内覧が来ないのは価格のせいとは限らない。写真・間取り図・情報量を見直す【建築士監修】
本記事にはプロモーションが含まれます。
内覧が伸びない原因の多くは、価格ではなく写真・間取り図・情報量にあります。価格が原因かどうかは、ポータルサイトの閲覧数と問い合わせ数を分けて見れば見分けられます。
2026年10月19日(月)家の売却を、国の実データで。
本記事にはプロモーションが含まれます。
内覧が伸びない原因の多くは、価格ではなく写真・間取り図・情報量にあります。価格が原因かどうかは、ポータルサイトの閲覧数と問い合わせ数を分けて見れば見分けられます。
内覧の申し込みが来ないと、物件そのものに問題があると考えがちです。実際は、掲載の見え方で損をしているケースが多くあります。
買う側は、ポータルサイトの一覧画面をスクロールしながら物件を見ます。1枚目の写真と間取り図だけで、開くかどうかを決めています。第一印象で決まります。
物件の実力を見てもらう前に、そこで落とされていることがあります。
1枚目には、部屋の広さが伝わる写真を選んでください。玄関やトイレの写真から始まる並びは、そこで離脱されます。
間取り図は、手書きのメモではなく、寸法の入った正式な図面を使ってください。方角と部屋の広さが一目で分かる図面ほど、比較で強くなります。
写真と間取り図が整っていても、情報量が薄いと選ばれません。買う側は、複数の物件を横に並べて比較しているからです。そこで差がつきます。
収納の量、駐車場の台数、方角、リフォームの履歴。こういう項目が空欄のままだと、他の物件に流れます。空欄は不利に働きます。
不動産会社の担当者は、買う側の代理人からも問い合わせを受けます。情報が薄い物件は、代理人の段階で候補から外されることがあります。入口で弾かれます。
検査済証の有無や増築の登記といった書類の情報も同じです。担当者がここを把握できていないと、買主の住宅ローン審査で止まりそうな物件として、紹介そのものを避けられることがあります。情報の不足はリスクです。
自分の物件情報がどこまで正確に伝わっているか、担当者に一度確認してください。建物の状態を含めた確認項目は 売れる家か、売りにくい家か にまとめています。
反響がないと、まず値下げを考える人が多いです。ただ、価格が原因かどうかは見分けられます。
担当者に、ポータルサイトの閲覧数を聞いてください。閲覧数はあるのに問い合わせがゼロなら、原因は写真や情報のほうです。
逆に、閲覧数そのものが少ないなら、価格帯の検索条件から外れている可能性があります。ポータルサイトには価格で絞り込む機能があるからです。そこで弾かれると、見てもらえません。
比較が近道です。同じエリアで競合になっている物件と、価格を並べてみてください。
競合より高い理由が自分で説明できないなら、価格の見直しから手を付けます。競合より安いのに動かないなら、原因は写真や情報のほうに戻って考えます。原因の切り分けです。
自分の売り出し価格が、今の相場とどれだけ離れているかは、国のデータで確かめられます。調べ方は 不動産の相場の調べ方 にまとめています。端数の付け方や価格帯の壁は 売り出し価格の決め方 で扱っています。
露出不足も原因です。写真も情報も価格も問題なさそうなのに反響がない。このときは、物件がそもそも見えているかを確かめます。
専任・専属専任で契約している場合、担当会社はレインズに登録する義務があります。登録されていないと、他社の担当者には物件が見えません。
登録証明書が届いているか、取引状態が「公開中」になっているか。担当者に確認してください。ここが止まっていると、写真や価格を直しても意味がありません。
もう一つ確かめたいのが、ポータルサイトの掲載数です。大手サイトに1つしか出していないのか、複数のサイトに出しているのかで、見られる回数そのものが変わります。掲載先は自分でも確認できます。
レインズの確認方法や掲載状況の見方は 家が売れないとき、何を変えるか で詳しく扱っています。媒介契約の種類による違いは 媒介契約は3種類 で確認できます。
写真は、明るさと広さを伝えるのは得意です。ただ、床のたわみや建具の建て付けの悪さまでは伝わりません。
工務店をやっていた立場から言うと、それを隠すために写真を撮る必要はありません。伝わらない部分は、担当者に口頭で伝えておけば十分です。
やりすぎは禁物です。無理に良く見せようとした写真は、内覧で見比べたときの落差になって返ってきます。実物より良く撮りすぎないことも、撮り直しのコツです。
見た目で直せる部分と、直せない部分を分けて考えてください。
閲覧数も問い合わせもあるのに、内覧の予約が入らない。この場合、原因は掲載ではなく、内覧を受ける側の条件にあることが多いです。
買う側が動けるのは、たいてい土日か平日の夜です。住みながら売っていると、その時間帯に「今週は無理」と断りが続きがちです。断られた買い手は、同じ条件で見られる別の物件に流れます。
担当者の側にも影響が出ます。日程の調整で毎回止まる物件は、案内を組みにくいので、後回しにされやすくなります。悪気がなくても、優先順位は下がります。
直し方は難しくありません。「土日はどちらも可」「平日は何時以降なら可」というように、受けられる枠を先に担当者へ渡しておいてください。都度相談ではなく、枠を決めて渡すのが要点です。
急な申し込みにも、できるだけ応じるようにしてください。前日や当日の連絡でも受けられる物件は、担当者が案内の候補に入れやすくなります。
空き家なら、鍵を担当会社に預けておけば、売主の立ち会いなしで内覧できます。遠方に住んでいて自分では対応できない場合の考え方は 遠方の空き家管理 で扱っています。
問い合わせから内覧までの間で、何件が日程の理由で流れたか。担当者に聞けば分かります。ここが多いなら、写真や価格より先に、受け入れの幅を広げるほうが早いです。
写真が原因だと分かったら、担当者に撮り直しを頼んでください。ただ、同じ条件で撮り直しても、同じ写真になります。変えるのは、撮る時間帯と部屋の状態です。
撮る時間帯は、晴れた日の日中にしてください。日が入る部屋なら、いちばん明るくなる時間に合わせます。夕方や曇りの日に撮った写真は、実物より暗く、狭く見えます。
撮る前に、カーテンを全部開けて、照明も全部つけてください。昼間でも照明はつけます。実物どおりの明るさで写すためで、加工で盛る話ではありません。
生活感のある物は、写る範囲から外します。洗濯物、冷蔵庫の貼り紙、玄関の靴、洗面台の歯ブラシが代表です。撮る部屋の分だけ、一時的に別の部屋へ寄せれば足ります。
撮る位置は、部屋の入口側の角からです。対角線の奥に向けて撮ると、部屋がいちばん広く写ります。壁を正面から撮った写真は、奥行きが出ません。
枚数も見直してください。各部屋、収納の中、水回り、バルコニーからの眺め、外観まで、ひと通りそろえます。見たい場所の写真が無いと、買う側は問い合わせより先に、別の物件へ移ります。
外観は、車や自転車を前からどけて撮ります。電線や隣の家が大きく写る角度は避けます。
担当者が撮った写真が暗いままなら、自分で撮った写真を渡しても構いません。スマホで撮ったものでも、明るくて広く写っていれば使えます。掲載に使うかは担当者と相談してください。
片付けで消えない汚れや傷は、写真の問題ではなく、直すかどうかの話になります。判断は 売る前にリフォームすべきか で扱っています。
内覧が来ないとき、直す順番は決まっています。まず写真と間取り図、次に情報量、そのあとに価格と露出です。
値下げは最後に回してください。写真や情報を直さないまま下げても、同じ結果になりやすいです。
順番を守れば、無駄な値下げを避けられます。まずは担当者に、閲覧数と登録状況を聞くところから始めてください。遠回りに見えて一番早いです。
反響の出方ごとに、疑う原因と先に手を付けることを並べました。担当者に閲覧数と問い合わせの状況を聞けば、自分がどの行に当たるか分かります。
| 反響の状況 | 考えられる原因 | 先に手を付けること |
|---|---|---|
| 閲覧数はあるのに、問い合わせがゼロ | 写真・間取り図・情報量 | 1枚目の写真と間取り図を差し替え、空欄の項目を埋める |
| 閲覧数そのものが少なく、競合より高い理由を説明できない | 価格帯の検索条件から外れている | 競合物件と価格を並べて、売り出し価格を見直す |
| 競合より安いのに動かない | 写真や情報のほう | 撮る時間帯と片付けを変えて、写真を撮り直す |
| 写真も情報も価格も問題なさそうなのに反響がない | 露出不足 | レインズの登録証明書と「公開中」の表示、ポータルの掲載数を確かめる |
| 問い合わせはあるのに、内覧の予約が入らない | 内覧を受ける側の条件 | 受けられる日時の枠を先に担当者へ渡す |
値段の目安レポート(無料)
近くで実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。
物件の条件より先に、掲載写真と間取り図を確かめてください。1枚目の写真と、寸法入りの図面があるかどうかで、開いてもらえるかが決まります。次に収納や駐車場などの情報が埋まっているかを見てください。
価格とは限りません。担当者にポータルサイトの閲覧数を聞いてください。閲覧数はあるのに問い合わせがゼロなら、写真や情報が原因です。閲覧数自体が少ないなら、価格帯の検索条件から外れている可能性があります。
反響が薄いなら検討する価値があります。1枚目に広さが伝わる写真を選び、寸法入りの間取り図を用意してください。実物より良く見せすぎると、内覧時の落差になって逆効果になることもあります。
本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。