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空き家を、壊すか貸すか売るか

桑名市(三重県)の空き家|解体補助は二つ、特定空家は1/3・上限30万円

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結論から

桑名市には空き家の解体に使える補助が二つあります(2026年8月時点)。特定空家等除却補助金は対象工事費の1/3・上限30万円で、市が特定空家等と認めた家が対象です。受付は令和9年12月25日までですが、予定件数8件の先着順です。もう一つは木造住宅耐震補強工事等事業補助制度の空き家除却工事で、除却工事費の23%・上限20.7万円。昭和56年5月31日以前着工の木造で、耐震診断の評点0.7未満、1年以上使用実態がないことが要件です。受付は令和8年6月1日から11月30日まで。空き家バンクは全国版に参画しています。制度は年度で変わるため、都市創造部 都市管理課 住まい対策係(0594-24-1220)で最新の内容を確認してください。

桑名市の解体補助は二つ。入口は「特定空家」か「旧耐震」か

桑名市には、空き家の解体に使える補助が二つあります(2026年8月時点)。ただし、どちらも「空き家なら使える」制度ではありません。入口の条件がそれぞれ決まっています。

一つめは「特定空家等除却補助金」です。補助は対象工事費の1/3で、上限30万円です。対象は、市が特定空家等と認めた家に限られます。

認定されていない空き家は、この補助の対象外です。申請できるのは所有者か相続人で、市税の滞納がないことが条件です。

施工業者にも条件があります。建設業法の許可か解体工事業の登録があり、桑名市内に本店・支店・営業所を持つ業者に頼む必要があります。

受付は令和8年5月7日から令和9年12月25日までです。期間は1年半以上ありますが、予定件数は8件しかありません。先着順で、予算がなくなり次第終わります。

受付期間の長さを見て安心しないでください。使うつもりなら、期限より先に枠の残りを電話で確かめるのが先です。

二つめは、木造住宅耐震補強工事等事業補助制度の中の「空き家除却工事」です。補助は除却工事費の23%で、上限20.7万円です。対象は昭和56年5月31日以前に着工した木造です。

耐震診断で評点0.7未満と判定され、1年以上居住その他の使用実態がないことが要件です。受付は令和8年6月1日から11月30日までです。

二つの制度を併用できるかは、公開ページでは確認できませんでした。窓口は都市創造部 都市管理課 住まい対策係(0594-24-1220)です。

補助が消えるタイミングは二つ。「命令の後」と「契約の後」

特定空家等除却補助金には、見落としやすい除外条件があります。措置命令を受けた空家は対象外です。特定空家と認められた家を、市からの働きかけに応じないまま放置したとします。

措置命令まで進んだ時点で、この補助の道は閉じます。市から空き家について連絡が来ているなら、返事を保留したまま時間を使わないでください。壊すつもりが少しでもあるなら、命令が出る前が動ける時間です。

もう一つは、手続きの順番です。この種の補助金は一般に、交付決定の前に契約した工事が対象になりません。桑名市の二つの制度でどう扱われるかは、公開ページだけでは確認しきれませんでした。

解体業者と契約書を交わす前に、必ず住まい対策係に電話してください。それまでは見積もりにとどめておきます。

見積もりの段階でも、桑名で気を付けることがあります。特定空家等除却補助金は、市内に本店・支店・営業所のある業者への発注が条件です。市外の業者の安い見積もりで先に決めてしまうと、補助の要件から外れます。

解体費そのものは、建物の構造と、重機が敷地に入るかで大きく変わります。1社の言い値で決めず、複数社の見積もりを並べてください。頼み方は空き家・古家の解体費用は何で決まるかにまとめています。

桑名の実成約。値段の段差は築21〜30年の先に来る

国土交通省の実成約データでは、桑名市で取引がいちばん多いのは戸建てです。次が土地で、中古マンションがいちばん少なくなっています。空き家を建物付きのまま売る道が太い市場です。

直近1年の戸建ての成約中央値は2,100万円です(521件)。真ん中の半分は850万円〜3,000万円に入ります。前の1年と比べると、中央値はやや上がりました。

築年数の段差は、はっきりしています。下げ幅がいちばん大きいのは、築21〜30年から築31〜45年に移る境目です。築46年以上の中央値は、築10年以内の3分の1以下まで下がります。

いま築25年前後の空き家なら、大きな段差の手前に立っています。持ち続けて様子を見る選択には、この時間の代償が付きます。

中古マンションは事情が違います。直近1年の中央値は、前の1年よりはっきり上がりました。ただ、取引の数は戸建てよりかなり少ないままです。

査定の根拠になる事例が薄いので、1社の査定額をうのみにせず幅で見てください。値段の段差は、築11〜20年から築21〜30年に移るところにあります。築31〜45年の中央値は、築10年以内の半分以下です。

間取りは3LDKが最多で、次が4LDKです。桑名市の相場の全体像は桑名市の不動産売却で整理しています。

取引の中心は第1種低層。値段がいちばん高いのも同じ場所

用途地域別に見ると、桑名市には分かりやすい特徴があります。戸建ての取引がいちばん多いのは第1種低層住居専用地域です。そして、中央値がいちばん高いのも同じ第1種低層住居専用地域です。

取引が集まる場所と、高く売れる場所が重なっています。低層の住宅地に需要が厚い市場だと読めます。空き家がこうした住宅地の中にあるなら、住まいとしての売り方をまず考えてください。

反対に、中央値がいちばん低いのは市街化調整区域です。調整区域では建て替えの制限が値段に影響します。売り方に工夫が要るので、市街化調整区域の家・土地を売るを読んでください。

前面道路の幅でも、戸建ての中央値に差が出ています。データの区分は6m以上・4〜6m・4m未満の3つです。4m未満の道は、解体の重機や工事車両も入りにくくなります。

壊す場合の費用にも、売る場合の値段にも影響する条件です。査定でも解体の見積もりでも、前面道路の幅を最初に伝えてください。

土地で売る場合の物差しも置いておきます。1平方メートルあたりの中央値は4.9万円で、成約は397件です。

壊して更地にするか、古家付きのまま出すかは、建物に値段が付くかで決まります。見極め方は更地で売るか、古家付き土地のまま売るかに書きました。

貸す入口は空き家バンク。全国版にも載る

桑名市には空き家バンクがあります。運営は都市創造部 都市管理課 住まい対策係です。桑名市は全国版空き家バンクにも参画しています。

市のページを見る人だけでなく、全国から桑名の空き家を探す人にも情報が届く形です。桑名に縁のない移住希望者が相手になる可能性もあるということです。

登録の細かい要件は、公開ページでは確認できませんでした。貸せる状態かどうかの見立ても含めて、住まい対策係に尋ねてください。

なお、リフォーム専用や家財処分専用の補助金は、桑名市の公式サイトでは見つかりませんでした(2026年8月時点)。片付けや修繕の費用は、補助を当てにせず、売値や賃料との差し引きで考えるのが現実的です。あるかどうかを含めて、窓口で聞いてください。

桑名市の良い点は、話が一つの係にまとまっていることです。除却補助も空き家バンクも、この記事で挙げた制度の窓口は住まい対策係です。電話1本(0594-24-1220)で、自分の家に使える制度をまとめて確かめられます。

うちの空き家はどちらに当たるか。電話の前に手元で見当をつける

二つの補助のどちらが使えそうか、電話の前に見当をつけておくと話が早く進みます。見るのは、着工の時期と構造、それに市からの連絡の有無です。

旧耐震の入口は「昭和56年5月31日以前に着工した木造」です。ここで問われるのは着工の日で、完成した日ではありません。

登記事項証明書の「新築」の日付は、建物ができあがった日の記録です。昭和56年やその少し後に完成した家は、着工が基準日より前だった可能性があります。登記の日付だけで対象外と決めないでください。

着工日をどの書類で示せばよいかは、公開ページでは確認できませんでした。建てた当時の確認の書類や図面が残っていれば、捨てずに集めておいてください。

鉄骨や鉄筋コンクリートの家は、この入口を通れません。木造でも、耐震診断で評点0.7未満と出ることが要件です。診断をまだ受けていないなら、受け方も含めて住まい対策係に聞いてください。

特定空家の入口は、市が認めているかどうかで決まります。市から空き家について文書が届いていないか、郵便の届き先も含めて確かめてください。

特定空家と認められると、補助とは別に固定資産税にも影響があります。仕組みは特定空家に指定されるとどうなるかで説明しています。

どちらにも当たらなければ、この記事で挙げた二つの補助は使えません。解体費は自分で持つ前提で、古家付きのまま売る道と比べてください。

売る・貸す・壊す・持ち続ける。桑名の材料で決める

四つの道を、ここまでの材料で並べ直します。

  • 売るなら、戸建てのまま出す道が桑名ではいちばん太い道です。現況のままの査定で、建物に値段が付くかを先に確かめてください
  • 貸すなら、入口は空き家バンクです。登録の要件と手続きを住まい対策係に確認するところから始まります
  • 壊すなら、特定空家の認定か、旧耐震で評点0.7未満か。どちらかの入口を通れば補助の可能性があります。業者と契約する前に市へ電話してください
  • 持ち続けるなら、築21〜30年の先にある値段の段差と、管理の手間を天秤にかけてください

税金にも二つだけ触れておきます。更地にすると住宅用地の特例が外れ、土地の固定資産税が上がるのが一般的です。壊したあとに売れないまま年を越すと、この負担が続きます。

壊す時期は、売れる見込みと合わせて決めてください。相続した空き家なら、条件を満たすと譲渡所得から3,000万円を引ける特例があります。詳しくは相続した空き家の3,000万円特別控除で説明しています。

この記事の制度の内容は、2026年8月時点の公開情報にもとづいています。金額も受付も年度で変わります。動く前に、都市創造部 都市管理課 住まい対策係(0594-24-1220)で最新の状況を確かめてください。

見本(愛知県豊橋市の戸建ての例) 見本: 値段の目安レポートの表紙。目安の幅と、土地・建物それぞれの値段が載っている 見本: 土地の計算のページ。㎡単価・広さ・補正率を掛けた式が載っている

値段の目安レポート(無料)

桑名市で売るなら、いくらくらいか

桑名市で実際に売れた取引と比べて、土地と建物を分けて計算します。比べた取引も、掛けた数字も、全部レポートに載せます。

レポートを作ると、このアドレスにリンクが届きます。届くのはそのメール1通です。無料です。名前・電話番号・番地は聞きません。

あわせて、資料「空き家の三択 売る・貸す・持ち続ける」(PDF・18ページ)も、このアドレスにお送りします。

三重県桑名市の実際の成約価格

2023Q3〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年10月19日中央値 前年比: マンション+33.3%・戸建て+10%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
02,0004,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション2,100万円1,400万円〜3,100万円約26.0万円155
戸建て等(土地+建物)2,100万円850万円〜3,000万円—521
土地——約4.9万円397

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内3,700万円383,350万円128
築11〜20年2,600万円382,800万円66
築21〜30年1,600万円322,200万円76
築31〜45年1,300万円401,100万円117
築46年〜——530万円81

参考: 改装済み中古マンションの中央値は1,800万円(14件)、未改装は2,200万円(37件)。 改装済みのほうが高いとは限りません。改装して売られる物件は築年数が経っていることが多いためで、リフォーム費用がそのまま価格に乗るわけではない実態が読み取れます。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-10-19取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

うちは対象になる? 確認するのはこの4つ

桑名市の公式ページで確認できた条件です。全部に当てはまれば、申請できる可能性があります。 ひとつでも外れると出ないことがあるので、迷ったら担当課に電話してください。

  • 昭和56年5月31日以前に建てられた家
  • 1年以上使っていない(住んでいない)家
  • 市町村税の滞納がない
  • 市の「不良住宅・危険空家」の判定を受ける

ここに書いていない条件が別にあることもあります。制度は年度で変わるので、2026年8月時点の内容です。

よくある質問

桑名市で空き家を解体するとき、補助金は出ますか?

二つの制度があります(2026年8月時点)。一つは「特定空家等除却補助金」で、補助対象工事費の1/3・上限30万円です。市が特定空家等と認めた空き家が対象で、措置命令を受けたものは除かれます。申請できるのは所有者または相続人で、市税の滞納がないことが条件です。施工業者にも条件があり、建設業法の許可か解体工事業の登録を持ち、桑名市内に本店・支店・営業所を有する業者に頼む必要があります。受付は令和8年5月7日から令和9年12月25日までですが、予定件数8件の先着順で、予算がなくなり次第終了します。もう一つは木造住宅耐震補強工事等事業補助制度の「空き家除却工事」で、除却工事費の23%・上限20.7万円です。昭和56年5月31日以前着工の木造で、耐震診断の評点0.7未満、1年以上居住その他使用実態がないことが要件です。受付は令和8年6月1日から11月30日まで。二つを併用できるかは公開ページで確認できませんでした。都市創造部 都市管理課 住まい対策係(0594-24-1220)に確認してください。

特定空家に認定されていない普通の空き家でも、桑名市の補助は使えますか?

特定空家等除却補助金は、市が特定空家等と認めた家だけが対象です。認定されていない空き家は、この補助では壊せません。ただし、昭和56年5月31日以前に着工した木造で、耐震診断の評点が0.7未満、1年以上使用実態がない家なら、木造住宅耐震補強工事等事業補助制度の空き家除却工事(除却工事費の23%・上限20.7万円)を使える可能性があります。令和8年度の受付は6月1日から11月30日までです。どちらの入口も通らない場合、解体費は全額自己負担になります。その前に、建物付きのまま売れないかを査定で確かめる価値があります。桑名市は戸建ての取引がいちばん多い市場だからです。自分の家がどの制度に当てはまるかは、住まい対策係(0594-24-1220)に確認してください(2026年8月時点)。

桑名市の空き家は、壊さずにそのまま売れますか?

国土交通省の実成約データでは、桑名市で取引がいちばん多いのは戸建てで、次が土地です。建物付きのまま売る道が太い市場で、直近1年の戸建ての中央値は前の1年よりやや上がっています。ただし築年数の影響は大きく、下げ幅がいちばん大きいのは築21〜30年から築31〜45年に移る境目です。築46年以上の中央値は、築10年以内の3分の1以下まで下がります。まず現況のままの査定で、建物に値段が付くかを確かめてください。値段が付きにくい場合も、空き家バンクへの登録や、更地にして土地で売る道が残ります。桑名市は全国版空き家バンクに参画しているため、市外で桑名の空き家を探している人にも情報が届きます(2026年8月時点)。

参照した情報源

  1. 桑名市「特定空家等除却補助金」・確認日 2026-08-16
  2. 桑名市「木造住宅耐震補強工事等事業補助制度(空き家除却工事)」・確認日 2026-08-16
  3. 桑名市「空き家バンク」・確認日 2026-08-16

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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