神奈川の家売却
神奈川県相模原市南区の不動産売却|築10年で下がる戸建てと、築45年で段がつくマンション
編集部
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結論から 相模原市南区の実成約は、戸建てが1,487件、中古マンションが1,165件です(国交省データ)。中央値は戸建てが3,900万円、マンションが2,300万円です。戸建ては築10年以内から築11〜20年へ移るところで値段がいちばん落ちます。マンションは築31〜45年から築46年以上へ移るところがいちばん深い段で、築46年以上は築10年以内の3分の1以下です。直近1年は戸建てがほぼ横ばい、マンションはやや下がっています。
相模原市南区の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか
戸建てを買う人は築の浅い家を選ぶことが多く、中古マンションを買う人は家族で住む人が中心と私たちは見ています。
相模原市南区で売れた不動産の件数(約3年)戸建て1,487件
中古マンション1,165件
土地だけ314件
売れた家は、戸建てが50%、中古マンションが39%です。売れた戸建ての58%は築10年以内で、築31年以上は19%です。売れた中古マンションは、間取りの記録があるうち65%が3部屋以上で、いちばん多いのは3LDKです。この数字から、戸建ては新しさを、マンションは家族で住める広さを求めて買う人が多いと私たちは見ています。
2だから、この値段
戸建ては、築10年以内から築11〜20年に移るところで値段がいちばん下がります。マンションは、築11〜20年を過ぎると段ごとに大きく下がります。
築年数ごとの、売れた値段の真ん中(中古マンション)5,000万10年以内
4,700万11〜20年
3,000万21〜30年
1,600万31〜45年
790万46年以上
戸建ての真ん中の値段は、築10年以内の4,300万円から、築11〜20年で3,300万円になります。築の浅い家を選ぶ買い手が多いぶん、新しさに値段がつきやすいと私たちは見ています。マンションは、築11〜20年の4,700万円が、築21〜30年では3,000万円です。その先も築31〜45年で1,600万円、築46年以上で790万円と下がっていきます。
3この先、上がりそうか、下がりそうか
住宅地の地価は52地点のうち52地点で上がっています。ただ家を買う年代の人は減る見込みで、どちらとも言い切れないと考えています。
住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)2025年6.7万人
2035年6.4万人
2045年6万人
前の年と比べた真ん中の値段は、戸建てがやや上がり(+2.6%)、マンションはやや下がりました(−4.2%)。家を買う年代の人は、2045年までに減る見込みです(−10%)。高齢の人は、2045年までに増える見込みです(+28%)。地価の上がりと買う年代の減り方のどちらが値段に強く出るかは、このデータだけでは決められないと私たちは考えています。
「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。
見本(愛知県豊橋市の戸建ての例)
値段の目安レポート(無料)
相模原市南区で売るなら、いくらくらいか
相模原市南区で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。
相模原市南区は戸建て1,487件がいちばん多い。その半分以上が築10年以内の家
相模原市南区の実成約を、国交省の不動産情報ライブラリで集計しました。いちばん多いのは戸建ての1,487件で、中古マンションの1,165件が続きます。土地だけの成約は314件で、三つの中ではいちばん少なくなっています。
戸建ての中央値は3,900万円で、真ん中の半分は3,000万円〜4,800万円に入ります。マンションの中央値は2,300万円、専有面積あたりでは36万円です。
南区の戸建ての成約は、半分以上が築10年以内の家です。区の中央値は、この築浅の家の値段に強く引かれています。築年の古い家を持つ人は、区の中央値をそのまま自分の家の値段と読まないでください。
戸建ての値段がいちばん落ちるのは築10年の線。その先の帯どうしは差が小さい
南区の戸建ては、築10年以内から築11〜20年へ移るところで中央値がいちばん大きく下がります。築11〜20年から先は、帯を一つ進んでも差はそれほど開きません。築46年以上でも、築10年以内に比べた下がり方は3割以上というところです。
ここから言えるのは、築10年前後の家を持つ人ほど線の位置を気にしたほうがいい、ということです。築9年と築11年では、比べられる成約の帯が変わります。査定では、どちらの帯の成約で測った金額かを聞いてください。
古い家でも値段が残る区なので、壊す前提で話を進めないほうが無難です。建物付きのまま売る準備は、戸建てを売る。建物より先に確かめる3つのことにまとめています。
上鶴間と磯部は、同じ南区の戸建てでも別の相場として見る
戸建ての成約が多い地区は、上鶴間本町・上鶴間・磯部・大野台・東林間の順です。このうち中央値が高いのは上鶴間、低いのは磯部です。成約の多い地区どうしでも、中央値は大きく違います。
区全体の3,900万円は、こうした地区の値段が混ざった数字です。磯部の家を区の中央値で見ると高すぎ、上鶴間の家なら低すぎることになります。比べる成約は、自分の家と同じ地区から選んでもらってください。
成約が集まる第1種低層より、第1種中高層のほうが戸建ての中央値は高い
用途地域で分けると、戸建ての成約がいちばん多いのは第1種低層住居専用地域です。ところが中央値がいちばん高いのは、第1種中高層住居専用地域でした。いちばん低いのは準工業地域です。
「低層住居専用」の地域が一番高いとは限らない、というのが南区のデータです。自分の家の用途地域は、市の都市計画の図で確かめられます。査定書の比較事例が、同じ用途地域の成約かどうかも見てください。
前面道路は4〜6mの家がいちばん高く、6m以上が次。4m未満がいちばん低い
前面道路の幅で戸建てを分けると、中央値は4〜6m・6m以上・4m未満の順に並びます。広い道路ほど高い、という並びにはなっていません。南区の戸建ての成約は、4〜6mの道路に面した家が大半です。
4m未満の道路に面した家は、建築基準法の第42条2項の道路にあたることがあります。その場合、建て替えるときに道路の中心から2mまで敷地を下げる必要があります。後退が済んでいるかは、売り出す前に役所の窓口で確かめておくと話が早く進みます。
道路の条件で建て替えが難しい家の売り方は、再建築不可物件を売るで扱っています。
マンションは築45年の線がいちばん深い。築46年以上は築10年以内の3分の1以下
中古マンションは、築年の帯を進むごとに中央値が下がっていきます。なかでもいちばん大きく落ちるのは、築31〜45年から築46年以上へ移るところです。築46年以上の中央値は、築10年以内の3分の1以下です。
築40年台の部屋を持つ人は、この段の手前にいます。築46年以上の成約と比べられると、査定額は大きく変わります。比較事例の築年が、自分の部屋と同じ帯でそろっているかを見てください。
相模大野・上鶴間本町・相武台団地・東林間・南台。成約の多い地区で建物の年代が違う
マンションの成約が多い地区は、相模大野・上鶴間本町・相武台団地・東林間・南台の順です。成約データを見ると、相武台団地は古い帯の建物の成約が中心です。相模大野は、それより新しい建物の成約が多くなっています。
同じ南区のマンションでも、地区によって比べられる築年の帯が違います。区の中央値2,300万円は、新しい部屋と古い部屋の値段が混ざった数字です。地区と築年をそろえた成約で見るのが、自分の部屋の値段に近づく近道です。
3LDKが最多で、2LDKが次。改装済みの部屋は中央値が未改装より高い
南区のマンションで成約がいちばん多い間取りは3LDK、次が2LDKです。2LDKの中央値は3LDKよりかなり低く出ています。2LDKの部屋を区の中央値で測ると高めになるので、同じ間取りの成約で見直してください。
改装済みの部屋の中央値は、未改装の部屋より高くなっています。ただし、かけた改装費がそのまま値段に足されるとは限りません。売る前に直すかどうかは、売る前にリフォームすべきかで考え方を整理しています。
マンション特有の準備は、中古マンションを売るにまとめました。
直近1年は、戸建てがほぼ横ばいで、マンションがやや下がった
直近1年の中央値を前の1年と比べると、戸建てはほぼ横ばいでした。中古マンションは、やや下がっています。南区では、相場の向きを建物の種類で分けて見る必要があります。
戸建ては、相場の向きより築年の帯の線のほうが値段への影響が大きい区です。マンションを持つ人は、直近の成約で測った査定かどうかを確かめてください。
土地だけの成約は314件で最少。㎡単価は相模大野が高く、磯部が低い
土地だけの成約は314件で、㎡単価の中央値は20万円です。地区で見ると、㎡単価が高いのは相模大野、低いのは磯部です。磯部は、戸建ての中央値でも区内で低い側にいます。
南区は古い戸建てにも値段が残るので、更地にしてから売るかは急いで決めないほうが安全です。解体の前に、建物付きの査定と土地としての査定を並べてみてください。
南区で査定書を受け取ったら、比較事例の欄で確かめること
戸建てなら、比較事例が同じ地区・同じ築年の帯かを見ます。特に築10年前後の家は、帯が一つずれるだけで金額が変わります。前面道路の幅と用途地域がそろっているかも、あわせて確かめてください。
マンションなら、築45年の線のどちら側の成約かと、間取りがそろっているかを見ます。改装済みの部屋は、改装費を足しただけの金額になっていないかも確認しておきましょう。
売るときにかかるお金の全体は、不動産売却でかかる費用の一覧で確かめられます。
相模原市南区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか
同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。
相模原市南区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。
戸建て売却
成約1,487件・中央値3,900万円
(3,000万円〜4,800万円に半分が入る)
一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、
ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、
「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。
雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、
査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。
マンション売却
成約1,165件・中央値2,300万円/1平方メートルあたり363,636円が中央値
中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。
だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。
部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、
建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、
大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。
専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。
土地売却
成約314件・1平方メートルあたり中央値200,000円
(140,000〜280,000円に半分が入る)
土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、
この単価にすればそろえて見られます。
売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。
確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。
隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。
古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。
判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。
金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。
解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、
いつ壊すかはタイミングの問題になります。
もう1つの売り方:不動産の買取
ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう
買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、
価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。
買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、
買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。
住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、
下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。
買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。
違いは 仲介と買取の違い にまとめました。