北海道の家売却
北海道札幌市西区の不動産売却|戸建てとマンションで価格の分かれ目が違う区
編集部
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結論から 北海道札幌市西区の実成約は、中古マンションが1,181件です(国交省データ)。戸建ては998件です。マンションの中央値は2,000万円です。戸建ては3,200万円です。戸建ての中央値は築21〜30年から31〜45年で最も下がり、マンションは築31〜45年から46年以上で最も下がります。直近1年は戸建ての中央値がはっきり上がり、マンションはやや下がりました。マンションの間取りは3LDKが最多で、次が4LDKです。
札幌市西区の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか
中古マンションは、家族で住む人が主な買い手だと私たちは見ています。戸建ての買い手の姿は、この一覧からは絞れません。
札幌市西区で売れた不動産の件数(約3年)戸建て998件
中古マンション1,181件
土地だけ410件
売れた家は、中古マンションが46%、戸建てが39%です。中古マンションは、間取りの記録があるうち75%が3部屋以上の家族向けで、いちばん多い間取りは3LDKです。ひとり〜ふたり向けの間取りは6%にとどまります。売れた戸建ては築31年以上が41%、築10年以内が32%で、新しい家だけが選ばれているわけではありません。
2だから、この値段
戸建ての真ん中の値段は3,200万円、中古マンションは2,000万円です。築年数による下がり方が、戸建てとマンションで違います。
築年数ごとの、売れた値段の真ん中(中古マンション)3,900万10年以内
3,500万11〜20年
2,550万21〜30年
1,400万31〜45年
750万46年以上
戸建ては築21〜30年の3,000万円から、築31〜45年で2,100万円に下がります。マンションは築21〜30年の2,550万円から、築31〜45年で1,400万円、築46年以上で750万円まで下がります。売れたマンションの50%は築31年以上です。古い部屋が多く売れていることが、マンションの真ん中の値段を下げていると私たちは見ています。
3この先、上がりそうか、下がりそうか
地価は上がっていますが、家を買う年代の人は減る見込みです。値段がこの先どちらに動くかは、はっきりとは言えないと私たちは考えています。
住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)2025年5万人
2035年4.5万人
2045年4.3万人
住宅地の地価は37地点のうち28地点で去年より上がり、下がった地点は0でした。直近1年の真ん中の値段は、戸建てが前の年と変わらず(±0%)、中古マンションは下がりました(−9.5%)。家を買う年代の人は、2045年までに減る見込みです(−14%)。
「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。
見本(愛知県豊橋市の戸建ての例)
値段の目安レポート(無料)
札幌市西区で売るなら、いくらくらいか
札幌市西区で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。
西区の成約はマンションが1,181件、戸建てが998件。土地が最も少ない
札幌市西区で成約した取引を、国土交通省の不動産情報ライブラリのデータで見ます。件数がいちばん多いのは中古マンションで、僅差で戸建てが続きます。土地だけの取引は、もっとも少なくなっています。
中古マンションの中央値は2,000万円です。戸建ては3,200万円です。安いほうから4分の1が1,900万円、高いほうから4分の1が4,300万円です。
面積あたりの単価は、マンションが中央値26万円/㎡です。土地は11万円/㎡です。土地だけの取引は410件で、中央値はあくまで西区全体の目安にすぎません。
戸建ては築21〜30年から31〜45年、マンションは築31〜45年から46年以上で価格が最も下がる
西区の戸建ては、築10年以内に比べて築46年以上の中央値が半分以下です。下がり方は一定ではなく、築21〜30年から31〜45年に移るところが最も大きく下がります。
中古マンションは、築10年以内に比べて築46年以上の中央値が3分の1以下まで下がります。マンションが最も下がるのは、築31〜45年から46年以上に移るところです。
建築士の視点
木造住宅の税務上の耐用年数は22年です(減価償却資産の耐用年数等に関する省令)。築21〜30年の家は、すでにこの年数を超えています。
築31〜45年に移ると、建物の評価はほぼ残らなくなります。戸建ての下げ幅がここで最も大きくなるのは、この年数の壁と符合します。
鉄筋コンクリート造の耐用年数は47年です。マンションは、この年数に近づく築31〜45年から46年以上の帯で、下げ幅が最も大きくなります。
土地の価値が残る限り、値段がゼロになることはありません。「古いから売れない」と決めつける必要はありません。
前面道路の幅で、戸建ての中央値に差がある
西区の戸建ては、前面道路の幅で中央値に差が出ています。区分は6m以上と4〜6mです。
建築士の視点
建築基準法では、建物を建てる敷地は幅4m以上の道路に2m以上接している必要があります(接道義務・第43条)。前面道路が4mに満たない場合は、建て替えの際に道路の中心から2mの位置まで敷地を後退させることがあります(第42条第2項)。
前面道路が広いと、車の出し入れや工事車両の通行がしやすくなります。解体や建て替えの費用を抑えやすいぶん、価格にも反映されやすくなります。
前面道路の幅は、法務局の公図や道路管理者の道路台帳で確認できます。査定を受けるときは、幅を先に伝えると根拠のある価格が返ってきやすくなります。
前面道路や間口が査定にどう影響するかは、間口と前面道路が売却価格に与える影響 にまとめています。
用途地域は第一種低層住居専用地域が最多。でも戸建ての中央値は近隣商業地域がいちばん高い
西区の戸建てで、取引がいちばん多い用途地域は第1種低層住居専用地域です。ただし中央値がいちばん高いのは近隣商業地域で、いちばん低いのは第1種低層住居専用地域です。
第1種低層住居専用地域は、建てられる建物の高さや用途をもっとも厳しく制限する地域です(都市計画法第9条)。近隣商業地域は店舗や事務所も建てられ、容積率の上限も高めです(建築基準法第52条)。
土地の使い道の幅が、価格に影響していると考えられます。自分の家がどちらの用途地域にあるかは、市の都市計画図や重要事項説明で確認できます(宅地建物取引業法第35条)。
直近1年、戸建ての中央値ははっきり上がり、マンションはやや下がった
西区の直近1年の成約を、その前の1年と比べます。戸建ての中央値は、はっきり上がりました。マンションの中央値は、やや下がりました。
中央値は、その年に成約した物件の築年や広さの顔ぶれで動きます。上がった・下がったを、そのまま値上がり・値下がりと読むのは早すぎます。
査定を受けるときは、根拠にした成約がいつのものかを担当者に確認してください。前の年の事例をもとにした査定額は、いまの水準とずれるおそれがあります。
マンションは3LDKが最多、次が4LDK。改装しても中央値は上がらない
西区の中古マンションで、いちばん多い間取りは3LDKです。次に多いのは4LDKで、家族向けの広めの部屋が中心の市場だとわかります。
改装済みの部屋の中央値は、未改装より高くなっていません。改装した費用が、そのまま値段に乗るとは限らない市場です。
まだ改装していない部屋は、先に未改装のまま査定を受けてから、改装した場合にいくら変わるかを比べる順番が安全です。売る前にリフォームするかどうかの考え方は、売る前にリフォームすべきか に整理しています。
戸建ては西野・福井・発寒に、マンションは琴似・二十四軒に成約が集まる
西区で戸建ての成約が多い地区は、多い順に西野7条・福井・西野6条・西野8条・発寒11条です。
中古マンションの成約が多い地区は、多い順に琴似1条・琴似2条・二十四軒3条・琴似3条・西町南です。
同じ西区でも、戸建てとマンションでは成約が集まる地区が違います。査定を受けるときは、自分の地区でどちらの取引が多いかも担当者に確認してください。
福井は取引が多く、価格はいちばん低い地区
西区の戸建てで、中央値がいちばん高い地区は八軒3条西です。いちばん低いのは福井で、この地区は戸建ての成約数でも上位に入ります。
土地の㎡単価がいちばん高い地区は山の手2条、いちばん低いのは福井です。福井は、取引の多さと価格の低さが重なる地区だとわかります。
地区による違いが大きいため、西区全体の中央値だけで自分の家の価格を判断しないほうがいいでしょう。自分の地区に近い成約と比べる査定が、実際の価格に近づきます。
西区で売却を進めるときの流れ
西区で売却を進める流れは、まず実データで自分の物件がどのあたりに位置するかをつかむことです。そのうえで複数社に無料査定を依頼して、提示された金額を比べます。
戸建てとマンションでは確認する書類も違うため、進め方を先に押さえておくと話がスムーズです。戸建ての進め方は戸建てを売る に、マンションの進め方は中古マンションを売る にまとめています。
売却の全体の流れは、家を売る流れ で7ステップに整理しています。査定は無料なので、まずは複数社に依頼して比べてみてください。
札幌市西区で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか
同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。
札幌市西区の成約データを添えて、違うところだけを並べます。
戸建て売却
成約998件・中央値3,200万円
(1,900万円〜4,300万円に半分が入る)
一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、
ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、
「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。
雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、
査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。
マンション売却
成約1,181件・中央値2,000万円/1平方メートルあたり262,500円が中央値
中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。
だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。
部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、
建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、
大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。
専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。
土地売却
成約410件・1平方メートルあたり中央値110,000円
(70,000〜150,000円に半分が入る)
土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、
この単価にすればそろえて見られます。
売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。
確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。
隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。
古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。
判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。
金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。
解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、
いつ壊すかはタイミングの問題になります。
もう1つの売り方:不動産の買取
ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう
買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、
価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。
買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、
買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。
住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、
下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。
買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。
違いは 仲介と買取の違い にまとめました。