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空き家を、壊すか貸すか売るか

北区(東京都)の空き家|解体費助成は2分の1・上限80万円。承認申請は10月末まで

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結論から

北区の空き家の解体には、老朽空家等除却支援事業の助成があります。補助率は工事に要した費用の2分の1、上限80万円です。対象は1年以上の使用がない建物、または外観上使用の実態がないことが明らかな建物で、「不良住宅」の判定基準(外観点数100点超)を満たさないと対象外になります。住民税の滞納がないことも要件です。日程は二段構えで、助成対象承認申請は10月末まで、完了報告と交付申請は11月末までとなっています。不燃化特区の4地区(赤羽西補助86号線沿道/志茂・岩淵/補助81号線沿道/十条駅周辺)には別制度があり、除却後に区または北区土地開発公社へ土地を売却することが条件です。補助額は除却の実費・国単価×床面積・500万円のうち最も少ない額になります。申請と契約の前後関係は公式ページ本文では確認できなかったため、契約の前に都市整備部 住宅課 住宅政策係(03-3908-9201)へ確認してください(2026年8月時点)。

東京都北区で空き家を持っているなら、金額より先にカレンダーを見てください。北区の解体費助成には、年度内の締切が二段構えで置かれています。

助成対象承認申請は10月末まで。完了報告と交付申請は11月末までです。

この記事は北区の制度と、北区の実成約データに絞って書きます。制度の内容は2026年8月時点のものです。

北区の解体費助成は工事費の2分の1・上限80万円。10月末で入口が閉まる

正式には老朽空家等除却支援事業といいます。空き家専用の制度で、区内全域が対象です。

補助率は工事に要した費用の2分の1、上限は80万円です。

対象になるのは、1年以上の使用がない建物です。外観上、使用の実態がないことが明らかな建物も含みます。

ほかにも要件があります。住民税の滞納がないこと。暴力団関係者でないことです。

ここで影響してくるのが日程です。助成対象承認申請の締切は10月末。完了報告と交付申請は11月末までとなっています。

この二段構えは、逆算で考えることになります。承認を受けてから工事を終え、報告まで出す。それを11月末までに収める形です。

いまが8月末なら、承認申請まで残りは2か月ほど。見積もりを取る、業者を選ぶ、書類を揃える。ここを先に片づけてください。

年度内に間に合わないと判断したなら、無理に急がず次年度の受付を待つ手もあります。ただし制度は年度で変わります。翌年度も同じ内容で続く保証はありません。

令和8年度の予算総額や件数の枠は、公式ページでは確認できませんでした。予算に達した時点で締め切る制度もあります。まず都市整備部 住宅課 住宅政策係(03-3908-9201)に電話を入れてください。

承認より先に判を押さない。契約前に電話を1本入れる

北区の公式ページの本文では、申請と契約の前後関係を書いた記述を確認できませんでした。ただ、締切の並びから順番は読み取れます。

助成対象承認申請が先で、完了報告と交付申請が後。区が承認したあとに工事が動く流れです。

この形の制度では、承認前に契約や着工をすると対象外になる扱いが少なくありません。北区が実際にどう運用しているかは、こちらでは確認できていません。だから確かめてください。

見積もりを取るだけなら、ふつうは問題になりません。危ないのは、業者と話しているうちに、その場で契約書に署名してしまう場面です。

「今月中に契約すれば安くします」と言われても、その日は持ち帰る。電話1本の手間と、80万円は釣り合いません。

見積もりは複数社から取ってください。解体費は建物の構造で変わります。重機が入る道があるかどうかでも、金額と工期は違ってきます。

北区の成約データでも、前面道路の幅で戸建ての中央値に差が出ています。集計の区分は4m未満、4〜6m、6m以上です。道の広さは、解体の段取りと売却の条件の両方に影響します。

費用の決まり方と業者の選び方は、空き家・古家の解体費用は何で決まる? にまとめました。

「不良住宅」の点数が付かない家は、80万円の対象にならない

北区の助成には、もうひとつ関門があります。「不良住宅」の判定基準を満たすことです。

基準は外観の点数で決まります。100点を超えないと対象外です。

ここは所有者の感覚では決まりません。「うちはかなり傷んでいるから通るだろう」と思っても、点数が足りなければ助成は出ません。逆に、住んでいた頃の印象より点数が付くこともあります。

だから動く順番はこうなります。まず判定を受ける。

次に助成対象承認申請。そのあとに工事です。

判定に通らなかった場合、この助成は使えません。それでも壊すなら自費になります。売る道と並べて考え直す場面です。

外観点数の付け方や、判定の申請に何が要るかは、この資料からは分かりませんでした。建てた年、構造、住所、いまの状態を手元に置いて、住宅政策係に聞いてください。

「1年以上の使用がない」という要件も、相続直後の家では判断が分かれます。まだ荷物が残っている、月に一度は風を通しに行っている。そういう状態をどう扱うかは、窓口で状況を説明して確かめるのが早いです。

不燃化特区の4地区には、壊して区に売るという道がある

北区にはもうひとつ、性格の違う制度があります。不燃化特区内における老朽空家対策事業です。

対象は4地区に限られます。赤羽西補助86号線沿道、志茂・岩淵、補助81号線沿道、十条駅周辺です。

補助額は、除却の実費、国の単価に床面積を掛けた額、500万円。この3つのうち、いちばん少ない額が出ます。

金額だけ見ると大きい。ただし条件が特殊です。除却したあと、その土地を区または北区土地開発公社へ売却することが要件になっています。

つまりこれは、解体の補助と区への売却がセットになった制度です。更地にして自分で市場に出すつもりの人には合いません。

敷地の広さにも条件があります。65㎡以上です。環七通りと放射10号線の沿道30m以内では80㎡以上になります。

建物の条件もあります。老朽建築物、つまり耐用年数の3分の2が過ぎていることです。

区に売る値段がいくらになるかは、この資料からは分かりません。区へ売る場合と、市場で売る場合を並べて比べてから決めてください。

自分の土地が4地区に入るかどうかは、住所で確かめるしかありません。窓口は防災まちづくり担当課(03-3908-9162)です。

北区で数が多いのはマンション。築46年でも3割減にとどまる

北区の実成約データで、取引がいちばん多いのは中古マンションです。次が戸建てで、いちばん少ないのが土地でした。

ここが判断の分かれ目です。分譲マンションの一室は区分所有なので、自分の判断で解体はできません。

前の節までに書いた2つの助成も、マンションの空き家には関係しません。使えるのは、売る・貸す・持ち続けるの3つです。

築年数の落ち方は、戸建てと違います。築46年以上の中央値は、築10年以内に比べて3割ほど下がる水準でした。半分以下までは落ちていません。

いちばん大きく落ちるのは、築21〜30年から築31〜45年に移るところです。この段差の手前にいるか、越えたあとかで話が変わります。

直近1年の中央値は、その前の1年に比べてやや上がりました。

間取りは3LDKがいちばん多く、次が1Kです。ファミリー向けと単身向けが並んでいます。1Kの厚みは、貸す道を考えるときの材料になります。

改装についても数字が出ています。北区では、改装済みのマンションの中央値が未改装より高く出ています。ただし、かけた改装費をそのまま価格に上乗せできるとは限りません。

数字が高いことと、かけた分を取り戻せることは別の話です。売る前に手を入れるか迷っているなら、現況のままの価格と、直した場合の価格を両方聞いてから決めてください。

成約が多い地区は、多い順に滝野川、王子、浮間、志茂、豊島でした。

戸建ては築46年で半分以下。地区と用途地域で水準が違う

戸建ての段差は、マンションより後ろに来ます。いちばん大きく落ちるのは、築31〜45年から築46年以上に移るところでした。

築46年以上の中央値は、築10年以内の半分以下です。マンションの3割減とは下がり方が違います。

古い戸建てを持っているなら、この段差は意識しておいてください。ただし相場そのものは動いています。直近1年の戸建ての中央値は、その前の1年に比べてはっきり上がりました。

用途地域でも水準が違います。中央値がいちばん高いのは商業地域、いちばん低いのは準工業地域でした。

取引がいちばん多いのは第1種中高層住居専用地域です。事例が多い地域なら、査定の根拠を確かめやすくなります。

地区の差も大きい。成約が多いのは、多い順に滝野川、豊島、赤羽西、志茂、上十条です。中央値が高いのは田端、低いのは豊島でした。

土地の1平方メートルあたりの単価でも、田端が高く、赤羽西が低く出ています。同じ北区でも、地区で水準が違います。

北区全体では、戸建ての成約価格の中央値は6,200万円です。成約は977件で、真ん中の半分は4,500万円〜8,200万円に入ります。

土地は1平方メートルあたりの中央値が65万円、成約は367件です。

売る・貸す・壊す・持ち続ける。北区の材料で決める

迷っているなら、この順で確かめてください。

名義から。 登記事項証明書で名義と権利関係を確認します。共有になっていれば、売るのも壊すのも全員の合意が必要です。

現況のままの査定を先に取る。 北区は中古マンションと戸建ての取引が厚く、比べられる事例があります。手を入れる前の値段を知らないまま、解体やリフォームを決めないでください。相続した空き家を売るなら、譲渡所得から3,000万円を差し引ける特例が使える場合があります。要件は細かいので、相続した空き家を売る。3,000万円を引ける制度 で確認してください。

貸す道は、査定と並べて見る。 北区に「空き家バンク」という名称の制度は確認できませんでした。かわりに空家等の利活用改修費助成の案内があります。空き家を提供できる所有者と、地域貢献活動や共同住宅を行いたい団体を区が仲介し、改修費の一部を助成する仕組みです。補助率と上限額は、案内先のページが開けず確認できていません。一般の入居者に貸す話とは枠が違う点にも注意してください。売るか貸すかの比べ方は 家を売るか貸すか。判断の分かれ目 にまとめました。

壊すのは、いちばん後。 北区は土地の取引がいちばん少ない区分です。更地にしたあとの出口は、マンションや戸建てほど厚くありません。一度更地にすると元には戻せません。住宅用地の特例が外れて、土地の税負担が変わることもあります。古家付きのまま売る道と比べてから決めてください。材料は 更地で売るか、古家付き土地のまま売るか にあります。

持ち続けるなら、費用が出続ける前提で。 管理の手間と固定資産税は毎年かかります。傷みが進めば、特定空家等への措置の対象に近づきます。北区には、自然災害のときの緊急措置を定めた条例(東京都北区空家等及び居住建築物等に係る緊急措置に関する条例)もあります。

売ると決めたあとの段取りは、家を売る流れ で確認できます。

この記事の内容は、2026年8月時点の北区の公開情報にもとづきます。利活用改修費助成の補助率と上限額、令和8年度の予算総額と件数の枠は確認できませんでした。動き出す前に、次の窓口で最新の内容を確かめてください。

  • 空き家の相談・解体費用助成: 都市整備部 住宅課 住宅政策係 03-3908-9201
  • 不燃化特区内の老朽空家対策事業: 防災まちづくり担当課 03-3908-9162

区は空家等ワンストップ相談窓口も設けています。どこに聞けばいいか分からないときの入口になります。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

北区で売るなら、いくらくらいか

北区で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「空き家の三択 売る・貸す・持ち続ける」(PDF・18ページ)も、このアドレスにお送りします。

東京都北区の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: マンション+14.3%・戸建て+10%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
03,5007,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション4,400万円2,700万円〜6,100万円約90.0万円2,573
戸建て等(土地+建物)6,200万円4,500万円〜8,200万円—977
土地——約65.0万円367

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内5,300万円8696,700万円465
築11〜20年4,300万円7095,800万円104
築21〜30年5,000万円3906,000万円65
築31〜45年3,000万円4216,000万円113
築46年〜2,900万円1503,000万円172

参考: 改装済み中古マンションの中央値は4,500万円(317件)、未改装は3,200万円(640件)。 差は約41%です。ただし改装される物件は築年数が経っていることが多く、リフォーム費用がそのまま上乗せされるわけではありません。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

うちは対象になる? 確認するのはこの3つ

北区の公式ページで確認できた条件です。全部に当てはまれば、申請できる可能性があります。 ひとつでも外れると出ないことがあるので、迷ったら担当課に電話してください。

  • 1年以上使っていない(住んでいない)家
  • 市町村税の滞納がない
  • 市の「不良住宅・危険空家」の判定を受ける

ここに書いていない条件が別にあることもあります。制度は年度で変わるので、2026年8月時点の内容です。

よくある質問

北区の空き家を解体するとき、区の助成はいくら出ますか?

北区の老朽空家等除却支援事業では、工事に要した費用の2分の1、上限80万円が助成されます。空き家専用の制度で、区内全域が対象です。ただし要件があります。1年以上の使用がないこと、または外観上使用の実態がないことが明らかであること。そして「不良住宅」の判定基準(外観点数100点超)を満たすことです。この点数が付かない建物は対象外になります。住民税の滞納がないこと、暴力団関係者でないことも条件です。令和8年度の予算総額や件数の枠は公式ページでは確認できませんでした。都市整備部 住宅課 住宅政策係(03-3908-9201)で確認してください(2026年8月時点)。

北区の解体費助成は、いつまでに動けば間に合いますか?

締切が二段構えになっています。助成対象承認申請は10月末まで、完了報告と交付申請は11月末までです。承認を受けてから工事を終え、報告まで出す流れを11月末までに収める形になります。逆算すると、見積もりと業者選び、書類の準備は夏のうちに片づけておく必要があります。なお申請と契約の前後関係については、公式ページの本文では確認できませんでした。承認より先に契約や着工をすると対象外になる制度は少なくありません。判を押す前に住宅政策係(03-3908-9201)へ電話を入れてください(2026年8月時点)。

北区に空き家バンクはありますか?

「空き家バンク」という名称のページは確認できませんでした。かわりに区の「支援・助成制度」のページに、空家等の利活用改修費助成の案内があります。空き家を提供できる所有者と、地域貢献活動や共同住宅を行いたい団体を区が仲介し、改修費の一部を助成する仕組みです。ただし個別ページが開けず、補助率と上限額は確認できていません。一般の入居者を探す仕組みとは性格が違う点にも注意してください。内容は都市整備部 住宅課 住宅政策係(03-3908-9201)で確認できます。

参照した情報源

  1. 北区「空家の解体費用助成(老朽空家等除却支援事業)」・確認日 2026-08-27
  2. 北区「不燃化特区内における老朽空家対策事業」・確認日 2026-08-27
  3. 北区「空家等に関する支援・助成制度」・確認日 2026-08-27
  4. 北区「空家等対策」・確認日 2026-08-27

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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