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三重の家売却

津市の不動産売却|戸建て相場1,500万円・成約1,061件

本記事にはプロモーションが含まれます。

結論から

津市で動いているのは戸建てです。戸建ての成約は1,061件、中央値は1,500万円でした(国交省データ)。中古マンションは154件で、戸建てをかなり下回ります。市全体の中央値だけでは判断しにくい市場です。値下がりの段差が来る築年帯も、戸建てとマンションで違います。まず実データで位置をつかみ、そのうえで無料査定で価格を確かめてください。

津市の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか

売れた戸建ての54%は築31年以上です。古い家を手ごろな値段で買いたい人が、主な買い手だと私たちは見ています。

津市で売れた戸建てを、築年数で分けると
  • 築10年以内21%
  • 築11〜30年25%
  • 築31年以上54%

新しい戸建ての成約は21%にとどまります。築31〜45年の真ん中の値段は1,000万円、築46年以上は500万円です。この値段であれば、手を入れて住む人や建て替える人も買い手に入ると私たちは考えています。土地だけの成約も781件あり、家より土地を見て買う人も多いと私たちは見ています。

2だから、この値段

戸建ての値段は築年数で大きく変わります。古い家が半分を超えるため、真ん中の値段は1,500万円になっています。

築年数ごとの、売れた値段の真ん中(戸建て)

いちばん新しい築年帯の真ん中の値段は3,100万円、次の築11〜20年は2,100万円です。この2つの間で、値段の段差がいちばん大きく出ています。その後も築21〜30年で1,600万円、築31〜45年で1,000万円と下がっていきます。地区による差も大きく、河芸町杜の街(3,500万円)と柳山津興(650万円)ではかなり離れています。

3この先、上がりそうか、下がりそうか

地価は上がった地点のほうが多いものの、家を買う年代は減る見込みです。このまま上がり続けると言える材料はないと私たちは見ています。

住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
  • 上がった39か所
  • 変わらない9か所
  • 下がった22か所
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)
2025年5.6万人
2035年5.2万人
2045年4.7万人

住宅地の70地点のうち、去年より上がったのは39地点、下がったのは22地点でした。戸建ての真ん中の値段は前の年と比べて+14.3%ですが、1年だけの動きは振れやすいものです。家を買う年代の人数は、2045年にかけて−16%と国が推計しています。買い手が減るなかで、値段の動きは地区や築年数によって分かれていくと私たちは考えています。

「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。

ここから下は、上の見立ての元になった数字です。

三重県津市の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: マンション+16.7%・戸建て+14.3%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
01,5003,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション1,800万円1,300万円〜2,500万円約23.3万円154
戸建て等(土地+建物)1,500万円540万円〜2,800万円—1,061
土地——約2.1万円781

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内——3,100万円200
築11〜20年2,600万円482,100万円99
築21〜30年1,700万円791,600万円145
築31〜45年450万円151,000万円286
築46年〜——500万円229

参考: 改装済み中古マンションの中央値は2,050万円(12件)、未改装は1,900万円(42件)。 差は約8%です。ただし改装される物件は築年数が経っていることが多く、リフォーム費用がそのまま上乗せされるわけではありません。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

津市で売るなら、いくらくらいか

津市で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「三重県の相場データブック」(PDF・8ページ)も、このアドレスにお送りします。

津市で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 津市の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は河芸町杜の街が3,500万円、柳山津興が650万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
藤方1,800万円45築34年
高茶屋1,900万円45築34年
高茶屋小森町2,400万円39築23年
垂水2,100万円37築27年
半田1,700万円36築34年
白塚町925万円24築32年
柳山津興650万円23築38年
河芸町杜の街3,500万円21築1年

中古マンション

地区中央値件数築年数
一身田上津部田1,800万円29築24年
南が丘2,000万円18築25年
上浜町2,500万円16築18年
桜橋1,700万円13築23年
南丸之内2,400万円13築15年
久居新町1,450万円12築26年
西丸之内2,800万円10築17年

土地(1㎡あたり)

地区中央値件数
芸濃町椋本4.5万円/㎡37
垂水16万円/㎡19
高茶屋15万円/㎡19
半田10万円/㎡18
戸木町3.4万円/㎡17
久居野村町26万円/㎡14
高茶屋小森町12万円/㎡13
上浜町17万円/㎡13

藤方(1,800万円・45件・築34年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築34年前後です。

高茶屋(1,900万円・45件・築34年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築34年前後です。

高茶屋小森町(2,400万円・39件・築23年)

市内の地区の真ん中より26%高い水準です。売れているのは築23年前後と新しめで、建物の状態がそのまま値段に出ます。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約1,215万円の差
  • 5m未満285万円10件
  • 5〜7m300万円28件
  • 7〜10m970万円91件
  • 10m以上1,500万円555件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約1,195万円の差
  • 4m未満705万円124件
  • 4〜6m1,300万円359件
  • 6m以上1,900万円533件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約300万円の差
  • ほぼ整形1,500万円38件
  • 長方形1,400万円182件
  • 不整形1,250万円108件
  • ほぼ台形1,250万円96件
  • ほぼ長方形1,200万円255件

不整形地は建物の配置に制約が出るため、同じ面積でも評価が下がりやすい傾向があります。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約1,970万円の差
  • 第1種中高層住居専用地域2,400万円49件
  • 準工業地域2,100万円57件
  • 第1種低層住居専用地域2,000万円198件
  • 第1種住居地域1,600万円332件
  • 市街化調整区域1,350万円112件
  • 都市計画区域外430万円113件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格を左右するかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約750万円の差
  • 鉄骨造2,000万円98件
  • 軽量鉄骨造1,800万円121件
  • 木造1,400万円727件
  • RC1,250万円28件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約600万円の差
  • 公道1,900万円224件
  • 道路1,600万円71件
  • 県道1,600万円47件
  • 市道1,300万円625件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約550万円の差
  • 近隣商業地域2,350万円20件
  • 商業地域2,000万円36件
  • 第1種住居地域1,800万円69件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

津市の駅と、学校・病院の数

家を探す人は、物件を比べるときに駅と学校と病院を見ます。販売図面の「周辺環境」に書かれるのもこのあたりです。津市の分を、国の公開データで数えました。

乗り降りの多い駅(2023年度・1日あたり)

駅路線乗降客数
津伊勢鉄道 伊勢線35,056人(2018年度)
津近畿日本鉄道 名古屋線31,717人
津新町近畿日本鉄道 名古屋線11,139人
久居近畿日本鉄道 名古屋線8,435人
江戸橋近畿日本鉄道 名古屋線7,800人
南が丘近畿日本鉄道 名古屋線3,082人
一身田JR紀勢線2,803人
千里近畿日本鉄道 名古屋線2,291人

最寄り駅ごとの住宅地の地価(2026年の地価公示・地価調査・1㎡あたり)

最寄り駅地価地点
津7万円9
南が丘5.9万円2
伊勢上野5.6万円1
久居4.7万円8
近鉄久居4.6万円2
江戸橋4.5万円3
近鉄南が丘4.2万円1
近鉄桃園4.1万円1

地点が2つ以上ある駅は真ん中の値です。国や県が毎年値段を出している土地で、実際に売れた値段とは別の数字です。

  • 学校小学校 50校・中学校 23校・義務教育学校 1校・高等学校 13校
  • 幼稚園・認定こども園52か所
  • 病院・診療所病院 22・診療所 272・歯科 139病床の多い病院は 国立大学法人 三重大学医学部附属病院(685床)、三重中央医療センター(486床)、三重県立こころの医療センター(348床)

出典: 国土交通省 不動産情報ライブラリ(国土数値情報の駅別乗降客数・学校・医療機関・幼稚園等、地価公示・地価調査)。2026-10-15に取得。学校は私立・国立を含みます。学校と病院は国のデータを作った時点の数なので、そのあとの開校や閉院は入っていないことがあります。保育所はこの数に入っていません。

津市の空き家の数

津市では、住宅のうち17.2%が空き家です(全国は13.8%)。このうち、売りにも貸しにも出ていない「使う予定のない空き家」は13,050戸あります。

住宅の数141,680戸
空き家24,360戸(17.2%)
売りに出ている空き家600戸
使う予定のない空き家13,050戸(住宅の9.2%・全国は5.9%)
そのうち一戸建て11,010戸
そのうち傷みや壊れがある2,810戸

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点)。数は調査からの推計で、10の位を四捨五入しているため、合計が合わないことがあります。「使う予定のない空き家」は、調査の「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」です。

売らずに持ち続けると、年にいくらかかるか

値段を見たあとに、もうひとつ数えておく数字があります。固定資産税、空き家になったあとの火災保険、 草刈りと通風に通う時間。実家を売った人の調査では、維持と処分にかかった費用の最多回答は50〜100万円でした。

津市で実際に売れた土地は、㎡あたり2.1万円が真ん中の値です(国土交通省の成約データ)。 固定資産税の評価額はこれとは別の数字で、市から届く課税明細書で確かめます。

持ち続けると年にいくらか、数え方を見る →

① 津市で動いているのは、戸建てと土地

津市で実際に成約した取引を、国土交通省の不動産情報ライブラリのデータで見ます。集計の対象期間は、このページの価格表に書いてあります。

戸建てにあたる土地・建物のセット取引は1,061件でした。中央値は1,500万円です。安いほうから4分の1の値は540万円、高いほうから4分の1の値は2,800万円でした。

土地のみの取引は781件で、1平方メートルあたりの中央値は2.1万円です。中古マンションは154件、中央値は1,800万円でした。面積1平方メートルあたりの中央値は23万円です。

ここで見てほしいのは、金額より件数の順番です。いちばん多いのが戸建て、次が土地、いちばん少ないのが中古マンションでした。

しかもマンションは、戸建てをかなり下回ります。津市は戸建てが中心に動く市場だと読めます。

この偏りは、売る前の準備を変えます。戸建てなら、条件の近い成約を探せます。築年帯や地区で絞り込んでも、比べる相手が残ります。

マンションは母数そのものが小さく、同じ棟の成約が見つからないこともあります。市全体の中央値を自分の部屋にそのまま当てはめると、判断を誤ります。

② 戸建ては「築46年以上」で段差が来る

津市の戸建てを築年帯別に見ると、下がり方は一定ではありません。築10年以内の中央値に比べて、築46年以上の中央値は3分の1以下まで下がります。

そして、いちばん大きく落ちるのは築31〜45年から築46年以上へ移るところでした。ここに段差があります。

理由は建物の評価にあります。木造住宅は税務上の法定耐用年数が22年です。

これを大きく超えると、査定で建物に付く金額はほとんど残りません。築46年以上の価格は、実質的に土地の値段だと考えたほうが実態に近くなります。

裏を返せば、**土地の値段が残る限り、価格はゼロになりません。**津市は土地のみの取引も781件あります。

土地としての買い手がいる市場です。築古だから売れないと決めつける必要はありません。

売り出し価格の立て方も、この段差で変わります。築40年台の家なら、築46年以上の水準まで落ちる前の帯にいます。築50年の家なら、市全体の中央値1,500万円を目標にすると高すぎます。

自分の家がどちらの側にいるかを、先に確かめてください。戸建て特有の確認事項は 戸建てを売る にまとめています。

なお直近1年の戸建ての中央値は、その前の1年に比べてほぼ横ばいでした。相場が動くのを待つより、自分の家の条件を整えるほうが得策です。

③ 用途地域と前面道路で、同じ市内でも中央値が変わる

津市の戸建てを用途地域別に見ると、中央値がいちばん高いのは第1種中高層住居専用地域でした。いちばん低いのは都市計画区域外です。取引の件数がいちばん多いのは第1種住居地域で、ここが市場の主戦場になっています。

前面道路の幅でも中央値が分かれます。データは6m以上・4〜6m・4m未満の3区分で集計され、区分ごとに数字が違います。自分の家がどの区分に入るかは、査定の前に測っておいてください。

建築士の視点

用途地域が価格に出るのには、法律上の理由があります。

用途地域は都市計画法にもとづいて指定されます。そして建築基準法により、建てられる建物の種類、建ぺい率、容積率が用途地域ごとに変わります。買い手が見ているのは、いま建っている家だけではありません。その土地に何が建てられるかも見ています。第1種中高層住居専用地域と都市計画区域外では、この前提がまるで違います。

都市計画区域外は、用途地域の指定がない区域です。何をどれだけ建てられるかの条件が、区域内とは別の考え方になります。買い手が資金計画を立てるときの材料も変わります。

前面道路の幅も、後から変えられない条件です。建築基準法では、建物を建てる敷地は幅4m以上の道路に2m以上接している必要があります(接道義務)。4m未満なら、建て替えのときに敷地を後退させるセットバックが要ることがあります。そのぶん建てられる面積は減ります。

査定を受けるときは、用途地域・建ぺい率・容積率・前面道路の幅を先に伝えてください。津市の都市計画図で確認できます。これを言えるだけで、返ってくる価格の根拠が変わります。

用途地域と土地の形が価格をどう動かすかは、土地の形と用途地域で、価格はどう変わるか で詳しく説明しています。

④ 中古マンションは、事例の少なさが最初の壁

津市の中古マンションは154件です。戸建ての1,061件をかなり下回ります。まずこの前提から始めてください。

間取りは3LDKがいちばん多く、次が4LDKでした。家族向けの部屋が在庫の中心です。

自分の部屋がこの2つに当てはまるなら、比較材料はまだ探せます。単身向けの狭い部屋なら、市内の成約から近い事例を見つけるのは難しくなります。

築年数の影響の出方も、戸建てとは違います。築11〜20年の中央値に比べて、築31〜45年の中央値は3分の1以下です。いちばん大きく落ちるのは、築21〜30年から築31〜45年へ移るところでした。

戸建ての段差より早い築年帯で来ます。築30年前後の部屋を持っているなら、この点を織り込んでおいてください。

直近1年の中央値は、その前の1年に比べてはっきり上がっています。ただし件数が少ないため、四半期ごとの上下は誤差とみたほうが安全です。

事例が少ない市場での進め方は決まっています。面積あたりの単価(中央値23万円)を物差しにして、築年帯と専有面積の近い成約と見比べます。同じ棟の過去の成約が見つかれば、それが一番強い材料になります。

管理費と修繕積立金の額、大規模修繕の履歴も先にそろえてください。買い手が必ず確認します。戸建てと違う準備は 中古マンションを売る にまとめています。

⑤ 市域の広さが、価格の幅に出ている

津市は日本のほぼ中央に位置する三重県の県都です(津市公表)。面積は711.18平方キロメートルあります(津市公表)。平成18年(2006年)1月1日に、津市・久居市・河芸町・芸濃町・美里村・安濃町・香良洲町・一志町・白山町・美杉村の2市6町2村が合併して、いまの市域になりました(津市公表)。

この成り立ちは、データの読み方に関わります。取引がいちばん多い用途地域は第1種住居地域で、住宅地が市場の中心です。

その一方で、都市計画区域外の取引も集計に入っています。市域が広く、都市計画の網がかかっていない場所まで含むためです。

つまり津市の中央値は、性格の違う地区を混ぜた数字です。安いほうから4分の1の値の540万円と高いほうから4分の1の値の2,800万円の開きにも、それが表れています。査定を受けるときは、市全体の水準ではなく、自分の物件がある地区の実績を尋ねてください。

⑥ 売り出す前に、順番と手取りを決める

進める順番は、まず実データで自分の物件の位置をつかむことです。次に無料査定を複数社へ依頼し、提示された金額と根拠を比べます。

そのうえで媒介契約を結び、売り出しへ進みます。査定から引き渡しまでの手順は 家を売る流れ にまとめています。

相談先を選ぶとき、津市では次の3点を聞いてみてください。1つは、戸建ての成約事例をどれだけ持っているかです。市場の中心が戸建てなので、ここに実績がない会社は根拠を出しにくくなります。

2つ目は、マンションの査定額を何を根拠に出したかです。事例が少ない市場で、その説明ができるかどうかが分かれ目になります。3つ目は、用途地域と前面道路の条件を査定にどう反映したかです。

売却にはお金がかかります。仲介手数料、登記の費用、譲渡所得税などです。手取りは売却価格からこれらを引いた額になります。

売り出し価格を決める前に、いくら残るかを試算しておいてください。内訳は 売却でかかる費用の一覧 にまとめています。

津市で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 津市で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q3〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

540万円 〜 2,800万円

成約1,061件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は1,500万円です。

中古マンション

1,300万円 〜 2,500万円

成約154件。中央値は1,800万円です。 1平方メートルあたりでは233,436円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

2,700円 〜 49,000円

成約781件。中央値は21,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は津市全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

津市で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 津市の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約1,061件・中央値1,500万円 (540万円〜2,800万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約154件・中央値1,800万円/1平方メートルあたり233,436円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約781件・1平方メートルあたり中央値21,000円 (2,700〜49,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

津市について、さらに詳しく書いた記事

このページは津市全体の相場をまとめたものです。 条件がはっきりしている場合は、下の記事のほうが早く答えにたどり着きます。

津市で家を売る前に、状況別に読む

同じ「家を売る」でも、相続と離婚と住み替えでは、つまずく場所も順番も違います。 当てはまるものから読んでください。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
松阪市約16km1,000万円-500万円
亀山市約16km1,300万円-200万円
鈴鹿市約20km1,700万円+200万円
四日市市約29km2,000万円+500万円
伊勢市約32km780万円-720万円
伊賀市約33km580万円-920万円
美浜町約37km1,200万円-300万円
常滑市約37km1,900万円+400万円
名張市約38km440万円-1,060万円
志摩市約53km435万円-1,065万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

津市では、戸建てとマンションのどちらが比較事例を探しやすいですか?

戸建てです。取引件数は戸建てが1,061件、中古マンションが154件です。津市はマンションの成約数が戸建てをかなり下回ります。戸建てなら築年帯や地区で絞り込んでも、比べる相手が残ります。マンションは母数が小さいため、市全体の中央値をそのまま自分の部屋に当てはめると見立てを外します。無料査定で個別の価格を確かめてください。

築年数が古い戸建てでも、津市で売れますか?

売れるケースはあります。津市の戸建ては、築10年以内に比べて築46年以上の中央値が3分の1以下です。ただし下がり方には段差があり、いちばん大きく落ちるのは築31〜45年から築46年以上へ移るところでした。建物の評価が残らなくなっても、土地の値段は残ります。土地のみの取引も781件あり、1平方メートルあたりの中央値は2.1万円です。

津市の中古マンションは、いま売り時ですか?

直近1年の中央値は、その前の1年に比べてはっきり上がっています。ただし件数が154件と少なく、四半期ごとの上下は誤差とみたほうが安全です。売り時をこの動きだけで決めないでください。面積あたりの単価(中央値23万円)を物差しにして、築年帯と専有面積の近い成約と見比べるほうが確実です。

津市で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に河芸町杜の街(3,500万円・21件)、高茶屋小森町(2,400万円・39件)、垂水(2,100万円・37件)です。低いほうは柳山津興(650万円・23件)、白塚町(925万円・24件)、半田(1,700万円・36件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

津市では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは河芸町杜の街で築1年、古いほうは柳山津興で築38年です。築年数が極端に新しい地区は、建売の分譲がそのまま集計に入っています。中古の相場とは分けて見てください。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

津市で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは藤方(45件・中央値1,800万円)、高茶屋(45件・中央値1,900万円)、高茶屋小森町(39件・中央値2,400万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 津市「市の概要」(日本のほぼ中央に位置する三重県の県都・面積711.18平方キロメートル・平成18年1月1日に津市、久居市、河芸町、芸濃町、美里村、安濃町、香良洲町、一志町、白山町、美杉村の2市6町2村が合併)・確認日 2026-08-07
  2. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(DATA-SLOT充填元)・確認日 2026-08-07

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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