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知多市の空き家|老朽空家等除却費補助金は経費の5分の4・上限20万円
編集部
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結論から 知多市老朽空家等除却費補助金は、解体・廃材運搬処分費用の5分の4を乗じた額(千円未満切り捨て)と20万円のいずれか少ない額です。対象は市が『不良住宅』と判定した空家等で、所有権以外の権利が設定されていないこと(権利者が除却に同意している場合を除く)が条件です。申請の前に別途『判定申請』が必要で、工事は2月末までに完了させます。受付は令和8年12月4日までですが、申請額の合計が予算額に達した時点で終了します。窓口は都市整備部 都市計画課(0562-36-2668)です(2026年8月時点)。
知多市老朽空家等除却費補助金は、解体費用の5分の4が出る制度です。補助率だけ見ると手厚めに見えます。
ただし上限は20万円です。工事費用がいくら高くても、出るのはそこまでという天井があります。
この記事は知多市の制度と、知多市の実成約データに絞って書きます。内容は2026年8月時点のものです。
知多市老朽空家等除却費補助金は経費の5分の4と20万円、いずれか少ない額
制度名は「老朽空家等除却費補助金」です。空き家専用の制度で、対象になる経費は解体、廃材の運搬及び処分に要する費用です。
補助額の決め方は、単純な「率」ではありません。
- 対象経費に5分の4を乗じた額(千円未満切り捨て)
- 20万円
この二つを比べて、少ない方の額が補助されます。経費が小さいうちは5分の4がそのまま効きますが、経費が大きくなると20万円で頭打ちになります。
対象になる空き家の要件は、市内の空家等のうち市が「不良住宅」と判定したものであることです。
権利関係の条件もあります。
- 所有権以外の権利(賃借権・抵当権など)が設定されていないこと
- ただし、権利者が除却に同意している場合はこの限りではない
抵当権付きの家でも、権利者の同意があれば対象から外れません。この点は先に確認しておく価値があります。
受付は令和8年12月4日(金)までです。ただし、申請額の合計が予算額に達した時点で受付を終了する仕組みのため、期限内でも締め切られることがあります。
外壁の色あせは、買い手が値段を下げる理由にはなりにくい部分です。塗り替えの費用は、売値に戻ってきません。
契約の前に「判定申請」。工事は2月末までに終わらせる
知多市の除却費補助には、順番があります。申請そのものより先に済ませておく手続きです。
補助金の申請とは別に、「判定申請」を先に出す必要があります。これは、対象の空き家が「不良住宅」に該当するかどうかの判定を市に求める手続きです。
業者に声をかけてすぐ契約という進め方は、この制度と噛み合いません。判定を受けてから補助の申請、という順序を外すと、対象から外れる可能性があります。
解体工事にも期限があります。工事は2月末までに完了させる必要があります。
知多市の公式ページには「木造住宅除却工事費補助」という別の制度名も見えましたが、内容や空き家との関係はこの記事では確認できていません。老朽空家等除却費補助金との違いは、窓口で直接確認してください。
解体費用の実額は、建物の構造や、重機が入れる前面道路の幅で変わります。相場の目安ではなく確かめ方は、空き家・古家の解体費用は何で決まる? にまとめました。
判定申請の方法や必要書類、予算の残り状況は、都市整備部 都市計画課(0562-36-2668)で確認してください。
空き家バンクは愛知県宅地建物取引業協会が運営。市は交渉・契約に入らない
知多市には空き家バンクがあります。壊す以外の選択肢を考えるなら、まずここが入口になります。
運営しているのは知多市ではなく、愛知県宅地建物取引業協会です。市は登録の窓口にはなりますが、実際の交渉や契約には直接関与しません。
登録の具体的な要件や、成約時に補助が出るかどうかは、公式ページに記載がありませんでした。登録を考えるなら、まず窓口か協会側に条件を確認してください。
相続した空き家を売る場合、譲渡所得から3,000万円を引ける制度(相続空き家の特例、全国共通)が使える場合があります。この制度の対象になる家屋の条件や期限は、相続した空き家を売る。3,000万円を引ける制度 にまとめてあります。
木造住宅の耐震改修や住宅改修に使える助成制度が知多市にはある可能性がありますが、空き家への適用有無を含めてこの記事では未確認です。該当しそうな場合は窓口で聞いてください。
貸すか売るか迷っている段階でも、相談だけ先に受けておく手はあります。判断の分かれ目は、家を売るか貸すか。判断の分かれ目 にまとめました。
知多市の実成約。戸建てが中心で、地区ごとの差がはっきり出る
制度の話から、市場の話に移ります。
知多市で取引がいちばん多いのは戸建てです。次が土地で、いちばん少ないのが中古マンションでした。マンションの取引は戸建てよりかなり少なく、査定に使える事例自体が限られます。
用途地域で見ると、取引がいちばん多いのは第1種中高層住居専用地域です。戸建ての中央値がいちばん高いのも同じ第1種中高層住居専用地域で、いちばん低いのは第1種低層住居専用地域でした。
前面道路の幅でも、戸建ての中央値に差が出ています。区分は4m未満、4〜6m、6m以上です。自分の空き家の前の道が何mあるか、先に測っておくと話が早く進みます。
築年数の落ち方も見ておきます。
- 戸建ては、築10年以内に比べて築46年以上の中央値が3分の1以下まで下がります
- いちばん大きく落ちるのは、築31〜45年から築46年以上に移るところです
- 中古マンションは、築11〜20年に比べて築46年以上の中央値が3分の1以下まで下がります
- マンションも同じく、築31〜45年から築46年以上への移行がいちばん大きな下げ幅です
直近1年の動きは、戸建てとマンションで逆方向です。戸建ての中央値は前の1年に比べてはっきり下がっている一方、中古マンションの中央値ははっきり上がっています。
マンションの間取りでいちばん多いのは3LDK、次が4LDKでした。
地区別に見ると、戸建ての成約が多い順に、八幡・南粕谷・つつじが丘・新舞子・岡田となっています。中古マンションは、つつじが丘・大草・新舞子の順で成約が多くなっています。
同じ知多市内でも、地区によって値は大きく違います。戸建ての中央値がいちばん高いのは大草、いちばん低いのは巽が丘でした。土地の1平方メートルあたり単価は、つつじが丘がいちばん高く、岡田がいちばん低くなっています。
知多市全体では、戸建ての成約価格の中央値は2,600万円です。成約は383件で、真ん中の半分は1,900万円〜3,100万円に入ります。
土地は1平方メートルあたりの中央値が7.6万円、成約は218件です。市全体の相場は 知多市の不動産売却 にまとめています。
売る・貸す・壊す・持ち続ける。知多市の場合で整理する
四つの選択肢を、知多市の数字と制度に当てはめます。
売る。 取引がいちばん多いのは戸建てです。まずは現況のまま査定を取ってください。解体すると土地の固定資産税が上がるのが一般的です。
更地にするか古家付きで出すかの比べ方は、更地で売るか、古家付き土地のまま売るか にまとめています。
貸す。 空き家バンクへの登録が入口になります。運営は愛知県宅地建物取引業協会なので、登録要件や成約時の扱いは協会側か窓口で確認してください。
壊す。 除却費補助は、解体・廃材処分費用の5分の4(千円未満切り捨て)と20万円のいずれか少ない額です。判定申請を先に済ませ、工事は2月末までに終わらせる、この順番だけは外さないでください。
持ち続ける。 固定資産税と保険料は出続けます。知多市のデータでは、直近1年で戸建ての中央値がはっきり下がっていました。持ち続ける年数が、そのまま下落と向き合う年数になります。
相続した空き家なら、3,000万円特別控除も忘れずに確認してください。対象になる家屋の条件は全国共通です。
補助金の要件も、受付期間も、年度ごとに変わります。この記事は2026年8月時点の知多市の公開情報にもとづくものです。
木造住宅除却工事費補助との違い、空き家バンクの登録要件、耐震改修・住宅改修の助成が空き家に使えるかどうかは、公開情報では確認できませんでした。動き出す前に、都市整備部 都市計画課(0562-36-2668)で最新の内容を確かめてください。