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熊本の家売却

熊本県熊本市北区の不動産売却|戸建て中心、築年・道路幅・地区で値段が分かれる

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結論から

熊本市北区の実成約は戸建てが520件でいちばん多く、土地が続きます。中古マンションは72件と少ない区です(国交省データ)。中央値は戸建て2,200万円、マンション1,400万円です。直近1年は戸建てが横ばい、マンションははっきり下がりました。戸建ては築21〜30年から築31〜45年に移るところで中央値がいちばん落ち、前面道路の幅と地区でも差が出ています。

熊本市北区の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか

北区で売れた家の62%は戸建てです。築の新しい家にも古い家にも、まとまった数の買い手がついています。

熊本市北区で売れた戸建てを、築年数で分けると
  • 築10年以内35%
  • 築11〜30年21%
  • 築31年以上43%

売れた戸建てのうち、築10年以内は35%、築31年以上は43%です。築31〜45年の戸建ては1,400万円、築46年以上は1,300万円です。築10年以内の3,000万円を大きく下回ります。古い戸建ては、値段の安さを重く見る人に選ばれていると私たちは見ています。

2だから、この値段

戸建ての真ん中の値段は2,200万円です。高い新しい家と安い古い家がどちらも多く売れ、その間の値段になっています。

築年数ごとの、売れた値段の真ん中(戸建て)

築21〜30年は2,000万円ですが、築31〜45年では1,400万円まで下がります。築年帯の間で、ここがいちばん大きな下がり方です。地区で見ると、高いのは武蔵ケ丘(3,800万円)、安いのは植木町大和(850万円)です。住宅地の地価も駅で差があり、武蔵塚駅(1㎡ 6万円)が高く、植木駅(1㎡ 4万円)が安くなっています。

3この先、上がりそうか、下がりそうか

戸建ての値段は前の年と比べて±0%で、地価は上がった地点が多いです。長い目では、買う年代が減ることが重しになると私たちは見ています。

住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
  • 上がった26か所
  • 変わらない5か所
  • 下がった1か所
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)
2025年2.7万人
2035年2.4万人
2045年2.2万人

住宅地の地価は32地点のうち26地点で上がり、下がったのは1地点です。戸建てと地価のここ1年の数字には、下がっている様子は出ていません。一方で、家を買う年代の人数は2045年までに−21%と国は推計しています。買う人が減っていけば、値段を押し下げる方向に働くと私たちは考えています。

「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。

ここから下は、上の見立ての元になった数字です。

熊本県熊本市北区の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: 戸建て0%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
01,5003,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション1,400万円900万円〜2,600万円約19.4万円72
戸建て等(土地+建物)2,200万円1,400万円〜3,100万円—520
土地——約4.1万円243

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内2,900万円103,000万円166
築11〜20年2,500万円132,550万円40
築21〜30年1,450万円102,000万円61
築31〜45年920万円351,400万円127
築46年〜——1,300万円76

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

熊本市北区で売るなら、いくらくらいか

熊本市北区で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「熊本県の相場データブック」(PDF・8ページ)も、このアドレスにお送りします。

熊本市北区で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 熊本市北区の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は武蔵ケ丘が3,800万円、八景水谷が2,000万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
龍田2,200万円58築25年
梶尾町2,000万円41築11年
麻生田2,600万円33築9年
楡木3,050万円28築1年
八景水谷2,000万円25築40年
楠2,600万円21築23年
清水新地2,400万円21築20年
武蔵ケ丘3,800万円20築26年

土地(1㎡あたり)

地区中央値件数
植木町岩野13万円/㎡14
植木町滴水11万円/㎡14
龍田17万円/㎡13
梶尾町15万円/㎡12
武蔵ケ丘48万円/㎡11
龍田陳内18万円/㎡9
八景水谷20万円/㎡9
清水新地17万円/㎡9

龍田(2,200万円・58件・築25年)

市内の地区の真ん中より15%低い水準です。売れているのは築25年前後です。

梶尾町(2,000万円・41件・築11年)

市内の地区の真ん中より23%低い水準です。売れているのは築11年前後と新しめで、建物の状態がそのまま値段に出ます。

麻生田(2,600万円・33件・築9年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築9年前後と新しめで、建物の状態がそのまま値段に出ます。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約500万円の差
  • 5〜7m2,550万円12件
  • 7〜10m2,600万円41件
  • 10m以上2,100万円231件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約1,200万円の差
  • 4m未満1,400万円27件
  • 4〜6m2,100万円277件
  • 6m以上2,600万円161件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約1,100万円の差
  • ほぼ長方形2,500万円88件
  • ほぼ整形2,500万円23件
  • 長方形2,100万円103件
  • 不整形2,100万円54件
  • ほぼ正方形1,400万円27件

不整形地は建物の配置に制約が出るため、同じ面積でも評価が下がりやすい傾向があります。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約1,000万円の差
  • 第1種中高層住居専用地域2,400万円251件
  • 第1種低層住居専用地域2,200万円90件
  • 第1種住居地域2,200万円55件
  • 第2種中高層住居専用地域1,800万円31件
  • 市街化調整区域1,600万円44件
  • 準工業地域1,400万円12件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格を左右するかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約4,150万円の差
  • RC6,250万円14件
  • 鉄骨造3,450万円20件
  • 木造2,100万円432件
  • 軽量鉄骨造2,100万円19件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約550万円の差
  • 公道2,500万円104件
  • 市道2,300万円244件
  • 道路2,250万円28件
  • 私道1,950万円70件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約1,455万円の差
  • 第1種住居地域2,150万円12件
  • 第1種中高層住居専用地域1,400万円12件
  • 準住居地域695万円10件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

熊本市北区の駅と、学校・病院の数

家を探す人は、物件を比べるときに駅と学校と病院を見ます。販売図面の「周辺環境」に書かれるのもこのあたりです。熊本市北区の分を、国の公開データで数えました。

乗り降りの多い駅(2023年度・1日あたり)

駅路線乗降客数
光の森JR豊肥線4,998人
武蔵塚JR豊肥線4,332人
西里JR鹿児島線1,756人
竜田口JR豊肥線1,490人
植木JR鹿児島線1,470人
北熊本熊本電気鉄道 菊池線700人
堀川熊本電気鉄道 菊池線654人
亀井熊本電気鉄道 菊池線427人

最寄り駅ごとの住宅地の地価(2026年の地価公示・地価調査・1㎡あたり)

最寄り駅地価地点
光の森7.7万円1
武蔵塚6.3万円6
上熊本6万円2
北熊本5.9万円2
堀川5.6万円3
亀井5.5万円1
打越5.4万円1
八景水谷5.4万円1

地点が2つ以上ある駅は真ん中の値です。国や県が毎年値段を出している土地で、実際に売れた値段とは別の数字です。

  • 学校小学校 21校・中学校 9校・高等学校 1校
  • 幼稚園・認定こども園22か所
  • 病院・診療所病院 15・診療所 97・歯科 60病床の多い病院は 熊本機能病院(395床)、朝日野総合病院(378床)、健生会 明生病院(234床)

出典: 国土交通省 不動産情報ライブラリ(国土数値情報の駅別乗降客数・学校・医療機関・幼稚園等、地価公示・地価調査)。2026-10-15に取得。学校は私立・国立を含みます。学校と病院は国のデータを作った時点の数なので、そのあとの開校や閉院は入っていないことがあります。保育所はこの数に入っていません。

熊本市北区の空き家の数

熊本市北区では、住宅のうち12.5%が空き家です(全国は13.8%)。このうち、売りにも貸しにも出ていない「使う予定のない空き家」は3,620戸あります。

住宅の数65,750戸
空き家8,200戸(12.5%)
売りに出ている空き家260戸
使う予定のない空き家3,620戸(住宅の5.5%・全国は5.9%)
そのうち一戸建て2,740戸
そのうち傷みや壊れがある590戸

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点)。数は調査からの推計で、10の位を四捨五入しているため、合計が合わないことがあります。「使う予定のない空き家」は、調査の「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」です。

売らずに持ち続けると、年にいくらかかるか

値段を見たあとに、もうひとつ数えておく数字があります。固定資産税、空き家になったあとの火災保険、 草刈りと通風に通う時間。実家を売った人の調査では、維持と処分にかかった費用の最多回答は50〜100万円でした。

熊本市北区で実際に売れた土地は、㎡あたり4.1万円が真ん中の値です(国土交通省の成約データ)。 固定資産税の評価額はこれとは別の数字で、市から届く課税明細書で確かめます。

持ち続けると年にいくらか、数え方を見る →

熊本市北区の成約は戸建てが520件。中古マンションは72件で、いちばん少ない

国土交通省の不動産情報ライブラリで、熊本市北区の実成約を種類ごとに数えました。期間は2023年第3四半期から2026年第1四半期までです。いちばん多いのは戸建ての520件で、土地の243件が続きます。

中古マンションは72件でした。北区は戸建てが売り買いの中心で、マンションは事例が少ない区です。

戸建ての中央値を見ると2,200万円でした。下から4分の1の値は1,400万円で、上から4分の1の値は3,100万円でした。北区の戸建ての半分は、この二つの値のあいだで成約しています。

中古マンションの中央値は1,400万円です。面積あたりの中央値は19万円でした。土地だけの取引は、面積あたりの中央値が4.1万円です。

成約が多い種類は、近い条件の事例を探しやすい種類でもあります。戸建てなら、築年や地区をそろえた比較ができます。マンションは事例が少ないぶん、査定の根拠を自分から確かめる必要があります。

直近1年は戸建てが横ばい、中古マンションははっきり下がった

直近1年の中央値と、その前の1年の中央値を並べました。戸建てはほぼ横ばいです。中古マンションのほうは、はっきり下がっています。

ただし、北区のマンションは1年あたりの成約が少ない区です。高い建物や安い建物が何件か入れ替わるだけで、中央値は動きます。下がった値をそのまま来年の予想にはできません。

戸建てを売るなら、前の1年の成約を物差しにしても大きくは外れません。マンションを売るなら、直近の成約がどの建物で付いた値段かを担当者に聞いてください。自分の建物と築年や広さが近いかどうかで、物差しの意味が変わります。

戸建ては築46年以上で中央値が築10年以内の半分以下。落ち幅がいちばん大きいのは築21〜30年から築31〜45年へ移るところ

北区の戸建てを築年の帯で分けると、築46年以上の中央値は築10年以内の半分以下でした。ただ、落ち方は帯ごとに違います。落ち幅がいちばん大きいのは、築21〜30年から築31〜45年へ移る境目です。

築31〜45年から築46年以上への落ち幅は、それより小さくなっています。北区では、築31年の線を越えたあたりで建物の評価がほぼ落ち切っていると読めます。

建築士の視点

北区の戸建ての成約は、木造が大半です。木造住宅の法定耐用年数は22年と省令で決められています。税の計算で使う年数ですが、査定でも建物の値段を見る目安に使われている、と私は見ています。

築21〜30年の帯は、この22年をまたぐ位置にあります。築31〜45年に入ると、建物の値段はほぼ土地だけの値段に近づきます。北区の落ち幅がこの境目で最大になる理由は、ここにあると私は見ています。

築46年以上の家は、今の耐震基準が始まった1981年6月より前に建ったものです。建物の値段はすでに落ち切っているので、ここから先は土地の値段で決まります。売るときは、建物より土地の条件を先に整理してください。

成約が多い地区は龍田、梶尾町、麻生田、楡木、八景水谷。中央値は武蔵ケ丘が高く、植木町大和が低い

戸建ての成約を地区で数えると、多い順に龍田、梶尾町、麻生田、楡木、八景水谷でした。この五つの地区は、近い条件の成約を見つけやすい地区です。査定を受けるときは、同じ地区の直近成約を根拠にしているかを聞いてください。

中央値がいちばん高い地区は武蔵ケ丘で、いちばん低い地区は植木町大和です。同じ北区でも、地区で中央値は大きく違います。区全体の中央値だけで自分の家の値段を決めると、どちらかに外れます。

植木町大和で成約した戸建ては、築年の古い家が多めです。古い家が建っている土地として買われている、と読めます。古い家を売るなら、建物を残すか更地にするかを先に考えてください。

見極め方は 更地で売るか、古家付き土地のまま売るか に書いています。

土地だけの成約で面積あたりの単価を見ると、高い地区は武蔵ケ丘、低い地区は植木町滴水でした。戸建ての中央値と同じ向きです。武蔵ケ丘の戸建てが高いのは、土地そのものの値段が高いためと読めます。

用途地域は第1種中高層住居専用地域に件数も中央値も集まる。市街化調整区域がいちばん低い

戸建ての成約を用途地域で分けると、件数がいちばん多いのは第1種中高層住居専用地域でした。中央値がいちばん高いのも同じ地域です。北区の戸建ての取引は、この用途地域に集まっています。

件数がまとまっている区分のなかで中央値がいちばん低いのは、市街化調整区域です。市街化調整区域は、市街化を抑える区域として都市計画法が定めたものです。原則として新しく家を建てられないため、買える人が限られます。

自分の家の用途地域は、市役所の都市計画の窓口や公開されている図面で確かめられます。市街化調整区域なら、建て替えができる土地かどうかで売り方が変わります。売り方の違いは 市街化調整区域の家・土地を売る に書きました。

前面道路の幅で戸建ての中央値は三段になる。4m未満は建て替えで敷地が減る

熊本市北区の戸建ては、前面道路の幅によっても中央値が変わります。区分は4m未満と4〜6m、6m以上の三つに分かれます。6m以上が高く、4m未満が低く、4〜6mはそのあいだでした。

建築基準法では、家を建てる敷地は幅4m以上の道路に2m以上接していなければなりません。前面道路が4m未満だと、建て替えのときに道路の中心線から2m下がる後退が要ります。後退した分の土地には、建物を建てられなくなります。

買い手は、建て替えたあとの家の大きさで値段を考えます。4m未満の家が安く成約しているのは、この後退分を差し引いた値段と読めます。前面道路の幅は、法務局の公図や市の道路台帳で確かめてから査定に出してください。

マンションの間取りは3LDKがいちばん多く、4LDKが続く。事例が少ないので、根拠の建物を指定して聞く

北区の中古マンションの成約を間取りで分けると、いちばん多いのは3LDKで、次が4LDKでした。家族向けの間取りがほとんどです。売る相手も、同じような間取りを探す世帯が中心になります。

北区のマンションは成約が72件と少なく、同じ条件の事例が無いまま査定額が出ることがあります。査定額を受け取ったら、根拠にした成約が同じ建物か、近くの別の建物かを聞いてください。同じ建物で直近に成約があれば、それがいちばん近い物差しです。

直近1年の中央値がはっきり下がったことも、少ない件数の影響を受けやすい値です。値付けのときは、下がった中央値をそのまま使わず、近い建物の成約を見比べて決めてください。管理費や修繕積立金など、戸建てと違って聞かれることは 中古マンションを売る に分けて書いています。

熊本市北区で売る前に書き出す条件と、かかるお金

北区のデータから見て、査定の前に書き出す条件は決まっています。戸建てなら、築年の帯と地区、用途地域、前面道路の幅の四つになります。マンションなら、間取り、同じ建物の直近成約の有無、管理費と修繕積立金の額の三つです。

四つを先に伝えれば、担当者は同じ条件の成約を絞り込めます。伝えないまま出た金額は、区全体の中央値に寄った数字になりがちです。北区は戸建ての成約が多いので、条件がそろえば根拠のある金額が返ってきます。

戸建ては、建物より先に確かめることがあります。順番は 戸建てを売る前に確かめること を読んでください。

査定は一社で決めず、何社かの金額と根拠を並べてから媒介契約に進んでください。売るときにかかるお金は、仲介手数料と売買契約書の印紙税が主なものです。住宅ローンが残っている家は、抵当権を消す登記の費用も加わります。

売って利益が出たら、翌年に譲渡所得税の申告が要ります。計算のしかたは 不動産売却でかかる費用の一覧 にまとめてあります。

担当者には、龍田や梶尾町など自分の地区の成約を最近扱ったかを聞いてください。成約の多い地区と一覧に出ない地区では、買い手の探し方が違います。その違いを数字で話せる担当者なら、値付けの根拠も引き出しやすいです。

熊本市北区で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 熊本市北区で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q3〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

1,400万円 〜 3,100万円

成約520件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は2,200万円です。

中古マンション

900万円 〜 2,600万円

成約72件。中央値は1,400万円です。 1平方メートルあたりでは194,117円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

19,000円 〜 59,000円

成約243件。中央値は41,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は熊本市北区全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

熊本市北区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 熊本市北区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約520件・中央値2,200万円 (1,400万円〜3,100万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約72件・中央値1,400万円/1平方メートルあたり194,117円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約243件・1平方メートルあたり中央値41,000円 (19,000〜59,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

熊本市北区で家を売る前に、状況別に読む

同じ「家を売る」でも、相続と離婚と住み替えでは、つまずく場所も順番も違います。 当てはまるものから読んでください。

よくある質問

熊本市北区はマンションの成約が少ないと聞きました。査定はどう進めればいいですか?

北区の中古マンションの成約は72件で、戸建ての520件よりかなり少ない数です。比べる事例が少ないので、査定額の根拠にした成約がどの建物のものかを必ず聞いてください。同じ建物で直近に成約があれば、それがいちばん近い物差しです。間取りは3LDKが最多で、次が4LDKでした。直近1年の中央値ははっきり下がっていますが、件数が少ないので来年の予想には使えません。

北区で築25年の戸建てを持っています。売るならいつがいいですか?

北区の戸建てで中央値がいちばん大きく落ちるのは、築21〜30年から築31〜45年に移るところです。築25年なら、まだ落ちる前の帯にいます。木造住宅の法定耐用年数は22年で、この年数を越えると建物の値段はほとんど見られなくなる、と私は見ています。売る気があるなら、築31年の線を越える前に査定を取っておいてください。

植木町大和に古い家があります。土地として売るほうがいいですか?

北区の成約データでは、植木町大和は戸建ての中央値がいちばん低い地区です。成約した家の築年も古めで、古い家が建った土地として買われていると読めます。壊すかどうかは、解体にかかる費用と、その地区で土地を探す人の多さで決まります。まず今の状態で査定を出し、解体した場合の値段と解体費も同じ担当者に出してもらうと比べられます。

熊本市北区で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に武蔵ケ丘(3,800万円・20件)、楡木(3,050万円・28件)、麻生田(2,600万円・33件)です。低いほうは八景水谷(2,000万円・25件)、梶尾町(2,000万円・41件)、龍田(2,200万円・58件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

熊本市北区では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは楡木で築1年、古いほうは八景水谷で築40年です。築年数が極端に新しい地区は、建売の分譲がそのまま集計に入っています。中古の相場とは分けて見てください。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

熊本市北区で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは龍田(58件・中央値2,200万円)、梶尾町(41件・中央値2,000万円)、麻生田(33件・中央値2,600万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(熊本市北区の実成約データの充填元・2023年第3四半期〜2026年第1四半期)・確認日 2026-10-15
  2. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条=道路の定義と2項道路の後退・第43条=接道義務)・確認日 2026-10-15
  3. e-Gov法令検索「都市計画法」(第7条=市街化区域と市街化調整区域・第9条=第一種中高層住居専用地域の定義)・確認日 2026-10-15
  4. e-Gov法令検索「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」(別表第一=木造住宅の法定耐用年数22年)・確認日 2026-10-15

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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