愛知の家売却
北名古屋市の不動産売却・査定|土地相場9.8万円/㎡・成約257件
編集部
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結論から 北名古屋市の不動産は、戸建て(土地・建物)の中央値が約3,200万円、中古マンションが約1,500万円です(国交省データ・2023〜2025年の取引実績)。マンションの取引は81件で、戸建て470件の5分の1程度にとどまるため、戸建て・土地を中心に相場を確かめるのが実情に合っています。国交省の実データで自分の物件に近い条件の相場を確かめたうえで、無料査定を依頼して具体的な価格を確認するのが着実な進め方です。
① 北名古屋市の不動産相場(実データ)
国土交通省が公開する2023年第2四半期〜2026年第1四半期の成約データを見ると、北名古屋市の取引を集計すると、中古マンションは92件、中央値1,500万円(よくある価格帯は890万円〜2,500万円)。面積あたりの単価は中央値21万円/平方メートルで、12万円〜30万円の幅があります。
戸建て(土地と建物のセット)は470件、中央値3,200万円(2,500万円〜3,900万円)。土地の単価は中央値9.8万円/平方メートルです。
マンションの取引件数は92件、戸建ては470件です。戸建てのほうが件数を大きく上回り、人口8万6千人規模の市としては、マンションより戸建てのほうが売買の中心にある市場だと分かります。
隣接する一宮市と比べると、北名古屋市はマンション・戸建てとも中央値がやや高く、土地単価も北名古屋市のほうが高い水準です。名古屋都心から10km圏内に位置する分、土地の評価が高く出ていると読めます。
② 中古マンションを売る場合
北名古屋市の中古マンションは、2023年から約3年間で92件の取引にとどまります。戸建て470件と比べると、市場の厚みはそれほど大きくありません。中央値は1,500万円ですが、安いほうから4分の1の値は890万円、高いほうから4分の1の値は2,500万円と、下から上まで開きがあります。
四半期ごとの成約件数は2件〜13件と少なく、直近の2025年は四半期を追うごとに1,800万円→1,400万円→1,300万円→1,150万円と下がる動きが続きましたが、件数が7〜13件と少ないため市場全体の下落と断定はできません。直近の2026年第1四半期は2,400万円まで戻っており、件数が少ない市場では四半期ごとの振れが大きく出やすい点に注意が必要です。
査定では、同じ大字にある近い築年数・専有面積の部屋が実際にいくらで売れたかを見ることが土台になります。
面積あたりの単価は中央値21万円/平方メートル。名鉄犬山線沿線など、名古屋方面へのアクセスが良いエリアの部屋は、同じ市内でも流通性が高くなりやすい傾向です。
築年数別にみると、中央値は築11〜20年が2,700万円(21件)、築21〜30年が2,000万円(25件)、築31〜45年が1,250万円(16件)、築46年以上が750万円(29件)です。築0〜10年の成約はデータの中に含まれず、北名古屋市の中古マンションは築11年以降の取引が中心になっています。
築年数が進むほど中央値は下がる傾向がはっきり出ており、マンションは戸建てより建物の価値が価格に占める割合が大きいとうかがえます。
③ 戸建てを売る場合
北名古屋市の戸建て(土地・建物)は中央値3,200万円、よくある価格帯(真ん中の半分)で2,500万円〜3,900万円。土地単価は中央値9.8万円/平方メートルです。四半期ごとの取引件数は19件〜57件とマンションよりまとまった数があり、相場としての安定感があります。
直近の四半期は3,300万円・3,300万円・3,150万円・3,300万円とほぼ横ばいで推移し、2026年第1四半期も3,050万円とおおむね同水準です。名古屋都心から10km圏内という立地の割に、価格帯は比較的落ち着いていると読めます。
大字(地区)によって土地の使われ方や区画の性格が変わるため、査定では自分の物件が属する大字の直近成約を優先して確認します。
築年数で、どこまで下がるか
北名古屋市の戸建ての成約を築年数別に見ると、中央値は築10年以内が3,400万円(303件)、築11〜20年が2,500万円(46件)、築21〜30年が2,800万円(43件)、築31〜45年が1,900万円(46件)、築46年以上が1,200万円(22件)です。築年数が進むにつれて中央値は下がり続けており、他エリアで見られるような築古での反発は北名古屋市の戸建てでは大きく出ていません。
木造住宅は税務上の耐用年数が22年で、これを大きく超えると建物の査定額はほとんど残らず、価格は土地の値段(目安は9.8万円/平方メートル)で決まりやすくなります。それでも築46年以上の中央値が1,200万円まで残っているのは、土地の評価がゼロにはならないためです(築46年以上は件数が22件と少なめのため、幅のある目安として見てください)。
建物より、「直せない条件」が効いている
同じ北名古屋市の戸建てでも、間口が10m以上だと中央値3,950万円(76件)、7〜10mは3,300万円(105件)、5m未満だと2,600万円(17件)です(5m未満は件数が少なく参考値です)。前面道路の幅も、6m以上は3,150万円(144件)、4m未満は3,000万円(44件)です。
建築士の視点
間口と前面道路の幅は、リフォームでは変えられない条件です。ここが価格に効くのには理由があります。
建築基準法では、建物を建てる敷地は幅4m以上の道路に2m以上接している必要があります(接道義務)。前面道路が4m未満の場合、建て替えのときに道路の中心から2mの位置まで敷地を後退させる「セットバック」が必要になることがあり、そのぶん建てられる面積が減ります。
間口の狭さは、駐車のしやすさや工事車両の入りやすさに直結します。北名古屋市は名古屋都心のベッドタウンとして車を使う世帯も多く、間口が狭く駐車スペースを確保しにくい物件は買い手にとって選びにくくなり、価格に反映されます。買い手が抱える「買った後にかかる費用」が増えるぶん、査定額は控えめになるということです。
査定を受けるときは、間口の広さ・前面道路の幅・接道の状況を先に伝えると、根拠のある価格が返ってきやすくなります。
売る前にやること、やらなくていいこと
間口の広さと前面道路の幅、土地の形は、法務局で取れる公図・地積測量図か、購入時の重要事項説明書で確認できます。前面道路が4m未満なら、過去にセットバック済みかどうかも先に調べておくといいでしょう。あとから発覚すると値引き交渉の材料になりやすいため、先に把握して伝えるほうが有利に働きます。
北名古屋市の中古マンションでは、改装済み(17件)の中央値が1,400万円、未改装(15件)が750万円です。件数がそれぞれ15〜17件と少ないため参考値ですが、改装済みのほうが高い水準で成約しています。
ただし部屋の広さや築年数の違いが混ざっている可能性もあり、リフォーム費用がそのまま価格に上乗せされると決めつけないほうがいいです。戸建ても同様に、築年数が古いほど建物より土地の評価(9.8万円/平方メートルが目安)が価格の軸になりやすく、リフォームにお金をかける前に、査定で「直した場合と現況のままで、価格がいくら変わるか」を聞いてから判断すれば十分です。
④ 北名古屋市の地域特性
北名古屋市は愛知県の北西部、濃尾平野のほぼ中央にあります。人口は86,032人、世帯数は39,528世帯(令和8年7月1日現在、北名古屋市公表)。
年齢別では生産年齢人口(15〜64歳)が54,846人と全体の6割強を占め、老齢人口(65歳以上)は20,135人です(北名古屋市公表)。直近数か月の人口は86,000人台でほぼ横ばいに推移しています。
面積は18.37平方キロメートル、東西約6km・南北約4kmの範囲に収まります(北名古屋市公表)。南は名古屋市、東は豊山町、西は清須市、北は小牧市・岩倉市・一宮市に接し、ほぼ全域が名古屋市の都心部から10km圏内に位置します(北名古屋市公表)。
海抜5メートル前後の平坦な地形で、五条川・新川・合瀬川が市域を流れます。
交通は名鉄犬山線が市の中央を南北に運行し、名古屋市営地下鉄鶴舞線と相互乗り入れしているため、名古屋都心へのアクセスが良好です(北名古屋市公表)。国道22号、名神高速道路、名古屋高速道路など主要幹線にも近く、車での移動もしやすい立地です。
2006年(平成18年)3月20日、旧・師勝町と旧・西春町が合併して現在の北名古屋市が発足しました(北名古屋市公表)。市内は25の大字で構成され、鹿田・熊之庄・九之坪のような人口の多い大字と、山之腰・西春駅前のような小さな大字が混在します(北名古屋市公表)。
この大字ごとの規模・性格の違いが、そのまま不動産の需要の違いにつながります。
名鉄犬山線沿線で地下鉄鶴舞線に直通する駅に近いエリアは、名古屋都心への通勤利便性を理由に買い手が付きやすく、駅からの距離を査定時に具体的に伝えると評価の材料になります。一方、区画整理の時期が古い大字では、間口や前面道路の幅が現在の建築基準と合っていない物件も見られるため、売却前に接道状況を確認しておくと話が早く進みます。
北名古屋市で土地だけを売るとき、先に確かめること
北名古屋市の土地は、中央値9.8万円/平方メートルが目安です。ただ、土地の売却は「単価×面積」で終わる話ではありません。査定に出す前に、確かめておくことが2つあります。
1つ目は境界です。隣の土地との境界が確定しているか、境界標が現地に残っているかを見てください。地積測量図が古い場合や境界標が見当たらない場合は、売る前に測量して境界を確定させる作業が入ることがあります。
この作業には隣地所有者の立ち会いが必要で、時間がかかります。相続した土地では、境界がはっきりしないまま受け継がれていることがあります。売ると決めてから慌てるより、先に登記の資料を確認しておくほうが早く進みます。
2つ目は、古い家が建っている場合の売り方です。解体して更地にしてから売るか、古家付き土地のまま売るかで、かかる費用と買い手の層が変わります。解体費を先に払っても、そのぶん高く売れるとは限りません。
査定のときに「更地にした場合と現況のままで、価格がいくら変わるか」を両方聞いてから決めれば十分です。判断の目安は土地を売る。境界確定と「古家付きか更地か」にまとめています。
査定を依頼するときは、権利証(登記識別情報)と、あれば地積測量図・公図を手元に用意しておくと話が早いです。必要な資料は土地の査定で必要な資料と、評価のされ方で確認できます。
⑤ 売却の進め方と相談先
売る流れは、大きく4つの動きに分けられます。まず実データで自分の物件に近い条件の価格帯をつかみ、次に無料査定を何社かに依頼して金額を並べます。そのうえでマンション・戸建て、相続・住み替えといった状況に合わせた売り方を選び、最後に媒介契約を結んで売り出します。
相談先は、査定額の大小だけで選ばないほうがいいです。鹿田・熊之庄・九之坪のような人口の多い大字から、山之腰のような小さな大字まで、北名古屋市の成約を実際に把握しているか。価格の根拠を数字で示せるか。
専任媒介と一般媒介の仕組みの違いを、こちらの状況に合わせて正直に伝えてくれるか。この3つを基準に何社か比べると、任せる相手を選びやすくなります。
北名古屋市の土地売却だけを詳しく知りたい場合は、北名古屋市の土地売却 にまとめています。