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愛知の家売却

稲沢市の不動産売却|戸建て相場2,400万円・成約299件

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結論から

稲沢市の不動産は、中古マンションの中央値が約1,500万円、戸建てが約2,400万円です(国交省データ・2023〜2026年の取引実績)。マンションの取引件数は160件で、隣接する一宮市と比べると少なめです。植木・苗木の全国的な産地という地域特性もあり、戸建て・土地の水準を軸に相場を見るのが実態に近いやり方です。はじめの一歩は実データで相場観をつくり、無料査定で自分の物件の値を確かめることです。

稲沢市の家は、誰が、いくらで買うのか

1どんな人が買うのか

稲沢市で戸建てを買うのは、新しめの家を探す人が中心だと私たちは見ています。売れた戸建ての50%が築10年以内です。

稲沢市で売れた戸建てを、築年数で分けると
  • 築10年以内50%
  • 築11〜30年18%
  • 築31年以上32%

稲沢市で売れた戸建ては299件で、成約全体の35%です。そのうち築31年以上の古い家も32%あります。古い家にも、買い手はついています。

2だから、この値段

戸建ての値段は、築年数で大きく変わります。築10年以内は3,400万円、築46年以上は690万円です。

築年数ごとの、売れた値段の真ん中(戸建て)

築21〜30年は2,000万円、築31〜45年は1,400万円です。全体の真ん中の値段2,400万円は、新しい家が多く売れているため高めに出ていると私たちは見ています。地区でも差があり、高いのは小沢(4,200万円)、安いのは祖父江町祖父江(1,000万円)です。

3この先、上がりそうか、下がりそうか

住宅地の地価は上がった地点が多い一方、家を買う年代の人は減る見込みです。古い戸建ての値段は伸びにくいと私たちは考えています。

住宅地の土地の値段は、去年と比べて(1つの点が1か所)
  • 上がった15か所
  • 変わらない2か所
  • 下がった9か所
家を買う年代(25〜44歳)の人数の見込み(国の推計)
2025年2.7万人
2035年2.5万人
2045年2.4万人

住宅地の地価は26地点のうち15地点で上がり、9地点で下がりました。戸建ての真ん中の値段は前の年より下がりましたが(−17.9%)、前の年との比べ方は振れやすく、これだけで下がり続けるとは言えません。家を買う年代の人は、2045年までに減る見込みです(−12%)。高齢の人は増える見込みで(+9%)、売りに出る古い家は増えると私たちは見ています。

「私たちは見ています」「考えています」と書いたところは、下の数字から読んだ見立てです。値段は、国土交通省に届け出られた実際の取引です。土地の値段は地価公示・地価調査、人数は国の将来推計人口(2020年の国勢調査をもとにした推計)から取りました。

ここから下は、上の見立ての元になった数字です。

愛知県稲沢市の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: マンション+6.7%・戸建て-17.9%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
02,0004,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション1,500万円1,100万円〜2,300万円約18.8万円160
戸建て等(土地+建物)2,400万円1,400万円〜3,600万円—299
土地——約3.9万円403

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内——3,400万円143
築11〜20年2,900万円372,300万円23
築21〜30年1,500万円462,000万円28
築31〜45年1,100万円631,400万円53
築46年〜——690万円38

参考: 改装済み中古マンションの中央値は1,550万円(24件)、未改装は1,350万円(34件)。 差は約15%です。ただし改装される物件は築年数が経っていることが多く、リフォーム費用がそのまま上乗せされるわけではありません。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

稲沢市で売るなら、いくらくらいか

稲沢市で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「愛知県の相場データブック」(PDF・10ページ)も、このアドレスにお送りします。

稲沢市で取引が多い地区と、その相場

国土交通省に届け出られた成約を、地区(町名)ごとに数えました。件数の多い順に並べています。 稲沢市の中でも、戸建て(土地+建物)の中央値は小沢が4,200万円、祖父江町祖父江が1,000万円と、地区でかなり違います。 件数が少ない地区は1件で中央値が動くので、8件に満たない地区は載せていません。

戸建て(土地+建物)

地区中央値件数築年数
駅前3,600万円21築1年
小沢4,200万円19築8年
祖父江町祖父江1,000万円16築35年
平和町1,450万円12築1年
北島町2,800万円12築3年
国府宮3,900万円12築1年
稲葉3,500万円9—
平和町西光坊1,300万円9築14年

中古マンション

地区中央値件数築年数
下津北山2,900万円25築16年
長野1,300万円17築38年
駅前1,250万円14築33年
国府宮1,600万円14築31年
朝府町750万円13築31年
稲島町2,250万円12築22年
長束町1,200万円9築28年

土地(1㎡あたり)

地区中央値件数
駅前53万円/㎡19
陸田一里山町11万円/㎡10
小池10万円/㎡10
祖父江町祖父江7.3万円/㎡10
国府宮57万円/㎡9
稲葉36万円/㎡9
治郎丸中町16万円/㎡8
大塚北34万円/㎡8

駅前(3,600万円・21件・築1年)

市内の地区の真ん中に近い水準です。売れているのは築1年前後で、建売の分譲が取引の中心です。中古の相場とは分けて見てください。

小沢(4,200万円・19件・築8年)

市内の地区の真ん中より20%高い水準です。売れているのは築8年前後です。

祖父江町祖父江(1,000万円・16件・築35年)

市内の地区の真ん中より71%低い水準です。売れているのは築35年前後と古めで、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。

地区名は国土交通省の表記(町名・大字)です。住所の丁目とは区切りが違うことがあります。

同じ地域でも、条件でこれだけ違う

国土交通省の実際の取引を、間口・前面道路・土地の形など条件別に集計しました。 金額は土地と建物を合わせた成約価格の中央値です。

間口の広さ

最大 約1,900万円の差
  • 5m未満1,500万円11件
  • 5〜7m3,400万円23件
  • 7〜10m2,650万円76件
  • 10m以上1,900万円113件

間口が狭いほど駐車や建て替えの自由度が下がり、買い手が慎重になりやすい部分です。

前面道路の幅

最大 約1,200万円の差
  • 4m未満1,600万円37件
  • 4〜6m2,400万円110件
  • 6m以上2,800万円138件

幅4m未満の道路では、建て替え時に敷地を後退させるセットバックが必要になる場合があります。

土地の形

最大 約1,400万円の差
  • ほぼ長方形2,400万円77件
  • 長方形2,350万円76件
  • 袋地等2,300万円15件
  • 不整形1,900万円18件
  • ほぼ台形1,000万円16件

不整形地は建物の配置に制約が出るため、同じ面積でも評価が下がりやすい傾向があります。

用途地域・構造・接道の種類でも見る

用途地域(戸建て)

最大 約1,850万円の差
  • 第1種中高層住居専用地域3,700万円28件
  • 第2種中高層住居専用地域3,400万円33件
  • 第1種住居地域2,500万円87件
  • 市街化調整区域1,850万円124件

用途地域は建てられる建物の種類と大きさを定める区分です。住環境の良さと利便性のどちらが価格を左右するかは地域で変わります。

建物の構造

最大 約450万円の差
  • 軽量鉄骨造2,450万円22件
  • 木造2,400万円235件
  • 鉄骨造2,000万円22件

鉄骨・RCは規模の大きい住宅が多く、構造の違いだけでなく建物の大きさも金額に含まれます。

接道の種類

最大 約400万円の差
  • 公道2,700万円57件
  • 県道2,400万円16件
  • 市道2,300万円205件

私道に接する場合は、通行・掘削の承諾など権利関係の確認が必要になることがあります。

用途地域(中古マンション)

最大 約1,800万円の差
  • 第1種住居地域2,800万円48件
  • 準工業地域2,300万円16件
  • 市街化調整区域1,250万円18件
  • 第2種中高層住居専用地域1,000万円17件

商業地域・近隣商業地域には駅前など利便性の高い立地が多く含まれます。

読み方: 中央値は「その条件で売れた物件の集まり」の真ん中の価格です。面積・築年数・立地の違いも含まれるため、 この差がそのまま条件だけによる差とは限りません。自分の家の評価は、条件を伝えたうえで査定で確認してください。

稲沢市の駅と、学校・病院の数

家を探す人は、物件を比べるときに駅と学校と病院を見ます。販売図面の「周辺環境」に書かれるのもこのあたりです。稲沢市の分を、国の公開データで数えました。

乗り降りの多い駅(2023年度・1日あたり)

駅路線乗降客数
国府宮名古屋鉄道 名古屋本線19,779人
稲沢JR東海道線16,755人
清洲JR東海道線7,790人
大里名古屋鉄道 名古屋本線3,650人
森上名古屋鉄道 尾西線2,640人
奥田名古屋鉄道 名古屋本線2,292人
島氏永名古屋鉄道 名古屋本線2,012人
六輪名古屋鉄道 尾西線997人

最寄り駅ごとの住宅地の地価(2026年の地価公示・地価調査・1㎡あたり)

最寄り駅地価地点
稲沢15万円4
国府宮12万円8
清洲8.6万円2
奥田7.5万円2
六輪5.5万円1
渕高4.8万円2
森上4.7万円4
勝幡4.3万円1

地点が2つ以上ある駅は真ん中の値です。国や県が毎年値段を出している土地で、実際に売れた値段とは別の数字です。

  • 学校小学校 22校・中学校 9校・高等学校 5校
  • 幼稚園・認定こども園7か所
  • 病院・診療所病院 4・診療所 98・歯科 66病床の多い病院は 稲沢市民病院(320床)、愛知県厚生農業協同組合連合会 稲沢厚生病院(300床)、北津島病院(294床)

出典: 国土交通省 不動産情報ライブラリ(国土数値情報の駅別乗降客数・学校・医療機関・幼稚園等、地価公示・地価調査)。2026-10-15に取得。学校は私立・国立を含みます。学校と病院は国のデータを作った時点の数なので、そのあとの開校や閉院は入っていないことがあります。保育所はこの数に入っていません。

稲沢市の空き家の数

稲沢市では、住宅のうち11.5%が空き家です(全国は13.8%)。このうち、売りにも貸しにも出ていない「使う予定のない空き家」は3,500戸あります。

住宅の数57,650戸
空き家6,620戸(11.5%)
売りに出ている空き家240戸
使う予定のない空き家3,500戸(住宅の6.1%・全国は5.9%)
そのうち一戸建て2,550戸
そのうち傷みや壊れがある790戸

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点)。数は調査からの推計で、10の位を四捨五入しているため、合計が合わないことがあります。「使う予定のない空き家」は、調査の「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」です。

売らずに持ち続けると、年にいくらかかるか

値段を見たあとに、もうひとつ数えておく数字があります。固定資産税、空き家になったあとの火災保険、 草刈りと通風に通う時間。実家を売った人の調査では、維持と処分にかかった費用の最多回答は50〜100万円でした。

稲沢市で実際に売れた土地は、㎡あたり3.9万円が真ん中の値です(国土交通省の成約データ)。 固定資産税の評価額はこれとは別の数字で、市から届く課税明細書で確かめます。

持ち続けると年にいくらか、数え方を見る →

① 稲沢市の不動産相場(実データ)

国土交通省の不動産情報ライブラリで、2023年第2四半期から2026年第1四半期までに成約した稲沢市の取引を集計すると、中古マンションは160件、中央値1,500万円(よくある価格帯は1,100万円〜2,300万円)。面積あたりの単価は中央値19万円/平方メートルで、14万円〜28万円まで幅があります。

戸建て(土地と建物のセット)は299件、中央値2,400万円(1,400万円〜3,600万円)。土地の単価は中央値3.9万円/平方メートルです。

隣接する一宮市と比べると、マンションの中央値はほぼ同じ水準ですが、取引件数は一宮市の方が多く、市場に厚みがあります。戸建ても一宮市の方が取引が活発で、土地単価も一宮市の方が高めです。

稲沢市の戸建てには8億9,000万円という突出した成約が1件含まれますが、これは土地と建物のセット取引に事業用途の物件が混ざっているためで、住宅として売る場合の実勢をそのまま表す数字ではありません。

稲沢市の戸建ての成約を用途地域別に見ると、市街化調整区域が124件と全体の半分近くを占め、中央値は1,850万円です。第1種住居地域(87件、中央値2,500万円)など市街化区域の用途地域と比べると低めに出ています。

稲沢市は植木・苗木の産地として農地が広がる土地柄で、市街化調整区域や生産緑地にかかる土地の取引も多い地域です。この区域にかかる土地は、新築や増改築に制限がかかることがあるため、売却前に自分の土地がどの用途地域にあたるかを役所で確認しておくと、査定の話がスムーズです。

② 中古マンションを売る場合

稲沢市の中古マンションは、四半期ごとの成約が8件〜23件と、取引の数自体が多くありません。2023年第2四半期から2026年第1四半期までの12四半期を合計しても160件で、隣接する一宮市よりだいぶ少ない規模です。

中央値は1,500万円、安いほうから4分の1の値は1,100万円、高いほうから4分の1の値は2,300万円。面積あたりの単価は中央値19万円/平方メートルです。

四半期ごとの中央値は1,200万円〜2,500万円の間で上下しています。2023年第2四半期の2,500万円(13件)のような高めの数字は、成約数が少ない四半期にたまたま広めの部屋や高額な物件が混ざった可能性があります。

2025年は1,200万円〜1,700万円で推移し、直近の2026年第1四半期は1,300万円(11件)でした。一定の方向を読み取るにはまだ数が足りません。

売るときは、稲沢市全体の中央値より、同じ沿線・同じ築年帯・近い専有面積の直近成約をまず見比べます。JR稲沢駅・名鉄国府宮駅のどちらに近いか、駅からの距離、同じ建物内の過去の成約履歴があるかどうかが、査定の根拠として実際に物を言います。

③ 戸建てを売る場合

稲沢市の戸建て(土地・建物)は299件の取引があり、中央値2,400万円、よくある価格帯(真ん中の半分)で1,400万円〜3,600万円。土地単価は中央値3.9万円/平方メートルで、一宮市より低めの水準です。

稲沢市のデータには8億9,000万円という突出した成約が1件含まれますが、これは事業用途の取引が混ざっているためで、通常の住宅として売る場合の実勢とは切り離して見る数字です。

四半期ごとの中央値は、2023年が1,700万円台〜2,300万円台だったのに対し、2024年後半から2025年前半にかけては2,400万円〜3,400万円台まで上がる場面がありました。2025年第4四半期は2,100万円まで下がりましたが、直近の2026年第1四半期は2,550万円に持ち直しており、一貫した上昇・下降とは言い切れません。

築年数が古い戸建てほど、建物より土地の評価(中央値3.9万円/平方メートルが目安)が価格の軸になります。稲沢市は植木・苗木の産地として知られ、住宅地の中に畑や生産緑地が混じるエリアもあります。

土地の形や道路付けで査定が変わりやすいため、リフォームに数十万円かけるより、土地としての条件を正直に伝えるほうが、価格の精度が上がるケースが多いです。

築年数で、どこまで下がるか

稲沢市の戸建ての成約を築年数別に見ると、中央値は築10年以内が3,400万円(143件)、築11〜20年が2,300万円(23件)、築21〜30年が2,000万円(28件)、築31〜45年が1,400万円(53件)と、年数とともに下がっていきます。

築46年以上になると、中央値は690万円(38件)まで下がりますが、ゼロにはなりません。木造住宅は税務上の耐用年数が22年で、これを大きく超えると建物の査定額はほとんど残らず、価格は土地の値段(3.9万円/平方メートルが目安)でほぼ決まります。

古い家だから値段がつかない、というわけではないのが、稲沢市のデータから読み取れることです。

建物より、「直せない条件」が影響している

同じ稲沢市の戸建てでも、前面道路の幅が6m以上だと中央値2,800万円(138件)、4〜6mは2,400万円(110件)、4m未満は1,600万円(37件)です。道路が広いほど中央値は高く出ています。

間口は、5〜7mが3,400万円(23件)と最も高く、7〜10mが2,650万円(76件)、10m以上が1,900万円(113件)、5m未満が1,500万円(11件)です(5m未満は件数が少なく参考値です)。稲沢市では間口の広さと価格が単純な右肩上がりにはなっておらず、区画の立地や用途地域との組み合わせで見る必要があります。

土地の形についても、長方形は2,350万円(76件)、ほぼ長方形は2,400万円(77件)、不整形は1,900万円(18件)です(不整形は件数19件で、他と比べるとやや少なめです)。長方形・ほぼ長方形が不整形を上回っており、形の整った土地の方がやや高く出る傾向です。

建築士の視点

間口と前面道路の幅は、リフォームでは変えられない条件です。ここが価格に影響するのには理由があります。

建築基準法では、建物を建てる敷地は幅4m以上の道路に2m以上接している必要があります(接道義務)。前面道路が4m未満の場合、建て替えのときに道路の中心から2mの位置まで敷地を後退させる「セットバック」が必要になることがあり、そのぶん建てられる面積が減ります。

間口の狭さは、駐車のしやすさや工事車両の入りやすさに直結します。稲沢市はJR東海道本線・名鉄名古屋本線で名古屋へ通う世帯が住宅を選ぶ市です。駐車スペースを確保しにくい間口の狭い物件は、ファミリー層の買い手にとって選びにくくなり、価格に反映されます。買い手が抱える「買った後にかかる費用」が増えるぶん、査定額は控えめになるということです。

査定を受けるときは、間口の広さ・前面道路の幅・接道の状況を先に伝えると、根拠のある価格が返ってきやすくなります。

売る前にやること、やらなくていいこと

間口の広さと前面道路の幅、土地の形は、法務局で取れる公図・地積測量図か、購入時の重要事項説明書で確認できます。前面道路が4m未満なら、過去にセットバック済みかどうかも先に調べておくといいでしょう。

あとから発覚すると値引き交渉の材料になりやすいため、先に把握して伝えるほうが有利に働きます。稲沢市は市街化調整区域や生産緑地にかかる土地が多いエリアのため、自分の土地がどの用途地域・区分にあたるかも、この段階で役所に確認しておくと安心です。

やらなくていいことが多いのはリフォームです。稲沢市の中古マンションでは、未改装(34件)の中央値が1,350万円、改装済み(24件)が1,550万円です。改装済みの方が中央値は高く出ていますが、部屋の広さや築年数の違いが混ざっている可能性もあり、改装そのものが価格を押し上げたと言い切ることはできません。リフォームに費用をかける前に、査定で「直した場合と現況のままで、価格がいくら変わるか」を聞いてから判断すれば十分です。

④ 稲沢市の地域特性

稲沢市は愛知県の西部、濃尾平野のほぼ中央に位置し、人口132,122人、世帯数58,045世帯(2026年7月1日時点・稲沢市公表)です。面積は79.35平方キロメートル(東西約14.6km・南北約9.2km、稲沢市公表)。

2005年、旧稲沢市が祖父江町・平和町と合併し、現在の稲沢市になりました(稲沢市公表)。市は「名古屋都心から交通至便な場所」として、住宅地や工業団地の開発を進めています(稲沢市公表)。

JR東海道本線の稲沢駅、名鉄名古屋本線の国府宮駅のどちらからも、名古屋駅まで約10分です(稲沢市公表)。高速道路は東海北陸自動車道・一宮稲沢北ICが市街地から約10分、名神高速道路・一宮ICが約20分の距離にあります(稲沢市公表)。

産業では植木・苗木の生産が古くから根づいています。1328年、市内の円興寺の住職が中国から苗木の生産技術を伝えたのが始まりとされ、埼玉県川口市・大阪府池田市・福岡県久留米市と並ぶ全国4大産地の一つに数えられます(稲沢市公表)。

旧祖父江町のぎんなん(銀杏)も日本有数の生産量で、樹齢100年を超えるイチョウが今も実をつけています(稲沢市公表)。植木や田畑が住宅地の中に混在するのが、稲沢市らしい土地利用です。

こうした立地は、売却の実務にもそのまま影響してきます。JR稲沢駅・名鉄国府宮駅を使って名古屋へ通う世帯が買い手の中心になりやすい一方、稲沢市は植木・苗木の産地として農地や生産緑地が住宅地に混在する地域でもあります。

市街化調整区域にかかる土地の売却では、建築の制限や農地法の届出・許可(用途によって3条・4条・5条)が絡む場合があるため、査定を依頼するときは、自分の土地がどの区分にあたるかを担当者と一緒に整理しておくと、売り出し方の相談がしやすくなります。

⑤ 売却の進め方と相談先

稲沢市で売却を進める順番はこうです。まず①の実データで、マンションか戸建てか・築年数・広さが近い成約を確かめ、自分の物件の立ち位置をつかみます。

次に無料査定を複数社に依頼し、査定額とその根拠を照らし合わせます。相続で受け継いだ家か住み替えのための売却かで進め方は変わるため、状況に合わせて仲介か買取かを選び、最後に媒介契約を結んで売り出します。

稲沢市で相談先を選ぶ基準は、査定額の高さではありません。マンションの成約は160件と、隣接する一宮市より少なく、参考にできる事例そのものが限られています。確認したいことは3つあります。

稲沢市内での取引実績が実際にあるか。査定額の根拠を数字で示せるか。専任媒介と一般媒介、それぞれのメリットと注意点を隠さず話すか。

稲沢市は植木・苗木の産地として農地や生産緑地が住宅地に混ざるため、その土地の扱いに慣れているかどうかも判断材料になります。無料査定は複数社に依頼し、この基準で見比べてください。

前面道路の幅や間口、市街化調整区域や農地にかかるかどうかといった「後から変えられない条件」は、査定の前に自分で把握しておくほど、担当者との話がスムーズに進みます。公図・地積測量図・重要事項説明書を手元に用意したうえで、複数社の無料査定を受けてみてください。

稲沢市で実際に売れた価格(売却事例)

個別の物件名は出せませんが、国土交通省に届け出られた成約価格を集計すると、 稲沢市で実際に売れている価格帯はこの範囲です(2023Q3〜2026Q1)。 1件の事例より、成約の分布で見たほうが自分の家の位置が分かります。

戸建て

1,400万円 〜 3,600万円

成約299件のうち、真ん中の半分がこの範囲。中央値は2,400万円です。

中古マンション

1,100万円 〜 2,300万円

成約160件。中央値は1,500万円です。 1平方メートルあたりでは187,867円が中央値。

土地(1平方メートルあたり)

22,000円 〜 89,000円

成約403件。中央値は39,000円です。 土地相場は同じ市内でも差が大きいので、幅で見てください。

不動産の査定を受ける前に、この数字をどう使うか

  • 出てきた査定額が、上の範囲のどこにあるかを見ます。範囲から外れて高いときは、 その根拠を必ず聞いてください。売り出し価格は高く付けられても、成約価格は市場が決めます。
  • マンション査定は、同じ建物の成約があるかどうかで精度が変わります。 「この棟の取引を何件持っていますか」と聞くと、その会社の実力が分かります。
  • この数字は稲沢市全体の集計です。駅からの距離・土地の形・築年数で位置は動きます。 最終的には複数社の査定で確かめます。

稲沢市で「戸建て・マンション・土地」を売るとき、何が違うか

同じ不動産でも、価格の決まり方と準備するものが種別ごとに違います。 稲沢市の成約データを添えて、違うところだけを並べます。

戸建て売却

成約299件・中央値2,400万円 (1,400万円〜3,600万円に半分が入る)

一戸建ての値段は、建物と土地を足したものです。建物の評価は年数とともに下がっていき、 ある時期から先は土地の値段が下限になります。築年数が経った家ほど、 「建物にいくら付くか」より「土地としていくらか」を先に確かめたほうが早いです。 雨漏りやシロアリのように、買い手が値引きの根拠にする不具合は、 査定の前に把握しておくと交渉で崩れません。

マンション売却

成約160件・中央値1,500万円/1平方メートルあたり187,867円が中央値

中古マンションの相場は、同じ建物で最近いくらで売れたかがそのまま参考になります。 だから査定の精度は「その棟の取引をどれだけ持っているか」で変わります。 部屋ごとの違いは階数・向き・リフォームの有無で出ますが、 建物全体の管理状態も見られます。修繕積立金が足りていない、 大規模修繕の予定が立っていないといった事情は、買い手側の調査で必ず出ます。 専有面積で割った1平方メートルあたりの単価にすると、他の部屋と比べやすくなります。

土地売却

成約403件・1平方メートルあたり中央値39,000円 (22,000〜89,000円に半分が入る)

土地の価格は、1平方メートルあたりいくらかで比べます。広さが違う土地どうしでも、 この単価にすればそろえて見られます。 売るときは、境界が確定しているかどうかで進み方が変わります。 確定していない場合は測量から始めることになり、その分だけ時間もお金もかかります。 隣地との立ち会いが要るので、こちらの都合だけでは進みません。 古い家が建っている土地は、解体してから売るか、そのまま売るかを選びます。 判断する前に解体の見積もりを2社以上から取ってください。 金額は建物の構造と、重機が入れるかどうかで大きく変わります。 解体すると住宅用地の特例が外れて固定資産税が上がるため、 いつ壊すかはタイミングの問題になります。

もう1つの売り方:不動産の買取

ここまでは買い手を探して売る方法(仲介)です。もう1つ、不動産会社に直接買ってもらう 買取という方法があります。マンションの買取も一戸建ての買取も土地の買取も同じ考え方で、 価格は仲介より下がる代わりに、いつ売れるかが読めます。 買取のメリットは、いつ現金になるかが決まること、内覧の対応が要らないこと、 買主が個人ではないので契約不適合責任を負わずに済む場合があることです。 住み替えの期限がある、相続で期限が決まっている、近所に知られたくないといった事情があるなら、 下がるぶんの費用を払う価値があります。急いでいないなら、まず仲介で試すほうが手元に残ります。 買取の査定を受けるときは、その金額が上に出した成約の範囲からどれだけ下なのかを見てください。 違いは 仲介と買取の違い にまとめました。

稲沢市について、さらに詳しく書いた記事

このページは稲沢市全体の相場をまとめたものです。 条件がはっきりしている場合は、下の記事のほうが早く答えにたどり着きます。

稲沢市で家を売る前に、状況別に読む

同じ「家を売る」でも、相続と離婚と住み替えでは、つまずく場所も順番も違います。 当てはまるものから読んでください。

近くの市区町村と比べる

戸建て(土地+建物)の成約価格の中央値を、距離の近い地域と並べたものです。 売り出す前に隣の相場を知っておくと、査定額を見たときの判断がしやすくなります。

市区町村中央値この地域との差
一宮市約7km2,700万円+300万円
あま市約7km2,400万円同水準
北名古屋市約8km3,250万円+850万円
清須市約9km3,000万円+600万円
津島市約9km2,100万円-300万円
大治町約9km2,400万円同水準
岩倉市約9km3,100万円+700万円
羽島市約11km1,800万円-600万円
愛西市約12km1,700万円-700万円
瑞穂市約18km2,000万円-400万円
大垣市約20km1,800万円-600万円

距離は国土地理院の代表点どうしを直線で結んだ目安です。中央値は売れた物件の顔ぶれで動くため、 差がそのまま土地の価値の差になるわけではありません。

よくある質問

稲沢市の中古マンションは売りやすいですか?

取引の数自体が少なく、一律には言えません。2023年第2四半期〜2026年第1四半期の合計で160件、四半期あたり8件〜23件と、隣接する一宮市より流通性は低めです。同じ沿線・同じ築年帯の直近成約を国交省データで確認し、無料査定で自分の物件に近い条件の価格を確かめるのが確実です。

中央値の価格で、自分の家も売れますか?

中央値はあくまで稲沢市全体の目安です。戸建ての実際の価格は、よくある価格帯(真ん中の半分)で1,400万円〜3,600万円まで幅があります。エリア・築年数・広さ・土地の形で数字は変わるため、手元の物件がいくらかは、無料査定で確認できます。

稲沢市で相続した家や空き家を売りたいときは何から始めればいいですか?

先に名義(相続登記)や遺産分割の整理が必要になることが多いです。登記や税金の手続きは司法書士・税理士の範囲なので、そちらに確認しながら進めます。稲沢市は植木や農地が混在するエリアもあり、土地の用途によって査定の見方が変わるため、早めに実データと無料査定で相場を確かめる人が多いです。

前面道路が狭い稲沢市の戸建てでも売れますか?

売れます。ただし前面道路の幅が4m未満だと中央値1,600万円(37件)、6m以上だと2,800万円(138件)と、道路の広さで水準は変わります。建て替え時にセットバックが必要になる場合があるため、査定時に前面道路の幅と接道状況を先に伝えておくと、根拠のある価格が返ってきやすくなります。

稲沢市で成約価格が高いのはどの地区ですか。

国土交通省に届け出られた戸建て(土地+建物)の成約を地区ごとに集計すると、中央値が高い順に小沢(4,200万円・19件)、国府宮(3,900万円・12件)、駅前(3,600万円・21件)です。低いほうは祖父江町祖父江(1,000万円・16件)、平和町西光坊(1,300万円・9件)、平和町(1,450万円・12件)でした。同じ市内でも地区で差が出ます。件数が少ない地区は1件で中央値が動くため、8件に満たない地区は集計から外しています。

稲沢市では築何年くらいの家が売れていますか。

地区ごとに、売れた家の築年数の中央値を出しました。新しいほうは駅前で築1年、古いほうは祖父江町祖父江で築35年です。築年数が極端に新しい地区は、建売の分譲がそのまま集計に入っています。中古の相場とは分けて見てください。築が古い地区ほど、買い手は建物より土地を見て値段を決めます。今の建物のまま売るか、解体して土地として売るかの判断は、この差から考えると外しにくくなります。

稲沢市で取引が多いのはどの地区ですか。

戸建て(土地+建物)の成約件数が多いのは駅前(21件・中央値3,600万円)、小沢(19件・中央値4,200万円)、祖父江町祖父江(16件・中央値1,000万円)の順です。件数が多い地区は比べられる事例が多いぶん、査定額の根拠を確かめやすくなります。

参照した情報源

  1. 稲沢市「人口と世帯数」(人口132,122人・世帯58,045世帯、令和8年7月1日現在)・確認日 2026-07-17
  2. 稲沢市「位置・地勢」(面積79.35km²・東西約14.6km・南北約9.2km、愛知県西部・濃尾平野のほぼ中央)・確認日 2026-07-17
  3. 稲沢市「稲沢の植木」(1328年からの歴史、全国4大産地の一つ)・確認日 2026-07-17
  4. 稲沢市「稲沢市役所へのアクセス」(JR稲沢駅・名鉄国府宮駅とも名古屋駅から約10分、高速道路IC)・確認日 2026-07-17
  5. 稲沢市「稲沢のあゆみ」(2005年、稲沢市・祖父江町・平和町の合併)・確認日 2026-07-17
  6. 稲沢市「祖父江のイチョウ」(ぎんなん・樹齢100年超のイチョウ)・確認日 2026-07-17
  7. 稲沢市「こんなまちです」(名古屋都心から交通至便、住宅地・工業団地の開発、ぎんなん日本有数の生産量)・確認日 2026-07-17
  8. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(DATA-SLOT充填元)・確認日 2026-07-17
  9. 愛知県「愛知県地価情報(地価調査・地価公示)」・確認日 2026-07-17

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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