空き家を売る
弥富市の空き家|除却費補助金は工事費の5分の4・上限20万円
編集部
本記事にはプロモーションが含まれます。
結論から 弥富市空家除却費補助金は、除却工事費用の5分の4を乗じた額と20万円のいずれか少ない額です。対象は市職員の外観目視調査で『不良住宅』と判定された木造住宅(戸建て・長屋・共同住宅・併用住宅)で、長屋・共同住宅は全戸1年以上不使用、併用住宅は居住部分が延床面積の2分の1以上であることが条件です。申請は工事着手(請負契約)前に都市整備課へ提出する必要があり、交付決定前に着工すると対象外になります。窓口は建設部 都市整備課 建築・公園グループ(0567-65-1111)です(2026年8月時点)。
弥富市空家除却費補助金は除却工事費の5分の4・上限20万円
制度名は「弥富市空家除却費補助金」です。空き家専用の制度で、対象になる経費は除却工事費用です。
補助額の決め方は、単純な「率」ではありません。
この二つを比べて、少ない方の額が補助されます。工事費用が小さいうちは5分の4がそのまま効きますが、費用が大きくなると20万円で頭打ちになります。
対象になるのは、空家法上の空家等に該当する木造住宅です。戸建てだけでなく、長屋・共同住宅・併用住宅も含まれます。
判定の方法にも特徴があります。市職員が外観を目視調査し、「不良住宅」と判定したものだけが対象です。図面や内部の状態ではなく、外から見た老朽度が基準になります。
建物の種類によって、追加の条件があります。
- 長屋・共同住宅:全戸が1年以上使用されていないこと
- 併用住宅:居住部分が延床面積の2分の1以上であること
自宅の一部を店舗や事務所として使っていた併用住宅は、居住部分の割合を先に確かめておく必要があります。
外壁の色あせは、買い手が値段を下げる理由にはなりにくい部分です。塗り替えの費用は、売値に戻ってきません。
契約の前に都市整備課へ。交付決定前の着工は対象外
弥富市の除却費補助には、はっきりした順番があります。
申請は、工事着手(請負契約)前に都市整備課へ書類を提出する必要があります。交付決定より前に着工してしまうと、その時点で対象から外れます。
業者に声をかけて先に契約し、あとから補助のことを調べる、という進め方はこの制度と噛み合いません。判定調査を受け、交付決定を受けてから契約する、という順序を外さないでください。
令和8年度の受付期間や締切、予算枠については、公式ページに記載がありませんでした。ページの最終更新は令和5年1月6日で、直近年度の情報としてはやや古くなっています。申請を考えているなら、まず窓口に電話して最新の受付状況を確かめるほうが確実です。
解体費用の実額は、建物の構造や、重機が入れる前面道路の幅で変わります。相場の目安ではなく確かめ方は、空き家・古家の解体費用は何で決まる? にまとめました。
書類の様式や必要な添付資料、予算の残り状況は、建設部 都市整備課 建築・公園グループ(0567-65-1111)で確認してください。
空き家バンクは愛知県宅建協会と連携。相談窓口は分かれる
壊す以外の選択肢も、弥富市には用意されています。
弥富市には空き家バンクがあります。愛知県宅地建物取引業協会と連携する形で運営されており、問い合わせ先は市の窓口とは別に、県宅建協会(052-522-2567、平日9〜12時・13〜17時)が用意されています。
登録の具体的な要件や、成約時に補助が出るかどうかは、公式ページに記載がありませんでした。登録を考えるなら、まず県宅建協会か市の窓口に条件を確認してください。
このほか、弥富市には民間木造耐震改修費補助金・耐震シェルター整備費補助金という一般制度、三世代同居・近居住宅支援補助金、ブロック塀等撤去費補助金があります。ただし公式ページを直接確認できておらず、金額や要件はこの記事では確認できていません。該当しそうな制度があれば、窓口で個別に聞いてください。
相続した空き家を売る場合、譲渡所得から3,000万円を引ける制度(相続空き家の特例、全国共通)が使える場合があります。この制度の対象になる家屋の条件や期限は、相続した空き家を売る。3,000万円を引ける制度 にまとめてあります。
相談窓口は、除却費補助・空き家バンクとも建設部 都市整備課 建築・公園グループ(0567-65-1111)が入口になります。
弥富市の実成約。戸建て中心で、地区ごとの差がはっきり出る
制度の話から、市場の話に移ります。
弥富市で取引がいちばん多いのは戸建てです。次が土地で、いちばん少ないのが中古マンションでした。マンションの取引は戸建てよりかなり少なく、査定に使える事例自体が限られます。
用途地域で見ると、取引がいちばん多いのは第1種住居地域です。戸建ての中央値がいちばん高いのも同じ第1種住居地域で、いちばん低いのは市街化調整区域でした。
前面道路の幅でも、戸建ての中央値に差が出ています。区分は4m未満、4〜6m、6m以上です。自分の空き家の前の道が何mあるか、先に測っておくと話が早く進みます。
築年数の落ち方も見ておきます。戸建ては、築10年以内に比べて築46年以上の中央値が3分の1以下まで下がります。いちばん大きく落ちるのは、築31〜45年から築46年以上に移るところです。
直近1年の動きも押さえておきます。戸建ての中央値は、前の1年に比べてはっきり下がっていました。
マンションの間取りでいちばん多いのは3LDKでした。
地区別に見ると、戸建ての成約が多い順に、平島町・鯏浦町・前ケ須町・佐古木・平島東となっています。
同じ弥富市内でも、地区によって値は大きく違います。戸建ての中央値がいちばん高いのは平島東、いちばん低いのは前ケ須町でした。成約数が多い地区が、そのまま高値の地区とは限りません。
弥富市全体では、戸建ての成約価格の中央値は2,300万円です。成約は180件で、真ん中の半分は1,300万円〜3,100万円に入ります。
土地は1平方メートルあたりの中央値が4.5万円、成約は102件です。市全体の相場は 弥富市の不動産売却 にまとめています。
売る・貸す・壊す・持ち続ける。弥富市の場合で整理する
四つの選択肢を、弥富市の数字と制度に当てはめます。
売る。 取引がいちばん多いのは戸建てです。まずは現況のまま査定を取ってください。解体すると土地の固定資産税が上がるのが一般的です。
更地にするか古家付きで出すかの比べ方は、更地で売るか、古家付き土地のまま売るか にまとめています。
貸す。 空き家バンクへの登録が入口になります。愛知県宅地建物取引業協会と連携しているため、登録要件や成約時の扱いは県宅建協会か市の窓口で確認してください。売るか貸すかの分かれ目は、家を売るか貸すか。判断の分かれ目 にまとめました。
壊す。 除却費補助は、除却工事費用の5分の4と20万円のいずれか少ない額です。対象は市職員の外観目視調査で「不良住宅」と判定された木造住宅で、申請は工事着手(請負契約)前、これだけは外さないでください。解体費用そのものは、複数社から見積もりを取り、構造や重機が入るかどうかで比べてください。
持ち続ける。 固定資産税と保険料は出続けます。弥富市のデータでは、直近1年で戸建ての中央値がはっきり下がっていました。持ち続ける年数が、そのまま下落と向き合う年数になります。
相続した空き家なら、3,000万円特別控除も忘れずに確認してください。対象になる家屋の条件は全国共通です。
補助金の要件も、受付期間も、年度ごとに変わります。この記事は2026年8月時点の弥富市の公開情報にもとづくものです。
令和8年度の受付期間・締切・予算枠、空き家バンクの登録要件と成約時の補助、耐震関連・三世代同居補助の金額は、公開情報では確認できませんでした。動き出す前に、建設部 都市整備課 建築・公園グループ(0567-65-1111)で最新の内容を確かめてください。