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高知の家売却

高知県高知市の不動産売却|戸建てが中心、マンションは築10年を過ぎると値段が落ちる

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結論から

高知市の実成約は戸建てが1,057件でいちばん多い市です。土地476件が続き、中古マンションは375件でした(国交省データ)。中央値は戸建て2,000万円、マンション1,800万円です。直近1年は戸建てがやや上がり、マンションはやや下がりました。戸建ては築46年以上で中央値が築10年以内の3分の1以下になります。マンションは築10年を過ぎるところで落ち幅がいちばん大きい市です。

高知市の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか

高知市の成約は戸建てが55%で中心です。売れた戸建ての51%は築31年以上でした。

高知市で売れた戸建てを、築年数で分けると
  • 築10年以内30%
  • 築11〜30年19%
  • 築31年以上51%

売れた戸建てのうち、築10年以内は30%でした。新しい家にも古い家にも、買い手がついています。築年数が古いことだけで売れないとは、この数字からは言えないと私たちは見ています。

2だから、この値段

戸建ての真ん中の値段は2,000万円です。築年数が古い区切りほど、真ん中の値段は低くなっています。

築年数ごとの、売れた値段の真ん中(戸建て)

真ん中の値段は、築10年以内が2,800万円、築11〜20年が2,200万円、築21〜30年が2,000万円です。築31〜45年は1,300万円、築46年以上は825万円でした。隣り合う区切りを金額で比べると、築21〜30年から築31〜45年へ移るところの落ち幅がいちばん大きくなります。

3この先、上がりそうか、下がりそうか

直近1年の戸建ての値段は+5.3%でした。この先も上がるか下がるかは、言い切れないと私たちは見ています。

住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
  • 上がった37か所
  • 変わらない8か所
  • 下がった26か所
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)
2025年6万人
2035年5.4万人
2045年5万人

住宅地の地価は、71地点のうち37地点で上がりました。下がった26地点より多く、いまは上向きの地点が多い状況です。一方で国の推計では、家を買う年代の人数は2045年までに−17%と見込まれています。上向きの地価と買う年代の減少が両方あるため、どちらに向かうかは決めきれないと考えています。

「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。

ここから下は、上の見立ての元になった数字です。

高知県高知市の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: マンション-5.3%・戸建て+5.3%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
01,5003,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション1,800万円1,400万円〜2,600万円約24.7万円375
戸建て等(土地+建物)2,000万円1,000万円〜2,900万円—1,057
土地——約8.1万円476

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内3,300万円752,800万円295
築11〜20年2,300万円1002,200万円64
築21〜30年1,700万円922,000万円124
築31〜45年1,200万円801,300万円280
築46年〜880万円21825万円222

参考: 改装済み中古マンションの中央値は1,800万円(36件)、未改装は1,700万円(55件)。 差は約6%です。ただし改装される物件は築年数が経っていることが多く、リフォーム費用がそのまま上乗せされるわけではありません。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

高知市で売るなら、いくらくらいか

高知市で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「高知県の相場データブック」(PDF・8ページ)も、このアドレスにお送りします。

高知市で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 高知市の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は鴨部が2,700万円、長浜が1,200万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
神田2,150万円54築18年
朝倉1,600万円48築31年
長浜1,200万円41築27年
介良2,200万円39築4年
大津1,900万円29築33年
福井町1,700万円28築37年
桟橋通2,600万円27—
鴨部2,700万円22築13年

中古マンション

地区中央値件数築年数
北本町2,200万円35築21年
鴨部1,400万円26築39年
桟橋通1,500万円20築28年
本町3,300万円16築5年
比島町1,500万円13築32年
高須1,750万円12築26年
神田1,900万円12築22年
旭町1,750万円10築39年

土地(1㎡あたり)

地区中央値件数
朝倉18万円/㎡19
福井町28万円/㎡18
鴨部24万円/㎡17
神田23万円/㎡17
中須賀町37万円/㎡15
介良15万円/㎡14
大津21万円/㎡13
愛宕町34万円/㎡10

神田(2,150万円・54件・築18年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築18年前後と新しめで、建物の状態がそのまま値段に出ます。

朝倉(1,600万円・48件・築31年)

市内の地区の真ん中より26%低い水準です。売れているのは築31年前後です。

長浜(1,200万円・41件・築27年)

市内の地区の真ん中より44%低い水準です。売れているのは築27年前後です。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約1,590万円の差
  • 5m未満310万円28件
  • 5〜7m1,200万円82件
  • 7〜10m1,700万円172件
  • 10m以上1,900万円316件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約1,600万円の差
  • 4m未満700万円103件
  • 4〜6m2,000万円501件
  • 6m以上2,300万円318件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約450万円の差
  • ほぼ長方形1,700万円288件
  • ほぼ台形1,700万円89件
  • 長方形1,700万円88件
  • 不整形1,500万円89件
  • 台形1,250万円28件

不整形地は建物の配置に制約が出るため、同じ面積でも評価が下がりやすい傾向があります。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約800万円の差
  • 準工業地域2,500万円54件
  • 第2種住居地域2,400万円39件
  • 第1種低層住居専用地域2,150万円156件
  • 商業地域2,000万円52件
  • 第1種中高層住居専用地域1,900万円425件
  • 第1種住居地域1,700万円215件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格を左右するかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約3,850万円の差
  • RC5,650万円32件
  • 鉄骨造2,100万円119件
  • 木造1,900万円779件
  • 軽量鉄骨造1,800万円60件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約800万円の差
  • 公道2,400万円272件
  • 県道2,200万円39件
  • 市道1,600万円498件
  • 私道1,600万円76件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約1,000万円の差
  • 近隣商業地域2,500万円44件
  • 第1種中高層住居専用地域2,450万円30件
  • 商業地域2,000万円82件
  • 準工業地域1,750万円64件
  • 工業地域1,700万円19件
  • 第1種住居地域1,500万円53件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

高知市の駅と、学校・病院の数

家を探す人は、物件を比べるときに駅と学校と病院を見ます。販売図面の「周辺環境」に書かれるのもこのあたりです。高知市の分を、国の公開データで数えました。

乗り降りの多い駅(2023年度・1日あたり)

駅路線乗降客数
高知JR土讃線9,094人
はりまや橋とさでん交通 駅前線4,289人
朝倉JR土讃線1,770人
デンテツターミナルビル前とさでん交通 後免線1,486人
旭JR土讃線1,416人
高知駅前とさでん交通 駅前線1,286人
大橋通とさでん交通 伊野線1,276人
高知商業前JR土讃線1,092人

最寄り駅ごとの住宅地の地価(2026年の地価公示・地価調査・1㎡あたり)

最寄り駅地価地点
入明11.4万円5
円行寺口11.1万円8
薊野9.2万円2
旭8.4万円7
高知8万円30
土佐一宮7.5万円3
土佐大津5.9万円6
朝倉5.1万円10

地点が2つ以上ある駅は真ん中の値です。国や県が毎年値段を出している土地で、実際に売れた値段とは別の数字です。

  • 学校小学校 41校・中学校 25校・義務教育学校 2校・高等学校 16校
  • 幼稚園・認定こども園23か所
  • 病院・診療所病院 61・診療所 259・歯科 194病床の多い病院は 高知県・高知市病院企業団立高知医療センター(620床)、近森病院(512床)、細木病院(463床)

出典: 国土交通省 不動産情報ライブラリ(国土数値情報の駅別乗降客数・学校・医療機関・幼稚園等、地価公示・地価調査)。2026-10-15に取得。学校は私立・国立を含みます。学校と病院は国のデータを作った時点の数なので、そのあとの開校や閉院は入っていないことがあります。保育所はこの数に入っていません。

高知市の空き家の数

高知市では、住宅のうち15.4%が空き家です(全国は13.8%)。このうち、売りにも貸しにも出ていない「使う予定のない空き家」は11,720戸あります。

住宅の数181,970戸
空き家27,960戸(15.4%)
売りに出ている空き家950戸
使う予定のない空き家11,720戸(住宅の6.4%・全国は5.9%)
そのうち一戸建て9,530戸
そのうち傷みや壊れがある3,080戸

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点)。数は調査からの推計で、10の位を四捨五入しているため、合計が合わないことがあります。「使う予定のない空き家」は、調査の「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」です。

売らずに持ち続けると、年にいくらかかるか

値段を見たあとに、もうひとつ数えておく数字があります。固定資産税、空き家になったあとの火災保険、 草刈りと通風に通う時間。実家を売った人の調査では、維持と処分にかかった費用の最多回答は50〜100万円でした。

高知市で実際に売れた土地は、㎡あたり8.1万円が真ん中の値です(国土交通省の成約データ)。 固定資産税の評価額はこれとは別の数字で、市から届く課税明細書で確かめます。

持ち続けると年にいくらか、数え方を見る →

高知市の成約は戸建てが最多。土地が続き、中古マンションがいちばん少ない

国土交通省の不動産情報ライブラリに載った高知市の成約を、種類ごとに数えました。戸建てが1,057件でいちばん多く、土地が476件で続きます。中古マンションは375件で、三つの中ではいちばん少ない数でした。

戸建ての中央値は2,000万円です。下から4分の1の家は1,000万円までで売れています。上から4分の1は2,900万円より高く売れました。

中古マンションの中央値は1,800万円です。面積あたりに直すと25万円でした。土地は面積あたりの中央値が8.1万円です。

戸建ては下から4分の1と上から4分の1の差が大きく、値段の幅が広い市場です。どこに入るかは築年と地区でほぼ決まるので、市全体の中央値だけで自分の家を見積もらないでください。

直近1年は、戸建てが上がってマンションが下がった

直近1年の中央値をその前の1年と比べると、戸建てはやや上がりました。中古マンションはやや下がっています。向きが逆です。

戸建てを売る人は、1年以上前の成約を根拠にした査定額だと低めに出ます。マンションを売る人は逆で、古い成約を根拠にすると高めの金額が出て、売り出してから下げることになりかねません。どちらも、査定額の根拠にした成約がいつのものかを担当者に聞いてください。

この先どう動くかは、成約データからは読めません。上がった戸建てが来年も上がるとは言えませんし、下がったマンションが下がり続けるとも言えません。

中古マンションは築10年を過ぎるところで、値段がいちばん大きく落ちる

高知市の中古マンションを築年の帯で分けると、築46年以上の中央値は築10年以内の3分の1以下でした。帯の境目ごとの落ち幅を比べると、いちばん大きいのは築10年以内から築11〜20年に移るところです。落ちるのは新しいうちです。

築10年以内のマンションを持っていて、いずれ売るつもりなら、線を越える前に査定を一度取っておく手もあります。越えたあとに売ると、比べる相手が築11〜20年の成約に変わります。

間取りは3LDKがいちばん多く、次が2LDKです。成約が多い地区は、多い順に北本町、鴨部、桟橋通、本町、比島町でした。3LDKをこの五つの地区で売るなら、近い条件の成約は見つけやすいはずです。

鴨部は戸建ての中央値がいちばん高い地区ですが、マンションの成約は築年の古いものが中心でした。同じ地区名でも、戸建ての値段の高さをマンションに当てはめることはできません。

改装済みのマンションの中央値は、未改装より高い位置にありました。ただしその差は改装にかかった費用と同じではなく、かけた分がそのまま上乗せされるとは限りません。売る前に手を入れるかどうかは、売る前にリフォームすべきか を読んでから決めてください。

管理費と修繕積立金の額、大規模修繕の時期は、査定の前に管理会社に確かめておきます。戸建てと違う書類の集め方は 中古マンションを売る にまとめてあります。

戸建ては築46年以上で、中央値が築10年以内の3分の1以下になる

戸建ても築年の帯で分けると、築46年以上の中央値は築10年以内の3分の1以下でした。割合で見て落ち幅がいちばん大きいのは、築31〜45年から築46年以上に移るところです。戸建ての線は築46年です。

築46年以上の家は、1981年6月に今の耐震基準が始まる前に建てられています。買い手が住宅ローン控除を使うには今の耐震基準を満たす必要があり、旧耐震の家では耐震基準適合証明書などが要ります。高知市で築46年を境に中央値が一段下がる背景には、この手間と費用があると私は見ています。

建築士の視点

築31〜45年の帯にある戸建ては、まだ落ちる前の位置にいます。売るか住み続けるかを決めないまま築46年を越えると、比べられる成約が旧耐震の帯に変わります。決めるなら、線を越える前です。

築46年を越えた家は、中央値を見るかぎり建物の値段がほとんど残っていません。耐震改修に費用をかけて建物の評価を取り戻すより、土地の値段で売る前提で考えたほうが手元に残りやすいです。高知市は木造の成約が多い市なので、この考え方が当てはまる家は少なくありません。

建物を残して売るか壊して売るかは、解体費と買い手の層で答えが変わります。解体の見積もりを取る前に、担当者に古家付きと更地の両方の値段を聞いてください。

古家付きのまま売るか、更地にしてから売るかの見極め方は 更地で売るか、古家付き土地のまま売るか に書きました。売る前に建物のどこを見ておくかは 戸建てを売る に分けて書いています。

鴨部は戸建ての中央値が高く、長浜は低い。介良は土地が安く、家は新しい

高知市で戸建ての成約が多い地区は、多い順に神田、朝倉、長浜、介良、大津です。この五つなら、築年や道路の条件が近い成約を探しやすい地区です。

戸建ての中央値がいちばん高い地区は鴨部で、いちばん低い地区は長浜でした。差は大きいです。

市全体の中央値をどちらの地区に当てはめても外れます。長浜で売るなら長浜の成約、鴨部で売るなら鴨部の成約を根拠にしてもらってください。

土地の面積あたりの単価は、中須賀町がいちばん高く、介良がいちばん低い地区でした。介良は土地の単価が低いのに、戸建ての中央値は市全体より高い位置にあります。成約の築年を見ると介良は築年の浅い家が中心で、値段は建物の分で支えられていると読めます。

介良で古い家を売るときは、この読み方が逆に働きます。建物の値段が薄れると土地の値段に近づき、介良の土地の単価は市内で低い側です。築年が古い家は、査定の根拠を土地の成約でも確かめてください。

ここに名前が無い地区は、成約の数が少なくて順位に出てきません。そういう地区では、同じ用途地域で道路の幅が同じ成約を市内から探してもらうのが近道です。

用途地域は準工業地域が高く、第1種住居地域が低い。前面道路4m未満は大きく下がる

高知市の戸建ての成約を用途地域で分けると、件数がいちばん多いのは第1種中高層住居専用地域でした。都市計画法では、中高層住宅のための良好な住環境を守る地域と定められています。取引の中心はここです。

中央値がいちばん高い用途地域は準工業地域で、いちばん低いのは第1種住居地域でした。準工業地域は工業の利便を図る地域ですが、住宅も建てられます。ただし成約は多くないので、少ない件数の中央値として見てください。

第1種住居地域は、住居の環境を守るために定める地域です。住宅地として見れば条件は悪くないのに、高知市では中央値がいちばん低い位置にありました。なぜ低いかはこのデータだけでは言い切れず、用途地域だけで値段が決まるわけではない、と受け取ってください。

前面道路の幅で分けると、6m以上、4〜6m、4m未満の三つで中央値に差が出ました。幅が広い帯は高く、4m未満は大きく下がります。ここは後から直せません。

建築基準法第43条は、建物の敷地が幅4m以上の道路に2m以上接することを求めています。幅4m未満でも第42条2項の道路なら建て替えはできますが、道路の中心線から2m下がった位置まで敷地を後退させます。使える土地が減る分を買い手は値段に織り込むので、4m未満の中央値は低くなります。

建築士の視点

前面道路が4m未満の家は、後退済みかどうかで買い手の見方が変わります。すでに塀や門が後退した位置に建っているなら、その事実を査定の最初に伝えてください。後退がまだなら、建て替えのときに減る面積を先に図面で示せると、値引きの交渉を受けにくくなります。

道路の幅と、それが建築基準法上の道路かどうかは、買ったときの重要事項説明書に書いてあります。手元に無ければ、市役所の建築を担当する窓口で確かめられます。

高知市で売るときの進め方と、かかるお金

高知市では、戸建ては築年の帯と地区で値段の位置が大きく変わります。査定を頼むときは、築年、地区、用途地域、前面道路の幅を先に伝えてください。マンションなら築年、地区、間取りに加えて、改装の有無も伝えます。

条件を伝えないと、金額は市全体の中央値に寄ります。高知市は戸建ての成約が多いので、条件がそろえば担当者は近い成約を根拠にした金額を出せます。複数の会社の金額と根拠を並べてから、媒介契約を結ぶ会社を決めてください。

手取りは売れた値段から、仲介手数料と契約書の印紙税を引いた額です。住宅ローンが残っていれば、抵当権の抹消登記の費用も引かれます。売って利益が出た場合は、翌年の確定申告で譲渡所得税を納めます。

計算のしかたと項目ごとの内訳は 不動産売却でかかる費用の一覧 にまとめています。

聞くことは一つです。担当者に、神田や朝倉のような成約の多い地区で最近どの家を売ったかを尋ねてください。地区の違いを数字で説明できる人なら、値付けの根拠も具体的に返ってきます。

高知市で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 高知市で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q3〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

1,000万円 〜 2,900万円

成約1,057件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は2,000万円です。

中古マンション

1,400万円 〜 2,600万円

成約375件。中央値は1,800万円です。 1平方メートルあたりでは247,059円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

53,000円 〜 110,000円

成約476件。中央値は80,500円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は高知市全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

高知市で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 高知市の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約1,057件・中央値2,000万円 (1,000万円〜2,900万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約375件・中央値1,800万円/1平方メートルあたり247,059円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約476件・1平方メートルあたり中央値80,500円 (53,000〜110,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

高知市で家を売る前に、状況別に読む

同じ「家を売る」でも、相続と離婚と住み替えでは、つまずく場所も順番も違います。 当てはまるものから読んでください。

よくある質問

高知市のマンションは築10年を過ぎると落ちると聞きました。築8年なら今すぐ売るべきですか?

すぐ売るべきとは言えません。高知市の中古マンションで落ち幅がいちばん大きいのは、築10年以内から築11〜20年に移るところです。売る予定があるなら、線を越える前に査定を取って金額を知っておく手もあります。この先の値段は成約データからは読めないので、売るか住み続けるかを先に決めてから、査定の時期を考えてください。

長浜に築50年近い戸建てがあります。値段はつきますか?

値段がつくかは、土地しだいです。長浜は高知市で戸建ての中央値がいちばん低い地区で、築46年以上は中央値が築10年以内の3分の1以下になる帯です。建物の分はほとんど見込めず、土地の値段に近い金額が中心になります。古家付きで売る場合と更地にする場合の両方の値段を聞き、解体費と比べてから決めてください。

改装済みのマンションのほうが高く売れていますか?

高知市の実成約では、改装済みの中古マンションの中央値は未改装より高い位置にありました。ただし、その差が改装にかけた費用と同じとは限りません。改装してから売るかは、かけた費用が値段に乗るかを査定で確かめてから決めてください。間取りは3LDKの成約がいちばん多いので、同じ間取りの改装済みと未改装を並べて見比べると判断しやすいです。

高知市で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に鴨部(2,700万円・22件)、桟橋通(2,600万円・27件)、介良(2,200万円・39件)です。低いほうは長浜(1,200万円・41件)、朝倉(1,600万円・48件)、福井町(1,700万円・28件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

高知市では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは桟橋通で築0年、古いほうは福井町で築37年です。築年数が極端に新しい地区は、建売の分譲がそのまま集計に入っています。中古の相場とは分けて見てください。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

高知市で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは神田(54件・中央値2,150万円)、朝倉(48件・中央値1,600万円)、長浜(41件・中央値1,200万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(高知市の実成約・2023年第3四半期〜2026年第1四半期)・確認日 2026-10-14
  2. e-Gov法令検索「建築基準法」(第42条=道路の定義と2項道路の後退・第43条=接道義務)・確認日 2026-10-14
  3. e-Gov法令検索「都市計画法」(第9条=用途地域の定義)・確認日 2026-10-14
  4. 国税庁「No.1211-3 中古住宅を取得した場合(住宅借入金等特別控除)」(耐震基準の要件)・確認日 2026-10-14

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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