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空き家を売る

一宮市の空き家、解体補助金は? 5分の4・上限20万円。今年度は枠が尽きた見込み

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結論から

一宮市老朽空き家解体工事費補助金は、解体工事に要する費用の5分の4で上限20万円です。対象は現に使用されていない空き家で、延べ床面積の1/2以上が居住用だったものに限られます。構造は木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造・コンクリートブロック造のいずれかで、不良住宅と同等であることも求められます。工事の契約と着手の前に申請することが必須です。2026年度の受付は4月1日から9月30日まで、予定戸数は5戸の先着順でした。ただし2026年8月6日、予算の上限に達する見込みだと市が告知しています。今年度分は埋まった可能性が高いため、来年度の受付開始に合わせて動くほうが確実です。窓口は住宅政策課 対策グループ(0586-85-7010)です(2026年8月時点)。

一宮市の解体補助は、工事に要する費用の5分の4が出ます。補助率だけを見れば手厚い制度です。ところが2026年度の予定戸数は5戸で、先着順でした。

そして2026年8月6日、市は予算の上限に達する見込みだと告知しました。「補助があるから壊そう」と動くと、今年度は空振りに終わる可能性が高い状況です。

この記事は一宮市の制度と、一宮市の実成約データに絞って書きます。内容は2026年8月時点のものです。

一宮市の解体補助は5分の4。ただし今年度の枠は埋まった見込み

制度の名前は「一宮市老朽空き家解体工事費補助金」です。補助率は解体工事に要する費用の5分の4で、上限は20万円です。

市の案内に書かれている主な要件は、次のとおりです。

  • 現に使用されていない空き家であること
  • 延べ床面積の1/2以上が、もともと居住用だったこと
  • 構造が木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造・コンクリートブロック造のいずれかであること
  • 不良住宅と同等の空き家であること
  • 工事の契約・着手の前に申請すること

ここまでなら、条件に合う空き家は一宮市内に相当あるはずです。問題は枠のほうです。

2026年度の受付期間は4月1日から9月30日まででした。予定戸数は5戸で、先着順です。市内の空き家の数に対して、5戸という枠は多くありません。

そして市の公式ページには、2026年8月6日付でこう記されています。予算の上限に達する見込みとなった。

受付期間の終わりである9月30日は、まだ先です。それでも枠のほうが先に尽きたということになります。いま窓口へ行っても、今年度の交付を受けられない可能性が高いと考えるほうが現実的です。

だとすると、取るべき構えは変わります。「今年度に間に合わせる」ではなく、「来年度の受付開始に合わせる」です。受付が4月1日から始まり、5戸の先着順という形が来年度も続くなら、年度の頭に申請できる状態を作っておけるかどうかで決まります。

ただし、来年度に同じ制度があるとは限りません。補助率も上限額も戸数も、年度ごとに見直されます。まずは住宅政策課 対策グループ(0586-85-7010)に、今年度の残りと来年度の予定を確かめてください。

契約する前に申請する。この順番を外すと補助は消える

要件のなかで、いちばん取り返しがつかないのがこれです。工事の契約・着手の前に申請してください。

契約を交わした後では対象外になります。工事が終わってからの申請でも間に合いません。「業者を決めてから市役所に相談する」という、多くの人がやる順番が通らない制度です。

来年度に使うつもりなら、動く順番はこうなります。

  1. 登記事項証明書を取り、権利関係と建物の構造を確かめる
  2. 住宅政策課 対策グループに相談し、対象になりそうか確認する
  3. 複数の解体業者から見積もりを取る
  4. 来年度の受付開始を確認し、契約する前に申請する
  5. 市の手続きが済んでから契約し、着工する

見積もりを取るところまでは、いま進めてかまいません。止めるのは契約です。年度の頭に5戸を争う形になるなら、書類と見積もりが手元にある人が有利になります。

解体費は構造で変わります。重機が入る道があるかどうかでも段取りが変わり、金額が動きます。

だから複数社から取って比べる価値があります。見積もりの見方と業者の選び方は地域を問わない話なので、空き家・古家の解体費用は何で決まる? にまとめてあります。

築年数の経った戸建ての外壁とベランダ
外壁の色あせは、買い手が値段を下げる理由にはなりにくい部分です。塗り替えの費用は、売値に戻ってきません。

もうひとつの解体補助は、空き家でなくても使える

一宮市には、解体に使える補助がもう一つあります。「一宮市民間木造住宅解体工事費補助金」です。

こちらは対象工事費の23%で、上限は20万円です。老朽空き家のほうとは補助率が大きく違います。ただし上限額は同じです。

大きな違いは対象の広さにあります。この制度は空き家に限りません。いま住んでいる家も対象に入ります。

要件は次のとおりです。

  • 昭和56年5月31日以前に建てられたものであること
  • 延べ床面積が30㎡以上であること
  • 耐震診断の判定値が1.0未満であること

三つ目に注意が要ります。耐震診断を受けていないと、判定値が分かりません。

つまり、診断を先に済ませる段取りが要る制度です。老朽空き家の補助より、動き出しに時間がかかると見ておくほうが安全です。

この二つの補助を併用できるかどうかは、市の公開情報では確認できませんでした。どちらを使うほうが有利かは、工事費と建物の条件で変わります。名前が似ていて紛らわしいので、窓口では制度名をはっきり伝えて相談してください。

一宮市で取引が多いのは準工業地域。築46年の段差も見ておく

制度の話から、市場の話に移ります。

一宮市で取引がいちばん多いのは戸建てです。次が土地で、いちばん少ないのが中古マンションでした。空き家が戸建てなら、比べられる成約事例は多い市場だと考えていいと思います。

用途地域で見ると、一宮市には特徴があります。取引件数がいちばん多いのは準工業地域でした。

準工業地域は、工場と住宅が混ざって建てられる地域です。住宅専用の地域ではなく、そこが取引の中心になっています。

戸建ての中央値がいちばん高いのは近隣商業地域で、いちばん低いのは市街化調整区域でした。市街化調整区域に空き家がある場合は、前提が変わります。

買い手が建て替えできるかどうかで話が大きく動くためです。事情は 市街化調整区域の家・土地を売る にまとめています。

前面道路の幅でも、戸建ての中央値に差が出ています。区分は4m未満、4〜6m、6m以上です。自分の空き家の前の道が何mあるか、先に測っておくと相談が早く進みます。

築年数の落ち方も見ておきます。

  • 戸建ての築46年以上の中央値は、築10年以内の3分の1以下です
  • 戸建てでいちばん大きく下がるのは、築31〜45年から築46年以上に移るところです
  • 中古マンションも、築46年以上の中央値は築10年以内の3分の1以下です
  • 中古マンションの段差も、築31〜45年から築46年以上のあいだにあります

戸建てとマンションで、落ちる場所がそろっています。築45年をまたぐ前か後かで、見え方が変わるということです。

直近1年の動きも書いておきます。戸建ての中央値は、その前の1年に比べてやや下がりました。

中古マンションの中央値も、やや下がっています。数年待てば戻るという材料は、いまの数字には出ていません。

一宮市全体では、戸建ての成約価格の中央値は2,700万円です。成約は1,032件で、真ん中の半分は1,800万円〜3,500万円に入ります。

土地は1平方メートルあたりの中央値が5.8万円、成約は965件です。市全体の価格帯は 一宮市の不動産売却 にまとめています。

空き家がマンションの場合は、事情がもう一つあります。一宮市は中古マンションの取引がいちばん少ない市場です。査定で使える成約事例が少ないぶん、会社によって査定額の幅が開きやすくなります。

間取りは3LDKがいちばん多く、次が4LDKでした。改装済みの中央値は未改装より高く出ています。ただし、かけた改装費がそのまま売値に乗るとは限りません。

貸すなら、空き家バンクと借上げ制度が入口になる

壊す以外の道も見ておきます。

一宮市の空き家バンクは、公益社団法人愛知県宅地建物取引業協会と連携して運営されています。対象は、市内に空き家を所有していて賃貸や売買を希望する人です。空き家の利用を希望する人も対象に含まれます。

登録要件の細かい条件は、市の公開情報では確認できませんでした。建物の状態や書類について、どこまで求められるかは分かりません。登録を考えるなら、住宅政策課 対策グループ(0586-85-7010)に先に聞いてください。

市はもう一つ、マイホーム借上げ制度を案内しています。50歳以上のマイホームを借り上げて転貸し、賃料収入を保証する仕組みです。家を手放さずに収入へ変える道になります。

年齢の条件があるため、誰でも使えるわけではありません。相続した実家が対象になるかどうかも、公開情報だけでは判断できません。詳しい条件は窓口で確かめてください。

売るか貸すかの比べ方そのものは、地域を問わない考え方です。家を売るか貸すか。判断の分かれ目と貸した場合の収支 を土台に、上の一宮の数字を当てはめてみてください。

売る・貸す・壊す・持ち続ける。一宮の材料で決める

四つの選択肢を、一宮市の数字と制度に当てはめます。

売る。 取引がいちばん多いのは戸建てです。まずは現況のまま査定を取ってください。解体すると住宅用地の特例が外れ、土地の固定資産税が上がるのが一般的です。先に壊すと、費用と税負担の両方が自分に乗ります。更地にするか古家付きで出すかの比べ方は 更地で売るか、古家付き土地のまま売るか にまとめています。

貸す。 空き家バンクと、マイホーム借上げ制度が入口になります。どちらも条件の確認が先です。貸す前提で修繕費を見込むなら、その額を回収できる年数も一緒に計算してください。

壊す。 老朽空き家解体工事費補助金は補助率が5分の4と手厚い制度です。ただし今年度の枠は埋まった見込みです。急いで契約に進むより、来年度の受付に合わせて準備するほうが確実だと思います。契約前の申請という条件だけは、絶対に外さないでください。

持ち続ける。 固定資産税と保険料は出続けます。建物は人が住まないほうが早く傷みます。一宮市のデータでは、築45年をまたぐところに大きな段差がありました。持ち続ける年数が、そのまま段差との距離になります。

相続した空き家なら、税の特例も確認してください。市も案内している、譲渡所得の3,000万円特別控除です。相続した家屋とその敷地を譲渡した場合に、一定の要件を満たすと使えます。

要件は 相続した空き家を売る。3,000万円を引ける制度 にまとめています。

補助金の要件も受付の枠も、年度ごとに変わります。この記事は2026年8月時点の一宮市の公開情報にもとづくものです。

空き家バンクの登録要件の詳細と、二つの解体補助を併用できるかどうかは、公開情報では確認できませんでした。動き出す前に、住宅政策課 対策グループ(0586-85-7010)で最新の内容を確かめてください。

愛知県一宮市の実際の成約価格

2023Q2〜2026Q1/国交省データより集計データ最終更新: 2026年8月24日中央値 前年比: マンション-6.7%・戸建て-3.7%
成約価格(中央値)の推移 単位:万円
01,5003,0002023202420252026
中古マンション戸建て
種別中央値よくある価格帯㎡単価件数
中古マンション1,400万円800万円〜2,300万円約18.7万円485
戸建て等(土地+建物)2,700万円1,800万円〜3,500万円1,032
土地約5.8万円965

築年数別の中央値(同期間の実成約)

築年数中古マンション件数戸建て等件数
築10年以内3,400万円493,000万円561
築11〜20年2,850万円722,550万円98
築21〜30年1,400万円1781,800万円88
築31〜45年925万円1081,500万円143
築46年〜330万円49690万円87

参考: 改装済み中古マンションの中央値は1,600万円(79件)、未改装は1,200万円(105件)。 差は約33%です。ただし改装される物件は築年数が経っていることが多く、リフォーム費用がそのまま上乗せされるわけではありません。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報)(不動産情報ライブラリ/2026-08-24取得)。当社(家売却ラボ)が集計した参考値。実際の売却価格を保証するものではありません。

うちは対象になる? 確認するのはこの2つ

一宮市の公式ページで確認できた条件です。全部に当てはまれば、申請できる可能性があります。 ひとつでも外れると出ないことがあるので、迷ったら担当課に電話してください。

  • 解体の契約より前に申請する(いちばん多い失敗)
  • 市の「不良住宅・危険空家」の判定を受ける

ここに書いていない条件が別にあることもあります。制度は年度で変わるので、2026年8月時点の内容です。

よくある質問

一宮市の空き家を壊すとき、補助はいくら出ますか?

一宮市老朽空き家解体工事費補助金は、解体工事に要する費用の5分の4で上限20万円です。対象は現に使用されていない空き家で、延べ床面積の1/2以上が居住用だったものです。構造は木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造・コンクリートブロック造のいずれかに限られます。不良住宅と同等の空き家であることも要件です。ただし2026年度は注意が要ります。受付は4月1日から9月30日まで、予定戸数は5戸の先着順でした。そして2026年8月6日、予算の上限に達する見込みだと市が告知しています。いま申し込んでも今年度分は間に合わない可能性が高い状況です。来年度の受付開始に合わせて準備するほうが確実だと考えられます。現在の受付状況は住宅政策課 対策グループ(0586-85-7010)で確認してください(2026年8月時点)。

一宮市の解体補助は、いつ申請すればいいですか?

工事の契約と着手の前です。一宮市老朽空き家解体工事費補助金は、事前申請が必須とされています。業者と契約を交わした後では対象になりません。工事が終わってからの申請でも間に合いません。もうひとつ、時期の問題があります。2026年度の受付は4月1日開始で、予定戸数は5戸の先着順でした。その枠が8月上旬に上限へ達する見込みとなっています。つまり、年度が替わって早い時期に動けるかどうかが分かれ目になります。来年度に使いたいなら、いまのうちに登記の権利関係を確かめ、複数社から見積もりを取っておく進め方があります。見積もりまでは先に進めてかまいません。止めるのは契約です。制度の内容は年度ごとに変わるため、来年度の要件と受付開始日は住宅政策課 対策グループ(0586-85-7010)で確かめてください(2026年8月時点)。

一宮市の空き家を貸したいときは、どこに相談すればいいですか?

一宮市には空き家バンクがあります。公益社団法人愛知県宅地建物取引業協会と連携して運営されています。対象は、市内に空き家を所有していて賃貸や売買を希望する人、そして空き家の利用を希望する人です。登録要件の細かい条件は市の公開情報では確認できませんでした。窓口で直接お尋ねください。もうひとつ、市が案内しているものにマイホーム借上げ制度があります。50歳以上のマイホームを借り上げて転貸し、賃料収入を保証する仕組みです。自分が住まなくなった家を手放さずに収入へ変える選択肢になります。どちらも詳しい条件と申込方法は、住宅政策課 対策グループ(0586-85-7010)で確認してください(2026年8月時点)。

参照した情報源

  1. 一宮市「一宮市老朽空き家解体工事費補助金」・確認日 2026-08-08
  2. 一宮市「一宮市民間木造住宅解体工事費補助金」・確認日 2026-08-08
  3. 一宮市「空き家バンク」・確認日 2026-08-08
  4. 一宮市「相続空き家の3,000万円特別控除」・確認日 2026-08-08

本記事は下書きにAIを活用し、出典との照合・建築士監修を経て公開しています。

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