空き家を売る
瑞穂市に空き家の解体補助はある? 専用の制度はありません
編集部
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結論から 瑞穂市の公式サイトでは、空き家の解体・除却専用の補助制度は見当たりませんでした(サイト内検索の範囲での確認です)。かわりに、空家に定住するために買う人向けの瑞穂市空家利活用促進補助金があります。補助率は補助対象経費の1/2で、基本20万円に転入者加算10万円、子育て世帯加算10万円が上乗せされます。所有者として登記すること、5年以上の定住意思、市内事業者との請負契約、申請時に税を滞納していないことが要件です。令和8年度の受付期間や予算枠は確認できていません。窓口は都市開発課(058-327-2101)と総合政策課(058-327-4128)です(2026年8月時点)。
結論から書きます。瑞穂市の公式サイトを確認した範囲では、空き家の解体・除却専用の補助制度は見当たりませんでした。
かわりにあるのは、空き家を「買って住む人」への補助と、居住中の住宅を対象にした耐震改修の補助です。瑞穂市の実成約データとあわせて、この記事で整理します。内容は2026年8月時点のものです。
瑞穂市の空き家、解体の補助はまだない
「空家等対策事業」のページにも、市の補助金一覧にも、解体・除却専用の制度らしい記載はありません。
サイト内検索の範囲での確認であり、全ページを網羅した確認ではありません。ただ、探した限りでは見つかりませんでした。
つまり、壊すと決めても解体費用は自己負担が基本になります。まずこの前提で資金計画を組んでください。
瑞穂市が用意しているのは、壊す人向けではなく、買って住む人向けの補助です。木造住宅の耐震改修にも補助制度がありますが、対象は居住中の住宅です。空き家に使えるかは公式ページに明記がありません。
この2つの制度と、市の実成約データを順番に見ていきます。
瑞穂市空家利活用促進補助金。買って住む人への補助
制度名は「瑞穂市空家利活用促進補助金」です。空き家を売る側ではなく、空家に定住するために買う側への補助になります。
対象は2人以上の世帯で、空家に定住する人などです。補助率は補助対象経費の1/2で、次の金額が積み上がります。
- 基本額:20万円
- 転入者加算:10万円
- 子育て世帯加算:10万円
主な要件は次のとおりです。
- 所有者として登記すること
- 5年以上の定住意思があること
- 市内事業者との請負契約であること
- 申請時に税を滞納していないこと
令和8年度の受付期間や予算枠は、公式ページに記載がありませんでした。
この制度は、売る側にも無関係ではありません。子育て世帯が定住目的で買うなら、この補助金が使える可能性があります。買い手の後押しになる情報として、内覧や広告で伝える価値はあります。
契約の相手は市内事業者と決まっています。工事や契約を進める前に、要件を満たす順番になっているか窓口で確かめてください。詳しい要件は総合政策課(058-327-4128)で確認できます。
空き家バンクはない。かわりにあるのは業者紹介リスト
瑞穂市に、空き家バンクはありません。
「空家等対策事業」のページにバンクの記載はありません。かわりに「空家の取扱いのある解体業者・不動産業者」というリストを案内しています。
これは商工会議所に加盟する事業者からの申し出をもとにした紹介リストです。市が売り手と買い手の間に入って交渉するマッチング制度ではありません。
貸すにしても売るにしても、このリストの事業者に直接問い合わせるか、民間の仲介会社に相談する流れになります。空き家の相談窓口は都市開発課(058-327-2101)です。
貸した場合の収支の見方は、家を売るか貸すか。判断の分かれ目と貸した場合の収支 にまとめています。
木造住宅耐震改修工事費補助事業は、空き家に使えるか
瑞穂市には木造住宅の耐震改修工事費補助事業があります。ただし対象は「自己の居住の用に供する家屋」、つまり居住中の住宅です。
空き家に使えるかは公式ページに明記がありません。人が住んでいない家がこの対象に含まれるかは、窓口で個別に確認してください。
対象は昭和56年5月31日以前に着工された建物です。評点1.0以上に補強する工事が対象になります。補助額は工事費で分かれます。
- 工事費120万円未満:対象工事費の90%
- 工事費120万円以上:対象工事費の40%に60万円を足した金額(上限あり)
令和8年度の受付は5月7日(木)から11月27日(金)までです。募集棟数は予算の範囲内のため、締切より前に受付が終わることもあります。
今日は2026年8月23日で、受付期間中にあたります。空き家でも対象になる可能性があるなら、早めに都市開発課(058-327-2101)に相談してください。
木造以外の建築物には、別枠の建築物耐震改修工事費補助事業があります。こちらも空き家専用の制度ではありません。
瑞穂市の実成約。土地の動きが戸建てと並ぶ市場
制度の話から、市場の話に移ります。
瑞穂市で取引がいちばん多いのは土地です。次が戸建てで、いちばん少ないのが中古マンションでした。マンションの取引は戸建てよりかなり少なく、査定に使える事例自体が限られます。
土地だけの取引は、戸建てと同じか、それ以上の件数があります。更地や古家付きのまま動く土地の需要が、瑞穂市には日常的にあります。
用途地域で見ると、取引がいちばん多いのは第1種住居地域です。戸建ての中央値がいちばん高いのも第1種住居地域でした。いちばん低いのは第1種中高層住居専用地域です。
前面道路の幅でも、戸建ての中央値に差が出ています。区分は6m以上と4〜6mです。自分の空き家の前の道が何mあるか、先に測っておくと話が早く進みます。
築年数の落ち方には、はっきりした段差があります。戸建ては築10年以内に比べ、築46年以上の中央値が3分の1以下まで下がります。いちばん大きく落ちるのは、築31〜45年から築46年以上に移るところです。
直近1年の戸建ての中央値は、前の1年に比べてはっきり下がりました。
地区別に見ると、戸建ての成約が多い順に、古橋・穂積・本田・牛牧・稲里となっています。戸建ての中央値がいちばん高いのは穂積、いちばん低いのは本田でした。同じ市内でも、地区で大きく違います。
土地の1平方メートルあたり単価は、別府がいちばん高く、牛牧がいちばん低くなっています。
瑞穂市全体では、戸建ての成約価格の中央値は2,000万円です。成約は177件で、真ん中の半分は1,300万円〜3,000万円に入ります。
土地は1平方メートルあたりの中央値が3.5万円、成約は187件です。市全体の相場は 瑞穂市の不動産売却 にまとめています。
売る・貸す・壊す・持ち続ける。瑞穂市の場合で整理する
四つの選択肢を、瑞穂市の数字と制度に当てはめます。
売る。 瑞穂市は土地の動きが戸建てと並ぶか、それ以上に活発な市場です。古家付きのまま売るか更地にするかの比較には、更地で売るか、古家付き土地のまま売るか。見極め方 が土台になります。子育て世帯への買い手側補助があることも、広告や内覧で伝えておく価値があります。
貸す。 空き家バンクはなく、業者紹介リストが入口です。貸した場合の収支は 家を売るか貸すか。判断の分かれ目と貸した場合の収支 で確認してください。
壊す。 専用の解体補助は見当たりません。解体費用は自己負担が基本です。複数社から見積もりを取り、構造と重機が敷地に入れるかで比較してください。見積もりの取り方は 空き家・古家の解体費用は何で決まる? 見積もりの取り方と業者選び にまとめています。
持ち続ける。 固定資産税と保険料は出続けます。瑞穂市のデータでは、直近1年で戸建ての中央値がはっきり下がっていました。判断を先送りするほど、条件が変わっていく可能性があります。
相続した空き家なら、3,000万円特別控除も確認してください。対象になる家屋の条件は全国共通です。
制度の詳しい要件は 相続した空き家を売る。譲渡所得から3,000万円を引ける制度 にまとめてあります。
補助金の要件も、受付期間も、年度ごとに変わります。この記事は2026年8月時点の瑞穂市の公開情報にもとづくものです。
次の点は、この記事では確認できませんでした。
- 解体・除却専用の補助が本当に無いか
- 利活用促進補助金の令和8年度の受付期間と予算枠
- 耐震改修補助が空き家に使えるか
動き出す前に、窓口で最新の内容を確かめてください。連絡先は都市開発課(058-327-2101)、総合政策課(058-327-4128)です。