31〜45年の帯は建物の評価が大きく落ちた後の帯です。つまり商業地域の築40年は、価格の多くが土地の分で決まっている可能性が高い物件です。商業地域は建てられる建物の用途が広く、自分で住む人以外の買い手が混じることがあります。査定は「古家付きの土地として売る場合」と「更地にして売る場合」の両方で出してもらい、解体費を引いた手取りで比べてください。どちらが有利かは、敷地の面積と前面道路の幅でも変わります。

大阪市福島区で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に鷺洲(5,300万円・18件)、福島(5,100万円・46件)、玉川(4,400万円・18件)です。低いほうは海老江(3,000万円・39件)、大開(3,200万円・29件)、吉野(4,000万円・42件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

大阪市福島区では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは鷺洲で築16年、古いほうは海老江で築42年です。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

大阪市福島区で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは福島(46件・中央値5,100万円)、吉野(42件・中央値4,000万円)、海老江(39件・中央値3,000万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(大阪市福島区の実成約データの充填元)・確認日 2026-08-22
  2. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条=道路の定義と2項道路の後退・第43条=接道義務・1981年6月施行の耐震基準改正)・確認日 2026-08-22
  3. e-Gov法令検索「都市計画法」(第9条=第二種住居地域・商業地域・準工業地域の定義)・確認日 2026-08-22
  4. e-Gov法令検索「租税特別措置法」(第41条=住宅借入金等特別控除。1982年以降の建築または耐震基準適合が要件)・確認日 2026-08-22
  5. e-Gov法令検索「借地借家法」(第28条=建物賃貸借の解約・更新拒絶には正当事由が必要)・確認日 2026-08-22
  6. e-Gov法令検索「宅地建物取引業法」(第35条=重要事項説明。用途地域・道路の種別などの説明義務)・確認日 2026-08-22
  7. e-Gov法令検索「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」(住宅用の鉄筋コンクリート造47年・木造22年)・確認日 2026-08-22

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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