空き家を売る
北名古屋市の空き家、解体補助金は? 最大20万円・先着3棟
編集部
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結論から 北名古屋市空家解体費補助金は最大20万円です。対象は市内で1年以上使われていない木造の空き家で、居住用の延床面積が1/2以上、住宅地区改良法上の不良住宅に相当する著しく老朽化した空家、所有者が個人、権利が設定されていないことが条件です。令和8年度は4月20日から受付を始め、先着3棟で終了します。別に「民間木造住宅除却工事費補助」もあり、こちらは補助対象経費の23%と20万円のいずれか少ない額で、除却部分が30㎡以上、無料の耐震診断で判定値1.0未満、契約前の申請が必須です(契約後の申請は補助を受けられません)。窓口は建設部 施設管理課 耐震・空家・建築開発担当(0568-48-0195)です(2026年8月時点)。
北名古屋市空家解体費補助金は、老朽化した空き家を壊すときに使える市の制度です。上限は20万円です。
令和8年度は、令和8年4月20日から受付が始まります。先着3棟で終わる制度です。
この記事は北名古屋市の制度と、北名古屋市の実成約データに絞って書きます。内容は2026年8月時点のものです。
北名古屋市の空き家解体、補助は最大20万円・先着3棟
制度名は「北名古屋市空家解体費補助金」です。空き家の解体に使える、市独自の制度です。
補助額は最大20万円です。補助率についての記載は確認できませんでした。
対象になる空き家には、いくつも条件が並びます。
- 市内で1年以上使われていないこと
- 居住用の部分が延床面積の1/2以上であること(長屋・共同住宅は全戸が不使用であること)
- 木造であること
- 住宅地区改良法上の不良住宅に相当すること(主に著しく老朽化した空家)
- 所有者が個人であること
- 権利が設定されていないこと
条件を並べると分かるとおり、誰でも使える制度ではありません。かなり傷んだ木造の空き家が対象です。
令和8年度は、令和8年4月20日から受付が始まります。先着3棟で終了します。
先着枠である以上、動くタイミングが結果を左右します。対象になるか迷うときほど、早めに窓口へ相談してください。
窓口は建設部 施設管理課 耐震・空家・建築開発担当(0568-48-0195)です(2026年8月時点)。
契約する前に申請を。もう一つの解体補助との違い
北名古屋市には、空き家解体費補助金とは別に「民間木造住宅除却工事費補助」という制度もあります。こちらは空き家専用ではありません。
補助額は、補助対象経費の23%と20万円のいずれか少ない額です。率と上限額、両方の縛りがあります。
対象になる条件も別に決まっています。
- 除却する部分の床面積が30㎡以上であること
- 無料の耐震診断で、判定値が1.0未満と出ていること
いちばん見落としやすいのは、申請のタイミングです。この補助は契約前の申請が必須です。業者と契約したあとに申請しても、補助は受けられません。
見積もりを取って「良さそうだ」と思った時点で、まだ契約書に判子を押さないでください。先に窓口へ相談する順番です。
令和8年度は、令和8年4月20日から受付が始まります。先着7棟で終了します。
2つの補助は名前も条件も違います。自分の空き家がどちらに当てはまるか、あるいは両方とも当てはまらないかは、窓口で照らし合わせてください。
解体費そのものの相場は、建物の構造や、重機が入れる前面道路の幅で変わります。金額の目安ではなく確かめ方は、空き家・古家の解体費用は何で決まる? にまとめました。
窓口は同じく建設部 施設管理課 耐震・空家・建築開発担当(0568-48-0195)です。
空き家バンクは見当たらない。今ある窓口は「相談」
壊す以外の道を考える人は、空き家バンクを探すはずです。ただし北名古屋市の公式サイトでは、物件を登録してマッチングする「空き家バンク」のページは確認できませんでした。
あるのは、「空き家の有効活用等に関する相談業務」です。愛知県宅地建物取引業協会と、令和元年7月16日に協定を結んでいます。
この相談業務では、相談員が現地まで派遣されます。派遣そのものは無料です。
ただし、物件情報を登録して買い手・借り手を探す仕組みとは別物です。相談のあと実際に貸す・売るとなれば、別途不動産会社とのやり取りが必要になります。
売るか貸すか、まだ決めきれていない段階でも、この相談窓口は使えます。判断の材料を増やす窓口として使うのが実際的です。
売る・貸すのどちらが自分に合うかの考え方は、家を売るか貸すか。判断の分かれ目 にまとめました。
北名古屋市の実成約データ。戸建てが中心、地区で差が出る
制度の話から、市場の話に移ります。
北名古屋市で取引がいちばん多いのは戸建てです。次が土地で、いちばん少ないのが中古マンションでした。マンションの取引は戸建てよりかなり少なく、査定の事例自体が限られます。
用途地域で見ると、取引がいちばん多いのは第1種中高層住居専用地域です。戸建ての中央値がいちばん高いのも同じ第1種中高層住居専用地域で、いちばん低いのは第1種住居地域でした。
前面道路の幅でも、戸建ての中央値に差が出ています。区分は4m未満・4〜6m・6m以上です。
築年数の落ち方も見ておきます。
- 戸建ては、築10年以内に比べて築46年以上の中央値が半分以下まで下がります
- いちばん大きく落ちるのは、築31〜45年から築46年以上に移るところです
- 中古マンションは、築11〜20年に比べて築46年以上の中央値が3分の1以下まで下がります
- マンションも同じく、築31〜45年から築46年以上への移行がいちばん大きな下げ幅です
直近1年の中央値は、戸建てがやや下がり、中古マンションははっきり下がっています。
マンションの間取りでいちばん多いのは3LDK、次が4LDKでした。
地区別に見ると、戸建ての成約が多い順に、鹿田・熊之庄・六ツ師・九之坪・徳重となっています。同じ北名古屋市内でも、地区によって値は大きく違います。
戸建ての中央値がいちばん高いのは鹿田、いちばん低いのは中之郷でした。土地の1平方メートルあたり単価も鹿田がいちばん高く、法成寺がいちばん低くなっています。
北名古屋市全体では、戸建ての成約価格の中央値は3,200万円です。成約は470件で、真ん中の半分は2,500万円〜3,900万円に入ります。
土地は1平方メートルあたりの中央値が9.8万円です。成約は257件でした。土地だけの詳しい相場は 北名古屋市の土地売却相場 にまとめています。
売る・貸す・壊す・持ち続ける。北名古屋市の場合で整理する
四つの選択肢を、北名古屋市の数字と制度に当てはめます。
売る。 取引がいちばん多いのは戸建てです。まずは現況のまま、複数社から査定を取ってください。解体してからでは、比べる基準が変わってしまいます。
更地にするか古家付きで出すかの比べ方は、更地で売るか、古家付き土地のまま売るか にまとめています。
貸す。 「空き家の有効活用等に関する相談業務」に、まず相談してください。窓口は建設部 施設管理課 耐震・空家・建築開発担当(0568-48-0195)です。
壊す。 使える補助は2つあります。
1つは空き家専用の「北名古屋市空家解体費補助金」です。最大20万円で、先着3棟です。
もう1つは「民間木造住宅除却工事費補助」です。補助対象経費の23%と20万円のいずれか少ない額で、先着7棟です。
後者は契約前の申請が必須です。順番を間違えると補助を受けられません。
持ち続ける。 固定資産税と保険料は出続けます。北名古屋市のデータでは、直近1年で戸建て・マンションとも中央値が下がっていました。下げ方は、マンションのほうがはっきりしています。
相続した空き家なら、3,000万円特別控除も確認してください。対象になる家屋の条件は全国共通です。
詳しい要件は 相続した空き家を売る。3,000万円を引ける制度 にまとめています。
補助金の要件も、受付期間も、年度ごとに変わります。この記事は2026年8月時点の北名古屋市の公開情報にもとづくものです。
空き家バンクの有無、両補助の詳しい補助率は、公開情報では確認できませんでした。動き出す前に、建設部 施設管理課 耐震・空家・建築開発担当(0568-48-0195)で最新の内容を確かめてください。